JP2547850B2 - 冷間タンデム圧延機の板厚制御装置 - Google Patents

冷間タンデム圧延機の板厚制御装置

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JP2547850B2 JP1181401A JP18140189A JP2547850B2 JP 2547850 B2 JP2547850 B2 JP 2547850B2 JP 1181401 A JP1181401 A JP 1181401A JP 18140189 A JP18140189 A JP 18140189A JP 2547850 B2 JP2547850 B2 JP 2547850B2
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    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21BROLLING OF METAL
    • B21B37/00Control devices or methods specially adapted for metal-rolling mills or the work produced thereby
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    • B21B37/00Control devices or methods specially adapted for metal-rolling mills or the work produced thereby
    • B21B37/16Control of thickness, width, diameter or other transverse dimensions
    • B21B37/165Control of thickness, width, diameter or other transverse dimensions responsive mainly to the measured thickness of the product

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) この発明は、ワークロールにロール表面粗度の大きい
ロールを組込んだスタッドを含む冷間タンデム圧延機の
板厚制御装置に関するものである。
(従来の技術) 応答速度の速い油圧圧下制御の採用と併せて、圧延機
駆動電動機の自動制御化、速度制御装置のディジタル化
による圧延機速度制御系の応答性や制御精度の改善に伴
い、鋼板等を圧延する冷間タンデム圧延機の自動板厚制
御(AGC)システムもより高度な制御手法の採用が可能
になっている。
第6図は5スタンドの冷間タンデム圧延機の代表的、
かつ、基本的な自動板厚制御システムである。
このシステムは1対のワークロール2,4,6,8,10と、一
対のバックアップロール3,5,7,9,11とで構成された4段
圧延機により圧延材1が圧延され、巻取機27に巻き取ら
れるものを示している。
ここに示された第1スタンドから第5スタンドまでの
各圧延機は電動機12〜16により駆動され、各電動機はそ
れぞれ速度制御装置17〜21により所定の回転数に速度制
御される。
ここで、各スタンド間張力は下流スタンドの圧下を操
作する張力制御装置で制御される。すなわち、スタンド
間張力は各スタンド間に設けられた張力検出器28〜31で
検出され、その出力は張力制御装置32〜35にそれぞれ送
られる。各張力制御装置32〜35は目標の張力値に制御す
べくロールギャップ修正量を演算し、圧下制御装置23〜
26はその修正量を出力する。
一方、板厚制御は上流スタンドで母板の板厚変動等の
大きな外乱を制御し、下流スタンドで精制御を行うのが
一般的である。
この第6図では第1スタンドの出側に板厚検出器36を
設け、これにより検出した板厚偏差を板厚制御装置38へ
送り、この板厚制御装置38が第1スタンドのロールギャ
ップを修正することにより母板の板厚変動等の大きな外
乱を制御している また、板厚の精制御は、第5スタンド出側に設けた板
厚検出器37で最終スタンド出側板厚偏差を検出し、その
出力を板厚制御装置39へ送る。板厚制御装置39は板厚偏
差を零にすべく第4スタンドのロール周速度修正量を演
算し、第4スタンドの速度制御装置20へ速度修正量とし
て出力する。
これにより、第4、第5スタンド間張力が変更され、
張力制御装置35による第5スタンドのロールギャップ修
正による板厚修正効果との相乗効果で第5スタンド出側
板相が目標値に制御される。
(発明が解決しようとする課題) 冷間タンデム圧延機に用いられるワークロールには大
別して、ブライトロールとダルロールとがある。ブライ
トロールは鏡面状に仕上げられたロールで表示に滑らか
なロール表面となっている。一方、ダルロールはロール
表面に凹凸をつけ梨地状に仕上げたものがある。近年、
鋼板の表面処理上の要求から表面粗面の大きいダルロー
ルを用いた圧延が多く行われるようになった。
ダルロールを用いた場合の圧延をブライトロールの場
合と比較すると次にような特性がある。
(1)ロールバイト内におけるロールと圧延材間の摩擦
係数がブライトロールに比べて数倍大きい。
(2)このため、特にダルロールを組込んだスタンドの
出側板厚が0.5mm程度以下の薄板の圧延では圧下量に対
する圧延荷重の変化率が大きくなり、圧下率を大きくと
れない。
(3)また、圧下操作による当該スタンドの後方張力の
制御能力が小さい。
(4)ダルロールの表面粗面は圧延が進むにつれて小さ
くなり、摩擦係数も変化する。
(5)この摩擦係数は圧延速度によっても変化する。
一例として第6図の第5スタンドのワークロールにダ
ルロールを組込んだ場合を考える。
前記ダルロールの特性(1)〜(4)から考えると、
薄板の圧延では第5スタンドの圧下を操作する張力制御
の適用が難しいと言える。
さらに、(4)、(5)の特性を考えると第6図に示
した従来方式の自動板厚制御システムでは板厚精度の確
保、向上は望めない。
この発明は上記の問題点を解決するためになされたも
ので、ワークロールに表面粗度の大きいロールを用いた
場合でも、十分な板厚精度を確保することのできる冷間
タンデム圧延機の板厚制御装置を得ることを目的とす
る。
〔発明の構成〕
(課題を解決するための手段) この発明は、第nスタンドのロールギャップを操作し
てこのスタンドの圧延荷重を目標値に制御する圧延荷重
制御装置と、前記第nスタンドの上流の第n−1スタン
ドのロール周速度を操作して、前記第n−1スタンドと
第nスタンドのスタンド間張力を予め定めた張力制限値
内に制御する張力制御装置と、前記第n−1スタンドと
第nスタンドのスタンド間張力が張力制限値内にある場
合に前記第n−1スタンドのロール周速度を操作して前
記第nスタンドの出側板厚を目標値に制御する第1の板
厚制御装置と、前記第n−1スタンドと第nスタンドの
スタンド間張力が張力制限値を外れた場合に前記第n−
1スタンドの上流の第n−2スタンドのロール周速度を
操作して前記第nスタンドの出側板厚を目標値に制御す
る第2の板厚制御装置とを備えたことを特徴としてい
る。
また、表面粗度の大きい前記ロールの組替え後から、
圧延した材料の積算長さと圧延速度の変化に応じて前記
圧延荷重の変化を予測し、前記圧延荷重制御装置の圧延
荷重目標値を修正する演算装置を備えたものたである。
(作 用) 上述した如く、ダルロールを組込んだスタンドの圧下
を操作しての張力制御や板厚制御は難しい。そこで、こ
の発明では、ダルロールを組込んだスタンドの圧下を操
作し、そのスタンドの圧延荷重を目標値に制御(圧延荷
重一定制御)する圧延荷重制御装置を設けている。この
圧延荷重一定制御はダルロール使用時のように圧延材の
塑性係数が大きい圧延では圧延荷重に対するロールギャ
ップの影響係数が高いため、比較的容易に行える。この
発明では、さらに、ダルロールを組込んだスタンドの後
方張力の制御に対して、一つ上流のスタンドのロール周
速度を操作し、予め定めた張力制御値に制御する張力制
御装置を設けている。また、この発明では、ダルロール
組込みスタンドの出側板厚を制御する手段として、一つ
上流の(n−1)スタンドのロール周速度を操作する第
1の板厚制御装置と、もう一つ上流の(n−2)スタン
ドのロール周速度を操作する第2の板厚制御装置とを設
け、ダルロール組込みスタンドの後方張力の状態に応じ
て第1の板厚制御装置と第2の板厚制御装置とを使い分
けている。このことを第3図を用いて説明する。
この第3図はダルロールを組込んだnスタンドと一つ
上流の(n−1)スタンドの間の張力の変化に対して、
スタンド間張力制御を行う範囲、第1および第2の板厚
制御装置を使い分ける範囲をそれぞれ矢印で示したもの
である。
すなわち、スタンド間張力制御は予め定めた張力上限
値、あるいは、下限値を外れた場合に動作させ、スタン
ド間張力が上、下限値内に保持されるように制御する。
また、第1の板厚制御装置はスタンド間張力が張力上、
下限値内にある時に動作させ、上、下値を外れた場合に
その動作を停止させ、その出力を保持する。
一方、第2の板厚制御装置はスタンド間張力が張力上
下限度値内にあるときにはその出力を保持し、スタンド
間張力が上下限度値を外れた場合に動作する。
この場合、ダルロール組込みスタンドに適用する圧延
荷重一定制御の圧延荷重目標値を、圧延材長および圧延
荷重に応じて修正する手段を備えると好都合てせある。
これは、ダルロール圧延の特性(5)および(6)項
に対処するものであり、第4図(a)に圧延材長さと摩
擦係数との関係を、同図(b)に圧延速度と摩擦係数と
の関係を公知の圧延理論式を用いて計算した例である。
この計算例は各摩擦係数の値において出側板厚を目標
値にするための圧延荷重を示している。
第4図および第5図からダルロール組込みスタンドの
出側板厚を目標値に保持するためには、圧延材長および
圧延荷重に応じて圧延荷重目標を修正する必要があるこ
とは明らかである。
圧延荷重目標値修正の具体的な方法の一例を以下に示
す。
第4図に示すようにダルロールの摩擦係数はロール組
替え後からの圧延材長の積算値Lや、ロール周速度VR
の関数として圧延データを解析することによりモデル化
でき、(1)式で表される。
μ=F(L,VR,H,h) …(1) ただし μ:摩擦係数 L:圧延材長の積算値 VR:ロール周速度 H:入側板厚 h:出側板厚 である。
また、圧延荷重は公知の圧延理論式である(2)式に
よって容易に演算できる。
P=(B,H,h,μ,tb,tf,Kfm,…) …(2) ただし P:圧延荷重 B:板幅 tb:後方張力 tf:前方張力 Kfm:圧延材の平均変形抵抗 である。
(1)式の圧延材長積算値Lはロール組替え後から圧
延中のロール周速度VRを時間積分することにより求める
ことができる。
従って、圧延材長Lと圧延荷重VRの現在値を(1)式
に代入して摩擦係数μを求め、これを(2)式に代入す
ることにより現圧延時点での圧延荷重目標値を決定でき
る。
〔実施例〕
第1図はこの発明の一実施例を、圧延系統と併せて示
したブロック図である。ダルロールはその目的からタン
デム圧延機の最終スタンドのワークロールに組込まれる
のが一般的である。この実施例ではダルロールがタンデ
ム圧延機の最終の3スタンド(n−2),(n−1),n
のうちのnスタンドのワークロール44として組込まれて
いる。
ここで、3スタンド(n−2),(n−1),nは、そ
れぞれ上下一対のワークロール40、42,44と、上下一対
のバックアップロール41,43,45とで4段圧延機が構成さ
れ、これにより圧延材1が圧延され、巻取機27に巻き取
られる。
これらの各ロールは、スタンド毎に電動機46,47,48に
よって駆動され、その回転数が速度制御装置49,50,51に
より所定の値に制御される。
また、各スタンドのロールギャップは圧下制御装置5
2,53,54によって制御される。
一方、(n−2)スタンドと(n−1)スタンドのス
タンド間張力が張力検出器55によって検出され、第6図
に示した従来装置と同様にして下流スタンドである(n
−1)スタンドの圧下を操作する張力制御装置57に加え
られ、これによりスタンド間張力が目標値に制御され
る。
(n−1)スタンドとダルロールを組込んだnスタン
ドのスタンド間張力は張力検出器56により検出され、張
力制御装置58に送られる。この張力制御装置58には、第
3図に示したような張力上、下限値が予め設定されてお
り、検出された張力が上、下限値を外れた場合、これを
上、下限値内に戻すべく(n−1)スタンドのロールの
周速度修正量を演算し、(n−1)スタンドの速度制御
装置50へ、その修正量を出力する。
また、nスタンドにはその圧延荷重を検出する圧延荷
重検出器59が設けられている。また、電動機48の回転速
度を検出する速度検出器60が設けられ、速度検出値が圧
延荷重目標値演算装置61に加えられると、ここで、速度
検出器60の出力をnスタンドのロール周速度VRに変換す
ると共に、nスタンドのワークロール組替え後からの圧
延材長の積算値Lを演算し、前述の(1),(2)式を
用いてnスタンド出側目標板厚を得るための圧延荷重目
標値を演算する。この圧延荷重目標値は、圧延荷重検出
器59で検出された圧延荷重現在値と比較され、その差は
荷重一定制御装置62に送られる。荷重一定制御装置62は
この荷重の偏差を零にするべくnスタンドのロールギャ
ップ修正量を演算し、圧下制御装置54に加える。
一方、(n−1)スタンドとnスタンドにはそれぞれ
出側材料速度を検出する材料速度検出器63、64が設けら
れると共に、それぞれ出側板厚目標値からの偏差を検出
する板厚検出器65,66が設けられている。そして、これ
らの検出器の出力がマスフロー板厚演算装置67に加えら
れる。このマスフロー板厚演算装置67は板厚検出器65で
検出された(n−1)スタンド出側板厚偏差Δhn-1が板
厚検出器65で検出されてから、nスタンドロールバイト
入口に到達するまでの時間だけ遅延させてnスタンド入
側板厚偏差Δhnとする。さらに、nスタンド入出側に対
してマスフロー一定則を適用し、次式によりnスタンド
出側板厚偏差を演算する。
この(3)式でVn-1は材料速度検出器63で検出した
(n−1)スタンドの出側材料速度、Vnは材料速度検出
器64で検出したnスタンド出側材料速度、Δhn は板厚
検出器66で検出したnスタンド出側板厚偏差であり、
(3)式右辺第2項はマスフロー板厚演算誤差の補正項
である。
マスフロー板厚演算装置67で演算されたnスタンド出
側板厚偏差Δhnは第1の板厚制御装置68と第2の板厚制
御装置69とに加えられる。
第1の板厚制御装置68は(n−1)スタンドとnスタ
ンドのスタンド間張力が張力上、下限値内にある場合に
動作し、nスタンド出側板厚偏差を零にするべく(n−
1)スタンドのロール周速度修正量を演算し、(n−
1)スタンドの速度制御装置50に加える。これにより、
(n−1)スタンドのロール周速度が変更され、(n−
1)スタンドとnスタンドのスタンド間張力が変り、n
スタンド出側板厚が制御される。
この板相制御系はマスフロー板厚偏差を用いることか
ら応答性に優れたものである。
一方、第2の板厚制御装置69は(n−1)スタンドと
nスタンドのスタンド間張力が張力上、下限値を外れた
場合に動作し、nスタンド出側板厚偏差を零にするべく
(n−2)スタンドのロール速度修正量を演算し、(n
−2)スタンドの速度制御装置49に与える。これによ
り、(n−2)スタンドのロール周速度が変更され、
(n−1)スタンドと(n−1)スタンドのスタンド間
張力が変わると同時に(n−1)スタンド出側板厚が変
り、それがnスタンドへ移送されてnスタンド出側板厚
が制御される。
かくして、この実施例によれば、nスタンドの上流の
(n−1)スタンドのロール周速度を操作して、(n−
1)スタンドとnスタンドのスタンド間張力を予め定め
た張力制限値内に入れようとする制御と、この制御によ
って(n−1)スタンドとnスタンドのスタンド間張力
が張力制限値内にある場合には(n−1)スタンドのロ
ール周速度を操作してnスタンドの出側板厚を目標値に
近づける制御がなされ、反対に(n−1)スタンドとn
スタンドのスタンド間張力が張力制限値を外れた場合に
(n−1)スタンドの上流の(n−2)スタンドのロー
ル周速度を操作してnスタンドの出側板厚を目標値に近
づける制御が行われる。
また、圧延した材料の積算長さと圧延速度の変化に応
じて圧延荷重制御装置の圧延荷重目標値を修正する制御
が行われる。
第2図はこの発明の他の実施例を、圧延系統と併せて
示したブロック図である。
ここで第1図と同一の符号を付したものはそれぞれ同
一の要素を示している。そして、第1図中の材料速度検
出器63,64および板厚検出器65を除去すると共に、マス
フロー板厚演算装置67を除去し、板厚検出器66の出力信
号、すなわち、nスタンド出側板厚偏差Δhn を第1の
板厚制御装置68および第2の板厚制御装置69に送り込
み、これら各板厚制御装置は上記実施例と同様にして
(n−1)スタンドとnスタンドのスタンド間状態に応
じて動作し、Δhn を零にするように制御する。
〔発明の効果〕
以上の説明によって明らかなようにこの発明によれ
ば、第nスタンドの上流の第(n−1)スタンドのロー
ル周速度を操作して、第(n−1)スタンドと第nスタ
ンドのスタンド間張力を予め定めた張力制限値内に入れ
ようとする制御をし、この制御によって第(n−1)ス
タンドと第nスタンドのスタンド間張力が張力制限値内
にある場合には第(n−1)スタンドのロール周速度を
操作して第nスタンドの出側板厚を目標値に近づける制
御をし、反対に第(n−1)スタンドと第nスタンドの
スタンド間張力が張力制限値を外れた場合に第(n−
1)スタンドの上流の第(n−2)スタンドのロール周
速度を操作して第nスタンドの出側板厚を目標値に近づ
ける制御を行っているので、第nスタンドのワークロー
ルの表面粗度の大きいロールが組込まれたとしても、十
分な板厚精度を確保することができる。
また、圧延した材料の積算長さと圧延速度の変化に応
じて圧延荷重制御装置の圧延荷重目標値を修正する制御
を行うことによって、さらに、板厚精度を上げることが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例を、圧延系統と併せて示し
たブロック図、第2図はこの発明の他の実施例を、圧延
系統と併せて示したブロック図、第3図、第4図
(a)、(b)および第5図はこの発明の原理説明図、
第6図は従来の冷間タンデム圧延機の板厚制御装置を、
圧延系統と併せて示したブロック図である。 40,42,44……ワークロール、41,43,45……バックアップ
ロール、49,50,51……速度制御装置、52,53,54……圧下
制御装置、55,56……張力検出器、57,58……張力制御装
置、59……圧延荷重検出器、60……速度検出器、61……
圧延荷重目標値演算装置、62……荷重一定制御装置、6
3,64……材料速度検出器、65,66……板厚検出器、67…
…マスフロー板厚演算装置、68……第1の板厚制御装
置、69……第2の板厚制御装置。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ワークロールに表面粗度の大きいロールを
    組込んだ第nスタンドを含む冷間タンデム圧延機におい
    て、前記第nスタンドのロールギャップを操作してこの
    スタンドの圧延荷重を目標値に制御する圧延荷重制御装
    置と、前記nスタンドの上流の第n−1スタンドのロー
    ル周速度を操作して、前記第n−1スタンドと第nスタ
    ンドのスタンド間張力を予め定めた張力制限値内に制御
    する張力制御装置と、前記第n−1スタンドと第nスタ
    ンドのスタンド間張力が張力制限値内にある場合に前記
    第n−1スタンドのロール周速度を操作して前記第nス
    タンドの出側板厚を目標値に制御する第1の板厚制御装
    置と、前記第n−1スタンドと第nスタンドのスタンド
    間張力が張力制限値を外れた場合に前記第n−1スタン
    ドの上流の第n−2スタンドのロール周速度を操作して
    前記第nスタンドの出側板厚を目標値に制御する第2の
    板厚制御装置とを備えたことを特徴とする冷間タンデム
    圧延機の板厚制御装置。
  2. 【請求項2】表面粗度の大きい前記ロールの組替え後か
    ら、圧延した材料の積算長さと圧延速度の変化に応じて
    前記圧延荷重の変化を予測し、前記圧延荷重制御装置の
    圧延荷重目標値を修正する演算装置を備えたことを特徴
    とする請求項1記載の冷間タンデム圧延機の板厚制御装
    置。
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