JPS583448B2 - 連続圧延機の圧延制御方法 - Google Patents

連続圧延機の圧延制御方法

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JPS583448B2
JPS583448B2 JP53104875A JP10487578A JPS583448B2 JP S583448 B2 JPS583448 B2 JP S583448B2 JP 53104875 A JP53104875 A JP 53104875A JP 10487578 A JP10487578 A JP 10487578A JP S583448 B2 JPS583448 B2 JP S583448B2
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JP
Japan
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tension
stand
stands
rolling mill
rolling
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JP53104875A
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JPS5533814A (en
Inventor
江連久
野浜清志
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Toshiba Corp
Original Assignee
Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は複数のスタンドを有する連続圧延機の圧延制御
方法に係わり、特に圧延機が各スタンドを尻抜ける際の
製品の寸法精度を向上させたスタンド間張力制御の圧延
制御方法に関する。
周知のように連続圧延機システムにおいては、製品の寸
法精度向上、操業の安定性等の面で、スタンド間張力制
御が重要である。
従来から連続圧延機のスタンド間張力制御方法として、 (i)ルーパ装置をスタンド間に設け、このルーパロー
ルの押上げ力を制御する方法。
(II)テンションメータをスタンド間に設置し、スタ
ンド間張力を検出し圧延機駆動電動機の速度を修正して
制御する方法。
(11I)無張力時の圧延トルク、圧延荷重を記憶し、
この記憶した値と張力時の圧延トルク、圧延荷重との比
較を行うことによりスタンド間張力を求め、圧延機駆動
電動機の速度を修正して制御する方法。
等がある。
上記いずれの方法も、スタンド間張力を目標張力設定値
に制御しているが、一般に完全な無張力設定すなわち張
力基準値を零とする操業を行っている例は少い。
例えば、ホットストリップの仕上圧延機では通常0.2
〜O..8kg/mm2程度の張力を目標としている場
合が多い。
従って、材料尾端がiスタンドを尻抜けする時点でi〜
i+1スタンド間張力はある設定基準張力に制御された
値から瞬時に零になる。
i + 1スタンドにとってはiスタンド材料尻抜けと
同時に後方張力が零になる。
出側材料板厚は周知の如く張力に影響されるため、この
張力の急激な変化によりi+ 1スタンドの出側板厚は
ステップ的に変動することになる。
この点を第1図及び第2図を使用して説明する。
第1図は連続圧延機のうちi及びi+1スタンドの2ス
タンド分を代表して示したものでFは圧延方向を表わし
ている。
今、材料を2つのスタンドで同時に圧延している状態か
ら、材料尾端がiスタンドを尻抜けした場合を考える。
第2図は、材料がiスタンドを尻抜けする前後の時間を
横軸にとった場合のi − i +1スタンド間張力a
と、i+1スタンド出側板厚変動bを示すもので、ti
はiスタンド尻抜けタイミングを表わしている。
bの点線はi + 1スタンドに自動板厚制御(以下A
GCと略称する)が動作した場合の、実線はAGCが動
作しない場合のi + 1スタンド出側板厚変動をそれ
ぞれ示しており、このAGCはビスラゲージメータ方式
等で代表されるように、現在の圧延機では広く普及して
いるものである。
第2図aに示すようにi−i+1スタンド間張力は、材
料の1スタンド尻抜け以前では張力基準値TRiに制御
されており、材料がiスタンドをt1の時刻で尻抜けす
ると瞬時に零となる。
i十1スタンドにとっては、後方張力が零になる。
その結果、第2図bの実線で示すように、i+1スタン
ドの出側板厚はステップ的に変化しいわゆる段付きの板
厚になる。
AGCを有した圧延機においても、AGCには応答遅れ
があるため、この急激な張力変動に追従できずi+1ス
タンドの出側板厚は第2図bの点線のように制御される
すなわち、急激な張力変動時には板厚の変動誤差が残る
又i〜i + 1スタンド間における急激な張力変動は
、i+1〜i +2スタンド間の張力変動の原因ともな
る。
i +1〜i +2スタンド間張力制御にもAGCと同
様に応答遅れがあり、i〜i +1スタンド間張力変動
によるi +1〜i+2スタンド間張力変動を完全に補
償できない。
このように材料のiスタンド尻抜けによる急激な張力の
変動は、i+1スタンドの出側板厚の変動となるばかり
でなく、i+1スタンド以降のスタンドへも悪影響を及
ぼし、製品寸法及び操業上の面で好ましくない。
本発明は上記事由に基づいてなされ、急激な張力の変動
を和らげ、製品寸法精度の向上と、安定な圧延操業を行
なうことのできる連続圧延機の圧延制御方法を提供する
ことを目的とする。
以下、本発明の詳細を説明する。
上記で、圧延材料がスタンドを尻抜けする際の急激な張
力変動が板厚変動を生じさせるばかりでなく、圧延操業
の点で好ましくないことを述べた。
本発明は、この材料のスタンド尻抜けによる急激な張力
変化に注目し、急激な変化を避けるために、材料がiス
タンドを尻抜けする前にi〜i+1スタンド間の張力を
徐々に小さく変更させ、零あるいは微小張力状態で材料
のiスタンド尻抜けを行なわせようとするものである。
第3図は本発明方法の動作を説明する図で、aは本発明
によるi 〜 i + 1スタンド間張力の動作を示し
、bはi +1出側板厚変動を示す。
すなわち、材料がiスタンドを尻抜けする前の時点t0
からi〜i + 1スタンド間張力を徐々に小さな値に
変更し、材料のiスタンド尻抜け時点t1ではi =
i +1スタンド間の張力をほぼ零にする。
この結果、i+1スタンドの出側板厚の変動は第3図b
の実線の様にゆるやかな動きとなることは圧延理論から
明らかである。
このようなt0からt1までの時間T01におけるゆる
やかなi = i +1スタンド間張力の動きに対して
、AGCはほぼ完全に補償し、i+1スタンド出側板厚
は第3図bの点線のように制御される。
すなわち、to〜t1までの時間T01を適切に決定す
れば、出側板厚の変動を軽減でき、急激な圧延状態の変
化を避けることができる。
そこで時間T01の決定方法について説明する。
先にスタンド間張力がステップ的に変動するため、AG
C系、スタンド間張力制御系がこの急激な変化に追従で
きないことを述べた。
そこで、これらの制御系が追従できるような時間T01
に選定すれば良いことになる。
すなわち、制御系の応答からTOIは自ずと決まること
は自動制御理論から周知である。
以上の説明より、本発明のポイントは具体的なスタンド
間張力変更方法と、変更タイミングの実現方法に帰着す
る。
前者のスタンド間張力変更方法は従来のスタンド間張力
制御系の張力基準値を変更することにより容易であり、
後者の変更タイミングは、従来圧延材料のトラッキング
技術等に使用されている材料尾端を検出する材料位置検
出器等を使用して容易に実現できる。
第4図及び第5図に本発明の具体的な一実施構成例を示
す。
第4図は連続圧延機の最初の3スタンドを示し、第5図
は動作を説明するタイムチャートである。
点線で囲んだ部分は従来のスタンド間張力制御系のブロ
ック図である。
この張力制御系のブロックは最初に説明したスタンド間
張力制御方法の(11)に対応するが、本発明方法は他
の方法に対しても同様に適用でき、スタンド間張力制御
自体の方法は問わない。
第4図においても、1,2,3は各スタンドを示し、4
,5,6は圧延機駆動電動機、7,8,9は速度制御装
置、10,11は張力検出装置、12,13は張力制御
装置、又、T R1、 T R2はスタンド間張力基準
を各々示す。
このスタンド間張力制御は周知の様に張力検出装置10
により検出したスタンド間張力TDと、張力基準TR1
とを比較し、その差が零となるように張力制御装置12
で圧延速度を修正するものである。
14は1スタンド入側の前に設置した材料位置検出器、
15.16はスタンドへの材料の咬み込み、尻抜けを検
出するロードリレー、17,18は張力基準の変更量を
出力する演算装置である。
まず、材料位置検出器14により材料の尾端を検出する
第5図aはこの出力を示すものである。17の演算装置
は、この材料尾端検出タイミングを入力とし同図bに示
される信号を出力し、1〜2スタンド間の張力基準を修
正する。
その結果1〜2スタンド間張力制御系の基準は、同図C
のようになり、1〜2スタンド間張力は張力制御系によ
り同図dのように制御される。
ここで同図のt2は材料尾端検出タイミング、t0は張
力基準変更タイミング、t1は材料の1スタンド尻抜け
タイミングを示す。
T12は材料尾端検出タイミングから1スタンド尻抜け
タイミングまでの時間で、材料位置検出器14と1スタ
ンドとの距離、及び圧延速度から決まる時間である。
To1は先に述べたようにあらかじめ決定された時間で
ある。
従って演算装置17は材料尾端検出タイミングからT。
2=T12−To1の時間だけ遅らせてスタンド間張力
制御系の張力基準を変更すれば良いことになる。
以上の説明より材料位置検出器を使用し、従来のスタン
ド間張力制御系の張力基準を変更することにより本発明
は容易に実現される。
尚、上記の説明は連続圧延機の最初のスタンドの尻抜け
に対して行ったが、2スタンド以降の尻抜け時にも同様
に適用できる。
ただし、その場合、1スタンド入側に設置した材料位置
検出器14の代わりに、各スタンドに設けられたロード
リレー15,16を使用して本発明を実現することがで
きる。
以上、本発明は圧延材料がiスタンドを尻抜けする前に
、i〜i+1スタンド間張力を変更し、i 〜 i +
1スタンド間張力が零あるいは微小の張力状態で材料の
iスタンド尻抜けを行なわせることを特徴とし、急激な
圧延状態の変動を和らげ、製品寸法精度向上に顕著な効
果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
第1図は連続圧延機の2スタンド分を示す図、第2図は
材料がiスタンドを尻抜けする時の動作を示すタイムチ
ャート、第3図は本発明の動作を説明するタイムチャー
ト、第4図は本発明の一実施例を示す構成図、第5図は
第4図の動作を示すタイムチャートである。 1,2,3・・・・・・スタンド、4,5,6・・・・
・・圧延機駆動電動機、7,8,9・・・・・・速度制
御装置、10,11・・・・・・張力検出装置、12,
13・・・・・・張力制御装置、14・・・・・・材料
位置検出器、15,16・・・・・・ロードリレー、1
7,18・・・・・・演算装置。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 複数個のスタンドを備えた連続圧延機において、i
    スタンドより上流に設けられ材料尾端を検出する.検出
    器と、この検出器からの検出信号に基き張力基準の変更
    量を演算する演算装置と、この演算装置の変更出力に基
    き前記スタンド間の圧延材料張力を制御する張力制御装
    置とを備え、前記圧延材料の尾端が前記検出器を通過す
    るタイミングを検出し、このタイミングに基き前記張力
    制御装置のi〜i + 1スタンド間張力基準を予め設
    定されていた値から“零“あるいは“微小の張力値“に
    漸次変更し、i−i+1スタンド間張力が“零“あるい
    は“微小の張力状態“で材料のiスタンド尻抜けを行な
    がせることを特徴とする連続圧延機の圧延制御方法。 2 複数個のスタンドを備えた連続圧延機において、i
    スタンドに設けられ材料尾端を検出する検出器と、この
    検出器からの検出信号に基き張力基準の変更量を演算す
    る演算装置と、この演算装置の変更出力に基き前記スタ
    ンド間の圧延材料張力を制御する張力制御装置とを備え
    、前記圧延材料の尾端がiスタンドに設けられた前記検
    出器を通過するタイミングを検出し、このタイミングに
    基き前記張力制御装置のi + 1〜i + 2スタン
    ド間張力基準を予め設定されていた値から“零“あるい
    は“微小の張力値“に漸次変更し、i+1〜i +2ス
    タンド間張力が“零“あるいは“微小の張力状態“で材
    料のi +1スタンド尻抜けを行なわせることを特徴と
    する連続圧延機の圧延制御方法。
JP53104875A 1978-08-30 1978-08-30 連続圧延機の圧延制御方法 Expired JPS583448B2 (ja)

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JPS5533814A JPS5533814A (en) 1980-03-10
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