JP3265445B2 - 静電荷像現像用トナー及びその製造方法 - Google Patents
静電荷像現像用トナー及びその製造方法Info
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化する方法に用いられるトナー及びその製造方法に関す
る。
2,297,691号明細書、特公昭42−23910
号公報及び同43−24748号公報等に記載されてい
る如く、多くの方法が知られているが、一般には光導電
性物質を利用し、種々の手段により感光体上に電気的潜
像を形成し、次いで該潜像をトナーを用いて現像し、必
要に応じて紙等の転写材にトナー画像を転写した後、加
熱,圧力,加熱圧力,或いは溶剤蒸気などにより定着し
複写画像を得るものである。
はトナー画像を定着する方法としては、従来各種の方法
が提案され、それぞれの画像形成プロセスに適した方法
が採用されている。
に熱可塑性樹脂中に染・顔料からなる着色剤を溶融混合
し、均一に分散した後、微粉砕装置,分級機により所望
の粒径を有するトナーを製造してきた。
し得るが、ある種の制限、すなわちトナー用材料の選択
範囲に制限がある。例えば樹脂着色剤分散体が十分に脆
く、経済的に可能な製造装置で微粉砕し得るものでなけ
ればならない。ところが、こういった要求を満たすため
に樹脂着色剤分散体を脆くすると、実際に高速で微粉砕
した場合に形成された粒子の粒径範囲が広くなり易く、
特に比較的大きな割合の微粒子がこれに含まれるという
問題が生じる。更に、このように脆性の高い材料は、複
写機等現像用に使用する際、更なる微粉砕ないしは粉化
を受けやすい。また、この方法では、着色剤等の固体微
粒子を樹脂中へ完全に均一に分散することは困難であ
り、その分散の度合によっては、カブリの増大,画像濃
度の低下や混色性・透明性の不良の原因となるので、分
散に注意を払わなければならない。また、破断面に着色
剤が露出することにより、現像特性の変動を引き起こす
場合もある。
を克服するため、特公昭36−10231号公報、同4
3−10799号公報及び同51−14895号公報等
により懸濁重合法によるトナーの製造方法が提案されて
いる。懸濁重合法においては、重合性単量体,着色剤,
重合開始剤、更に必要に応じて架橋剤,荷電制御剤,そ
の他添加剤を、均一に溶解または分散せしめて単量体組
成物とした後、この単量体組成物を分散安定剤を含有す
る連続相、例えば水相中に適当な攪拌機を用いて分散
し、同時に重合反応を行わせ、所望の粒径を有するトナ
ー粒子を得る。
め、トナーに脆性が必要ではなく、軟質の材料を使用す
ることができ、また、粒子表面への着色剤の露出等が生
じず、均一な摩擦帯電性を有するという利点がある。ま
た、分級工程の省略をも可能にするため、エネルギーの
節約,製造時間の短縮,工程収率の向上等、コスト削減
効果が大きい。
法トナーでは、大粒径のトナーに比べると着色剤がトナ
ー表層へ露出または近づくため、着色剤の影響が生じ易
くなるため、帯電の均一性が低下することが明らかにな
ってきた。
刷数を重ねた際に顕著となる。従来、帯電の均一化を図
るために、例えば特開昭62−73277号公報,特開
平3−35660号公報等のいわゆるトナー表層を樹脂
で被覆してしまう方法が提案されている。
が厚いため、確かに着色剤の影響は防止できるものの、
帯電制御性を有する成分をほとんど含有することができ
ないため、帯電量の絶対値が小さくなってしまうという
問題点がみられた。
制御剤を被覆樹脂層中に混入させることに着目した特開
昭62−73277号公報は、微粒子トナーの耐久性を
考慮すると、複写の刷数を重ねた場合、やはり前述の着
色剤と同様に該荷電制御剤がトナー表面に露出しやすく
なる。
覆する方法が特開昭64−62666号公報,特開昭6
4−63035号公報,特公昭58−57105号公報
等で提案されているが、製造上、工程の複雑化を招き、
コスト的に不利になる。
リンターが、上市され解像力,階調性はもとより、色ム
ラの無い色再現性に優れた高画質が得られる様に成って
きている。
原稿をB(ブルー),G(グリーン),R(レッド)各
フィルターで色分解した後、オリジナル画像に対応した
20〜70μmのドット径からなる潜像をY(イエロ
ー),M(マゼンタ),C(シアン),Bk(ブラッ
ク)の各現像剤を用い減色混合作用を利用して現像する
が、白黒複写機と比べ多量の現像剤を感光体から転写材
に転写させる必要があること、更に将来更なる高画質化
に対応すべく微小ドットに対応した現像剤の微小粒径化
の要求も予想される。
やフルカラー化に伴い、一層の低温定着性の向上も重要
な要素となり、この点からも比較的容易に粒度分布がシ
ャープで微小粒径の現像剤が製造できる重合法は、優れ
た特性を示している。フルカラー複写機に登載されるト
ナーは、定着工程で多色のトナーが充分混色することが
必要で、この時の色再現性の向上やOHP画像の透明性
が必須となる。そして、更にカラートナーは、黒トナー
に比べ通常溶融性の良い低分子量の樹脂が要望される。
オフセット性を向上させる目的でポリエチレンワックス
やポリプロピレンワックスに代表される比較的結晶性の
高い離型剤が用いられている。
は、この離型剤の結晶性が高いため、OHPに出力した
際に著しく透明性が阻害される。
して離型剤を添加せずに加熱定着ローラーへシリコーン
オイル等を均一に塗布せしめることで、その結果として
耐高温オフセット性の向上をはかっている。
力転写材は、その表面に余分のシリコーンオイル等が付
着するため、ユーザーがこれを取り扱うさいに不快感を
生じ、好ましくない。
を含有せしめたオイルレス定着用の現像剤の検討もおこ
なわれているが、低温定着性と透明性に優れ、同時に耐
高温オフセット性を示す現像剤は未だえられていない。
は、上述のごとき従来技術の問題点を解決した静電荷像
現像用トナー及びその製造方法を提供することにある。
優れ、カブリ,飛散等が少なく、耐久性において帯電性
の安定を向上させ且つ製造性に優れた静電荷像現像用ト
ナー及びその製造方法を提供することにある。
上記従来技術における問題点を克服するために鋭意検討
を重ねた結果、被覆層を有する重合体粒子又はトナー被
覆層を形成する工程において、多官能性有機過酸化物重
合開始剤を用いることで、均一な被覆層が形成され、帯
電の均一化及び耐久性を向上させることが容易に達成さ
れることを見いだし本発明の完成に至った。
帯電性の乱れを、従来技術のように厚く被覆したり荷電
制御剤を添加することで防止するのではなく、前記多官
能性有機過酸化物重合開始剤を用い、最小限の被覆によ
ってトナー表面を均一化しさえすれば良いことに着目
し、本発明の完成に至った。
の被覆均一性が重要な因子となることは自明であるが、
本発明者らはこの点に関して検討を加え、少なくとも2
つ以上の官能基を有した有機過酸化物系開始剤を用いる
ことで、より一層の被覆安定性が得られることを見いだ
した。
重合過程で重合鎖末端に結合する性質を有するのである
が、本発明の重合開始剤はその初期には形成被覆層を安
定化させる機能を有し、且つ重合後には重合鎖を三次元
化することもできるため、被覆粒子表面の強度、表面性
の均一化を同時に増幅させる機能を有する。
る被覆強度の向上や安定化が図れることを見いだし本発
明に至ったものである。
ナー、及び製造方法について詳述する。
乳化重合法,懸濁重合法,界面重合法,塩析重合法,会
合重合法,樹脂片の機械的粉砕法,スプレードライ法等
公知の重合体あるいは樹脂粒子製造方法によって得られ
たものであれば、どのような製造方法であってもかまわ
ないが、予め均一な水系媒体中で製造される乳化重合
法,懸濁重合法,界面重合法,塩析重合法,会合重合法
等のいわゆる重合法で製造された重合体粒子の方が製造
面の簡略化が図れるため好ましい。
としては、スチレン、o−メチルスチレン、m−メチル
スチレン、p−メチルスチレン、p−メトキシスチレ
ン、p−エチルスチレン等のスチレン系単量体;アクリ
ル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸n−ブチ
ル、アクリル酸イソブチル、アクリル酸n−プロピル、
アクリル酸n−オクチル、アクリル酸ドデシル、アクリ
ル酸2−エチルヘキシル、アクリル酸ステアリル、アク
リル酸2−クロルエチル、アクリル酸フェニル等のアク
リル酸エステル類;メタクリル酸メチル、メタクリル酸
エチル、メタクリル酸n−プロピル、メタクリル酸n−
ブチル、メタクリル酸イソブチル、メタクリル酸n−オ
クチル、メタクリル酸ドデシル、メタクリル酸2−エチ
ルヘキシル、メタクリル酸ステアリル、メタクリル酸フ
ェニル、メタクリル酸ジメチルアミノエチル、メタクリ
ル酸ジエチルアミノエチル等のメタクリル酸エステル
類;その他アクリロニトリル、メタクリロニトリル、ア
クリルアミド等の単量体が挙げられる。これらの単量体
は単独又は結合して使用し得る。上述の単量体の中で
も、スチレン又はスチレン誘導体を単独で又は他の単量
体と混合して使用することが、トナーの現像特性及び耐
久性の点から好ましい。
て極性基を有する重合体,共重合体を添加して重合する
ことがより好ましい。
粒子表層部に集まるため、一種の殻のような形態とな
り、トナー粒子に耐ブロッキング性等の優れた性質を付
与する一方で、トナー内部では比較的低分子量で定着特
性向上に寄与する様に重合を行うことにより、定着性と
耐ブロッキング性という相反する性能を満足するトナー
を得ることができる。
を以下に例示する。
クリル酸ジエチルアミノエチルなどの含チッ素単量体の
重合体、もしくはスチレン、不飽和カルボン酸エステル
等との共重合体、アクリロニトリル等のニトリル系単量
体、塩化ビニル等の含ハロゲン系単量体、アクリル酸、
メタクリル酸等の不飽和カルボン酸、その他不飽和二塩
基酸、不飽和二塩基酸無水物、ニトロ系単量体等の重合
体もしくはスチレン系単量体との共重合体、ポリエステ
ル、エポキシ樹脂等が挙げられる。
しては、0.1〜10重量%が好ましい。
しては、公知のものが使用でき、例えば、カーボンブラ
ック、鉄黒の他、C.I.ダイレクトレッド1、C.
I.ダイレクトレッド4、C.I.アシッドレッド1、
C.I.ベーシックレッド1、C.I.モーダントレッ
ド30、C.I.ダイレクトブルー1、C.I.ダイレ
クトブルー2、C.I.アシッドブルー9、C.I.ア
シッドブルー15、C.I.ベーシックブルー3、C.
I.ベーシックブルー5、C.I.モーダントブルー
7、C.I.ダイレクトグリーン6、C.I.ベーシッ
クグリーン4、C.I.ベーシックグリーン6等の染
料;黄鉛、カドミウムイエロー、ミネラルファストイエ
ロー、ネーブルイエロー、ナフトールイエローS、ハン
ザイエローG、パーマネントイエローNCG、タートラ
ジンレーキ、モリブデンオレンジ、パーマネントオレン
ジGTR、ベンジジンオレンジG、カドミウムレッド、
パーマネントレッド4R、ウォッチングレッドカルシウ
ム塩、ブリリアントカーミン3B、ファストバイオレッ
トB、メチルバイオレットレーキ、紺青、コバルトブル
ー、アルカリブルーレーキ、ビクトリアブルーレーキ、
キナクリドン、ローダミンレーキ、フタロシアニンブル
ー、ファーストスカイブルー、ピグメントグリーンB、
マラカイトグリーンレーキ、ファイナルイエローグリー
ンG等の顔料がある。
を得るため、着色剤の持つ重合阻害性や水相移行性に注
意を払う必要があり、好ましくは、表面改質、例えば重
合阻害のない物質による疎水化処理を施しておいたほう
が良い。
阻害性を有しているものが多いので使用の際に注意を要
する。
は、予めこれらの染料の存在下に重合性単量体を重合せ
しめる方法が挙げられ、得られた着色重合体を単量体系
に添加する。また、カーボンブラックについては、上記
染料と同様の処理の他、カーボンブラックの表面官能基
と反応する物質、例えばオルガノシロキサン等で処理を
行っても良い。
性粉を含有せしめても良い。このような磁性粉として
は、磁場の中におかれて磁化される物質が用いられ、
鉄,コバルト,ニッケルなどの強磁性金属の粉末、もし
くはマグネタイト,フェライトなどの化合物がある。
トナーを得るため、磁性体の持つ重合阻害性や水相移行
性等に注意を払う必要があり、好ましくは、表面改質、
例えば重合阻害のない物質による疎水化処理を施してお
いたほうがより好ましい。
を良くする目的で、重合体粒子中に炭化水素化合物等、
一般に離型剤として用いられる低軟化点物質を配合して
も良い。
は、ASTM D3418−8に準拠し測定された主体
極大ピーク値が、40〜90℃を示す化合物が好まし
い。極大ピークが40℃未満であると低軟化点物質の自
己凝集力が弱くなり、特にフルカラートナーには好まし
くない。一方、極大ピークが、90℃を超えると定着温
度が高くなり、定着画像表面を適度に平滑化せしめるこ
とが困難となり混色性の点から好ましくない。更に直接
重合法によりトナーを得る場合においては、水系で造
粒,重合を行うため極大ピーク値の温度が高いと、主に
造粒中に低軟化点物質が析出してきて懸濁系を阻害する
ため好ましくない。
例えばパーキンエルマー社製DSC−7を用いる。装置
検出部の温度補正はインジウムと亜鉛の融点を用い、熱
量の補正についてはインジウムの融解熱を用いる。サン
プルは、アルミニウム製パンを用い対照用に空パンをセ
ットし、昇温速度10℃/min.で測定を行う。
フィンワックス,フィッシャートロピッシュワックス,
アミドワックス,高級脂肪酸,エステルワックス及びこ
れらの誘導体又はこれらのグラフト/ブロック化合物等
が利用できる。好ましくは下記一般構造式で示す炭素数
が10以上の長鎖エステル部分を1個以上有するエステ
ルワックスが、OHPの透明性を阻害せずに耐高温オフ
セット性に効果を有するので本発明においては特に好ま
しい。本発明に好ましい具体的なエステルワックスの代
表的化合物の構造式を以下に一般構造式,一般構造式
及び一般構造式として示す。
a+bは4であり、R1及びR2は炭素数が1〜40の有
機基を示し、且つR1とR2との炭素数差が10以上であ
る基を示し、n及びmは0〜15の整数を示し、nとm
が同時に0になることはない。]
a+bは4であり、R1は炭素数が1〜40の有機基を
示し、n及びmは0〜15の整数を示し、nとmが同時
に0になることはない。]
a+bは3以下であり、R1及びR2は炭素数が1〜40
の有機基を示し、且つR1とR2との炭素数差が10以上
である基を示し、R3は炭素数が1以上の有機基を示
し、n及びmは0〜15の整数を示し、nとmが同時に
0になることはない。]
クスは、硬度0.5〜5.0を有するものが好ましい。
エステルワックスの硬度は、直径20mmφで厚さが5
mmの円筒形状のサンプルを作製した後、例えば島津製
作所製ダイナミック超微小硬度計(DUH−200)を
用いビッカース硬度を測定した値である。測定条件は、
0.5gの荷重で負荷速度が9.67mm/秒の条件で
10μm変位させた後15秒間保持し、得られた打痕形
状を測定しビッカース硬度を求める。本発明に好ましく
用いられるエステルワックスの硬度は、0.5〜5.0
の値を示す。硬度が0.5未満の低軟化点物質では定着
器の圧力依存性及びプロセススピード依存性が大きくな
り、耐高温オフセット効果の発現が不十分となりやす
く、他方5.0を超える場合ではトナーの保存安定性に
乏しく、離型剤自身の自己凝集力も小さいため同様に高
温オフセットが不十分となりやすい。具体的化合物とし
ては、下記化合物が挙げられる。
てきており、両面画像を形成せしめる際においては、最
初に表面に形成された転写紙上のトナー像が次に裏面に
画像を形成する時にも定着器の加熱部を再度通過する可
能性が有り、よりトナーの耐高温オフセット性を十分に
考慮する必要がある。その為にも本発明においては、多
量の低軟化点物質の添加が必須となる。具体的には、低
軟化点物質をトナー中に5〜30重量%添加することが
好ましい。5重量%未満の添加では十分な耐高温オフセ
ット性を示さず、更に両面画像の定着時において裏面の
画像がオフセット現象を示す傾向がある。また30重量
%を超える場合は、重合法による製造において造粒時に
トナー粒子同士の合一が起きやすく、粒度分布の広いも
のが生成しやすく、本発明には不適当であった。
する目的で重合体粒子中に荷電制御剤を添加しておくこ
とが好ましい。
のうち、重合阻害性,水相移行性の殆どないものが用い
られ、例えば正荷電制御剤としてニグロシン系染料,ト
リフェニルメタン系染料,4級アンモニウム塩,グアニ
ジン誘導体,イミダゾール誘導体,アミン系化合物等が
あげられ、負荷電制御剤としては、含金属サリチル酸系
化合物,含金属モノアゾ系染料化合物,尿素誘導体,ス
チレン−アクリル酸共重合体,スチレン−メタクリル酸
共重合体が挙げられる。
合性単量体の0.1〜10重量%が好ましい。
重合開始剤としては、いずれかの適当な重合開始剤、例
えば、2,2’−アゾビス−(2,4−ジバレロニトリ
ル)、2,2’−アゾビスイソブチロニトリル、1,
1’−アゾビス(シクロヘキサン−1−カルボニトリ
ル)、2,2’−アゾビス−4−メトキシ−2,4−ジ
メチルバレロニトリル、アゾビスイソブチロニトリル等
のアゾ系、またはジアゾ系重合開始剤;ベンゾイルペル
オキシド、メチルエチルケトンペルオキシド、ジイソプ
ロピルオキシカーボネート、クメンヒドロペルオキシ
ド、2,4−ジクロロベンゾイルペルオキシド、ラウロ
イルペルオキシド等の過酸化物系重合開始剤が挙げられ
る。
0.5〜20重量%の添加が好ましく、単独で、または
併用しても良い。
コントロールするために、公知の架橋剤,連鎖移動剤を
添加しても良く、好ましい添加量としては、重合性単量
体の0.001〜15重量%である。
ずれか適当な安定剤を使用する。例えば、無機化合物と
してリン酸三カルシウム,リン酸マグネシウム,リン酸
亜鉛,リン酸アルミニウム,炭酸カルシウム,炭酸マグ
ネシウム,水酸化カルシウム,水酸化マグネシウム,水
酸化アルミニウム,メタ珪酸カルシウム,硫酸カルシウ
ム,硫酸バリウムベントナイト,シリカ,アルミナ等が
挙げられる。有機化合物としては、ポリビニルアルコー
ル,ゼラチン,メチルセルロース,メチルヒドロキシプ
ロピルセルロース,エチルセルロース,カルボキシメチ
ルセルロースのナトリウム塩,ポリアクリル酸、及びそ
の塩,ポリメタアクリル酸、及びその塩,でんぷん等を
水相に分散させて使用できる。これら安定剤は、重合性
単量体100重量部に対して0.2〜20重量部を使用
することが好ましい。
場合、市販のものをそのまま用いても良いが細かい粒子
を得るために、分散媒中にて該無機化合物を生成させて
も良い。
拌下においてリン酸ナトリウム水溶液と塩化カルシウム
水溶液とを混合すると良い。
に、重合性単量体100重量部に対して0.001〜
0.1重量部の界面活性剤を使用しても良い。これは、
上記分散安定剤の初期の作用を促進するためのものであ
り、その具体例としては、ドデシルベンゼン硫酸ナトリ
ウム,テトラデシル硫酸ナトリウム,ペンタデシル硫酸
ナトリウム,オクチル硫酸ナトリウム,オレイン酸ナト
リウム,ラウリル酸ナトリウム,オクチル酸ナトリウ
ム,ラウリル酸ナトリウム,ステアリン酸ナトリウム,
オレイン酸カルシウム等が挙げられる。
は、公知の被覆方法であるシード重合法;特開昭57−
45558号公報等に記載されているような樹脂エマル
ションを重合体粒子に添加し、付着混合させる方法、い
わゆるカプセルトナーで用いられる樹脂析出法等の公知
の方法が使用できる。
体としては、スチレン,o−メチルスチレン,p−メチ
ルスチレン,m−メチルスチレン,p−メトキシスチレ
ン,p−エチルスチレン等のスチレン系単量体、アクリ
ル酸,メタクリル酸、及びアクリル酸メチル,アクリル
酸エチル,アクリル酸n−ブチル,アクリル酸イソブチ
ル,アクリル酸n−プロピル,アクリル酸n−オクチ
ル,アクリル酸ドデシル,アクリル酸2−エチルヘキシ
ル,アクリル酸ステアリル,アクリル酸2−クロルエチ
ル,アクリル酸フェニル等のアクリル酸エステル類、メ
タクリル酸メチル,メタクリル酸エチル,メタクリル酸
n−プロピル,メタクリル酸n−ブチル,メタクリル酸
イソブチル,メタクリル酸n−オクチル,メタクリル酸
ドデシル,メタクリル酸2−エチルヘキシル,メタクリ
ル酸ステアリル,メタクリル酸フェニル,メタクリル酸
ジメチルアミノエチル,メタクリル酸ジエチルアミノエ
チル等のメタクリル酸エステル類、その他のアクリロニ
トリル,メタクリロニトリル,アクリルアミド等の単量
体が挙げられる。
用しうる。上述の単量体の中でも、スチレンまたはスチ
レン誘導体を単独で、または他の単量体と混合して使用
することが重合体粒子への吸着性を高め、且つ耐ブロッ
キング性や耐久性を高めるので好ましい。
体中に耐ブロッキング性等を更に付与するために架橋剤
を添加しても良い。
の架橋剤であればどの様なものでも使用できる。好まし
く用いられる架橋剤としては主に重合性の二重結合を二
個以上有する化合物であり、例えばジビニルベンゼン、
ジビニルナフタレンおよびそれらの誘導体のような芳香
族ジビニル化合物、例えばエチレングリコールジメタク
リレート、ジエチレングリコールメタクリレート、トリ
エチレングリコールメタクリレート、トリメチロールプ
ロパントリアクリレート、アリルメタクリレート、t−
ブチルアミノエチルメタクリレート、テトラエチレング
リコールジメタアクリレート、1,3−ブタンジオール
ジメタアクリレートなどの如き、ジエチレン性カルボン
酸エステル、N,N−ジビニルアニリン、ジビニルエー
テル、ジビニルスルフィド、ジビニルスルホンなど全て
のジビニル化合物、および三個以上のビニル基を持つ化
合物等が単独または混合物として用いられる。
チレングリコール、1,2−プロピレングリコール、
1,3−プロピレングリコール、1,4−ブタンジオー
ル、ネオペンチルグリコール、1,4−ブテンジオー
ル、1,4−ビス(ヒドロキシメチル)シクロヘキサ
ン、ビスフェノールA、水素添加ビスフェノールA、ポ
リオキシエチレン化ビスフェノールA、ポリオキシプロ
ピレン化ビスフェノールAなどの二価アルコール類;マ
レイン酸、フマール酸、メサコニン酸、シトラコン酸、
イタコン酸、グルタコン酸、フタル酸、イソフタル酸、
テレフタル酸、シクロヘキサンジカルボン酸、コハク
酸、アジピン酸、セバチン酸、マロン酸、これらの無水
物またはこれらの低級アルコールとのエステルなどの二
塩基酸類およびその誘導体;グリセリン、トリメチロー
ルプロパン、ペンタエリスリトールなどの三価以上のア
ルコール類;および、トリメリット酸、ピロメリット酸
などの三価以上のカルボン酸類が架橋剤として本発明に
用いられる。
体100重量部に対し0.005〜20重量部、好まし
くは0.1〜5重量部である。この添加量が多すぎると
不溶融となり、トナーの定着性を損う。また、少なすぎ
ると、トナーの特性である耐久性,保存性等の特性が付
与しにくくなる。
は、分子内にパーオキサイド結合を2つ以上有する多官
能性有機過酸化物重合開始剤が用いられる。
合初期に形成被覆層を安定化させる機能を有し、且つ重
合後には重合鎖を三次元化することも可能となるため、
被覆粒子表面の強度やその表面性の均一化を薄膜下にお
いても同時に増幅させる機能を有する。このため、被覆
工程での添加量が少なくても従来の重合開始剤以上の被
覆安定性が得られる。
酸化物重合開始剤としては、ジアルキル過酸化物、パー
オキシカーボネート、アルキル過酸化エステル又は過酸
化ケタールなどが挙げられ、例えば2,5−ジメチル−
2,5−ビス(t−ブチルパーオキシ)ヘキサン、ジ−
t−ブチルパーオキシヘキサヒドロテレフタレート、
1,1−ビス(t−ブチルパーオキシ)シクロヘキサ
ン、2,2−ビス(4,4−t−ブチルパーオキシシク
ロヘキシル)プロパン、1,6−ビス(t−ブチルパー
オキシカルボニルオキシ)ヘキサン、ジエチレングリコ
ール−ビス(t−ブチルパーオキシカーボネート)等が
挙げられる。
重合性単量体100重量部に対して0.1〜10重量
部、好ましくは、0.5〜5重量部の範囲で使用され
る。前記重合開始剤の添加量が10重量部を超えると、
その使用量が多くなるばかりでなく、自己乳化が多くな
る。また、0.1重量部未満では充分な重合度が得られ
ない。
重合開始剤と併用することもできる。
2,2’−アゾビス−(2,4−ジメチルバレロニトリ
ル)、2,2’−アゾビスイソブチロニトリル、1,
1’−アゾビス(シクロヘキサン−1−カルボニトリ
ル)、2,2’−アゾビス−4−メトキシ−2,4−ジ
メチルバレロニトリル、アゾビスイソブチロニトリル等
のアゾ系又はジアゾ系重合開始剤;ベンゾイルペルオキ
シド、メチルエチルケトンペルオキシド、ジイソプロピ
ルペルオキシカーボネート、クメンヒドロペルオキシ
ド、2,4−ジクロロベンゾイルペルオキシド、ラウロ
イルペルオキシド等の過酸化物系重合開始剤があげられ
る。
あればいずれも使用可能であるが、例えば、過硫酸カリ
ウム,過硫酸アンモニウム,過硫酸ナトリウムなどの過
硫酸塩や過酸化水素などがあげられる。
合性単量体系の乳化安定のために、重合性単量体に対し
0.001〜0.1重量%の界面活性剤を使用してもよ
い。これは、上記重合性単量体系の乳化,分散を促進す
るためのものであり、その具体例としては、ドデシルベ
ンゼン硫酸ナトリウム,テトラデシル硫酸ナトリウム,
ペンタデシル硫酸ナトリウム,ステアリン酸ナトリウ
ム,オレイン酸カルシウム等が挙げられる。
き方法にて得られる。
荷電制御剤,重合開始剤,その他の添加剤を加え、ホモ
ジナイザー,超音波分散機等によって均一に溶解または
分散せしめた単量体系を、分散安定剤を含有する水相中
に通常の攪拌機またはホモミキサー,ホモジナイザー等
により分散せしめる。
ズ、一般に30μm以下の粒径を有する様に攪拌速度,
時間を調製し造粒する。
状態が維持され、且つ粒子の沈降が防止される程度の攪
拌を行えば良い。
0℃の温度に設定して重合を行う。
整し、重合体粒子を被覆するための予め重合開始剤を溶
解した重合性単量体系を強攪拌しながら注意深く滴下す
る。
面活性剤等を添加し、前記重合性単量体を乳化させ、該
懸濁粒子(重合体粒子)に吸着・被覆させても良い。
て前記懸濁粒子(重合体粒子)の被覆層を2〜10時間
重合させる。
にトナー定着時の臭い等の原因となる未反応の重合性単
量体,副生成物等を除去するために、反応後半または重
合反応終了後に一部水系媒体を留去しても良い。
ー粒子)を洗浄,ろ過により回収し、乾燥する。
系100重量部に対して水300〜3000重量部を分
散媒として使用するのが好ましい。
これらは本発明を何等限定するものではない。本発明の
実施例及び比較例に使用されるトナーの製造例を以下に
挙げる。「部」は「重量部」を意味する。
1M−Na3PO4水溶液450gを投入し、60℃に加
温した後、TK式ホモミキサー(特殊機化工製)を用い
て、12,000rpmにて攪拌した。
を徐々に添加し、Ca3(PO4)2を含む水系媒体を得
た。
キサー(特殊機化工製)を用いて、12,000rpm
で均一に溶解,分散した。
(2,4−ジメチルバレロニトリル)10部を溶解し、
重合性単量体組成物を調製した。
を投入し、60℃,N2雰囲気下においてTK式ホモミ
キサーにて10,000rpmで20分間攪拌し、造粒
した。その後、パドル攪拌翼で攪拌しつつ、80℃に昇
温し、10時間反応させ重合体粒子を得た。
ら求めた体積平均径(D4)は、6.21μmであっ
た。測定にはコールターカウンターモデルTA−II
(コールターエレクトロニクス社製)を用いた。
3.6部のNa2CO3を添加,溶解させた。
製)を用いて、0.5ml/minの滴下速度で4.0
ml滴下し、前記重合体粒子表面に吸着,被覆させた。
6時間重合させた。この被覆後の重合体粒子のコールタ
ーカウンターから求めた体積平均径は、6.70μmで
あった。
えて燐酸カルシウムを溶解させたのち、ろ過,水洗,乾
燥の各工程を経てトナーを得た。
酸化チタン微粉末1.2部を外添し、トナー表面に酸化
チタン微粉末を有するトナーAを得た。
脂で被覆したフェライトキャリア94部を混合して二成
分現像剤とした。
物の処方を、 スチレンモノマー 165部 n−ブチルアクリレート 35部 銅フタロシアニン顔料 14部 飽和ポリエステル 10部 (テレフタル酸−プロピレンオキシド変性ビスフェノールA:酸価15, ピーク分子量6000) 化合物(2)(mp59℃) 60部 ジ−t−ブチルサリチル酸金属化合物 1.5部 に代える他は、製造例1と同様にして、体積平均径6.
01μmの重合体粒子を得た。
3.6部のNa2O3を添加,溶解させた。
にして被覆処理を行い、体積平均径6.49μmの被覆
樹脂粒子を得た。
えて燐酸カルシウムを溶解させたのち、ろ過,水洗,乾
燥の各工程を経てトナーを得た。
酸化チタン微粉末1.2部を外添し、トナー表面に酸化
チタン微粉末を有するトナーBを得た。
脂で被覆したフェライトキャリア94部を混合して二成
分現像剤とした。
物の処方を、 スチレンモノマー 165部 n−ブチルアクリレート 35部 銅フタロシアニン顔料 14部 飽和ポリエステル 10部 (テレフタル酸−プロピレンオキシド変性ビスフェノールA:酸価15, ピーク分子量6000) 化合物(3)(mp59℃) 60部 ジ−t−ブチルサリチル酸金属化合物 1部 に代える他は、製造例1と同様にして、体積平均径6.
64μmの重合体粒子を得た。
3.6部のNa2O3を添加,溶解させた。
にして、体積平均径6.91μmの重合体粒子を得た。
様にして被覆処理を行い、体積平均径6.47μmの被
覆樹脂粒子を得た。
えて燐酸カルシウムを溶解させたのち、ろ過,水洗,乾
燥の各工程を経てトナーを得た。
酸化チタン微粉末1.2部を外添し、トナー表面に酸化
チタン微粉末を有するトナーCを得た。
脂で被覆したフェライトキャリア94部を混合して二成
分現像剤とした。
平均径7.70μmの重合体粒子を得た。
3.6部のNa2O3を添加,溶解させた。
l/minの滴下速度で2.9ml滴下し、前記重合体
粒子に吸着,被覆させた。
カリウム1.48gを徐々に添加し、撹拌,溶解した。
その後、70℃に昇温し、上記合成樹脂単量体を6時間
重合させた。
った。
えて燐酸カルシウムを溶解させたのち、ろ過,水洗,乾
燥の各工程を経てトナーを得た。
酸化チタン微粉末1.2部を外添し、トナー表面に酸化
チタン微粉末を有するトナーDを得た。
脂で被覆したフェライトキャリア94部を混合して二成
分現像剤とした。
物の処方を スチレンモノマー 165部 n−ブチルアクリレート 35部 疎水化処理磁性体 140部 ジ−tブチルサリチル酸金属化合物 1部 スチレン−メタクリル酸共重合体 10部 パラフィンワックス(mp60℃) 20部 ジ−t−ブチルサリチル酸金属化合物 1部 とする他は、製造例1と同様にして、体積平均径6.9
0μmの重合体粒子を得た。
3.6部のNa2O3を添加,溶解させた。
l/minの滴下速度で2.2ml滴下し、前記重合体
粒子に吸着,被覆させた。
し、上記合成樹脂単量体を6時間重合させた。
った。
えて燐酸カルシウムを溶解させたのち、ろ過,水洗,乾
燥の各工程を経てトナーを得た。
酸化チタン微粉末1.2部を外添し、トナー表面に酸化
チタン微粉末を有するトナーEを得た。
脂で被覆したフェライトキャリア94部を混合して二成
分現像剤とした。
物の処方中、パラフィンワックスを化合物(1)に代え
る他は、製造例1と同様にして、体積平均径6.47μ
mの重合体粒子を得た。
3.6部のNa2O3を添加,溶解させた。
l/minの滴下速度で2.2ml滴下し、前記重合体
粒子に吸着,被覆させた。
し、上記合成樹脂単量体を6時間重合させた。
た。
徐々に添加し、撹拌,溶解した。滴下終了後、撹拌しつ
つ、80℃に昇温し、上記合成樹脂単量体を6時間重合
させた。
6.58μmであった。
えて燐酸カルシウムを溶解させたのち、ろ過,水洗,乾
燥の各工程を経てトナーを得た。
酸化チタン微粉末1.2部を外添し、トナー表面に酸化
チタン微粉末を有するトナーFを得た。
脂で被覆したフェライトキャリア94部を混合して二成
分現像剤とした。
粒子を得た。
カルシウムを溶解させた後、ろ過,水洗,乾燥を行い、
重量平均径8.1μmのトナーを得た。
酸化チタン微粉末1.2部を外添し、トナー表面に酸化
チタン微粉末を有するトナーGを得た。
脂で被覆したフェライトキャリア94部を混合して二成
分現像剤とした。
す。
した現像剤を用いて、市販のフルカラー複写機CLC5
00改造機(キヤノン製)にて23℃,60%RH環境
下、画像を複写し、その画像耐久性,トナー飛散,かぶ
り等について評価し、その結果を表1に示した。
度低下,トナー飛散,かぶり等の画像欠陥の発生は認め
られず良好な画質耐久性を示した。
ところ、初期−26mC/kg,耐久後−27mC/k
gと均一かつ安定な値を示した。
製した現像剤を用いて、CLC500改造機にて28
℃,80%RH環境下、画像を複写し、その画像耐久
性,トナー飛散,かぶり等について評価し、その結果を
表1に示した。
度低下,トナー飛散,かぶり等の画像欠陥の発生は認め
られず良好な画質耐久性を示した。
ところ、初期−24mC/kg,耐久後−24mC/k
gと均一かつ安定な値を示した。
した現像剤を用いて、CLC500改造機にて23℃,
60%RH環境下、画像を複写し、その画像耐久性,ト
ナー飛散,かぶり等について評価し、その結果を表1に
示した。
度低下,トナー飛散,かぶり等の画像欠陥の発生は認め
られず良好な画質耐久性を示した。
ところ、初期−27mC/kg,耐久後−27mC/k
gと均一かつ安定な値を示した。
した現像剤を用いて、CLC500改造機にて23℃,
60%RH環境下、画像を複写し、その画像耐久性,ト
ナー飛散,かぶり等について評価し、その結果を表1に
示した。
度低下,トナー飛散,かぶり等の画像欠陥の発生は認め
られず良好な画質耐久性を示した。
ところ、初期−28mC/kg,耐久後−29mC/k
gと均一かつ安定な値を示した。
した現像剤を用いて、CLC500改造機にて28℃,
80%RH環境下、画像を複写し、その画像耐久性,ト
ナー飛散,かぶり等について評価し、その結果を表1に
示した。
度低下,トナー飛散,かぶり等の画像欠陥の発生は認め
られず良好な画質耐久性を示した。
ところ、初期−25mC/kg,耐久後−25mC/k
gと均一かつ安定な値を示した。
した現像剤を用いて、CLC500改造機にて28℃,
80%RH環境下、画像を複写し、その画像耐久性,ト
ナー飛散,かぶり等について評価し、その結果を表1に
示した。
度低下,トナー飛散,かぶり等の画像欠陥の発生は認め
られず良好な画質耐久性を示した。
ところ、初期−27mC/kg,耐久後−26mC/k
gと均一かつ安定な値を示した。
した現像剤を用いて、CLC500改造機にて23℃,
60%RH環境下、画像を複写し、その画像耐久性,ト
ナー飛散,かぶり等について評価し、その結果を表1に
示した。
度低下,トナー飛散,かぶり等の画像欠陥の発生は認め
られず良好な画質耐久性を示した。
ところ、初期−25mC/kg,耐久後−23mC/k
gと均一かつ安定な値を示した。
した現像剤を用いて、CLC500改造機にて28℃,
80%RH環境下、画像を複写し、その画像耐久性,ト
ナー飛散,かぶり等について評価し、その結果を表1に
示した。
度低下,トナー飛散,かぶり等の画像欠陥の発生は認め
られず良好な画質耐久性を示した。
ところ、初期−22mC/kg,耐久後−22mC/k
gと均一かつ安定な値を示した。
した現像剤を用いて、CLC500改造機にて28℃,
80%RH環境下、画像を複写し、その画像耐久性,ト
ナー飛散,かぶり等について評価し、その結果を表1に
示した。
下,トナー飛散,かぶり等の画像欠陥の発生が認められ
た。
トリボ値を測定したところ、初期−27mC/kg,耐
久後−21mC/kgと低下傾向がみられた。
した現像剤を用いて、CLC500改造機にて28℃,
80%RH環境下、画像を複写し、その画像耐久性,ト
ナー飛散,かぶり等について評価し、その結果を表1に
示した。
下,トナー飛散,かぶり等の画像欠陥の発生が認められ
た。
トリボ値を測定したところ、初期−27mC/kg,耐
久後−20mC/kgと低下傾向がみられた。
に多官能性有機過酸化物重合開始剤を用いることで、最
小限の被覆で均一な被覆層が形成され、生産性の向上及
び画質耐久性の向上はもとより、帯電性,帯電の均一化
並びにその安定性を同時に達成することができる。
Claims (4)
- 【請求項1】 着色剤を含有する重合体粒子上に被覆層
を有する静電荷像現像用トナーにおいて、該被覆層が、
分子内にパーオキサイド結合を2つ以上有する多官能性
有機過酸化物重合開始剤を用いて形成されたものである
ことを特徴とする静電荷像現像用トナー。 - 【請求項2】 透過電子顕微鏡(TEM)を用いたトナ
ーの断面層観察で、低軟化点物質が被覆層で内包化さ
れ、且つ直接重合されたことを特徴とする請求項1に記
載の静電荷像現像用トナー。 - 【請求項3】 低軟化点物質が炭素数10以上の長鎖エ
ステル部を1個以上有するエステルワックスであること
を特徴とする請求項2に記載の静電荷像現像用トナー。 - 【請求項4】 着色剤を含有する重合体粒子上に、分子
内にパーオキサイド結合を2つ以上有する多官能性有機
過酸化物重合開始剤を用いて被覆層を形成することを特
徴とする静電荷像現像用トナーの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20930095A JP3265445B2 (ja) | 1995-07-26 | 1995-07-26 | 静電荷像現像用トナー及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20930095A JP3265445B2 (ja) | 1995-07-26 | 1995-07-26 | 静電荷像現像用トナー及びその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0943904A JPH0943904A (ja) | 1997-02-14 |
JP3265445B2 true JP3265445B2 (ja) | 2002-03-11 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP20930095A Expired - Fee Related JP3265445B2 (ja) | 1995-07-26 | 1995-07-26 | 静電荷像現像用トナー及びその製造方法 |
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JP (1) | JP3265445B2 (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CA2337087C (en) | 2000-03-08 | 2006-06-06 | Canon Kabushiki Kaisha | Magnetic toner, process for production thereof, and image forming method, apparatus and process cartridge using the toner |
-
1995
- 1995-07-26 JP JP20930095A patent/JP3265445B2/ja not_active Expired - Fee Related
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