JPS6121728B2 - - Google Patents

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JPS6121728B2
JPS6121728B2 JP56177816A JP17781681A JPS6121728B2 JP S6121728 B2 JPS6121728 B2 JP S6121728B2 JP 56177816 A JP56177816 A JP 56177816A JP 17781681 A JP17781681 A JP 17781681A JP S6121728 B2 JPS6121728 B2 JP S6121728B2
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Japan
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roll
circumferential speed
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Application number
JP56177816A
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JPS5881506A (ja
Inventor
Kunio Sekiguchi
Yasunori Ooe
Takayuki Matsudaira
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Toshiba Corp
Original Assignee
Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Tokyo Shibaura Electric Co Ltd filed Critical Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
Priority to JP56177816A priority Critical patent/JPS5881506A/ja
Publication of JPS5881506A publication Critical patent/JPS5881506A/ja
Publication of JPS6121728B2 publication Critical patent/JPS6121728B2/ja
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21BROLLING OF METAL
    • B21B37/00Control devices or methods specially adapted for metal-rolling mills or the work produced thereby
    • B21B37/48Tension control; Compression control

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Control Of Metal Rolling (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
(a) 技術分野の説明 本発明は複数台の圧延機にわたつて圧延される
圧延材において、各圧延機の入側及び出側板厚の
変化、先進率変化、後進率変化に応じて圧延機の
圧延速度を変えることにより、圧延材に掛る張力
の変動を無くするタンデム圧延機の制御方法に関
するものである。 (b) 従来技術の説明 一般に、複数台の圧延機にわたつて圧延される
圧延材に掛る張力が変動すると圧延材の板厚、板
幅が変化し、一定した品質の製品が出来ないの
で、第1図aの様に圧延機1,2間にルーパ3を
設け圧延材4にたわみを付け、ルーパ3の高さを
制御することにより、圧延材4に掛る張力を一定
にするか、又は第1図bの様に圧延機1,2間に
は何も設けず、圧延機の圧延トルクは、圧延材4
の張力に比例するので、圧延機の圧延トルクを制
御することにより圧延材4に掛る張力を一定にす
る定張力制御が行われている。また、この様な圧
延機では、圧延材の板厚を一定にするために、圧
延機の上・下ロールの間隙を変化させて、自動板
厚制御が行なわれるが、この自動板厚制御のため
に、上・下ロールの間隙を変化させると、圧延機
の圧延荷重、先進率、後進率が変化し、従つて圧
延機間の圧延材に掛る張力も変化してしまう。こ
の張力変化は、第1図a又はbで行つている定張
力制御に対しては、外乱となり定張力制御が不安
定となつてしまうという弊害がある。 (c) 発明の目的 本発明は、前記弊害を除去するためになされた
ものであり、圧延状態の変化に応じて圧延機のス
タンドロール周速度を修正することにより、複数
の圧延機間に亘る圧延材の張力変動を生じさせな
いタンデム圧延機の制御方法を提供することを目
的とする。 説明を簡単にするために、2台の圧延機につい
て説明する。第1図aの上流側圧延機1を(i−
1)スタンド、下流側圧延機2をiスタンドとす
ると、このスタンド間に亘つて圧延される圧延材
の張力を変動させないためには(i−1)スタン
ドの出側材速υpi-1とiスタンドの入側材速υei
とが一致する様に、(i−1)スタンド又はiス
タンドの速度を修正すればよい。どちらのスタン
ドの速度を修正してもよいが、以下の説明では
(i−1)スタンドの速度を修正する場合につい
て述べる。 (i−1)スタンドとiスタンドに亘る圧延材
の張力σi-1の時間的変化率は(1)式で表わされ
る。 dσi−1/dt=E/L(υei−υpi-1)…
(1) ここでd/dt:時間微分演算子 E:圧延材のヤング率 L:無張力時スタンド間に亘る圧延材
長 である。 (1)式で明らかなように(i−1)スタンド出側
材速υpi-1とiスタンド入側材速υeiが等しけれ
ば張力σi-1は変化しない。 ここで υpi-1とυeiはそれぞれ υpi-1=υi-1(1+i-1) …(2) υei =υi (1+bi) …(3) と表わせる。ここで υi-1:(i−1)スタンドロール周速
度 υi : iスタンドロール周速度i-1 :(i−1)スタンド先進率 bi : iスタンド後進率 である。 (i−1)スタンド出側材速υpi-1とiスタンド入
側材速のある圧延状態からの減少変化を考えると
(2),(3)式よりそれぞれ υpi-1+△υpi-1=(υi-1+△υi-1) (1+i-1+△i-1) =υi-1(1+i-1)+△υi-1(1+i-1) +υi-1・△i-1+△υi-1・△i-1 …(4) υei+△υei=(υi+△υi)(1+bi+△bi) =υi(1+bi)+△υi(1+bi) +υi・△bi+△υi・△bi …(5) と表わされる。 張力σi-1の変化を零とするためには υpi-1+△υpi-1=υei+△υei …(6) を満足すればよいから(4),(5)式において高次の項
を省略すると(7)式となる。 △υi-1(1+i-1)+υi-1・△i-1 =△υi(1+bi)+υi・△bi …(7) (7)式の左辺を(2)式で右辺を(3)式で除し(i−1)
スタンドロール周速度でまとめると △υi−1/υi−1=△υ/υ+△b/1+
−△i−1/1+i−1…(8) となる。 すなわち、下流スタンドであるiスタンドのロー
ル周速度変化率△υi/υi後進率変化率△bi
(1+bi)および自スタンドの先進率変化率△i
−1/(1+i-1)を用い、(8)式を満足するように
(i−1)スタンドのロール周速度を修正するこ
とにより張力σi-1は一定値に保持することが
出来る。 次にiスタンド入側と出側のマスフロー一定則
の原理から(9)式が成立する。 Aei・υi(1+bi)=Api・υi(1+i
…(9) ここで Aei :iスタンド入側材料断面積 Api : 〃 出側材料断面積i : 〃 先進率 bi : 〃 後進率 (9)式の両辺のυiを消去しある圧延状態からのマ
スフローの微少変化を考えると(9)式より (Aei+△Aei)(1+bi+△bi) =(Api+△Api)(1+i+△i)…(10) となり、(10)式の高次の項を省略し更に(9)式で両辺
を除すと △Aei/Aei+△b/1+b=△Api/A
pi+△/1+…(11) となる。 (11)式を後進率変化率でまとめ(8)式に代入すると
(8)式は △υi−1/υi−1=△υ/υ+△Api/A
pi−△Aei/Aei +△/1+−△i−1/1+i−1
(12) で表わされ、下流スタンドであるiスタンドのロ
ール周速度変化率△υi/υi,出側断面変化率△
pi/Api,入側断面変化率△Aei/Aei,先進率
変化率△i/(1+i)および自スタンド(i
−1)スタンドの先進率変化率△i-1/(1+
i-1)を用い(12)式を満足するように(i−1)
スタンドのロール周速度を修正することにより張
力σi-1を一定量に保持することが出来る。 いま、対象の圧延機として鋼板等を圧延するス
トリツプ圧延機を考え、板巾の変化は無いと仮定
すると
【表】 ここで Hi:iスタンド入側板厚 hi: 〃 出側板厚 △Hi: 〃 入側板厚変化分 △hi: 〃 出側板厚変化分 B:板巾 であるから(13)式を(12)式に代入すると △υi−1/υi−1=△υ/υ+△h/h
−△H/H +△/1+−△i−1/1+i−1
(14) となり、圧延材の断面変化率の代りに板厚変化率
を用いればよい。 以上(8)式,(12)式,(14)式と(i−1)スタン
ドロール周速度修正率の式を明らかにしたが、こ
こで各式の右辺にあぬ先進率(後進率はマスフロ
ー一定則から先進率の関数として得られる。)に
ついて説明する。 先進率は例えば一般によく用いられるSimsの
式によれば(15)式で得られる。 ここで R′i:iスタンド偏平ロール半径 ri: 〃 圧下率(=1−h/H) ki: 〃 変形抵抗 σbi: 〃 後方張力応力 である。 すなわち、先進率は入側板厚、出側板厚、変形
抵抗、前方及び後方張力の関数であり、ある圧延
状態からの微少変化分△iは △i=∂/∂H・△Hi+∂/∂h・△
i+∂/∂k△ki +∂/∂σbi・△σbi+∂/∂σ
・△σi…(16) で表わされる。 ここで∂/∂H,∂/∂k,∂/∂
,∂/∂σbi,∂/∂σは各変 数の変化による先進率iの変化率を表わす影響
係数である。 ここで本発明の目的は圧延状態の変化による張
力変動を零に制御することであるから(16)式に
おいて△σbi,△σiは零と考える。仮に△σbi
を考慮すると、影響係数∂/∂σbiの極性は負で
あ り、△σbiの増加により△iは減少する。 △iが減少すると例えば(14)式により(i
−1)スタンドのロール周速度を減じる方向に制
御するため△σbiは更に増加する方向すなわち、
正帰環となり発散してしまう。つまりこの状態が
続けば圧延材の破断を生ずることになる。 このことは△σiに関しても同様でありこれ
から(16)式において張力の項は無視する必要が
あり(8)式,(12)式あるいは(14)式の先進率および
後進率の変化分は前,後方張力の変化による量を
除いた入側板厚,出側板厚および変形抵抗のみの
変化による変化分であり △i=∂/∂H・△Hi+∂/∂h・△
i+∂/∂k・△ki …(18) である。 (d) 発明の構成 以上述べた如く本発明は相隣る2つのスタンド
において下流スタンドもしくは上流スタンドのロ
ール周速度変化率と張力による後進率変化分を含
まない下流スタンドの後進率変化率と張力による
先進率変化分を含まない上流スタンドの先進率変
化率から、上流スタンドもしくは下流スタンドの
ロール周速度変化率を求め、修正することにより
上流スタンドの出側材速と下流スタンドの入側材
速を常に等しくしスタンド間に亘る圧延材の張力
を一定値に保持するものである。 (e) 実施例の構成及び作用 以下本発明の具体的一実施例としてロール周速
度修正量の演算に(14)式を用いホツトストリツ
プ仕上圧延機に適用した場合について説明する。 まず(14)式右辺の各変数の求め方を説明す
る。 圧延時におけるiスタンド出側板厚hiは周知
のゲージメータ式より求めることが出来る。すな
わち hi=Spi+P/M …(19) でありここでSpiはiスタンドロールギヤツプ,
iはiスタンド圧延荷重でありいずれも検出可
能な量である。又Miはiスタンドのミル定数で
定数として取扱える。 第2図の5は(19)式の第1の演算回路で、ロ
ールギヤツプSpiと圧延荷重Piを入力とし出側板
厚hiを出力するものである。 次に、iスタンド入側板厚Hiは、上流スタン
ドである(i−1)スタンドの出側板厚hi-1
圧延材が(i−1)スタンドからiスタンドに移
動する時間だけ遅延することにより求めることが
できる。例えば、ある時刻t1の(i−1)スタン
ド出側材料位置がiスタンドに到達する時刻t2
は、その材料位置の材速を時刻t1からt2まで時間
積分した値がスタンド間距離Lに等しくなつた時
刻である。すなわち ∫t2 t1υi-1(t)・(1+i-1)dt≧L…(20) を満足する時刻t2において前記材料位置の(i−
1)スタンド出厚hi-1がiスタンド入厚Hiとな
る。 ここで υi-1(t):時刻tにおける(i−
1)スタンドロール周速度 i-1 :(i−1)スタンド先進率 L :スタンド間距離 である。 第2図の6は、演算装置5の出力iスタンド出
側板厚hiをiスタンドロール周速度υiを用いi
〜(i+1)スタンド間距離だけ遅延し、(i+
1)スタンド入側板厚Hi+1を出力する遅延回路
を示す。第2図の7はiスタンドの変形抵抗ki
を出力する第2の演算回路である。入力信号は
(i−1)スタンド出側板厚hi-1を遅延し得られ
るiスタンド入側板厚Hi,第1の演算回路5の
出力hi,圧延荷重Piiスタンド後方張力応力σb
およびiスタンド前方張力応力σiである。 第2の演算回路7はこれらの入力信号を用い、
周知の圧延荷重理論式から変形抵抗kiを演算す
る。すなわち R′i=Ri{1+C・P/B(H−k)}
…(22) より求まる。ここでQppiは圧下力関数であるが
ある圧延状態においては一定値としても、(21)
式の誤差は小さくここでは定数とした例を記し
た。またiスタンドワークロール半径Ri,板巾
Bは定数としている。又、Cは係数である。 第2図の8はiスタンド先進率iを出力する
第3の演算回路である。 入力回路はiスタンド入側板厚Hi、第1の演
算回路5の出力hi、第2の演算回路7の出力ki
と偏平ロール半径R′i,iスタンド後方張力応力
σbiおよびiスタンド前方張力応力σiである。 第3の演算回路8はこれらの入力信号を用い、
例えば(15)式から先進率iを演算する。 第2図の9はこれら5,6,7,8の装置を1
つにまとめた演算装置で、入力信号はiスタンド
ロールギヤツプSpi、圧延荷重Pi,入側板厚H
i,ロール周速度υi,後方張力応力σbi,前方張
力応力σiであり、出力はiスタンド出側板厚
i,(i−1)スタンド入側板厚Hi+1,iスタン
ド変形抵抗ki,iスタンド先進率iである。 第3図は(14)式および(18)式により(i−
1)スタンドの速度修正量比△υi-1/υi-1を演
算する装置の具体的一実施例である。 第3図において、10〜17は記憶回路M,1
8〜25,36,45,47〜50は加算器,2
6〜28,37,46は割算器,29〜31,3
8〜40は掛算器,32〜35,41〜43は定
数設定器である。 割算器26にはiスタンドロール周速度修正量
△υiとロール周速度信号υiが入力され、iスタ
ンドロール周速度変化率△υi/υiを演算し加算
器47に出力する。 記憶回路10,11,12,13にはそれぞれ
iスタンド出側板厚hi,入側板厚Hi,変形抵抗
i,先進率iが入力され、iスタンド通板後の
ある時刻において、記憶回路10,11,12,
13は同時にそれぞれの入力信号を記憶,保持し
その値をそれぞれ加算器18,19,20,21
に出力する。 加算器18,19,20は、もう1つの入力信
号hi,Hi,kiとの差△hi,△Hi,△kiをそれ
ぞれ演算する。 割算器27は、記憶回路10と加算器18から
の入力信号の比△hi/hiを演算し、加算器47
に出力し、割算器26の出力に加算する。 割算器28は、記憶回路11と加算器19から
の入力信号の比△Hi/Hiを演算し、加算器48
に出力し、加算器47の出力との差を演算する。
これにより加算器48の出力は(14)式右辺第3
項迄の演算結果となる。 次に(14)式右辺第4項のiスタンド先進率変
化率の演算方法を説明する。 まず、iスタンド先進率変化量△iを(18)
式を用いて演算する。 定数設定器32,33,34にはそれぞれ影響
係数∂/∂k,∂/∂k,∂/∂H
が設定される。これらの影 響係数は、既存の圧延理論式を用いて予め算出す
ることができる。 掛算器29は、定数設定器32に設定された影
響係数∂/∂kと加算器20の出力△kiの積を
演算 し加算器36に出力する。また、掛算器30は定
数設定器33に設定された影響係数∂/∂kと加
算器 18の出力△kiの積を演算し加算器36に出力
する。 掛算器31は、定数設定器34に設定された影
響係数∂/∂Hと加算器19の出力△Hiとの積
を演 算し、加算器36に出力する。加算器36は掛算
器29,30,31の全ての出力の和を演算し、
iスタンド先進率変化量△iを割算器37に出
力する。 一方加算器21は記憶回路21に記憶された先
進率iと定数設定器35に設定された定数
“1”を加算し、出力(1+i)を割算器37に
送る。割算器37は先進率変化率△i/(1+
i)を演算し加算器49に出力する。 次に、(i−1)スタンド先進率変化率△i-
/(1+i-1)の演算方法を説明する。 記憶回路14,15,16,17には(i−
1)スタンド先進率i-1、出側板厚hi-1,入側
板厚Hi-1、変形抵抗ki-1がそれぞれ入力され、
(i−1)スタンド通板後のある時刻において、
記憶回路14,15,16,17は同時にそれぞ
れの入力信号を記憶,保持し、加算器22,2
3,24,25にそれぞれ出力する。加算器22
は定数設定器35に設定された定数“1”と記憶
回路14の出力を加算し、出力(1+i-1)を
割算器46に送る。 加算器23,24,25は記憶回路15,1
6,17の出力と、入力信号hi-1,Hi-1,ki-1
との差をそれぞれ演算し、掛算器39,40,3
8にそれぞれ出力する。掛算器38,39,40
は定数設定器41,42,43にそれぞれ設定さ
れた影響係数∂i−1/∂ki−1,∂i−1/∂
i−1,∂i−1/∂Hi−1との積を演 算し、加算器45に出力する。これにより加算器
45の出力は、(i−1)スタンド先進率変化量
i-1となる。 割算器46にて加算器45の出力を加算器22
の出力で割算することにより(i−1)スタンド
先進率変化率が求まり、これを加算器50に出力
し、加算器49の出力との差を演算することによ
り(i−1)スタンドロール周速度修正率△υi-
/υi-1が得られる。 51は上記演算を行なう演算装置を示す。 第4図は、本発明をホツトストリツプ仕上圧延
機に適用した例で説明を簡単にするため、任意の
2つのスタンド1および2について示してある。
前述と同様に、スタンド1を(i−1)スタン
ド,スタンド2をiスタンドとし、(i−1)〜
iスタンド間張力を(i−1)スタンドのロール
周速度を操作することにより制御する場合につい
て説明する。 スタンド1,2はそれぞれ電動機52,53で
駆動され、圧延材4を圧延している。 64はライン速度を決定する主速度設定器でそ
の出力信号は(i−1)スタンドおよびiスタン
ドのスタンド速度設定器62,63に送られると
ともに他のスタンドのスタンド速度設定器にも出
力される。スタンド速度設定器62,63は所定
のスタンド相互の速度比が得られることにより主
速度設定器64の出力を配分し、それぞれ加算器
59,61を通して加算器58,60に送出す
る。 加算器58および60は電動機52,53の回
転速度を検出する速度検出器56,57の出力と
加算器59,61の出力である速度基準信号との
差を演算し、速度制御装置54,55にそれぞれ
出力する。速度制御装置54,55は加算器5
8,60からの入力信号が零になるように電動機
52,53の回転速度を修正することによりスタ
ンド1,2のロール周速度を所定の値に制御す
る。従つて、スタンド速度設定器62,63の出
力はそれぞれのスタンドのロール周速度υi-1
よびυiに相当する信号である。スタンド間には
ルーパー3A,3Bおよび3Cが設置され、それ
ぞれ電動機66,67,68で駆動され、ルーパ
ー制御装置69,70および71により電動機6
6,67および68の発生トルクを制御し、スタ
ンド間に亘る圧延材に所定の張力を付加してい
る。9A,9Bは第2図に示した演算装置9と同
じ機能を備えた演算装置であり9Aは(i−1)
スタンド用,9Bはiスタンドとスタンド毎に設
ける。 (i−1)スタンドの入側板厚Hi-1は第4図
には記していないが(i−2)スタンドの演算装
置9と同い機能を備えた演算装置の出力として得
られ、演算装置9Aおよび演算装置51に入力さ
れる。 演算装置9Aにはその他、ルーパー制御装置6
9から出力される(i−1)スタンド後方張力応
力,速度検出器56の出力より得られる(i−
1)スタンドロール周速度現在値,スタンド1に
設置した荷重検出器74により検出した(i−
1)スタンド圧延荷重,ロールギヤツプ検出器7
2により検出した(i−1)スタンドロールギヤ
ツプおよびルーパー制御装置70の出力である
(i−1)スタンド前方張力応力が入力される。 後方、および前方張力応力はルーパー駆動電動
機の発生トルクから容易に換算することができ、
ルーパー制御装置より出力される。 演算装置9Aは、これらの入力信号から前述の
如くiスタンド入側板厚Hi,(i−1)スタンド
出側板厚hi-1,変形抵抗ki-1,先進率i-1を演
算し、Hi,hi-1,ki-1i-1を演算装置51に
iを演算装置9Bに出力する。演算装置9Bに
は他にルーパー演算装置70の出力であるiスタ
ンド後方張力応力,速度検出器57の出力より得
られるiスタンドロール周速度現在値,スタンド
2に設置した荷重検出器75により検出したiス
タンド圧延荷重,ロールギヤツプ検出器73によ
り検出したiスタンドロールギヤツプおよびルー
パー制御装置の出力であるiスタンド前方張力応
力が入力される。演算装置9Bは、これらの入力
信号から前述の如く(i−1)スタンド入側板厚
i+1,iスタンド出側板厚hi,変形抵抗ki,先
進率iを演算し、このうちhi,kiiを演算装
置51に出力する。 演算装置51は、第3図に示した機能を備えた
演算装置でありiスタンドロール周速度修正信号
として加算器61に入力されているiスタンドロ
ール周速度変化量△υiとスタンド速度設定器6
3の出力υiが演算装置51に更に入力される。 iスタンドロール周速度修正量△υiは第4図
に明記していないが本発明による(i+1)スタ
ンドからの制御量,およびオペレータによる速度
修正量等、他の制御系からの出力も含まれた全て
のiスタンドロール周速度修正量である。 演算装置51は、前述の如くこれらの入力信号
から(i−1)スタンドロール周速度修正率△υ
i-1/υi-1を演算し掛算器65に出力する。掛算
器はスタンド速度設定器62の出力であるυi-1
との積を演算し、(i−1)スタンドロール周速
度修正量△υi-1とし加算器59に出力する。 これにより(i−1)スタンドロール周速度は
(υi-1+△υi-1)に制御される。 (f) 発明の効果 以上本発明の実施例を説明したが通板後から連
続的に本発明を行なうことにより、種々の外乱に
よるスタンド間張力変動は無くなり製品品質に優
れ且つ安定な圧延操業が行なえる。 尚上流スタンド(i−1スタンド)のロール周
速度を修正する実施例を説明したが下流スタンド
(iスタンド)を修正する場合も同様に実施出来
ることはもちろんである。
【図面の簡単な説明】
第1図aは圧延機間にルーパを設け複数台の亘
る圧延材の張力を一定に制御している場合の装置
図、第1図bは第1図aにおいてルーパが無い場
合の装置図、第2図は入側板厚,出側板厚,変形
抵抗,先進率を演算する演算装置の一実施例を示
すブロツク図、第3図はロール周速度修正率を演
算する演算装置の一実施例を示すブロツク図、第
4図は本発明を具体的に実施するための全体的な
ブロツク図である。 1,2……圧延機、3,3A,3B,3C……
ルーパ、4……圧延材、5……第1の演算回路、
6……遅延回路、7……第2の演算回路、8……
第3の演算回路、9,9A,9B……演算装置、
10〜17……記憶回路、18〜25……加算
器、26,27,28……割算器、29,30,
31……掛算器、32〜35……定数設定器、3
6……加算器、37……割算器、38,39,4
0……掛算器、41,42,43……定数設定
器、45……加算器、46……割算器、47〜5
0……加算器、51……演算装置、52,53…
…電動機、54,55……速度制御装置、56,
57……速度検出器、58〜61……加算器、6
2,63……スタンド速度設定器、64……主速
度設定器、65……掛算器、66,67,68…
…ルーパ電動機、69,70,71……ルーパ制
御装置、72,73……ロールギヤツプ検出器、
74,75……荷重検出器。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 複数台の圧延機を直列に配置し鋼板等を連続
    的に圧延するタンデム圧延機で隣合う任意の2つ
    のスタンド(i−1),iスタンドにおいて、i
    スタンドロール周速度変化率△V/Vと、張力変化
    に よる後進率変化分を含まないiスタンド後進率変
    化率△b/1+bと、張力変化による先進率変化分
    を含 まない(i−1)スタンド先進率変化率△fi−1/1
    +fi−1 と、(i−1)スタンドロール周速度基準Viから
    (i−1)スタンドロール周速度修正量△Vi-1
    次式で求め △Vi-1=(△V/V+△b/1+b−△f
    i−1
    /1+fi−1)・Vi-1 (i−1)スタンド及びiスタンド間張力変動を
    無くするために(i−1)スタンドロール周速度
    を修正することを特徴とするタンデム圧延機の制
    御方法。 2 複数台の圧延機を直列に配置し鋼板等を連続
    的に圧延するタンデム圧延機で隣り合う任意の2
    つのスタンド(i−1),iスタンドにおいて、
    (i−1)スタンドロール周速度変化率△Vi−1/V
    i−1 と、張力変化による後進率変化分を含まないiス
    タンド後進率変化率△b/1+bと、張力変化によ
    る先 進率変化分を含まない(i−1)スタンド先進率
    変化率△fi−1/1+fi−1と、iスタンドロール
    周速度基準Vi からiスタンドロール周速度修正量△Viを次式
    で求め、 △Vi=(△Vi−1/Vi−1−△b/1+b
    +△fi−1/1+fi−1)・Vi (i−1)スタンド及びiスタンド間張力変動を
    無くするためにiスタンドロール周速度を修正す
    ることを特徴とするタンデム圧延機の制御方法。 3 複数台の圧延機を直列に配置し鋼板等を連続
    的に圧延するタンデム圧延機で隣合う任意の2つ
    のスタンド(i−1),iスタンドにおいて、i
    スタンドロール周速度変化率△V/Vと、iスタン
    ド 入側および出側材料断面積変化率△Aei/Aei,△
    pi/Api と、張力変化による先進率変化分を含まない(i
    −1)およびiスタンド先進率変化率△fi−1/1+
    i−1, △f/1+fと、(i−1)スタンドロール周速度
    基準Vi -1 から(i−1)スタンドロール周速度修正量△
    i-1を次式で求め、 △Vi-1=(△V/V+△Api/Api−△A
    ei
    /Aei +△f/1+f−△fi−1/1+fi−
    )・Vi-1 (i−1)スタンド及びiスタンド間張力変動を
    無くするために(i−1)スタンドロール周速度
    を修正することを特徴とするタンデム圧延機の制
    御方法。 4 複数台の圧延機を直列に配置し鋼板等を連続
    的に圧延するタンデム圧延機で隣合う任意の2つ
    のスタンド(i−1)、iスタンドにおいて、(i
    −1)スタンドロール周速度変化率△Vi−1/Vi−
    と、i スタンド入側および出側材料断面積変化率
    △Aei/Aei,△Api/Apiと、張力変化によ
    る先進率変化分を 含まない(i−1)およびiスタンド先進率変化
    率△fi−1/1+fi−1,△f/1+fと、i
    スタンドロール周速度基 準Viからiスタンドロール周速度修正量△Vi
    次式で求め、 △Vi=(△Vi−1/Vi−1−△Api/Api
    +△Aei/Aei −△f/1+f+△fi−1/1+fi−1
    ・Vi (i−1)スタンド及びiスタンド間張力変動を
    無くするためにiスタンドロール周速度を修正す
    ることを特徴とするタンデム圧延機の制御方法。 5 複数台の圧延機を直列に配置し鋼板等を連続
    的に圧延するタンデム圧延機で隣合う任意の2つ
    のスタンド(i−1),iスタンドにおいて、i
    スタンドロール周速度変化率△V/Vと、iスタン
    ド 入側および出側板厚変化率△H/H、△h/h
    と、張力変 化による先進率変化分を含まない(i−1)およ
    びiスタンド先進率変化率△fi−1/1+fi−1
    △f/1+fと、(i −1)スタンドロール周速度基準Vi-1から(i
    −1)スタンドロール周速度修正量△Vi-1を次
    式で求め、 △Vi-1=(△V/V+△h/h−△H
    +△f/1+f −△fi−1/1+fi−1)・Vi-1 (i−1)スタンド及びiスタンド間張力変動を
    無くするために(i−1)スタンドロール周速度
    を修正することを特徴とするタンデム圧延機の制
    御方法。 6 複数台の圧延機を直列に配置し鋼板等を連続
    的に圧延するタンデム圧延機で隣合う任意の2つ
    のスタンド(i−1),iスタンドにおいて、(i
    −1)スタンドロール周速度変化率△Vi−1/Vi−
    と、i スタンド入側および出側板厚変化率△H/H,△h
    /h と、張力変化による先進率変化分を含まない(i
    −1)およびiスタンド先進率変化率△fi−1/1+
    i−1, △f/1+fと、iスタンドロール周速度基準Vi
    からi スタンドロール周速度修正量△Viを次式で求
    め、 △Vi=(△Vi−1/Vi−1−△h/h+△
    /H −△f/1+f+△fi−1/1+fi−1
    ・Vi (i−1)スタンド及びiスタンド間張力変動を
    無くするためにiスタンドロール周速度を修正す
    ることを特徴とするタンデム圧延機の制御方法。 7 前記(i−1)スタンド又はiスタンドにお
    いて、入側板厚変化量△Hi-1,△Hi、出側板厚
    変化量△hi-1,△hi、変形抵抗変化量△ki-1
    △kiと、前記スタンドの先進率に対する入側板
    厚、出側板厚および変形抵抗のそれぞれの影響係
    数∂fi−1/∂Hi−1,∂fi−1/∂hi−1
    ∂fi−1/∂ki−1,∂f/∂H,∂f/∂
    ,∂f/∂kとから前 記スタンドの後方および前方張力の変化による先
    進率変化分を含まない前記スタンドの先進率変化
    量△fi-1,△fiを次式で算出し、 △fi-1=∂fi−1/∂Hi−1・△Hi-1+∂f
    −1
    /∂hi−1 ・△hi-1+∂fi−1/∂ki−1・△ki-1 △fi=∂f/∂H・△Hi+∂f/∂h・△
    i+∂f/∂k・△ki 前記(i−1)スタンド又はiスタンドのロール
    周速度を修正することを特徴とする特許請求の範
    囲第1項乃至第6項のタンデム圧延機の制御方
    法。
JP56177816A 1981-11-07 1981-11-07 タンデム圧延機の制御方法 Granted JPS5881506A (ja)

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