JPS5915823B2 - 複合シ−トの製造方法 - Google Patents
複合シ−トの製造方法Info
- Publication number
- JPS5915823B2 JPS5915823B2 JP51115630A JP11563076A JPS5915823B2 JP S5915823 B2 JPS5915823 B2 JP S5915823B2 JP 51115630 A JP51115630 A JP 51115630A JP 11563076 A JP11563076 A JP 11563076A JP S5915823 B2 JPS5915823 B2 JP S5915823B2
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- JP
- Japan
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- composite sheet
- coating layer
- woven fabric
- resin
- present
- Prior art date
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- Laminated Bodies (AREA)
- Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は熱可塑性樹脂皮膜と織布とが一体的に −密着
した複合シートの製造方法に関する。
した複合シートの製造方法に関する。
従来、この種の複合シートは連続的に走行する基材上に
織布を載せ、さらに該織布の上に塩化ビニルペースト等
を塗布し、加熱によりー体成形して造られている。
織布を載せ、さらに該織布の上に塩化ビニルペースト等
を塗布し、加熱によりー体成形して造られている。
しかし、この方法にあつては織 ・布と塩化ビニル皮膜
との一体成形時に該織布中に塩化ビニルペーストが含浸
するため、得られた複合シートは硬くなり、風合い、感
触が阻害される欠点があつた。本発明は上記欠点を解消
するためになされたも 。
との一体成形時に該織布中に塩化ビニルペーストが含浸
するため、得られた複合シートは硬くなり、風合い、感
触が阻害される欠点があつた。本発明は上記欠点を解消
するためになされたも 。
ので、柔軟性に富み、風合い、感触が優れ、かつ防水性
と適度の通気性を有し、しかも所定厚さの複合シートを
得ようとするものである。以下、本発明を図面を参照し
て詳細に説明する。
と適度の通気性を有し、しかも所定厚さの複合シートを
得ようとするものである。以下、本発明を図面を参照し
て詳細に説明する。
図に示す如く、連続的に走行する離型基材、たとえば離
型性を有するエンドレスベルト1の一端5 部にノズル
2を介して熱可塑性樹脂液3を流してドクターナイフ4
で塗布した後、直ちに乾燥装置5に導いて熱風乾燥し所
望厚さ(通常20〜150μ)の樹脂被膜層6を形成す
る。つづいて、この被膜層6上に、エンドレスベルト1
上方に設けた巻物″07からの織布8を載置し、たとえ
ば発熱体9、3つの圧着ローラ10、10、10を内装
した加熱圧着装置11に導き、加熱した圧着ローラ10
、10、10で該被膜層6と該織布8とを一体的に加熱
圧着して複合シート12を造る。5 本発明に使用する
熱可塑性樹脂液とは、たとえば熱可塑性ウレタン樹脂、
アクリル樹脂、ナイロン樹脂、ポリエチレン、ポリプロ
ピレンなどのオレフィン系樹脂等の熱可塑性樹脂を溶剤
、たとえば酢酸エチル、メチルエチルケトン、メチルイ
ソ!0 ブチルケトン、トルエン、トリクレン等で溶解
したものやエマルジョン化させたものである。
型性を有するエンドレスベルト1の一端5 部にノズル
2を介して熱可塑性樹脂液3を流してドクターナイフ4
で塗布した後、直ちに乾燥装置5に導いて熱風乾燥し所
望厚さ(通常20〜150μ)の樹脂被膜層6を形成す
る。つづいて、この被膜層6上に、エンドレスベルト1
上方に設けた巻物″07からの織布8を載置し、たとえ
ば発熱体9、3つの圧着ローラ10、10、10を内装
した加熱圧着装置11に導き、加熱した圧着ローラ10
、10、10で該被膜層6と該織布8とを一体的に加熱
圧着して複合シート12を造る。5 本発明に使用する
熱可塑性樹脂液とは、たとえば熱可塑性ウレタン樹脂、
アクリル樹脂、ナイロン樹脂、ポリエチレン、ポリプロ
ピレンなどのオレフィン系樹脂等の熱可塑性樹脂を溶剤
、たとえば酢酸エチル、メチルエチルケトン、メチルイ
ソ!0 ブチルケトン、トルエン、トリクレン等で溶解
したものやエマルジョン化させたものである。
この場合、溶剤としては、とくに加熱圧着工程の加熱温
度より低い温度、すなわち熱可塑性樹脂の軟化温度より
低い温度で蒸発揮散するもの用いる必要’5 がある。
また、上記熱可塑性樹脂と溶剤との混合比は該樹脂、溶
剤の種類および形成する被膜層の厚さ等により適宜設定
すればよいが、該溶剤の混合比を多くし過ぎると樹脂液
の塗布、乾燥に支障をきたしたり、形成された被膜層表
面がボーラスノ0 となり好ましくない。本発明におけ
る塗布手段としては、ドクターナイフを使用する他、ロ
ールコート方式を採用してもよい。
度より低い温度、すなわち熱可塑性樹脂の軟化温度より
低い温度で蒸発揮散するもの用いる必要’5 がある。
また、上記熱可塑性樹脂と溶剤との混合比は該樹脂、溶
剤の種類および形成する被膜層の厚さ等により適宜設定
すればよいが、該溶剤の混合比を多くし過ぎると樹脂液
の塗布、乾燥に支障をきたしたり、形成された被膜層表
面がボーラスノ0 となり好ましくない。本発明におけ
る塗布手段としては、ドクターナイフを使用する他、ロ
ールコート方式を採用してもよい。
本発明における乾燥条件としては、使用する熱15可塑
性樹脂液中の溶剤の蒸発温度より適宜選定すればよい。
性樹脂液中の溶剤の蒸発温度より適宜選定すればよい。
本発明に使用する織布としては、たとえば綿布、或いは
ナイロ・ン系繊維、アクリル樹脂系繊.維、ポリエステ
ル樹脂系繊維などからなる織布等を挙げることができる
。
ナイロ・ン系繊維、アクリル樹脂系繊.維、ポリエステ
ル樹脂系繊維などからなる織布等を挙げることができる
。
本発明における加熱圧着工程の加熱条件は使用する熱可
塑性樹脂の軟化温度と略同程度の温度にすればよく、通
常90〜150℃で行なう。
塑性樹脂の軟化温度と略同程度の温度にすればよく、通
常90〜150℃で行なう。
しかして、本発明方法は連続的に走行する離型基材上に
、熱可塑性樹脂液を塗布し、直ちに乾燥して所望厚さの
樹脂被膜層とした後、該被膜層上に織布を載置してこれ
ら両者を一体的に加熱圧着せしめるため、該織布中に樹
脂が含浸することなく被膜層と織布とを均一に貼着でき
、これによつて柔軟性に富み、風合い、゛感触が優れ、
かつ防水性と適度の通気性を有し、しかも均一かつ所定
厚さの被膜層を有する複合シートを得ることができる。
次に、本発明の実施例を前述した図面を参照して説明す
る。
、熱可塑性樹脂液を塗布し、直ちに乾燥して所望厚さの
樹脂被膜層とした後、該被膜層上に織布を載置してこれ
ら両者を一体的に加熱圧着せしめるため、該織布中に樹
脂が含浸することなく被膜層と織布とを均一に貼着でき
、これによつて柔軟性に富み、風合い、゛感触が優れ、
かつ防水性と適度の通気性を有し、しかも均一かつ所定
厚さの被膜層を有する複合シートを得ることができる。
次に、本発明の実施例を前述した図面を参照して説明す
る。
実施例
走行速度5r01nのステンレス製エンドレスベルト1
の一端部に、ノズル2を介してナイロン樹脂(30重量
%溶液)100重量部とメチルイソブチルケトン20重
量部とを混合したナイロン樹脂液3を流し込み、ドクタ
ーナイフ4で塗布した後、直ちに乾燥装置5に導き、5
0℃の温度下にて1分間乾燥して厚さ約30μのナイロ
ン樹脂被膜層6を形成した。
の一端部に、ノズル2を介してナイロン樹脂(30重量
%溶液)100重量部とメチルイソブチルケトン20重
量部とを混合したナイロン樹脂液3を流し込み、ドクタ
ーナイフ4で塗布した後、直ちに乾燥装置5に導き、5
0℃の温度下にて1分間乾燥して厚さ約30μのナイロ
ン樹脂被膜層6を形成した。
つづいて、この被膜層6上に、上方に設けた巻物7から
のナイロン樹脂製繊維からなる織布8を載置してこれら
を加熱圧着装置11に導き、被膜層6と織布8とを加熱
した圧着ローラ10,10,10を介して120℃で0
.5分間一体的に熱ロール圧着させて複合シート12を
造り、その後該シート12をエンドレスベルト1から剥
離して巻き取つた。得られた複合シートは織布内にナイ
ロン樹脂被膜層が含浸されておらず、柔軟で風合い、感
触性に優れ、かつ防水性と適度な通気性を有していた。
のナイロン樹脂製繊維からなる織布8を載置してこれら
を加熱圧着装置11に導き、被膜層6と織布8とを加熱
した圧着ローラ10,10,10を介して120℃で0
.5分間一体的に熱ロール圧着させて複合シート12を
造り、その後該シート12をエンドレスベルト1から剥
離して巻き取つた。得られた複合シートは織布内にナイ
ロン樹脂被膜層が含浸されておらず、柔軟で風合い、感
触性に優れ、かつ防水性と適度な通気性を有していた。
以上詳述した如く、本発明によれば柔軟性に富んで優れ
た風合い、感触性を有すると共に、防水性と適度の通気
性を保有し、おむつカバー、生理帯、洗髪用シートなど
の防水布として好通に利用できる複合シートを得ること
ができる。
た風合い、感触性を有すると共に、防水性と適度の通気
性を保有し、おむつカバー、生理帯、洗髪用シートなど
の防水布として好通に利用できる複合シートを得ること
ができる。
図は本発明方法に使用される製造装置の一形態を示す概
略説明図である。 1・・・・・・エンドレスベルト、4・・・・・・ドク
ターナイフ、6・・・・・・樹脂被膜層、8・・・・・
・織布、12・・・・・・複合シート。
略説明図である。 1・・・・・・エンドレスベルト、4・・・・・・ドク
ターナイフ、6・・・・・・樹脂被膜層、8・・・・・
・織布、12・・・・・・複合シート。
Claims (1)
- 1 連続的に走行する離型基材上に、熱可塑性樹脂液を
塗布し、直ちに乾燥して所望厚さの樹脂被膜層を形成し
た後、該被膜層上に織布を載置し、これら両者を一体的
に加熱圧着せしめることを特徴とする複合シートの製造
方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP51115630A JPS5915823B2 (ja) | 1976-09-27 | 1976-09-27 | 複合シ−トの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP51115630A JPS5915823B2 (ja) | 1976-09-27 | 1976-09-27 | 複合シ−トの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5340058A JPS5340058A (en) | 1978-04-12 |
JPS5915823B2 true JPS5915823B2 (ja) | 1984-04-11 |
Family
ID=14667395
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP51115630A Expired JPS5915823B2 (ja) | 1976-09-27 | 1976-09-27 | 複合シ−トの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5915823B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5741588B2 (ja) * | 2010-09-01 | 2015-07-01 | 住友ベークライト株式会社 | 積層シートの製造方法および製造装置 |
-
1976
- 1976-09-27 JP JP51115630A patent/JPS5915823B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5340058A (en) | 1978-04-12 |
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