JPS60162388A - 磁気記録方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の技術分野］ この発明は磁気記録方式に関し、特に、磁気記録再生装
置における記録処理時に、電気的に磁気テープのパター
ン上にビデオトラックのＨ並びを実現させるような磁気
記録方式に関する。

［従来技術］ 第１図は従来のヘリカル走査方式でガードパンドレスの
磁気テープ記録パターンの一例を示す図であり、第２図
はそのテープ走行速度を１／２倍にして「Ｈ並び」が成
立しなくなったテープパターン（αＨ＝０．７５）の例
を示す図である。

従来のビデオテープレコーダにおいて、一般的なヘリカ
ル走査方式でガードパンドレスによる磁気テープ上の磁
化パターンは、第１図に示すように、隣接するビデオト
ラック間の水平区間が一直線上に並ぶような、いわゆる
「Ｈ並び」した配列となるように基本設計されている。

この場合、長時間記録および高密度記録の要請から、テ
ープ走行速度を１／２倍に落として記録時間を２倍に延
長することがしばしば行なわれている。このように、記
録時間を２倍に延長すると、テープバターンは第２図に
示すようになり、「Ｈ並び」は成立していない。このよ
うな「１」並び」の成立していないビデオトラックにＦ
Ｍ変調された輝度信号が編込まれており、この信号をビ
デオヘッド（一般に、ヘッド幅はトラック幅より広く設
定されている。）によって読取る際に、隣接するトラッ
クからのクロストークビート分も拾ってしまい、「Ｈ並
び」していないと、その周波数差が大きいので、ＦＭ波
の「三角ノイズ」の性質により、復調信号に現われる妨
害成分（クロストークビート）が大きくなり、見苦しい
再生画質となる。従来は、これをｒ　１　／　２　ｆ　
Ｈキャリアインターリーブ」方式で記録して、モニタ画
面上で視覚的軽減を図ってい　ｌこ　。

また、ＳＥＣＡＭ方式のカラー信号の場合、それをカラ
ン１−ダウンまた（まビートダウンによって低域周波数
に変換し、Ｙ４疾信号に重畳して傷込む方式が一般的で
ある。ところが、ＳＥＣＡＭ信号がＦＭ波であるため、
ＦＭ輝度信号と同様の原理により、（または、低い周波
数でアジマス損失効果が小さいことなどにより、輝度信
号以上に）色画質が低下する。この対策としては、ビデ
オヘッド幅を十分に狭くし、クロストーク成分のピック
アップ員を少なくすることが唯一の方法であった。

ＳＥＣＡＭ方式以外のカラー信号（ＮＴＳＣ方式および
ＰＡＬ方式）については、フィールド相関ではなく、ラ
イン相関を利用してカラーローテーションなどの手法に
よりクロストークを軽減しているため、「Ｈ並び」が成
立しなくともＦＭ信号の場合のように大きな問題とはな
らない。しかしながら、特に、主トラツクの信号に対し
て隣接トラックに振幅レベルの大きいカラー信号がある
場合などは、画面上に妨害成分が現われたりすることが
ある。

一方、クロストーク除去のため、ビデオヘッド幅をガー
トバンドができるほどに十分に狭くすると、通常再生時
にＳ／Ｎ比が低下したり、静止画などの特殊スピードに
おける再生画面に大きなノイズ部分が現われるなどの弊
害があった。

さらに、「Ｈ並び」が成立していない記録テープパター
ンで、テープ走行速度を変化させて静止画や早送り画な
どの特殊スピードの再生ＩＩｉ面を得る場合、ヘッドが
成る１〜ラツクから次のトラックへ移行する際に、同期
信号が一定間隔で連続しなくなるいわゆるスキュージャ
ンプが発生Ｊるため、再生特に特殊な信号処理を行ない
、その補正をしな【プればならなかった。

し発明の概要〕 それゆえに、この発明は、記録信号始期によって、磁気
テープパターン上の「Ｈ並び」を成立させ、「Ｈ並び」
が成立していないときに起こる上述のすべての問題点を
解決し得る磁気記録方式を提供することである。

この発明の上述の目的およびその他の目的と特徴は以下
に図面を参照して行なう詳細な説明から一層明らかとな
ろう。

［発明の実施例］ 第３図はこの発明の一実施例の電気的構成を示す概略ブ
ロック図である。この第３図は磁気記録再生装置におけ
る記録系のみを示したものであり、ＮＴＳＣ方式のビデ
オテープレコーダに適用されるものである。入力端子１
にはビデオ信号が入力され、このビデオ信号は変調回路
２に与えられる。

変調回路２は後述の０．２５１−１遅延回路４ならびに
０．５日遅延回路６を通過し得る高い周波数にビデオ信
号を変換するものである。変調回路２の出力は切換スイ
ッチ３１の一方の接点から０．２５Ｈ遅延回路４を介し
て切換スイッチ３２の一方の接点に与えられる。この切
換スイッチ３１と３２は連動的に作動するものであって
、他方の接点は共通に接続される。切換スイッチ３２の
共通接点は第２の切換スイッチ５１の一方の接点から０
゜５ｌ−ｆｉｌ延回路６を介して切換スイッチ５２の一
方の接点に与えられる。この切換スイッチ５１および５
２も連動して作動するものであり、それぞれの他方の接
点は共通的に接続される。切換スイッチ５２の共通接点
は復調回路７に接続され、復調回路７（よ変調回路２に
よって高い周波数に変換されたビデオ信号を元の周波数
に戻すためのものである。復調回路７の出力は輝度信号
記録処理回路８およびカラー信号記録処理回路９に与え
られる。

輝度信号記録処理回路８はビデオ信号の輝度信号成分を
処理するだめのものであり、カラー信号記録処理回路９
はビデオ信舅に含まれるカラー信号の処理をｆｌなうた
めものである。輝度信号記録処理回路８およびカラー信
号記Ｒ処理回路９の出力【ま加粋回路１０に与えられて
、それぞれが加算される。そして、加算回路１０の出力
は記録増幅回路１１で増幅され、出力端子１２を介して
ビデオヘッドく図示せず）に与えられて磁気テープに記
録される。

Ｍ４図は第３図に示す切換スイッチを切換えるための制
ｍｉｓ号を示す波形図である。次に、第４図を参照して
第３図に示す記録系の動作について説明する。ビデオ信
号は入力端子１を介して変調回路５に入ノＪされ、高い
周波数に変換される。変換されたビデオ信号は切換スイ
ッチ３１，３２゜５１および５２の切換えによって、０
．２５８遅延回路４および０．５日遅延回路６によって
遅延される。すなわち、切換スイッチ３１．３２と５１
．５２は第４図に示すようにヘッド切換パルスに同期し
て切換えられる。最初のヘッド切換パルスが入力される
と、切換スイッチ３１．３２と５１．５２はそれぞれ他
方側接点に切換えられる。

したがって、変調回路２の出力は０．２５日遅延回路４
および０．５日遅延回路６によって遅延されことなく、
切換スイッチ３１．３２と５１．５２とを介して４１ｍ
回路７に与えられる。次のヘッド切換パルスが入力され
ると、切換スイッチ３１゜３２は一方側接点に切換えら
れる。このため、変調回路２の出力は切換スイッチ３１
を介して０゜２５８遅延回路４に入力され、０．２５Ｈ
期間遅延されて、切換スイッチ３２．５１および５２を
介して復調回路７に与えられる。次のヘッド切換パルス
が入力されると、切換スイッチ３１．３２は他方側接点
に切換えられかつ切換スイッチ５１゜５２は０．５日遅
延回路６側の接点に切換えられる。したがって、変調回
路２の出力は０．５日遅延回路６によって０．５ＨＷＪ
間だけ遅延されて復調回路７に入力される。さらに１次
のヘッド切換パルスに応じて、切換スイッチ３１．３２
が０゜２５８遅延回路４側に切換えられる。このため、
変調回路２の出力は０．２５Ｈ！！延回路４および０．
５ＨＲ延回Ｎ６にＪ４つて０．７５ＨＩＩＪ問だけ遅延
される。

このように、切換スイッチ３１．３２と５１゜５２を順
次切換えることによって、 のように、その遅延量が４フイールドで一巡するように
切換えられる。このように遅延量を順次切換えることに
よって、磁気テープ上のパターンは、「Ｈ並び」が成立
する。したがって、信号のフィールド相関およびライン
相関性により、Ｆ〜１輝度信号に混入する隣接トラック
からのクロストーク成分は、主信号成分に対しＴ、零ビ
ートとなり、復調後に抑圧されて、その出力にクロスト
ークビーｔ・は現われない。しかも、ビデオヘッドの幅
も比較的広く設定できるため、Ｓ／Ｎ比の向上も可能に
なる。さらに、特殊スピード再生（静止画や早送り再生
など）時に、特別な回路処理によりスキュージャンプの
補正が不要になり、良好な特殊スピード再生画を得るこ
とができる。

第５図はこの発明をＰＡＬ方式およびＳＥＣＡＭ方式の
ビデオテープレコーダに適用した場合の記録系を示す概
略ブロック図であり、第６図は第５図に示した補正回路
によっ−Ｃ補正した後のテープの記録パターンを示す図
である。第５図に示した補正回路は以下の点を除いて前
述の第３図と同じである。すなわち、カラー信号記録処
理回路９の入力側には１日遅延回路１４と、この１日遅
延回路１４を切換えるための切換スイッチ１３１と１３
２とが設（プられる。

ＰＡＬ方式およびＳＥＣＡＭ方式のカラー信号は、２日
ごとに同種の色信号が現われる。すなわち、ＰＡＬ信号
では＋１３５°と一１３５°の位相のカラーバースト信
号が１日ごとに交互に現われ、ＳＥＣＡＭ信号ではＲ−
ＹとＢ−Ｙの色信号がそれぞれ１日ごとに交互に現われ
る。したがって、この方式では、前述の第３図に示した
Ｎ、Ｔ　ＳＣ方式と同様の補正を行なうことによって、
輝度信号における「Ｈ並び」を実現させ、さらに同種の
カラー信号を１Ｈの遅延回路１４および切換スイッチ１
３１，１３２によって「Ｈ並び」が成立するように補正
する。この切換スイッチ１３１と１３２の切換タイミン
グは第４図（４）に示すとおりである。このようにして
、映像信号が補正処理をなされて磁気テープに記録され
た磁化パターンは、第６図に示すようになり、カラー信
号も含めて相関のある信号が一直線状に並ぶことになり
、前述の「ト（並び」していないことによる画質劣化を
すべて解決できる。

なお、第５図に示した例は輝度信号とカラー信号とをま
とめて遅延走査するようにしたが、輝度信号とカラー信
号とを個別的に遅延走査することも可能である。

第７図はそのような遅延走査を行なうための記録系を示
ず概略ブロック図である。第７図において、入力端子１
に入力されたビデオ信号は輝度信号記録処理回路８に与
えられて、輝度信号が処理される。そして、処理された
輝度信号は切換スイッチ１５１，１５２と１７１，１７
２とによって０．２５８遅延回路１６と０．５１−１遅
延回路１８を順次切換え、前述のＯＨ→０．２５Ｈ→０
．５Ｈ→０．７５Ｈ−＋ＯＨの順で遅延走査が施されて
加算回路１０に与えられる。一方、ビデオ信号のうちカ
ラー信号成分は、切換スイッチ３１．３２と５１．５２
と１３１，１３２とによって０．２５Ｈ遅延回路４．０
．５）−ｆｉ！延回路６および１日遅延回路１４を順次
切換え、前述の遅延走査と同様の遅延が行なわれてカラ
ー信号処理回路９に与えられる。カラー信号記録処理回
路９で処理されたカラー信号は加算回路１０によって輝
度信号と加算され、記録増幅回路１１を介して出力端子
１２に出力され、ビデオヘッドにより磁気テープに記録
される。

［発明の効果］ 以上のように、この発明によれば、記録モード時に、磁
気テープパターン上で「Ｈ並び」が成立するように遅延
素子を設けたので、再生時の補正だけでは得られないク
ロストークビートの除去を可能にでき、画質のＳ　／ｌ
　Ｎ比を向上させることができ、特殊スピード再生にお
いては再生側でスキュー補正回路を不要にすることがで
きる。

【図面の簡単な説明】

第゛１図シよＩ＼リカル走査方式でビデオ信号を記録し
たガードパンドレスの磁気テープ記録パターンの一例を
示す図である。第２図はテープ走行速度を１／２倍にし
て「Ｈ並び」が成立しなくなったテープパターンの一例
を示す図である。第３図はこの発明が適用されたＮＴＳ
Ｃ方式における磁気記録再生装置における補正回路の一
例を示す概略ブロック図である。第４図はヘッド切換パ
ルスとそのパルスから作られる切換スイッチの切換＠号
を示す波形図である。第５図はこの発明の他の実施例と
してのＰＡＬ方式およびＳＥＣＡＭ方式の磁気記録再生
装置における補正回路の一例を示す概略ブロック図であ
る。第６図はこの発明の一実施例によって補正した後の
テープの記録パターンを示す図である。第７図はこの発
明の池の実施例を示す概略ブロック図である。 図において、２は変調回路、４．１６は０．２５Ｈ遅延
回路、６．１８は０．５日遅延回路、７は復調回路、８
は輝度信号記録処理回路、９はカラー信号記録処理回路
、１ｏは加算回路、１１は記録増幅回路、１４は１日遅
延回路、３１，３２゜５１．５２，１３１，１３２，１
５１，１５２゜１７１．１７２は切換スイッチを示す。 代　理　人　大　岩　増　雄 手続補正書（自発） 昭和５９年１２　月１１　日 ２、発明の名称 磁気記録方式 ３、補正をする者 事件との関係　特許出願人 住　所　東京都千代田区丸の内二丁目２番３号名　称　
（６０１）三菱電機株式会社 代表者片山仁八部 ４、代理人 ５、補正の対象 明Ｉ寵の発明のＷｌ！Ｉな説明の欄 ６、？１正の内容 （１）　明Ｉｌｌ書第８頁第１行の「ヘッド切換パルス
」を「ヘッド切換パルス（タイミングはＳｌおよびＳ２
）］に訂正する。 （２）　明ｔＩＡＩ！！第１０頁第１２行の「１３２と
が設けられる。」を「１３２とが設けられる（切換タイ
ミングは第４図のＳ、）。、１に訂正する。 （３）　明ａｍ第１１頁第１５行の「も可能である。」
を以下の文章に訂正する。 記 も可能である。 さらに、遅延回路がＣＣｒ）（電荷結合素子）やＡ１０
．Ｄ／Ａ変換器を含むディジタルの記憶素子などを用い
て、ビデオ信号の通過帯域が得られるように構成するこ
とが可能であれば、前述の変調回路２および復調回路７
は不要となる。 以上

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）　映像信号を磁気テープに記録する磁気記録再生
   装置において、 テープ走行速度、テープ幅およびビデオヘッドなどの制
   約により、テープパターン上で隣接するビデオトラック
   間の水平区間が一直線上に並ばないいわゆるＨ並びが成
   立しないときに、記録信号処理系で遅延素子を用いてＨ
   並びを実現するようにしたことを特徴とする、磁気記録
   方式。
2. （２）　前記磁気記録再生装置は、ＰＡＬ方式映像信号
   またはＳＥＣＡＭ方式の映像信号を記録再生可能であっ
   て、 同種のカラー信号のラインにおけるビデオトラックの水
   平区間を並ばせるようにした、特許請求の範囲第１項記
   載の磁気記録方式。