JPH0349900Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、フロツピーデスクを出し入れ自在に
して多数収納できるフロツピーデスク用フアイル
に関する。

〔従来の技術〕

従来には、フロツピーデスク多数を良好に収納
できるようなフアイルはなかつた。

〔考案が解決しようとする問題点〕 本考案は、近来、多く使用されることになつて
きたフロツピーデスクを多数収納できるフアイル
を提供するもので、薄形のフロツピーデスクを容
易に出し入れできるとともに安全良好に収納する
ことができ、しかも強度は充分にして整然と良好
にフアイルすることができ、１枚の台紙より容易
に形成することができて多量生産に好適となるよ
う提供するものである。

〔問題点を解決するための手段〕

そのため、本考案では、４角状主板面の一端側
からはポケツト板面を、他端側からは主板面より
やや幅狭となる蓋板面をそれぞれ折曲できるよう
に全体を１枚の台紙より形成し、前記ポケツト板
面の幅方向途中には少なくとも２つの傾斜した切
断線を切欠形成するとともに、該切断線より折曲
縁側の内部がポケツト空間にして残るようその他
のポケツト板面の周囲部分を主板面に接着し、前
記蓋板面の折曲側端部を主板面に一定幅だけ接着
し、その接着部分にはフアイルの爪に綴じ込むこ
とができる大小多数の孔を穿設し、蓋板面を開閉
自在にして構成したものである。

〔作用〕

したがつて、一部に切断線を切欠して折り曲げ
るとともに接着することによつて形成することが
できることになり、各種フアイルに多数を綴じ込
むことができることになり、傾斜した切断線から
薄形のフロツピーデスクを容易に出し入れするこ
とができて、蓋板面を閉じることにより安全良好
に収納することができることになる。

〔実施例〕

次に、図面に示す実施例について説明する。Ｃ
は内方中央に開閉自在の両爪５を有するフアイル
表紙、Ｆは袋Ｅに入れたミニフロツピーデスク
で、それぞれ従来形のものである。

４角状主板面Ａの一端側からは主板面Ａの横幅
よりやや幅狭のポケツト板面Ｂを、また他端側か
らは主板面Ａの横幅よりやや幅狭の蓋板面Ｃをそ
れぞれ折曲できるように全体を１枚の台紙より形
成するが、第９図に示すように、蓋板面Ｃおよび
主板面Ａよりポケツト板面Ｂが縦長となるように
形成するとともに、ポケツト板面Ｂの幅方向中間
には縦方向に対して傾斜する２つの切断線１を並
べて切欠し、第２図に示すように折曲縁２より折
曲したポケツト板面Ｂの上下側の出張りを主板面
Ａの上下端に重ねて折り曲げ、両切断線１より折
曲縁２側の内部がポケツト空間として残るようそ
の他のポケツト板面Ｂの周囲部分３ａ，３ｂ，３
ｃ，３ｄを主板面Ａに接着剤で接着強化して形成
する。

なお、両切断線１のポケツト側外面にはモール
１ａをそれぞれ接着する。

また、前記蓋板面Ｃの折曲側端部４における折
曲縁８までの一定幅を主板面Ａに接着剤で接着
し、この２枚合せとなる主板面Ａの端部と蓋板面
Ｃの折曲側端部４に貫通する大小多数の丸形孔
６，７を、縁辺にそつて如何なるバインダーの爪
５にも適用できるよう配設して形成する。

したがつて、例えば第３図に示すように２つの
爪５を有するバインダーに両孔６をそれぞれ綴じ
込んだり、また、各種のバインダーにそれぞれの
爪を孔６や７群に綴じ込んで多数板をフアイルす
ることができることになり、第７図および第８図
に示すように蓋板面Ｃを外方に折り曲げて開く
と、両切断線１の傾斜した開口からポケツト空間
にミニフロツピーデスクＦを第１図に示すように
半分ほど挿入して収納できることになり、第４図
および第５図に示すように蓋板面Ｃを閉じておく
と、安全状態に収納しておくことができることに
なる。

〔考案の効果〕

このように本考案は、蓋板面Ｃを開くと、ポケ
ツト板面Ｂにより良好に形成されるポケツト空間
内に、傾斜した切断線１の開口からフロツピーデ
スクを容易に挿入して収納したり取り出すことが
できることになり、蓋板面Ｃを閉じるとフロツピ
ーデスクを安全状態に収納しておくことができる
ことになり、また、２枚合わせて接着することに
なる端部に大小多数の孔６，７を穿設したので、
爪５数が異なる如何なるバインダーにも綴じ込む
ことができるとともに、破れたりすることなく堅
牢なものにして綴じ込むことができ、しかも、多
数を綴じ込んで多数のフロツピーデスクを整然と
収納できると共に、特に本考案の場合フロツピー
を入れるポケツトの側面及び下底面の周縁部分は
接着剤により充分強化して接着してあるのでフロ
ツピーを保護するとともに、フアイル紙が最も痛
みやすい箇所でもある該端縁部分を極めて強化し
て長期の使用に耐えるものであり且つ１枚の台紙
より容易に形成することができて多量生産も容易
となり、好適に実施できる特長を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図はフロツピーデスクを収納して蓋板面を
開いた状態を示す全体の平面図、第２図はフロツ
ピーデスクを示し、第３図は表紙を開いた状態の
斜視図、第４図は蓋板面を閉じた状態の平面図、
第５図は第４図の−線における断面図、第６
図は第４図の底面図、第７図は蓋板面を開いた状
態の平面図、第８図は第７図の−線における
断面図、第９図ないし第１１図は説明図を示す。 Ａ……主板面、Ｂ……ポケツト板面、Ｃ……蓋
板面、１……切断線、２……折曲縁、３ａ，３
ｂ，３ｃ，３ｄ……周囲部分、４……折曲側端
部、５……爪、６，７……孔。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 主体となる４角状主板面Ａの一端側からはこれ
   を延長してポケツト板面Ｂを、また他端側からも
   これを延長して主板面Ａよりやや幅狭となる蓋板
   面Ｃを形成するものとし、これらを折曲縁２と３
   よりそれぞれ折曲できるようにし、且つ全体を１
   枚の台紙より形成する。 前記ポケツト板面Ｂの幅方向途中には同じ方向
   に向かつて同長の２つの傾斜した切断線１を切欠
   形成するとともに、該切断線１より折曲縁２側の
   内部がポケツト空間として残るようその他のポケ
   ツト板面Ｂの周囲部分３ａ，３ｂ，３ｃ，３ｄを
   主板面Ａに接着し、且つ前記蓋板面Ｃの折曲側端
   部４を主板面Ａに一定幅だけ接着し、更にその接
   着部分にはフアイルの爪５に綴じ込むことができ
   る大小多数の孔６，７を穿設して、蓋板面Ｃとも
   ども開閉自在に構成したことを特徴とするフロツ
   ピーデスク用フアイル。