JPH0511569Y2 - - Google Patents

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JPH0511569Y2
JPH0511569Y2 JP1988075180U JP7518088U JPH0511569Y2 JP H0511569 Y2 JPH0511569 Y2 JP H0511569Y2 JP 1988075180 U JP1988075180 U JP 1988075180U JP 7518088 U JP7518088 U JP 7518088U JP H0511569 Y2 JPH0511569 Y2 JP H0511569Y2
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layer
mark
base sheet
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adhesive layer
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、基材シートの表面に設けたマーク
層を被転写物に転写するようにした転写マーク、
更に詳しくは、基材シートの貼付けがハガレのな
い状態で行なえると共に、マーク層の転写位置を
正確に位置決めできるようにした転写マークに関
するものである。
〔従来の技術〕
従来の転写マークは、基材シート上にマーク層
を印刷し、このマーク層上に溶剤活性形の接着剤
層を設け、転写時にこの転写マークの接着剤層又
は被転写物に溶剤を塗布し、粘着性を生じさせた
状態で被転写物に貼付け、基材シートをマーク層
から剥すような構造になつている。
このため、転写マークの貼付けには、時間やタ
イミング等、高度な熟練技術と経験が要求され、
ニスや各種溶剤の使用は乾燥に時間と場所を必要
とし、非常に作業性が悪いという問題がある。
また、転写時には被転写物の表面を清浄化する
作業が必要であると共に、溶剤の使用は作業環境
を悪くし、人体の健康上からも好ましくなく、し
かも脱臭装置等の設置が必要になり、設備コスト
が高くつくという問題がある。
このような従来の転写マークにあつた問題点を
解決するため、本出願人は実願昭62−121873号に
よつて、溶剤を用いることなく簡単に能率よく転
写することができ、強固な固着状態が得られる転
写マークを提供した。
上記の転写マークは、第8図を参照して説明す
ると、基材シート1の表面に前処理層2と、マー
ク層3と、このマーク層3上に粘着剤層4を順次
積層して設け、前記基材シート1の表面上に離型
シート5を重ね合わせた構造になつており、離型
シート5を剥し、露出した粘着剤層4を被転写物
の所望する位置に重ね、基材裏面上から加圧して
接着させたのち基材シート1を剥せば、基材シー
ト1は前処理層2から剥れてマーク層3のパター
ンが被転写物に残り、溶剤や水等を用いることな
く、マーク層3の転写が可能になる。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところで、上記のような転写マークは、被転写
物に対して直接マーク層の部分を重ねて貼付ける
必要があるため、貼付け位置の確認や変更が困難
であり、貼付け不良や貼付け位置不良等のミスが
発生しやすいという新たな問題が生じる。
この考案は、上記のような問題点を解決するた
めになされたものであり、貼付位置の確認及び貼
付け位置の変更がたやすくでき、貼付け不良や貼
付け位置不良のミスが低減できる転写マークを提
供することを目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
上記のような課題を解決するためこの考案は、
表面にマーク層及びこのマーク層上に粘着剤層を
順次積層して設けた基材シートの延長部又は余白
部分に、位置決用もしくはハガレ止用の微粘着性
の粘着剤層を設け、前記基材シートの表面に離型
シートを重ね合わせた構成としたものである。
〔作用〕
離型シートを剥して位置決用の粘着剤層を露出
させ、この粘着剤層を被転写物に貼付けて基材シ
ートを仮止し、離型シートで覆われた基材シート
を被転写物に重ね、マーク層の位置合せを行な
い、位置合せの確認ができると、基材シートから
離型シートを剥し、露出した粘着剤層を被転写物
に重ね、基材シート裏面上から加圧して接着させ
た後、基材シートを剥せば、基材シートは前処理
層から剥れてマーク層のパターンが被転写物に残
り、溶剤や水等を用いることなくマーク層の転写
が可能になる。
また、基材シートから離型シートを剥し、基材
シートを一端側から被転写物に重ねて巻付け、基
材シートの端部がラツプする部分を粘着剤層で貼
付ければ、基材シートの端部のハガレの発生が防
止できる。
〔実施例〕
以下、この考案の実施例を添付図面に基づいて
説明する。
第1図と第8図に示す第1の例において、シリ
コン等によつて離型処理を施した基材シート1の
表面に、前処理層2とマーク層3及び粘着剤層4
を順次積層し、前記基材シート1の端部にマーク
層3から突出する延長部6を設け、この延長部6
の表面に位置決用の粘着剤層7を設けると共に、
基材シート1から延長部6の表面上に粘着剤層4
と7を保護する離型シート5が重ねられている。
前記基材シート1は、ポリエステル、ポリエチ
レン、アクリル等の合成樹脂フイルムや適当な厚
みの紙等を用いて形成し、表面に施した離型処理
層の剥離強度は、例えば60〜78%程度のものに設
定されている。
前処理層2は、基材シート1の表面離型処理層
上にマーク層3を付着させると共に、基材シート
1を剥した後はマーク層3の表面上に乗つている
ことになるため、経時変化を利用してマーク層3
を保護する役目をもたせたもので、更に、その上
にコーテイング塗装を施した場合にその架橋反応
を利用してマーク層3を強固に硬化固着させるた
めのものであり、例えば耐熱アクリル樹脂等を主
成分とする透明もしくは半透明のインクや塗料等
を用い、基材シート1の表面全体もしくはマーク
層3と等しいパターンで部分的に設ける。なお、
この前処理層2は省略するようにしてもよい。
マーク層3は、耐熱性、耐候性、耐溶剤性のあ
るアクリル樹脂等を主成分とするインクや塗料等
を用いて形成され、平版やスクリーン、凸、凹
版、グラビア等の各種印刷手段や吹付塗装等によ
つて、模様、図柄、文字等、所望する色彩とパタ
ーンに施されている。
粘着剤層4は、アクリル樹脂等を主体とする耐
熱性で超高粘度タイプであり、溶剤を用いること
なく直接被転写物に貼付けることができ、マーク
層3のパターンに一致するようマーク層3上に、
このマーク層3と同様の手段によつて設けられて
いる。
前記基材シート1の延長部6に設ける位置決用
の粘着剤層7は、転写移行のしにくい、ゴム系や
アクリル系等の微貼着性のある非転着剤を用い、
図示のように、線状態に施しても、又延長部6の
全面もしくは余白部分の一部に設けてもよい。
上記粘着剤層4及び位置決用の粘着剤層7を保
護する離型シート5は、合成樹脂や紙の一面にシ
リコン加工等を施して離型性を良くしたものであ
り、離型処理層の剥離強度は、80〜100%程度に
設定され、粘着剤層4と7に損傷を与えることの
ない剥離が行なえるようになつている。
なお、基材シート1は透明又は半透明とし、予
め位置決用のラインを余白部分等に印刷しておく
と、マーク層の貼付位置が正確になる。
この考案の第1の例の転写マークは上記のよう
な構成であり、マーク層の貼付けを行なうために
は、先ず離型シート5の延長部6に重なる部分を
剥して位置決用の粘着剤層7を露出させ、第2図
のようにこの粘着剤層7を被転写物Aに接着さ
せ、この状態で離型シート5により覆われた基材
シート1を被転写物Aに巻付け、マーク層3の貼
付け位置を確認する。(第3図参照) マーク層3の位置合せが確認できたら、次に離
型シート5を基材シート1から剥し、粘着剤層4
を露出させた状態で基材シート1を被転写物Aに
巻付け、粘着剤層4を被転写物Aに重ねて圧着す
る。(第4図参照) 粘着剤層4の接着後に延長部6の位置決用粘着
剤層7を被転写物Aから剥し、延長部6を引張つ
て基材シート1を前処理層2の部分から剥し、前
処理層2とマーク層3を被転写物Aに残す。(第
5図と第6図参照) 粘着剤層4の接着力は、基材シート1と前処理
層2の接着力よりも強いため、剥離強度と接着力
強度の差を利用して基材シート1を剥すことによ
つてマーク層3を確実に被転写物Aに転写するこ
とができる。(第7図と第9図参照) マーク層3の転写後に、第10図の如く、マー
ク層3上から被転写物Aの表面に、アクリル、ウ
レタン、メラミン等の透明なコーテイング層8を
塗布し、これを自然もしくは強制的に乾燥させて
仕上げる。
上記コーテイング層8は、含有する成分の前処
理層2からマーク層3及び粘着剤層4への浸透と
加熱架橋による相乗作用によつて、被転写物Aへ
のマーク層3の固着強度を向上させることがで
き、しかもコーテイング剤との一体化を図ること
により、マーク層3を強固に保護することができ
る。
なお、基材シート1は離型処理を施していない
フイルムを用いることができ、この場合、前処理
層2は基材シート1とマーク層3との間の接着強
度が、必ず粘着材層4と被転写物Aとの接着強度
より弱くなる様に設定されて居なければならな
い。従つて転写時に基材シート1の裏面上からの
加圧によつて容易にマーク層3が基材シート1か
ら剥離して被転写物Aに転写されることになる、
その場合の前処理層2は、基材シート1との接着
強度を弱めるために、前記実施例に述べた前処理
層2に5〜8分程度の耐熱乾性油を混入した物を
用いればよい。他の層は前記実施例と同様の物で
ある。
また、マーク層3には同一パターンで粘着剤層
4が設けられているので、溶剤や水等を用いない
で、第7図と第9図のように、マーク層3がオー
バーラツプするよう貼付けることができ、第11
図で示したように、マーク層3の両端間に隙間9
の発生がない転写が可能になる。
次に、第12図は、粘着剤層7をハガレ防止用
に用いた場合を示しており、離型シート5を剥し
た基材シート1を被転写物Aの外周に巻付けて貼
付け、基材シート1の両端がラツプする端部を粘
着剤層7で基材シート1の外面に貼付け、基材シ
ート1の外側端部がハガレるのを防止している。
このように基材シート1の端部にハガレが生じ
ないようにすると、基材シート1の巻付け状態の
ままで、マーク層3の加熱による焼付け処理工程
が円滑に行なえるという利点がある。この基材シ
ート1は、マスキング台紙としても利用すること
ができる。
また、第13図に示す第2の例は、基材シート
1の表面にマーク層3を点在的に設け、粘着剤層
7を基材シート1の中間部分に設け、この粘着剤
層7を被転写物Aに貼付けることにより、マーク
層3の位置決めが正確に行なえるようにしてい
る。
この第2の例では、粘着剤層7と同時に、両端
に位置決用のマーク21を設けた例を示してい
る。
〔効果〕
以上のように、この考案によると、マーク層を
設けた基材シートに位置決用もしくはハガレ止用
の微粘着性の粘着剤層を設けたので、この粘着剤
層で基材シートを被転写物に仮止めすることによ
り、マーク層を被転写物に対して貼付け位置の確
認ができ、貼付け位置の変更もたやすくできるの
で、貼付け不良や貼付け位置不良等のミスを低減
することが可能になる。
また、マーク層の貼付け位置等に対する熟練や
経験等の高度な技術を必要としないため、低コス
トの用員にて転写作業が行なえる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係る転写マークの第1の例
を示す斜視図、第2図乃至第7図は転写順序を示
す工程図、第8図は転写マークの拡大断面図、第
9図は同上の貼付状態を示す断面図、第10図は
同上の拡大断面図、第11図は転写マークの端部
に隙間が生じた場合の説明図、第12図は基材シ
ート両端のラツプ状態を示す縦断面図、第13図
は転写マークの第2の例を示す斜視図である。 1……基材シート、2……前処理層、3……マ
ーク層、4……粘着剤層、5……離型シート、6
……延長部、7……位置決用の粘着剤層。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 表面にマーク層及びこのマーク層上に粘着剤層
    を順次積層して設けた基材シートの延長部又は余
    白部分に、位置決用もしくはハガレ止用の微粘着
    性の粘着剤層を設け、前記基材シートの表面に離
    型シートを重ね合わせた転写マーク。
JP1988075180U 1988-06-06 1988-06-06 Expired - Lifetime JPH0511569Y2 (ja)

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JP1988075180U JPH0511569Y2 (ja) 1988-06-06 1988-06-06

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JPH01177777U JPH01177777U (ja) 1989-12-19
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5918455U (ja) * 1974-09-10 1984-02-04 ノ−ザン・テレコム・リミテツド インテグラルレンズ発光ダイオ−ド構造体

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JPS58157362U (ja) * 1982-04-15 1983-10-20 松下電工株式会社 ラベル

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