JPS60163673A - ソリツドゴルフボ−ル - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はソリッドコアをアイオノマー樹脂製のカバーで
被覆したツーピースゴルフボール等のソリッドゴルフボ
ールに関し、更に詳述すると打撃感触が良く、かつ耐久
性に優れたソリッドゴルフボールに関する。

従来より、ポリブタジェンゴム、メタクリル酸、酸化亜
鉛、過酸化物等を混練してこれを加熱成形したソリッド
コアにカバーを被覆したツーピースゴルフボールなどの
ソリッドゴルフボールが知られている。このようなツー
ピースゴルフボールなどのソリッドゴルフボールは、通
常優れた耐カット性を有するアイオノマー樹脂製のカバ
ーを使用しているため、耐久性に優れているが、糸捲き
ボールに比べて打撃感触が悪いという欠点を有している
。このため、従来このようなソリッドゴルフボルルの打
撃感触をソフトにすることを目的としてΦソリッドコア
の硬度を下げる、■耐カット性カバーを薄くする、■耐
カット性カバーを軟らかい材料で形成する、といった方
法が提案されている。しかしながら、■又は■の方法を
採用したボールは耐久性が劣り、打撃時にボールが切れ
易くなり、また■の方法を採用したボールは打撃初速が
劣るという問題を有している。

本発明者らは、上記事情に鑑み、打撃感触が良く、かつ
耐久性に優れしかも打撃初速の大きいソリッドゴルフボ
ールを得るために鋭意検討を行なった結果、高分子配合
材料により形成されたソリッドコアとこのソリッドコア
を被覆するアイオノマー樹脂を主体としたカバーとを具
備するソリッドゴルフボールにおいて、ソリッドコアと
して１００ｋｇ定荷重における変形量が１．５〜４ｍｍ
のものを用いると共に、カバーとして曲げ剛性が５００
〜４０００に！１／ｃｎの材料により厚さ０．７〜３■
に形成したものを用いることにより、上記目的が効果的
に達成されることを知見した。

即ち、本発明者らは、ソリッドゴルフボールの打撃感触
をソフトにするために単にソリッドコアの硬度を下げた
り、カバーを薄クシたのでは耐久性が悪くなり、また単
にカバーを軟らかくしたのでは打撃初速が低下するのに
対し、上記範囲の硬さを有するソリッドコアと上記範囲
の曲げ剛性、厚きを存するカバーとを組み合せた場合、
意外にも打撃感触がソフトになるにもかかわらず耐久性
が低下することがな（、しかも打撃初速が低下せず、従
ってコアの硬さ、カバーの曲げ剛性及びカバーの厚さの
紺み合往を特定のものとすることにより糸捲きボールと
同等の打撃感触を有するゴルフボールが得られることを
知見し、本発明をなずに至ったものである。

以下、本発明につき更に詳しく説明する。

本発明に係るソリッドゴルフボールは、高分子配合ｖｉ
料により形成されたソリッドコアとこのソリッドコアを
被覆するアイオノマー樹脂を主体とするカバーとを具備
するソリッドゴルフボールにおいて、ソリッドコアとし
て１００　ｋＱ定荷重にお【」る変形量が１．５〜４Ｗ
ＩＷＩのものを用いると共に、カバーとして曲げ剛性が
５００〜４０００ｋＯ／ｃｗｔの材料により厚さ０．７
〜３ＩＩＩＩｌに形成したものを用いたものである。な
お、ここでＩ　ＯＯＫａ定荷重における変形量とは、球
形のソリッドコアに１００　ｋＣＩの荷重をかけた場合
のボールの歪量を示し、また曲げ剛性はＡＳＴＭ　Ｄ−
７９０−４により測定した値を示ずものである。

この場合、本発明ゴルフボールにおいては、ソリッドコ
アとして１００　ｋｇ定定向用お【）る変形量が１．８
〜２．２ｍ＋ｎのものを用いた場合はカバーを曲げ剛性
が７００〜４０００に！１／ｃｍの材料を用いて厚さ１
，０〜１．９ｍｍに形成し、ソリッドコアとして１００
　ｋａ定荷重における変形量が２．３〜２．７ｍｍのも
のを用いた場合はカバーを曲げ剛性が７’ＯＯ〜４００
０ｋａ／ａｗｌの材料を用いて厚さ１．５〜２．０＋ｎ
ｍに形成し、ソリッドコアとして１００ｋａ定Ｔｔｉｆ
ｆｘニ＃Ｉｔル変形ｍ’１ｆｉ２．８〜３．２■のもの
を用いた場合はカバーを曲げ剛性が９００〜４０００ｋ
ｇ／ｄの材ｆ４　ヲｍ　イーｒ　ｙｐ　ａｌ、７〜２．
３ｍｍに形成し、ソリッドコアとして１００ｋｇ定荷重
における変形量が３．３〜３．７ｍｍのものを用いた場
合はカバーを曲げ剛性が１０００〜４０００ｋｇ／ｃｙ
ｆ（７）Ｕ料ヲ用イーＣ厚す１．９〜２．４８に形成す
ることが特に好ましく、ソリッドコアの硬さ、カバーの
曲げ剛性、厚さを上記範囲とりることにより更に確実に
打撃感触の良いボールを得ることができる。

本発明において、上述した範囲の１００　ｋｇ定荷重に
おける変形ｍを有するソリッドコアを形成する高分子配
合材料の組成に特に制限はないが、ポリブタジェンゴム
を不飽和カルボン酸又はその金属塩で架１ｎ硬化したも
の、ポリブタジェンゴムを不飽和カルボン酸エステルで
架橋硬化したもの、ポリブタジェンゴムを不飽和カルボ
ン酸又はその金属塩と不飽和カルボン酸エステルとを併
用して架橋硬化したもの等が好適に使用し１ｒ：Ｊる。

また、上記組成において、酸化曲鉛、有機過酸化物、充
填剤等の他の成分を適宜割合で配合しても斧支えない。

具体的には、例えばシス１，４結合を有するポリブタジ
ェンゴムｉｏｏｌｆｆ）ｍ、アクリル酸及び／又はメタ
クリル酸１０〜３０重量部、酸化亜鉛１０〜７０重量部
並びに過酸化物０．５〜６重量部から成る組成物を加熱
硬化したものを好適に使用し得る。

なお、ソリッドコアは、スモールサイズの場合は通常直
径３６．４〜３７．４１Ｔ１ｍ、重量３５．４〜３６．
２１、ラージサイズの場合は通常直径３’−７，４〜３
８．４柵、重量３３．４〜３４．２］に形成するもので
ある。

また、本発明においてはカバーを形成する材料としてア
イオノマー樹脂を主体としたものを用いるもので、この
ようなアイオノマー樹脂を主体としたものの中から曲げ
剛性が５００〜４０００　ｋＧ／ＣＴ１１のものを適宜
選択して使用することができる。

この場合、カバー材料の組成は特に制限されず、例えば
アイオノマー樹脂に二酸化チタン、酸化亜鉛、ステアリ
ン酸亜鉛、ステアリン酸マグネシウム等の無機充填剤な
どを配合したものを用いることができる。なお、アイオ
ノマー樹脂としては、モノオレフィンと炭素原子数３〜
８の不飽和モノ又はジカルボン酸及びそれらのエステル
からなる群より選ばれる１種又は２種以上との重合体に
交叉金属結合を付与したものが好適に用いられる。

本発明においては、ソリッドコアは通常の方法により成
型することができ、例えば上述したソリッドコアの材料
をバンバリーミキサ−やロール等の通常の混練機を用い
て混練した後、これをコア用金型に圧縮或いは射出成型
し、この成型体を加熱することにより成型することがで
きる。ここで、加熱湯度は、例えばコア材料中に過酸化
物としてジクミルパーオキサイドを配合した場合は１４
０〜１８０℃とすることができる。また、カバーをソリ
ッドコアに被覆する方法も特に制限されず、例えばあら
かじめ半球殻状に成型した一対のカバーでソリッドコア
を包み、加熱成型して一体化する方法や、芯球の周囲に
カバー剤を射出成型して一体化する方法などを採用しく
ｑる。

以上述べたように、本発明に係るソリッドゴルフボール
は、高分子配合材料により形成されたソリッドコアとこ
のソリッドコアを被覆するアイオノマー樹脂を主体とし
たカバーとを具備するソリッドコアゴルフボールにおい
て、ソリッドコアとして１００　ｋｇ定荷重におりる変
形量が１．５〜４薗のものを用いると共に、カバーを曲
げ剛性が５００〜４０００ｋｇ１０ｆの材料を用いｒ厚
さ０．７〜３　ｍｍに形成したことにより、打撃感触が
ソフトで良好であると共に、耐久性に優れ、しかも打撃
初速が大きいものである。

次に、実施例及び比較例を示し、本発明を具体的に説明
する。

［実施例、比較例］ ポリブタジェンゴム７ｏｏｍｍ部、酸化亜鉛２０〜８０
重量部、アクリル酸１０〜３０重陽部及びジクミルパー
オキサイド０．５〜４重量部からなる組成物を１０００
ｃｃバンバリーミキサ−で混練し、１５０℃で４０分間
加圧成型して直径３６〜４０暉、１００　ｋＧ定荷重に
おける変形量が２．０〜３．５叫の種々のソリッドコア
を作成した。

次いで、アイオノマー樹脂１００ｍ（４）部及び二酸化
チク２２０重邑部からなるカバー材料を上記ソリッドコ
アに射出成型して、第１表乃至第４表に示す曲げ剛性、
厚さを有するカバーをコアに被覆したツーピースゴルフ
ボールをそれぞれ得た。

ここで、アイオノマー樹脂としてはハイミラン○の中か
ら種々の曲げ剛性を有するものを選択して使用したく第
１〜４表に使用したハイミラン■の製品番号を併記する
）。なお、第１表は１００ｋｇ定荷重に−３（プる変形
ｍが１．８〜２．２ｍｍのソリッドコアを用いた場合、
第２表は同変形量が２．３〜２．７ｍｍのソリッドコア
を用いた場合、第３表は同変形量が２．８〜３．２ｍｍ
のソリッドコアを用いた場合、第４表は同変形量が３，
３〜３．７ｍｍのソリッドコアを用いた場合をそれぞれ
示すものである。

次に、これらのツーピースポールを多くのプロゴルファ
−に試打させ、打撃時の感触を評価させた。結果を第１
〜４表に示す。なお、評価基準は下記の通りである。

評価基準 Ｏ：　打撃感触がソフトで非常に良い。

△　：　Ｏと×との中間の感触。

×　：　打撃感触が硬くて良くない。

第１表　１００ｋＣＩ定荷重にお（プる変形ｍが１．８
〜２．２＋ｎｍのソリッドコアを用いた場合 ソリッドコアを用いた場合 第３表　１００ｋａ定荷重にお（プる変形量が２，８〜
３．２ｍｍのソリッドコアを用いた場合 第４表　１００ｋｄ荷重における変形量が３，３〜３．
７ｍｍのソリッドコアを用いた場合 第１〜４表の結果より、本発明のソリッドゴルフポール
は打撃感触がソフトで良好であることが認められた。ま
た、１００に！Ｊ定荷重における変形量が１．８〜２　
、　、２　ｍｍのコアにカバーを曲げ剛性が７００〜２
０００に９／ａｆの材料を用いて厚さ１．０〜１．９ｍ
ｍに形成したもの、同変形量が２．３〜２．７ｍ＋ｎの
コアにカバーを曲げ剛性が７００〜２５００Ｅｇ／ｃｄ
の材料を用いて厚さ１．５〜２．０ｍｍに形成したもの
、同変形量が２．８〜３．２胴のコアにカバーを曲げ剛
性が９００〜４０００に９／ｃｍの材料を用いて厚さ１
．７〜２．３ｎｎｎに形成したもの及び同変形量が３．
３〜３．７順のコアにカバーを曲げ剛性が１０００〜４
０００ｋｇ／ｃｎｌの材料を用いて厚さ１．９〜２．４
ｍｍに形成したものは特に使用感が良いことが認められ
た。

出願人　ブリデストンタイヤ　株式会社代理人　弁理士
　小　島　隆　司

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、高分子配合材料により形成されたソリッドコアとこ
   のソリッドコアを被覆するアイオノマー樹脂を主体とし
   たカバーとを具１ｆｉＪるソリッドゴルフボールにおい
   て、ソリッドコアとしてＩＣＬＯｋｇ定向重における変
   形量が１．５〜４陥のものを用いると共に、カバーとし
   て曲げ剛性が５００〜４０００に９／ａｆの材料により
   厚さ０．７〜３ＩＩｌｖＡに形成したものを用いたこと
   を特徴とするソリッドゴルフボール。 ２、ソリッドコアとして１．００ｋｇ定荷重転向ける変
   形量が１．８〜２．２ｙｎｍのものを用いると共に、カ
   バーとして曲げ剛性が７００〜４０００　ｋｇ／ｄの材
   料により厚さ１．０〜１．９ｍに形成したものを用いた
   特許請求の範囲第１項記載のソリッドゴルフボール。 ３、ソリッドコアとして１００に９定向重における変形
   量が２．３〜２．７ｍｍのものを用いると共に、カバー
   として曲げ剛性が７００〜４０００　ｋｇ／ｄの材料に
   より厚さ１．５〜２．０ｍｙ＋＋に形成したものを用い
   た特許請求の範囲第１項記載のソリッドゴルフボール。 ４、ソリッドコアとして１００　ｋｇ定荷重における変
   形ｍが２．８〜３．２ｍｍのものを用いると共に、カバ
   ーとして曲げ剛性が９００〜４０００　ｋＧｌ／ｃ＋＋
   ｆの材料により厚さ１．７〜２．３＋ｍｎに形成したも
   のを用いた特許請求の範囲第１項記載のソリッドゴルフ
   ボール。 ５、ソリッドコアとして１００　ｋｇ定荷重における変
   形量が３．３〜３．７ｍｍのものを用いると共に、カバ
   ーとして曲げ剛性が１０００〜４０００ｋａ　／　ｃｎ
   ｆの材料により厚さ１．９〜２．４ｍｍに形成したもの
   を用いた特許請求の範１！［１第１項記載のソリッドゴ
   ルフボール。