JPS6035270B2 - フラツシユパネルの製造法 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は枠材と面材との接着を容易にできるようにした
フラッシュパネルの製造法に関するものである。

従来、枠材の中空部にハニカムコア材等の充填せしめる
とともに、枠材に酢酸ビニルのェマルジョンタィプの接
着剤を塗布し、次にこの枠材に面材を接着せしめてなる
フラッシュパネルの製造法は知られているが、酢酸ビニ
ルのェマルジョンタィプの接着剤は塗布作業が簡単にで
きる反面、初期粘着力に乏しくまた乾燥が遅いために、
面材が反っていると端部が浮き上がったり、積層時に面
材がずれ易くなり枠材に面材を円滑に接着できないと言
う欠点があった。

本発明は上記従来の欠点を除去せんとするものであり、
以下実施例図面に従い説明する。

第１図は本発明に係るフラッシュパネルの分解斜視図で
あり、１は枠組された枠材、２はこの枠材１の表裏面に
接着される面材、３は枠材１の中空部に充填されるコア
材である。

第２図は接着剤の塗布状態を示す塗布装置の要部斜視図
であり、４は塗布ローフー、５はガイドローフー、６は
ポリ酢酸ビニルヱマルジョンからなる接着剤であり、塗
布ローラー４を回転せしめて枠材１の表面に接着剤６を
塗布せしめ、塗布ローラー４を通過した後、枠材１の進
行に従って両側の縦桟１１，１１の中方向略中央部分の
接着剤６を全長にわたって上方よりドクターナイフ７で
掻きとるのである。しかる後、第３図に示す如く、縦桟
１１，１１の掻きとり部分８，８にホットメルト系の粘
着剤９を塗布せしめ面材２を枠材１の表面に積層接着し
てフラッシュパネルを構成するのである。またここで、
面材２を枠材１に積層接着せしめるには、面材２を枠材
１の表面に積層したのち仮圧締して先ず粘着剤９で接着
し、次にロールプレス、平板プレス等の常用の加圧手段
によって接着剤６で接着すれば足り、枠材１の裏面も同
様に面材２を積層接着すれば良いのである。また本発明
において、ェマルジョン系の接着剤６の掻きとり手段と
しては、リバースロールを使っても良く、また、掻きと
りと同時にホットメルト系の粘着剤９を塗布すれば作業
工程が簡略化できる効果がある。このように本発明は、
枠材にェマルジョン系の袋着剤を塗布ローラーで塗布す
るとともに、この枠材に面材を積層接着せしめてあるフ
ラッシュパネルの製造方法において、上記塗布ローラー
で枠村にェマルジョン系の接着剤を塗布せしめた後、枠
材の縦桟の一部の接着剤を全長にわたって掻きとり、次
にこの掻きとり部分にホットメルト系の粘着剤を塗布せ
しめ面材を枠材に積層接着せしめることを特徴とするフ
ラッシュパネルの製造法であるから、塗布ローラーで枠
材にェマルジョン系の接着剤を簡単に塗布できるととも
に、接着剤を全長にわたって掻きとった縦桟の掻きとり
部分にはホットメルト系の粘着剤が円滑に塗布され、こ
の粘着剤で枠材に面材を圧締するだけで瞬時に接着でき
、面材が反っている場合でも、枠材に面材を容易にしか
も正確に接着できる等の効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図乃至第３図は本発明の一実施例に係り、第１図は
フラッシュパネルの分解斜視図、第２図は接着剤の塗布
状態を示す塗布装置の要部斜視図、第３図は粘着剤の塗
布状態を示す要部斜視図である。 １・・・・・・枠材、２・・・・・・面村、３・・・・
・・コア材、４・・・・・・塗布ローフー、５・・・・
・・ガイドローフー、６・・・・．・接着剤、７・・・
・・・ドクターナイフ、８・・・・・・掻きとり部分、
９・・・・・・粘着剤、１１・・・・・・縦桟。 第１図第２図第３図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 枠材にエマルジヨン系の接着剤を塗布ローラーで塗
   布するとともに、この枠材に面材を積層接着せしめてな
   るフラツシユパネルの製造法において、上記塗布ローラ
   ーで枠材にエマルジヨン系の接着剤を塗布せしめた後、
   枠材の縦桟の一部の接着剤を全長にわたつて掻きとり、
   次にこの掻きとり部分にホツトメルト系の粘着剤を塗布
   せしめ面材を枠材に積層接着せしめることを特徴とする
   フラツシユパネルの製造法。