JPH0614635Y2 - ミラーのエッジ構造 - Google Patents

ミラーのエッジ構造

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JPH0614635Y2
JPH0614635Y2 JP1988163974U JP16397488U JPH0614635Y2 JP H0614635 Y2 JPH0614635 Y2 JP H0614635Y2 JP 1988163974 U JP1988163974 U JP 1988163974U JP 16397488 U JP16397488 U JP 16397488U JP H0614635 Y2 JPH0614635 Y2 JP H0614635Y2
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JP
Japan
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mirror
edge
film
coating film
cured
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JP1988163974U
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JPH0284556U (ja
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正明 赤坂
智恵美 岩田
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Sun Wave Corp
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Sun Wave Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、ミラーの銀鏡面の端部全周を面取り加工し
て形成されたエッジ部分に、熱転写により塗膜を形成し
たミラーのエッジ構造に関する。
〔従来技術〕 周知のように、ミラーの銀メッキされた銀鏡面の端部
は、その全周が面取り加工されているが、このような面
取り加工されたエッジのままでは、銀や銅からなる膜が
露出して外気に触れるため、特に湿度の高い我が国など
においては、上記エッジにシケが生じてミラーの性能を
損ない易いので、このエッジシケ対策として、所定の塗
料を該エッジにコーティングして外気から保護すること
が行なわれている。
このようなエッジシケ対策としては、従来、2液型エポ
キシ系や紫外線硬化型の液状塗料を用い、この液状塗料
を上記エッジにローラ等で塗布し、或は、上記塗料をノ
ズルで噴付け、その後、加熱し又は紫外線照射して該塗
料を硬化させる手段が用いられていた。
〔従来技術の課題〕
しかしながら、上記従来のミラーエッジのコーティング
手段にあっては、塗料の準備,塗料の塗布,その後の塗
料の乾燥に多くの時間と手間がかかり、作業性が非常に
悪いと共に、塗料が液状であるため、塗料が乾燥するま
での間に流動し、塗膜の厚さを均一化することができな
い、という問題を有し、特に、硬化収縮の大きな塗料の
場合には、厚塗りするとクラックが生じ易い、という問
題を有していた。
この考案は、かかる現状に鑑み創案されたものであっ
て、その目的とするところは、ミラーエッジのコーティ
ング作業を極めて簡便に行なうことができ、しかも、液
ダレ等が発生しないので、均一な塗膜を容易に形成する
ことができるミラーのエッジ構造を提供しようとするも
のである。
〔課題を解決するための構成〕
上記目的を達成するため、この考案に係るミラーのエッ
ジ構造にあっては、ミラーエッジに形成された傾斜面
に、ベースフィムと、該ベースフィルムに保護剥離紙を
介して剥離可能に接着された半硬化状態の熱転写インク
で形成されてなる塗膜と、該塗膜の表面に塗布された接
着剤と、から構成された熱転写フィルムを、ソフトロー
ラで押圧して上記半硬化状態の塗膜を転写し、この転写
された塗膜を所定温度で焼き付け処理して硬化させたこ
とを特徴とするものである。
〔作用〕
それ故、この考案に係るミラーのエッジ構造によれば、
ミラーエッジには、熱転写フィルムの塗膜が直接熱接着
され、この塗膜は、熱転写フィルムに半硬化性の状態で
所定寸法に印刷されているため、厚さ・幅を変化させる
ことなく接着することができる。
〔実施例〕
以下、添付図面に示す一実施例に基きこの考案を詳細に
説明する。
第1図と第2図に示すように、この実施例に係るミラー
1は、フロートガラス2の表面にAg膜3及びCu膜4
が順次メッキされ、かつ、このCu膜4の表面には有機
塗膜5が塗着されて形成されていると共に、該ミラー1
の銀鏡面側の周縁部には、エッジ1aが面取りされて形
成されている。
このように構成された上記エッジ1aにコーティングさ
れる熱転写フィルム10は、例えば、25μmの厚さの
ポリエステル等で形成されたベースフィルム11と、こ
のベースフィルム11のミラーエッジ側面に配設された
保護剥離紙12と、この保護剥離紙12のミラーエッジ
側面にスクリーン印刷された熱接着剤13を有する塗膜
14と、から形成されている。
この塗膜14は、ウレタン系またはエポキシ系などの半
硬化性の熱転写インクで形成されており、コーティング
に充分な厚さ(10〜20μm位)と、上記エッジ1a
の幅寸法より若干大きめの幅寸法を有して形成されてい
る。
このように構成された熱転写フィルム10を用いて、上
記ミラー1のエッジ1aをコーティングする場合には、
第1図に示すように、熱転写フィルム10の塗膜14側
をミラー1のエッジ1aに沿って重合して熱転写機(図
示せず)にセットし、この熱転写機の加熱された、例え
ば、柔軟性を有するローラ15を、熱転写フィルム10
のベースフィルム11側からミラーエッジ1a側へと押
圧した状態で移動させ熱しごきをかける。これにより、
塗膜14の部分が、熱接着剤13を介してエッジ1aに
均一に接着すると共に、第2図に示すように、塗膜14
の上下端部が、ミラーエッジ1aから連続するフロート
ガラス面及び有機塗膜面まで接着し、この後、上記ベー
スフィルム11を剥がすと保護剥離紙12の介在によ
り、ベースフィルム11及び保護剥離紙12と塗膜14
とが離なれ、エッジ1a及びミラーエッジ1aに連続す
るフロートガラス面及び有機塗膜面には、塗膜14が接
着剤13を介して接着コーティングされる。この後、こ
のコーティング部を120〜130℃の温度で15〜2
0分間焼き付け処理することで、半硬化状態の塗膜14
がそのまま完全に硬化し、外気による腐食から前記フロ
ートガラス2のAg膜3及びCu膜4が保護される。
尚、本実施例のように、ローラ15を柔軟性のある材質
で形成することで、塗膜14の部分が、熱接着剤13を
介してエッジ1aに均一に接着すると共に、塗膜14の
上下端部が、ミラーエッジ1aから連続するフロートガ
ラス面及び有機塗膜面まで接着するため、外気による腐
食をより完全に防止することができる。
第3図と第4図には、複数枚のミラー1のエッジ1aを
同時にコーティングする実施例が示されている。
この実施例において用いられる階段状治具16は、複数
枚のミラー1の2辺を支持する平面L字状の柵部が複数
段(図示の実施例では3段)形成されており、これら柵
部に上記複数枚のミラー1を載置して2辺を位置決めす
ることで、各ミラー1のフィルムが接着されるべきエッ
ジ1a部分が、第4図に示すように、一直線に並べられ
る。この状態から各ミラー1のエッジ1aに1枚の熱転
写フィルム10の各塗膜14の部分を合せ、この各塗膜
14の部分に加熱された1つのローラ15で押圧するこ
とで、複数枚のミラー1を同時にコーティングすること
ができる。
〔考案の効果〕
この考案に係るミラーのエッジ構造は、以上説明したよ
うに、ミラーエッジには、熱転写フィルムの塗膜を直接
熱接着し、この塗膜は、熱転写フィルムに半硬化性の状
態で所定寸法に印刷し、厚さ・幅を一定としているた
め、ミラーエッジのコーティング作業を極めて簡便に行
なうことができ、しかも、液ダレ等の発生しないので、
均一な塗膜を容易に形成することができる等の効果を奏
する。
〔符号の説明〕
1……ミラー、1a……ミラーのエッジ 10……熱転写フィルム、11……ベースフィルム 13……熱接着剤、14……塗膜 15……ローラ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ミラーエッジに形成された傾斜面に、ベー
    スフィムと、該ベースフィルムに保護剥離紙を介して剥
    離可能に接着された半硬化状態の熱転写インクで形成さ
    れてなる塗膜と、該塗膜の表面に塗布された接着剤と、
    から構成された熱転写フィルムを、ソフトローラで押圧
    して上記半硬化状態の塗膜を転写し、この転写された塗
    膜を所定温度で焼き付け処理して硬化させたことを特徴
    とするミラーのエッジ構造。
JP1988163974U 1988-12-20 1988-12-20 ミラーのエッジ構造 Expired - Lifetime JPH0614635Y2 (ja)

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JP1988163974U JPH0614635Y2 (ja) 1988-12-20 1988-12-20 ミラーのエッジ構造

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JP1988163974U JPH0614635Y2 (ja) 1988-12-20 1988-12-20 ミラーのエッジ構造

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Publication Number Publication Date
JPH0284556U JPH0284556U (ja) 1990-06-29
JPH0614635Y2 true JPH0614635Y2 (ja) 1994-04-20

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ID=31449175

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52141057U (ja) * 1976-04-16 1977-10-26
JPS55116644A (en) * 1979-02-27 1980-09-08 Matsushita Electric Works Ltd Mirror plate

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Publication number Publication date
JPH0284556U (ja) 1990-06-29

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