JPS60162869A - 高強力防水布 - Google Patents
高強力防水布Info
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- JPS60162869A JPS60162869A JP1788884A JP1788884A JPS60162869A JP S60162869 A JPS60162869 A JP S60162869A JP 1788884 A JP1788884 A JP 1788884A JP 1788884 A JP1788884 A JP 1788884A JP S60162869 A JPS60162869 A JP S60162869A
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- waterproof
- strength
- waterproof fabric
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は防水布、特に軽量でありながら高強力を有する
防水布に関する。
防水布に関する。
一般にテント、エアードーム、フレキシブルコンテナー
、簡易ボート、救命ボート、帆布、カーシートなどに用
いる防水布は綿、ビニロン、ポリエステ/l/などの短
繊維織物、あるいはビニロン。
、簡易ボート、救命ボート、帆布、カーシートなどに用
いる防水布は綿、ビニロン、ポリエステ/l/などの短
繊維織物、あるいはビニロン。
ポリエステ/I/、ナイロンなどの長繊維織物に塩化ビ
ニル樹脂、クロルスルホン化ポリエチレン樹脂等で防水
加工された素材が用いられている。これらの防水布はそ
の用途の性質上、外力による破断に対する抵抗、特に高
い引張強さが要求される。
ニル樹脂、クロルスルホン化ポリエチレン樹脂等で防水
加工された素材が用いられている。これらの防水布はそ
の用途の性質上、外力による破断に対する抵抗、特に高
い引張強さが要求される。
従って、これらの防水布の基布には1強力の高い繊維か
らなる糸素材を選び、該糸素材を高密度で織製した織物
を用いることが知られている。
らなる糸素材を選び、該糸素材を高密度で織製した織物
を用いることが知られている。
I J、i r4m/NW llllfim 4M R
11−J−11a h −y#1.−)繊維の引張強さ
が高々9.5〜102/デニールであるため、高い強力
を有する防水布の基布を得るには、従来は織密度を高く
、即ち、基布の目付を高くすることが唯一の手段であっ
た。この手段による場合においては防水布重量が増加す
ると共に窩張るために取扱い性が困難となり、テントや
エアードーム醇に使用する場合は支柱にこれらの防水布
の自重を支えるだけの強力が要求され、太いパイプ等の
支柱が必要であった。
11−J−11a h −y#1.−)繊維の引張強さ
が高々9.5〜102/デニールであるため、高い強力
を有する防水布の基布を得るには、従来は織密度を高く
、即ち、基布の目付を高くすることが唯一の手段であっ
た。この手段による場合においては防水布重量が増加す
ると共に窩張るために取扱い性が困難となり、テントや
エアードーム醇に使用する場合は支柱にこれらの防水布
の自重を支えるだけの強力が要求され、太いパイプ等の
支柱が必要であった。
ごく最近、20F/デニ一ル以上の高強力を有する芳香
族ポリアミド系繊維や芳香族ポリエステル系繊維が開発
され、特に芳香族ポリアミド繊維は防水布にも検討され
つつある。しかるに、この種の繊維は高強力ではあるが
ポリマーの分子構造より原料費が局いためコストが高く
なること、繊維が黄乃至薄茶色に着色している九め発色
性に劣ること、伸度が低く耐衝撃性に劣ること、耐候性
が悪いことなどの問題がある。更には、製造の際、湿式
紡糸を採用するため凝固速度の問題で、単繊1 維が2
デニ一ル以上のヤーンを得るのが著しく困難であるのが
実状である。
族ポリアミド系繊維や芳香族ポリエステル系繊維が開発
され、特に芳香族ポリアミド繊維は防水布にも検討され
つつある。しかるに、この種の繊維は高強力ではあるが
ポリマーの分子構造より原料費が局いためコストが高く
なること、繊維が黄乃至薄茶色に着色している九め発色
性に劣ること、伸度が低く耐衝撃性に劣ること、耐候性
が悪いことなどの問題がある。更には、製造の際、湿式
紡糸を採用するため凝固速度の問題で、単繊1 維が2
デニ一ル以上のヤーンを得るのが著しく困難であるのが
実状である。
このような実状に鑑み1本発明者らは、前記する従来の
防水布の欠点を解消すべく・鋭意検討を重ねた結果′、
昭和58年特許願第152261号、昭和58年特許願
第154622号および昭和58年特許願第16104
4号等に記載の方法で得られるポリエチレン等の可撓性
高分子からなる高強力、高弾性率合成繊維を防水布の基
布の主成分原糸として用いることによって、前記する従
来の防水布の欠点をすべて解決する高強力防水布が得ら
れることを見出し1本発明に到達した。
防水布の欠点を解消すべく・鋭意検討を重ねた結果′、
昭和58年特許願第152261号、昭和58年特許願
第154622号および昭和58年特許願第16104
4号等に記載の方法で得られるポリエチレン等の可撓性
高分子からなる高強力、高弾性率合成繊維を防水布の基
布の主成分原糸として用いることによって、前記する従
来の防水布の欠点をすべて解決する高強力防水布が得ら
れることを見出し1本発明に到達した。
即ち、本発明は、少なくとも15t/デニールの引張強
度と少なくとも300t/デニールの引張弾性率を有す
る可撓性高分子鎖からなる合成繊維を主成分として用い
た布帛に防水加工を施したことを特徴とする龍強力防水
布である。
度と少なくとも300t/デニールの引張弾性率を有す
る可撓性高分子鎖からなる合成繊維を主成分として用い
た布帛に防水加工を施したことを特徴とする龍強力防水
布である。
本発明に言う高強力防水布とは、従来の防水布に比べて
、軽量であるにもかかわらず高い引張強さを存する防水
布を言う。これをTS(防水布の基布を構成する布帛の
単位目付CfId)当りにる)で表わすと1本発明の防
水布のTS値は1.5〔〔吟)/(f/ゴ)〕以上、好
ましくは2 [(kf)/Cf/n/)〕以上で示され
る。ちなみに従来の高強力ポリエステル糸を用いた防水
布の強さをTS値で示せば高々0.9である。
、軽量であるにもかかわらず高い引張強さを存する防水
布を言う。これをTS(防水布の基布を構成する布帛の
単位目付CfId)当りにる)で表わすと1本発明の防
水布のTS値は1.5〔〔吟)/(f/ゴ)〕以上、好
ましくは2 [(kf)/Cf/n/)〕以上で示され
る。ちなみに従来の高強力ポリエステル糸を用いた防水
布の強さをTS値で示せば高々0.9である。
本発明に言う可撓性分子鎖とは、応力や熱を受けた際1
回転し得る分子結合からなる分子鎖のことで、全芳香族
系ポリアミドや全芳香族系ポリエステルなどを構成する
分子鎖はこれに含まれない。
回転し得る分子結合からなる分子鎖のことで、全芳香族
系ポリアミドや全芳香族系ポリエステルなどを構成する
分子鎖はこれに含まれない。
本発明での可撓性高分子鎖からなる合成繊維とは例えば
高分子量のポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレ
フィン、ポリアクリロニトリル。
高分子量のポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレ
フィン、ポリアクリロニトリル。
ポリ(フッ化)ビニリデン等が挙げられるがこれ等に限
定されるものではない。
定されるものではない。
本発明の防水布を構成する主成分となる合成繊維は、1
597デニール以上、好ましくは201/デニ一ル以上
、特に25f/デニ一ル以上の引張強度と300t/デ
ニール以上、好ましくは500F/デニ一ル以上、特に
800f/デニ一ル以上の引張弾性率を有するものであ
る。ここで。
597デニール以上、好ましくは201/デニ一ル以上
、特に25f/デニ一ル以上の引張強度と300t/デ
ニール以上、好ましくは500F/デニ一ル以上、特に
800f/デニ一ル以上の引張弾性率を有するものであ
る。ここで。
引張強度が15f/デニ一ル未満の繊維の場合にあって
は1本発明の目的とする高強力の防水布が得られない。
は1本発明の目的とする高強力の防水布が得られない。
また防水布をテント、エアドーム。
フレキシブルコンテナー、簡易ボート、救命ボート醇各
種の用途に使用した場合、荷重時、伸張時の防水布の伸
びを極力低いものとするためには該繊維の引張弾性率を
300f/デニール以上、好ましくは500f/デニ一
μ以上、特に5oor/デニ一ル以上とすることが必要
で、ここで引張弾性率が300f/テ°ニ一ル未満の場
合にあっては、僅かの外力によって基布が伸長され、コ
ーテイング材に過度の応力が印加されるためピンホール
等が発生するといった問題を生ずる。また、このような
問題を避けるためにコーテイング材の膜厚を過度に厚く
せざるをえなくなり、結局、目的とする防水布の軽量化
が達成し難くなり好ましくないO さらに本発明の防水布を構成する主成分となる合成繊維
は、横断面の扁平化率が1.7以上、特に3以上を有す
ることが好ましく、防水布とした場合、優れた柔軟性を
与え、取扱性が良くなる。
種の用途に使用した場合、荷重時、伸張時の防水布の伸
びを極力低いものとするためには該繊維の引張弾性率を
300f/デニール以上、好ましくは500f/デニ一
μ以上、特に5oor/デニ一ル以上とすることが必要
で、ここで引張弾性率が300f/テ°ニ一ル未満の場
合にあっては、僅かの外力によって基布が伸長され、コ
ーテイング材に過度の応力が印加されるためピンホール
等が発生するといった問題を生ずる。また、このような
問題を避けるためにコーテイング材の膜厚を過度に厚く
せざるをえなくなり、結局、目的とする防水布の軽量化
が達成し難くなり好ましくないO さらに本発明の防水布を構成する主成分となる合成繊維
は、横断面の扁平化率が1.7以上、特に3以上を有す
ることが好ましく、防水布とした場合、優れた柔軟性を
与え、取扱性が良くなる。
ここに言う偏平化率とは繊維軸に直角な横断面において
長軸長さくa−)と短軸の長さくb■)を測定し、偏平
化率はa / bで示す値である。
長軸長さくa−)と短軸の長さくb■)を測定し、偏平
化率はa / bで示す値である。
本発明の防水布を構成する主成分となる合成繊維の表面
に縦長の無数の多条溝を付萼することによシ、後述する
防水加工において、コーテイング材の基布への接着性が
向上することも本発明者らによって判明している。
に縦長の無数の多条溝を付萼することによシ、後述する
防水加工において、コーテイング材の基布への接着性が
向上することも本発明者らによって判明している。
ここに言う多条溝とは繊維軸方向に配列された無数の多
条溝であって1M多条溝としては、繊維の横断面の外周
方向の平均距1!10μ当り2個以上、特に5〜50個
配列していることにより、前記する効果が顕著となる。
条溝であって1M多条溝としては、繊維の横断面の外周
方向の平均距1!10μ当り2個以上、特に5〜50個
配列していることにより、前記する効果が顕著となる。
本発明の高強力防水布を構成する主成分となる繊維は1
5f/デニール以上、好ましくは20f/デニ一ル以上
、特に25f/デニ一μ以上の引張強度と30Of/デ
ニール以上、好ましくは500f/デニ一ル以上、特に
800F/デ=−ル以上の引張弾性率を満たすために1
分子量が高く結晶性のよいポリマーを選択することが必
要である。該繊維lの本来の色は無色あるいは白色であ
り用途や好みに応じて染色する事が可能であり。
5f/デニール以上、好ましくは20f/デニ一ル以上
、特に25f/デニ一μ以上の引張強度と30Of/デ
ニール以上、好ましくは500f/デニ一ル以上、特に
800F/デ=−ル以上の引張弾性率を満たすために1
分子量が高く結晶性のよいポリマーを選択することが必
要である。該繊維lの本来の色は無色あるいは白色であ
り用途や好みに応じて染色する事が可能であり。
原着によっても発色性のよい色とする事ができる。
また、繊維の形態はマルチフィラメント、モノフイフメ
ント、紡績糸等のいずれの形態でもよい。
ント、紡績糸等のいずれの形態でもよい。
本発明の防水布は、防水布を構成する主成分となる繊維
が構成される防水布中に少なくとも50重量%、特に7
5重量%以上含有していることが好ましく、ここで主成
分となる繊維の防水布中の含有率が50重量−未満の場
合にあっては5本発明で目的とする高強力防水布は得難
くなるので好ましくない。
が構成される防水布中に少なくとも50重量%、特に7
5重量%以上含有していることが好ましく、ここで主成
分となる繊維の防水布中の含有率が50重量−未満の場
合にあっては5本発明で目的とする高強力防水布は得難
くなるので好ましくない。
本発明の高強力防水布は、防水布を構成する原糸の主成
分となる繊維が1種の場合はもちろん。
分となる繊維が1種の場合はもちろん。
1種以上の他の繊維を混入して防水布を構成することを
妨げるものではない。
妨げるものではない。
本発明の防水布は1例えば、高分子量のポリエチレン(
例えば重量平均分子量がlX105以上。
例えば重量平均分子量がlX105以上。
好ましくはI X 10’以上の超高分子量ポリエチレ
ン)を用いて、溶液紡糸し、該溶液紡糸で製造したゲル
ファイバーを、延伸ゾーン出口温度を供給ファイバーの
溶解点よりも高く、該供給ファイバーの融点より低い温
度とし、延伸ゾーン出口温度をi供給ファイバーの融点
よりも高く、延伸後ファイバーの融点よりも低い温度と
した延伸ゾーンを通過させながら多段延伸をするといっ
た新規な高倍率延伸方法によって得られる可撓性高分子
鎖を有する高弦力、高弾性率繊維を原糸材料として、布
帛とし、該布帛に防水加工を施すことによって容易に製
造することができる。
ン)を用いて、溶液紡糸し、該溶液紡糸で製造したゲル
ファイバーを、延伸ゾーン出口温度を供給ファイバーの
溶解点よりも高く、該供給ファイバーの融点より低い温
度とし、延伸ゾーン出口温度をi供給ファイバーの融点
よりも高く、延伸後ファイバーの融点よりも低い温度と
した延伸ゾーンを通過させながら多段延伸をするといっ
た新規な高倍率延伸方法によって得られる可撓性高分子
鎖を有する高弦力、高弾性率繊維を原糸材料として、布
帛とし、該布帛に防水加工を施すことによって容易に製
造することができる。
本発明に言う布帛は、防水布を構成する基布となるもの
であってその形態は例えば織布、不織布。
であってその形態は例えば織布、不織布。
交叉配列型不織布1編布等、いかなるものでも良いが、
好ましくは織布、特に平織、綾織、朱子織等を原組織と
して構成されるものが適性である。
好ましくは織布、特に平織、綾織、朱子織等を原組織と
して構成されるものが適性である。
1fc、本発明に言う防水加工とは、従来一般に行なう
防水(不通気性)加工を言うもので1例えば基布となる
布帛に、ビニル系樹脂やウレタン系樹脂等の合成樹脂、
乾性油、ゴムおよびワックス類等をコーティングするこ
とKより行なうが、軽くて強くて柔軟な基布本来の性質
を損なわないような防水加工方法であればいかなる方法
であってもよい。ここで基布がポリエチレン等の比較的
融点の低い合成繊維よりなる場合にあ′つては、クロル
ス/L/*ン化ポリエチレン樹脂やエチレン酢酸ビニル
共重合樹脂などのコーテイング材を選ぶことが好ましい
。
防水(不通気性)加工を言うもので1例えば基布となる
布帛に、ビニル系樹脂やウレタン系樹脂等の合成樹脂、
乾性油、ゴムおよびワックス類等をコーティングするこ
とKより行なうが、軽くて強くて柔軟な基布本来の性質
を損なわないような防水加工方法であればいかなる方法
であってもよい。ここで基布がポリエチレン等の比較的
融点の低い合成繊維よりなる場合にあ′つては、クロル
ス/L/*ン化ポリエチレン樹脂やエチレン酢酸ビニル
共重合樹脂などのコーテイング材を選ぶことが好ましい
。
もちろんコーテイング材に難燃性材料を用いて難燃性加
工を同時に行なうこともより好ましい。
工を同時に行なうこともより好ましい。
本発明によれば、従来の防水布に比べて、極めて軽量で
ありながら高強力かつ耐防水性に優れた防水布が得られ
る。
ありながら高強力かつ耐防水性に優れた防水布が得られ
る。
本発明の高強力防水布は、従来の芳香族ポリアミド系繊
維よりなる防水布に比べ安価で、耐候性。
維よりなる防水布に比べ安価で、耐候性。
色調に優れ、従来一般の防水布に比べ軽量である力(至
))値TSが極めて大きく、さらには耐防水性に優れる
ものである。
))値TSが極めて大きく、さらには耐防水性に優れる
ものである。
本発明の高強力防水布は前記の特徴を有するので、軽量
で高強力かつ耐防水性を望まれる防水布用途への汎用性
は高く、その技術的電離は極めて大きいものがある。
で高強力かつ耐防水性を望まれる防水布用途への汎用性
は高く、その技術的電離は極めて大きいものがある。
本発明の高強力防水布の用途としては、軽量で高強力か
つ耐防水性を望まれる防水布用途であればいかなる用途
にでも適用できるものであるが、例えばテント、エアド
ーム、フレキシブルコンテナー、簡易ポート、救命ボー
ト、筏、帆布、カーシート、幌等が挙げられるが、もち
ろんこれらに限定するものではない。
つ耐防水性を望まれる防水布用途であればいかなる用途
にでも適用できるものであるが、例えばテント、エアド
ーム、フレキシブルコンテナー、簡易ポート、救命ボー
ト、筏、帆布、カーシート、幌等が挙げられるが、もち
ろんこれらに限定するものではない。
本発明の評価に用いた物性の測定方法は以下による。
く繊細の強伸度特性の測定法〉
東洋ボールドワイン社製テンシロンを用い、試料長(ゲ
ージ長) 30a11.伸長速度100%/分の条件で
単繊維のS−5曲線を測定し、引張強度(r/d)、初
期弾性率(f/d)を算出した。
ージ長) 30a11.伸長速度100%/分の条件で
単繊維のS−5曲線を測定し、引張強度(r/d)、初
期弾性率(f/d)を算出した。
初期弾性率は、S−S曲線の原点付近の最大勾配より算
出した。各特性値は20本の単繊維について測定したも
のの平均値とした。
出した。各特性値は20本の単繊維について測定したも
のの平均値とした。
〈布の単位面積当りの質量の測定〉
JIS−L1096(1979)に規定する6・4・2
の方法に準する。
の方法に準する。
〈布の引張強さの測定〉
JIS−L1096(1979)に規定する6・12・
】・A法に準する。
】・A法に準する。
但し、試験片の幅は3tMを採用する。
以下本発明を実施例により詳述するが1本発明はもとよ
り、これらの実施例に限定されるものではない。
り、これらの実施例に限定されるものではない。
実施例1゜
重量平均分子量が1.9 X 106の可撓性高分子鎖
を有する超高分子量ポリエチレンを用いて溶融紡糸し、
得られたゲルファイバーを多段で高倍率延伸し、引張強
度36r/d、引張弾性率1000f/d、繊度100
0d、断面扁平化率5.3で繊維表面に無数の多条溝を
存する高強力ポリエチレン繊維を得た。該繊維のマルチ
フィラメントを用い。
を有する超高分子量ポリエチレンを用いて溶融紡糸し、
得られたゲルファイバーを多段で高倍率延伸し、引張強
度36r/d、引張弾性率1000f/d、繊度100
0d、断面扁平化率5.3で繊維表面に無数の多条溝を
存する高強力ポリエチレン繊維を得た。該繊維のマルチ
フィラメントを用い。
第1表に示す織物を作成し、該織物に、コーテイング材
としてエチレン酢酸ビニル共重合樹脂を用い防水加工を
施して防水布を作成し、これを実験A1とした。
としてエチレン酢酸ビニル共重合樹脂を用い防水加工を
施して防水布を作成し、これを実験A1とした。
次に、実’IA A 1と同分子量のポリエチレンを用
いて、溶液紡糸し、得られたゲルファイバーを多段で高
倍率延伸し、引張強度25f/d、引張弾性率660
f/d、繊度1000dの断面扁平化率2.8のポリエ
チレン繊維を得た。該繊維のマルチフィラメントを用い
、第1表に示す織物を作成し、該織物に、コーテイング
材としてエチレン酢酸ビニル共重合樹脂を用い防水加工
を施して防水布を作成し、これを実験&2とした。さら
に、実験屋1と同分子量を存するポリエチレンを用いて
溶液紡糸し、得られたゲルファイバーを多段で高倍率延
伸し、引張強度22f/d、引張弾ii1$480f/
d、繊度1000dの断面扁平化率1.5のポリエチレ
ン繊維を得た。該繊維のマルチフィラメントを用い、第
1表に示す織物を作成し、該織物にコーテイング材とし
てエチレン酢酸ビニル共重合樹脂を用い防水加工を施し
て防水布を作成し、これを実験A3とした。
いて、溶液紡糸し、得られたゲルファイバーを多段で高
倍率延伸し、引張強度25f/d、引張弾性率660
f/d、繊度1000dの断面扁平化率2.8のポリエ
チレン繊維を得た。該繊維のマルチフィラメントを用い
、第1表に示す織物を作成し、該織物に、コーテイング
材としてエチレン酢酸ビニル共重合樹脂を用い防水加工
を施して防水布を作成し、これを実験&2とした。さら
に、実験屋1と同分子量を存するポリエチレンを用いて
溶液紡糸し、得られたゲルファイバーを多段で高倍率延
伸し、引張強度22f/d、引張弾ii1$480f/
d、繊度1000dの断面扁平化率1.5のポリエチレ
ン繊維を得た。該繊維のマルチフィラメントを用い、第
1表に示す織物を作成し、該織物にコーテイング材とし
てエチレン酢酸ビニル共重合樹脂を用い防水加工を施し
て防水布を作成し、これを実験A3とした。
次いで、実11it A Iと同分子量tを存するポリ
エチレン−を用いて溶液紡糸し、得られたゲルファイバ
ーを多段で高倍率延伸し、引張強度40f/d、引張弾
性率1300f/d、11度300dOIFli扁平化
率5.6のポリエチレン繊維を得た。該繊維のマルチフ
ィラメントを用い、第1表に示す織物を作成し1M織物
に、コーテイング材としてエチレン酢酸ビニル共重合樹
脂を用い防水加工を施して防水布を作成し、これを実験
屋4とした。
エチレン−を用いて溶液紡糸し、得られたゲルファイバ
ーを多段で高倍率延伸し、引張強度40f/d、引張弾
性率1300f/d、11度300dOIFli扁平化
率5.6のポリエチレン繊維を得た。該繊維のマルチフ
ィラメントを用い、第1表に示す織物を作成し1M織物
に、コーテイング材としてエチレン酢酸ビニル共重合樹
脂を用い防水加工を施して防水布を作成し、これを実験
屋4とした。
さらに本発明の比較例として実験黒1と同分子量七を有
するポリエチレンを用いて溶液紡糸し、得られたゲルフ
ァイバーを延伸し、引張強度14f/d、引張弾性率1
80 f/d、繊度1000dの断面扁平化率3.2の
ポリエチレン繊維を得た。該繊維のマルチフィラメント
を用い、第1表に示す織物を作成し、該織物に、コーテ
イング材としてエチレン酢酸ビニル共重合樹脂を用い防
水加工を施して防水布を作成し、これを実験黒5とした
。
するポリエチレンを用いて溶液紡糸し、得られたゲルフ
ァイバーを延伸し、引張強度14f/d、引張弾性率1
80 f/d、繊度1000dの断面扁平化率3.2の
ポリエチレン繊維を得た。該繊維のマルチフィラメント
を用い、第1表に示す織物を作成し、該織物に、コーテ
イング材としてエチレン酢酸ビニル共重合樹脂を用い防
水加工を施して防水布を作成し、これを実験黒5とした
。
比較のために市販の引張璧度8.5f/d、引張弾性手
95f/d、酸m横断面が円形のl000dポリエステ
ルマルチフィラメントヲ用い、第18に示す織物を作成
し1Ma物に、コーテイング材としてエチレン酢酸ビニ
ル共重合樹脂を用い防水加工を施して防水布を作成し、
これを実験扁6とした。
95f/d、酸m横断面が円形のl000dポリエステ
ルマルチフィラメントヲ用い、第18に示す織物を作成
し1Ma物に、コーテイング材としてエチレン酢酸ビニ
ル共重合樹脂を用い防水加工を施して防水布を作成し、
これを実験扁6とした。
それぞれの生機の特性および防水布の特性を第1表に示
す。
す。
第1表から明らかな如く1本発明の高強力防水布は、高
強力でありながら極めて軽量であることが判る。
強力でありながら極めて軽量であることが判る。
まfc1本発明の実験墓4と従来の防水布例である実験
煮6とを比べれば明らかな如く、防水布の引張強さが本
発明(実験&4)は250kF、比較例(実験A6)は
230階と#1ぼ近似した強力を有するにもかかわらず
TS値が本発明(実験魔4)の場合社約4倍の値となっ
ており、従来並の強力を有する防水布を得る場合極めて
軽量化が可能であることがわかる。
煮6とを比べれば明らかな如く、防水布の引張強さが本
発明(実験&4)は250kF、比較例(実験A6)は
230階と#1ぼ近似した強力を有するにもかかわらず
TS値が本発明(実験魔4)の場合社約4倍の値となっ
ており、従来並の強力を有する防水布を得る場合極めて
軽量化が可能であることがわかる。
さらに、実験A5(比較例)で示される如く。
防水布を構成する織物用原糸に用いた繊維の引張強度、
引張弾性率が本発明を満良さない場合の防水布は、高強
力、軽量化が達成されず、TS値も1.4と低くなるこ
とが判る。
引張弾性率が本発明を満良さない場合の防水布は、高強
力、軽量化が達成されず、TS値も1.4と低くなるこ
とが判る。
特許出願人 東洋紡績株式会社
手続補正書(自発)
L 事件の表示
昭和59年特許願第1’7888号
亀 発明の名称
高強力防水布
& 補正をする者
事件との関係 特許出願人
大阪市北区堂島浜二丁目2番8号
4 補正の対象
明細書の発明の詳細な説明の欄
L 補正の内容
(1) 明細書簡7頁4行目の「長軸長さ」を「長軸の
長さ」に訂正。
長さ」に訂正。
(2)明細書第12頁15〜16行目の「溶融紡糸」を
「溶液紡糸」に訂正。
「溶液紡糸」に訂正。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、′ 少なくとも15f/デニールの引張強度と少遁
:くとも300 f/デニー〃の引張弾性率を有する可
撓性高分子鎖からなる合成繊維を主成分として用いた布
帛に防水加工を施したことを特徴とする高強力防水布。 d))が1.5以上、好ましくは2以上である特許請求
の範囲第1項記載の高強力防水布。 3、 主成分として用いる合成I1mの横断面が偏平化
率1.7以上、好ましくは3以′上である特許請求の範
囲第1項乃至第2項のいずれかに記載の高強力防水布。 ′4. 主成分として用いる合成繊維が表面に無数型筒
3項のいずれかに記載の高強力防水布。 5、主成分として用いる合成Il維が高分子量ポリエチ
レンからなる特許請求の範囲第1項乃至第4項のいずれ
かに記載の高張力防水布。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1788884A JPS60162869A (ja) | 1984-01-31 | 1984-01-31 | 高強力防水布 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1788884A JPS60162869A (ja) | 1984-01-31 | 1984-01-31 | 高強力防水布 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60162869A true JPS60162869A (ja) | 1985-08-24 |
Family
ID=11956243
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1788884A Pending JPS60162869A (ja) | 1984-01-31 | 1984-01-31 | 高強力防水布 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60162869A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61118731U (ja) * | 1985-01-14 | 1986-07-26 | ||
JPH01174671A (ja) * | 1987-12-28 | 1989-07-11 | Toray Ind Inc | 耐久性膜材 |
US5330820A (en) * | 1989-07-13 | 1994-07-19 | Alliedsignal Inc. | Ballistic resistant composition article having improved matrix system |
US8132494B1 (en) | 1989-11-06 | 2012-03-13 | Honeywell International, Inc. | Ballistic resistant composite article having improved matrix system |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58169521A (ja) * | 1982-03-19 | 1983-10-06 | アライド・コ−ポレ−シヨン | 被覆された伸長鎖のポリオレフイン繊維 |
-
1984
- 1984-01-31 JP JP1788884A patent/JPS60162869A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58169521A (ja) * | 1982-03-19 | 1983-10-06 | アライド・コ−ポレ−シヨン | 被覆された伸長鎖のポリオレフイン繊維 |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61118731U (ja) * | 1985-01-14 | 1986-07-26 | ||
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US5330820A (en) * | 1989-07-13 | 1994-07-19 | Alliedsignal Inc. | Ballistic resistant composition article having improved matrix system |
US8132494B1 (en) | 1989-11-06 | 2012-03-13 | Honeywell International, Inc. | Ballistic resistant composite article having improved matrix system |
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