JPS60166260A - 絶縁基材用MgO焼結体及びその製造法 - Google Patents

絶縁基材用MgO焼結体及びその製造法

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JPS60166260A
JPS60166260A JP59021879A JP2187984A JPS60166260A JP S60166260 A JPS60166260 A JP S60166260A JP 59021879 A JP59021879 A JP 59021879A JP 2187984 A JP2187984 A JP 2187984A JP S60166260 A JPS60166260 A JP S60166260A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は絶縁基材としてのMgO焼結体、さらに詳しく
は高い熱伝導性と優れた耐水和特性を備えた電気絶縁基
材用のMgO焼結体及びその製造法に関するものである
現在電子材料であるIO基板に使用されている絶縁材料
としてはその殆んどがAl2O3基板である。
これに対してMgO基材は高温での電気絶縁性に優れて
おり、高周波特性や熱伝導率などもA1= O,、基材
より優れているので、この種集積回路基板材料として期
待されているが、材質的に水利性が大きく強度的にも十
分なものが得られていないので、前記特性を生かしきれ
ず実用化には至っていないのが実状である。
本発明は、このような実状であっても将来の工0基板の
高機能化例えばハイプリットエCの開発、積層パッケー
ジの開発等においてはMgO基材の特質が極めて有効で
あろうとの観点に立ち、種々研究の結果として従来の実
用化の大きな障害となっていた前述の水利性などの欠点
を改良せしめたMgO基板をもたらす焼結体の開発に成
功したものである。
即ち、本発明は、顕微鏡的にみてMgO結晶粒子の大き
さが大部分5μ以下であって、少くともこれらのMgO
結晶粒子間において2Mg0・810゜相が薄層として
均等に分布介在している組織からなり、かつ熱伝導率が
常温で0.08 CaVcrn、sea 0℃以上、1
00 KHvsにおける誘電率が常温で10以下、誘電
損失(Tanδ)が常温で10−4以下、電気絶縁抵抗
が300℃で10100・d以トであるとともに優れた
耐水和特性を有していることを特徴とする絶縁基材用M
gO焼結体であり、またMgOの純度が化学分析値とし
て重量係で99係以上、比表面積が10 rr?/f以
上であるMgO粉末を有機シリケートを含む有機溶剤中
で充分混合したのち成形焼成することにより、微細なM
gO結晶粒子間に2Mg0・S10.相が均等に分布介
在している組織からなり、かつ熱伝導率が室温で0.0
8 cal/c1n、 sea 0℃以1、電気絶縁抵
抗が300℃で10100.cIn以、トであるととも
に優れ几耐水卸If、性を付与せしめたことを特徴とす
る絶縁基材用MgO焼結体の製造法を要旨とするもので
ある。
本発明はこのように絶縁基板用のMgO焼結体として極
めて優れた特性を備えているものであり、それらを可能
とする焼結体の組織として微細なMgO結晶(ペリクレ
ース結晶)粒子とその間に2 MgO−5i02 (フ
ォルフチライト)を主体とする相(以下2Mg0・5i
ol相という)が薄層として介在していることから本質
的にもたらされるものであろうと考えられる。
MgO基板の開発として過去においても2Mg0・81
02相の被覆層を形成させることにより、耐水性を付与
りようという試みと提案はいくつがなすしているが、充
分な成果を達成してはいなかった。
過去のこのような試みの結果が満足しうる物性に至らな
かった理由としては定がではないが、焼結体としての微
細な細織、構造の違い及びそれらをもたらす製造方法の
違いに実質的には起因するのであろう。
例えばその一つの大きな理由は、従来のこの種提案は殆
んどが予め成形した基板を処理して耐水性のある2 M
gO−810*相を形成させようとするものであったか
らとも考えられる。
即ち、このような方法によるものは充分な耐水性が得ら
れなかったり、充分な熱伝導性を確保できなかったり、
特に高機能基板を可能とする諸性質を兼ね備えたものに
得られていなかった。
さらに別の方法として緻密な焼結体を得るためにマグネ
シウム化合物と液状珪素化合物とを混合することも提案
されているが、充分な耐水利性などを得るには至ってい
ない。
本発明焼結体とその製造法について、以下具体的に説明
する。
本発明焼結体は組織的に及び組成的には次のようなもの
である。即ち、顕微鏡的にみてMg0(ペリクレース)
結晶粒子が緻密に焼結しており、個々のMgO結晶の大
きさはその大部分が5μ以下(後述する如く、表面に薄
層としての2Mg 0−8i02相を一体に形成してい
る部分も含む)で、この結晶の成長が抑制された組織が
一つの大きな特徴となっている。またこのような微細な
MgO結晶粒子間においては2 MgO・Sin、 (
フォルステライト)相が焼結体全体として均等に分布存
在しており、この分布は成形された焼結体の表面層乃至
その近傍のみでなく、断面からみて内部のいずれにおい
ても均等に存在しているものである。
本発明焼結体としての耐水利性という面からみた理想的
な組織としては、微細な個々の全てのMgO結晶粒子間
、それも個々の全周に2Mg0・S10.相が可及的少
量、即ち極めて薄層として存在していることであると考
えられるが、内部に位置しているMgO結晶粒子の個々
の表面を少くとも部分的に被覆して目的の諸特性を兼ね
備えたものとして得られているのであれば、完全なもの
であることは必要ではなく、絶縁性など一部の性質など
考慮すればむしろ2 MgO−810*相の存在は一方
では少なくてもよく、鮫は2Mgo・8102相が断面
組織としてMgO粒子間の個々の全周でなく、少なくと
も局部的であっても焼結体組織全体としてみて均等にな
るように分布存在していればよいのである。本明細書で
均等とはそのような組織を示すものである。
また、このような組織として、MgO粒子間ではあるが
粒子同士の接触することあるべきいわゆる界面において
も同様のことが考えられ、この界面においても少くとも
2Mg0・5102相が薄層として存在している焼結体
は望ましいものの一つでもある。
このような本発明焼結体において、この2Mg0・51
02相は可及的薄層としてMgO粒子間(界面も含めて
)に存在しているもので望ましくはそれらは0.5μ以
下、例えば0.1〜0.5μ程度であることである。
またこの2Mg0−8i02層は、後述する製造法で示
される如く、MgO微粉と有機シリケートのS102成
分と反応して生成されるものであるため、本来MgO粒
子の表面にその一部として一体のものとして存在するこ
とが多い。
本発明焼結体は目的とする諸特性を具備させるため、高
純度のMgOを緻密に焼結させたものであることが必要
で、組成的にはMgO結晶粒子のMgO純度は化学分析
値として重量係でMgOが99.5%以上、特には99
.9%以上であることが望ましい。尚、本明細書でいう
このMgO粒子の純度とはその表面に生成された2Mg
O−8101屑を除いた部分の純度をいう。
また焼結体全体としての組成としては、化学分析値とし
て重−1にチで、B102が0.1〜5チ、特に耐水利
性の面などから0.5〜3%、Sin、とMgOの金相
として99.5%以上、特には99.95−以上である
ことが望ましい。
このような組織9組成をもつ焼結体は本発明として次の
ような緒特性をもつものとして特徴づけられたものであ
る。尚()内はより望ましい範囲である。
嵩密度 3.4 (3,45)以、ト 抗折強度(常温、却/−) 20 (25)以上熱伝導
率 常温 0.08 (0,10)以上(oal/m−
5ea・℃) 300℃ 0.05 (0,06)以上
誘電率(常温+ 100KHz) 10以下誘電損失(
常温) IX 10 ’(8X10 ’)以下電気絶縁
抵抗(Ω・ω)1o115以上耐水利性(注) 0.0
2%以下 (注)オートクレーブ中150℃で5気圧蒸気中2時間
保持したときの重量増加率 このような本発明焼結体をもたらす製造法、特に本発明
焼結体をもたらす好ましい本発明方法について、次に説
明する。
まず主原料であるMgO成分としては高純度のMgO粉
末が用意される。
ここで使用されるMgo粉末としては、焼結体における
MgO結晶粒子が高純度で存在していることが必要であ
るため、化学分析値が重量%で極めて高純度、具体的に
は99%以上、望ましくFi99.9%以上のものとし
て用意される。
このように高純度のMgO粉末は高純度のMg(OR)
1を、例えば800℃、2時間仮焼することにより得る
ことができる。
また、この使用する粉末の粒度は微細結晶粒子の焼結体
とするために極めて微粉状であることが必要で、具体的
には10 rr?/f!以上、特には20rr?/ff
以上の比表面積をもつ微粉末であることである。
りき゛Iτ本質的ICt)水句住を付与する2Mg0・
5102 相をもたらす5102成分としては、これま
た焼結体としてMgOとの含量で99.5%以上とする
ことが望ましいと同時に、MgO粉末の個々の粒子表面
に可及的に薄層として2 MgO−8ins相を生成さ
せることの必要からし1有機シリケート溶液を使用する
ことが望ましいことが見い出された。
この廟機シリケートとしてはシリケートのアルコラード
、例えばエチルシリケート、メチルシリケート、ブチル
シリケートなどが適当で、なかでもエチルシリケートが
最適である。
この有機シリケートと高純度微粉Mg0ji混合するこ
とでMgO粉末表面に粉末の状態で、W4後の焼成によ
り2Mg0・8102相を生成しうるようなs10!質
コートが可能になるものと思われるが、この混合に際し
て、エチルシリケートなどの有機シリケートは通常空気
中では吸湿性が強く、これら自体が水利しS10!を沈
澱し分離した現象を起こし、前述のMgO粉末の状態で
の表面コートが好ましく達成され帥いらしく、エチルシ
リケートなどが突気と接触しないような配慮が有効であ
る。
このためにはMgO粉末を有機シリケートを含む有機溶
剤中で混合することで解決できる。有機溶剤としてはM
gOと水和しないアルコール等が適当で、例えばエタノ
ールで充分である。
このようにMgO粉末を例えばエチルシリケートとエタ
ノールの混合溶剤中で充分混合することでMgO粉末表
面に好ましい耐水利性をもたらす5102質コートが可
能となるものと思われる。
この焼成により2Mg0−8i02相をもたらすであろ
うと思われるMgO粉末表面の結合状態は、焼成前の段
階では、通常極めて薄い層として存在しているMgO粉
末表面のMg(OH)zと(C+Hs)4stとO,)
111OHとが反応して 0−0.H。
いるものと考えられる。
ついで、このような状態の混合物をドクタプレード法や
プレス法などの公知の方法で所定形状通常シート状に成
型し、焼成することで本発明焼結体が得られるのである
が、ここで特徴的なのは焼成温度である。
即ち、このような本発明方法によれば、この焼成温度を
極めて低い温度としても焼結が容易に進むということで
あり、このためにMgO結晶の粒成長が抑制でき、低温
焼結にもかかわらず緻密な焼結体が得られるからである
具体的には通常MgO焼結体として緻密なものを得るに
は1600℃以上の高温焼成が必要であるに対して、本
発明によれば1500℃以下、特に通常1450℃以下
で充分であり、多くの場合1400℃程度でも充分緻密
な焼結体が得られるのである。
このように本発明により得られるMgO焼結体は電気絶
縁MgO基材用として必要な強度、電気絶縁性などの電
気的特性を維持しつつ高熱伝導という材質の特徴を生か
し、かつ従来の大きな弱点であった耐水利性の問題を焼
結体を得たあとの耐水和処理を特に必要とすることなく
(勿論付加的に行うことは差支えないし、有効でもある
)著しく改良することに成功したものであって、その工
業的価値は、高機能IC基板の開発をより可能ならしめ
るなど多大なものである。
本発明をさらに実施例にて説明する。
実施例 99.99%の高純度Mg(OH)*を800℃で2時
間仮焼することにより比表面積30〜40i/fのMg
O粉末を得た。
このMgO粉末の100fに対してエチルシリケート2
0ω、エタノール50ωの割合からなる混合物を調整し
、この混合物をボットミルで3時間混合後乾燥してプレ
ス成型し1400℃で1時間焼成し、肉厚約1fiのシ
ート状焼結体を得た。
この焼結体の断面組織を顕微鏡観察した結果及び化学分
析結果は次の通りであった。
0断面組織 極めて微細なMg0(ペリクレース)結晶粒子が緻密に
絡み合った状態で焼結されており、このMgO結晶粒間
の大部分に2 MMgO−8in相が容積比で合計約5
+%程度として均等に分布して存在し、粒界面の一部に
も2Mg0・Sin、相が生成していた。このMgO結
晶の形状は略円形であり、その大きさはその殆んどが1
〜5μであって、2Mg0・810m相の厚みは略0.
1〜0.5μ程度であった。
0化学分析値(重量%) 焼結体全体 MgO98,9% Sin、 1.Qチ また、焼結体の諸性質、特性の測定結果は次 。
表の通りであった。
嵩密度 3.52 (3,40) 常温 9.3 (9,3) 耐水利性註) 0.012% (0,03%)比較例 1、 特開昭58−217480公報に開示されている
多孔質MgO焼結体に有機硅素化合物液を含浸処理して
表面を燃焼させ表面に2Mg0・810重を主体とする
被覆層を形成させた結果得られたMgO焼結体のデータ
を前表の()内に本発明品と対比して示した。
2、実施例とtlは同様であるが、エチルシリケートを
含まないエチルアルコール中で混合した方法により得ら
れた成型体を1400℃では焼結不十分であったため、
1600℃で焼成した焼結体について耐水利性を測定し
、ようとしたところ、粉化してしまって測定するにまで
手続者響jLtE書 昭和ら0年3月2日 特許庁長官 殿 1、事件の表示 昭和59年特許願第21879号 2、発明の名称 絶縁基材用MgO焼結体及びその製造法3、補正をする
者 事件との関係 特詐山願人 住 所 東京都千代田区丸の内二丁目1番2号名称 (
004)旭硝子株式会社 虎ノ門千代田ビル 自発補正 6、補正により増加する発明の数 なしく1)特許請求
の範囲 別紙の通り (2)発明の詳細な説明 ・第5頁最終行をr以下、同じ< 100KIIzにお
ける誘電損失(Tanδ)が常温で3×10/I以下、
電」と補正する。
・第6頁第1行目rlo−4Ω*cmJを「1QlOΩ
・Cm」と補正する。
・第7頁第14行目「提案は」と「殆んど」の間に「特
開昭58−21740号公報で開示されているように」
を挿入する。
・第8頁第2行目から第5行目までを次の通り補止する
「さらに別の方法として特開昭58−181784号公
報には緻密な焼結体を得るためにマグネシウム化合物と
珪酸ナトリウム溶液等の液状珪素化合物とを混合するこ
とも提案されているが、充分な耐水相性などを得るため
には至っていない、その理由は定かでないが、該特許の
目的とする焼結体が透光性のものであることからして2
8g0・5i02等の粗界相をできるだけ少なくする必
要があるので液体状の珪素化合物を少量にとどめざるを
得ないことやそれに関連しているかどうかは分らないが
、混合物の成形前において750〜1100℃での予箭
加熱処理をせねばならないことなどが考えられる。」・
第9頁第10行目「絶縁性」を「熱伝導性」と補正する
・第10頁第13行目と第14行目の間に次の文章を挿
入する。
「ここで1本発明焼結体についで顕微鏡写真を参照しな
がらより具体的にさらに説明する。
第1図において、lはMgO粒子、2及び3は2Mg0
・5i02相である。
このように、MgO粒子1は、粒子同志互いに密接に2
)IgO・5i02相2及び3を介して強固に焼結して
おり、その大部分が粒径5μ以下であることが分る。
又、焼結体中には粒径が5〜10g程度のものも存在し
ているが、その量は多くても20重量%以下であり、通
常は10%程度乃至それ以下である。
ここで、2Mg0・5i02相2はMgO粒子の周りを
覆っている(即ち粒界に存在している) 2Mg0・5
i02相であり、3は複数のMgO粒子間にまたがった
2Mg0・5i02として存在しているものである。
尚、本発明において、このような・第8頁第2行目は、
容積割合として3%程度以上好ましくは5〜8%程度存
在していることが望ましい。
・第11頁第16行目を次の通り補正する。
誘電損失(常温、100KHz) 3X10−’(IX
IO−り以下・第11頁最終行「重量増加率」の次に「
(試料の大きさは50龍X50mmX厚さ1mmの板状
体であるが、厚みがこの程度の薄板の場合、その大きさ
の影響は殆どないので、単位面積当りの増加率に相当) 尚、電気絶縁基板としての信頼性を評価する試験法とし
ては一般に120℃×2気圧水蒸気で500時間置く試
験が使われる。この試験法での本発明焼結体を試験した
結果1重量増加は殆どなかった。」 ・第14頁第1θ行目と第11行目の間に次の文章を挿
入する。
「ここで、本発明で加える有機シリケートの配合量につ
いてふれると、本発明のより好ましい態様である充分優
れた耐水相性をもたせるためにはある程度以上の28g
0・5i02相が必要であることが分り、このためには
前述しているように焼結体としての5i02量が焼結体
の分析値として重量%で少なくとも0.5zとするのが
よいことを考慮すれば分る如く、5i02としてMgO
との合量で0.5z以上の量とすることが望ましい。
また、5i02量は多くなりすぎると電気絶縁基板用と
しての必要な他の特性即ち熱伝導性などを損うことにな
るので前述した如く焼結体中の5i02量として最大5
%(重量)にとどめ重量を配合することが必要である。
有機シリケートの最適量は、焼結体中に残存する5i0
2量2して0.8〜3重量%とすることである。
尚、41機シリケートと有機溶剤の割合は、重量%で1
合り中前者が50〜10%、後者が50〜90%程度と
するのが好ましい。」 ・第14頁第11行目Fこの焼成により」をr本発明焼
結体はそシ焼成により」と補正する。
φ第15頁第15行目から第1θ行目に次の文章を挿入
する。
「一方、十分焼結させるためには通常は1300℃以」
:好ましくは1350℃以上での焼成が有効である。
また、本発明方法では混合物からシート状等に成型する
番コ際し、事前に何らの予備加熱処理なども必要とする
こと々く、混合物を乾帰することはあっても直接成型し
かつ直ちに所定の焼成温度での焼成が可能である。」・
第18頁第1行目「誘電損失」の次にrlooKHzJ
を挿入する。
・第18頁第5行目と第6行目の間に次の文章を挿入す
る。
「実施例2 実施例1と同様にして調整したMgO粉末(純度99.
8駕)、エチルシリケート及びエタノールからなる混合
物に、さらにバインダーとしてのポリビニルブチラール
12%濃度溶液100ccを加えて混合したものをシー
ト状に成型し、1つは1450℃で、もう1つは144
0℃で1時間焼成し、肉厚的0.5mmの2種類のシー
ト状焼結体を得た。
この焼結体の断面組成及び化学分析結果は実施例1のも
のと殆ど回じであった。
また、焼結体の諸性質、特性の測定結果は次の通りであ
った。()内は1440℃焼成品 嵩密度 3.50(3,49) 抗折強度(kg/IWIi、常温) ’ 27(27)
誘導損失(Tanδ、 100KHz )常温 1.3
 X1O−4(2,4X10−4)尚、熱伝導率、誘電
率、電気絶縁抵抗および耐水利性は実施例1のものと殆
ど同じであった。」
【図面の簡単な説明】
・第18頁最終行に続いて次の文章を挿入する。 第1図は1本発明焼結体の結晶の構造を示す断面fl微
鏡写真である。縮尺はl目盛が3PLである。 1はM−粒子、2及び3は28g0・5i02相である
。」(4)図面 別紙の通り提出する。 以上 別 紙 特許請求の範囲 1、[を鏡的にみてMgO結晶粒子の大きさが大部分5
川以下であって、少なくともこれらのMgO結晶粒子間
において2Mg0中5i02相 ゛が薄層として均等に
分布介在している組織からなり、かつ熱伝導率が常温で
0.08cal/C11l@Sac”℃以上、100K
H2における誘電率が常温でlO以工、電気絶縁抵抗が
300℃で1010Ω・cm以上であるとともに優れた
耐水和特性を有していることを特徴とするU絶縁基材用
MgO焼結体。 2、少なくとも部分的にMgO結晶粒子界面にも2Mg
0・5i(h相が介在している特許請求の範囲第1項記
載のMgO焼結体。 3 、8gO結晶粒子の化学的分析値は重量%で99.
5%以上からなる特許請求の範囲第1項又は第2項記載
のMgO焼結体。 4、焼結体としての嵩密度が3.4以上である特許請求
の範囲第1項又は第3項記載のMgO焼結体。 5.焼結体としての化学分析値が1重量%で、5i02
ヲ0.5〜5%含ミ、 カつ5i02)ニー MgOの
含量が99.5%以北である特許請求の範囲第1項又は
第4項記載のMgO焼結体。 6、常温での抗折強度が25kg/mm2以上である特
許請求の範囲第1項記載のMgO焼結体。 7、熱伝導率が常温で0.1 cal/CIl@see
 @ ’C以−Lである特許請求の範囲第1項記載のM
gO焼結体。 8、#I水和性が、オートクレーブ中150″Cで5気
圧蒸気の雰囲気に2時間保持するという方法においてM
gOがMg(011)ン になることによる重量増加が
0.02%以下である特許請求の範囲第1項記載のMg
O焼結体。 訂請求の範囲第1JJi記載のMgO焼結体。 11、MgOの純度が化学分析値として重量%で99%
以上、比表面積が10m’/g以」;テあるNgO粒子
を有機シリケートを含む有機溶剤中で十分混合したのち
成形焼成することにより、微細なMgO結晶粒子間に2
Mg0・5i02相が均等に分布介在している組織から
なり、かつ熱伝導率が室温で0.08cal/cIl*
 see @℃以以上型電気絶縁抵抗300℃でIQI
 OΩΦam以上であるとともに優れた耐水和特性を付
与、せしめたことを特徴とするυ絶縁基材用MgO焼結
体の製造法。 12、MgO粉末として比表面積が20rn’/g以上
のものを使用するt、y許請求の範囲第U項記載の製造
法。 暴ユ有機シリケートとして、シリケートのアルコラード
を使用する特許請求の範囲i11項又は第13項記載の
製造法。 秤、シリケートのアルコラードとしてエチルシリケート
を使用する特許請求の範囲i14男記載の製造法。 長、有機溶剤がアルコールである特許請求の範囲第11
項又はtjSla項又は第15項記載の製造法。 17、アルコールがエタノールである特許請求の範囲第
16項記載の製造法。 す、焼l&、温度が1500°C以下である特許請求の
範囲第11項乃至M′S17項記載の製造法。 す、焼成温度が1450 ’Q以下である特許請求の範
囲第18XJi記載の製造法。 者 1 (3

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、顕微鏡的にみてMgO結晶粒子の大きさが大部分5
    μ以下であって、少くともこれらのMgO結晶粒子間に
    おいて2Mg0・S10.相が薄層として均等に分布介
    在している組織からなり、かつ熱伝導率が常温で0.0
    8 (!a1./crn・sea 1℃以上、100K
    Hzにおける誘電率が常温で10以下、誘電損失(Ta
    nδ)が常温でI X 10−’以下、電気絶縁抵抗が
    300℃で10100・備以上であるとともに優れた耐
    水和特性を有していることを特徴とする絶縁基材用Mg
    O焼結体。 2、少くとも部分的にMgO結晶粒子界面にも2Mg0
    ・810!相が介在している特¥tilt求の範囲第1
    項記載のMgO焼結体。 3、MgO結晶粒子の化学分析値は重量%で99.5%
    以上からなる特許請求の範囲第1項又は第2項記載のM
    gO焼結体。 4、焼結体としての嵩密度が3.4以上である特許請求
    の範囲第1項又は第3項記載のMgO焼結体。 5、焼結体としての化学分析値が、重量%で、B102
    を0.5〜5%含み、かつS10!とMgOの含量が9
    9.5チ以上である特許請求の範囲第1項又は第4項記
    載のMgO焼結体。 6、常温での抗折強度が25kv/−以上である特許請
    求の範囲第1項記載のMgO焼結体。 7、熱伝導率が常温で0.1 cal/z−8e(! 
    H’C以上であるIR#’f請求の範囲第1項記載のM
    gO焼結体。 8、耐水和特性が、オートクレーブ中150℃で5気圧
    蒸気の雰囲気に2時間保持するという方法においてMg
    OがMg(OH)zになる仁とによる重量増加が0.0
    21以下である特許請求の範囲第1項記載のMgO焼結
    体。 9、MgOの純度が化学分析値として重量%で99チ以
    上、比表面積が10 m’/ 9以上であるMgO粉末
    を有機シリケートを含む有機溶剤中で充分混合したのち
    成形焼成することにより、微細なMgO結晶粒子間に2
    Mgo・810.相が均等に分布介在している組織から
    なり、かつ熱伝導率が室温で0.08 cal/ctn
    −sea ・’C以上、電気絶縁抵抗が300℃で10
    1flΩ・儒以上であるとともに優れた耐水和特性を付
    与せしめたことを特徴とする絶縁基材用MgO焼結体の
    製造法。 IQ、MgO粉末として純度が99.9%以上ものを使
    用する特許請求の範囲第9項記載の製造法。 11、MgO粉末として比表面積が20rr?/f以上
    のものを使用する特許請求の範囲第9項記載の製造法。 認、有機シリケートとして、シリケートのアルコラード
    を使用する特許請求の範囲第9項記載の製造法。 13、シリケートのアルコラードとしてエチルシリケー
    トを使用する特許請求の範囲第12項記載の製造法。 14、有機溶剤がアルコールである特許請求の範囲第9
    項、第11項又は第13項記載の製造法。 15、アルコールがエタノールである特許請求の範囲第
    14項記載の製造法。 16、焼成温度が1500℃以下である特許請求の範囲
    第9項乃至第15項いずれか記載の製造法。 17、焼成温度が1450℃以下である特許請求の範囲
    第16項記載の製造法。
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