JPS6018119B2 - フロアヒ−タの製造方法 - Google Patents

フロアヒ−タの製造方法

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JPS6018119B2
JPS6018119B2 JP51137826A JP13782676A JPS6018119B2 JP S6018119 B2 JPS6018119 B2 JP S6018119B2 JP 51137826 A JP51137826 A JP 51137826A JP 13782676 A JP13782676 A JP 13782676A JP S6018119 B2 JPS6018119 B2 JP S6018119B2
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JP
Japan
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adhesive
heating element
insulating sheet
planar heating
floor heater
Prior art date
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JP51137826A
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JPS5363637A (en
Inventor
節夫 田中
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Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Furukawa Electric Co Ltd filed Critical Furukawa Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (技術分野) 本発明は面状発熱体を用いたフロアヒータの製造方法に
関するものである。
(従来技術) 一般にこの種フロアヒー外ま、面状発熱体の上面に絶縁
シートを介して外装鉄板が設けられ、面状発熱体の下面
に断熱材が設けられた積層体から成っている。
面状発熱体としては、一般に2枚の絶縁フィルム間に電
気発熱素子を介愛したものが採用される。このようなフ
ロアヒータにおいて、面状発熱体上面の絶縁シートとし
て絶縁紙を用いると、吸湿性が大きく且つ誘電率が高い
ため漏洩電流が大きく実用的でない。
このため通常では吸湿性が小さく誘電率の低い安価なポ
リエチレンが用いられているが、ポリエチレンは接着性
が非常に低く、従ってフロアヒータの通解により剥離を
発生し面状発熱体の発熱素子等の断線を引起し易かった
。また、この他に前記ポリエチレンを加熱溶融すると共
に加圧して鉄板と面状発熱体とを接着する方法も知られ
るが、この方法によると、通常の面状発熱体の電気発熱
素子を被覆した絶縁フィルムが熱可塑性樹脂からなるの
で、この樹脂も溶融し、外装鉄板、面状発熱体又は断熱
材が強固に一体化され、従ってこれら夫々の線膨張係数
の差によりフロイヒータ全体として熱変形し易くなる欠
点があった。更に上述した従来方法によると、外装鉄板
、ポリエチレン、面状発熱体を融着積層する際、これら
は相互に自由移動する状態にあるので、加熱加圧時にこ
れらが動いてしまい、その取付位置がずれてしまう恐れ
があった。
(発明の目的) 本発明の目的は、吸湿性が小さく誘電率の低い絶縁シー
トを用いて高い接着力で外装鉄板及び面状発熱体に接着
することができ、またこの絶縁シート、外装鉄板及び面
状発熱体相互の取付位置を所定位置に取付け得ると共に
熱変形の少ないフロアヒータの製造方法を提供すること
にある。
(発明の構成)本発明は上述目的を達成するため、次の
ような構成としたものである。
即ち、本発明は面状発熱体の上面に吸湿性の小さい絶縁
シートを介して外装鉄板を設け、前記面状発熱体の下面
に断熱材を設けたフロアヒータの製造方法において、前
記絶縁シートの両面にコロナ放電処理を施して表面を粗
面化し、次いで前記絶縁シートの両面に粘着剤を塗布し
、更にこの絶縁シートを前記外装鉄板と面状発熱体との
間に挿入し、しかる後これを加熱して粘着剤を軟化しつ
つ加圧して粘着の状態で接着するものである。
面状発熱体としては、ポリエステル、ボリイミド、シリ
コン、ポリエチレン、塩化ビニル等からなる2枚の絶縁
フィルム間に、アルミ箔、カーボン混入ゴム、カーボン
の単体等の電気発熱素子を設けた公知のものを使用すれ
ばよい。外装鉄板としては、外表面カラーコート鉄板、
塩化ビニル張り鉄板等公知のものを採用する。面状発熱
体と外装鉄板との間に介菱する吸湿性が小さく誘電率の
低い絶縁シートとしてはポリエチレン、ポリプロピレン
樹脂を採用することが好ましい。上記絶縁シート両面に
施すコロナ放電処理としては、該絶縁シートを走行させ
ると共に走行路に沿って間隔をあげて設けられた1対の
電極間でコロナ放電処理を施せばよい。
コロナ放電処理としては4のyn/伽以上で行うことが
望ましい。コロナ放電処理により両面を粗面化した絶縁
シートに塗布する粘着剤としては、公知のゴム、樹脂系
粘着剤を用いればよく、また硬化型粘着剤を用いてもよ
い。また上記粘着剤を塗布した絶縁シートを外装鉄板と
面状発熱体との間に挿入し、しかる後これを加熱し加圧
するに際し、その温度は粘着剤の軟化点以上で粘着剤と
しての粘着効果を損わない程度とする。
また粘着剤として硬化型粘着剤を用いた場合には、完成
したフロアヒータが通常達する温度以上で温度ヒューズ
の動作温度以下で加熱加圧することが好ましい。このよ
うにするとフロアヒータの通常の使用状態では剥離の起
因となる歪が生ずることがない。更に、上記加熱の手段
としては、加熱ヘッド付プレスによる方法等公知の方法
を採用し得るが、面状発熱体を通電発熱させて行うこと
もできる。
このようにすると夏、冬の外的条件の変化による加工状
況の変化がなくなる。加圧の手段としてはプレスによる
方法等任意に採用し得る。また、上記加熱後冷却前に製
品をプレスから外すと蟻みにより剥離を生ずる恐れがあ
るので、40℃以下に冷却したままとすることが好まし
い。
このようにすると気泡が分散したまま封じ込められて接
着力が一層向上する。更に、両面をコo放電処理により
粗面化し該面に粘着剤を塗布した絶縁シートは面状発熱
体と断熱材との間にも挿入し加熱加圧することが好まし
いが、場合により省略することができる。(実施例) 次に本発明の一実施例を第1図第7図に基づき説明する
第1図は本発明により製造されたフロアヒータ10を示
し、・このフロアヒータ1川ま面状発熱体12とこの面
状発熱体12の上面に絶縁シート14を介して接着され
た外装鉄板16と面状発熱体12の下面に絶縁シート1
4′を介して接着された断熱材18との積層体からなっ
ている。
尚、絶縁シート14′は省略してもよいことは勿論であ
る。面状発熱体12としては、2枚のポリエステルフィ
ルムからなる絶縁フィルム間にアルミニウム箔からなる
電気発熱素子を介菱してなり、その厚みは0.15帆で
ある。
電気発熱素子は、前記一方のポリヱステフィルムに接着
したアルミニウム箔をエッチング処理により蛇行状に形
成してなる。外装鉄板16としては0.8側厚の塩化ビ
ニル張鋼板を用いてある。断熱材18としては9柵厚の
ハードボードを用いてある。
絶縁材1 4,1 4′としてはそれぞれ0.8綱、0
.3側厚のポリエチレンを使用してある。
上記絶縁シート14,14′は先ず第2図に示すように
その走行通路に沿って間隔をあげて設けられた1対の電
極20,20′間でコロナ放電処理を施して両面を粗面
化した。コロナ放電処理は略4Wyn/功で行った。次
いで、このコロナ放電処理を施してなる絶縁シート14
,14′の両面には、放電処理後3ケ.月以内に第4図
に示す如く粘着剤14aを塗布した。
粘着剤としてはアクリル系粘着剤を使用し、その塗布厚
は80夕/あとした。また粘着剤の塗布手段としては、
第3図に示すように雛型紙22を塗布ローラ24に通し
てこの塗布ローラ24から粘着剤を離型紙に塗布し乾燥
炉26を通して乾燥した後この乾燥炉26から出た離型
紙22に、前記絶縁シート14,14′に貼合せること
により行った。
前記塗布oーラ24の工程では所謂リバースコータで行
った。このようにして処理した絶縁シート14,14′
は粘着剤塗布後1ケ月以内に第5図に示す如く外装鉄板
16と面状発熱体12との間及び面状発熱体12と断熱
材18との間に挿入してこれらを穣層し、プレスの加熱
ヘッド28,28′の間に入れて加熱しつつ加圧した。
この時の加熱温度は粘着剤の軟化点以上で粘着剤として
の粘着効果を損わない温度とした。また加熱時の温度と
接着力との関係は第6図に示す通りであり、また加工後
の経過日数と接着力との関係は第7図に示す通りであっ
た。特に第7図から判るように接着力は30日を経過す
ると低下が止まり所要以上の接着力を維持することが判
かる。(発明の効果)しかして本発明によれば、絶縁シ
ートの両面をコロナ放電処理により粗面化し、該両面に
粘着剤を塗布し、これを面状発熱体と外装鉄板との間に
挿入し、しかる後これを加熱して粘着剤を軟化しつつ加
圧して粘着の状態で接着するので、上記絶縁シートを吸
湿性が小さく誘電率の低い絶縁材としても外装鉄板及び
面状発熱体に良好に接着することができる。
特に粘着剤は加熱により軟化している状態で加圧される
ので、粘着剤は流動的になって気泡を分散することがで
き、また絶縁シートの表面処理(粕面化)と上記粘着剤
の流動化とあいまい粘着剤は槌面の凹凸細部にまで浸入
し、従って接着性は顕著に向上する。
また、外装鉄板、絶縁シート及び面状発熱体相互は粘着
の状態で接着されているから、これらの線膨張係数が夫
々異なっていても、相互間で粘着層を介して滑りが生じ
るので、従来のようにフロアヒータ全体としての熱変形
が生じる恐れが格段と低くなる。
更に、絶縁シートの両面には、あらかじめ粘着剤を塗布
してあるので、外装鉄板、絶縁シート及び面状発熱体は
相互に仮止めされた状態で加熱加圧されるので加熱加圧
時に従来の如く取付位置がずれてしまう恐れがなくなる
等の相乗的効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明によって製造されたフロアヒータの一例
を示す断面図、第2図及び第3図は絶縁シートのコロナ
放電処理及び両面粘着剤塗布加工の説明図、第4図は両
面に粘着剤を塗布した絶縁シートの断面図t第5図は加
熱加圧工程の説明図、第6図及び第7図はそれぞれ一具
体例の加熱温度及び経過日数と接着力との関係を示す線
図である。 10・・・フロアヒータ、12・・・面状発熱体、14
…絶縁シート、14a…粘着剤、16・・・外装鉄板、
18…断熱材、20,20′…電極、28,28′…加
熱ヘッド。 第/図 第2図 第3図 第チ図 第づ図 第合図 第7図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 面状発熱体の上面に吸湿性の小さい絶縁シートを介
    して外装鉄板を設け、前記面状発熱体の下面に断熱材を
    設けたフロアヒータの製造方法において、前記絶縁シー
    トの両面にコロナ放電処理を施して表面を粗面化し、次
    いで前記絶縁シートの両面に粘着剤を塗布し、更にこの
    絶縁シートを前記外装鉄板と面状発熱体との間に挿入し
    、しかる後これを加熱して粘着剤を軟化しつつ加圧して
    粘着の状態で接着することを特徴とするフロアヒータの
    製造方法。
JP51137826A 1976-11-18 1976-11-18 フロアヒ−タの製造方法 Expired JPS6018119B2 (ja)

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JPS5363637A JPS5363637A (en) 1978-06-07
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JPS6376018U (ja) * 1986-11-04 1988-05-20
JPH02147184U (ja) * 1989-03-03 1990-12-13
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