JP2920952B2 - 転写印刷品 - Google Patents
転写印刷品Info
- Publication number
- JP2920952B2 JP2920952B2 JP24160589A JP24160589A JP2920952B2 JP 2920952 B2 JP2920952 B2 JP 2920952B2 JP 24160589 A JP24160589 A JP 24160589A JP 24160589 A JP24160589 A JP 24160589A JP 2920952 B2 JP2920952 B2 JP 2920952B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- transfer printing
- layer
- base material
- melt adhesive
- transfer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Decoration By Transfer Pictures (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、無機基材に転写印刷層を設けてなる転写印
刷品に関する。
刷品に関する。
(従来の技術とその課題) 従来、装飾性の向上や商品の表示などのため、樹脂成
型品に転写印刷層を設けた転写印刷品が知られている。
しかし、これら転写印刷層を無機基材へ設けようとする
と、無機基材への転写印刷層の接着性が悪く、無機基材
へ転写印刷層を設けてなる転写印刷品は実用化されてい
ない。
型品に転写印刷層を設けた転写印刷品が知られている。
しかし、これら転写印刷層を無機基材へ設けようとする
と、無機基材への転写印刷層の接着性が悪く、無機基材
へ転写印刷層を設けてなる転写印刷品は実用化されてい
ない。
(課題を解決するための手段) 本発明は、無機基材に転写印刷層を設けてなる転写印
刷品において、無機基材と転写印刷層の間に、架橋型の
樹脂を含有したホットメルト接着剤層を介在させたこと
を特徴とする転写印刷品を要旨とする。
刷品において、無機基材と転写印刷層の間に、架橋型の
樹脂を含有したホットメルト接着剤層を介在させたこと
を特徴とする転写印刷品を要旨とする。
以下、本発明を添付第1図を基にして詳述する。無機
基材1として、具体的には、亜鉛、銅、鉄、ニッケル等
の金属又はその合金、ガラス、セラミック、或いは、樹
脂基材上にめっき層を設けたものなどが挙げられる。
基材1として、具体的には、亜鉛、銅、鉄、ニッケル等
の金属又はその合金、ガラス、セラミック、或いは、樹
脂基材上にめっき層を設けたものなどが挙げられる。
ホットメルト接着剤層2は、ホットメルト系接着剤を
基材1表面に塗布して、加熱乾燥して形成する。ホット
メルト系接着剤は、加熱により溶融する樹脂を含有する
もので、その種類は、エポキシ系、ポリエステル系、ウ
レタンなどが挙げられるが、その中でも、耐溶剤性、耐
熱性に優れている架橋型の樹脂を含有したものを用い
る。更に、このようなホットメルト系接着剤は、市販さ
れているものをそのまま使っても良いが、溶剤に溶解さ
せることにより、均一に塗布がし易く、筆記具のクリッ
プ、軸筒などという小さい部品によりは効果が高い。
基材1表面に塗布して、加熱乾燥して形成する。ホット
メルト系接着剤は、加熱により溶融する樹脂を含有する
もので、その種類は、エポキシ系、ポリエステル系、ウ
レタンなどが挙げられるが、その中でも、耐溶剤性、耐
熱性に優れている架橋型の樹脂を含有したものを用い
る。更に、このようなホットメルト系接着剤は、市販さ
れているものをそのまま使っても良いが、溶剤に溶解さ
せることにより、均一に塗布がし易く、筆記具のクリッ
プ、軸筒などという小さい部品によりは効果が高い。
尚、適宜、必要に応じ、無機基材1とホットメルト系
接着剤層2の間には、アクリル、メラミン、エポキシ、
ポリエステル、ウレタン系のラジカル重合型の塗膜を形
成してもよい。
接着剤層2の間には、アクリル、メラミン、エポキシ、
ポリエステル、ウレタン系のラジカル重合型の塗膜を形
成してもよい。
転写印刷層3は、転写シートを加熱圧着して形成す
る。転写シートは、基本的には、フィルム上に、離型
層、熱可塑性の樹脂を含む印刷インキを用いスクリーン
印刷、オフセット印刷により印刷した印刷層、接着層が
順次形成されてなる。尚、転写印刷層3上に、耐久性或
いは光沢などを付与するため、紫外線硬化型或いは熱硬
化型樹脂などよりなるコーティング4を実施できる。
る。転写シートは、基本的には、フィルム上に、離型
層、熱可塑性の樹脂を含む印刷インキを用いスクリーン
印刷、オフセット印刷により印刷した印刷層、接着層が
順次形成されてなる。尚、転写印刷層3上に、耐久性或
いは光沢などを付与するため、紫外線硬化型或いは熱硬
化型樹脂などよりなるコーティング4を実施できる。
(実施例) 実施例1 基材として真鍮板上に光沢ニッケルめっきを10μm、
光沢ニッケルめっき上にクロムめっきを0.2μm形成
し、乾燥後、架橋型の樹脂を含有したエポキシ系ホット
メルト接着剤(S−10、東亜合成(株)製)をスプレー
にて5μm塗布して、130℃、5分間乾燥して、ホット
メルト系接着剤層を設けた。次に、ポリエステルフィル
ム上に、離型層、スクリーン印刷により形成した熱可塑
性樹脂よりなる印刷層、接着層を順次形成してなる転写
シートを、ホットメルト接着剤が塗布された基材上に置
き、240℃に加熱したプレートによりシリコンゴムを介
して圧着を3秒間行ない、フィルムを剥離して転写印刷
層を形成した。次に、紫外線硬化型樹脂よりなるコーテ
ィングを施して真鍮基材に転写印刷層を設けてなる転写
印刷品を得た。
光沢ニッケルめっき上にクロムめっきを0.2μm形成
し、乾燥後、架橋型の樹脂を含有したエポキシ系ホット
メルト接着剤(S−10、東亜合成(株)製)をスプレー
にて5μm塗布して、130℃、5分間乾燥して、ホット
メルト系接着剤層を設けた。次に、ポリエステルフィル
ム上に、離型層、スクリーン印刷により形成した熱可塑
性樹脂よりなる印刷層、接着層を順次形成してなる転写
シートを、ホットメルト接着剤が塗布された基材上に置
き、240℃に加熱したプレートによりシリコンゴムを介
して圧着を3秒間行ない、フィルムを剥離して転写印刷
層を形成した。次に、紫外線硬化型樹脂よりなるコーテ
ィングを施して真鍮基材に転写印刷層を設けてなる転写
印刷品を得た。
こうして得たものの密着性について、基盤面にカッタ
ーにて1mm間隔にカットし、セロハンテープを接着し、
その後、セロハンテープを剥離することにより評価した
ところ、極めて良好な結果を示した。
ーにて1mm間隔にカットし、セロハンテープを接着し、
その後、セロハンテープを剥離することにより評価した
ところ、極めて良好な結果を示した。
実施例2 実施例1と同様の金属基材上に、ニッケルめっきを10
μm形成し、乾燥後、アクリル系塗料(マジクロンMG10
00、関西ペイント(株)製)を塗布し、130℃、30分間
乾燥した。次に、架橋型の樹脂を含有したウレタン系ホ
ットメルト接着剤(PU8100、東亜合成(株)製)をキシ
レンとメチルエチルケトンの1:1溶剤で3倍に希釈した
希釈液を、スプレーにて基材上に2〜3μm塗布し、13
0℃、5分間乾燥した。次に、ポリエステルフィルム上
に、離形層、オフセット印刷により形成した熱可塑性樹
脂よりなる印刷層、接着層を順次形成してなる転写シー
トを、ホットメルト接着剤が塗布された基材上に置き、
240℃加熱したプレートによりシリコンゴムを介して圧
着を2秒間行ない、フィルムを剥離して転写印刷層を形
成した。次に、紫外線硬化型樹脂よりなるコーティング
を施して真鍮基材に転写印刷層を設けてなる転写印刷品
を得た。
μm形成し、乾燥後、アクリル系塗料(マジクロンMG10
00、関西ペイント(株)製)を塗布し、130℃、30分間
乾燥した。次に、架橋型の樹脂を含有したウレタン系ホ
ットメルト接着剤(PU8100、東亜合成(株)製)をキシ
レンとメチルエチルケトンの1:1溶剤で3倍に希釈した
希釈液を、スプレーにて基材上に2〜3μm塗布し、13
0℃、5分間乾燥した。次に、ポリエステルフィルム上
に、離形層、オフセット印刷により形成した熱可塑性樹
脂よりなる印刷層、接着層を順次形成してなる転写シー
トを、ホットメルト接着剤が塗布された基材上に置き、
240℃加熱したプレートによりシリコンゴムを介して圧
着を2秒間行ない、フィルムを剥離して転写印刷層を形
成した。次に、紫外線硬化型樹脂よりなるコーティング
を施して真鍮基材に転写印刷層を設けてなる転写印刷品
を得た。
こうして得たものについて密着性の評価をしたとこ
ろ、実施例1と同様に極めて良好な結果を示した。
ろ、実施例1と同様に極めて良好な結果を示した。
(発明の効果) 以上のように、本発明によれば、無機基材に接着性が
優れた転写印刷層を設けてなる転写印刷品たり得る。
優れた転写印刷層を設けてなる転写印刷品たり得る。
第1図は本発明の一例を示す要部断面図。 1……基材、2……ホットメルト接着剤層、 3……転写印刷層、4……コーティング。
Claims (1)
- 【請求項1】無機基材に転写印刷層を設けてなる転写印
刷品において、無機基材と転写印刷層の間に、架橋型の
樹脂を含有したホットメルト接着剤層を介在させたこと
を特徴とする転写印刷品。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24160589A JP2920952B2 (ja) | 1989-09-18 | 1989-09-18 | 転写印刷品 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24160589A JP2920952B2 (ja) | 1989-09-18 | 1989-09-18 | 転写印刷品 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03104700A JPH03104700A (ja) | 1991-05-01 |
JP2920952B2 true JP2920952B2 (ja) | 1999-07-19 |
Family
ID=17076804
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24160589A Expired - Lifetime JP2920952B2 (ja) | 1989-09-18 | 1989-09-18 | 転写印刷品 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2920952B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2294888B (en) * | 1994-11-08 | 1998-07-22 | Swee Siong Lee | Coated substrates |
JP3783660B2 (ja) | 2002-06-25 | 2006-06-07 | 株式会社デンソー | 回転電機のセグメント順次接合ステータコイル |
JP2007326266A (ja) * | 2006-05-08 | 2007-12-20 | Marumiya:Kk | 印刷物の製造方法及び印刷物 |
CN103419524B (zh) * | 2012-05-17 | 2015-07-29 | 上海纳尔数码喷印材料股份有限公司 | 三层单向透视膜打印材料的制作工艺 |
-
1989
- 1989-09-18 JP JP24160589A patent/JP2920952B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03104700A (ja) | 1991-05-01 |
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