JPS60149206A - パラボラアンテナ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はパラボラアンテナに関し、更に詳細にはパラボ
ラアンテナにおけるオフセット形のりフレフターの支持
構造に関する。

現在、静止衛星を利用して各家庭へ直接テレビ電波を送
信し、これを受信して鮮明なテレビ画像および音声を得
る、いわゆるり、Ｂ、８　（ダイレクト・ブロード午ヤ
スティング・システム）が考えられている。このような
り、Ｂ、Ｓにおいて各家庭に設置されるアンテナは衛星
からの微弱な電波を捉えなければならないため、一般に
はパラボラ型のアンテナが利用される。そして、パラボ
ラアンテナにも樵々あるが、利得性能や我国の気象条件
からみてオフセット形のパラボラアンテナが好ましいと
されている。

ところで、このようなパラボラアンテナは、例えば日本
国内においてもその設置位置によってリフレクタ−の方
位角および仰角が異なる。そのため、このようなオフセ
ットパラボラアンテナにおいてもリフレクタ−の仰角を
調整し得るようＫしなければならない。また、電波を安
定して受信するために扛、風などの影響も考慮しなけれ
ばならない。すなわち、風によりリフレクタ−が振動を
起したり、或は焦点位置に設置された集波器とりフレフ
タ−との相対位置に変化が生じると、いずれも電波の良
好な受信は望めない。従って、一般家庭に設置するよう
な簡易なオフセットパラボラアンテナであっても多少の
強風下でもり７レクターが振動せず且つ集波器のりフレ
フタ−に対する相対的位置ずれを防止するためこれを支
えるアームが振動しないようにし、更にリフレクタ−お
よび集波器が一体となってその仰角調整のできることが
必寮とされている。

従って、本発明の目的は、オフセット形のり７レクター
と、集波器を支えるアームとの振動を防止し且つリフレ
クタ−およびアームが一体的にその仰角調整を可能とす
るパラボラアンテナを提供することにある。

そこで、本発明のパラボラアンテナを要約すると、回転
放物面の一部の曲面によって形成された反射面を備える
オフセット形のりフレフタ−とその焦点に位置決めされ
た集波器とからなるパラボラアンテナにおいて、各端部
が前記リフレクタ−の各側部に固定され且つ中間部が支
持板に回転可能に装着されてなる１１１１　Ｕ字状の支
柱と、一端が前記支柱にその前記中間部で固定され且つ
他端で前記集波器を支持すると共に中間部で前記リフレ
クタ−の下端を固定支持するアームと、前記アームの前
記支持板に対する角度を調整することＫよって該アーム
に一体の前記支柱を前記支持板上で回転させて前記リフ
レクタ−の仰角を調整する仰角調整手段とを含んで構成
されている。

以下、本発明のパラボラアンテナをその実施例を示す添
付図面を参照して更に詳細に説明する。

第１図および第２図には、本発明の一実施例に係るパラ
ボラアンテナが符号１０で示されている。

当該実施例のパラボラアンテナｌＯは、回転放物［ｌｉ
ｉをその回転中心軸＠Ｉｃ対して斜めの平向で切断して
得た曲面部分の反射ｒｆＪｌｌを有するオフセット形の
りフレフタ−１２を備えている。このようなオフセット
形のり７レクター１２１を第２図に示されるように正面
側若しくは背向側の外形形状がほぼ卵形となって表われ
る。

本発明のパラボラアンテナにおいて、このリフレクタ−
１２１；［はぼＵ字状の支柱１３によって支えられてい
る。すなわち、この支柱１３の一端灯り７レクター１２
の縦方向中間部よシやや上方における縁部の後方側へ折
り曲げられた７レクタ部１４に堅固に固定され、且つ支
柱１３の他端も同様にその一端取付は部に対向するりフ
レフタ−縁部の７レクタ部１４に堅固に固定されている
。そして、この支柱１３の中間部には、集波器（導波管
および１次放射器などを含む装＠）　１５をり７レクタ
ー１２の反射面１１における焦点位置に支持固定するア
ーム１６の一端が接続されている。

この中間部でのアームとの接続部を以下基部１７と称す
。このアーム１６は、前述の集波器１５ｔ−支持すると
共に、その基部１７近傍でリフレクタ−１２の下端縁部
がその７レクタ部１４を利用して固着されて当該リフレ
クタ−１・２をも支持している。

このように、本発明のパラボラアンテナ１０ｕ、基本的
には、オフセット形のり７レクター１２がその周囲部を
実質的に３本の支柱およびアームで３点支持され且つこ
れら支柱とアームとは一個所で相互に連結されるか或い
は一体的に形成される。

しかし、当該実施例のアンテナ１０は、支柱およびアー
ムと共にリフレクタ−の仰角調整とその組立性のために
次のように構成されている。

第３図および第４図を参照し、このアンテナｌＯを地面
又は適所に据え付けるためのボール１８の上端に取付は
筒部１９が装着されてボルト２０で固定されでいる。こ
の取付は筒部１９の上端には基板２１が溶接などで固着
され、その基板２１の上面に支持板２２が配置されてい
る。この支持板２２には、ボール１８の中心軸線を中心
とする仮想円の軌跡上に４つの円弧状スロｙ　）　２３
ａ、２３ｂ。

２３ｃ　、２３ｄが形成されており、該支持板２２は基
板２１に形成された穴から前記各スロワ）　２３ａ〜２
３ｄを通して装着された各ポル）　２４ａ、２４ｂ。

２４ｃ、２４ｄにナツトを螺合して締付けることにより
基板２１に固着されると同時にこのスロットの長さ範囲
においてその回転角度位置（方位角度位置）が調整用能
とされている。この支持板２２０回転による角朋駒整は
すなわちリフレクタ−１２の方位角調整となる。

この支持板２２上には、側面三角形状の一対のブラケッ
ト２５ａ、２５ｂが間隔をあけて平行に立設され、支持
板２２に溶接等の手段で固定されている。このプラタン
）２５ａ、２５ｂには相対向して円形の開口が形成され
、このプラタン）２５ａ２５ｂの内外側に配置された断
面円形の中空パイプ２６ａ、２６ｂのそれぞれ対向端部
がブラケットの内側面へ突出しないように嵌合装着され
ると共に、該中空パイプ２６ａ、２６ｂは共通軸線を持
つように支持板２２上に溶接等で固定されている。

この一対のプラタン）２５ａ、２５ｂ間には、断面角形
の短い中空パイプ２７が配置され、この中空パイプ２７
の一端には該パイプ２７の長手方向軸線に直交する方向
に伸長する軸線を有し且つ前記中空パイプ２６ａ、２６
ｂの内径と同じ内径を有する円形バイ１状部分２７ａが
一体的に形成されている。この中空パイプ２７は、前述
した支柱１３とアーム１６との基部１７ｔ−＠成すべく
これやを相互に連結するためのもので、これを継手部２
７と称する。この継手部２７は一対のプラタン）２５ａ
、２５ｂ間に配置され、その一端に形成された円形パイ
プ状部分２７ａの側方開口部が前記固定中空パイプ２６
ａ、２６ｂの端部開口に整合するように位置決めされる
。

す７レクター１２’に支える支柱１３は、第３図および
第４図に示されるように、中間部で分割されている。こ
の分割された各支柱部分１３ａ、１３ｂは断面円形の中
空パイプから形成され、その外径寸法は支持板２２に固
定された中空パイプ２６ａ。

２６ｂ内に嵌合挿入し得るように該中空パイプ２６ａ、
２６ｂの内径より価かに小さい寸法とされている。この
各支柱部分１３＆、］　３ｂは固定中空パイプ２６ａ、
２６ｂ内に挿入されると共に更に継手部２７の一端にお
けるパイプ状部分２７ａ内にまで挿入されて、このパイ
プ状部分２７ａの中央部で内皮柱部分１３ａ、１３ｂの
各端部が突き合わされ、これにより分割された各支柱部
分１３ａ、１３ｂと継手部２７とが連結される。そして
、各支柱１３ａ、１３ｂは固定中空パイプ２６ａ、２６
ｂの上部に形成されたねじ孔に螺合される押えポル）２
８ａ、２８ｂの先端によって締付けられ、これＫより固
定中空パイプ２６ａ。

２６ｂに対する軸方向移動および回転が阻止される。

アーム１６は断面角形の中空パイプから成シ、その一端
は継手部２７の角形中空パイプ内に低合挿入されて連結
される。そして、このアーム１６の上部適所にリフレク
タ−１２の下端縁部が乗せられてそのフランジ部１４ｔ
−利用してボルト止めされる。

この結果、す７レクター１２、支柱部分１３ａ。

１３ｂおよびアーム１６は相互に一体的に組付けられ、
そのいずれか１つだ社が動くことはない。

従って、アーム１６の支持板２２に対する上下角を変化
すれば支柱部分１３ａ、１３ｂも同時に同定中空パイプ
２６ａ、２６ｂ内で回動して一体的に動き、リフレクタ
−１２の仰角が変更される。

このため、アーム１６を連結する前記継手部２７に仰角
調整手段が設けられている。

この仰角調整手段は、継手部２７の支持板２２に対する
角度を微調整すべく一対のブラケット２５ａ、２５ｂに
対して継手部２７を保持する調整ポル）２９’Ｑ［えて
いる。該ボルト２９は、一対のプラタン）２５ａ、２５
ｂ間に橋渡しされてその上縁に固着された連結片３０に
形成された長孔３１に挿通され、その下端は継手部２７
の上面に溶接された保持片３２に係止されている。すな
わち、保持片３２は逆回状を呈し、その両級部を継手部
２７の上面に溶接されている。この保持片３２の中央部
には調整ボルト２９が通る程度の穴が形成されている。

調整ボルト２９の下端はこの保持片３２の穴を介して継
手部上面との間隙内に位置し、その端部に形成された皿
状係止部３３によって保持片３２の穴から抜は止めされ
ている。

この調整ボルト２９には連結片３０の上方側でナツト３
４が螺合されており、連結片３０に対して該調整ボルト
２９の上下動を阻止している。これにより、この調整ボ
ルト２９は継手部２７を連結片３０から懸吊する形とな
り、従って調整ボルト２９を回転させるか又はナツト３
４を回転するかして相互の相対的回転を生じさせれば継
手部２７が引き上げられるか又は押し下げられてその角
度調整が可能となる。

更に、一対のプラタン）２５ａ、２５ｂの側面には、継
手部２７の枢動方向に伸長した弧状のスロット３５ａ、
３５ｂが形成され、このスロット３５ａ、３５ｂおよ１
び継手部２７およびこれに嵌合されたアーム１６のそれ
ぞれの両側部に形成されたボルト挿通孔を介して通しボ
ルト３６が入れられ、その端部側から座金を介して螺合
されるナツト３７を締付けることによシ、継手部２７は
その調整位置に安定的に且つ堅固に一対のプラタン）２
５ａ、２５ｂに固定される。

斜上のようにこの実施例では、その組立性のために支柱
１３およびアーム１６が分割されているが、組付は後は
これらが一体に相互連結されてリフレクタ−１２全支持
することになる。その結果、当該リフレクタ−１２は一
体の支柱１３とアーム１６によって３点で支持されるこ
ととなυ、風などによるリフレクタ−の振動の発生奢防
止されると共に集波器を支えるアーム自体もリフレクタ
−１２の支持のためにそれに連結されているためそれ自
身の固有振動の発生も防止され、これによシリフレフタ
−１２によって反射された電波を確実に集波器で受信す
ることができる。

また、リフレクタ−１２の仰角を調整する際には、分割
された各支柱部分１３ａ、１３ｂの端部全支持すべく嵌
合挿入された中空パイプ２６ａ。

２６ｂの各押えポル）２８ａ、２８ｂと通しボルト３６
を緩め、前述したように調整ボルト２９を回転させるこ
とによジアーム１６の角度が変更し、且つこれと共に支
柱部分１３ａ、１３ｂも一体に回転シ、リフレクタ−１
２の仰角が集波器と共に一体に安定的に変更される。

また、リフレクタ−１２とアーム１６の振動を更に防止
１し一層安定した受信を得るために、第１図および第２
図に示されるようにリフレクタ−１２の両側縁の中間部
よりやや下側とアーム１６の集波器取付は側端部とを支
え棒３８ａ、３８ｂで連結することもよい。

なお、アーム１６は中空の角形パイプとしたが、これは
中実の棒状部材を１本又は複数本用いて構成してもよい
。しかし、中空の角形パイプであれば軽量で且つ剛性が
あシ、しかも集波器からのフィーダー線をパイプ内部に
通せば、風などによるフィーダー線のばたつきもなく、
或いは他の特別な取付手段を設ける心願もなく極めて有
効に利用できる。

次に、第６図には本発明のパラボラアンテナの他の実施
例が示されている。第６図に示された実施例において、
第１図ないし第５図に示された実施例の構成部分と同−
又は相当する部分は同一の診照符号を付してその説明を
省略する。

この実施例においては、第６図に示されるように支持板
２２に、相対向する２つの弧状のスロット４０ａ、４０
ｂが形成され、この長さ範囲で支持板２２の基板２１に
対する回転が可能となり、アンテナの方位角が調整でき
る。分割された支柱部分１３ａ、１３ｂを嵌合挿入して
支持する中空パイプ２６ａ、２６ｂは支持板２２の一辺
縁部に溶接等で固定されている。そして、この中空パイ
プ２６ａ、２６ｂの対向端部間に第１図の例と同様な継
手部２７の円形パイプ状部分２７ａが配置され、中空パ
イプ２６ａ、２６ｂ内にそれぞれ挿入される支柱部分１
３ａ、１３ｂの端部をその円形パイプ状部分２７＆にま
で至らしめ、当該部分で突き合せることによシ継手部２
７が連結される。

この継手部２７０角形パイプ部分の両側部には一対のプ
ラタン）４１ａ、４１ｂが立設され、該ブラケットには
第１図のものと同様に弧状のスロワ）３５ａ、３５ｂが
形成され、通しボルト３６とナツト３７とによって継手
部２７を支持板２２に対して所望の角度で固定支持する
。この継手部２７の角度の微調整は、支持板２２に設け
られた孔４２に下面側から入れられた調整ボルト４３に
よって行なわれる。この調整ボルト４３は支持板２２の
上面側に溶接固定されたナツト４４に螺合されることに
よって支持板２２からの突出長さが調整され、これによ
って当該調整ボルト４３で押し上けられる継手部２７の
角度を調整する。この実施例によれば、リフレクタ−の
仰角調整手段がよシ簡素化できる。

以上説明したように、本発明のパラボラアンテナによれ
は、オフセット形のりフレフタ−の尚凹部の３ケ所を一
体的に構成した支柱とアームとで固定したことによシそ
のりフレフタ−の振動発生を防止でき、且つリフレクタ
−のこの支持部の一個所を、集波器を支持するアームと
したことによってアームそれ自体の固有振動の発生も防
止できることから集波器の焦点からの位置ずれの発生も
生じない。更に、リフレクタ−の仰角調整にあっては、
これを支持する一体の支柱とアームとを支持板上の支点
を中心に一体的に回動させ得るように構成したことから
極めて容易にその調整を行なうことができ、しかもこの
調整によってリフレクタ−と集波器の相対的位置ずれも
生じない。その結果、本発明のパラボラアンテナでは、
簡易な構成ながらも強風等厳しい気象情況の中でも優れ
た受信状態全確保することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例に係るノくラボラアンテナ全
示す側面図、第２図は第１図のｕ−ｎ線の方向から前記
パラ−ボラアンテナを示す背面図、第３図は第１図に示
されたパラボラアンテナにおけるリフレクタ−を支持す
る部分を示す斜視図、第４図は第３図のＩＶ−ＩＶ線に
沿って得た前記支持構造部分の断面図、第５図は第３図
の■−■線に沿って得た前記支持構造部分の断面図、第
６図は本発明の他の実施例のパラボラアンテナにおいて
リフレクタ−を支持する部分を示す第３図と同様な斜視
図、第７図は第３図の■−■線に沿って得た前記支持構
造部分の断面図である。 １０・・・パラボラアンテナ、１１・・・反射面、１２
・・・リフレクタ−１１３・・・支柱、１３ａ、１３ｂ
・・・支柱部分、１４・・・フランジ部、１５・・・集
波器、１６・・・アーム、１７・・・基部、２２・・・
支持板、２６ａ。 ２６ｂ・・・固定中空パイプ、２７・・・継手部、２９
・・・調整ボルト、３５ａ、３５ｂ・・・スロット、４
３・・・調整ボルト。 特許出願人　三菱化成工業株式会社 第１図 第２図 ０

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 （１１回転放物面の一部の曲面によって形成された反射
   面を備えるオフセット形のりフレフタ−とその焦点に位
   置決めされた集波器とからなるパラボラアンテナにおい
   て、各端部が前記リフレクタ−の両側部に固定され且つ
   中間部が支持板に回転用能に装着されてなるほぼＵ字状
   の支柱と、一端が前記支柱にその前記中間部で固定され
   且つ他端で前記集波器を支持すると共に中間部で前記リ
   フレクタ−の下端を固定支持するアームと、前記アーム
   の前記支持板に対する上下の角度全調整することによっ
   て該アームに一体の前記支柱を共に前記支持板上で回転
   させて前記リフレクタ−の仰角を調整する仰角ｖＭ整千
   手段を含むパラボラアンテナ。 （２、特許請求の範囲第１項に記載のパラボラアンテナ
   において、前記支柱がその長さ方向において２つの支柱
   部分に分割され、前記アームと前記支柱部分とが継手部
   によって相互に嵌合装着されて一体的に組付けられてい
   ることを特徴とするパラボラアンテナ。 （３）特許請求の範囲第１項に記載のパラボラアンテナ
   において、前記仰角調整手段が前記支持板上に立設され
   且つ前記アームの両側部に位置する一対のし°ラケット
   と、該ブラケットに形成された円弧状のスロットとｅＤ
   Ｎｆえ、該スロットおよび前記アームに形成された貫通
   孔を通して入れられた通しボルトによって前記アームを
   前記ブラケットに対して所定位置で挟着固定することを
   特徴とするパラボラアンテナ。 （４）特許請求の範囲第３項に記載のパラボラアンテナ
   において、前記仰角調整手段が前記アームの前記支持板
   に対する角度を微調整すべく前記アームを上下動させる
   調整ボルト’＝含むパラボラアンテナ。