JPS6017371B2 - 加硫方法 - Google Patents
加硫方法Info
- Publication number
- JPS6017371B2 JPS6017371B2 JP2128880A JP2128880A JPS6017371B2 JP S6017371 B2 JPS6017371 B2 JP S6017371B2 JP 2128880 A JP2128880 A JP 2128880A JP 2128880 A JP2128880 A JP 2128880A JP S6017371 B2 JPS6017371 B2 JP S6017371B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vulcanization
- parts
- taf
- dgm
- present
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Graft Or Block Polymers (AREA)
- Processes Specially Adapted For Manufacturing Cables (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は新規な加硫方法に関する。
更にくわしくは炭化水素系ェラストマーを有機過酸化物
で加硫するにあたり、トリアクリロイルーS−へキサヒ
ドロトリアジン(以下、TAFと略称する)とキノンジ
オキシムたとえばp−キノンジオキシム(以下、GMと
略称する)、あるいはp,pーージベンゾィルキノンジ
オキシム(以下、DGMと略称する)等とを併用して用
いることを特徴とする新規な加硫方法に関する。従来よ
り炭化水素系ェラストマー、雛中、エチレンープロピレ
ン共重合体(EPR)またはエチレンープロピレンージ
ェン三元共重合体(EPDM)を有機過酸化物、たとえ
ばジキュミルパーオキサィドで加硫する方法は良く知ら
れている。
で加硫するにあたり、トリアクリロイルーS−へキサヒ
ドロトリアジン(以下、TAFと略称する)とキノンジ
オキシムたとえばp−キノンジオキシム(以下、GMと
略称する)、あるいはp,pーージベンゾィルキノンジ
オキシム(以下、DGMと略称する)等とを併用して用
いることを特徴とする新規な加硫方法に関する。従来よ
り炭化水素系ェラストマー、雛中、エチレンープロピレ
ン共重合体(EPR)またはエチレンープロピレンージ
ェン三元共重合体(EPDM)を有機過酸化物、たとえ
ばジキュミルパーオキサィドで加硫する方法は良く知ら
れている。
また、かかる公知加硫法に於いて、加硫効率を高め、早
期に加硫を完結せしめる目的のためある種の多官能性モ
ノマー、たとえばエチレンジメタクリレート、あるいは
トリアリルシアヌレート等を併用する方法、あるいはE
PDMの加硫においては少量のィオウを併用する方法も
公知である。
期に加硫を完結せしめる目的のためある種の多官能性モ
ノマー、たとえばエチレンジメタクリレート、あるいは
トリアリルシアヌレート等を併用する方法、あるいはE
PDMの加硫においては少量のィオウを併用する方法も
公知である。
しかし乍ら、上記公3知の方法では、その目的である加
硫の早期完結については必ずしも満足すべしものではな
いうえ、得られた加硫物の諸物性において改良が必ずし
も充分といえない欠点がある。本発明者は、かかる従来
法の欠点を克服すべく炭化水素系ェラストマーの新規な
加硫方法について検討を重ねて来たが、有機過酸化物を
該炭化水素系ェラストマ−の加稀剤として用いる場合、
同時にTAFとキノンジオキシムの組合せを助剤として
併用すると、特にキノンジオキシムとしてDM又はDG
M、更にはその両方を同時に用いると加硫の早期完結、
得られる加硫ゴムの物性改良がいずれも具現されうろこ
とを見出して、本発明を完成した。
硫の早期完結については必ずしも満足すべしものではな
いうえ、得られた加硫物の諸物性において改良が必ずし
も充分といえない欠点がある。本発明者は、かかる従来
法の欠点を克服すべく炭化水素系ェラストマーの新規な
加硫方法について検討を重ねて来たが、有機過酸化物を
該炭化水素系ェラストマ−の加稀剤として用いる場合、
同時にTAFとキノンジオキシムの組合せを助剤として
併用すると、特にキノンジオキシムとしてDM又はDG
M、更にはその両方を同時に用いると加硫の早期完結、
得られる加硫ゴムの物性改良がいずれも具現されうろこ
とを見出して、本発明を完成した。
本発明において対象となる上記炭化水素系ェラストマー
とは一般に有機過酸化物に依って加硫しうるものすべて
を指すが、就中、EPRおよびEPDMに対し、顕著な
効果が認められる。
とは一般に有機過酸化物に依って加硫しうるものすべて
を指すが、就中、EPRおよびEPDMに対し、顕著な
効果が認められる。
さらに本発明における有機過酸化物としては通常工ラス
トマーカロ硫用に用いられているものであれば、すべて
用いうるのであるが、中でもジキュミルパ−オキサイド
や1.3−ビス(tーブチルパ−オキシイソプロピル)
ベンゼンまたはtープチルパーオキシイソプロピルカー
ボネートなどが好適に用いうる。また、本発明に用いる
TAF、キノンジオキシムはいずれも純品である必要は
なく、市販品種度の純度(約90%以上)で充分その目
的を果たし得、さらに、粉末状、ペースト状、グラニュ
ール状、フレーク状あるいはマスターバッチチップいず
れの形態であっても充分所期の目的を果しうる。
トマーカロ硫用に用いられているものであれば、すべて
用いうるのであるが、中でもジキュミルパ−オキサイド
や1.3−ビス(tーブチルパ−オキシイソプロピル)
ベンゼンまたはtープチルパーオキシイソプロピルカー
ボネートなどが好適に用いうる。また、本発明に用いる
TAF、キノンジオキシムはいずれも純品である必要は
なく、市販品種度の純度(約90%以上)で充分その目
的を果たし得、さらに、粉末状、ペースト状、グラニュ
ール状、フレーク状あるいはマスターバッチチップいず
れの形態であっても充分所期の目的を果しうる。
またこれらの使用量は炭化水素系ェラストマー100部
(重量部、以下同じ)当り、TAFO.1〜6部、好ま
しくは0.5〜3部、キノンジオキシム0.1〜10部
好ましくは0.5〜3部であり、GMとDGMを併用す
る場合は上記TAFの使用範囲においてGMとDGMの
合計使用革が0.2〜6部、好ましくは0.5〜4部の
範囲であり、かつ、この場合のGM/DGMの重量比が
10〜/1〜1/1い好ましくは5/1〜1/5の範囲
であり、さらにTAF/GMもしくはTAF/DGMあ
るいはTAF/(GM十DGM)の重量比が20/1〜
1/1リ好ましくは10/1〜1/5の範囲で用いる。
本発明の加硫方法を実施するに当っては、上記ェラスト
マー、有機過酸化物、TAF、キノンジオキシムは必要
に応じて他の該ェラストマーに通常の充填剤、老化防止
剤、顔料、糟剤、オイルその他添加剤と共に通常の方法
、たとえばバンバリ−ミキサー、ロールなどにより混糠
の後一般に用いられる加熱方法、たとえば蒸気加熱、溶
融塩加熱、熱線加熱、ホットプレス加熱などにより所定
の温度、時間加熱することにより容易に目的を達し得、
良好な加硫物々性を示す核ェラストマー刀0稀物が得ら
れる。
(重量部、以下同じ)当り、TAFO.1〜6部、好ま
しくは0.5〜3部、キノンジオキシム0.1〜10部
好ましくは0.5〜3部であり、GMとDGMを併用す
る場合は上記TAFの使用範囲においてGMとDGMの
合計使用革が0.2〜6部、好ましくは0.5〜4部の
範囲であり、かつ、この場合のGM/DGMの重量比が
10〜/1〜1/1い好ましくは5/1〜1/5の範囲
であり、さらにTAF/GMもしくはTAF/DGMあ
るいはTAF/(GM十DGM)の重量比が20/1〜
1/1リ好ましくは10/1〜1/5の範囲で用いる。
本発明の加硫方法を実施するに当っては、上記ェラスト
マー、有機過酸化物、TAF、キノンジオキシムは必要
に応じて他の該ェラストマーに通常の充填剤、老化防止
剤、顔料、糟剤、オイルその他添加剤と共に通常の方法
、たとえばバンバリ−ミキサー、ロールなどにより混糠
の後一般に用いられる加熱方法、たとえば蒸気加熱、溶
融塩加熱、熱線加熱、ホットプレス加熱などにより所定
の温度、時間加熱することにより容易に目的を達し得、
良好な加硫物々性を示す核ェラストマー刀0稀物が得ら
れる。
本発明の加硫方法により得られた炭化水素系工ラストマ
ー加硫物は強度に秀れるため、種々の用途、就中、電気
絶縁用、工業製品用など広い用途に供しうる。
ー加硫物は強度に秀れるため、種々の用途、就中、電気
絶縁用、工業製品用など広い用途に供しうる。
以下、実施例、比較例によって本発明をさらに詳しく説
明する。
明する。
実施例1〜8、比較例1〜2
炭化水素系ェラストマ−基材として、EPDMを用い、
下の如き基本配合において第1表に示すごときTAF、
GM、DGMを添加して実施例および比較例の組成物を
得た。
下の如き基本配合において第1表に示すごときTAF、
GM、DGMを添加して実施例および比較例の組成物を
得た。
この組成物をロールにて混練し、得られた配合物を16
0つ0にて、オッシレーチィングディスクレオメータ(
ODR)によって加硫特性を評価した。
0つ0にて、オッシレーチィングディスクレオメータ(
ODR)によって加硫特性を評価した。
Claims (1)
- 1 炭化水素系エラストマーを加硫するに当り、該炭化
水素系エラストマー100重量部当り0.1〜6重量部
の1.3.5−トリアクリロイル−S−ヘキサヒドロト
リアジン、0.1〜10重量部のキノンジオキシムおよ
び有機過酸化物を用いることを特徴とする加硫方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2128880A JPS6017371B2 (ja) | 1980-02-21 | 1980-02-21 | 加硫方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2128880A JPS6017371B2 (ja) | 1980-02-21 | 1980-02-21 | 加硫方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS56116712A JPS56116712A (en) | 1981-09-12 |
JPS6017371B2 true JPS6017371B2 (ja) | 1985-05-02 |
Family
ID=12050939
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2128880A Expired JPS6017371B2 (ja) | 1980-02-21 | 1980-02-21 | 加硫方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6017371B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62139672U (ja) * | 1986-02-26 | 1987-09-03 | ||
JPH0349900Y2 (ja) * | 1986-05-06 | 1991-10-24 | ||
JPH0529901Y2 (ja) * | 1987-12-25 | 1993-07-30 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63221144A (ja) * | 1987-03-09 | 1988-09-14 | Bando Chem Ind Ltd | エチレン・プロピレンゴム組成物 |
-
1980
- 1980-02-21 JP JP2128880A patent/JPS6017371B2/ja not_active Expired
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62139672U (ja) * | 1986-02-26 | 1987-09-03 | ||
JPH0349900Y2 (ja) * | 1986-05-06 | 1991-10-24 | ||
JPH0529901Y2 (ja) * | 1987-12-25 | 1993-07-30 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS56116712A (en) | 1981-09-12 |
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