JPH072621B2 - 固形粉末化粧料の製法 - Google Patents

固形粉末化粧料の製法

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JPH072621B2
JPH072621B2 JP19419585A JP19419585A JPH072621B2 JP H072621 B2 JPH072621 B2 JP H072621B2 JP 19419585 A JP19419585 A JP 19419585A JP 19419585 A JP19419585 A JP 19419585A JP H072621 B2 JPH072621 B2 JP H072621B2
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堅三 平山
勝己 吉村
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RYUHODO SEIYAKU KK
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    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61QSPECIFIC USE OF COSMETICS OR SIMILAR TOILETRY PREPARATIONS
    • A61Q1/00Make-up preparations; Body powders; Preparations for removing make-up
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
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    • A61K8/00Cosmetics or similar toiletry preparations
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はファンデーション、アイシャドウ、頬紅などの
固形粉末化粧料の製法に関する。
[従来の技術およびその問題点] 従来から固形粉末化粧料の製法は粉末原料に結合剤を添
加混合したものを型押して成形するプレス法、あるいは
粉末原料に結合剤を添加混合した流動状態にあるものを
成形型に流し込み成形する流し込み充填法が採られてい
る。
しかしながら、プレス法では表面が平らでない複雑な形
状を有する固形粉末化粧料を製造するばあい、その形状
を正確に表現するのがきわめて困難である。
また流し込み充填法でも従来から用いられている結合剤
として油剤類を多量に含む、いわゆるソフトケーキ状と
よばれるタイプの固形粉末化粧料を製造するばあい、え
られる固形粉末化粧料は油っぽい、柔かい、とくに高温
時に崩れやすいのが欠点がある。
そこで複雑な形状を有する固形粉末化粧料を製造するば
あい、結合剤として水溶性高分子化合物を含有する粉末
化粧料を水練りしたのち、成形型に充填し、しかるのち
に自然乾燥または温熱乾燥などの方法で乾燥成形する方
法が一般に行なわれているが、この方法によって成形さ
れた固形粉末化粧料は、全体的に均一に乾燥させるのが
困難なので、乾燥工程において、収縮や湾曲などの変形
が生じやすく、形状が一定しない、パフなどへの取れや
肌へののりやのびの使用感が一定しないなどの問題があ
る。この傾向はとくに温風などで短時間に乾燥せしめる
ばあいに顕著に現れる。
そこで従来から固形粉末化粧料を構成している粉末原料
の添加量、水溶性高分子化合物の添加量あるいは水練り
混合物の水分含有量およびその粘度、さらには乾燥時間
などについて検討がなされているが、これまでのとこ
ろ、上記のような問題点を解決しうるものはえられてい
ない。
[発明が解決しようとする問題点] そこで本発明者らは上記のような問題点を解決しうる固
形粉末化粧料をうるべく鋭意研究を重ねた結果、短時間
で複雑な形状を有する成形物を正確に成形でき、しかも
優れた使用性を有する固形粉末化粧料をうることができ
る製法を見出し、本発明を完成するに至った。
[問題を解決するための手段] 本発明は水溶性高分子化合物を含む粉末化粧料の水練り
した混合物を成形型へ充填し、凍結乾燥機で固化乾燥さ
せ、任意の形状の成形物をうることを特徴とする固形粉
末化粧料の製法に関する。
[実施例] 本発明に用いる水溶性高分子化合物はたとえば、ポリビ
ニルアルコール、ポリビニルピロリドンなどのビニル系
化合物;メチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロ
ース、カルボキシメチルセルロースなどのセルロース系
化合物;ローカストビーンガム、トラガントなどのガム
質系化合物;アルギン酸ナトリウム、アルギン酸プロピ
レングリコールなどのアルギン酸系化合物;ベントナイ
ト、ラポナイトなどの無機系粘度物質などをあげること
ができ、これらのものは単独で用いてもよく、また2種
以上併用してもよい。
本発明に用いる粉末原料は通常化粧品の原料として用い
られているものであればよく、たとえば、タルク、酸化
チタン、マイカ、酸化鉄、群青、チタン・マイカ系パー
ル剤などの無機系粉末原料;赤色202号、黄色401号など
のような有機系色材があげられ、これらのものを単独で
用いてもよく、また2種以上併用してもよい。
さらに、上記成分のほか、通常一般に添加される成分と
してたとえばスクワラン、流動パラフィン、メチルポリ
シロキサン、ラノリン脂肪酸イソプロピルなどの油剤
類;プロピレングリコール、グリセリンなどの保湿剤;
メチルパラベン、エチルパラベンなどの防腐剤;香料;
自己乳化型モノステアリン酸グリセリン、セスキオレイ
ン酸ソルビタンなどの界面活性剤などを必要に応じて配
合してもよい。
つぎに本発明の製法について説明する。
粉末原料、水溶性高分子化合物および水を調合し、充分
に混合したものを成形型に充填する。
充填後、該成形型を凍結乾燥機内に入れ、常温から−40
℃以下に急冷する。このばあい凍結乾燥機内および該成
形型内の該混合物は予め冷凍しておいてもよい。
つぎに凍結乾燥機の棚温を上昇させつつ、真空乾燥を行
なうことにより、目的とする固形粉末化粧料がえられ
る。
前記水溶性高分子化合物の添加量は前記混合物中0.05〜
5.0%(重量%、以下同様)であるのが好ましい。さら
に好ましくは0.1〜2.0%である。水溶性高分子化合物の
添加量は0.05%未満のばあい、えられる固形粉末化粧料
は脆くなり、したがって耐衝撃性が低下し、また5.0%
をこえるばあい、えられる固形粉末化粧料は硬くなり、
パフなどへの取れが低下する。
前記水の添加量はえられる固形粉末化粧料成形物100部
(重量部、以下同様)に対して10〜250部であるのが好
ましい。さらに好ましくは50〜170部である。
前記混合物の粘度は、混合物調整後、5分以内で20℃の
雰囲中で回転粘度計で測定したばあい、5P(ポイズ、以
下同様)未満のばあい、柔かくなりすぎて成形が困難と
なり、また300Pをこえると硬くなりすぎて成形型への充
填が困難となるので該粘度は5〜300P、好ましくは15〜
150Pとなるように水を添加して調節する。
つぎに本発明の固形粉末化粧料を実施例および比較例を
用いてさらに詳細に説明するが本発明はかかる実施例の
みに限定されるものではない。
実施例1(頬紅の製造) マイカ12.2部、カオリン3.1部、雲母チタン20.8部およ
び赤色202号0.3部を均一に混合してA成分をえた。
メチルポリシロキサン4.0部、ラノリン脂肪酸イソプロ
ピル1.3部、自己乳化型モノステアリン酸グリセリン0.7
部、防腐剤としてメチルパラベン0.1部、香料0.2部、ト
ラガカント5%水溶液5.0部、水52.3部を均一に混合
し、B成分をえた。
つぎにA成分を混合槽中に入れ、ついでB成分を入れて
充分に混練し、粘度は回転粘度計で測定したところ、12
0Pで均一なスラリーがえられた。
えられたスラリーを上面の直径5cm、下面の直径が4cm、
深さが1cmの円錘台形をした成形型に充填し、あらかじ
め−30℃に冷却しておいた凍結乾燥機(日本真空技術
(株)製)DF-01H)内に成形型ごと移し、−40℃に急冷
凍結させた。1.5時間予備凍結させたのち、凍結乾燥機
の棚温を30℃に制御しながら12時間真空乾燥させたの
ち、えられた成形品を型から取り出した。
えられた成形品の特性として、乾燥性、取れやすさ、成
形性および使用感について以下の方法にしたがって調べ
た。
その結果を第1表に示す。
(乾燥性) 自然乾燥および温熱乾燥による成形品は一定時間毎に重
量変化を測定し、時間に対する重量変化率がほぼゼロに
なったとき、乾燥したと判定し、それまでに要した時間
を乾燥時間とした。また凍結乾燥によるばあいは、棚温
と成形品の温度が同じになったとき、乾燥したと判定
し、それまでに要した時間を乾燥時間とした。
(取れやすさ) 化粧用パフ、ハケを用いて、えられた成形品の表面を通
常の使用時と同程度の力で擦り、以下の評価基準にした
がってその取れやすさを評価した。
(評価基準) ○:適量取れる △:取れる量が少ない ×:硬すぎて取れにくい (成形性) 乾燥成形物を肉眼で観察して以下の評価基準にしたがっ
てその成形性を評価した。
(評価基準) ○:収縮、湾曲などの変形がなく、型どおりの成形物 △:やや変形した成形物 ×:ひどく変形した成形物。
(使用感) 化粧用パフ,ハケを用いて顔面に塗擦して以下の評価基
準にしたがってその使用感を評価した。
(評価基準) ○:肌へののりおよびのびがよい △:肌へののりおよびのびがややわるい ×:肌へののりおよびのびがわるい 実施例2(アイシャドウの製造) マイカ15.2部、雲母チタン26.1部、群青0.3部、酸化鉄
3.3部および防腐剤としてメチルパラベン0.1部を均一に
混合し、A成分をえた。
カルボキシメチルセルロースナトリウムの5%水溶液1
0.0部、水45部を均一に混合し、B成分をえた。
つぎにA成分を混合槽中に入れ、ついでB成分を入れて
充分に混練し、粘度が回転粘度計で35Pの均一なスラリ
ーをえた。
えられたスラリーを実施例1と同様にして成形型に充填
して成形品を作製した。
えられた成形品の特性として、乾燥性、取れやすさ、成
形性および使用感について実施例1と同様の方法で調べ
た。
その結果を第1表に示す。
比較例1および2 実施例1および2でえられたスラリーを成形型に充填
し、室温(約25℃)中で放置して乾燥してえられた成形
品の特性として乾燥性、取れやすさ、成形性および使用
性について実施例1と同様の方法で調べた。
その結果を第1表に示す。
比較例3および4 実施例1および2でえられた混合物を成形型に充填し、
37℃の恒温室内に放置して乾燥してえられた成形品の特
性として乾燥性、取れやすさ、成形性および使用感につ
いて実施例1と同様の方法で調べた。
その結果を第1表に示す。
[発明の効果] 本発明の固形粉末化粧料成形物の製法によれば、従来の
製法よりも短時間で固形粉末化粧料を作製でき、しかも
えられた固形粉末化粧料はハケなどへの取れやすさや肌
へののり、のびなどの使用感に優れたものをうることが
できるという効果を奏する。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】水溶性高分子化合物を含む粉末化粧料の水
    練りした混合物を成形型へ充填し、凍結乾燥機で固化乾
    燥させ、任意の形状の成形物をうることを特徴とする固
    形粉末化粧料の製法。
JP19419585A 1985-09-03 1985-09-03 固形粉末化粧料の製法 Expired - Lifetime JPH072621B2 (ja)

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