JP3747743B2 - 金属板ラミネート用樹脂フィルムおよびラミネート金属板並びにその製造方法 - Google Patents

金属板ラミネート用樹脂フィルムおよびラミネート金属板並びにその製造方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、加工性、耐衝撃性に優れ、過酷な成形加工に耐え得る金属板ラミネート用樹脂フィルムおよびラミネート金属板並びにその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、薄肉深絞り缶のごとき過酷な成形を強いられる金属缶用材料としては、成形性、耐衝撃性、食品衛生性、耐食性、フレーバー性等の観点から、主としてポリエチレンテレフタレート系樹脂を被覆した金属板が用いられている(特開昭59−232852号公報など)。ポリエチレンテレフタレート系樹脂フィルムが元来有する、食品衛生性や耐フレーバー性に加えて、フィルムの結晶配向を、ラミネート技術等で制御することにり、諸性能が缶の要求性能を満たし得る領域へ設計される(特開平5−269920号公報、特開平6−320669号公報)。この技術は、現状の加工レベルにおいては、適応可能である。
【0003】
しかしながら、当該分野では、年々、材料のゲージダウンが進行しており、この傾向は今後も続くと思われる。これは、今後、さらに厳しい加工度が要求されるということに他ならない。然るに、前記した現行のポリエチレンテレフタレート系樹脂では、より厳しい加工に供した場合、加工性と耐衝撃性を両立させることが困難である。具体的には、加工性と耐衝撃性は、樹脂層の結晶配向度(面配向)に大きく依存するファクターであるからである。すなわち、樹脂層中に結晶配向成分が増えると、結晶部で塑性変形が阻害され、加工度が劣る。この為、加工性の観点からは、結晶配向量は少ないほど良い。一方、衝撃を受けた場合、この結晶部分は、割れの進行を食い止める部位として働く。したがって、耐衝撃性の観点からは結晶配向量は多いほど良い。この為、加工性と耐衝撃性は、両特性の許容領域となるよう結晶配向を調節し、設計される。両特性の両立域は、今後の加工度の上昇に対して、余裕を持っていない状況である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
この様な状況下、より高加工度に耐え得るラミネート金属板の開発が切に望まれている。本発明は、その解決手段を提供するものであり、加工性、耐衝撃性に優れた金属板ラミネート用樹脂フィルムおよびラミネート金属板並びにその製造方法を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、ポリエステル樹脂(ポリエチレンテレフタレート系樹脂)の元来持つ加工性の良さを失わずに、より厳しい加工に耐え得る樹脂層の構造を検討した。その結果、ガラス転移点が実用温度域下限(4℃)よりも低い樹脂をポリエステル樹脂中に混合することで、結晶配向に頼ることなく、耐衝撃性向上が可能であることを見出した。結晶配向で耐衝撃性を担わなくて良い分、必要以上に結晶配向を高める必要性が無く、高加工性を実現できる。また、加工後密着性、耐食性、フレーバー性等の必要特性も十分あることが確認された。
【0006】
耐衝撃性が問題となるのは特に低温度領域である。飲料缶、食料缶などの金属缶は、流通過程で冷蔵されるケースがある。そのような環境下で缶が落下などにより衝撃を受けた場合、樹脂層が損傷を受け、下地が露出することが具体的な問題点となる。衝撃を受けたポリエステル樹脂フィルムラミネート金属板の樹脂層の破壊断面は、脆性破壊の様相を呈している。これは、ポリエステル樹脂のガラス転移点が冷蔵温度に比較して高い温度域にあるためであり、いわゆる割れるのである。衝撃による急激な変形に伴うエネルギーを吸収する部位がフィルム中に存在すれば、耐衝撃性は、著しく改善されるはずである。
【0007】
本発明者らは、ポリエステル樹脂中に様々な樹脂を混合させ、試験を繰り返した。その結果、単純に割れの伝播を食い止め得る堅い物質(例えば粒状シリカ)を混合した系では、割れのエネルギーを吸収しきれない為、粒界を割れが伝播し、結果として耐衝撃性の向上は認められなかった。
【0008】
一方、ガラス転移点が冷蔵温度より低い樹脂を混在させた系では、耐衝撃性の向上が顕著に認められた。これは、ガラス転移点が冷蔵温度以下の樹脂は、割れのエネルギーを弾性変形によって、ある程度吸収する為であると考えられる。そのため、多くの部位で割れが止まり、結果として、破壊断面は、さながら延性破壊の様相を呈していた。
【0009】
また、単純にポリエステル樹脂層とガラス転移点が3℃以下の樹脂層をフィルムラミネートや共押出し等により積み重ねたものは、層間剥離や加工性などの点で支障をきたす。したがって、ガラス転移点が3℃以下の樹脂は、ポリエステル樹脂中に分散している必要ある。
【0010】
本発明は、上記の考えや知見に基づいてなされたものであり、その要旨は以下の通りである。
【0011】
(1)エチレンテレフタレート及び/またはエチレンイソフタレートを基本骨格としたポリエステル樹脂に、ガラス転移点が3℃以下で平均粒子径が0.01〜5μmの粒状樹脂(粒状樹脂がビニル重合体でカプセル化されたものを除く)を分散させた混合樹脂からなり、該混合樹脂中に該粒状樹脂が体積比率で3〜50vol%の範囲で混合されていることを特徴とする金属板ラミネート用樹脂フィルム(第1発明)。
【0012】
(2)ガラス転移点が3℃以下の樹脂が、ポリオレフィンであることを特徴とする前記(1)に記載の金属板ラミネート用樹脂フィルム(第2発明)。
【0013】
(3)ポリオレフィンが、ポリプロピレンであることを特徴とする前記(2)に記載の金属板ラミネート用樹脂フィルム(第3発明)。
【0014】
(4)金属板の少なくとも一方の表面に、前記(1)〜(3)のいずれかに記載され、かつ膜厚が10〜50μmの範囲である樹脂フィルムを被覆したことを特徴とするラミネート金属板(第4発明)。
【0015】
(5)樹脂フィルムが、顔料を5〜40wt%含有することを特徴とする前記(4)に記載のラミネート金属板(第5発明)。
【0016】
(6)樹脂フィルムが、押し出しラミネート法により金属板の表面に被覆されたものであることを特徴とする前記(4)または(5)に記載のラミネート金属板(第6発明)。
【0017】
(7)樹脂フィルムのフィルム面と平行な方向の面配向係数が0.01未満であることを特徴とする前記(4)〜(6)のいずれかに記載のラミネート金属板(第7発明)。
【0018】
(8)金属板が、表面に付着量50〜200mg/m2の金属クロム層と、金属クロム換算の付着量が3〜30mg/m2のクロム酸化物層を有する電解クロメート処理鋼板であることを特徴とする前記(4)〜(7)のいずれかに記載のラミネート金属板(第8発明)。
【0019】
(9)前記(4)、(5)、(7)のいずれかに記載のラミネート金属板を製造するにあたり、樹脂フィルム中のポリエステル樹脂の融点−70℃〜融点+30℃の範囲に加熱した金属板に、樹脂フィルムをラミネートすることを特徴とするラミネート金属板の製造方法(第9発明)。
【0020】
(10)前記(6)に記載のラミネート金属板を製造するにあたり、前記(1)〜(3)のいずれかに記載の混合樹脂を、該混合樹脂の融点+10℃〜融点+40℃の範囲に加熱し、溶融させた後、金属板の表面に押し出しラミネートすることを特徴とするラミネート金属板の製造方法(第10発明)。
【0021】
(11)金属板が、表面に付着量50〜200mg/m2の金属クロム層と、金属クロム換算の付着量が3〜30mg/m2のクロム酸化物層を有する電解クロメート処理鋼板であることを特徴とする前記(9)または(10)に記載のラミネート金属板の製造方法(第11発明)。
【0022】
【発明の実施の形態】
第1発明において、エチレンテレフタレート及び/またはエチレンイソフタレートを基本骨格としたポリエステル樹脂とは、前記基本骨格部分がポリエステル樹脂中、60mol%以上を占めており、その他の部位で、酸成分が、各種の芳香族ジカルボン酸、脂肪族ジカルボン酸を任意に共重合しても良い。具体的には、例えば、2,6−ナフタリンジカルボン酸、4,4′−ビフェニルジカルボン酸、アジピン酸、シュウ酸、コハク酸、グルタル酸、ピメリン酸、スペリン酸、アゼライン酸、セパシン酸、ドデカジオン酸、trans−1,4−シクロヘキ酸ジカルボン酸などである。また、グリコール成分も、各種の脂肪族ジオール、芳香族ジオールを共重合しても良い。具体的には、例えば、トリメチレングリコール、テトラメチレングリコール、ペンタメチレングリコール、trans−1,4−シクロヘキサンジメタノール、ビスフェノールA、p−キシレングリコール、cis−1,4−シクロヘキサンジメチル、プロピレングリコール、ブチレングリコールなどである。
【0023】
第1発明に記載する混合するガラス転移点が3℃以下の樹脂(粒状樹脂がビニル重合体でカプセル化されたものを除く)は、耐衝撃性向上の観点、その他の諸特性に悪影響を与えないという観点から、平均粒子径が0.01〜5μmφ、混合樹脂中の体積比率が3〜50vol%の範囲にあることが必要である。また、さらに望ましくは、平均粒子径0.05〜0.5μmφ、体積比率が5〜20vol%の範囲が良い。平均粒子径、体積比率の下限値は、耐衝撃性の向上に有効に寄与するという観点から規定され、上限値は、加工性に悪影響を与えないという観点から規定される。また、ガラス転移点が3℃以下であるのは、流通過程での金属缶の冷蔵温度が4℃である為、ガラス転移点が冷蔵温度より低い3℃以下の樹脂を混在させることによって耐衝撃性を向上できるためである。
【0024】
本発明のガラス転移点が3℃以下の樹脂は、特に限定されるものではないが、例えば、低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニリデン、ポリアクリル酸エチル、ポリアクリル酸n−プロピル、ポリアクリル酸イソブチル、ポリアクリル酸n−ブチル、ポリクロロトリフルオロエチレン、ポリフッ化ビニリデン、ポリブタジエン、ポリアセタールなどである。また、ガラス転移点が3℃以下の樹脂は、1種でも良いし、2種以上混合しても良い。
【0025】
また、本発明の効果を妨げない限り、混合樹脂に相溶化剤、滑剤、可塑剤、帯電防止剤、耐侯剤を添加しても良い。それぞれの添加剤を加えることにより、それぞれの公知の効果が得られ、用途に応じて、より好ましいものを提供できる。
【0026】
第2発明において、ガラス転移点が3℃以下の樹脂をポリオレフィンと規定したのは、加工性の観点から、より好ましい樹脂種であるからであり、さらに第3発明で、ポリオレフィンをポリプロピレンと規定したのは、もっとも好ましい樹脂種であるからである。
【0027】
第4発明において、膜厚が10〜50μmの範囲に規定される理由は、上限値は経済的な観点、下限値は、耐衝撃性、加工性の観点からである。すなわち、膜厚が10μm以上になると耐衝撃性、加工性がより優れるが、膜厚が50μmを超えると樹脂フィルムのコストが上昇し、また耐衝撃性、加工性の向上効果が飽和するためである。
【0028】
第5発明において、顔料を5〜40wt%に規定したのは、5wt%未満では所望の色調を得ることができず、40wt%を超えると加工性が低下するためである。
【0029】
顔料の種類は特に限定されるものではないが、本発明の効果を妨げない限り、炭酸カルシウム、炭酸バリウム、エアロジル、二酸化チタン、亜鉛華、グロスホワイト、アルミナホワイト、炭酸マグネシウム、カーボンブラック、マグネタイト、コバルトブルー、ベンガラ等を適宜使用し、金属ラミネート板あるいは、金属缶を好ましい色調に仕上げることが可能となる。
【0030】
第6発明において、樹脂フィルムが押出しラミネート法により被覆されたもの限定される理由は、ラミネート時の気泡巻き込みを防止する観点で、押出しラミネート法が優れるからである。一般的なフィルムラミネート方式では、特にラミネート速度が上昇するにしたがって、気泡が巻き込まれやすくなる。巻き込まれた気泡は、単に下地金属板との密着力低下を引き起こすだけでなく、耐衝撃性にも悪影響を与える。本発明者らは、衝撃に対して、気泡の際部に応力集中が起こるため、この部分が脆くフィルム破壊の起点となっていることを突き止めている。さらに、樹脂をフィルム成形してラミネートする工程と、樹脂を直接押出してラミネートする工程との差より生じる製造コストの差も押出し法の利点である。
【0031】
第7発明において、樹脂フィルムのフィルム面と平行な方向の面配向係数を0.01未満と規定したのは、この範囲のものは特に加工性が優れるためである。面配向係数の上昇に伴い加工度は劣ってくる。これは、先述したように配向結晶が塑性変形を妨げる為であるが、本発明の面配向係数の範囲であれば、実質的に加工性に悪影響を与えないレベルである。
【0032】
また、第7発明の面配向係数の領域でも、従来技術に比較して、充分優れる耐衝撃性を有するが、要求される加工性と耐衝撃性を考慮して、意図的に面配向係数を0.01超えに上げ、さらに優れた耐衝撃性を得ることも可能である。
【0033】
本発明の金属板は特に限定されないが、成形性の点で鉄やアルミニウムなどを素材とする金属板が好ましい。鉄を素材とする金属板の場合、その表面に接着性や耐腐食性を改良する為、無機酸化物被膜層、例えばクロム酸処理、リン酸処理、クロム酸/リン酸処理、電解クロム酸処理、クロメート処理、クロムクロメート処理などで代表される化成処理被覆層を設けてもよい。また、展延性金属メッキ層、例えばニッケル、スズ、亜鉛、アルミニウム、砲金、真ちゅうなどのメッキ層を設けてもよい。スズメッキの場合0.5〜15mg/m2、ニッケルまたはアルミニウムの場合1.8〜20g/m2のメッキ量を有するものが好ましい。
【0034】
鉄を素材とする金属板の場合、第8、第11発明に規定する電解クロメート処理鋼板が、フィルムとの密着性、耐食性、製造コストの観点から特に好ましい。第8、第11発明において、金属クロム層の金属クロム量の下限を50mg/m2と規定したのは、50mg/m2以上になると耐食性、加工後密着性がより優れるからであり、上限を200mg/m2に規定したのは、200mg/m2超えでは耐食性、加工後密着性の向上効果が飽和し、逆に製造コスト上昇するからである。クロム酸化物中のクロム量の金属クロム換算量の下限を3mg/m2と規定したのは、3mg/m2未満になると密着性がより優れるからであり、上限を30mg/m2に規定したのは30mg/m2を超えると色調が悪化するからである。
【0035】
第9発明において、金属板の加熱温度の下限をポリエステル樹脂の融点−70℃と設定したのは、下限値未満では、金属板との密着力が十分でないためであり、上限値をポリエステル樹脂の融点+30℃と設定したのは、上限値を超えるとフィルム層がラミネートロールに融着してしまうためである。
【0036】
第10発明において、混合樹脂の溶融温度を混合樹脂の融点(Tm)に対して、Tm+10℃以上、Tm+40℃以下と規定したのは、Tm+10℃未満では、樹脂の粘度が著しく劣る為、品質安定性、生産性に劣る為であり、Tm+40℃を超えると、ラミネートロールへの密着、気泡の混入、樹脂の劣化などが問題となる為である。
【0037】
さらに、本発明においては、本発明の効果を妨げない限り、プライマー層を金属板との密着層として設けても良い。本発明のラミネート金属板は、樹脂層と金属板の一次密着性、加工後密着性とも優れたものであるが、より厳しい腐食環境、あるいはより優れた密着性が要求される環境下では、プライマー層を設けて、要求に応じた特性を付与できる。例えば、金属缶として使用する場合、より腐食性の強い内容物を充填すると、樹脂層を通して、内容物が金属板との界面に侵入し、金属板を腐食させ、フィルムとの密着性が劣化する可能性がある。このような場合、適切なプライマー層を設けることにより樹脂層の剥離を防ぐことが可能となる。
【0038】
プライマーの種類は特に限定されるものではないが、公知のプライマー層を用いることにより、公知の効果が発現される。また、プライマー層の形成方法は特に限定されるものではないが、金属板にプライマー塗料を塗布−乾燥、あるいは、本発明のフィルムにプライマー塗料を塗布−乾燥してもよく、あるいは金属板にプライマーフィルムをラミネートしても良いし、さらには、本発明のフィルムとプライマー層を貼り合わせたフィルムをラミネートしても良い。
【0039】
本発明の金属板ラミネート用樹脂フィルムは、絞り成形やしごき成形によって製造されるツーピース金属缶の内面被覆用途に好適に使用することができる。また、本発明の前記フィルムは、ツーピース缶の蓋部分、あるいはスリーピース缶の胴、蓋、底の被覆用としても良好な金属接着性、成形性を有するため、この用途にも好ましく使用することができる。
【0040】
前記フィルムを被覆したラミネート金属板は、加工性、耐衝撃性に優れるので、材料のゲージダウンが進み、特に過酷な成形を強いられる薄肉深絞り缶用途へ使用する材料として好適である。
【0041】
【実施例】
<実施例1>
通電加熱方式で加熱した、TFS(厚さ0.18mm、テンパー度DR9、金属クロム層80mg/m2、クロム酸化物層15mg/m2(金属クロム換算))の両面に、膜厚8〜45μmの樹脂フィルムを熱圧着した後、水中急冷する熱接着法でラミネート金属板を得た。供試フィルムを表1、ラミネート条件を表2に示す。
【0042】
前記で得たラミネート金属板の面配向係数を調査した。また、前記で得たラミネート金属板を、製缶加工し、歪み取り熱処理を施して供試缶を作製し、製缶した缶体のフィルムの加工性、耐衝撃性を調査した。
【0043】
調査方法の詳細を以下に記載する。
(1)製缶加工
ラミネート金属板を、以下の条件で第一段絞り、再絞りを行い薄肉化深絞り缶を得た。
・第一段絞り
ブランク径…150〜160mm
1段絞り …絞り比1.65
・再絞り
第1次再絞り…絞り比:1.25
第2次再絞り…絞り比:1.25
再絞り工程のダイスコーナー部の曲率半径:0.4mm
再絞り時のしわ押さえ加重…4000kg
・缶胴部の平均薄肉化率
成形前のラミネート金属板の厚さに対し40〜55%
【0044】
(2)歪取り熱処理
製缶加工に伴い導入されたフィルムの加工歪をフィルム融点−15℃の熱環境下で30秒間加熱保持した後に急冷した。
【0045】
(3)フィルム加工性
フィルムの損傷を伴うことなく製缶加工できる限界によって、下記のごとく評点をつけた。
限界加工度(薄肉化率) 評点
薄肉化率40%の成形不可 : 1 (劣)
薄肉化率40%まで成形可 : 2 ↑
薄肉化率45%まで成形可 : 3
薄肉化率50%まで成形可 : 4 ↓
薄肉化率55%まで成形可 : 5 (優)
【0046】
(4)耐衝撃性評価
歪取り熱処理を施した缶体(薄肉化率40%)にネック加工を施し、缶体中に、水を充填して蓋を取りつけ巻き締めた後、缶底に、ポンチで衝撃を与えた。次に蓋をあけ、缶内部に、被衝撃部が浸るように、3%食塩水を充填し、2分浸漬後、液中に浸した白金電極と缶金属部に6Vの負荷をかけ、さらに5分後の電流値を読みとり、以下のように評価した。
試験結果 :評価
電流値が10mA以上 :×
電流値が1mA以上〜10mA未満:○
電流値が1mA未満 :◎
【0047】
(5)面配向係数
アッベ屈折計を用い、光源はナトリウム/D線、中間液はヨウ化メチレン、温度は25℃の条件で屈折率を測定して、フィルム面の金属板長手方向屈折率Nx、フィルム面の金属板幅方向の屈折率Ny、フィルムの厚み方向の屈折率Nzを求め、下式から面配向係数Nsを算出した。
面配向係数(Ns)=(Nx+Ny)/2−Nz
【0048】
(6)融点(Tm)測定方法
混合樹脂(ポリエステル樹脂)を結晶化させ、示差走査熱量計(パーキン・エルマー社製DSC−2型)により、10℃/minの昇温速度でポリエステル樹脂の融点を測定した。
【0049】
調査結果を表2に示す。
【0050】
【表1】
Figure 0003747743
【0051】
【表2】
Figure 0003747743
【0052】
表1、2から以下のことが判る。
発明例1〜4は、エチレンテレフタレートとエチレンイソフタレートの共重合比を変えたフィルムであり、これを本発明のラミネート条件でラミネートした発明例20〜23は、成形性、耐衝撃性とも極めて良好である。
【0053】
発明例23〜27は、発明例4のフィルムをラミネート条件を本発明の範囲内で振ったものであり、成形性、耐衝撃性とも極めて良好である。一方、比較例27は、発明例4のフィルムを本発明のラミネート温度範囲の下限を下回る条件でラミネートしたものであり、フィルムが鋼板に密着しなかったため、評価不能であった。また、比較例28は、発明例4のフィルムを本発明のラミネート温度範囲の上限を超える条件でラミネートしたため、ラミネートロールに融着して、評価不能であった。
【0054】
発明例5〜7は、混合するガラス転移点が3℃以下の樹脂の粒径を、本発明の範囲内で振ったものである。これを本発明のラミネート条件でラミネートした発明例28〜30は、良好な加工性、耐衝撃性を示した。発明例5は、混合する樹脂の粒径が下限に近いために耐衝撃性向上に対する寄与度が低いため、これをラミネートした発明例28は、耐衝撃性の評価が○となっている。また、発明例6、7は、本発明の範囲の粒径であるが、特に望ましい範囲を外れるので、これをラミネートした発明例29、30は、加工性の評点が4となっている。
【0055】
一方、比較例5のフィルムは、混合する樹脂の粒径が本発明の下限を下回る為、これをラミネートした比較例18は、耐衝撃性に劣る。また、比較例6は、本発明の粒径の範囲の上限を超えているので、これをラミネートした比較例19は、加工性に劣る。
【0056】
発明例8、9は、フィルムの膜厚を本発明の範囲で振ったものである。これを、本発明のラミネート方法でラミネートした発明例31、32は、いずれも良好な性能を示す。発明例9は、フィルムの膜厚が本発明の下限に近い為、これをラミネートした発明例32は、発明例31に比べて、加工性、耐衝撃性とも、若干劣る。
【0057】
一方、比較例7のフィルムをラミネートし、膜厚が本発明範囲を下回る比較例20は加工性、耐衝撃性とも劣る。
【0058】
発明例10、11は、混合するガラス転移点が3℃以下の樹脂の体積比率を、発明の範囲内で振ったものである。これを本発明のラミネート条件でラミネートした発明例33、34は、良好な加工性、耐衝撃性を示した。発明例10は、混合する樹脂の体積比率が下限に近いために耐衝撃性向上に対する寄与度が低く、これをラミネートした発明例33は、耐衝撃性の評価が○となっている。また、発明例11は、本発明の範囲の体積比率であるが、特に望ましい範囲を外れるので、これをラミネートした発明例34は、成形性の評点が4となっている。
【0059】
一方、比較例8のフィルムは、混合する樹脂の体積比率が本発明の下限を下回る為、これをラミネートした比較例21は、耐衝撃性に劣る。また、比較例9は、本発明の体積比率の範囲の上限を超えているので、これをラミネートした比較例22は、加工性に劣る。
【0060】
発明例12は、2軸延伸法で製膜した本発明のフィルムで有り、これをラミネートした発明例35、36は、いずれも良好な性能を示す。発明例35は、面配向係数が0.015であり、加工性が若干劣る。しかしながら、本実施例の評価法より厳しい耐衝撃性試験を行った結果、面配向係数が低いものと比較して耐衝撃性が若干上回ることが確認された。発明例36は、第7発明の範囲の面配向係数を持つものであり、加工性、耐衝撃性とも極めて良好である。
【0061】
発明例13、14、19は、混合樹脂がポリプロピレン以外のポリオレフィンであり、これをラミネートした発明例37、38、43は、混合樹脂がポリプロピレンのフィルムをラミネートした発明例23と比較すると加工性が若干劣るものの、充分良好な加工性、耐衝撃性を有する。また、発明例15〜18、20は、混合樹脂がポリオレフィン以外で、ガラス転移点が3℃以下の本発明の範囲にある樹脂を用いた例である。これらのフィルムをラミネートした発明例39〜42、44は、加工性は若干劣るものの、良好な加工性、耐衝撃性を有する。
【0062】
一方、比較例10〜13は混合樹脂のガラス転移点が、本発明の範囲を外れる為、これをラミネートした比較例23〜26は、耐衝撃性が劣る。
【0063】
また、比較例1〜4は、エチレンテレフタレートとエチレンイソフタレートの共重合比を変えたフィルム単身で、本発明の樹脂を混合しない例である。これらのフィルムをラミネートした比較例14〜17は、加工性は優れるものの、耐衝撃性が劣る。
【0064】
<実施例2>
TFS(厚さ0.18mm、テンパー度DR9、金属クロム層80mg/m2、クロム酸化物層15mg/m2(金属クロム換算))の片面に、通常の押出し法で膜厚が、9〜44μmになるように押出し、直後水中急冷し、ラミネート金属板を得た。供試樹脂の種類、押出しラミネート時の樹脂溶融温度を表3および表4に示す。樹脂溶融温度は表5にも示した。
【0065】
前記で得たラミネート金属板を、製缶加工し、歪み取り熱処理を施して供試缶を作製し、製缶した缶体のフィルムの加工性、耐衝撃性を調査した。
【0066】
(1)製缶加工
ラミネート金属板を、実施例1と同様の条件で製缶加工を施した。
【0067】
(2)歪取り熱処理
実施例1と同様の条件で歪取り熱処理を施した。
【0068】
(3)フィルム加工性
実施例1と同様の条件でフィルム加工性を評価した。
【0069】
(4)耐衝撃性評価
歪取り熱処理を施した缶体(薄肉化率43%)にネック加工を施し、缶体中に、水を充填して蓋を取りつけ巻き締めた後、缶底にポンチで衝撃を与えた。次に蓋をあけ、缶内部に、被衝撃部が浸るように、3%食塩水を充填し、2分浸漬後、液中に浸した白金電極と缶金属部に6Vの負荷をかけ、さらに5分後の電流値を読み取り、実施例1と同様にして耐衝撃性を評価した。
【0070】
(5)膜厚
電磁膜厚計(ヘルムートフィッシャー社製、パーマースコープM−11D)にて、フィルム膜厚を測定した。
【0071】
(6)面配向係数
実施例1と同様にしてフィルムの面配向係数を算出した。
【0072】
(7)融点(Tm)測定方法
混合樹脂(ポリエステル樹脂)を結晶化させ、実施例1と同様にして混合樹脂の融点(ポリエステル樹脂の融点)を測定した。
【0073】
調査結果を表5に示す。但し、フィルム膜厚は表3および表4に示した。樹脂融点は表3と表4にも示した。
【0074】
【表3】
Figure 0003747743
【0075】
【表4】
Figure 0003747743
【0076】
【表5】
Figure 0003747743
【0077】
表3〜5から以下のことが判る。
発明例1〜4は、エチレンテレフタレートとエチレンイソフタレートの共重合比を変えた樹脂を用いたもので、これらのフィルムをラミネートした20〜23は、成形性、耐衝撃性とも極めて良好である。
【0078】
発明例5〜7は、ガラス転移点3℃以下の樹脂の粒径を、発明の範囲内で振ったものである。これらのフィルムをラミネートした発明例28〜30は、良好な加工性、耐衝撃性を示した。発明例5は、樹脂の粒径が下限に近いために耐衝撃性向上に対する寄与度が低く、これをラミネートした発明例28は耐衝撃性の評価が○となっている。また、発明例6、7は、本発明の範囲の粒径であるが、特に望ましい範囲には無いので、これをラミネートした発明例29、30は、加工性の評点が4となっている。
【0079】
一方、比較例5は、樹脂の粒径が本発明の下限を下回る為、これをラミネートした比較例18は耐衝撃性に劣る。また、比較例6は、本発明の粒径の範囲の上限を超えているので、これをラミネートした19は、加工性に劣る。
【0080】
発明例8、9は、膜厚を本発明の範囲で振ったものである。これをラミネートした発明例31、32は、いずれも良好な性能を示す。発明例9は、樹脂層の膜厚が本発明の下限に近い為、これをラミネートした発明例32は、発明例31に比べて、加工性、耐衝撃性とも、若干劣る。一方、比較例7のフィルムをラミネートし、膜厚が本発明範囲を下回る比較例20は、加工性、耐衝撃性とも劣る。
【0081】
発明例10、11は、ガラス転移点が3℃以下の樹脂の体積比率を、本発明の範囲内で振ったものである。これをラミネートした発明例33、34は、良好な加工性、耐衝撃性を示した。発明例10は、体積比率が本発明の範囲の下限に近いために耐衝撃性向上に対する寄与度が低く、これをラミネートした発明例33は、耐衝撃性の評価が○となっている。また、発明例11は、本発明の範囲の体積比率であるが、特に望ましい範囲には無いので、これをラミネートした発明例34は、成形性の評点が4となっている。
【0082】
一方、比較例8のフィルムは、体積比率が本発明の下限を下回る為、これをラミネートした比較例21は、耐衝撃性に劣る。また、比較例9は、本発明の体積比率の範囲の上限を超えているので、これをラミネートした比較例22は、加工性に劣る。
【0083】
発明例12、13、18は、混合樹脂がポリプロピレン以外のポリオレフィンであり、これをラミネートした発明例35、36、41は、混合樹脂としてポリプロピレンを使用した樹脂をラミネートした発明例23と比較すると加工性が若干劣るものの、充分良好な加工性、耐衝撃性を有する。また、発明例14〜17、19は、混合樹脂として、ポリオレフィン以外で、ガラス転移点が3℃以下の本発明の範囲にある樹脂を用いた例である。これらの樹脂を本発明の法の条件でラミネートした発明例37〜40、42は、混合樹脂にポリオレフィンを用いた場合に比べて、加工性は、若干劣るものの、良好な加工性、耐衝撃性を有する。
【0084】
一方、比較例10〜13は混合樹脂のガラス転移点が、本発明の範囲を外れる為、これらの樹脂をラミネートした比較例23〜26は、耐衝撃性が劣る。
【0085】
また、比較例1〜4は、エチレンテレフタレートとエチレンイソフタレートの共重合比を変えたフィルム単身で、本発明の樹脂を混合しないものである。そのため、これらの樹脂をラミネートした比較例14〜17は、加工性は優れるものの、耐衝撃性が劣る。
【0086】
【発明の効果】
本発明によれば、加工性、耐衝撃性に優れた金属板ラミネート用樹脂フィルムおよびラミネート金属板並びにその製造方法が得られる。
【0087】
本発明のラミネート金属板は、絞り成形やしごき成形によって製造されるツーピース金属缶用途に好適に使用することができる。また、ツーピース缶の蓋部分、あるいはスリーピース缶の胴、蓋、底用鋼板と好ましく使用することができる。
【0088】
また、本発明のラミネート金属板は、材料のゲージダウンが進み、特に過酷な成形を強いられる薄肉深絞り缶用途へ使用する材料としても好適である。

Claims (11)

  1. エチレンテレフタレート及び/またはエチレンイソフタレートを基本骨格としたポリエステル樹脂に、ガラス転移点が3℃以下で平均粒子径が0.01〜5μmの粒状樹脂(粒状樹脂がビニル重合体でカプセル化されたものを除く)を分散させた混合樹脂からなり、該混合樹脂中に該粒状樹脂が体積比率で3〜50vol%の範囲で混合されていることを特徴とする金属板ラミネート用樹脂フィルム。
  2. ガラス転移点が3℃以下の樹脂が、ポリオレフィンであることを特徴とする請求項1に記載の金属板ラミネート用樹脂フィルム。
  3. ポリオレフィンが、ポリプロピレンであることを特徴とする請求項2に記載の金属板ラミネート用樹脂フィルム。
  4. 金属板の少なくとも一方の表面に、請求項1〜3のいずれかに記載され、かつ膜厚が10〜50μmの範囲である樹脂フィルムを被覆したことを特徴とするラミネート金属板。
  5. 樹脂フィルムが、顔料を5〜40wt%含有することを特徴とする請求項4に記載のラミネート金属板。
  6. 樹脂フィルムが、押し出しラミネート法により金属板の表面に被覆されたものであることを特徴とする請求項4または5に記載のラミネート金属板。
  7. 樹脂フィルムのフィルム面と平行な方向の面配向係数が0.01未満であることを特徴とする請求項4〜6のいずれかに記載のラミネート金属板。
  8. 金属板が、表面に付着量50〜200mg/m2の金属クロム層と、金属クロム換算の付着量が3〜30mg/m2のクロム酸化物層を有する電解クロメート処理鋼板であることを特徴とする請求項4〜7のいずれかに記載のラミネート金属板。
  9. 請求項4、5、7のいずれかに記載のラミネート金属板を製造するにあたり、樹脂フィルム中のポリエステル樹脂の融点−70℃〜融点+30℃の範囲に加熱した金属板に、樹脂フィルムをラミネートすることを特徴とするラミネート金属板の製造方法。
  10. 請求項6に記載のラミネート金属板を製造するにあたり、請求項1〜3のいずれかに記載の混合樹脂を、該混合樹脂の融点+10℃〜融点+40℃の範囲に加熱し、溶融させた後、金属板の表面に押し出しラミネートすることを特徴とするラミネート金属板の製造方法。
  11. 金属板が、表面に付着量50〜200mg/m2の金属クロム層と、金属クロム換算の付着量が3〜30mg/m2のクロム酸化物層を有する電解クロメート処理鋼板であることを特徴とする請求項9または10に記載のラミネート金属板の製造方法。
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