JPS60151652A - 静電荷現像用トナ−およびその製造方法 - Google Patents

静電荷現像用トナ−およびその製造方法

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JPS60151652A
JPS60151652A JP59006327A JP632784A JPS60151652A JP S60151652 A JPS60151652 A JP S60151652A JP 59006327 A JP59006327 A JP 59006327A JP 632784 A JP632784 A JP 632784A JP S60151652 A JPS60151652 A JP S60151652A
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polymer
colorant
toner
particles
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JP59006327A
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Akira Suzuki
明 鈴木
Masato Shimada
島田 征人
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G9/00Developers
    • G03G9/08Developers with toner particles
    • G03G9/0825Developers with toner particles characterised by their structure; characterised by non-homogenuous distribution of components

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 この発明は、電子写真、静電記録、静電印刷などにおけ
る静電荷像を現像するための一成分現像用トナー、およ
びその製造方法に関する。
従来技術 従来、静電荷現像用トナーは、軟質重合体と着色剤とを
溶融混練させて、重合体中に着色剤を分散させ、この着
色剤分散小合体を微粉砕して製造されるが、この製造方
法によって得られる微粉体はその粒径分布が非常に広く
、実用に供し得るトナーを得るには、更に分級をしな′
ければならないので、結局製造工程が複雑で、コストが
高くなるのが欠点であった。また、製品である粒子の形
状が不定形であるために、流動性が悪いのが欠点であっ
た。
一方、粉砕工程なしで、直接、着色重合体微粒子をつく
る方法として、重合法による製造法が提掌されている(
例えば、特公昭36−10231号、同47−5183
0号、同51−14895号、特開昭53−17735
号、同53−17736号および同53−17737号
参照)。
これらは、いわゆる懸濁重合法によるものであって、重
合性単量体、重合開始剤および着色剤を成分とする重合
性組成物を、水性分散媒中に懸濁し重合して直接1〜ナ
ーを製造するものである。
この方法は、生成されるトナーの粒子が球形であって、
流動性が優れており、しかも製造工程が簡略であってコ
ストも低磨という長所を有するが、被覆層をもつ機能性
ある1〜ナーをつくることは不可能である。
目 的 この発明は、従来の静電荷像用トナーとしての特性を有
しながら、なお、流動性が優れ(球形であること)、か
つ、機能性が向上(多層構成)したトナー、特に電荷依
存用トナーを得ることを目的としている。
構 成 この発明の構成は、 (1) ポリマーと磁性粉または着色剤からなる実質的
に球状の核体粒子とこの核体粒子の表面にあって、少な
くとも磁性粉または着色剤と微小ポリマー粒子の混合物
からなる被覆層からなることを特徴とする1〜ナー、お
よび(2) ポリマーと磁性粉または着色剤からなる実
質的に球状の核体粒子と磁性粉または着色剤を微小ポリ
マー粒子分散系に、この微小ポリマー粒子が凝集、合一
を起さない条件下で加えて均一分散させた後、この微小
ポリマー粒子のガラス転移温度(Tg)以上の温度で噴
霧乾燥することにより、球状の上記核体粒子表面に、ポ
リマーと磁性粉又は着色剤の混合物からなる被覆層を形
成することを特徴とづるトナーの製造方法である。
上記トナーの構成を第1図を参照して具体的に説明する
と、まず磁性ねまたは着色剤を含む球状の核体粒子1の
表面に少なくとも磁性粉または着色剤と微小ポリマー粒
子の混合物からなる被覆層2を有するトナーである。
これらの核体粒子または被覆層について説明すると、 A)ポリマーと磁性粉または着色剤からなる球形核体粒
子 材料は、アクリル酸エステル樹脂やスチレン系樹脂など
の熱可塑性プラスチック透明粒子と磁性粉または着色剤
の混合物からなっている。この核体粒子を製造するには
、通常のスプレードライ法、懸濁重合法にJ:る造粒方
法ににっで製造できる。
粒径どしてはi〜ルナ−核体として 1〜20μ程度の
許容範囲がある。
B)5d性粉または@色剤とポリマーの混合物からなる
被覆層 微小ポリマー粒子分散系に、この微小ポリマー粒子の凝
集、合一を起さない条件下で、上記球形の核体粒子およ
び磁性粉または着色剤を加え、均一に分散させた後、こ
の微小ポリマー粒子のガラス転移温度(Tg>以上の湿
度で噴霧乾燥することにより、球状の核体粒子表面にポ
リマーと磁性粉または着色剤の混合物からなる被覆層2
を形成する。
この被覆層形成の場合の重要な点はpH変化、賎械的剪
断作用にス」して微小ポリマー粒子(ラテックス粒子)
の安定性を維持することである。これらを具体的に説明
すると、1、乳化剤はアルキル(ベンピン)硫酸塩、ア
ルキル硫酸エステル塩、ナトリウム硫酸塩の縮合物等で
あり、その圏は、樹脂100手足部に対して、0.5〜
10重ffi 61i、好ましくは1〜5重量部である
2、 1)l−1コントロールはpH8以上が適当であ
り、好ましくはpi−19以上である。
3、粘度上昇抑制のために、攪拌力の調節も適時必要で
ある。
この発明の核体粒子作成およびラテックス粒子作成に係
る重合性単量体としては、重合可能な単量体であれば任
意のものが用いられ、自己重合性のあるビニル系単量体
でもよいし、また、例えばポリエステル樹脂を製造する
ことができる三塩基性酸やグリコールのような単量体で
あってもよいが、ビニル系単量体が好ましい。
以下、この発明で用いる上記重合性単量体の具体例を挙
げる。
例えば、スチレン、0−メチルスチレン、■−メチルス
チレン、p−メチルスチレン、p−ブチルスチレン、2
,4−ジメチルスチレン、p−n−ブチルスチレン、p
−tert−ブチルスチレン、p−1]−へキシルスチ
レン、p−n−オクチルスチレン、j]−11−ノニル
スチレン、p−n−デシルスチレン、p−n−ドデシル
スチレン、p−メトキシスチレン、p−フェニルスチレ
ン、p−ノニルスチレン、3.4−ジクロルスチレン等
のスチレンおよびスチレン誘導体が挙げられ、スチレン
単吊体が最も好ましい。
他のビニル系単量体としては、例えばエチレン、プロピ
レン、ブチレン、イソブチレンなどのエチレン不飽和モ
ノオレフィン類;塩化ビニル、塩化ビニリデン、臭化ビ
ニル、弗化ビニルなどのハロゲン化ビニル類;酢酸ビニ
ル、プロピオン酸ビニル、ベンジェ酸ビニル、酪酸ビニ
ルなどのビニルニスデル類、アクリル酸メチル、アクリ
ル酸エヂル、アクリル酸1)−ブチル、アクリル酸イン
ブチル、アクリル酸プロピル、アクリル酸11−オクチ
ル、アクリル酸ドデシル、アクリル酸2−エチルヘキシ
ル、アクリル酸ドデシル、アクリル酸2−クロルエチル
、アクリル酸フェニル、α−クロルアクリル酸メチル、
メタアクリル醒メチル、メタアクリル酸エチル、メタア
クリル酸プロピル、メタアクリル酸1)−ブチル、メタ
アクリル酸イソブチル、メタアクリル酸n−オクチル、
メタアクリル酸ドデシル、メタアクリル酸2−エチルヘ
キシル、メタアクリル酸ステアリル、メタアクリル酸フ
ェニル、メタアクリル酸ジメチルアミノエチル、メタア
クリル酸ジエチルアミノエチルなどのα−メチレン脂肪
族モノカルボン酸エステル類;アクロニトリル、メタア
クリルニトリル、アクリルアミドなどのアクリル酸もし
くはメタアクリル酸誘導体:ビニルメチルエーテル、ビ
ニルエチルエーテル、2どニルイソブチルエーテルなど
のビニルエーテル類;ビニルメチルケトン、ビニルへキ
シルケトン、メチルイソプロペニルケ]・ンなどのビニ
ルケ1〜ン類:N−ビニルビロール、N−ビニルカルバ
ゾール、N−ビニルインドール、N−ビニルピロリドン
なとのN−ビニル化合物;ビニルナフタリン類などを挙
げることができる。
これらのビニル系単量体は単独で用いてもよいし、複数
の単量体を組合せて用いて共重合体にしてよい。
上述の重合法では、機械的攪拌によって重合組成物が所
要粒径の分散粒子として水等の分散媒中に分散懸濁され
て重合が行なわれるが、重合の進行と共に分散粒子が粘
着性を増すために合体して大きな粒子となることを防止
する必要があり、このために分散安定剤が用いられる。
このような分散安定剤として用いられるものは、一般に
水溶性高分子物質と難溶性無機化合物の微粉末とに大別
され、水溶性高分子物質にはゼラチン、澱粉、ポリビニ
ルアルコール、その他が含まれ、!aft 2’fJ 
姓無機化合物には硫酸バリウム、硫酸カルシウム、炭酸
バリウム、炭酸カルシウム、リン酸カルシウム等の難溶
性塩類、タルク、粘土、珪酸、珪藻土等無機高分子物質
、金属酸化物その他の粉末が含まれる。
この発明では、重合性単量体を重合さ゛ぜて重合体を得
るが、その重合に際して、重合開始剤を用いてもよい。
この重合開始剤としては、例えば過酸化ラウロイル、過
酸化ベンゾイル、2.2−−アゾビスイソブチロニトリ
ル、2.2−−アゾビス−(2,4−ジメチルバレロニ
トリル)、オルソクロル過酸化ベンゾイル、オルソメト
キシ過酸化ベンゾイルが挙げられる。
この発明に用いられる磁性粉は、酸性、中性、塩基性の
任意の磁性体が用いられるが、単量体の重合時に存在さ
せる時はpHは6以上、好ましくはpHが6〜10の磁
性体がよい。
更に磁場によって、その方向に強く磁化する物質であり
、好ましくは黒色であり、樹脂中に良く分散して化学的
に安定であり、粒径は1μ以下の微粒子状のものが容易
に得られることが望ましいので、マグネタイト(四三酸
化鉄)が最も好ましい。代表的な磁性または磁化可能な
材料としては、コバルト、鉄、ニッケルのような金属;
アルミニウム、コバルト、銅、鉄、鉛、マグネシウム、
ニッケル、スズ、亜鉛、アンチモン、ベリリウム、ビス
マス、カドミウム、カルシウム、マンガン、セレン、チ
タン、タングステン、バナジウムのような金属の合金お
よびその混合物:酸化アルミニウム、酸化鉄、酸化銅、
酸化ニッケル、酸化亜鉛、酸化チタンおよび酸化マグネ
シウムのような金属酸化物を含む金属化合物;窒化バナ
ジウム、窒化クロムのような耐火性窒化物;炭化タング
ステンおよび炭化ケイ素のような炭化物;フェライトお
よびそれらの混合物等が使用できる。
これらの強磁性体は平均粒径が0.1〜1μ程度のもの
が望ましく、トナー中に含有させるりは樹脂成分100
重量部に対し、約50〜jOO樹m部であることが望ま
しく、特に好ましくは樹脂成分100重量部に対し、9
0〜200重量部である。
この発明に用いられる着色剤としては、例えば、下記の
ような顔料及び染料等が挙げられる。
黒色顔料 カーボンブラック、アセチレンブラック、ランプブラッ
ク、アニリンブラック。
黄色顔料 黄鉛、亜鉛黄、カドミウムイエロー、黄色酸化鉄、ミネ
ラルファストイエロー、ニッケルチタンイエロー、ネー
ブルスイエロー、ナフトールイエロー81ハンザ−イエ
ローG1ハンザ−イエロー10G1ベンジジンイエロー
G1ベンジジンイエローGR、キノリンイエローレーキ
、パーマネントイエローNCG。
タートラジンレーキ。
橙色顔料 赤口黄鉛、モリブデンオレンジ、パーマネンi〜オレン
ジG 1’ R、ピラゾロンオレンジ、パルカンオレン
ジ、インダンスレンブリリアントオレンジRK、ベンジ
ジンオレンジG1インダスレンブリリアントオレンジG
K0赤色顔料 ベンガラ、カドミウムレッド、鉛丹、硫化水銀カドミウ
ム、パーマネジ1〜レツド4R、リソールレッド、ピラ
ゾロンレッド、ウオッチングレッドカルシウム塩、レー
キレッドD1ブリリアントカーミン6B、エオシンレー
キ、ローダミンレーキB、アリザリンレーキ、ブリリア
ントカーミン3B0 紫色顔料 マンガン紫、ファストバイオレットB、メチルバイオレ
ットレーキ。
青色顔料 紺青、コバルトブルー、アルカリブルーレーキ、ビクト
リアブルーレーキ、フタロシアニンブルー、無金属フタ
ロシアニンブルー、フタロシアニンブル一部分塩素化物
、ファーストスカイブルー、インダンスレンブル−BO
2 緑色顔料 クロムグリーン、酸化クロム、ピグメントグリーンB1
マラカイトグリーンレーキ、ファナルイエローグリーン
G0 白色顔料 亜鉛華、酸化チタン、アンチモン白、硫化亜鉛。
体質顔料 パライト粉、炭酸バリウム、クレー、シリカ、ホワイト
カーボン、タルク、アルミナホワイド。
各種染料 (塩基性、酸性、分散、直接の各染料等)ニグロシン、
メチレンブルー、ローズベンガン、キノリンイエロー、
ウルトラマンブルー等。
その仙トナーとしての特性を改良するために、磁性粉、
導電剤、荷電制御剤、流動化剤等も適時加えることもで
きる。
磁性粉としては、従来公知の磁性材料の微粉末例えば四
三酸化鉄(Fe30.i)、三二酸化鉄(γ−Fe2O
3)、酸化鉄亜鉛(Zll Fe 20t ) 、酸化
鉄イツトリウム(Y3 Fe s 012 > 、酸化
鉄カドミウム(Cd Fe z、ot ) 、酸化鉄ガ
ドリニウム(’Gd 3 Fe s 012 ) 、酸
化鉄鋼(01Fe 2’Oj ) 、酸化鉄錯(Pb 
Fe 120ts ) 、M化1ニツ’y)I、r(N
f Fe 204 )、酸化鉄ネオジウム(Nd Fe
 O’3 )、酸化鉄バリウム(Ba’ Fe 120
19 ) I化鉄7クネシウム(Mill Fe zO
a )、酸化鉄マンガン(MllFe 20t ) 、
酸化鉄ランタン(La Fe 03 ) 、鉄粉(Fe
)、コバルト粉(Co)、ニッケル粉(Ni )等の一
種または二種以上の組合せが使用される。特に好適な磁
性材料@料は、四三酸化鉄、γ型三二酸化鉄である。
導電剤としては、上述したカーボンブラックの他に、導
電処理を行なったそれ自体は非導電性の無機微粉末や各
種金属粉等(例えばCu I、Ru2O3等)の任意の
ものが使用される。
その他トナーとしての特性を改良σるために、着色剤、
荷電制御剤、流動化剤、導電剤等も適宜加えることがで
きる。
そのための着色剤としては例えばカーボンブラック、ア
ニリンブラック、クリスタルバイオレット、ローダミン
B1マラカイトグリーン、ニグロシン、銅フタロシアニ
ン、アゾ染料等の顔料または染料が用いられる。その他
、ワックス、脂肪酸または脂肪酸金属塩、シリカ粉末、
酸化亜鉛粉末等を添加することもできる。
また、この発明の現像剤では、磁性トナーが静電転写工
程で転写記録紙に印加する極性とは逆極性に摩擦帯電す
る方が転写効率がよいことが確認されており、そのため
には、ニグロシン、モノアゾ染料、亜鉛ヘキサデシルサ
クシ゛ネート、ナフトエ酸のアルキルエステルまたはア
ルキルアミド、ニトロフミン酸、N、N′−テl〜ラメ
チルジアミンベンゾフェノン、N、N′−テ1ヘラメチ
ルベンジジン、トリアジン、サリチル酸金属錯体等、こ
の分野で電荷制御剤と呼ばれている極性の強い物質を添
加することが好ましい。
トナーの流動性等の特性改良剤としては、例えばシリカ
、硬質@脂微粉末、酸化亜鉛、高級脂肪酸、高級脂肪酸
金属塩、シリコンオイル、弗素油等を添加混合すること
も可能である。
導電剤としては、カーボンブラックの他にヨウ化銅、酸
化ルテニウム等の無機材料およびポリアセチレン、ポリ
ピロール、ポリチェニレン等の導電性高分子物質が挙げ
られる。
C)ポリマーまたはポリマーと磁性粉の混合物からなる
被覆層 図面に示した第2被覆層3は同じく第1被覆層2の上に
、これと同様な方法により、ポリマーまたはポリマーと
磁性粉の混合物からなる新たに形成した′1&覆層であ
る。
D)さらに必要があれば、第2被覆層3と同じ第3被覆
層4を第2被覆層3と同様な方法で形成する。
このような多層構造をもつトナーからいろいろな機能性
を展開できる可能性がある。−例としてつきのような機
能をもつトナーができる。
例えば、第1図に示したトナーにおいて、核体粒子1と
して電気抵抗が低い材料(102〜109Ω−cm)を
用い、被覆層2として電気抵抗が高い材料(109Ω−
am以上)を用いて、次のような特性をもたけることが
できる。
例えば米国特許第3,639,245号のカラム3に記
載されたような測定方法等により、現像用1−ナーの導
電率が測定できるが、トナーの導電率(Ω−’ cnr
’ )と印加電圧(V−Cm−1)の関係が第2図に示
したようなものができる。
従来の導電性トナーおよび絶縁性トナーはそれぞれ第2
図の線5および線6に示ずように何れも、トナーの導電
率は電界の変化に対して緩やかに変化するだりであるが
、この発明の1〜ナーでは、線7に示すようにあるブレ
ークダウン電界が102〜10’V/cmの範囲の中に
存在し、導電率が急に増加する。
したがって、このトナーを用い、第2図に示したブレー
クダウンした点(Eb)より大きいB領域の電界で現像
を行ない、ブレークダウンする点より小さいへ領域の電
界で転写を行なうことにすれば従来の一成分プロセスの
欠点が解決できる。
すなわち、従来、−成分現像プロセスではトナーは現像
時に導電性、転写時には絶縁性でなければならないとい
う矛盾があったが、この発明のトナーのようなIl?i
4m 3fiにすると、電界依存型になり、印加電界の
値を現像時と転写時のそれぞれで異なるようにずれば、
同じトナーで、導電性と絶縁性の両方の機能を発揮1−
ることができるわ(プである。
以下、この発明のトナーの製造およびトナーの効果を実
施例によって、具体的に説明する。
実り色間1 1)核体粒子の製造 スチレン 100部 2−2′アゾビスイソブチロニ1−リル(重合開始剤)
 2部 Fe3O4100部 親油化処理剤 3部 上記組成の均一分散液に分散媒として、0.75%メチ
ルセルロース水溶液 400部ラウリル硫酸ナトリウム
 0.05部 の組成のものを加え、4000ppmでホモミキシング
を室温で10分間行なった。
この混合物を脱気し、窒素置換した後、70℃に昇温し
、通常の攪拌を行ないながら6時間重合させた。
生成物は平均粒径9μの粒子であった。これを分級して
平均粒径8μの核体粒子が得られた。
2)微小ポリマー粒子水分散液の製造、スチレン 80
部 2エヂルへキシルアクリレート15部 n−ブチルメタクリレ−1−5部 1−ブチルメルカプタン 1.5部 1.5%ラウリル硫酸す]〜リウム水溶液200部 過硫酸アンモニウム(開始剤)0.2部上記組成の混合
物を脱気、窒素置換し、60℃で18時間乳化重合させ
て微小ポリマー粒子の水分散液を製造した。
3)トナーの製造、 a)微小ポリマー粒子の水分散液〈固形分30%)20
0部を攪拌しながら、これに Fe5−Oaの水分散液(Fe 20310部/水30
0部を高剪断攪拌により均一分散させたもの)および水
酸化ナトリウム水溶液を加え、pH>8を維持して安定
な均一な水分散液にしl〔。
゛これの攪拌を続けながら、核体粒子スラリー(固形分
20%)200部を加え、l)H>8を維持して、微小
ポリマー粒子の凝集、合一による粘度上昇を抑制した均
一な水分散液ができた。
この均一水分散液を攪拌しながら入口湿度140〜16
0℃、出口温度50〜70°Cで噴霧乾燥した。
こうして低電気抵抗の磁性粉含有の核体粒子と高電気抵
抗の磁性粉含有の厚さ1〜2μの被覆層をもつ球形で平
均粒径10μ(粒径分布±30%以内)の機能性ある磁
性トナーが製造さねた。
4)画像形成、 こうしてつくったI〜ルナ−現像剤として用い、電子複
写IM r R1cO1)V F T−4700J [
(14リコー製]で画像形成を行なったところ、鮮明な
画像が得られた。
なお、上記実施例1における第2工程である2)、微小
ポリメー粒子水分散液の製造における原料成分のうち、
乳化剤であるラウリル硫酸すトリウムを他の物質、例え
ばドデシルベンゼンスルホン酸す]〜リウム、アルキル
ナフチレンスルボン酸ナトリウム、β・ナフタレンスル
ホン酸ホルマリン縮合物ナトリウム塩等と置換し、その
他の条件は実施例と同一の工程で1ヘナーを製造しても
、実施例と同じ効果を奏するトナーが製造できた。
しかし、乳化剤として、例えばオレイン酸カリウム、オ
レイン酸ナトリウム、牛脂酸ナトリウム等を用いると結
果がよくない。
この微小ポリマー粒子水分散液は、通常アルカリ性か中
性であることが必要で、酸性物質が入り、液が酸性、特
にl)H5以下になると不安定になり、凝集が起り易く
なる。
乳化剤の量は、上記実施例1における乳化剤水溶液の濃
度が0.5%以下になると効果がないので0.5%を越
える)明度が適当である。
実施例2 実施例1の核体粒子の製造工程におけるFe 30+の
代りに導電性カーボン20部を用い、同じく、実施例1
のトナーの製造工程における微小ポリマー粒子水分散流
に加えるFe 30tの均一な水分散液の代りにカーボ
ンブラック3部/水300部という組成の均一な水分散
液を用い、その外の条件はすべて実施例1と同じ条件で
トナーを製造した。
このトナーは低電気抵抗の黒色着色剤を含有する核体粒
子の表面に、高電気抵抗の黒色着色剤を含む厚さ1〜2
μの被覆層をもつもので、その形状は球形で平均粒径1
0μ(粒径分布±30%以内)の機能性あるトナーであ
っ1こ 。
画像形成 この1〜ナーを現像剤どして用い、特開昭55−849
55に記載されたLIST方式と命名される記録方法に
基づいたプロトタイプ装置によって画像形成を行ったと
ころ、鮮明な画像が得られた。
効 果 以上説明したように、この発明の1〜ナーによって、次
の効果を奏することができる。
1)粒子が球形であるので1〜ナーの流動性が良く、し
たがって、1ヘナーの補給が円滑にできる。
2)トナーが多@構造であるので、機能性のあるトナー
をつくることができ、画質の改良に有効である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明のトナーの構造の概略を示す1〜ナ
一粒子の拡大断面図、 第2図は、この発明の1〜ナーの一応用例のトナーの特
性を示す、印加電界とトナ ー3111電率の相関図、 1・・・核体粒子、2・・・被覆層、 3・・・導電性トナーの導電率を示す線、4・・・絶縁
性トナーの導電率を示す線、5・・・この発明のトナー
の導電率を示す線、特許出願人 株式会社リ コ − 代理人 弁理士 小 松 秀 岳 代理人 弁理士 旭 宏

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1) ポリマーと磁性粉または着色剤からなる実質的
    に球状の核体粒子とこの核体粒子の表面にあって、少な
    くとも磁性粉または着色剤と微小ポリマー粒子の混合物
    からなる被N層からなることを特徴とJるトナー。
  2. (2) ポリマーと磁性粉または着色剤からなる実質的
    に球状の核体粒子と磁性粉または着色剤を微小ポリマー
    粒子分散系に、この微小ポリマー粒子が凝集、合一を起
    さない条件下で加えて均一分散させた後、この微小ポリ
    マー粒子のガラス転移温度(T(1)以上の温度で噴霧
    乾燥することにより、球状の上記核体粒子表面に、ポリ
    マーと磁性粉又は着色剤の混合物からなる被N層を形成
    することを特徴とするトナーの製造方法。
JP59006327A 1984-01-19 1984-01-19 静電荷現像用トナ−およびその製造方法 Pending JPS60151652A (ja)

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JPS60151652A true JPS60151652A (ja) 1985-08-09

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