JPS60168643A - 絞りしごき罐用被覆鋼板 - Google Patents

絞りしごき罐用被覆鋼板

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JPS60168643A
JPS60168643A JP59024402A JP2440284A JPS60168643A JP S60168643 A JPS60168643 A JP S60168643A JP 59024402 A JP59024402 A JP 59024402A JP 2440284 A JP2440284 A JP 2440284A JP S60168643 A JPS60168643 A JP S60168643A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、絞りしごき罐用被覆鋼板に関するもので、よ
り詳細には、絞りしごき加工性に際立って優れていると
共に、絞りしごき加工により、樹脂被膜の密着性、耐腐
食性及び外観特性に優れた絞りしごき罐を得ることがで
きる被覆鋼板に関する。本発明は更に、該被覆鋼板から
製造された絞りしごき罐に関する。
従来、ポリブチレンテレフタレート等の熱可塑性ポリエ
ステルのフィルムを鋼板等の金属素材に熱接着させ、こ
の被覆金属構造物を絞り加工或いは絞りしごき加工部に
付して、容器蓋や容器とすることは既に知られている。
しかしながら、公知の方法で製造される絞り容器は、絞
り比が1.5程度の皿状乃至カップ状の浅絞り容器であ
り、またしごき加工容器と言われるものでも、しごき率
が2O4程度の加工の程度の概して低いものであり、現
在ビール罐や炭酸飲料鑵に使用されるような罐高さが1
00乃至260nでしごき率が50%以上の高しごき率
の絞りしごき罐を製造するの圧適用することは到底困難
であった。
更に、このようなフィルム被覆鋼板を絞り成形乃至は絞
り−しごき成形して成る容器においては、フィルム層と
鋼板との密着性が経時により著しく低下し、両者の界面
で容易に剥離が生じるようになる。この傾向は、絞り−
しごき加工の程度が犬きくなる忙つれて一層顕著忙表わ
れることになる。
従って、本発明の目的は、絞りしごきに対する加工性に
顕著忙優れており、内面に樹脂被膜を備えた状態で高度
のしごき率でのしごき加工が可能となる絞りしごき罐用
被覆鋼板を提供するにある。
本発明の他の目的は、絞りしごき加重和より、樹脂被膜
の密着性、耐腐食性及び外観特性に優れた絞りしごき罐
を得ることが可能な被覆鋼板を提供するにある。
本発明の更に他の目的は、被覆鋼板の絞りしごき成形に
よチ製造され、前記特性を有する絞りしごき罐を提供す
るにある。
本発FJAKよれば、絞りしごき罐としたとき内側とな
るべき最表面に配向性が良好で且つ腐食成分に対してバ
リヤー性を有する熱可塑性樹脂の被覆層と該被覆層の下
に密着下地となる無機酸化物皮膜層を有し且つ絞りしご
き罐としたとき外側となるべき面に展延性金属のメッキ
層を有することを特徴とする絞りしごき罐用被覆鋼板が
提供される。
本発明によれば更K、上記被覆鋼板の絞りしごき加工に
より形成され、式 %式% 式中、toは罎底部の被覆鋼板の厚みであり、 tIは
側壁部の被覆鋼板の厚みを表わす で定義される総しごき率(R工)が60乃至85チの範
囲忙あり、且つ樹脂剪覆層は少なくとも・し・どき方向
処分子配向されていることを特徴とする絞りしごき峻が
提供される。
本発明を、添付図面に示す具体例に基づき以下圧詳細に
説明する。
本発明の被覆鋼板を示す第1図において、この被覆鋼板
1は、鋼板2と配向性、即ち延伸により分子配向可能な
熱可塑性樹脂層3とから成っている。
この鋼板2は、鋼基質4と、該基質4の罐外面となるべ
き側に設けられた展延性金属のメッキ層5と、鎌内面と
なるべき側に設けられた無機酸化物皮膜層6とから成る
非対称の表面処理構造となっており、この無機酸化物皮
膜層6を密着下地として、その上に配向性樹脂層6が設
けられていることが、本発明の顕著な特徴である。
即ち、本発明においては、被覆鋼板1のしごきダイスと
係合されるべき面を、展延性に優れた金属のメッキ層5
とすること罠より、しごき加工に際して優れた潤滑効果
が達成され、高いしごき率でのしごき加工が可能となる
。しかも、鋼板2のメッキ層5と反対側の面を、被膜の
密着下地となる無機酸化物皮膜層6とし、この上に配向
性樹脂層3を設けたことにより、この配向性樹脂層6の
鋼板への密着性が、しごき加工後は勿論のこと、加工後
の罐胴な経時させた場合にも極めて強固なものとなる。
本発明においては、樹脂被覆材として配向性が良好な樹
脂を用いることも重要であり、しごき工程で樹脂層3に
分子配向を与えることにより、鋼板への経時密着性が顕
著に向上すると共に、耐腐食性も顕著に向上するように
なる。
鋼基質4としては、冷間圧延鋼板が使用され、その厚み
は、霞の大きさや、しごき加工の程度によっても相違す
るが、一般的にU、15乃至0.5.、特に0.2乃至
0.45+amの厚みを有するものがよい。
メッキ層5としては、任意の展延性金属、例えばすす、
ニッケル、亜鉛、アルミニウム、砲金、真ちゅう等を挙
げることができるが、有効性や経済性などを総合的に考
えるとすす、ニッケル、アルミニウムが好ましく、史に
好ましくはずす、或いはニッケル、或いはこれ等な主体
とする金属からなり以下のメッキ量を有するものがよい
(1)すず:0.7〜159 / m”(2)ニッケル
:1.8〜20p/m2更に、上記メッキ層がすずの場
合は、ポリエチレンテレフタレートのように、すすの融
点より高い融点を有するフィルムを接着剤を用いないで
熱朕着により鋼板に被覆する場合においては、被槍時ず
ずのメッキ社が太すぎるとすずのロールへの付着、それ
にともなう外観不良の四組などが生じること、また被f
f1fflにすずメッキすることも工程が複雑になるこ
とから、すすのメッキ量は0.7〜2.3177m”で
あることが好ましい。
このメッキ層は、ノーリフ0−板(マット板)のように
溶融処理を受けていないすす等のメッキ層であってもよ
いし、またリフロー板(ブライド板)のように溶融処理
を受けたすす等のメッキ□層であってもよい。また、展
延性金属上に印刷性改良などを目的として化成、或いは
化学処理を行ってもよいが、しごき性が問題にならない
範囲内で行うべきである。
一方、密着下地となる無機酸化物皮膜層6とは、クロム
酸処理、リン酸処理、クロム酸/リン酸処理、等による
化学処理や、電解クロム酸処理等の化成処理で形成され
る酸化物皮膜層を言うが、絞りしごき加工後の密着性や
耐食性、或いは経済性を考慮すると金属クロム換算によ
る値でクロムとして6.5〜150 mg/m2 のク
ロム水和酸化物であることが好ましい。なお、ここで言
う金属クロム換算による値とは、一般的に行われている
方法によるもので、はじめに螢光X線により試料のクロ
ム・カウントを計り、次に試料を100℃の7、5 N
のNaOH溶液中に5分間浸漬して、クロム水和酸化物
を除去して、ふたたびクロム・カウントを計り、両者の
差から検量線によってめたクロム量である。
また、この無機酸化物皮膜層6は、鋼基質4の上に直接
形成されていてもよく、また、第2図に示すように、鋼
基質4の上に形成された金属メッキ層7な介して設けら
れていてもよい。
第2図に示されている具体−例において、金属メッキ層
7は種々の金属であることができる。例えば、電解クロ
ム酸処理の場合には、金属クロム層7の上に、クロム水
和酸化物層6が形成されることになる。また、金属メッ
キ層7は、被穏鋼板1の罐外面となるべき面に設けられ
た展延性金属メッキ層5と同種の金属から成るメッキ層
であってよく、その上に化学処理により権された無機酸
化物層6が存在してもよい。勿論、第2図の態様におい
て、内面側の金属メッキ層7は外面側のメッキ層5のみ
と同じであってもよいし、外面側メッキ層よりも薄い厚
みであることができるが、高耐腐食性を要求される場合
は有効性や経済性などを考慮するとクロム水和酸化物層
の下層に40〜700my/m”の金属クロムがあるこ
とが好ましく、更に高耐食性を要求される場合は、更に
金属クロム層の下層に、すす、或いはニッケル、或いは
これらに主体とする金属から成り、且つ以下のメッキ量
を有する層があることが好ましい。
(1) すず:0.15〜0.6977扉2(2) ニ
ッケル=0.6〜1.597m”なお、ここで言うメッ
キ量はいずれも常法により得た値であるが、金属クロム
量に関しては、先に示した方法によりクロム水和酸化物
を除去してから、螢光X線法によってクロム・カウント
を計り、次に20%の熱硫酸浴液に浸漬して金属クロム
層を除去してから鋼基質のクロム・カウントを計り、金
属りiム除去前とのクロム・カウント差より、検量線に
よって金属クロム量をめたものである。
次に、配向性の熱可塑性樹脂層6は、第1図に示す通り
、直接表面処理鋼板2に対して熱接着されていることが
できる。また、第6図に示すように、配向性樹+IW層
6は、接着剤層8を介して表面処理鋼板2に接着されて
いてもよい。
配向性熱EiJ’塑性樹脂層6としては、フィルムの形
態に溶融成形可能で、しかも延伸により分子配向性が良
好な熱可塑性樹脂の任意なものが挙げられる二 このような樹脂の適当な例は、これに限定されるもので
ないが次の通1ノである。
(α)ポリエステル類;特に 一般式 () %式%(1) (2) 式中R,は炭素数2乃至6のアルキレン基、Rtは炭素
数ノ乃至24のアルキレン基又はアリーレン基である、 で表わされる反復単位から成るポリエステル。
例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンテ
レフタレート/インフタレート、ポリテトラメチレンテ
レフタレート、ポリエチレン/テトラメチレンテレフタ
レート、ポリテトラメチレンチレフクレート/インフタ
レート、ポリエチレンテレフタレート/インフタレート
、ポリテトラメチレン/エチレンテレフタレート、ポリ
エチレン/テトラメチレ/テレフタレート/インフタレ
ート、ホ+)エチレン/オキシベンゾエート、或いはこ
れらのブレンド物。
(Al ポリカーボネート類;特に一般式式中/<、は
炭素数8乃至15の炭化水素基、で表わされるポリカー
ボネート。
例えば、ポリーP−キクレンゲリコールビスカーボネー
ト、ポリ−ジオキシジフェニル−メタンカーボネート、
ポリ−ジオキシジフェニルエタンカーボネート、ポリ−
ジオキシジフェニル2,2− グロパンカーボネート、
ポリ−ジオキシジフェニル1,1−エタンカーボネ−)
(C) ポリアミド類;特に一般式 %式%(4) 式中ルは5乃至16の数、扉は4乃至11の達文である
、 で表わされる反復単位から成るポリアミド類。
例えば、ポリ−ω−アミノカプロン酸、ポリ−ω−アミ
ノへブタン酸、ポリ−ω−アミノカプリル酸、ポリ−ω
−アミノカプロン酸、ポリ−ω−アミノデカン酸、ポリ
−ω−アミノウンデカン酸、ポリ−ω−アミノドデカン
酸、ポリ−ω−アミノウンデカン酸、ポリヘキサメチレ
ンアジパミド、ポリへキサメチレン七バカミド、ポリへ
キサメチレンドデカミド、ポリへキサメチレントリデカ
ミド、ポリデカメチレンアジパミド、ポリデカメチレン
アジパミド、ポリデヵメチレンドデヵミド、ポリデカメ
チレントリデカミド、ポリドデカメチレンアジパミド、
ポリデカメチレントリカミド、ポリドデカメチレンドデ
カミド、ポリドデカメチレントリデカミド、ポリトリデ
カメチレン、ポリトリデカメチレンドデカミド、ポリト
リデカメチレントリデカミド、ポリヘキサメチレンアゼ
ラミド、ボリデカメチレンアゼラミド、ポリドデカメチ
レンアジパミド、ボリトリデカメチレンアゼラミド或い
はこれらのコポリアミド。
(d) ポリ塩化ビニル、塩化ビニル−ブタジェン共重
合体、塩化ビニル−スチレン−ブタジェン共重合体等の
塩化ビニル樹脂。
(−) 塩化ビニリデン−塩化ビニリデン共重合体、塩
化ビニリデン−ビニルピリジン共重合体等の塩化ビニリ
デン樹脂。
σ) 高ニトリル含有量のアクリロニトリル−ブタジェ
ン共重合体、アクリロニトリル−スチレン共重合体、ア
クリロニトリル−スチレン−ブタジェン共重合体等のハ
イニトリル樹脂。
(y) ポリプロピレン、結晶性プロピレンー二チレン
共重合体、無水マレイン酸変性ポリプロピレン、ポリス
チレン等のオレフィン系樹脂。
これらの配向性樹脂は、所謂ブレンド物の形でも使用し
得るし、積層構成でも使用し得る。
配向性樹脂層6は、最終絞りしごき罐の内面保護層とな
るものであるから、一般に下記の性質を有していること
が望ましい。その一つは、この樹脂層自体が苛酷なしご
き加工を受けることから、大きな伸びを有することが望
ましい。好適な樹脂はASTMD−882〜617’で
測定して5%以上、特に10チ以上の伸びを有すること
が望ましい。
第2は、金属腐食成分に対するバリヤー性である。この
腐食成分に対するバリヤー性を数値で直接表示する尺度
は未だないが、このバリヤー性は、樹脂の水素結合の強
さとも関連していると思われる。本発明に用いる配向性
樹脂は、一般に90以上、特に95以上の溶解度指数(
5olvb番ムty Parα−meter Sp値)
を有することが望ましい。尚、このSp値とは凝集エネ
ルギー密度(cal/ct−)の%乗値として定義され
るもので、水素結合の強さと密接に関連するものである
第3に、これも金属素材の腐食性に関連するが。
この樹脂は、ASTM D −570〜65(25℃で
24時間)で測定して、15チ以下、特に1oチ以下の
吸水率な示すべきである。即ち、樹脂層自体が高度に分
子配向され、また金属素材に対する密着性が強固であっ
ても、吸水率が上記範囲よりも大ぎい樹脂では、金属素
材の腐食や、内容物中への金属浴出が生じるようKなる
第4に、この樹脂は、金属素材への接着性、特に熱接着
性に関連して、カルボン酸、カルボン酸塩、カルボン酸
無水物、カルボン酸エステル、カルボン酸アミド、ケト
ン、炭酸エステル、ユリア側鎖に含有することが望まし
い。樹脂層中のカルボニル基の0度は、接着性の点でI
 Q meq (i リイクイバレント)/10LlI
I4ff力旨以上、特に5゜mgq / 100 g樹
脂以上であることが望ましい。
一方、このカルボニル基濃度が300町(7/100y
樹脂を越えると、樹脂自体の吸水率等が大きくなるため
好ましくない。
これらの特性を満足する樹脂は、前に例示した樹脂類の
中から容易に選択し得る。これらの見地から、本発明の
目的に特に望ましい配向性樹脂は、熱可塑性ポリエステ
ル乃至はコポリエステル、特にエチレンテレフタレート
単位を主体とするポリエステル類である。
との配向性熱可塑性樹脂は、成形が容易で、しかも罐に
要求される耐熱性を有するように、7゜乃至600℃の
融点乃至軟化点を有するべきであり、またフィルムを形
成するに足る分子量を有するべきである。
配向性樹脂層の厚みも、しごき加工の程度によって相違
するが、一般的に言って、5乃至300ミクロン、特に
10乃至120ミクロンの厚みを有することが望ましい
被覆金属素材を製造するために、鋼板2に対して配向性
樹脂層6を接着させる。この接着は、配向性樹脂層自体
が鋼板に対して熱接着性を有している場合には、その熱
接着性を利用して行うことができ、また、両者の間に別
個の接着剤層8を介在させて行うことができる。例えば
、前述したポリエステル類、ポリアミド類、酸変性オレ
フィン樹脂類の多くは、鋼板に対して優れた接着性を示
すので、これをそのまま鋼板に熱接着する。また、直接
の熱接着では十分な接着強度が得られない場合には、コ
ポリエステルやコポリアミド或いはブレンド物等の熱接
着性により優れた材料を接着剤として使用して熱接着を
行う。これは、他の配向性樹脂の場合も同様であり、例
えば塩化ビニル樹脂に対しては、カルボキシル基及び/
又は水酸基のような極性基を有する塩化ビニル共重合樹
脂を接着剤乃至は接着プライマーとして使用する。用い
る接着剤は熱可塑性のものに限定されず、例えばウレタ
ン系接着剤、エポキシ系接着剤等の熱硬化タイプのもの
も使用できる。
この被覆鋼板においては、配向性樹脂層が鋼板に強固に
接着されていることが必要であり、一般的に言って、そ
の接着強度は0.5 kg 7cm以上、特に1kg/
cm以上であることが、高度のしごき加工を行う上で必
要である。
被覆鋼板を製造する上で、注意しなければならない他の
点は、配向性樹脂層の延伸による分子配向を可能にする
ために、この製造工程における配向性樹脂の球晶の生成
を可及的に抑制することである。即ち、この工程で配向
性樹脂の球晶が過度に生じている場合には、しごき工程
での樹脂層の延伸が困難になり、破断、剥離、クラック
発生等のトラブルを生じるようになる。このために、例
えば熱接着後の被覆素材は、急冷して、樹脂層が過冷却
状態にあるようにするのがよい。また、樹脂層が結晶化
温度す溶融−同化の段階で急速に通過するようにする。
本発明において、配向性樹脂層とし【T−ダイ法で製造
された、結晶化度が低く、未配向のフィルムを用いるこ
とができる。また、この配向性樹脂層としては、配向に
よる微結晶を有するもの、例えば、既に一軸延伸或いは
二軸延伸で配向されたフィルムを用いることもできる。
例えば、二軸延伸により配向されたポリエチレンテレフ
タレートフィルムな、この樹脂層として用いると、面内
配向度が低下し、しごき方向への一軸配向がより大きく
生じるようになる。
また、本発明においては、バリヤー性能の観点から被覆
材は樹脂のガラス転移温度が常温(65℃)以上のもの
が好ましく、さらには、バリヤー性能、フレーバー、経
済性などの観点からポリエチレンテレフタレート樹脂が
より好ましい。さらに該ポリエチレンテレフタレート樹
脂フィルムと鋼板とからなる積層体は、経済性及び密着
性などの観点から該ポリエチレンテレフタレート樹脂フ
ィルムを該樹脂の一部あるいは全部を熱溶融して鋼板に
被覆したものが好ましい。更に、経済性を特に要求され
る場合は、熱可塑性樹脂がポリエチレンテレフタレート
のみからなり、且つ接着剤を用いず該樹脂の一部あるい
は全部を熱溶融して鋼板に被覆したものが好ましい。
本発明によれば、このようにして製造された成形用の被
覆鋼板1を、配向性樹脂層6の適性延伸温度において、
ポンチとダイスとの間で絞りしごき加工に付する。この
絞りしごき加工で、被覆鋼板はカップ状の無継目筒体の
形に絞り成形されると共に、側壁部が薄肉化されること
によってしごき加工が行われる。本発明においては、こ
の際樹脂層が適性延伸温度に保持されることにより、樹
脂層に顕著な分子配向が与えられ、この分子配向により
樹脂層の諸物性が顕著に同上j−ると共に、樹脂層の鋼
板に対する密着性乃至接着性が顕著に向上し、更に罐と
しての耐腐食性も顕著に向上する。この密着性及び耐腐
食性の向上は、顕著であり、例えばポリエチレンテレフ
タレートフィルムの場合、常温でのしごき成形では、1
分程度の放置で、フィルムの剥離が既に発生するのに対
して、本発明による成形では、内容物充填、長期の保存
後にも、このような剥離は殆んど認められない。
また耐食性に関しては特にクラック巻締部などの加工耐
食性に効果を発揮する。例えば、本発明において期待出
来る被覆鋼板としてポリエチレンテレフタレート樹脂フ
ィルムを接着剤を用いないで該樹脂の一部あるいは全部
な熱溶融して鋼板に被覆した被覆鋼板が挙げられるが、
該被覆鋼板はX線回折や密度、あるいは染色後の樹脂層
の断面観察などにより、例えば第4−AあるいはA′図
の構成を有していると考えられる。特に第4−A図に示
すものは、経済性、バリヤー性の観点からも罐用素材と
して相当有望であるが、該被覆鋼板により6ピース罐を
作ることな考えた場合、印刷工程を考Elf、すると、
例えば180℃の雰囲気中に数分間置かれることになる
。その結果、無配向層9は配向してないがゆえに大きな
球晶を生じるようになる。従ってフランジ−巻締部のよ
5な厳しい加工を受ける部分は、球晶のある部分にクラ
ックを生じ、結果として、その部分に腐食が集中すると
言う欠点も有している。従って無配向層9が厳しい加工
な受ける部分にあることは、あまり好ましくない。この
無配向層9をなくすためには、第4−B募−G′iB/
図畔ガうに被覆鋼板1を圧延して無配向層9な一軸ある
いは一軸一面配向層9′に変化させることも考えられる
が、工程が複雑になるなどの問題を有している。本発明
のように、該被覆鋼板な用いて適性延伸温度で絞りしご
き加工な行うと第4c図に示したように側壁部は二軸配
向層10は面内配向度は低下するが、依然二軸配向構造
な維持しており、無配向層9は一軸あるいは一軸一面配
向層9′に、また第4−07図に示したように無配向層
9は、同様に一軸あるいは一軸一面配向層に変化してお
り、絞りしごき罐が得られるだけでなく、加工性などの
特性の向上も同時に達成できる。また、無配向層9の下
層に、さらに有機樹脂層が存在しても、同様の効果があ
る。
絞りしごき罐、即ち側面無継目金属罐の加工の順序な説
明するための添付図面第5−A図において、先ず、前述
した被覆鋼板1を、円板の形状に打抜く(第1工程−剪
断)。この被覆鋼板1の大きさは、後述する絞り比やし
ごき率な考慮して、最終容器に必要な金属素材が確保さ
れるように決定する。
次いで、第5−B図に示す絞り工程で、剪断された素材
を、絞りダイス11とポンチ12との間で絞り加工し、
浅絞りされたカップ状成形物16に成形する。絞りダイ
ス11とポンチ12とのクリアランスは、前述した被覆
鋼板1の肉J”Jtにほぼ等しいか、或いはこれより若
干大きい。本発明の被覆鋼板を用いる345合、下記式 %式% 式中りは剪11Jr した被覆銅板の最小径であり、己
はポンチ最小径である、 で定義される絞り比lセDは、金(A素材の種類によっ
てもかなり相違するが、実用的には一段では1.1乃至
6.[J、好適には1.2乃至2.8の範囲にあるのが
よい。
次いで、第1段の絞り工程で得られたカップ状成形物1
6を、第5c図に示す再絞り工程において、より小径の
再絞りダイス14と再絞りポンチ15との間で再絞り加
工し、深絞りされたカップ状成形物16に成形する。勿
論、この再絞り工程における絞り比、即ちカップ状成形
物16の径と再絞りポンチ15の径との比も、絞り工程
において前述した値の範囲内にあることが多くの場合必
要である。再絞りポンチ15と再絞りダイス14との間
のクリアランスは、被覆鋼板1の厚さと実質的に等しく
して素材にしごきが加わらないようにすることができ、
或いは前記クリアランスを被覆鋼板1の厚さよりも小さ
くして素材に若干のしごきが加わるようにすることもで
きる。この絞り加工或いは再絞り加工には、通常使用さ
れている潤滑剤を用いることもできる。また再絞り加工
で形成された絞り成形物を、6段目の絞り加工に賦して
より深絞りされた成形物とすることもできる。
第5−B図の絞り工程で得られたカップ状成形物16及
び第5−c図で得られたカップ状成形物16をしごき加
工に賦する。即ち、第5−n図において、しごきポンチ
17の移動路に沿って、複数個のしごきダイス18(図
面では1・個のみが示されている)が配置され、カップ
状成形物16或いは160側壁19がしごきポンチ17
としごきダイス18との間でしごき加工される。しごき
ダイス18としごきポンチ17とのクリアランスは、被
覆鋼板の肉厚よりも小であり、従ってカップ状成形物の
側壁19はしごきダイス18との噛み合いにより延伸さ
れ薄肉化される。
この場合、下記式 %式% 式中、toは・罐底部被覆鋼板の厚み であり、1.は・側壁部被覆鋼板 の厚みである、 で定義される総しごき率(Rx)は、金属素材の種類や
、配向性樹脂被偵層の厚みKよっても相違するが、一般
的に言って一段のしごきで、10乃至50%、全体とし
てのしごきで50乃至8Flの範囲にあるのが望ましい
本発明においては、少(ともこのしごき工程、好適には
絞り工程としごき工程との全部を、配向性樹脂フィルム
層の適性延伸温度において行う。
フィルムの適性延伸温度とは、個々の樹脂フィルムにつ
いて固有の温度であり、一般的に言って、樹脂の結晶化
温度よりも低く且つガラス転移温度<Ti)±30℃以
内の温度である。
この適性延伸温度は、例として、エチレンテレフタレー
ト単位を主体とするポリエステルの場合には、40乃至
100℃の範囲に、ナイロン6゜ナイロン6,6の場合
には40乃至80℃の範囲に、ポリカーボネートの場合
には50乃至180℃の範囲に、ポリスチレンの場合に
は、50乃至150℃の範囲である。
既に指摘した如く、しごき加工の温度が適性な延伸温度
よりも低い場合には、本発明の場合に比して、フィルム
層自体に有効な分子配向を与えることが困難であると共
に、鋼板との密着性や、耐腐食性も著しく劣るようにな
る。また、このしごき加工をフィルムの適性延伸温度よ
りも高い温度で行う場合にも、フィルム層自体に有効な
分子配向を与えることが困難で−あり、かえって結晶化
等により加工性が低下し【、破断、剥離等のトラプルが
生じることになる。
本発明において、フィルム層に付与される分子配向は、
しごき方向における一軸分子配向であり、その配向の程
度は、しごき率と対応するものである。この分子配向の
程度は、例えば、フィルム層がポリエチレンテレフタレ
ートの場合は下記式%式% 式中、Hは該被膜をX線回折に付したときの端内周方向
及びポリエステル被膜表面に平行にxmt照射して得ら
れる結晶面(100)干渉の環上回折強度曲線からめた
半価中を表わす、 で定義される配向度Cfc)が25−以上となるような
ものであることが望ま℃い。
本発明によれば、被膜の密着性及び耐腐食性に優れた内
面被覆絞力しどき備が容易に得られるばかりではなく、
成形中乃至は成形後におけろ鋼板の発錆等が有効に防止
され、更に成形後の罐に塗膜密着性向上の後処理を行い
、或いは個々の罐の内部にスプレー塗装を行う煩しさが
解消される等極めて多くの利点がある。
本発明を次の例で説明する。
実施例1゜ 軟鋼板(板厚:0.32朋、テンパー:T−1)の片面
(フィルム被覆面)に上層にりpム水和酸化物層(クロ
ムとして28 w/rn” )、下層に金属り四ム層(
157■1mりのメッキ層を有し、他の面(フィルム非
被覆面)にすず層(1,51//m” )、或いはニッ
ケル層C4,51//mす、或ははアルミ層(2,51
7m” )の展延性金属のメッキ層を有した三種の鋼板
を各々高周波加熱にて610℃の板温まで加熱し、該加
熱板に二軸延伸したポリエチレンテレフタレートフィル
ム(東しく御製、ルミラー(タイプS)、50μ)を被
覆し、すぐさま水浸漬により急冷することにより第0−
A、E、C図に示す被覆鋼板を得た。該被覆鋼板を鑵内
面がフィルム被覆面になるようにして下記の成形条件に
て絞りしごき加工を行った。その結果、表−1に示すよ
うに、被膜密着性の良好な絞りしごき罐が得られた。
〈成形条件〉 1、延伸温度(成形直前の樹脂温度):65℃2、 ブ
ランク径;125冨舅 6.絞り条件;1zt絞り比:1.75.2ntL絞り
比:1.35 4、シごきポンチ径;52.65f1 5、総しごき率;68% 実施例2゜ 被覆鋼板の片面(フィルム非被覆面)をすす層或いはニ
ッケル層のメッキ量を変化(すず二0.8〜14.2g
/が、ニッケル:2〜18.1/が)させたものである
他は実施例1と同様の被覆鋼板、成形条件にて絞りしご
き加工を行った。その結果いずれも表−2に示すように
、連続的に被膜密着性の良好な絞りしごき罐が得られた
実施例6゜ 実施例1と同じ軟鋼板の片面(フィルム被覆面)に、最
上層に各々3水準のクロム水和酸化物層(クロムとして
8、或いは60、或いは142wm1 ’ )を有し、
その下層忙金属クロム層(150■/薄り、さらKその
下層にすす層(0,5117mりを有しており、他の面
(フィルム非被覆面)がすす層(1,89711つを有
している6種の鋼板を用いて、実施例1と同様の被覆鋼
板、成形条件にて絞りしごき加工を行い絞りしごき罐を
得た。該絞りしごき罐を下記の条件にて保存試験を行っ
た。その結果、表−5に示すように良好な結果が得られ
た。
〈保存試験条件〉 絞りしごき罐を脱脂・洗滌後180℃で5分間乾燥し、
フランジ加工後、内容物(スプライト)を罐高09割の
高さまで充填し、エポキシフェノール系塗料を乾燥厚み
で10μm塗装焼付したアルミ蓋を巻締め、蓋面を下に
して50℃の雰囲気中に2ケ月放置する。
比較例1 実施例1と同じ軟鋼板を用い、片面(フィルム被覆面)
が実施例1と同様のメッキ層を有し、他の面(フィルム
非被覆面)が、上層にクロム水和酸化物層(クロムとし
て28w71!”)、下層に金属クロムm (1571
19/m”)のメッキ層、或いは単一金属りUム層(1
57q/mりを有した2種の鋼板及び同じ〈実施例1と
同じ軟鋼板を用い、両面にすず層(1,511/nLす
、或(・はニッケル層C4,51/キ)、或いはアルミ
層(2,517m” )を有した6種の鋼板、合計5種
類の鋼板を用いて、各々実施例1と同様にして第(S−
D、E、F、G、Hに示す被覆鋼板を得た。該被覆鋼板
を実施例1と同様にし℃絞りしごき加工を行った。その
結果、表−1の比較1〜5に示すようにいずれも罐の成
形が不可能であったり、被膜密着性が劣った。
比較例2゜ 被覆鋼板の片面(フィルム非被覆面)がすす層(0,5
71!/が、或いは16.5 El/ギ)、或いはニッ
ケル層(1,697m”、或いは21.697mりであ
る他は実施例2と同様の被覆鋼板、成形条件に℃絞りし
ごき加工を行った。その結果、表−2に示すように、い
ずれも罐の成形が不可能であったり、連続生産性が著し
く劣っていた。
比較例6゜ クロム水和酸化物層がクロムとして5 In9/ml或
いは162〜/がである他は実施例5と同様の被覆鋼板
、成形条件にて絞りしごき罐を得た。該絞りしごき罐を
実施例6と同様にして保存試験を行った結果、いずれも
満足すべき結果は得られなかった。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の被覆鋼板の一例の構成断面図、第2図
及び第5図は、本発明の被覆鋼板の他の二側を示す構成
断面図、 第4−A図及び第4−A′図は加工前のポリエチレンテ
レフタレート被覆鋼板の断面図、第4−B図及び第4−
B′図は夫々84−A図及び第4J1図の被覆鋼板を圧
延処理したものの断面図、 第4−C図及び第4 (1’/図は夫々第4−A図及び
第4,4を図の被覆鋼板を罐胴に絞りしごき加工したも
のの断面図、 第5−A図は剪断工程の説明図、 第5−B図は絞り工程の説明図、 第5−c図は再絞り工程の説明図、 第5−D図はしごき工程の説明図、 第6−A図、第6−B図及び第6−c図は夫々実施例1
における本発明1、本発明2及び本発明6の被覆鋼板の
構成断面図、 第6−D図、第6−1図、第6−F図、第6一G図及び
第6−H図は、比較例1における比較1、比較2、比較
6、比較4及び比較5の被覆鋼板の構成断面図である。 引照数字はそれぞれ、1は被覆鋼板、2は鋼板、6は熱
可塑性樹脂層、4は鋼基質、5は展延性金属のメッキ層
、6は無機酸化物皮膜層、7は金属メッキ層、8は接着
剤層、9は無配向層、9′は一軸或いは一軸一面配向層
、10は二軸配向層、11は絞りダイス、12はポンチ
、16はカップ状成形物、14は再絞りダイス、15は
再絞りポンチ、16はカップ状成形物、17はしごきポ
ンチ、18はしごきダイス、19は側壁部、20はポリ
エチレンテレフタレート樹脂層、21はクロム水和酸化
物層、22は金属クロム層、23は軟鋼板、24はすず
層、25はニッケル層、26はアルミ層を示す。 特許出願人 岸本 昭 第2図 第3図 第4−A図 」 第4−A′図 第4−B′図 第4−C′図 第5−A図 コ 第5−B図 第6−A図 第6−8図 第6−C図 第6−D図 第6−E図 第6−F図 (比軟4) (比軟5) 手続ネ市1E 書(方式) %式% 1、 事件の表示 特願昭59−24402号 2、 発明の名称 絞りしごS線用被覆鋼板及び絞りしごき罐3、補止をす
る者 ’ISf’lとの関係 特許出願人 4、代理人〒105 5、補jF命令の日イ;j 昭和59年5月29日(発送日) 6、 補止の対象 ■1発明の詳細な説明の欄 (1) 明細書第26頁4行に「第4−Aあるいはj/
図」とあるな、 「第4−A図あるいは第4−D図」 と訂正する。 (2)仝第25頁下から4行乃至6行K、「第4−B或
いはB′図」とあるを、 「第4−8図或いは第4−E図」 と訂正する。 (3)仝第24頁6行に、「第4−C/図」とあ。 るな、「第4−F図」と訂正する。 田1図面の簡単な説明の欄 (夏) 明細書第38頁5行乃至12行の記載を次の通
り訂正する。 「 第4−A図及び第4−D図は加工前のポリエチレン
テレフタレート被覆鋼板の断面図、第4−E図及びtl
X4−E図は夫々第4−A図及び第4−D図の被覆鋼板
を圧延処理したものの断面図、 第4−C図及び第4−F図は夫々第4−A図及び第4−
D図の被覆鋼板を罐胴に絞りしごき加工したものの断面
図、」 1図 面 (1) 別紙朱書に示す通り、第4−A′図、第4By
図及び第4−07図をそれぞれ第4=D図、第4−E図
及び第4−1図と訂正する。 以上

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)絞りしごき罐としたとき内側となるべき最表面に
    配向可能で且つ腐食成分に対してツクリヤー性を有する
    熱可塑性樹脂の被覆層と咳被覆層の下に密着下地となる
    無機酸化物皮膜層を有し且つ′絞りしごき罐としたとき
    外側となるべき面に展延性金属のメッキ層を有すること
    を特徴とする絞りしごき罐用被覆鋼板。
  2. (2)展延性金属がすす、或いはニッケル、或いはアル
    ミである特許請求の範囲第1項記載の絞りしとぎ罐用被
    覆鋼板。
  3. (3)展延性金属が0,7〜1511/m”のすすであ
    る特許請求の範囲第1項記載の絞りしごき罐用被覆鋼板
  4. (4)展延性金属が1.8〜201/m”のニッケルで
    ある特許請求の範囲第1項記載の絞りしごき罐用被覆鋼
    板。
  5. (5) 無機酸化物皮膜が6h15…ψ伽Vロムどしつ
    のクロム水和酸化物である特許請求の範囲第1項〜第4
    項記載の絞りしごき罐用被覆鋼板。
  6. (6)ポリエチレンテレフタレート樹脂の一部するいは
    全部を熱溶融して鋼板に被覆してなる特許請求の範囲第
    1項〜第5項記載の絞りしごき罐用被覆鋼板。
  7. (7) 熱可塑性樹脂がポリエチレンテレフタレート樹
    脂のみであり、且つ接着剤を用いないで該樹脂の一部あ
    るいは全部を鋼板に被覆してなる特許請求の範囲第1項
    〜第5項記載の絞りしごき罐用被覆鋼板。
  8. (8) 絞りしごき罐としたとき内側となるべき最表面
    に配向性が良好で、且つ腐食成分に対してバリヤー性を
    有する熱可塑性樹脂の被覆層と該被覆層の下に密着下地
    となる無機酸化物皮膜層を有し且つ絞りしごき罐とした
    とき外側となるべき面に展延性金属のメッキ層を有した
    被覆鋼板を用いて下記式 to−罐底部被覆鋼板の厚み tl−側壁部被覆鋼板の厚み で定義される総しごき率(R工)が60〜85チとなる
    ように薄肉化してなる絞りしごき罐。
  9. (9)ポリエチレンテレフタレート樹脂の一部あるいは
    全部を熱溶融して鋼板に被覆してなる被覆鋼板を薄肉化
    してなる特許請求の範囲第8項記載の絞りしごき罐。 α1 熱可塑性樹脂がポリエチレンテレフタレート樹脂
    のみであり、且つ接着剤を用いずに該樹脂の一部あるい
    は全部を熱溶融して鋼板に被覆した被覆鋼板を薄肉化し
    てなる特許請求の範囲第8項記載の絞りしごき罐。
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