JPS60158146A - 3,3’,4,4’−ビフエニルテトラミンの精製方法 - Google Patents
3,3’,4,4’−ビフエニルテトラミンの精製方法Info
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- JPS60158146A JPS60158146A JP1380084A JP1380084A JPS60158146A JP S60158146 A JPS60158146 A JP S60158146A JP 1380084 A JP1380084 A JP 1380084A JP 1380084 A JP1380084 A JP 1380084A JP S60158146 A JPS60158146 A JP S60158146A
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- Japan
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- biphenyltetramine
- crude
- copper
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- activated carbon
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、3,3′−ジクロル−4,4′−ジアミノビ
フェニルをアンモニア水中、銅化合物ヲ触媒として、反
応させて得た粗3,3′、4,4.′−ビフェニルテト
ラミンを精製する方法に関するものである。
フェニルをアンモニア水中、銅化合物ヲ触媒として、反
応させて得た粗3,3′、4,4.′−ビフェニルテト
ラミンを精製する方法に関するものである。
3、 3’、4. 4’−ビフェニルテトラミンは耐熱
性に優れた高分子樹脂及び合成繊維の原料として有用な
化合物である。しかしながら、3゜3’、4. 4’−
ビフェニルテトラミンは非常に活\ 性な物質である為、空気中の水分と酸素により急速に酸
化される。それ故に、製品の着色と不純物が問題となる
。さらに、高性能樹脂用原料として、金属類の含有は少
いことが要求される。
性に優れた高分子樹脂及び合成繊維の原料として有用な
化合物である。しかしながら、3゜3’、4. 4’−
ビフェニルテトラミンは非常に活\ 性な物質である為、空気中の水分と酸素により急速に酸
化される。それ故に、製品の着色と不純物が問題となる
。さらに、高性能樹脂用原料として、金属類の含有は少
いことが要求される。
3、 3’、4. 4’−ビフェニルテトラミンの製造
方法としては、4.4′−ジアミノビフェニルを出発原
料として、例えば、アセチル化等の方法でアミノ基を保
護した後、濃硝酸でニトロ化し、続いて加水分解によっ
て脱アセチル化し、導入したニトロ基を既知の方法によ
って還元して目的物を得る方法と、3,3′−ジクロル
−4゜4′−ジアミノビフェニルをアンモニア水中、銅
触媒を用いてアンモノリシスによって目的物を得る方法
が、よく知られている。
方法としては、4.4′−ジアミノビフェニルを出発原
料として、例えば、アセチル化等の方法でアミノ基を保
護した後、濃硝酸でニトロ化し、続いて加水分解によっ
て脱アセチル化し、導入したニトロ基を既知の方法によ
って還元して目的物を得る方法と、3,3′−ジクロル
−4゜4′−ジアミノビフェニルをアンモニア水中、銅
触媒を用いてアンモノリシスによって目的物を得る方法
が、よく知られている。
前者の方法は、工程が複雑であることに加えて、主原料
の4,4′−ジアミノビフェニルの持つ人体への毒性の
為、合成方法として好ましくない。
の4,4′−ジアミノビフェニルの持つ人体への毒性の
為、合成方法として好ましくない。
後者の方法については、すでに特公昭49−11.21
2. 1 l、213. 仏国特許1.475,631
.米国特許3,865,876.同3、943.175
等で公知であるが、いずれも触媒として多量の銅化合物
を使用する為、必然的に製品に同伴して来ることはさけ
られない。この銅の含有を少くすることを主眼とする精
製方法については、特開昭57−171,942で検討
、公表されている外は、その精製法について詳細に調べ
られた。報告は無い。
2. 1 l、213. 仏国特許1.475,631
.米国特許3,865,876.同3、943.175
等で公知であるが、いずれも触媒として多量の銅化合物
を使用する為、必然的に製品に同伴して来ることはさけ
られない。この銅の含有を少くすることを主眼とする精
製方法については、特開昭57−171,942で検討
、公表されている外は、その精製法について詳細に調べ
られた。報告は無い。
3、 3’、4. 4’−ビフェニルテトラミンの精製
方法については、特公昭49−11,212及び11,
213.米国特許3.865.876及び同3、943
.175に従う目的物の製造と精製を同時に示してあり
、3,3′−ジクロル−4,4’−ジアミノビフェニル
のアンモノリンスにょる粗3、 3’、4. 4’−ビ
フェニルテトラミンを単純に水又はアルコールから抽出
する方法、及びその粗3. 3’、4. 4’−ビフェ
ニルテトラミンを無機酸の塩を経由する精製法が述べら
れているが、この方法は公知の様に目的物の損失が太き
(、収率が低下する為、経済的とは言えない。
方法については、特公昭49−11,212及び11,
213.米国特許3.865.876及び同3、943
.175に従う目的物の製造と精製を同時に示してあり
、3,3′−ジクロル−4,4’−ジアミノビフェニル
のアンモノリンスにょる粗3、 3’、4. 4’−ビ
フェニルテトラミンを単純に水又はアルコールから抽出
する方法、及びその粗3. 3’、4. 4’−ビフェ
ニルテトラミンを無機酸の塩を経由する精製法が述べら
れているが、この方法は公知の様に目的物の損失が太き
(、収率が低下する為、経済的とは言えない。
一方、特開昭57−17’l、942に従えば、3.3
′−ジクロル−4,4′−ジアミノビフェニルのアンモ
ノリシスによって得た粗3. 3’、4゜4′−ビフェ
ニルテトラミン濾過物を15〜25重量%のアンモニア
水で洗浄し、さらに、活性炭等の吸着剤の存在下、水溶
性の亜ニチオン酸アルカリ金属塩を加えて沸騰水から再
結晶精製することによって、精3. 3’、4. 4’
−ビフェニルテトラミンを得ることが出来ることを示し
ている。この精製法に於て、粗3. 3’、4. 4;
−ビフェニルテトラミンを約15−25重i%のアンモ
ニア水で洗浄する方法については、3.3′−ジクロル
−4,4′−ジアミノビフェニルのアンモノリシスに銅
触媒を用いた場合、触媒銅が過剰のアンモニアと水可溶
性の錯塩を形成し、溶解していることを考え、母液と近
似組成のアンモニア水溶液で粗3. 3’、4.’ 4
’−ビフェニルテトラミン結晶を洗浄するものと等しく
、本操作は一般化学操作の常識の範囲に属するもので、
同等特許性があるとは考えられない。
′−ジクロル−4,4′−ジアミノビフェニルのアンモ
ノリシスによって得た粗3. 3’、4゜4′−ビフェ
ニルテトラミン濾過物を15〜25重量%のアンモニア
水で洗浄し、さらに、活性炭等の吸着剤の存在下、水溶
性の亜ニチオン酸アルカリ金属塩を加えて沸騰水から再
結晶精製することによって、精3. 3’、4. 4’
−ビフェニルテトラミンを得ることが出来ることを示し
ている。この精製法に於て、粗3. 3’、4. 4;
−ビフェニルテトラミンを約15−25重i%のアンモ
ニア水で洗浄する方法については、3.3′−ジクロル
−4,4′−ジアミノビフェニルのアンモノリシスに銅
触媒を用いた場合、触媒銅が過剰のアンモニアと水可溶
性の錯塩を形成し、溶解していることを考え、母液と近
似組成のアンモニア水溶液で粗3. 3’、4.’ 4
’−ビフェニルテトラミン結晶を洗浄するものと等しく
、本操作は一般化学操作の常識の範囲に属するもので、
同等特許性があるとは考えられない。
又、活性炭等の吸着剤と亜ニチオン酸の還元剤を酸化防
止剤として併用することは通常、一般的に用いられる手
段であり、この方法による精3、 3’、、 4. 4
’−ビフェニルテトラミンにはなお銅が50〜70 T
)I)mも含まれているので精製方法として十分とは言
えない。
止剤として併用することは通常、一般的に用いられる手
段であり、この方法による精3、 3’、、 4. 4
’−ビフェニルテトラミンにはなお銅が50〜70 T
)I)mも含まれているので精製方法として十分とは言
えない。
本発明者らは公知の方法で精製した3、3’。
4.4′−ビフェニルテトラミン中には銅が含まれ、除
去出来ない為、これを原料として合成される樹脂の性能
が低下していることを考え、粗3、 3’、4. 4’
−ビフェニルテトラミンから銅及び他の金属を除去する
ことによって品質を向上させ、さらに収率の向上を計る
ことに着目し、その精製方法について鋭意研究を行った
結果、3.3′−ジクロル−4,4′−ジアミノビフェ
ニルをアンモニア水溶液中で銅化合物を触媒として反応
させた後、得られる粗3. 3’、4. 4’ −ビフ
ェニルテトラミンを30〜40重量%のアンモニア水溶
液で洗浄し、続いて、水洗した後、予シめ活性炭、塩化
鉄及びヒドラジンを加えて\、 調整した95℃以上の湯に加えて撹拌、溶解し、濾過し
た後、濾液を冷却することによって、濾液には銅及びそ
の他の金属を含まない処理が出′来、従って晶出する精
3. 3’、4. 4’−ビフェニルテトラミン、結晶
中に金属を含まず、品質が向上すると同時に収率も向上
するなど、−挙に目的を達成出来ることを見い出し、本
発明を完成するに至った。
去出来ない為、これを原料として合成される樹脂の性能
が低下していることを考え、粗3、 3’、4. 4’
−ビフェニルテトラミンから銅及び他の金属を除去する
ことによって品質を向上させ、さらに収率の向上を計る
ことに着目し、その精製方法について鋭意研究を行った
結果、3.3′−ジクロル−4,4′−ジアミノビフェ
ニルをアンモニア水溶液中で銅化合物を触媒として反応
させた後、得られる粗3. 3’、4. 4’ −ビフ
ェニルテトラミンを30〜40重量%のアンモニア水溶
液で洗浄し、続いて、水洗した後、予シめ活性炭、塩化
鉄及びヒドラジンを加えて\、 調整した95℃以上の湯に加えて撹拌、溶解し、濾過し
た後、濾液を冷却することによって、濾液には銅及びそ
の他の金属を含まない処理が出′来、従って晶出する精
3. 3’、4. 4’−ビフェニルテトラミン、結晶
中に金属を含まず、品質が向上すると同時に収率も向上
するなど、−挙に目的を達成出来ることを見い出し、本
発明を完成するに至った。
即ち、本発明は公知の方法で得られる粗3゜3’、4.
4’−ビフェニルテトラミンを処理するに際し、窒素
気流下で反応物を濾過により母液を分離し、得られる母
液含有の粗3.3’、4゜4′−ビフェニルテトラミン
の結晶を高濃llのアンモニア水溶液で洗浄することに
よって目的の1段が完成する。アンモニア水溶液の濃度
は高濃度程有効で0〜50重量%の範囲で使用出来るが
好ましくは26〜40重量%のアンモニア水溶液が良く
、冷却して用いるのが有効である。
4’−ビフェニルテトラミンを処理するに際し、窒素
気流下で反応物を濾過により母液を分離し、得られる母
液含有の粗3.3’、4゜4′−ビフェニルテトラミン
の結晶を高濃llのアンモニア水溶液で洗浄することに
よって目的の1段が完成する。アンモニア水溶液の濃度
は高濃度程有効で0〜50重量%の範囲で使用出来るが
好ましくは26〜40重量%のアンモニア水溶液が良く
、冷却して用いるのが有効である。
公知のアンモノリシスに於てはアンモニアの使用量が理
論の10倍を越える条件が多いから、反応廃液からのア
ンモニアの回収が経済上不可欠の条件となり、その場合
に冷却して吸収回収させれば40重量%のアンモニア水
は容易に得ることが出来る。ちなみに10℃での吸収に
よるアンモニア飽和濃度は40重量%を越える。
論の10倍を越える条件が多いから、反応廃液からのア
ンモニアの回収が経済上不可欠の条件となり、その場合
に冷却して吸収回収させれば40重量%のアンモニア水
は容易に得ることが出来る。ちなみに10℃での吸収に
よるアンモニア飽和濃度は40重量%を越える。
回収アンモニア水溶液の濃度を上げることは次回のアン
モノリシスの工程にリサイクルする場合にも有利である
。
モノリシスの工程にリサイクルする場合にも有利である
。
アンモニア水溶液でケーキを洗浄する場合は、その使用
量が多い程効果があるが、30〜40重量%のアンモニ
ア水溶液を使用する場合は、粗3. 3’、4. 4’
−ビフェニルテトラミン100grに対し、50〜20
0m1で十分テアリ、アンモニア水溶液での洗浄後は濾
液が中性になる迄水洗する。
量が多い程効果があるが、30〜40重量%のアンモニ
ア水溶液を使用する場合は、粗3. 3’、4. 4’
−ビフェニルテトラミン100grに対し、50〜20
0m1で十分テアリ、アンモニア水溶液での洗浄後は濾
液が中性になる迄水洗する。
本発明の処理操作の場合は銅含量は約0.1〜0.2%
以下に達し得ることが出来、この効果は米国特許3,9
43,175の方法に従う硫酸塩を経て精製した場合の
銅含有率約0.6〜0.9%や特開昭57−171,9
42で処理した場合の銅含有率約02〜0.9%よ′り
著しく減少する。
以下に達し得ることが出来、この効果は米国特許3,9
43,175の方法に従う硫酸塩を経て精製した場合の
銅含有率約0.6〜0.9%や特開昭57−171,9
42で処理した場合の銅含有率約02〜0.9%よ′り
著しく減少する。
3、 3’、4. 4’−ビフェニルテトラミンの一般
的な使用目的の為にはこの約0.2%以下の銅含有率で
十分であるが、高性能樹脂用原料に用いる場合は問題で
ある。 特開昭57−171.942に従えば、アンモ
ニア水溶液で処理した後、さらに沸騰水中に溶解した後
、タール性不純物の除去の目的で、活性炭、硅ソウ土の
様な吸着剤と共に亜ニチオン酸ナトリウムを加えて1〜
1.5時間還流処理する。その結果、精製された3、3
’、4. 4’−ビフェニルテトラミン中の銅含有率は
soppm迄減少し、外観が良くなることが示されてい
る。しかしながら、同法による処理では銅及び他の金属
の含有を無くすることは不可能である。
的な使用目的の為にはこの約0.2%以下の銅含有率で
十分であるが、高性能樹脂用原料に用いる場合は問題で
ある。 特開昭57−171.942に従えば、アンモ
ニア水溶液で処理した後、さらに沸騰水中に溶解した後
、タール性不純物の除去の目的で、活性炭、硅ソウ土の
様な吸着剤と共に亜ニチオン酸ナトリウムを加えて1〜
1.5時間還流処理する。その結果、精製された3、3
’、4. 4’−ビフェニルテトラミン中の銅含有率は
soppm迄減少し、外観が良くなることが示されてい
る。しかしながら、同法による処理では銅及び他の金属
の含有を無くすることは不可能である。
本発明に於て、粗3. 3’、4. 4’−ビフェニル
テトラミンの精製処理に表面積の大きな活性炭と塩化鉄
を併用し、活性炭に鉄を吸着させ、さらにヒドラジンを
共存させて処理することによって、得られる精3. 3
’、4. 4’−ビフェニルテトラミン結晶から銅及び
他の金属が完全に除去される。
テトラミンの精製処理に表面積の大きな活性炭と塩化鉄
を併用し、活性炭に鉄を吸着させ、さらにヒドラジンを
共存させて処理することによって、得られる精3. 3
’、4. 4’−ビフェニルテトラミン結晶から銅及び
他の金属が完全に除去される。
すなわち、予じめ冷水に表面積の大きな活性炭と塩化鉄
を加えて、加えた鉄を完全に活性炭表面に吸着させる。
を加えて、加えた鉄を完全に活性炭表面に吸着させる。
活性炭はどの種類をも使用可能であるが吸着表面積の大
きいもの程好ましく、中でも二村化学品のタイコ−KW
が最も有効で、粗3. 3’、4. 4’−ビフェニル
テトラミンに対し5〜50重量%好ましくは10〜30
重量%を用いる。粗3. 3’、4. 4’−ビフェニ
ルテトラミンにタール質の多い場合には硅ソウ土やシリ
カゲル等を併用することが良く、活性炭の触媒的効果を
増すと共に使用量も減少することが可能である。塩化鉄
は活性炭に対し、0〜10重量%、好ましくは1〜5重
量%で十分であり、10重量%以上の使用は添加の効果
はそれ程上昇せず、逆に、液中に鉄が溶出し、精製した
3、3’、4. 4’−ビフェニルテトラミンに鉄が含
まれる等、問題を引き起す原因となるので多量の使用は
好ましくない。
きいもの程好ましく、中でも二村化学品のタイコ−KW
が最も有効で、粗3. 3’、4. 4’−ビフェニル
テトラミンに対し5〜50重量%好ましくは10〜30
重量%を用いる。粗3. 3’、4. 4’−ビフェニ
ルテトラミンにタール質の多い場合には硅ソウ土やシリ
カゲル等を併用することが良く、活性炭の触媒的効果を
増すと共に使用量も減少することが可能である。塩化鉄
は活性炭に対し、0〜10重量%、好ましくは1〜5重
量%で十分であり、10重量%以上の使用は添加の効果
はそれ程上昇せず、逆に、液中に鉄が溶出し、精製した
3、3’、4. 4’−ビフェニルテトラミンに鉄が含
まれる等、問題を引き起す原因となるので多量の使用は
好ましくない。
又、ヒドラジンは粗’3. 3′、4. 4’−ビフェ
ニルテトラミンに対し、3〜30重量%、好ましくは1
0〜20重量%用いる。活性炭に対しては20〜30重
量%を用いることが好ましい。
ニルテトラミンに対し、3〜30重量%、好ましくは1
0〜20重量%用いる。活性炭に対しては20〜30重
量%を用いることが好ましい。
ここで使用する鉄を吸着した活性炭は脱タール効果と共
にヒドラジンの還元触媒としても働き、更に粗3. 3
’、4. 4’−ビフェニルテトラミン中に含有する微
量の銅及び他の金属を多核錯体として取込み、3重の効
果を示す。又、ヒドラジンは水系の脱酸素効果と共に、
目的物の酸化防止及び酸化物の還元剤として°効果は大
きい。
にヒドラジンの還元触媒としても働き、更に粗3. 3
’、4. 4’−ビフェニルテトラミン中に含有する微
量の銅及び他の金属を多核錯体として取込み、3重の効
果を示す。又、ヒドラジンは水系の脱酸素効果と共に、
目的物の酸化防止及び酸化物の還元剤として°効果は大
きい。
処理操作としては、冷水中に活性炭及び塩化鉄を加えて
、昇温しながら吸着させるが、熱水中で吸着させても良
い。ヒドラジンは粗3,3.′4.4′−ビフェニルテ
トラミンを加える前に添加するのが良い。
、昇温しながら吸着させるが、熱水中で吸着させても良
い。ヒドラジンは粗3,3.′4.4′−ビフェニルテ
トラミンを加える前に添加するのが良い。
活性炭、塩化鉄、ヒドラジンを添加した沸騰水中に粗3
. 3’、4. 4’−ビフェニルテトラミンを添加し
、10〜30分間撹拌溶解した後、溶液又は懸濁液を濾
過する。租3. 3’、4. 4’−ビフェニルテトラ
ミンに含有している銅及び他の金属は活性炭−塩化鉄に
吸着除去され、濾液中には検出されない。濾液を撹拌、
冷却すると殆んど無色の精3. 3’、4. 4’−ビ
フェニルテトラミンの結晶が析出するので濾過、乾燥す
ることにより本発明の目的を達することが出来る。
. 3’、4. 4’−ビフェニルテトラミンを添加し
、10〜30分間撹拌溶解した後、溶液又は懸濁液を濾
過する。租3. 3’、4. 4’−ビフェニルテトラ
ミンに含有している銅及び他の金属は活性炭−塩化鉄に
吸着除去され、濾液中には検出されない。濾液を撹拌、
冷却すると殆んど無色の精3. 3’、4. 4’−ビ
フェニルテトラミンの結晶が析出するので濾過、乾燥す
ることにより本発明の目的を達することが出来る。
以下に実施例を示し、本発明を具体的に説明する。なお
、処理に際しては全て窒素気流下で操作する。
、処理に際しては全て窒素気流下で操作する。
実施例1゜
11の電磁撹拌機付SUS製オートクレーブに含水3,
3′−ジクロル−4,4′−7アミノビフ工ニル116
g (含水率23.2%、0、352モル) 、Cu、
C/l’、 13.85 g 、 Cu粉末4.45g
及び590gの25%アンモニア水溶液を加えた後、オ
ートクレーブ空間部の空気を10 KP/cyfの窒素
で加圧、放出を3回繰り返して除去する。
3′−ジクロル−4,4′−7アミノビフ工ニル116
g (含水率23.2%、0、352モル) 、Cu、
C/l’、 13.85 g 、 Cu粉末4.45g
及び590gの25%アンモニア水溶液を加えた後、オ
ートクレーブ空間部の空気を10 KP/cyfの窒素
で加圧、放出を3回繰り返して除去する。
続いて47gの液体アンモニアを圧入し、200℃、7
時間、加゛熱反応させる。内圧は反応初期に約55即Δ
イに達し、反応の進行と共に徐々に低下し、約50 K
SI’/C71’fとなる。
時間、加゛熱反応させる。内圧は反応初期に約55即Δ
イに達し、反応の進行と共に徐々に低下し、約50 K
SI’/C71’fとなる。
反応終了後、室温迄徐冷した後、オートクレーブを開封
し、内容物を濾過し、沈澱物を青色の水層と分離し、さ
らに、濾液が中性になる迄水洗した後、減圧乾燥する。
し、内容物を濾過し、沈澱物を青色の水層と分離し、さ
らに、濾液が中性になる迄水洗した後、減圧乾燥する。
乾燥物ケーキ 71g
銅含有量 0.5%
実施例2
実施例1.の反応物の濾液分離ケーキを30%アンモニ
ア水150 meで2回洗浄した後母液が中性になる迄
水洗し、ケーキを減圧乾燥する。
ア水150 meで2回洗浄した後母液が中性になる迄
水洗し、ケーキを減圧乾燥する。
乾燥物ケーキ 68.5g
mp、、 175−8℃
乾燥物収率 965%
銅含有量 0.2%
比較例
実施例2の処理操作のうち10%アンモニア水150m
でで2回洗浄する以外(ま同様の処理を行い 乾燥物ケーキ 68.5g mp 175−8℃ 乾燥物収率 96.5% 銅含有量 0.4% 実施例3゜ 5βの水に活性炭(二相化学品;タイコ−KW)”20
gと40%塩化第2鉄水溶液0.8gを加えて撹拌しな
がら昇温し、95℃以上で50%ヒドラジンヒトラード
10gを加えた後、実施例2の処理で得た粗3.3’、
4゜4′−ビフェニルテトラミンの湿潤ケーキを加え、
10分間撹拌溶解し、熱濾過する。残ケーキを95℃の
湯100m1で2回洗浄し、濾液に加える。
でで2回洗浄する以外(ま同様の処理を行い 乾燥物ケーキ 68.5g mp 175−8℃ 乾燥物収率 96.5% 銅含有量 0.4% 実施例3゜ 5βの水に活性炭(二相化学品;タイコ−KW)”20
gと40%塩化第2鉄水溶液0.8gを加えて撹拌しな
がら昇温し、95℃以上で50%ヒドラジンヒトラード
10gを加えた後、実施例2の処理で得た粗3.3’、
4゜4′−ビフェニルテトラミンの湿潤ケーキを加え、
10分間撹拌溶解し、熱濾過する。残ケーキを95℃の
湯100m1で2回洗浄し、濾液に加える。
濾液を10℃以下迄冷却し、析出した精3、 3’、4
. 4’−ビフェニルテトラミンの結晶を濾別し、冷水
洗熾後、減圧乾燥し、白土色の結晶を57g得る。ml
)177−178℃、得られた結晶中の銅及び他の金属
の含有量は10m)1)m以下である。
. 4’−ビフェニルテトラミンの結晶を濾別し、冷水
洗熾後、減圧乾燥し、白土色の結晶を57g得る。ml
)177−178℃、得られた結晶中の銅及び他の金属
の含有量は10m)1)m以下である。
粗3. 3’、4. 4’−ビフェニルテトラミン乾燥
物に対する収率; 83.2% 3.3′−ジクロル−4,4′−ジアミノビフェニルに
対する収率; 75.6% 七較例 比較のために、実施例2.で処理して得た湿潤結晶を塩
化鉄及び50%ヒドラジンヒドラ−トの代りに2gの亜
ニチオン酸ナトリウムを加えて15時間煮沸処理した後
、熱濾過し、濾液を冷却し、濾過乾燥し、白土色の結晶
を535g得る。ml)177−178℃、得られた結
晶中の銅及び他の金属の含有量は50ppmであった。
物に対する収率; 83.2% 3.3′−ジクロル−4,4′−ジアミノビフェニルに
対する収率; 75.6% 七較例 比較のために、実施例2.で処理して得た湿潤結晶を塩
化鉄及び50%ヒドラジンヒドラ−トの代りに2gの亜
ニチオン酸ナトリウムを加えて15時間煮沸処理した後
、熱濾過し、濾液を冷却し、濾過乾燥し、白土色の結晶
を535g得る。ml)177−178℃、得られた結
晶中の銅及び他の金属の含有量は50ppmであった。
租3,3′、4,4′−ビフェニルテトラミン乾燥物に
対する収率± 78.1% 3.3′−ジクロル−4,4′−ジアミノビフェニルに
対する収率i 70.9%
対する収率± 78.1% 3.3′−ジクロル−4,4′−ジアミノビフェニルに
対する収率i 70.9%
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1) 3. 3’−ジクロル−4,4′−ジアミノビフ
ェニルを原料とし、アンモニア水溶液中、銅化合物を触
媒として反応させて得た租3 、’、 3’。 4.4′−ビフェニルテトラミンを水系で還元雰囲気下
、吸−着剤を用いて処理すること・を特徴トスる3、3
’、4. 4.’−ビフェニルテトラミンの精製方法。 2)脱酸素及び還元雰囲気下とする為に、窒素気流下に
加えてヒドラジンを用いて処理することを特徴とする特
許請求の範囲第1項の精製方法。 3)吸着剤として活性炭を共存させ、その活性炭に塩化
鉄を添加吸着させ、ヒドラジンに依る還元性を増すと共
に、溶解している金属イオンを吸着除去することを特徴
とする特許請求の範囲第1項及び第2項を含む精製方法
。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1380084A JPS60158146A (ja) | 1984-01-27 | 1984-01-27 | 3,3’,4,4’−ビフエニルテトラミンの精製方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1380084A JPS60158146A (ja) | 1984-01-27 | 1984-01-27 | 3,3’,4,4’−ビフエニルテトラミンの精製方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60158146A true JPS60158146A (ja) | 1985-08-19 |
Family
ID=11843327
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1380084A Pending JPS60158146A (ja) | 1984-01-27 | 1984-01-27 | 3,3’,4,4’−ビフエニルテトラミンの精製方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60158146A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5235105A (en) * | 1991-07-12 | 1993-08-10 | Hoechst Aktiengesellschaft | Process for the production of pure 3,3',4,4'-tetraamino-biphenyl |
JP2002193897A (ja) * | 2000-12-27 | 2002-07-10 | Nippon Kayaku Co Ltd | 芳香族アミン類の保存方法 |
US6835854B1 (en) * | 2003-12-29 | 2004-12-28 | Council Of Scientific And Industrial Research | Process for the preparation of high quality 3,3′,4,4′-tetraminobiphenyl |
CN108218711A (zh) * | 2018-01-12 | 2018-06-29 | 浙江鼎龙科技有限公司 | 一种3,3’,4,4’-四氨基联苯的制备方法 |
-
1984
- 1984-01-27 JP JP1380084A patent/JPS60158146A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5235105A (en) * | 1991-07-12 | 1993-08-10 | Hoechst Aktiengesellschaft | Process for the production of pure 3,3',4,4'-tetraamino-biphenyl |
JPH0648998A (ja) * | 1991-07-12 | 1994-02-22 | Hoechst Ag | 純粋な3,3’−4,4’−テトラアミノビフェニルの製造方法 |
JP2002193897A (ja) * | 2000-12-27 | 2002-07-10 | Nippon Kayaku Co Ltd | 芳香族アミン類の保存方法 |
JP4493211B2 (ja) * | 2000-12-27 | 2010-06-30 | 日本化薬株式会社 | 芳香族アミン類の保存方法 |
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CN108218711A (zh) * | 2018-01-12 | 2018-06-29 | 浙江鼎龙科技有限公司 | 一种3,3’,4,4’-四氨基联苯的制备方法 |
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