JPS60172918A - 多色固形粉末化粧料の製造方法 - Google Patents

多色固形粉末化粧料の製造方法

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JPS60172918A
JPS60172918A JP2791584A JP2791584A JPS60172918A JP S60172918 A JPS60172918 A JP S60172918A JP 2791584 A JP2791584 A JP 2791584A JP 2791584 A JP2791584 A JP 2791584A JP S60172918 A JPS60172918 A JP S60172918A
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戸辺 賢明
Hiromasa Saito
斉藤 広正
Hitoshi Naito
内藤 仁
Hideyuki Kifune
木舟 秀幸
Toru Inaba
徹 稲葉
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は単一容器内に、互いに色の異なる(色調、濃淡
、光沢の違い)部分を有する多色固形粉末化粧料の製造
方法に関する。
ここで固形粉末化粧料とは容器あるいは中皿等に粉末を
主体としてなる粉末化粧料を充填後、圧縮成形した、い
わゆるコンパクト状の化粧料をさす。
従来、このタイプの固形粉末化粧料において、単一容器
内に2以上の互いに色の異なる固形粉末化粧料部分を設
けて色の違いによるパターン模様等を作出しようとする
場合、容器内に該パターン模様等に対応する仕切りを挿
入し、各仕切り毎に互いに色の異なる粉末化粧料を粉末
状のまま供給後、仮プレス、仕切りの除去及び本プレス
を行うという工程を取るのが一般的であった。
しかしながら、このような方法にあっては、作出される
模様は仕切りの形によって定まる決まりきったものにな
ること、仕切りの形が複雑になると粉末化粧料を均一に
供給することが困難になること、仕切り毎に粉末化粧料
を供給する際に化粧料同士が混色しやすく結果として模
様の境目がぼやけてしまうこと、なによりも仕切り毎に
一定量の粉末状の化粧料を供給しなければならないので
工程的に困難が多く量産には向かないこと等の欠点が−
あった。
本発明者らは上記の事情に鑑み、上記従来の多色固形粉
末化粧料の製造方法の欠点を解決すべく鋭意研究を行っ
た結果、上記の欠点を一挙に解決できる製造方法を見い
出し、本発明を完成するに至った。
本発明は、溶剤の1種又は2種以上と粉末化粧料とから
なる互いに色の異なる泥状物の2以上を単一容器内に充
填し、しかる後に多孔質素材からなる成型ヘッドを用い
て圧縮成型を行うと同時に該成型ヘッドの裏面より溶剤
を吸引することを特徴とする多色固形粉末化粧料の製造
方法である。
以下、本発明の構成について詳述する。
本発明で用いる溶剤は一般的な溶剤であればどのような
溶剤でも構わないが、エチルアルコール、イソプロピル
アルコールや低沸点の炭化水素、シリコーン油及び環状
シリコーンあるいは水が好ましい。
本発明で用いる粉末化粧料を構成する粉末は化粧料分野
において一般的に用いられる粉末であり、例示ずればタ
ルク、カオリン、マイカ、二酸化チタン等の体質顔料、
゛赤色、黄色、黒色等の酸化鉄、群青、紺青、クロム系
顔料、有機顔料(例えば赤色226号、青色404号、
黄色401号等)等の色剤顔料である。まだこれらに化
粧料としての仕上り効果を増すため、天然パール剤とし
て魚鱗箔、合成バール剤としてチタン−マイカ系合成バ
ール顔料、チタン−マイカ−有機顔料系パール顔料、チ
タン−マイカ−酸化鉄系バール顔料、チタン−マイカ−
紺青(酸化クロム)系バール顔料等を添加することがで
きる。
本発明においては、上記粉末に粉末化粧料を構成する他
の成分、すなわぢ油分、水溶性高分子、水膨潤性粘土鉱
物、防腐剤、適宜の薬剤、香料、界面活性剤、酸化防止
剤、キレート剤、紫外線吸収剤等を任意に添加し得る。
上記溶剤と粉末化粧料の混合比は、混合によって得られ
る泥状物が充填に適度な硬度、流動性を有する範囲内で
適宜選択すれば良く、溶剤及び粉末の種類に応じて異な
る。
本発明においては上記溶剤とわ)未化粧料とからなる泥
状物の互いに色の異なる2以上を用意し、これを単一容
器内に充填する。この充填の際に色の違いによる各種の
パターン模様を作るようにする。模様は容器の横断面方
向だけでなく、縦断面方向に対しても作ることができる
し、さらには横断面方向と縦断面方向を組み合わせたノ
\ラエテイーに富んだ模様にすることも可能である。パ
ターン模様の一例を図面によってあられす。これらは本
発明の一態様であり、本発明を限定するものではない。
第1図−溶剤と粉末化粧料とからなる泥状物を充填した
状態の縦断面図。
1は容器、10.11.12.13は泥状物を示す。
第2図−・−他の泥状物の圧縮成型後の固形粉末化粧料
の平面図 第3図−他の態様の平面図 第4図−他の態様の平面図 第5図−他の態様の平面図 本発明においては、上記泥状物を容器内へ充填した後、
多孔質素材よりなる成型ヘッドを有する成型機を用いて
圧縮成型を行う。
多孔質素材としては多孔質樹脂あるいは焼結金属等を用
い得る。多孔質樹脂を形成する樹脂としてはアクリロニ
トリル共重合体が、焼結金属を形成する金属としてはス
テンレス、銅、銅の合金が好ましい。
本発明においては上記圧縮成型と同時に成型ヘッドの裏
面(圧縮成型すべき泥状物とは反対側の面)から泥状物
に含まれる溶剤を吸引除去する。
吸引除去により、泥状物は単なる圧縮成型に比較して良
好に成型乾固される。
上記圧縮吸引工程は、多孔質素材を用いること及び溶剤
の吸引を行うことを除けば、通常の圧縮成型の条件に準
じて行えば良いが、溶剤の吸引をより効率的に行う目的
で成型ヘッドと上記泥状物との間にスポンジや紙、布、
不織布の吸収体を挿入したり、溶剤の乾燥に伴う泥状物
の体積目減りを見越して容器容量よりやや多めに充填し
ておいたり、あるいは又、泥状物充填後微振動を与えて
容器内に泥状物をなじませる等の措置を講するとより製
造が効果的に行える。
又、上記吸収体をシート状となして巻取装置によって順
次エンドレス状に巻取られるようにすれば製造はより効
率的になる。
又、上記成型ヘッドを通しての溶剤の吸引では泥状物の
乾燥が充分でない場合は、上記工程の後に乾燥を行えば
良い。乾燥は風乾放置、加熱、送風等、目的とする多色
固形粉末化粧料に変臭等の悪影響を及ぼさない範囲で任
意に選択し得る。
本発明の理解を深める目的で、上記圧縮工程及び溶剤の
吸引を模式的に第6図に図示する。10.11.12.
13は圧縮成型すべき泥状物、lは容器、2は多孔質素
材よりなる成型ヘッド、3は吸引室、4はエントレ・ス
状の溶剤の吸収体シートである。
次に実施例を挙げて本発明をより詳細に説明する。本発
明はこれにより限定されるものではない。
配合量は重量%である。
(以下余白) 実施例1 アイシャドウ 粉末化粧料 粉末化粧料 (11+21 ■酸化チタン 5.0 4.0 ■カオリン 3.0 2.0 ■マイカ 15.0 10.G ■チタン−マイカ系 57.6 65.0パール顔料 ■酸化鉄赤 0.8 0.5 ■酸化鉄黄 0.5 0.3 ■群青 0.1 0.2 ■流動パラフイン 12.0 10.0■ラノリン 5
.0 7.0 [相]ソルビタンセスキ 1.0 1.0オレート 製法 粉末化粧料(11100重量部をエチルアルコール50
重量部と混合し、泥状物(11とする。同様に粉末化粧
料(21100重量部をエチルアルコール50重量部と
混合し、泥状物(2)とする。泥状物(1)及び(2)
を別々のノズルから第3図に相当する態様にて中皿に充
填し、ろ紙を介してアクリロニトリル共重合体製の多孔
質成型ヘッドを用いて圧縮成形しながら成型ヘッドの裏
面よりエチルアルコールを吸引し、後50℃で乾燥した
(以下余白) 実施例2 アイシャドウ 粉末粉末粉末 化粧料 化粧料 化粧料 (11(21(31 ■酸化チタン −4,03,0 ■カオリン 0.1 2.0 1.0 ■マイカ 20.0 10.0 5.0■タルク 2.
0 −− − ■チタンーマイカ系 60.0 65.0 ?2.5バ
ール顔料 ■酸化鉄赤 0.5 0.5 0.3 ■酸化鉄黄 0.3 0.3 0.2 ■群青 0.1 0.2 − ■流動パラフィン 13.0 10.0 7.0[相]
ラノリン 2.0 ?、0 10.0■ソルビクンセス
キ 2.0 1.Or、。
オレート 製法 粉末化粧料(r1100重量部をエチアルコール80重
量部と混合し、泥状物+11とする。同様にして粉末化
粧料(2)及び(3)から泥状物(2)及び(3)を得
る。泥状物tt+、(2)及び(3)を別々のノズルか
ら第2図に相当する態様にて中皿に充填し、焼結ステン
レス製の成型ヘッドを用いて圧縮成型、同時に成型ヘッ
ドの裏面からエチルアルコールを吸引し、後風乾乾燥し
た。
(以下余白) 実施例3 はぼ紅 粉末化粧料 粉末化粧料 (1) (21 ■マイカ 43.0 70.8 ■タルク 29.8 15.0 ■チタン−マイカ系 20.0 10.0パール顔料 ■黄色401号 5.0− ■赤色226号 2.0 ■イソプロピル 2.0 2.0 ミリステート ■酸化防止剤 0.05 0.05 ■防腐剤 0.05 0.05 ■香料 o、 t o、 i 製法 粉末化粧料(11100重量部を水50重量部と混合し
、泥状物(1)とする。粉末化粧料(2HOO重量部を
水50重量部と混合し、泥状物(2)とする。泥状物(
])及び(2)を別々のノズルから第4図に相当する態
様にて中皿に充填し、焼結銅合金製の成型ヘットを用い
て圧縮成形しながら成型ヘッドの裏面から水を吸引し、
後l昼夜風乾し、次いで70℃にて乾燥した。
(以下余白)
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施の一態様を示すもので、第1図は化
粧容器中皿に泥状物を充填した状態の縦断面図、第2図
〜第5図は他の異なる泥状物の圧縮成形乾燥後の平面図
、第6図は圧縮成型及び溶剤の吸引の状態の縦断面図で
ある。 10.11,12.13−・−一−−圧縮成型すべき泥
状物■ ・−・−一一−−−−−−・容器 2 −−−−−−−−−−〜−−多孔質素材よりなる成
型ヘッド3 ・−・・・・−一−−−−−吸引室4 −
−−−−−−−−−一エンドレス状の溶剤の吸収シート
特許出願人 株式会社 資 生 堂

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (11溶剤の1種又は2種以上と粉末化粧料とからなる
    互いに色の異なる泥状物の2以上を単一容器内に充填し
    、しかる後に多孔質素材からなる成形ヘッドを用いて圧
    縮成形を行うと同時に該成型ヘッドの裏面より溶剤を吸
    引することを特徴とする多色固形粉末化粧料の製造方法
    。 (2)溶剤がエチルアルコール、イソプロピルアルコー
    ル、低沸点炭化水素、低沸点シリコーン油、低沸点環状
    シリコーン及び水のいずれかである特許請求の範囲第(
    11項記載の多色固形粉末化粧料の製造方法。 (3)多孔質素材が多孔質樹脂である特許請求の範囲第
    (11項又は第(2)項記載の多色固形粉末化粧料の製
    造方法。 (4) 多孔質樹脂を形成する樹脂がアクリロニトリル
    共重合体である特許請求の範囲第(3)項記載の多色固
    形粉末化粧料の製造方法。 (5) 多孔質素材が焼結金属である特許請求の範囲第
    (11項又は第(2)項のいずれかに記載の多色固形粉
    末化粧料の製造方法。 (6)焼結金属を形成する金属がステンレス、銅及び銅
    の合金のいずれかである特許請求の範囲第(5)項記載
    の多色固形粉末化粧料の製造方法。 (7) 溶剤の吸収体を介して圧縮成形及び溶剤の吸引
    を行う特許請求の範囲第(11項ないし第(6)項のい
    ずれかに記載の多色固形粉末化粧料の製造方法。 (8)溶剤の吸収体が、スポンジ、紙、布及び不織布の
    いずれかである特許請求の範囲第(7)項記載の多色固
    形粉末化粧料の製造方法。 (9)溶剤の吸収体が巻取装置によって順に巻取られる
    エンドレス状吸収体シートである特許請求の範囲第(7
    )項又は第(8)項記載の多色固形粉末化粧料の製造方
    法。 aの 圧縮成形及び溶剤の吸引を行った後、さらに乾燥
    を行う特許請求の範囲第(11項ないし第(9)項のい
    ずれかに記載の多色固形粉末化粧料の製造方法。
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