JPS60161340A - 二酸化マンガンの製造方法 - Google Patents
二酸化マンガンの製造方法Info
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- JPS60161340A JPS60161340A JP1268184A JP1268184A JPS60161340A JP S60161340 A JPS60161340 A JP S60161340A JP 1268184 A JP1268184 A JP 1268184A JP 1268184 A JP1268184 A JP 1268184A JP S60161340 A JPS60161340 A JP S60161340A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
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Description
【発明の詳細な説明】
発明の技術分野
この発明は炭酸マンガンを原料として、水中(湿式)で
加熱分解し酸化して二酸化マンガンを製造する方法、特
VC長軸対短軸の比が20:1以トの針状のものを得る
方法に関する。
加熱分解し酸化して二酸化マンガンを製造する方法、特
VC長軸対短軸の比が20:1以トの針状のものを得る
方法に関する。
発明、の技術的背景とその間萌点
二酸化マンガンの製造法としては、硫酸マンガン、塩化
マンガン、硝酸マンガン等の水溶液を電解酸化する方法
、炭酸マンガンを酸素雰囲気中(乾式)で加熱分解酸化
する方法(特公昭31−6722号、特公昭50−21
995号等)、2価のマンガンイオン、水酸化マンガン
、炭酸マンガンを水中(湿式)で酸化剤を用いて酸化す
る方法(特公昭49−109297号、特公昭55−8
456号等)等が知られている。これらの方法により生
成する二酸化マンガンの形状1d、電解法では塊状、炭
酸マンガンの乾式熱分解酸化法では粒状(主に球形)、
湿式で酸化剤(分子状酸素以外の酸化剤)を用いて酸化
する方法では針状となるものもある力ζ従来の湿式酸化
法では急速な反応であるため、この発明の目的と干る長
軸対短軸の比が20:1以トのものに結晶成長させるこ
とは困難である。なお、針状の二酸化マンガンを製造す
る方法としては、L記の水中で分子状酸素以外の酸化剤
を用いて酸化する方法以外に、水酸化マンガンを水中で
分子状酸素を用いて酸化する方法があるが、やはり長軸
対短軸の比が20=1以下のものしか得られなへところ
で、二酸化マンガンは周知の通り一酸化炭素等の酸化触
媒として用いられているが、長軸対短軸の比が20=1
以−ヒと大きい二酸化マンガンはいわゆる綿状となるの
で、ガヌ゛流速の大きい場所に充填して用いる場合は、
従来のものより圧力損失を小さくし有効表面積を大きく
することができるので有利である。また、このような針
状の二酸化マンガンを粉砕し長軸対短軸比を適当な値と
することによりフェライト用のマンガン源とすることも
可能である。
マンガン、硝酸マンガン等の水溶液を電解酸化する方法
、炭酸マンガンを酸素雰囲気中(乾式)で加熱分解酸化
する方法(特公昭31−6722号、特公昭50−21
995号等)、2価のマンガンイオン、水酸化マンガン
、炭酸マンガンを水中(湿式)で酸化剤を用いて酸化す
る方法(特公昭49−109297号、特公昭55−8
456号等)等が知られている。これらの方法により生
成する二酸化マンガンの形状1d、電解法では塊状、炭
酸マンガンの乾式熱分解酸化法では粒状(主に球形)、
湿式で酸化剤(分子状酸素以外の酸化剤)を用いて酸化
する方法では針状となるものもある力ζ従来の湿式酸化
法では急速な反応であるため、この発明の目的と干る長
軸対短軸の比が20:1以トのものに結晶成長させるこ
とは困難である。なお、針状の二酸化マンガンを製造す
る方法としては、L記の水中で分子状酸素以外の酸化剤
を用いて酸化する方法以外に、水酸化マンガンを水中で
分子状酸素を用いて酸化する方法があるが、やはり長軸
対短軸の比が20=1以下のものしか得られなへところ
で、二酸化マンガンは周知の通り一酸化炭素等の酸化触
媒として用いられているが、長軸対短軸の比が20=1
以−ヒと大きい二酸化マンガンはいわゆる綿状となるの
で、ガヌ゛流速の大きい場所に充填して用いる場合は、
従来のものより圧力損失を小さくし有効表面積を大きく
することができるので有利である。また、このような針
状の二酸化マンガンを粉砕し長軸対短軸比を適当な値と
することによりフェライト用のマンガン源とすることも
可能である。
このように、長軸対短軸の比が20:1以上と大六い二
酸化マンガンの場合はその用途が広い。しかしながら、
前記の通り従来の針状二酸化マンガンの製造方法では、
長袖対短軸の比が20:]以りの針状二酸化マンガンの
製造は技術的に困難であった。
酸化マンガンの場合はその用途が広い。しかしながら、
前記の通り従来の針状二酸化マンガンの製造方法では、
長袖対短軸の比が20:]以りの針状二酸化マンガンの
製造は技術的に困難であった。
発明の目的
この発明け、従来固唾であった長軸対短軸の比が大缶い
(20:1以ト)二酸化マンガンを容易に1!!!造し
得る方法を提案するととを目的とするものである。
(20:1以ト)二酸化マンガンを容易に1!!!造し
得る方法を提案するととを目的とするものである。
発明の開示
この発明に係る二酸化マンガンの製造方法は。
炭酸マンガンを水中で加熱分解し酸化する方法において
、炭酸マンガンの懸濁液をPH9以北に調整した後、酸
素の存在する温度150’C以−Eの雰囲気で加熱分解
し酸化することを特徴とするものである。
、炭酸マンガンの懸濁液をPH9以北に調整した後、酸
素の存在する温度150’C以−Eの雰囲気で加熱分解
し酸化することを特徴とするものである。
すなわちとの発明は、炭酸マンガンを水中で加熱分解I
−同時に分子状酸素で酸化する方法である。
−同時に分子状酸素で酸化する方法である。
このように炭酸マンガンを水中で酸素を用いて酸化させ
る方法をとったのは、炭酸マンガンの酸化反応を遅くし
結晶成長を緩慢とするためである。
る方法をとったのは、炭酸マンガンの酸化反応を遅くし
結晶成長を緩慢とするためである。
この方法によれば、次亜塩素酸ソーダ、過硫酸アンモン
、過酸化水素等分子状酸素以外の酸化剤を用いる場合に
比べ酸化反応が遅くなり結晶成長が緩慢となるため、長
軸対短軸の比が大きい針状の二酸化マンガンを得ること
ができる。
、過酸化水素等分子状酸素以外の酸化剤を用いる場合に
比べ酸化反応が遅くなり結晶成長が緩慢となるため、長
軸対短軸の比が大きい針状の二酸化マンガンを得ること
ができる。
なお、この発明法において、炭酸マンガンの懸濁液のP
Hを9以上に調整(アンモニア水等7 ivカリで行な
う)するとしたのけ、低PH領域においては、分子状酸
素により2価のマンガンを4価Kまで酸化することがで
きないからである。また反応温度を150℃以ヒとした
のけ、炭酸マンガンを水中で加熱分解し同時に酸素で酸
化するためには炭酸マンガンの分解温度以北としなけれ
ばならないからである。まな炭酸マンガンを酸化するに
は、酸素が存在り、ていればよいが、より酸化雰囲気と
するだめには酸素を加えて酸素のVOW%を20%以−
ヒとしておくことが望ましい。
Hを9以上に調整(アンモニア水等7 ivカリで行な
う)するとしたのけ、低PH領域においては、分子状酸
素により2価のマンガンを4価Kまで酸化することがで
きないからである。また反応温度を150℃以ヒとした
のけ、炭酸マンガンを水中で加熱分解し同時に酸素で酸
化するためには炭酸マンガンの分解温度以北としなけれ
ばならないからである。まな炭酸マンガンを酸化するに
は、酸素が存在り、ていればよいが、より酸化雰囲気と
するだめには酸素を加えて酸素のVOW%を20%以−
ヒとしておくことが望ましい。
この発明法を実施する場合は、まず粉末状の炭酸マンガ
ンを蒸留水に懸濁し攪拌しながら例えばアンモニア水を
添加してPHを調整する。次にこの懸濁液を反応容器に
入れ、攪拌l−っつ所定の温度に加熱すると同時に酸素
を導入して反応容器内を所定圧に保持した状態で反応さ
せる。このとき、懸濁液中に二酸化マンガンが析出する
が、分子状酸素以外の酸化剤を用いる場合に比べ反応速
度が遅く、結晶成長が緩慢となるため、析出する針状二
酸化マンガンは長軸対短軸の比が大きいものとなる。酸
化分解反応の終了後1.us過、水洗、乾燥1、て目的
の二酸化マンガンを取得する。
ンを蒸留水に懸濁し攪拌しながら例えばアンモニア水を
添加してPHを調整する。次にこの懸濁液を反応容器に
入れ、攪拌l−っつ所定の温度に加熱すると同時に酸素
を導入して反応容器内を所定圧に保持した状態で反応さ
せる。このとき、懸濁液中に二酸化マンガンが析出する
が、分子状酸素以外の酸化剤を用いる場合に比べ反応速
度が遅く、結晶成長が緩慢となるため、析出する針状二
酸化マンガンは長軸対短軸の比が大きいものとなる。酸
化分解反応の終了後1.us過、水洗、乾燥1、て目的
の二酸化マンガンを取得する。
以下、この発明の実施例について説明する。
実施例1
炭酸マンガン粉末30gを蒸留水400m1に懸濁し、
攪拌しながらアンモニア水(28%)を徐々に添加して
円を11に調整した後、この懸濁液をオートクレーブに
入れ回転数9QQrpmで攪拌しつつ温度を220℃、
オートクレーブ内圧力を酸素を導入して90KG’/a
iGとした状態で16時間反応させて二酸化マンガンを
析出させた。しかる後、濾過、水洗、乾燥して製品を得
た。
攪拌しながらアンモニア水(28%)を徐々に添加して
円を11に調整した後、この懸濁液をオートクレーブに
入れ回転数9QQrpmで攪拌しつつ温度を220℃、
オートクレーブ内圧力を酸素を導入して90KG’/a
iGとした状態で16時間反応させて二酸化マンガンを
析出させた。しかる後、濾過、水洗、乾燥して製品を得
た。
得られた二酸化マンガンは綿状であって、電子ill境
で観察したところ長軸対短軸の比が20:1以上の針状
結晶であった。またX線回折試験結果ではα型の結晶構
造を示した。
で観察したところ長軸対短軸の比が20:1以上の針状
結晶であった。またX線回折試験結果ではα型の結晶構
造を示した。
実施例2
炭酸マンガン粉末30gを蒸留水400m/に懸濁し、
アンモニア水(28%)にてPHを10に調整した懸濁
液をオートクレーブに入れ、回転数80Orpmで攪拌
しながら温度を180℃、オートクレ−ブ内圧力を酸素
を導入して12KP/dGとした状態で200時間反応
せた後、濾過、水洗、乾燥して二酸化マンガンを得た。
アンモニア水(28%)にてPHを10に調整した懸濁
液をオートクレーブに入れ、回転数80Orpmで攪拌
しながら温度を180℃、オートクレ−ブ内圧力を酸素
を導入して12KP/dGとした状態で200時間反応
せた後、濾過、水洗、乾燥して二酸化マンガンを得た。
本実施例においても、得られた二酸化マンガン1は棉伏
であり、長軸対短軸比は20:1以りの針状結晶であっ
た。また、結晶構造はα型であった。
であり、長軸対短軸比は20:1以りの針状結晶であっ
た。また、結晶構造はα型であった。
E記の実施例からも明らかなごとく、との発明法によれ
ば、繁雑な工程や各種の薬品を用いることなく、炭酸マ
ンガン懸濁液のpH,温度、圧力調整のみで、従来技術
では得られなかった長軸対短軸の比が犬へい針状の二酸
化マンガンを製造することができるので、二酸化マンガ
ンの用途拡大に大きく寄与l−得る。
ば、繁雑な工程や各種の薬品を用いることなく、炭酸マ
ンガン懸濁液のpH,温度、圧力調整のみで、従来技術
では得られなかった長軸対短軸の比が犬へい針状の二酸
化マンガンを製造することができるので、二酸化マンガ
ンの用途拡大に大きく寄与l−得る。
出願人 住友金属工業株式会社
代理人 押 1) 良 久−諸I
Claims (1)
- 炭酸マンガンを水中で加熱分解し酸化する方法において
、炭酸マンガンの懸濁液をPi−19以Eに調整12、
酸素が存在する温度150℃以ヒの雰囲気で加熱分解1
〜酸化することを特徴とする二酸化マンガンの製造方法
。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1268184A JPS60161340A (ja) | 1984-01-26 | 1984-01-26 | 二酸化マンガンの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1268184A JPS60161340A (ja) | 1984-01-26 | 1984-01-26 | 二酸化マンガンの製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60161340A true JPS60161340A (ja) | 1985-08-23 |
Family
ID=11812118
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1268184A Pending JPS60161340A (ja) | 1984-01-26 | 1984-01-26 | 二酸化マンガンの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60161340A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005314152A (ja) * | 2004-04-28 | 2005-11-10 | National Institute For Materials Science | 層状二酸化マンガンナノベルト及びその製造方法 |
-
1984
- 1984-01-26 JP JP1268184A patent/JPS60161340A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005314152A (ja) * | 2004-04-28 | 2005-11-10 | National Institute For Materials Science | 層状二酸化マンガンナノベルト及びその製造方法 |
JP4674347B2 (ja) * | 2004-04-28 | 2011-04-20 | 独立行政法人物質・材料研究機構 | 層状二酸化マンガンナノベルト及びその製造方法 |
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