JPS6032753B2 - 防水帆布およびその製造方法 - Google Patents

防水帆布およびその製造方法

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JPS6032753B2
JPS6032753B2 JP55086972A JP8697280A JPS6032753B2 JP S6032753 B2 JPS6032753 B2 JP S6032753B2 JP 55086972 A JP55086972 A JP 55086972A JP 8697280 A JP8697280 A JP 8697280A JP S6032753 B2 JPS6032753 B2 JP S6032753B2
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JP
Japan
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yarn
filament
waterproof canvas
canvas
waterproof
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Expired
Application number
JP55086972A
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JPS5711278A (en
Inventor
一郎 吉田
忠義 村上
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Toyobo Co Ltd
Original Assignee
Toyobo Co Ltd
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Publication date
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  • Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)
  • Woven Fabrics (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はフィラメント糸使いの防水帆布に関するもので
あり、更に詳しくは異収縮フィラメント混織糸を使用す
ることにより防水剤と基布との接着性に優れ、寸法安定
性、強力の優れた軽量のフィラメント帆布を提供するに
ある。
従来、塩化ピニル樹脂加工用の帆布してポリエステル短
繊維使いの織物が広く使用されている。
かかる織物は短繊維使いの故に塩化ビニル樹脂との鞍着
性に優れる反面、重量当りの強力が低いという欠点があ
る。この欠点を改良するために従来から高強力ポリエス
テルフィラメント糸使いの織物に塩化ビニル樹脂加工を
する試みも数多くなされているがフィラメント糸使いの
故に塩化ビニル樹脂との接着性が悪いという問題がある
。接着性を改良するためには接着剤の下処理が必要であ
るがコストの上昇、加工上の煩雑さ、効果がなお不満足
であること等から実用化に至っていないのが実状である
。また、フィラメント布をニードルパンチングにより毛
羽立てして樹脂加工した帆布も実開昭53一35274
号公報に開示されているが、効果は不充分であ。本発明
者等は上記欠点を解決するべく鋭意研究の結果、本発明
の防水帆布およびその製造方法に到達した。
すなわち、本発明は異収縮フィラメント混織糸を経糸お
よび/または緯糸として織成してなる嵩高性織物に防水
性が付与されてなる防水帆布、および3%以上の収縮率
差を有する少くとも2種の異収縮フィラメントからなる
混織度が40以上の混縦糸を経糸および/または緯糸と
して織成してなる織物を、熱処理により嵩高加工した後
、防水加工することを特徴とする防水帆布の製造方法で
ある。本発明の防水帆布は基布の寸法安定性は主として
高収縮性フィラメントが保持し、防水剤の含浸性および
接着性には嵩高性を付与する低収縮性フィラメントが主
として効果的に作用し、織物を構成する繊維東間ならび
に該繊維東の単繊維間に防水剤が容易に侵入、固着され
ることから接着のための下処理を特に施さなくとも防水
剤との接着性が著しく高められ、優れた寸法安定性、強
力が得られ、かつ軽量のフィラメント帆布を得ることが
できる特徴を有する。
本発明の防水帆布はトラック幌、テント、倉庫、シート
等に用いて効果的である。
本発明において用いるフィラメント素材としては特に制
限はないが、疎水性が大きく防水剤との接着性の乏しい
ポリエステル、芳香族ポリアミド等に適用して効果的で
ある。
また、混綾糸を構成するフィラメントの熱収縮率差は通
常3%以上であり、好まくは5〜10%である。本発明
でいう熱収縮率差は通常熱風160ooで15分間条件
下における値(SHD)であるが、嵩高加工における熱
処理が熱水処理のときは熱水収縮差(熱水3び分間)で
あってもよい。異収縮フィラメント渥織糸は通常高収縮
性フィラメントのマルチフィラメント糸と低収縮性フィ
ラメントのマルチフィラメント糸を引揃えて高圧エアー
ノズル(インターレーサー)に通し、乱流空気によって
漁繊し製造される。その際、漁繊度Djは通常40以上
、好ましくは50〜70とする。濃綾度が小さ過ぎると
嵩高加工において部分的に嵩高性が不均一となり平滑性
が劣る欠点を生じる。高収縮性フィラメントと低収縮性
フィラメントとの混用率は7:3〜3:7重量比が好ま
しい。濃繊糸のデニールは通常200〜1500デニー
ルであり、好ましくは500〜1500デニールである
。フィラメントは所望により難燃性、耐光性等の諸性能
を付与することができる。かかる異収縮フィラメント混
綾糸を経糸、縞糸のいずれか一方、好ましくは両方に用
いて織物が織成される。
組織としては特に平織が好ましいが、朱子、斜文のよう
な浮き繊維織であってもよい。かくして得られた織物は
乾熱処理、熱水処理、湿熱処理等により嵩高性を発現さ
せる。
織物の厚みは処理前の1.2倍以上になるように設定す
るのが好ましい。乾熱処理条件は通常150〜2200
0であり、好ましくは170〜190qoである。また
熱水処理条件は通常90〜100q○、好ましくは95
〜10ぴ○、湿熱処理条件は通常100〜140℃、好
ましくは110〜130ooである。嵩高加工により高
収縮フィラメントが収縮して主として糸の中心部を構成
し、寸法安定性を発揮する。嵩高性発現後の織物は次い
で防水剤による防水加工が施され、防水帆布が製造され
る。
防水剤としては特に限定はなく通常の帆布用防水剤が広
く用いられる。たとえば、塩化ビニール樹脂、エチレン
、酢酸ビニル樹脂のようなビニル樹脂、ポリエステル弾
性樹脂、ゴム類、塩素化オレフィン樹脂等が挙げられる
が、通常主として塩化ビニル樹脂が用いられる。処理は
通常ディッピングによる含浸法によって行うのが好まし
い。以下、実施例により本発明を説明する。
なお、本発明における混織度、布の厚み、その他物性の
測定は下記方法によった。1 混級度(Di) 1本の糸条を0.1gノdの初荷重をかけて吊り下げ1
00仇吻の間隔にマークを付ける。
下のマ−クの個所に針をさして針を上方に移動させる。
針が繊維の絡みに引つかかり初荷車を持ち上げる時点の
距離x肌を測定。糸条を変えて同じ測定を20回繰り返
し、次式によりDiを算出する。2 布の厚み 布を5仇×5肌の大きさに切断した試料を3枚用意し、
経方向と緯方向を交互に変えて3枚重ね合わせ圧縮弾性
試験機(前田精機社製)により24腿/地の初荷車を掛
けて厚みを測定した。
3 引張強力 JISL IO96テンシロン引張試験機使用。
4 引裂強力 シングルタング法、JISL−107船‐1法。
実施例ポリエステルフィラメント糸A(25倣/48、
SHD=14%)とポリエステルフィラメント糸(42
5の/48、SHDこ20%)とを引揃えて、エアーノ
ズルにより空気圧4k9/仇で混織し、混級度=50の
異収縮フィラメント混織糸を得た。得られた混級糸50
瓜/98をレピア式織機MAVにより経糸密度36本/
ィンチ、綾糸密度32本/ィンチ、織上中120肌の平
織布を織成した。次いで基布を熱風180こ0で1分間
熱処理し嵩高性を発現させた。熱処理前の布の厚みは0
.8側、熱処理後の布の厚みは0.45側であり、熱処
理により1.5倍の厚みとなった。次いで該基布を塩化
ビニル樹脂ペーストでディッピング法により含浸処理し
、防水加工した。得られた防水帆布の特性を第1表に示
した。なお、ポリエステルスパン糸使いの従来品および
ポリエステルフィラメント糸使いの比較試験品を製造し
、特性を比較表示した。第1表 △;フィルム(防水層)の剥離発生 注1)片面に0.2柳厚の塩化ビニル樹脂フィルムをラ
ミネートした後、反対面に塩化ビニル樹脂ペーストをコ
ーテイング第1表から、本発明品がフィラメント糸使い
でありながら優れた耐もみ性を有し、しかもポリエステ
ルスパン糸使いと比較しても軽量で同等の強力を有する
防水帆布が得られた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 異収縮フイラメント混繊糸を経糸および/または緯
    糸として織成してなる嵩高性織物に防水剤が付与されて
    なる防水帆布。 2 3%以上の熱収縮率差を有する少くとも2種の異収
    縮フイラメントからなる混繊度が40以上の混繊糸を経
    糸および/または緯糸として織成してなる織物を、熱処
    理により嵩高加工した後、防水加工するとを特徴とする
    防水帆布の製造方法。
JP55086972A 1980-06-25 1980-06-25 防水帆布およびその製造方法 Expired JPS6032753B2 (ja)

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JPS5711278A JPS5711278A (en) 1982-01-20
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS60119275A (ja) * 1983-12-01 1985-06-26 関西帆布化学防水株式会社 防水布帛の製造方法
JPS6215353A (ja) * 1985-07-08 1987-01-23 カネボウ株式会社 通気性防水布
JPS63100156U (ja) * 1987-12-01 1988-06-29

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