JPS60178453A - 電子写真用感光体の製造方法 - Google Patents

電子写真用感光体の製造方法

Info

Publication number
JPS60178453A
JPS60178453A JP3555984A JP3555984A JPS60178453A JP S60178453 A JPS60178453 A JP S60178453A JP 3555984 A JP3555984 A JP 3555984A JP 3555984 A JP3555984 A JP 3555984A JP S60178453 A JPS60178453 A JP S60178453A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
pigment
ultrasonic waves
under irradiation
charge
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3555984A
Other languages
English (en)
Inventor
Hajime Miyazaki
宮崎 元
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP3555984A priority Critical patent/JPS60178453A/ja
Publication of JPS60178453A publication Critical patent/JPS60178453A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G5/00Recording members for original recording by exposure, e.g. to light, to heat, to electrons; Manufacture thereof; Selection of materials therefor

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Photoreceptors In Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は導電性支持体上に電荷担体発生層及び電荷担体
移動層を有する積層型電子写真感光体の製造方法に関し
、更に詳しくは電荷担体発生物質の製造方向如関する。
従来より導電性支持体上に、光吸収により電荷担体(伝
導キャリアとも呼ばれる)を生成する。いわゆる電荷担
体発生層を設け、更にその上に生成した電荷担体を電場
の力により移動させる、いわゆる電荷担体移動層を設け
た積層型の電子写真感光体が数多く提案されている。
中でも特定の有機物が光導電性を示すことが発見されて
から、数多くの有機光導電体が開発されてきた。有機光
導電体を用いた電子写真感光体は、バインダーを適当に
選択することによって、塗工で生産できるため極めて生
産性が高く安価な感光体を提供でき、しかも有機顔料の
選択、によって感光波長を自在にコン)o−ルできる利
点を有している。
しかしながら、多くの電荷担体発生物質は一般の有機溶
媒には溶は罠<<高純度の物質を得るに社、技術的忙む
ずかしく、かつ大量の溶剤を必要とするなど、コスト的
にも問題があった。
また、電荷担体発生物質の結着剤溶液への分散性のコン
トロールが難かしく且つ分散安定性にも問題が多かった
本発明の第一の目的は前記顔料の製造を特定の製造及び
分散手段を用いるととKより、生産性のみならず顔料の
純度及び分散性・分散安定性を向上させる方法を提供す
ることである。
本発明の第二の目的は高感度でかつ疲労の少ない積層型
電子写真感光体を提供することである0 即ち本発明方法は導電性支持体上に電荷担体発生層・電
荷担体移動層よりなる積層型電子写真感光体の製造方法
において電荷担体発生物質と1〜でジスアゾ又はトリス
アゾあるいはテトラアゾ顔料を用い、且つ前記顔料の製
造及びに分散液作成を超音波照射下で行なうことを特徴
とするものである。
本発明者らは、積層型電子写真感光体の電荷担体発生物
質の各種製造方法のうち、特に前記の欠点を除去するた
め、従来法以外の顔料製造法について種々検討し、超音
波照射下でのアゾカップリング法を発明するに至った。
更にこのようにして製造した顔料の分散法について検討
した結果、本製造法による顔料をさらに超音波にて分散
することで種々の結着剤への分散性及び分散安定性が極
めて向上することを見出し本発明法を完成したものであ
る。
即ち本発明は導電性支持体上に電荷担体発生層、電荷担
体移動層よりなる積層型電子写真感光体において、電荷
担体保持物質としてジスアゾ又はトリスアゾあるいはテ
トラアゾ顔料を用い、且つ前記顔料の製造・精製ならび
に分散を超音波照射下で行なうことを特徴とする電子写
真用感光体の製造方法である。
即ち本発明を実施するには先づ一般式A(−NH2)n
(n は2から4の整数である。)で表わされるアミン
を超音波照射下ジアゾ又はテトラゾ化あるいはへキザゾ
化し、つづいて種々のカプラーとのカップリング反応を
超音波照射下で行ない、さらに合成した顔料の洗浄及び
分散を超音波照射下で行なう。分散に関してはボールミ
ル・サンドミルその他の分散法と併用して行なうと・ど
もできる。
次に一般式A%NH2)nで表わされるアミンについて
次に詳細に説明する。
Aは(a)少なくとも1つのベンゼン環を有する炭化水
素基、(b)少なくとも2つのベンゼン環を有する含窒
素炭化水素基または(e)少なくとも2つのベンゼン環
と少なくとも1つのへテロ類を有する、炭化水素基を示
す。上述の(a)および(b)におけるベンゼン環は他
の1つ以上のベンゼン環もよい。前記(a)の炭化水素
基、(b)の含N素炭化水素基および(C)の炭化水素
基は、適当な原子、例えば酸素原子、ノ・ロゲン原子(
塩素原子、臭素原子、沃素原子)または有機残基、例え
ばアルキル基(メチル基、エチル基、プロピル基、1s
o−プロピル基、ブチル基、t−ブチル基など)、アル
コキシ基(メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、ブ
トキシ基など)、ジアルキルアミノ基(ジメチルアミノ
基、ジエチルアミノ基、ジプロピルアミノ基、ジブチル
アミノ基、ジベンジルアミノ基など)、ジアリールアミ
ノ基(ジフェニルアミノ基、ジトリルアミノ基、ジアリ
ーアミノ基など)、アシルアミノ基(アセチルアミノ基
、プロピオニルアミノ基、)゛チ1)ルアミノ基、ベン
ゾイルアミノ基、トリオイルアミノ基など)、ニトロ基
またはヒドロキシ基などによって置換されることもでき
る。
さらに具体的に説明すると、前記(a)、(b)および
(C)の具体例は下記のとおりである。
(a)の例としては、 (1)−Q− などを挙げることができる。
式中・RJ水素原子またはシアノ基を示す。
R3は、水素原子またはアルコキシ基(メトキシ基、エ
トキシ基、プロポキシ基、ブトキシ基など)を示す。R
4およびR5は、水素原子、ハロゲン原子(塩素原子、
臭素原子、沃素原子)、アルキル基(メチル基、エチル
基、プロピル基、1so−プロピル基、ブチル基、t−
ブチル基なト)、アルコキシ基(メトキシ基、エトキシ
基、プロポキシ基、ブトキシ基など)またはニトロ基を
示す。また、R4とR5は、それぞれに互に対称な位置
で同一の基であってもよく、あるいは両者がともに水素
原子である場合を除いて異なった基であってもよい。
Φ)の例としては (1) (″) ÷N=N−Q− など挙げることができる。
(C)の例と(−ては と2H5 (8) −〔1門()−1また式中の−S−基に酸素原子が置換
1−た。
などを挙げることができる。
R6およびR7は、水素原子、低級アルキル基(例えば
、メチル基、エチル基、プロピル基、1so−プロピル
基、ブチル基、t−ブチル基など)またはハロゲン原子
(例えば、塩素原子、Zは、酸素原子、硫黄原子または
ンN−R,−j)示す。R15は水素原子または低級ア
ルキル基(例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、
1so−プロピル基、ブチル基、L−ブチル基など)を
示す。R6は、水素原子、ノ・ロゲン原子(例えば、塩
素原子、臭素原子、沃素原子など)または低級アルキル
基(例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、Lso
−プロピル基、ブチル基、1−ブチル基など)を示し、
Roは水素原子、ノ・ロゲン原子(例えば、塩素原子、
臭素原子、沃素原子など)、低級アルキル基(例えばメ
チル基、エチル基、プロピル基、1so−プロピル基、
ブチル基、t−ブチル基など)、アルコキシ基((例え
ば、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、ブトキシ
基など)、ヒドロキシ基、ニトロ基、ジアルキルアミノ
基(例えば、ジメチルアミノ基、ジエチルアミノ基、ジ
アルキルアミノ基など)またはアシルアミノ基(例えば
、アセチルアミノ基、グロピオニルアミノ基、ブチリル
アミノ基、ベンゾイルアミノ基、トリオイルアミン基な
ど)を示す。また、nはOまたは】−であり、mは1〜
4の整数である。
R1゜1は、単結合、それぞれ置換されてもよい0基、
若L <は−CH=CH−基を示す。置換基若しくは原
子としては、ノ・ロゲン原子(例えば、塩素原子、臭素
原子、沃素原子など)、アルキル基(例えば、メチル基
、エチル基、プロピル基、1so−プロピル基、ブチル
基、t−ブチル基など)、アルコキシ基(例えば、メト
キシ基、エトキシ基、プロポキシ基、ブトキシ基など)
、シアン基などを挙げることができる。R11およびR
1□は、水素原子、ハロゲン原子(塩素原子、臭素原子
、沃素原子など)または低級アルキル2!1ii(メチ
ル基、エチル基、プロピル基、1so−プロピル基、ブ
チル基、t−ブチル基など)を示す。
R□3お↓びR□4は、水素原子、ハロゲン原子(塩素
原子、臭素原子、沃素原子など)、低級アルキル基(メ
チル基、エチル基、プロピル基、1so−プロピル基、
ブチル基、t−ブチル基なト)、アルコキシ基(メトキ
シ基、エトキシ基、プロポキシ基、ブトキシ基など)、
ニトロ基またはアシルアミノ基(アセチルアミノ基、グ
ロビオニルアミノ基、ブチリルアミノ基、ベンゾイルア
ミノ基、トリオイルアミノ基など)を示す。
即ち、本発明は、例えば上述の如きアミンを超音波照射
下でジアゾ、テトラゾ又はヘキサジ化し、さらに超音波
照射下でカプラー溶液に滴下する。さらに得られた顔料
をろ過・洗浄したのち結着剤とともに超音波分散するこ
とで高純度で分散性のよい、I〜かも安定な分散液を得
ることができる。なお本発明の分散液は界面活性剤を併
用したり、特殊な処理を施さなくても顔料の分散性及び
分散安定性が良い。これは超音波照射下でアゾカップリ
ングを行なうことで、結晶中への不純物の取り込みが少
なく、かつ微細な結晶が得られ、その結果、結着剤との
親和性が優れるようになるためと考えられる。
以上のような理由から本発明による顔料の合成法及び分
散法によりシートのように簡単な形状は勿論複雑な形状
の導電性支持体上にも電荷担体発生層を安定に形成する
ことができ、またとうして本発明によれば高感度で且つ
繰り返17特性の優れた積層型電子写真感光体を製造す
ることができる。
電荷担体発生物質として本発明方法にて製造した顔料の
具体例としては下記の公知のものが挙げられる。
これらの化合物は出発原料化合物であるアミυを20〜
39 KHzの超音波にて反応容器を照射しジアジ、テ
トラソあるいはへ士サジ化し次いでカプラーとアルカリ
の存在下超音波照射下でカップリンタするか又は前記ア
ミンのシアリニウム塩、テトラソニウム塩又はへ+サジ
ニウム塩を超音波照射下にて合成しさらにホウフッ化塩
あるいは塩化亜鉛塩の形で一旦単離した後適当な溶媒例
えばN、N−ジメチルホルムアミドジメチルスルホ+シ
トなどの溶媒中で超音波浴中にてアルカリの存在のもと
で力づラーとカッづリンクすることにより容易に製造す
ることができる。このようにして、製造した顔料は水洗
いさらに、N、N−ジメチルホルムアミド、MEKにて
洗浄したのち種々の結着剤を含む溶剤に超音波照射下に
て分散せしめる仁とにより安定な電荷担体発生物質の分
散液を得ることができる。
ここに用いる結着剤としては広範な絶縁性樹脂から選択
でき、またポリ−N−ビニルカルバシール、ポリビニル
アントラセコ1ポリビニルピレンなどの有機光導電性ポ
リマーから適宜選択できる。好ましくは、ポリビニルづ
チラール、ボリアリレート、ポリカーボネート、ポリエ
ステル、フェノ+シ樹脂、ポリ酢酸ビニル、アクリル樹
脂、ポリアクリルアミド樹脂、ポリアミド、ポリビニル
アルコール位1脂、tコゼインボリビニルアルコール、
ポリビニルヒロリドンなどの絶縁性樹脂をあげることが
できる。これらを電荷発生層中に含有せしめる量として
は80重量係以下好ましくは40重量%以下が適してい
る。
塗工の際に用いる有機溶剤としてはメタノール、エタノ
ール、イソプロパツールなどのアルコール類、アセトン
、メチルエチルケトン、シクロへ士すノンなどのケトン
p、N、N−ジメチルホルムア三ド、N、N−ジメチル
アセトアミドなどのアミド類、ジメチルホルホ+シトな
どのスルホ中シト類、テトラしドロフラン、ジオ士サン
、エチレンジリコール上ツメチルエーテルなどのエーテ
ル類、酢酸メチル、酢酸エチルなどのエステル類、クロ
ロホルム、塩化メチレン、ジクロルエチレン、四塩化炭
素、トリクロルエチレンなどの脂肪族ハロゲン化炭化水
素類あるいはベンゼン、トルエン、牛シレン、リグロイ
ン、七ノクロルベンゼン、ジクロルベ′:、Jゼンなど
の芳香族類などを用いることができる。
このようにして得られた電荷担体発生層の塗工液は導電
性を有する基体の上に設けられる。
導電層を有する基体としては、基体自体が導電性をもつ
もの、例えばアルミニウム、アルミニウム合金、銅、亜
鉛、ステンレス、バナジウム、tりづヂン、り0ム、チ
タン、ニッケル、インジウム、金や白金などを用いるこ
とができ、その他にアルミニウム、アルミニウム合金、
酸化インジウム、酸化錫、酸化インジウム−酸化錫合金
などを真空蒸着法によって被膜形成された層を有するラ
ラスチツク(例えば、ポリエチレυ、ポリづロヒしン、
ポリ塩化ビニル、ポリエチレンテレフタレート、アクリ
ル樹脂、ポリフッ化エチレンなど)、導電性粒子(例え
ば、カーボンづラック、銀粒子など)を適当なバインタ
ーとともにプラスチックの上に被覆した基体、導電性粒
子をプラスチックや紙に含浸した基体や導電性ポリマー
を有するプラスチックなどを用いることができる。
塗工は、浸漬コーチインタ法、スづレーコーティング法
、スピyナーコーテイυグ法、ピードコーティング法、
マイヤーバーヨーティ:フグ法、づレードコーテイ、、
Iり法、ローラーコーチインク法、カーテンコーティン
グ法などのコーチインク法を用いて行なうことができる
電荷発生層は、十分な吸光度を得るために、できる限り
多くの前記有機光導電体を含有し、且つ発生した電荷中
ヤリアの飛程を短かくするために、薄膜層、例えば5三
りDン以下、好ましくは0.01〜1三クロシの膜厚を
もつ薄膜層とすることが好ましい。このことは、入射光
量の大部分が電荷発生層で吸収されて、多くの電荷中セ
リアを生成すること、さらに発生した電荷中セリアを再
結合や捕獲(トラップ)により失活することなく電荷輸
送層に注入する必要があることに帰因している。
導電層と感光層の中間に、バリヤー機能と接着機能をも
つ下引層を設けることもできる。下引層は、カゼイン、
ポリビニルアルコール、ニトロセルロース、エチレン−
アクリル酸]ホリマー、ボリア三ド(ナイロン6、ナイ
ロン66、ナイロン610 、共重合ナイロン、アルコ
キジメチル化ナイロ、、1など)、ポリウレタン、ゼラ
チン、酸化アルミニウムなどによって形成できる。
下引層の膜厚は、0.1〜5′f−クロン、好ましくは
0.5〜3ミクロンが適当である。
本発明における電荷輸送層は公知のしドラジン化合物、
ヒラシリン化合物とを適当な溶剤に溶解せしめた溶液を
塗布し乾燥せしめることにより形成させる。ここに用い
るしドラジン化合物、ごラジリシ化合物としては下記の
ようなものがある。
また、ここで用いる結着剤としては、例えばポリアリし
一ト樹脂、ポリスルホン樹脂、ボリア三ド樹脂、アクリ
ル樹脂、アクリ0ニトリル樹脂、メタクリル樹脂、塩化
ビニル樹脂、酢酸ビニル樹脂、フェノール樹脂、エポ+
シ樹脂、ポリエステル樹脂、アル中ド樹脂、ポリカーボ
ネート、ポリウレタンあるいはこれらの樹脂の繰り返し
単位のうち2つ以上を含む共重合体樹脂例えばスチレン
−づタジエンコポリマー、スチレシーアクリ0ニトリル
コポリマー、スチレシーマレイ:J酸コポリマーなどを
挙げることができる。また、この様な絶縁性ポリマーの
他に、ポリビニルカルバソール、ポリビニルアントラセ
ンやポリじニルピレンなどの不様光導電性ポリマーも使
用できる。
この結着剤と電荷担体輸送化合物との配合割合は、結着
剤100重量部当り電荷担体輸送化合物を10〜500
重量とすることが好ましい。
電荷輸送層は、上述の電荷発生層と電気的に接続されて
おり、電界の存在下で電荷発生層から注入された電荷中
ヤリアを受け取るとともに、これらの電荷子ヤリアを表
面まで輸送できる機能を有しいてる。この際、この電荷
輸送層は、電荷発生層の上に積層されていてもよく、ま
たその下に積層されていてもよい。しかし、電荷輸送層
は、電荷発生層の上に積層されていることが望ましい。
この電荷輸送層は、電荷中ヤリアを輸送できる限界があ
るので、必要以上に膜厚を厚くすることができない。一
般的には、5〜30ミク0ンであるが、好ましい範囲は
8〜20ミクロンである。
この様な電荷輸送層を形成する際に用いる有機溶剤は、
使用する結着剤の種類によって異なり、又は電荷発生層
や上述の下引層を溶解しないものから選択することが好
ましい。具体的な有機溶剤としてlは、メタノール、エ
タノール、イソプロパツールなどのアルコール類、アセ
トン、メチルエチルケトン、シフDへ士すノンなどのケ
トン類、N、N−ジメチルホルムアミド、N、N−ジメ
チルアセトアミドなどのアミド類、ジメチルスルホ+シ
トなどのスルホ+シト類、テトラヒドロフラン・、ジオ
十サン、エチレンタリコール七ツメチルエーテルなどの
エーテル類、酢酸メチル、酢酸コニチルなどのエステル
類、クロロホルム、塩化メチレン、ジクロルエチレン、
四塩化炭素、トリクロルエチレンなどの脂肪族ハロゲン
化炭化水素類あるいはベンゼン、トルニジ、士シレン、
リタDイン、七ノクロルベンゼン、ジグ0ルベンゼンな
どの芳香族類などを用いることができる。
塗工は、浸漬コーチインク法、スプレーコーティング法
、スピンナーコーチインク法、ピードコーテイシク法、
マイセーバーコーティング法、づレードコーテイυり法
、ローラーコーティング法、カーテンコーチインク法な
どの]−テインタ法を用いて行なうことができる。乾燥
は、室温における指触乾燥後、加熱乾燥する方法が好ま
しい。加熱乾燥は、30〜200℃の温度で5分〜2時
間の範囲の時間で、静止または送風下で行なうことがで
きる。
電荷輸送層には、種々の添加剤を含有させることができ
る。かかる添加剤としては、ジフェニル、塩化ジフェニ
ル、0−ターフエニ1し、p−ターフェニル、ジづチル
フタレート、ジメチルシリコールフタレート、ジオクチ
ルフタレート、トリフェニル燐酸、メチルナフタリン、
ベンジフェノン、塩素化パラフィン、ジラウリルチオづ
ロヒオネート、3,5−ジニトロサリチル酸、各種フル
オロカーボン類などを挙げることができる。
導電層、電荷発生層、電荷輸送層の順に積層した感光体
を使用する場合において、ヒドラジン化合物、じラソリ
ン化合物は正孔輸送性であるので、電荷輸送層表面を負
に帯電する必要があり、帯電後露光すると露光部では電
荷発生層において生成した正孔が電荷輸送層に注入され
、その後表面に達して負電荷を中和し、表面電位の減衰
が生じ未露光部との間に静電コントラストが生じる。現
像時には電子輸送物質を用いた場合とは逆に正電荷性ト
ナーを用いる必要がある。
本発明の電子写真感光体の製造法は電子写真複写機のみ
ならず、レーザービームづリンター、CRTプリンター
、電子写真式製版システムなどの電子写真応用分野にも
広く用いることができる。
本発明によれば、高感度の電子写真感光体を与えること
ができ、また繰り返し帯電および露光を行なった時の明
部電位と暗部電位の変動が小さくしかも、フ^トメ七り
一件を有効に改善できる利点を有している。
実施例1 次に本発明において使用するアジ顔料についての合成例
を具体的に説明する。
合成例 下記顔料 2・5−ジ(アーア三ノフェニル)−1,3,4−オ牛
サジアリール、4.52f (0,0179モル)水5
5m1.濃塩酸10.0−からなる分散液を4℃まで冷
却した後、容器をBRANSON B−220H超音波
発生器にひたし、超音波照射しながら亜硝酸ソータ3.
6(1(0,0376モル)を水9dに溶解した液を1
5分間で滴下し、その後、液温を3〜6℃に保ち30分
照射攪拌を続は活性炭を加え濾過し、テトラリニウム水
溶液を得た。
つぎに水3.80−に水酸化ナトリウム17.8f。
8−(エチルベシリイルーアミノ)−ナフトール(2)
 11.5 y (0,039七ル)を溶解し、この液
を6〜8℃に保ちながらさらに超音波照射下で先に合成
したテトラリニウム水洛液を30分間で滴下し、便に2
時間照射攪拌した後室温にて1晩放置した。
反応液を濾過し、得られた顔料を水洗後、アtトシ洗浄
、乾燥し、粗製顔料13.5fを得た。
つぎにDMF、THFを用い、順次洗油した後、乾燥し
108グの情jl!!!顔料を得た。
シア三シベースの精成率 76.3チ 分解点 300℃以上 元素分析 分子式 C52H4oN30゜ 工R吸収スペクトル 第三アミド 1645m−1 次に厚さ100μのアルミ板上にポリじニルアルコール
水溶液を塗布乾燥し、塗工量0.8 f/maの接着層
を形成した。
次に前記湾1顔料51とポリエステル(アトし−シづ4
9000デュボシ社製、固型分20チ)10f、THF
80−を超音波分散後上記接着層上に塗布し7、乾燥後
の塗工量を0.20f/m2とした。
次に、4−N、N−ジエチルア三ノベシズアルヂしドー
N、N−ジフェニルしドラジル5f、ポリメチルメタク
リレート樹脂(数平均分子量10万)5rをTHF 7
0 m!、に溶解し、電荷発生層上に塗工し、乾燥後の
塗工量を102/−とした。
このようにして作成した電子写真感光体を川口・電機(
ハ)製静電複与紙試験装置Model 5P−428を
用いてマタチックカ式で05 kVでコロナ帯電し、暗
所で10秒間保持した後、照度5 luxで露光し帯電
特性を調べた。
初期を位をVo(V)、暗所での10秒間の電位保持率
をVK(→半減衰露光量を8%(1ux−sec)とし
て本感光体の帯電特性を示す。
Voニー650V Vx:95% K% 6.51ux
−secなお従来法により得た同様の&、1顔料を用い
た場合の感光体では Voニー520V VK:91% 8% 7.81ux
′secであり帯電電位ののりやすさ、電荷保持率、感
度がともに本発明により同上している。
次に実施例1で用いたと同じ電荷輸送用溶液をベーカー
アプリケーターを用いて塗工し乾燥後の膜厚を10グ/
m2とした感光帯の帯電測定は実施例1と同じにして行
なった。
表1に帯電特性を示した。また表2では比較例として従
来法による単なるアジカッづリシタにより得られた表1
の顔料に対応する各顔料2′〜22′を用いた場合を示
し、本発明と比較した。
表 1 帯電特性 表 2 帯電特性 実施例23〜27 実施例11で用いたAllの顔料5グとづチラール樹脂
(づチラール化度63Eルチ)22をエタノール951
艷に溶かした液とともに分散した後、アルミ蒸着マイラ
ーフィルムのアルミ面に塗布し、乾燥後の塗工量を0.
297m2とした。
次に表3に示した電荷輸送物質52とフェノ牛シ樹脂(
UOO社製ベークライトPKHH) 5 fをTHF7
0m7!に溶解した液を上記電荷発生層に塗布乾燥し、
塗工量が1197m2の電荷輸送層を形成した。
このように作成した感光体を実施例1と同様に帯電測定
を行ない、その特性を表4に示す。
また表5には、従来法により製造した実施例顔料23.
24.25.26.27に対応する顔料23′、24′
、25′、26′、27′を用いた場合の特性を示す。
表 3 電荷輸送物質 表 4 帯電特性 表5 帯電特性

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 導電性支持体上に、電荷担体発生層、電荷担体移動層よ
    りなる積層型電子写真感光体において、電荷担体保持物
    質としてジスアゾ又はトリスアゾあるいはテトラアゾ顔
    料を用い、且つ前記顔料の製造・精製ならびに分散を超
    音波照射下で行なうことを特徴とする電子写真用感光体
    の製造方法。
JP3555984A 1984-02-27 1984-02-27 電子写真用感光体の製造方法 Pending JPS60178453A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3555984A JPS60178453A (ja) 1984-02-27 1984-02-27 電子写真用感光体の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3555984A JPS60178453A (ja) 1984-02-27 1984-02-27 電子写真用感光体の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS60178453A true JPS60178453A (ja) 1985-09-12

Family

ID=12445088

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3555984A Pending JPS60178453A (ja) 1984-02-27 1984-02-27 電子写真用感光体の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS60178453A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1048858A (ja) * 1996-04-26 1998-02-20 Canon Inc 電子写真感光体、この電子写真感光体を用いた電子写真装置及びプロセスカートリッジ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1048858A (ja) * 1996-04-26 1998-02-20 Canon Inc 電子写真感光体、この電子写真感光体を用いた電子写真装置及びプロセスカートリッジ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0186415B1 (en) Electrophotographic imaging member
US4797337A (en) Disazo photoconductive imaging members
US4410615A (en) Layered electrophotographic photosensitive element having hydrazone charge transport layer
JPS6027014B2 (ja) 電子写真用感光体
US4424266A (en) Layered electrophotographic photosensitive element having hydrazone charge transport material
JPH0260174B2 (ja)
KR20080059393A (ko) 전자 사진 감광체, 전자 사진 감광체 카트리지 및 화상형성 장치
JPH01177041A (ja) 電子写真感光体
JPS60178453A (ja) 電子写真用感光体の製造方法
JP2903339B2 (ja) 電子写真感光体
JPH0310303B2 (ja)
KR101327122B1 (ko) 전자사진용 감광체
US5175258A (en) Processes for the preparation of bisazo photogenerating pigments using an annealing step
JP2789212B2 (ja) 電子写真感光体
JPS63264759A (ja) 電子写真感光体
JPH0253067A (ja) 電子写真感光体
JPS6135547B2 (ja)
JPS60189758A (ja) 光導電性組成物の製造方法
JPS61177462A (ja) 電子写真感光体
JPS62143059A (ja) 電子写真用感光体
JPH0453430B2 (ja)
JPH01180554A (ja) 電子写真感光体
JPS60201352A (ja) 光導電性組成物の製造方法
JPH0469951B2 (ja)
JPH02208657A (ja) 電子写真用感光体