JPS60176215A - 積層セラミツクコンデンサ−の端子電極形成方法 - Google Patents

積層セラミツクコンデンサ−の端子電極形成方法

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JPS60176215A
JPS60176215A JP59031578A JP3157884A JPS60176215A JP S60176215 A JPS60176215 A JP S60176215A JP 59031578 A JP59031578 A JP 59031578A JP 3157884 A JP3157884 A JP 3157884A JP S60176215 A JPS60176215 A JP S60176215A
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JP
Japan
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multilayer ceramic
ceramic capacitor
nickel
tin
electrode
Prior art date
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Pending
Application number
JP59031578A
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English (en)
Inventor
和 高田
飯野 猛
隆 井口
黒田 孝之
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分骨 本発明は積層セラミックコンデンサーの端子電極形成方
法に関する。
従来例の構成とその問題点 積層セラミックコンデンサーは電子機器の小型化および
プリント基板に自動的に装着する装着機の開発および普
及と相俟って最近その需要が急増している。
従来の積層セラミックコンデンサーは第1図に示す如く
誘電体セラミック1とその中に埋め込まれた内部電極2
からなる積層セラミックコンデンサ一本体および各内部
電極2と接続した端子電極3とから構成されており、通
常上記端子電極3は銀ペーストを塗布し、高温で焼付け
ることによって形成されている。
かかる積層セラミックコンデンサーを例えばプリント配
線基板に実装する場合、上記端子電極3をプリント配線
基板に半田によりろう接している。このとき銅端子電極
3はいわゆる銀くわれ(電極くわれ)が生ずる。この電
極くわれを防止するための一つの手段として外部電極3
として少量のパラジウムを含有させた銀−パラジウムが
用いられている。しかしながらパラジウムを含有させる
と製造原価が高くなるばかりでなく、銀−パラジウム電
極は半田付時の耐熱性が充分保証できない欠点を有して
いた。一般。
に積層セラミックコンデンサーの端子電極には半田付性
および半田付時の耐熱性の良好なことが要求されている
。この観点から銀または銀−パラジウム電極上に半田耐
熱性を改良するため、通常の電気メツキ法でニッケルメ
ッキを施し、更にその上に半田付性を改良するため通常
の電気メツキ法で錫または錫−鉛合金のメッキを施すこ
とが行なわれている。このように端子電極を三層構造に
することによって端子電極の半田付性および半田9耐熱
性は改良されている。
しかしながら上述した三層構造にメッキ処理すると製造
された積層セラミックコンデンサーの誘導損失(tan
δ)が大きくなるものが発生する。特に高誘電率系の積
層セラミックコンデンサーにおいては、一般にtanδ
が1%以上と比較的大きいので、これらのメッキ処理の
影響も顕著でない。しかし温度補償用積層セラミックコ
ンデンサーにおいてはtanδの値が小さく、従ってQ
 (=1 / tanδ)の値が大きく、規格では例え
ば静電容量が30Pp以上のとき、Q≧1000 (t
anδ≦0.1%)となっている。かかる温度補償用積
層セラミックコンデンサーにおいては、上述した如(t
anδが大きくなる、即ちQの値が規格未満となるQ不
良が発生して問題となる。
一方積層セラミックコンデンサーの急激な需要の増大と
共にその価格の低下がめられ、その一つの手段として製
造に直接使用される材料の原価の低下が大きな問題とな
っている。上述した従来の積層セラミックコンデンサー
の端子電極に用いられている銀または銀−パラジウムは
電気メツキ処理する際の電極としての機能を有している
ものの貴金属であり、材料費中の大きな部分を占め原価
低下を阻害する大きな要因をなしている。
発明の目的 従って本発明の目的は、半田付性および半田耐熱性にす
ぐれ、tanδの安定化を図り、更に低原価を実現可能
にした積層セラミックコンデンサーの端子電極形成方法
を提供することにある。
発明の構成 本発明は積層セラミックコンデンサ一本体の端子電極を
形成すべき面を予め粗面化した後、端子電極材料をプラ
ズマ溶射法により上記粗面化した積層セラミックコンデ
ンサ一本体面に付着させることからなる積層セラミック
コンデンサーの端子電極を形成する方法にある。
また本発明は上記プラズマ溶射法を二工程に分け、第一
工程で電極材料としてニッケルまたはニッケル合金を溶
射し、第二工程で錫または錫−鉛合金を溶射することに
よって行なう。使用しうるニッケル合金としてはニッケ
ルークロム合金、ニッケル銅合金等がある。
本発明で上述した電極材料、特に第一工程でのニッケル
またはニッケル合金をプラズマ溶射する前にセラミック
誘電体およびその中に埋め込まれた内部電極からなる積
層セラミックコンデンサ一本体の端子電極形成面を粗面
化する理由は、粗面化せずに上記電極材料をプラズマ溶
射して形成した電極とセラミックとの間の接着強度が充
分でなく剥離する危険性がある、しかしながら本発明に
従い粗面化した後上記電極材料をプラズマ溶射すると、
形成された電極とセラミックとの間の接着強度が向上し
、剥離等の欠陥を生じなくなるためである。
本発明に従い積層セラミツオコンデンサー本体の粗面化
を行なうに当っては公知の任意のかかる粗面化手段、例
えばサンドブラスト法、スパッタエツチング法、化学エ
ツチング法等を使用できる。あるいは水の如き媒体中に
砥粒例えばコンデレサーに用いられているセラミックよ
り硬度の高い金属またはセラミック粒子を懸濁させたス
ラリー中で攪拌することによって行なうこともできる。
なかでもサンドブラスト法が好ましい。
上述した如く本発明に従い第一工程でニッケルまたはニ
ッケル合金を使用してプラズマ溶射して第一の電極層を
形成すると、完成した積層セラミックコンデンサーを他
の機器例えばプリント配線基板に半田付するときの半田
による電極くわれを防止し、半田耐熱性を良くすること
ができる。また本発明に従い上述した如く第二工程で錫
または錫−鉛合金を使用してプラズマ溶射して上記ニッ
ケルまたはニッケル合金電極層上に第二の電極層を形成
すると、上記半田付時の半田瀝れ性を良くし、半田付性
を良くすることができる。
実施例の説明 次に本発明の実施例を図面を参照して説明する。
第2図は本発明により積層セラミックコンデンサ一本体
を粗面化する方法の説明図である。
セラミック誘電体中に内部電極を埋め込み焼成した積層
セラミックコンデンサ一本体4を治具5中に装着し、上
記積層セラミックコンデンサーの端子電極を形成すべき
面6を治具5から少し突出するように露出させる。上記
面6に対し、通常のサンドブラスト装置7から酸化アル
ミニウムまたはその他の通常使用されるブラスト材粒子
8を吹き付は上記面6を粗面化する。
上述した如く粗面化した積層セラミックコンデンサ一本
体4の面6上にニッケルまたはニッケル合金をプラズマ
溶射する。
第3図は上記溶射を実施するための説明図であり、第4
図は本発明方法により形成された端子電極を有する積層
セラミックコンデンサーの断面図である。
第3図に示す如く、治具5中に装着され、上述した如く
粗面化された面を有する積層セラミックコンデンサー4
の面6に対し、従来より使用されているプラズマスプレ
ーガン9によりニッケルまたはニッケル合金を溶射して
第一電極層10を形成する(第4図参照)。次に同じプ
ラズマスレーガン9により錫または錫−鉛合金を溶射し
て第4図′に示す如く上記ニッケルまたはニッケル合金
層10の上に錫または錫−鉛合金層11を形成する。、 次に積層セラミックコンデンサ一本体4の面6に対向す
る面12を露出するように治具5に装着し、上述した方
法を繰返すことによって対向面12を粗面化し、その面
にニッケルまたはニッケル合金の第一層1oおよび錫ま
たは錫−鉛合金・D第二層11を溶射形成する。
かくして形成されたニッケルまたはニッケル合金の第一
層および錫または錫−鉛合金の第二層の厚みはそれぞれ
1o±2 fimとなった。
上述した如く端子電極を形成した積層セラミックコンデ
ンサーは、半田付性、半田耐熱性および引張り強さに優
れ、温度補償コンデンサーとしてQ不良が全く発生しな
かった。
なお電極層10および11の厚さはプラズマ溶射時間、
使用する不活性ガスの流速、金属粒径および印加電圧を
変えることにより自由に選択することができることは明
らかである。
またプラズマ溶射により形成される電極層の材料は他の
金属材料でも自白に選択できる。
発明の効果 本発明方法により作られる積層セラミックコンデンサー
は、例えばプリント配線基板等に実装する場合の半田付
性および半田耐熱性にすぐれ、温度補償用積層セラミッ
クコンデンサーにおいてはQ不良が発生せず、更に従来
の銀および/またはパラジウムの如き貴金属を使用して
いないことにより、・大幅なコストダウンを図ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の積層セラミックコンデンサーの断面図で
あり、第2図は積層セラミックコンデンサ一本体を粗面
化する方法の説明図であり、第3図はプラズマ溶射を実
施するための説明図であり、第4図は本発明により形成
された端子電極を有する積層セラミックコンデンサーの
断面図である。 4は積層セラミックコンデンサ一本体、6は粗面化され
る面、10はニッケルまたはニッケル合金電極層、11
は錫または錫−鉛合金電極層。 特許出願人 松下電器産業株式会社 第1図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、積層セラミックコンデンサ一本体の端子電極を形成
    すべき面を予め粗面化した後、端子電極材料をプラズマ
    溶射法により上記粗面化した積層セラミック本体面に付
    着させることを特徴とする積層セラミックコンデンサー
    の端子電極形成方法。 2、 プラズマ溶射を二工程に分け、第一工程でニッケ
    ルまたはニッケル合金を溶射し、第二工程で錫または錫
    −鉛合金を溶射する特許請求の範囲第1項記載の端子電
    極形成方法。 3、粗面化をサンドブラスト法、スパッタエツチング法
    、化学エツチング法、または金属あるいはセラミック粒
    子スラリー中で攪拌する方法で行なう特許請求の範囲第
    1項記載の端子電極形成方法。
JP59031578A 1984-02-22 1984-02-22 積層セラミツクコンデンサ−の端子電極形成方法 Pending JPS60176215A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7589951B2 (en) 2006-02-27 2009-09-15 Murata Manufacturing Co., Ltd. Laminated electronic component and method for manufacturing the same
US8154849B2 (en) 2005-10-28 2012-04-10 Murata Manufacturing Co. Ltd. Laminated electronic component
JP2017118087A (ja) * 2015-12-24 2017-06-29 サムソン エレクトロ−メカニックス カンパニーリミテッド. 積層セラミック電子部品及びその製造方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8154849B2 (en) 2005-10-28 2012-04-10 Murata Manufacturing Co. Ltd. Laminated electronic component
US7589951B2 (en) 2006-02-27 2009-09-15 Murata Manufacturing Co., Ltd. Laminated electronic component and method for manufacturing the same
JP2017118087A (ja) * 2015-12-24 2017-06-29 サムソン エレクトロ−メカニックス カンパニーリミテッド. 積層セラミック電子部品及びその製造方法

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