JPS6015751B2 - 複合シ−トの製造方法 - Google Patents
複合シ−トの製造方法Info
- Publication number
- JPS6015751B2 JPS6015751B2 JP51150212A JP15021276A JPS6015751B2 JP S6015751 B2 JPS6015751 B2 JP S6015751B2 JP 51150212 A JP51150212 A JP 51150212A JP 15021276 A JP15021276 A JP 15021276A JP S6015751 B2 JPS6015751 B2 JP S6015751B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- resin
- composite sheet
- woven fabric
- mixed
- coating layer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Chemical Or Physical Treatment Of Fibers (AREA)
- Manufacturing Of Multi-Layer Textile Fabrics (AREA)
- Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)
- Absorbent Articles And Supports Therefor (AREA)
- Synthetic Leather, Interior Materials Or Flexible Sheet Materials (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は樹脂被膜と織布とが一体的に密着した複合シー
トの製造方法に関する。
トの製造方法に関する。
従来、この種の後合シ、ートは連続的に走行する基材上
に織布を載せ、さらに該織布上に塩化ビニルベースト、
ナイロン樹脂ペースト、或いはオレフィン系樹脂ペース
トを塗布し、加熱により一体的に成形して造られている
。
に織布を載せ、さらに該織布上に塩化ビニルベースト、
ナイロン樹脂ペースト、或いはオレフィン系樹脂ペース
トを塗布し、加熱により一体的に成形して造られている
。
しかしながら、上記方法にあっては織布上に塩化ピニル
ベースト等を塗布するに際し、該織布中に塩化ビニルベ
ースト等が含浸するため、得られた複合シートは硬くな
り、風合し、、感触性が阻害される欠点があった。
ベースト等を塗布するに際し、該織布中に塩化ビニルベ
ースト等が含浸するため、得られた複合シートは硬くな
り、風合し、、感触性が阻害される欠点があった。
また、一般的に柔軟性を付与する目的から織布上に形成
する樹脂被膜層を薄く（通常６０山以下）にしているが
、このように薄くすると、上記方法により得た複合シー
トはその防水性が著しく阻害される欠′点があった。本
発明は上記欠点を解消するためになされたもので、樹脂
被膜の形成材料として溶剤の存在下で熱可塑性樹脂とシ
リコーン樹脂とを所定割合で混合した混合樹脂液を用い
ることにより、柔軟性に富み、風合し、、感触性が優れ
、かつ樹脂被膜を薄くしても十分な防水性と適度な通気
性を有する所定厚さの複合シートを得ようとするもので
ある。以下、本発明を図面を参照して詳細に説明する。
まず、連続的に走行する基材、たとえばエンドレスベル
ト１の一端上に、ノズル２を介して溶剤の存在下で熱可
塑性樹脂とシリコーソ樹脂との比が１０：１〜１０：５
となるように混合した混合樹脂液３を吐出し、ドクター
ナイフ４で塗布した後、乾燥装置５に導いて熱風乾燥し
て所望厚さの樹脂被膜層６を形成する。
する樹脂被膜層を薄く（通常６０山以下）にしているが
、このように薄くすると、上記方法により得た複合シー
トはその防水性が著しく阻害される欠′点があった。本
発明は上記欠点を解消するためになされたもので、樹脂
被膜の形成材料として溶剤の存在下で熱可塑性樹脂とシ
リコーン樹脂とを所定割合で混合した混合樹脂液を用い
ることにより、柔軟性に富み、風合し、、感触性が優れ
、かつ樹脂被膜を薄くしても十分な防水性と適度な通気
性を有する所定厚さの複合シートを得ようとするもので
ある。以下、本発明を図面を参照して詳細に説明する。
まず、連続的に走行する基材、たとえばエンドレスベル
ト１の一端上に、ノズル２を介して溶剤の存在下で熱可
塑性樹脂とシリコーソ樹脂との比が１０：１〜１０：５
となるように混合した混合樹脂液３を吐出し、ドクター
ナイフ４で塗布した後、乾燥装置５に導いて熱風乾燥し
て所望厚さの樹脂被膜層６を形成する。
つづいて該被膜６上に、エンドレスベルト１上方に設け
た巻物７からの織布８を載層して樹脂被膜６と織布８と
の二槽構造とした後、これら両者をたとえば発熱体９、
３つの圧着ローラ１０，１０，１０を内装した加熱圧着
装層１１に導き、加熱した庄着ローラ１０，１０，１０
で該樹脂被膜層６と織布８とを一体的に加熱圧着せしめ
て複合シート１２を造る。本発明に使用する混合樹脂液
中の一方の成分である熱可塑性樹脂としては、たとえば
熱可塑性ウレタン樹脂、アクリル樹脂、ナイロン樹脂、
或いはポリエチレン、ポリプロピレンなどのオレフイン
系樹脂等を挙げることができる。
た巻物７からの織布８を載層して樹脂被膜６と織布８と
の二槽構造とした後、これら両者をたとえば発熱体９、
３つの圧着ローラ１０，１０，１０を内装した加熱圧着
装層１１に導き、加熱した庄着ローラ１０，１０，１０
で該樹脂被膜層６と織布８とを一体的に加熱圧着せしめ
て複合シート１２を造る。本発明に使用する混合樹脂液
中の一方の成分である熱可塑性樹脂としては、たとえば
熱可塑性ウレタン樹脂、アクリル樹脂、ナイロン樹脂、
或いはポリエチレン、ポリプロピレンなどのオレフイン
系樹脂等を挙げることができる。
本発明に使用する各樹脂の溶剤としては、たとえば酢酸
エチル、メチルエチレンケトン、メチルイソブチルケト
ン、トルェン、トリクレン等を挙げることができ、通常
乾燥工程での乾燥温度より低い温度で蒸発燈散するもの
を選定することが必要である。
エチル、メチルエチレンケトン、メチルイソブチルケト
ン、トルェン、トリクレン等を挙げることができ、通常
乾燥工程での乾燥温度より低い温度で蒸発燈散するもの
を選定することが必要である。
本発明における混合樹脂液中の熱可塑性樹脂とシリコー
ン樹脂との混合比を１０：１〜１０：５に限定した理由
は、そのシリコーン樹脂の比率を１未満にすると、得ら
れた複合シートの防水性を充分改善できず、一方そのシ
リコーン樹脂の比率が５を越えると、加熱圧着時に織布
と樹脂被膜層とが均一に密着せず接着強度の高い複合シ
ートが得られるからである。
ン樹脂との混合比を１０：１〜１０：５に限定した理由
は、そのシリコーン樹脂の比率を１未満にすると、得ら
れた複合シートの防水性を充分改善できず、一方そのシ
リコーン樹脂の比率が５を越えると、加熱圧着時に織布
と樹脂被膜層とが均一に密着せず接着強度の高い複合シ
ートが得られるからである。
本発明に使用する混合樹脂液の調合にあたっては、たと
えば１ 上記熱可塑性樹脂を上記溶剤で溶解或いはェマ
ルジョン化させた熱可塑性樹脂液に、シリコーン樹脂を
混合したり、２ シリコ−ン樹脂を上記溶剤で溶解或い
はェマルジョン化させたシリコーン樹脂液に、上記熱可
塑性樹脂を混合したり、或いは３ 上記１，２の熱可塑
性樹脂液とシリコーン樹脂液とを混合したりして調合す
る。
えば１ 上記熱可塑性樹脂を上記溶剤で溶解或いはェマ
ルジョン化させた熱可塑性樹脂液に、シリコーン樹脂を
混合したり、２ シリコ−ン樹脂を上記溶剤で溶解或い
はェマルジョン化させたシリコーン樹脂液に、上記熱可
塑性樹脂を混合したり、或いは３ 上記１，２の熱可塑
性樹脂液とシリコーン樹脂液とを混合したりして調合す
る。
この場合、各樹脂と溶剤との混合比は各樹脂、溶剤の種
類および形成する樹脂被膜層の厚さ等により適宜選定す
ればよいが、該溶剤の混合比を高くし過ぎると、混合樹
脂液の塗布、乾燥に支障をきたしたり、或いは形成され
た被膜層表面がポーラスとなり好ましくない。本発明に
おける混合樹脂液の塗布手段としては、ドクターナイフ
を使用する他、ロールコート方式を採用してもよい。
類および形成する樹脂被膜層の厚さ等により適宜選定す
ればよいが、該溶剤の混合比を高くし過ぎると、混合樹
脂液の塗布、乾燥に支障をきたしたり、或いは形成され
た被膜層表面がポーラスとなり好ましくない。本発明に
おける混合樹脂液の塗布手段としては、ドクターナイフ
を使用する他、ロールコート方式を採用してもよい。
本発明における乾燥条件としては、使用する混合樹脂液
中の溶剤の蒸発気散温度より高く、かつ各樹脂の軟化温
度より低い温度に設定することが望ましい。
中の溶剤の蒸発気散温度より高く、かつ各樹脂の軟化温
度より低い温度に設定することが望ましい。
本発明に使用する織布としては、たとえば綿布、或いは
ナイロン樹脂系繊維、アクリル樹脂系繊維、ポリエステ
ル系繊維などからなる織布等を挙げることができる。
ナイロン樹脂系繊維、アクリル樹脂系繊維、ポリエステ
ル系繊維などからなる織布等を挙げることができる。
本発明における加熱圧着工程での加熱条件は使用する混
合磯貝獣夜中の混合樹脂の軟化温度と略同等の温度によ
ればよく、通常９０〜１５０℃で行なう。
合磯貝獣夜中の混合樹脂の軟化温度と略同等の温度によ
ればよく、通常９０〜１５０℃で行なう。
加熱圧着工程で使用する加熱法Ｅ着装直は上記機造のも
のに限定されないことは勿論である。なお、本発明にお
いては、連続的に走行する基村として鍵型性を有するも
の、たとえばステンレス製エンドレスベルトを用いるこ
とが望ましい。このような基材を用いれば、複合シート
の製造後、該基材から容易に複合シートを剥離できると
共に、その後合シートの樹脂被膜表面を極めて平滑にで
きる効果を発揮し得る。しかして、本発明によれば連続
的に走行する基材上の樹脂被膜層と織布との両者を一体
的に加熱圧着するに際し、上記樹脂被膜層の形成材料と
して溶剤の存在下で熱可塑性樹脂とシリコーン樹脂とを
所定比で混合した混合樹脂液、つまり比較的表面張力の
大きい混合樹脂液を用いること、並びに予め溶剤を榛散
ごせた樹脂被膜槽上に織布を載贋することによって、上
記繊布中に混合樹脂液が含浸することなく、樹脂被膜層
と織布とを均一に密着できるため、柔軟性に富み、風合
し、、感触性が優れ、しかも均一かつ所定厚さの樹脂被
膜を有する複合シートを得ることができる。
のに限定されないことは勿論である。なお、本発明にお
いては、連続的に走行する基村として鍵型性を有するも
の、たとえばステンレス製エンドレスベルトを用いるこ
とが望ましい。このような基材を用いれば、複合シート
の製造後、該基材から容易に複合シートを剥離できると
共に、その後合シートの樹脂被膜表面を極めて平滑にで
きる効果を発揮し得る。しかして、本発明によれば連続
的に走行する基材上の樹脂被膜層と織布との両者を一体
的に加熱圧着するに際し、上記樹脂被膜層の形成材料と
して溶剤の存在下で熱可塑性樹脂とシリコーン樹脂とを
所定比で混合した混合樹脂液、つまり比較的表面張力の
大きい混合樹脂液を用いること、並びに予め溶剤を榛散
ごせた樹脂被膜槽上に織布を載贋することによって、上
記繊布中に混合樹脂液が含浸することなく、樹脂被膜層
と織布とを均一に密着できるため、柔軟性に富み、風合
し、、感触性が優れ、しかも均一かつ所定厚さの樹脂被
膜を有する複合シートを得ることができる。
また、上記混合樹脂液中の混合樹脂は著しく溌水性に優
れているため、この樹脂から形成された樹脂被膜層上に
織布を載遣し一体的に加熱圧着せしめることによって、
充分な防水性を有する複合シートを得ることができる。
れているため、この樹脂から形成された樹脂被膜層上に
織布を載遣し一体的に加熱圧着せしめることによって、
充分な防水性を有する複合シートを得ることができる。
次に、本発明の実施例を前述した図面を参照して説明す
る。実施例 予め、アクリル樹脂をメチルィソブチルケトンで溶解し
た樹脂分２匹重量％のアクリル樹脂液５の重量部とシリ
コーン樹脂をメチルィソブチルケトンで溶解した樹脂分
５重量％のシリコーン樹脂液５０重量部と、を混合して
混合樹脂液を調合した。
る。実施例 予め、アクリル樹脂をメチルィソブチルケトンで溶解し
た樹脂分２匹重量％のアクリル樹脂液５の重量部とシリ
コーン樹脂をメチルィソブチルケトンで溶解した樹脂分
５重量％のシリコーン樹脂液５０重量部と、を混合して
混合樹脂液を調合した。
次いで、図に示す如く走行速度５ｍ／ｍｉｎのステンレ
ス製エンドレスベルト１の一端上に、ノズル２を介して
予め調合した上記混合樹脂液３を吐出し、ドクターナイ
フ４で塗布した後、乾燥装置５に導き、５０℃の温風に
て１分間乾燥して厚さ３０仏のアクリルーシリコン混合
樹脂被膜層６を形成した。つづいて該被膜層６上にエン
ドレスベルト１上方に設けた巻物７からのナイロン樹脂
繊維製織布８を戦遣した後、これら両者を加熱圧着装檀
１１に導き、被膜層６と織布８とを加熱した庄着０ーラ
１０，１０，１０を介して１１０℃で１硯妙間一体的に
熱ロール圧着ごせて複合シート１２を造り、その後該シ
ート１２をエンドレスベルト１から剥離して巻き取った
。得られた複合シートは織布内にアクリルーシリコーン
混合樹脂が含浸されておらず、柔軟で風合し、、感触性
に優れ、かつその樹脂被膜が３０仏と極めて薄いにもか
かわらず充分な防水性と適度の通気性を有し、しかも樹
脂被膜と織布との密着力が強固なものであった。
ス製エンドレスベルト１の一端上に、ノズル２を介して
予め調合した上記混合樹脂液３を吐出し、ドクターナイ
フ４で塗布した後、乾燥装置５に導き、５０℃の温風に
て１分間乾燥して厚さ３０仏のアクリルーシリコン混合
樹脂被膜層６を形成した。つづいて該被膜層６上にエン
ドレスベルト１上方に設けた巻物７からのナイロン樹脂
繊維製織布８を戦遣した後、これら両者を加熱圧着装檀
１１に導き、被膜層６と織布８とを加熱した庄着０ーラ
１０，１０，１０を介して１１０℃で１硯妙間一体的に
熱ロール圧着ごせて複合シート１２を造り、その後該シ
ート１２をエンドレスベルト１から剥離して巻き取った
。得られた複合シートは織布内にアクリルーシリコーン
混合樹脂が含浸されておらず、柔軟で風合し、、感触性
に優れ、かつその樹脂被膜が３０仏と極めて薄いにもか
かわらず充分な防水性と適度の通気性を有し、しかも樹
脂被膜と織布との密着力が強固なものであった。
以上詳述した如く、本発明によれば柔軟性に富み優れた
風合し・、感触性を有すると共に、充分な防水性と適度
な通気性を保有し、おむつカバー、生理帯、洗髪用シー
トなどの防水布として好適に利用できる複合シートを得
ることができる。
風合し・、感触性を有すると共に、充分な防水性と適度
な通気性を保有し、おむつカバー、生理帯、洗髪用シー
トなどの防水布として好適に利用できる複合シートを得
ることができる。
【図面の簡単な説明】
図は本発明方法に使用する製造装置の一形態を示す概略
説明図である。 １・・・エンドレスベルト、３・・・混合樹脂液、６・
・・樹脂被膜層、８・・・織布、１１・・・加熱圧着装
置、１２・・・複合シート。
説明図である。 １・・・エンドレスベルト、３・・・混合樹脂液、６・
・・樹脂被膜層、８・・・織布、１１・・・加熱圧着装
置、１２・・・複合シート。
Claims (1)
- １ 連続的に走行する基材上に、溶剤の存在下で熱可塑
性樹脂とシリコーン樹脂との比率が１０：１〜１０：５
となるように混合した混合樹脂液を塗布し、乾燥して所
望厚さの樹脂被膜層を形成した後、この被膜層上に織布
を載置し、ひきつづきこれら両者を一体的に加熱圧着せ
しめることを特徴とする複合シートの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP51150212A JPS6015751B2 (ja) | 1976-12-14 | 1976-12-14 | 複合シ−トの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP51150212A JPS6015751B2 (ja) | 1976-12-14 | 1976-12-14 | 複合シ−トの製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5374172A JPS5374172A (en) | 1978-07-01 |
| JPS6015751B2 true JPS6015751B2 (ja) | 1985-04-22 |
Family
ID=15491971
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP51150212A Expired JPS6015751B2 (ja) | 1976-12-14 | 1976-12-14 | 複合シ−トの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6015751B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6378003U (ja) * | 1986-11-11 | 1988-05-24 |
-
1976
- 1976-12-14 JP JP51150212A patent/JPS6015751B2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5374172A (en) | 1978-07-01 |
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