JPS60164031A - 液体入り防振体 - Google Patents
液体入り防振体Info
- Publication number
- JPS60164031A JPS60164031A JP1908984A JP1908984A JPS60164031A JP S60164031 A JPS60164031 A JP S60164031A JP 1908984 A JP1908984 A JP 1908984A JP 1908984 A JP1908984 A JP 1908984A JP S60164031 A JPS60164031 A JP S60164031A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- liquid
- plates
- partition plates
- frequency
- liquid chamber
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16F—SPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
- F16F13/00—Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs
- F16F13/04—Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs comprising both a plastics spring and a damper, e.g. a friction damper
- F16F13/06—Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs comprising both a plastics spring and a damper, e.g. a friction damper the damper being a fluid damper, e.g. the plastics spring not forming a part of the wall of the fluid chamber of the damper
- F16F13/08—Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs comprising both a plastics spring and a damper, e.g. a friction damper the damper being a fluid damper, e.g. the plastics spring not forming a part of the wall of the fluid chamber of the damper the plastics spring forming at least a part of the wall of the fluid chamber of the damper
- F16F13/10—Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs comprising both a plastics spring and a damper, e.g. a friction damper the damper being a fluid damper, e.g. the plastics spring not forming a part of the wall of the fluid chamber of the damper the plastics spring forming at least a part of the wall of the fluid chamber of the damper the wall being at least in part formed by a flexible membrane or the like
- F16F13/105—Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs comprising both a plastics spring and a damper, e.g. a friction damper the damper being a fluid damper, e.g. the plastics spring not forming a part of the wall of the fluid chamber of the damper the plastics spring forming at least a part of the wall of the fluid chamber of the damper the wall being at least in part formed by a flexible membrane or the like characterised by features of partitions between two working chambers
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Combined Devices Of Dampers And Springs (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は、振動体と固定体との間に取付けられて、振動
体側の１動が固定体側に伝達されるのを防止するように
した弾性体からなる防振体に関し、とりわけ、該弾性体
内にオリフィスを介して連通される一対の液体室が形成
された液体入り防振体に関する。
体側の１動が固定体側に伝達されるのを防止するように
した弾性体からなる防振体に関し、とりわけ、該弾性体
内にオリフィスを介して連通される一対の液体室が形成
された液体入り防振体に関する。
従来技術
この種液体入り防振体は従来エンジンマウントとして用
いられており、振動体としてのパワーユニットを固定体
としての車体フレームに取付けるようになっている。従
来、液体入り防振体としては弾性体内に形成された一対
の液体室を１枚の隔板で隔成し、この隔板に単なる開口
部を形成してこの開口部をオリフィスとして用いるよう
にしたものが一般に使われている。ところが、このよう
にオリフィスを隔板に単に形成された開口部で形成する
と、該オリフィスを液体が通過するときの抵抗、つまり
ロスファクタが著しく小さくなってしまう。しかし、ロ
スファクタが小さいとアイドル振動とか発進時発生する
ガクガク摂動等の１０）＆近傍における低周波大振幅領
域の振動減衰が効果的に行なわれない。つまり、前記ロ
スファクタは小さければ小さいほど低周波減衰が可能と
なるものである。
いられており、振動体としてのパワーユニットを固定体
としての車体フレームに取付けるようになっている。従
来、液体入り防振体としては弾性体内に形成された一対
の液体室を１枚の隔板で隔成し、この隔板に単なる開口
部を形成してこの開口部をオリフィスとして用いるよう
にしたものが一般に使われている。ところが、このよう
にオリフィスを隔板に単に形成された開口部で形成する
と、該オリフィスを液体が通過するときの抵抗、つまり
ロスファクタが著しく小さくなってしまう。しかし、ロ
スファクタが小さいとアイドル振動とか発進時発生する
ガクガク摂動等の１０）＆近傍における低周波大振幅領
域の振動減衰が効果的に行なわれない。つまり、前記ロ
スファクタは小さければ小さいほど低周波減衰が可能と
なるものである。
そこで、前記ロスファクタを大きくするため従来独国特
許第２９０．５０９０号に示されているように管状体を
複数回巻回してこの管状体をオリフィスとして用いるよ
うにしたものがある。しかしなカラ、このように管状体
を巻回してオリフィスとしたものはロスファクタの著し
い増大を図ることが可能となるが、製作コストが大幅に
向上してしまい高価なものとなってしまうという問題点
があった。
許第２９０．５０９０号に示されているように管状体を
複数回巻回してこの管状体をオリフィスとして用いるよ
うにしたものがある。しかしなカラ、このように管状体
を巻回してオリフィスとしたものはロスファクタの著し
い増大を図ることが可能となるが、製作コストが大幅に
向上してしまい高価なものとなってしまうという問題点
があった。
発明の目的
本発明はかかる従来の問題点に鑑みて、複数の隔板を適
宜間隔をもって対向配置し、この対向された隔板に夫々
オリフィスをオフセットして設けることによりロスファ
クタの増大が図られることを見出し、簡単な構造でしか
もロスアクタの大きい液体入り防振体を提供することを
目的とする。
宜間隔をもって対向配置し、この対向された隔板に夫々
オリフィスをオフセットして設けることによりロスファ
クタの増大が図られることを見出し、簡単な構造でしか
もロスアクタの大きい液体入り防振体を提供することを
目的とする。
発明の構成
かかる目的を達成するために本発明は、振動体と固定体
との間に取付けられる弾性体内に、隔成部材によって互
いに隔成される第１液体室と第２液体室が対向して形成
されると共に、該隔成部材に形成されるオリフィスによ
って前記第１．第２液体室が連通されるようになった液
体入り防振体において、前記隔成部材を、互いに適宜間
隔をもって対向配置された複数の隔板の周縁部間を密閉
し、かつ、夫々の隔板間中央部に空間部を設けること（
二より構成し、これら夫々の隔板に互いにオフセットし
て開口されるオリフィスを形成しである。
との間に取付けられる弾性体内に、隔成部材によって互
いに隔成される第１液体室と第２液体室が対向して形成
されると共に、該隔成部材に形成されるオリフィスによ
って前記第１．第２液体室が連通されるようになった液
体入り防振体において、前記隔成部材を、互いに適宜間
隔をもって対向配置された複数の隔板の周縁部間を密閉
し、かつ、夫々の隔板間中央部に空間部を設けること（
二より構成し、これら夫々の隔板に互いにオフセットし
て開口されるオリフィスを形成しである。
実施例
以下、本発明の実施例を図に基づいて詳細に説明する。
即ち、第１図は本発明の一実施例を示す液体入り防振体
１で、第１枠体２と第２枠体３との間にゴム成形された
弾性体４が配設され、この弾性体４内に隔成部材５で隔
成される第１液体室６および第２液体室１が形成される
ことによって概略構成されている。前記第１枠体２は円
錐体８とこの円錐体８の上側に装着される上側板９とに
よって構成されると共に、前記第２枠体３は筒状体１０
とこの筒状体１０の下端開口部を閉止する下側板１１と
によって構成され、前記円錐体８の外側から前記筒状体
１０の内側に亘って前記弾性体４が円錐状に配設され、
かつ、該弾性体４は前記円錐体８および前記筒状体１０
に夫々加硫接着されている。
１で、第１枠体２と第２枠体３との間にゴム成形された
弾性体４が配設され、この弾性体４内に隔成部材５で隔
成される第１液体室６および第２液体室１が形成される
ことによって概略構成されている。前記第１枠体２は円
錐体８とこの円錐体８の上側に装着される上側板９とに
よって構成されると共に、前記第２枠体３は筒状体１０
とこの筒状体１０の下端開口部を閉止する下側板１１と
によって構成され、前記円錐体８の外側から前記筒状体
１０の内側に亘って前記弾性体４が円錐状に配設され、
かつ、該弾性体４は前記円錐体８および前記筒状体１０
に夫々加硫接着されている。
そして、前記弾性体４内に空洞部が形成され、この空洞
部の下端部がダイヤフラム１２によって密閉されている
。前記隔成部材５は前記弾性体４の下端部内周に形成さ
れた大径部４ａに嵌合され、該隔成部材５より上方の全
洞部内が第１液体室６となり、前記隔成部材５より下方
、つまりダイヤフラム１２によって閉止される空洞部側
が第２液体室７となって、これら第１．第２液体室６，
１内には水等の液体が充填されている。
部の下端部がダイヤフラム１２によって密閉されている
。前記隔成部材５は前記弾性体４の下端部内周に形成さ
れた大径部４ａに嵌合され、該隔成部材５より上方の全
洞部内が第１液体室６となり、前記隔成部材５より下方
、つまりダイヤフラム１２によって閉止される空洞部側
が第２液体室７となって、これら第１．第２液体室６，
１内には水等の液体が充填されている。
ここで、本発明は第２図に”も示すように前記隔成部材
５を、複数（本実施例では２枚）の平板状隔板２０ 、
２０ａを適宜間隔δをもって対向配置し、該隔板２０
、２０ａの周縁部間がリング部材２１によって閉止され
て、これら隔板２０ 、２０ｍおよびリング部材２１間
に空間部２２が形成されることにより構成されている。
５を、複数（本実施例では２枚）の平板状隔板２０ 、
２０ａを適宜間隔δをもって対向配置し、該隔板２０
、２０ａの周縁部間がリング部材２１によって閉止され
て、これら隔板２０ 、２０ｍおよびリング部材２１間
に空間部２２が形成されることにより構成されている。
そして、前記夫々の隔板２０ 、２０ａには互いにオフ
セットしてオリフィス２３ 、２３ａが開口され、前記
第１．第２液体室６，１は該オリフィス２３ 、２３ａ
および前記空間部２２を介して連通されている。そして
、かかる構成になる流体入り防振体１は第１枠体２に植
設されたポルト１３を介して該第１枠体２が図外のパワ
ーユニットに装着され、かつ、第２枠体３に植設された
ポルト１４を介して該第２枠体３が図外の車体メンバ（
二装着される。前記パワーユニットはエンジン本体にク
ラッチ、トランスミッション等が一体に結合されたもの
で、エンジンに伴って前記パワーユニット全体が撮動し
、該パワーユニットが振動体となる。
セットしてオリフィス２３ 、２３ａが開口され、前記
第１．第２液体室６，１は該オリフィス２３ 、２３ａ
および前記空間部２２を介して連通されている。そして
、かかる構成になる流体入り防振体１は第１枠体２に植
設されたポルト１３を介して該第１枠体２が図外のパワ
ーユニットに装着され、かつ、第２枠体３に植設された
ポルト１４を介して該第２枠体３が図外の車体メンバ（
二装着される。前記パワーユニットはエンジン本体にク
ラッチ、トランスミッション等が一体に結合されたもの
で、エンジンに伴って前記パワーユニット全体が撮動し
、該パワーユニットが振動体となる。
尚、第１枠体２の上側板９の一端部を下方に折曲し、こ
の折曲部９ａ内側にストッパーラバー１５を固着してこ
のストッパーラバー１５が前記筒状体１゜外側に当接さ
れることによりパワーユニットの図中左右方向の変位が
規制されるようになっている。
の折曲部９ａ内側にストッパーラバー１５を固着してこ
のストッパーラバー１５が前記筒状体１゜外側に当接さ
れることによりパワーユニットの図中左右方向の変位が
規制されるようになっている。
以上の構成により本実施例の流体入り防振体１にあって
は、パワーユニットに生ずる高周波振動は小振幅であっ
て、第１枠体２から第２枠体３に伝達される間に弾性体
４自体で吸収され、車体側への撮動伝達が防止され車室
内のこもり音発生を著しく低減若しくは防止することが
できる。ところで、前記弾性体４は動ばね定数が小さけ
れば小さいほど撮動吸収能力が向上し前記こもり音発生
を防止できる。しかし、このように弾性体４の動はね定
数を小さく設定すると、この弾性体４のみを考慮すると
低周波領域の振動減衰が低下し、アイドル振動が大きく
車体に伝達されてしまうと共に、発進時のガクガク振動
が車体に発生してしまう。そこで、振幅の大きい前記低
周波撮動、たとえばこの低周波振動としては前記アイド
ル振動。
は、パワーユニットに生ずる高周波振動は小振幅であっ
て、第１枠体２から第２枠体３に伝達される間に弾性体
４自体で吸収され、車体側への撮動伝達が防止され車室
内のこもり音発生を著しく低減若しくは防止することが
できる。ところで、前記弾性体４は動ばね定数が小さけ
れば小さいほど撮動吸収能力が向上し前記こもり音発生
を防止できる。しかし、このように弾性体４の動はね定
数を小さく設定すると、この弾性体４のみを考慮すると
低周波領域の振動減衰が低下し、アイドル振動が大きく
車体に伝達されてしまうと共に、発進時のガクガク振動
が車体に発生してしまう。そこで、振幅の大きい前記低
周波撮動、たとえばこの低周波振動としては前記アイド
ル振動。
ガクガク振動の原因となる１０ Ｈｚ前後の周波数に対
しては、＊ｉ液体室６．第２液体室Ｔの液体がオリフィ
ス２３ 、２３ｇを介して移動されるときのダンパ作用
により、前記低周波振動の減衰が行なわれる。つまり、
低周波振動によって弾性体４が変形して第１流体室６の
容積を変化させると、この第１流体室ｅ内液体がオリフ
ィス２３ 、２３’ａを介して第２液体室７に押し出さ
れたり、又は該第２液体室７内の液体が前記オリフィス
２３ 、２３ｍを介して第１液体室Ｂ内に吸引されたり
する。このとき、液体がオリフィス２３ 、２３ａを通
過するときの大きな抵抗により第１液体室６内容積の変
化を抑制し、もって前記低周波振動を減衰することがで
きる。
しては、＊ｉ液体室６．第２液体室Ｔの液体がオリフィ
ス２３ 、２３ｇを介して移動されるときのダンパ作用
により、前記低周波振動の減衰が行なわれる。つまり、
低周波振動によって弾性体４が変形して第１流体室６の
容積を変化させると、この第１流体室ｅ内液体がオリフ
ィス２３ 、２３’ａを介して第２液体室７に押し出さ
れたり、又は該第２液体室７内の液体が前記オリフィス
２３ 、２３ｍを介して第１液体室Ｂ内に吸引されたり
する。このとき、液体がオリフィス２３ 、２３ａを通
過するときの大きな抵抗により第１液体室６内容積の変
化を抑制し、もって前記低周波振動を減衰することがで
きる。
ここで、前記オリフィス２３ 、２３ａが形成される隔
成部材５が、間隙δをもって対向される隔板２０゜２０
ａで形成され、該隔板２０ 、２０ｍに前記オリフィス
２３ 、２３ａがオフセットして形成されているため、
単に開口するのみでオリフィスとしたタイプにあっては
、前記ダンパ作用ζ二よる振動減衰時のロスファクタを
大きくすること効できる。たとえば、第３図に周波数Ｈ
ｚに対する゛ロスファクタの大きさ変化を示したが、図
中実線で示す第１０スフアクタ特性Ａは本実施例による
もので、図中破線で示す第２０スフアクタ特性Ｂは１枚
の隔板にオリフィスを開口、又はこの開口に直状の短管
な取付けこの短管内をオリフィスとしたもの、そして図
中一点鎖線で示す第３０スフアクタ特性Ｃは管状体を巻
回してオリフィスとしたもので、夫々のオリフィス径を
同一とした場合を示す。即ち、この特性図から明らかな
ように本実施例による第１０スフアクタ特性Ａの最大点
Ｔ１は第２０スフアクタ特性Ｂの最大点Ｔ８より大きく
なっていることが解り、そして、前記最大点Ｔ１を構造
の複雑な第３０スフアクタ特性Ｃの最大点Ｔ、に近づけ
ることができる。尚、前記第１．第２０スブアクタ特性
Ａ。
成部材５が、間隙δをもって対向される隔板２０゜２０
ａで形成され、該隔板２０ 、２０ｍに前記オリフィス
２３ 、２３ａがオフセットして形成されているため、
単に開口するのみでオリフィスとしたタイプにあっては
、前記ダンパ作用ζ二よる振動減衰時のロスファクタを
大きくすること効できる。たとえば、第３図に周波数Ｈ
ｚに対する゛ロスファクタの大きさ変化を示したが、図
中実線で示す第１０スフアクタ特性Ａは本実施例による
もので、図中破線で示す第２０スフアクタ特性Ｂは１枚
の隔板にオリフィスを開口、又はこの開口に直状の短管
な取付けこの短管内をオリフィスとしたもの、そして図
中一点鎖線で示す第３０スフアクタ特性Ｃは管状体を巻
回してオリフィスとしたもので、夫々のオリフィス径を
同一とした場合を示す。即ち、この特性図から明らかな
ように本実施例による第１０スフアクタ特性Ａの最大点
Ｔ１は第２０スフアクタ特性Ｂの最大点Ｔ８より大きく
なっていることが解り、そして、前記最大点Ｔ１を構造
の複雑な第３０スフアクタ特性Ｃの最大点Ｔ、に近づけ
ることができる。尚、前記第１．第２０スブアクタ特性
Ａ。
Ｂ （Ｄ ｊｌ 大Ａ Ｔｔ −Ｔｔはオリフィス径を
変化することにより図中二点鎖線で示した傾きに沿って
変化される。
変化することにより図中二点鎖線で示した傾きに沿って
変化される。
更に、本実施例の液体入り防振体１は前述したように、
間隙δをもって対向配置された隔板２０゜２３ａを形成
することにより、第４図１＝示す結果が得られる。即ち
、この図に示す特性は前記オリフィス２３ 、２３ｍ径
を一定（たとえば７ｍφ）にした上で、前記隔板２０
、２０ｓｈ間の間隙ａを変化させたもので、前記間隙δ
が１ ｍ、１．５１１１１． ３ ｍｍ、 ４．５ ｗ
の場合におけるロスファクタ特性を夫々示す。この各特
性から明らかなように夫々の特性線の最大点Ｔａ 、
Ｔｈ 、 Ｔｃ 、 Ｔｄは、図中二点鎖線で示したロ
スファクタが一定となる水平線に沿って、かつ、前記間
隙δを少なくするＣ二従って周波数が小さくなる方向に
変化する。このことは、予めオリフィス２３ 、２３ａ
によってロスファクタの最大値を決定し、そして、隔板
２０ 、２０ａ間の間隙δを調節することにより、減衰
しようとする目的の周波数つまりアイドリング振動、ガ
クガク振動の対象となる１０ Ｈｚ前後の周波数へのチ
ューニングが著しく容易化される。
間隙δをもって対向配置された隔板２０゜２３ａを形成
することにより、第４図１＝示す結果が得られる。即ち
、この図に示す特性は前記オリフィス２３ 、２３ｍ径
を一定（たとえば７ｍφ）にした上で、前記隔板２０
、２０ｓｈ間の間隙ａを変化させたもので、前記間隙δ
が１ ｍ、１．５１１１１． ３ ｍｍ、 ４．５ ｗ
の場合におけるロスファクタ特性を夫々示す。この各特
性から明らかなように夫々の特性線の最大点Ｔａ 、
Ｔｈ 、 Ｔｃ 、 Ｔｄは、図中二点鎖線で示したロ
スファクタが一定となる水平線に沿って、かつ、前記間
隙δを少なくするＣ二従って周波数が小さくなる方向に
変化する。このことは、予めオリフィス２３ 、２３ａ
によってロスファクタの最大値を決定し、そして、隔板
２０ 、２０ａ間の間隙δを調節することにより、減衰
しようとする目的の周波数つまりアイドリング振動、ガ
クガク振動の対象となる１０ Ｈｚ前後の周波数へのチ
ューニングが著しく容易化される。
尚、前述した実施例にあっては隔成部材５を２枚の隔板
２０ 、２０ａを用いて形成したものを示したが、第５
図に示すように３枚の隔板２０ｂ 、 ２０ｃ 。
２０ 、２０ａを用いて形成したものを示したが、第５
図に示すように３枚の隔板２０ｂ 、 ２０ｃ 。
２０ｄを夫々適宜間隙をもって対向配置したもので・も
よく、また、４枚以上の隔板で構成したものでも同様の
機能を行なうことができる。もちろん、このように３枚
以上の隔板２０ｂ 、 ２０ｃ 、 ２０ｄで隔成部材
５ａを構成する場合にあっても、各隔板２０ｂ。
よく、また、４枚以上の隔板で構成したものでも同様の
機能を行なうことができる。もちろん、このように３枚
以上の隔板２０ｂ 、 ２０ｃ 、 ２０ｄで隔成部材
５ａを構成する場合にあっても、各隔板２０ｂ。
２０ｃ 、 ２０ｄの周縁部間をリング部材２１ａ 、
２１ｂで密閉し、該隔板２０ｂ 、 ２０ｃ 、 ２
０ｄに夫々形成されるオリフィス２３ｂ 、 ２３ｃ
、 ２３ｄは各隣設されるオリフィス同志が互いＣニオ
フセットされるように形成されている。
２１ｂで密閉し、該隔板２０ｂ 、 ２０ｃ 、 ２
０ｄに夫々形成されるオリフィス２３ｂ 、 ２３ｃ
、 ２３ｄは各隣設されるオリフィス同志が互いＣニオ
フセットされるように形成されている。
発明の詳細
な説明したように本発明の液体入り防振体にあっては、
第１液体室と第２液体室を隔成する隔成部材を、複数の
隔板の周縁部間を密閉し、かつ、夫々の隔板間中央部に
空間部を設けることにより構成すると共に、前記夫々の
隔板に互いにオフセットして開口されるオリフィスを形
成したので、該オリフィスが前記隔板を単に開口するの
みで形成されるため構造が著しく簡単になる。また、こ
のように構造が簡単ではあるが、オリフィスが適宜間隔
をもって対向配置された隔板に夫々オフセットして形成
されることにより、液体移動時のロスファクタを暑しく
大きくすることができ、低周波振動を効率良く吸収する
ことができる。更に、前述した隔成部材にあっては、オ
リフィス径を一定にして隔板間の間隙を調節することに
よって、ロス７アクタ特性の最大値変化をほとんど行ｒ
ｘうことなく該最大値となる周波数を変化させることが
できる。従って、前記隔板間の間隙変化のみによって周
波数のチューニングが簡単に行なえるという各種優れた
効果を奏する。
第１液体室と第２液体室を隔成する隔成部材を、複数の
隔板の周縁部間を密閉し、かつ、夫々の隔板間中央部に
空間部を設けることにより構成すると共に、前記夫々の
隔板に互いにオフセットして開口されるオリフィスを形
成したので、該オリフィスが前記隔板を単に開口するの
みで形成されるため構造が著しく簡単になる。また、こ
のように構造が簡単ではあるが、オリフィスが適宜間隔
をもって対向配置された隔板に夫々オフセットして形成
されることにより、液体移動時のロスファクタを暑しく
大きくすることができ、低周波振動を効率良く吸収する
ことができる。更に、前述した隔成部材にあっては、オ
リフィス径を一定にして隔板間の間隙を調節することに
よって、ロス７アクタ特性の最大値変化をほとんど行ｒ
ｘうことなく該最大値となる周波数を変化させることが
できる。従って、前記隔板間の間隙変化のみによって周
波数のチューニングが簡単に行なえるという各種優れた
効果を奏する。
第１図は本発明の液入り防振体の一実施例を示す断面図
、第２図は本発明の液入り防振体に用いられる隔成部材
の一実施例を示す分解斜視図、第３図は各種液入り防振
体の周波数に対するロスファクタの特性図、第４図は本
発明の液入り防振体に用いられる隔成部材の間隙変化に
対する各種ロスファクタの特性図、第５図は本発明に用
いられる隔成部材の他の実施例を示す断面図である。 １・・・液入り防振体 ４・・・弾性体５．５ｍ・・・
隔成部材 ６・・・第１液体室７・・・第２液体室 ２
Ｇ、２０ａ、２０ｂ、２０ｃ、２０ｄ・・・隔板２２
・・・空間部 ２３．２３ｍ、２３ｂ、２３ｃ、２３ｄ
−オリプイス第３図 周邸反欽（Ｈｚ） ｍ汎数（Ｈｚ） 第５図 Ａ 手続補正書（１剰 １、事件の表示 昭和５９年特許願第１９０８９号 ２、発明の名称 液体入り防振体 ３、補正をする者 事件との関係 出願人 鬼怒川ゴム工業株式会社 ４、代理人〒１０４ 東京都中央区明石町１番２９号 液済会ビル明細書の「
発明の詳細な説明」の欄。 ６、補正の内容 （１ン 明細書中、第３頁第５行目から第１２行目の「
該オリアイスを液体が・・・・・・可能となるものであ
る。Ｊを「減衰効果を発揮するロスファクタの最大値に
対する該最大値周波数のチューニングが困難と々る。即
ち、ロスファクタの最大値は、たとえばカーシェイク等
の１０Ｈｚ近傍における低周波大振幅領域に設定して効
果的に当該低周波域を減衰することが望ましいが、ロス
ファクタの最大値を決定する前記オリアイス径を変化さ
せると、これに伴って該最大値となる周波数も変化して
しまい、目的とする周波数への最大値チューニングがで
きなくなってしまう。従って、減衰しようとする低周波
域にはロスファクタ特性のピークから外れた部分が一致
してしまい、効果的な振動減衰が行なわれなくなってし
まう。」に訂正する。 （２）同書中、同頁第１３行目の「ロスファクタを大き
くするため」を「ロスファクタを大きくし、かつ目的の
周波数にチューニングするため」に訂正する。 （３）同書中、第４頁第１１行目の「ることにより・・
・・・・図られること」を「ることにより、オリフィス
径でのロスファクタの増大が図られると共に、隔板間の
間隔変化でロスファクタの最大値変化を伴うことなく最
大値の周波数が変化されること」に訂正する。 （４） 同書中、同頁第１２行目から第１３行目にかけ
ての「ロスファクタの大きい」と「液体入り防振体」と
の間に「かつ、ロスファクタの最大値となる周波数のチ
ューニングが容易な」を加入する。 （５）同書中、第９頁第３行目から第９行目にかけての
「は小振幅であって、・・・・・・を防止できる。」を
「は小振幅であり、この高周波振動は弾性体４の動ばね
定数が、Ｊ−さければ小さいほど車体への振動伝達が低
減され、車体側への振動伝達が防止される。」に訂正す
る。 （６） 同書中、同頁第１１行目から第１３行目にかけ
ての「アイドル振動が・・・・・・謔発進時のガクガク
振動が」ヲ［カーシェーク等の振動が大きく」に訂正す
る。 （７）同書中、同頁下から第１行目から第１０員第１行
目にかけての「前記アイドル振動、ガクガク振動」を「
カーシェーク等」に訂正する。 （８）同書中、第１０頁第３行目から第４行目にかけて
の「移動されるときのダンパ作用により」を「移動され
るときの減衰効果により」に訂正する。 （９）同書中、同頁第１Ｏ行目から第１３行目にかけて
の「吸引されたりする。このとき、・・・・・・減衰す
ることができる。」を「吸引されたりすることによって
、低周波振動を減衰することができる。」に訂正する。 叫 同書中、第１１頁第４行目の「前記ダンパ作用によ
る振動減衰時の」を削除する。 但 同書中、第１３頁第１０行目の「アイドリンク振動
、ガクガク振動」を「カーシェーク振動」に訂正する。
、第２図は本発明の液入り防振体に用いられる隔成部材
の一実施例を示す分解斜視図、第３図は各種液入り防振
体の周波数に対するロスファクタの特性図、第４図は本
発明の液入り防振体に用いられる隔成部材の間隙変化に
対する各種ロスファクタの特性図、第５図は本発明に用
いられる隔成部材の他の実施例を示す断面図である。 １・・・液入り防振体 ４・・・弾性体５．５ｍ・・・
隔成部材 ６・・・第１液体室７・・・第２液体室 ２
Ｇ、２０ａ、２０ｂ、２０ｃ、２０ｄ・・・隔板２２
・・・空間部 ２３．２３ｍ、２３ｂ、２３ｃ、２３ｄ
−オリプイス第３図 周邸反欽（Ｈｚ） ｍ汎数（Ｈｚ） 第５図 Ａ 手続補正書（１剰 １、事件の表示 昭和５９年特許願第１９０８９号 ２、発明の名称 液体入り防振体 ３、補正をする者 事件との関係 出願人 鬼怒川ゴム工業株式会社 ４、代理人〒１０４ 東京都中央区明石町１番２９号 液済会ビル明細書の「
発明の詳細な説明」の欄。 ６、補正の内容 （１ン 明細書中、第３頁第５行目から第１２行目の「
該オリアイスを液体が・・・・・・可能となるものであ
る。Ｊを「減衰効果を発揮するロスファクタの最大値に
対する該最大値周波数のチューニングが困難と々る。即
ち、ロスファクタの最大値は、たとえばカーシェイク等
の１０Ｈｚ近傍における低周波大振幅領域に設定して効
果的に当該低周波域を減衰することが望ましいが、ロス
ファクタの最大値を決定する前記オリアイス径を変化さ
せると、これに伴って該最大値となる周波数も変化して
しまい、目的とする周波数への最大値チューニングがで
きなくなってしまう。従って、減衰しようとする低周波
域にはロスファクタ特性のピークから外れた部分が一致
してしまい、効果的な振動減衰が行なわれなくなってし
まう。」に訂正する。 （２）同書中、同頁第１３行目の「ロスファクタを大き
くするため」を「ロスファクタを大きくし、かつ目的の
周波数にチューニングするため」に訂正する。 （３）同書中、第４頁第１１行目の「ることにより・・
・・・・図られること」を「ることにより、オリフィス
径でのロスファクタの増大が図られると共に、隔板間の
間隔変化でロスファクタの最大値変化を伴うことなく最
大値の周波数が変化されること」に訂正する。 （４） 同書中、同頁第１２行目から第１３行目にかけ
ての「ロスファクタの大きい」と「液体入り防振体」と
の間に「かつ、ロスファクタの最大値となる周波数のチ
ューニングが容易な」を加入する。 （５）同書中、第９頁第３行目から第９行目にかけての
「は小振幅であって、・・・・・・を防止できる。」を
「は小振幅であり、この高周波振動は弾性体４の動ばね
定数が、Ｊ−さければ小さいほど車体への振動伝達が低
減され、車体側への振動伝達が防止される。」に訂正す
る。 （６） 同書中、同頁第１１行目から第１３行目にかけ
ての「アイドル振動が・・・・・・謔発進時のガクガク
振動が」ヲ［カーシェーク等の振動が大きく」に訂正す
る。 （７）同書中、同頁下から第１行目から第１０員第１行
目にかけての「前記アイドル振動、ガクガク振動」を「
カーシェーク等」に訂正する。 （８）同書中、第１０頁第３行目から第４行目にかけて
の「移動されるときのダンパ作用により」を「移動され
るときの減衰効果により」に訂正する。 （９）同書中、同頁第１Ｏ行目から第１３行目にかけて
の「吸引されたりする。このとき、・・・・・・減衰す
ることができる。」を「吸引されたりすることによって
、低周波振動を減衰することができる。」に訂正する。 叫 同書中、第１１頁第４行目の「前記ダンパ作用によ
る振動減衰時の」を削除する。 但 同書中、第１３頁第１０行目の「アイドリンク振動
、ガクガク振動」を「カーシェーク振動」に訂正する。
Claims (1)
- （１）振動体と固定体との間に取付けられる弾性体内に
、隔成部材によって互いに隔成される第１液体室と第２
液体室が対向して形成されると共に、該隔成部材に形成
されるオリフィスによって前記第１．第２液体室が連通
されるようになった液体入り防振体において、前記隔成
部材を、互いに適宜間隔をもって対向配置された複数の
隔板の周縁部間を密閉し、かつ、夫々の隔板間中央部に
壁間部を設けることにより構成し、これら夫々の隔板に
互いにオフセットして開口されるオリフィスな形成した
ことを特徴とする液体入り防振体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1908984A JPS60164031A (ja) | 1984-02-04 | 1984-02-04 | 液体入り防振体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1908984A JPS60164031A (ja) | 1984-02-04 | 1984-02-04 | 液体入り防振体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60164031A true JPS60164031A (ja) | 1985-08-27 |
Family
ID=11989726
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1908984A Pending JPS60164031A (ja) | 1984-02-04 | 1984-02-04 | 液体入り防振体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS60164031A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS63185937U (ja) * | 1987-05-22 | 1988-11-29 | ||
| JPH01153832A (ja) * | 1987-10-21 | 1989-06-16 | Carl Freudenberg:Fa | 弾性軸受 |
| US4896867A (en) * | 1987-02-07 | 1990-01-30 | Boge Ag | Hydraulically damping elastic bearing |
| US5074535A (en) * | 1986-08-06 | 1991-12-24 | Dunlop Limited A British Company | Elastomeric mounting |
| WO2014196284A1 (ja) * | 2013-06-03 | 2014-12-11 | 株式会社ブリヂストン | 防振装置 |
| WO2015122034A1 (ja) * | 2014-02-17 | 2015-08-20 | 株式会社ブリヂストン | 防振装置 |
-
1984
- 1984-02-04 JP JP1908984A patent/JPS60164031A/ja active Pending
Cited By (13)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5074535A (en) * | 1986-08-06 | 1991-12-24 | Dunlop Limited A British Company | Elastomeric mounting |
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| CN105247241A (zh) * | 2013-06-03 | 2016-01-13 | 株式会社普利司通 | 隔振装置 |
| WO2014196284A1 (ja) * | 2013-06-03 | 2014-12-11 | 株式会社ブリヂストン | 防振装置 |
| EP3006770A4 (en) * | 2013-06-03 | 2016-06-22 | Bridgestone Corp | DEVICE FOR DAMPING VIBRATIONS |
| JP6072242B2 (ja) * | 2013-06-03 | 2017-02-01 | 株式会社ブリヂストン | 防振装置 |
| US10221916B2 (en) | 2013-06-03 | 2019-03-05 | Bridgestone Corporation | Anti-vibration apparatus |
| WO2015122034A1 (ja) * | 2014-02-17 | 2015-08-20 | 株式会社ブリヂストン | 防振装置 |
| CN105980733A (zh) * | 2014-02-17 | 2016-09-28 | 株式会社普利司通 | 隔振装置 |
| JPWO2015122034A1 (ja) * | 2014-02-17 | 2017-03-30 | 株式会社ブリヂストン | 防振装置 |
| US10030738B2 (en) | 2014-02-17 | 2018-07-24 | Bridgestone Corporation | Vibration-damping device |
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