JPS6014779Y2 - 編物用輪針 - Google Patents
編物用輪針Info
- Publication number
- JPS6014779Y2 JPS6014779Y2 JP10756983U JP10756983U JPS6014779Y2 JP S6014779 Y2 JPS6014779 Y2 JP S6014779Y2 JP 10756983 U JP10756983 U JP 10756983U JP 10756983 U JP10756983 U JP 10756983U JP S6014779 Y2 JPS6014779 Y2 JP S6014779Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- knitting
- knitting needle
- rear end
- needles
- flexible wire
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Knitting Machines (AREA)
- Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は毛糸等を編む場合に使用する手編用編針、特に
1対の編針の後端部を可撓線材にて連結してなる輪針に
関するものである。
1対の編針の後端部を可撓線材にて連結してなる輪針に
関するものである。
従来、輪針として1対の編針の後端間を可撓線材又は紐
材により連結したものは公知であるがこの種、輪針にお
いて使用時、最も問題となるのは輪針と可視線材との連
結部分である。
材により連結したものは公知であるがこの種、輪針にお
いて使用時、最も問題となるのは輪針と可視線材との連
結部分である。
とりわけ、今まで市販されている各種の輪針は針の部分
が全部竹製のもの、竹とプラスチックと組合さたものな
どにより構成されており、その代表的な構成は、第1図
に図示するように針本体部分1′と針後端部2′との連
結部分Aは殆どねじか、又は糊により固着され、(実公
昭50−9410号公報参照)一方、編針後端部2′と
可撓線材3′との連結部分Bは線材3−の先端に拡部4
′を設けて引張っても抜けないようにするか(実公昭5
0−94w号公報、実公昭49−26516号公報及び
実公昭47−32924号公報等参照)、可撓線材3′
を熱可塑性樹脂製パイプとして編針後端部分に突設した
細径軸部に強制的に套嵌されていた。
が全部竹製のもの、竹とプラスチックと組合さたものな
どにより構成されており、その代表的な構成は、第1図
に図示するように針本体部分1′と針後端部2′との連
結部分Aは殆どねじか、又は糊により固着され、(実公
昭50−9410号公報参照)一方、編針後端部2′と
可撓線材3′との連結部分Bは線材3−の先端に拡部4
′を設けて引張っても抜けないようにするか(実公昭5
0−94w号公報、実公昭49−26516号公報及び
実公昭47−32924号公報等参照)、可撓線材3′
を熱可塑性樹脂製パイプとして編針後端部分に突設した
細径軸部に強制的に套嵌されていた。
(実公昭44−16367号公報参照)
しかしながら前記の如くねじ又は糊で固着した針本体部
分1′と針後端部2′との連結部分は長く使用している
と、次第にゆるんでがたを生じ、編物編成操作を煩わし
くする難があり、一方、編針後端部分2′と線材3′と
の連結部分は通常、その境界線に段差ができ、これに編
物が引掛って滑りにくいという欠点があり、何れも更に
その改善が求められている。
分1′と針後端部2′との連結部分は長く使用している
と、次第にゆるんでがたを生じ、編物編成操作を煩わし
くする難があり、一方、編針後端部分2′と線材3′と
の連結部分は通常、その境界線に段差ができ、これに編
物が引掛って滑りにくいという欠点があり、何れも更に
その改善が求められている。
本考案はかかる編針における両連結部分の改善を課題と
し、編針本体と編針後端部との素材と共に、両者を確実
な固定を図り、かつ編針後端部と可撓線材との連結部分
の段差を解消し、編物編成操作の円滑化を図ることを目
的とするものである。
し、編針本体と編針後端部との素材と共に、両者を確実
な固定を図り、かつ編針後端部と可撓線材との連結部分
の段差を解消し、編物編成操作の円滑化を図ることを目
的とするものである。
しかして、上記目的に適合する本考案の特徴とするとこ
ろは輪針を構成する1対の編針の各編針後端部を編針本
体と別体の中空素材で、かつ該編針後端部と可撓線材と
の境界部外径が可撓線材の外径と略同径か又はやや僅か
大きい径をなし、漸次、先端部に向ってゆるやかな勾配
をなして径大化する外形形状に形成すると共に、該中空
後端部内に樹脂を注入充填し、可撓線材の連結端部を該
充填樹脂により固着一体化し、一方、編針本体と編針後
端部との接合部を編針本体後尾に突設したあり状突起を
前記編針後端部内の充填樹脂内に埋入せしめることによ
り一体となした構成にある。
ろは輪針を構成する1対の編針の各編針後端部を編針本
体と別体の中空素材で、かつ該編針後端部と可撓線材と
の境界部外径が可撓線材の外径と略同径か又はやや僅か
大きい径をなし、漸次、先端部に向ってゆるやかな勾配
をなして径大化する外形形状に形成すると共に、該中空
後端部内に樹脂を注入充填し、可撓線材の連結端部を該
充填樹脂により固着一体化し、一方、編針本体と編針後
端部との接合部を編針本体後尾に突設したあり状突起を
前記編針後端部内の充填樹脂内に埋入せしめることによ
り一体となした構成にある。
ここで輪針を構成すべく連結される各編針は双方共、棒
針であってもよく、又、一方が棒針、他方が鉤針という
如く異なる針であってもよい。
針であってもよく、又、一方が棒針、他方が鉤針という
如く異なる針であってもよい。
又、編針本体は従来、慣用されている竹製でも又、合成
樹脂製であってもよいが、編針後端部は、前記編針本体
と共に編成操作容易で、しかも樹脂注入に便利なことが
望ましく、一般的には金属製キャップが用いられる。
樹脂製であってもよいが、編針後端部は、前記編針本体
と共に編成操作容易で、しかも樹脂注入に便利なことが
望ましく、一般的には金属製キャップが用いられる。
そして、この編針後端部2内は、可撓線材との境界部に
おいて段差を生じないよう、その外径が可撓線材の外径
と略同等か又は僅かに大であり、先端部に向かって漸次
、ゆるやかな勾配で径大化する構成であることが好適で
ある。
おいて段差を生じないよう、その外径が可撓線材の外径
と略同等か又は僅かに大であり、先端部に向かって漸次
、ゆるやかな勾配で径大化する構成であることが好適で
ある。
この場合、ゆるやかな勾配は厳密には規定できないが針
軸線に対し5〜10度位が一般的である。
軸線に対し5〜10度位が一般的である。
しかし、一様な勾配でなく、成形の都合上から若干折れ
曲ったく字状を呈させる(第3図参照)場合には、上記
角度より稍大きくすることが可能となる。
曲ったく字状を呈させる(第3図参照)場合には、上記
角度より稍大きくすることが可能となる。
又、可撓線材は、編成操作面より屈撓自在であるこ、と
が肝要で、一般には塩化ビニール、ナイロン等の合成樹
脂製の線条が最も広く用いられる。
が肝要で、一般には塩化ビニール、ナイロン等の合成樹
脂製の線条が最も広く用いられる。
しかし、勿論、他の紐材を使用することも何ら差支えな
い。
い。
以下、更に添付図面を参照し、本考案の実施例につき説
明する。
明する。
第2図は本考案に係る輪針の1例を示し、図において、
1は合成樹脂又は竹材よりなる編針本体、2は前記編針
本体1の後端に接合され、可撓線材3との連結部を構成
する編針後端部で、通常、金属素材からなり、図示の如
く、可撓線材3との境界部においては、可撓線材3との
間に殆ど段差を生じることのないよう、その外径が可撓
線材3の径と略同等もしくは僅かに大きい程度をなし、
かつ先端側に向って漸次、ゆるい勾配をなして径大化す
る外形形状(第2図)又は第3図の如く稍くの字状外形
面をもって折曲7形成されており、その内部は中空であ
って各種固着用樹脂が注入、充填され、前記編針本体1
ならびに可視線材3と一体的固着がなされている。
1は合成樹脂又は竹材よりなる編針本体、2は前記編針
本体1の後端に接合され、可撓線材3との連結部を構成
する編針後端部で、通常、金属素材からなり、図示の如
く、可撓線材3との境界部においては、可撓線材3との
間に殆ど段差を生じることのないよう、その外径が可撓
線材3の径と略同等もしくは僅かに大きい程度をなし、
かつ先端側に向って漸次、ゆるい勾配をなして径大化す
る外形形状(第2図)又は第3図の如く稍くの字状外形
面をもって折曲7形成されており、その内部は中空であ
って各種固着用樹脂が注入、充填され、前記編針本体1
ならびに可視線材3と一体的固着がなされている。
この場合、可撓線材3はその軸方向に抜落しなければよ
く、軸のまわりの回動が自在であっても別設差支えない
。
く、軸のまわりの回動が自在であっても別設差支えない
。
本考案は上記の如き構成において特に編針本体1と編針
後端部2との接合部Aならびに編針後端部2と可撓線材
3との連結部Bの各構造に重要な特徴があり、前者の接
合部Aにあっては、編針本体1の後尾にあり状の突起6
が突設されていて、これが前記編針後端部2に注入充填
された樹脂内に埋設され、碇止状態で、強固に接合され
ている。
後端部2との接合部Aならびに編針後端部2と可撓線材
3との連結部Bの各構造に重要な特徴があり、前者の接
合部Aにあっては、編針本体1の後尾にあり状の突起6
が突設されていて、これが前記編針後端部2に注入充填
された樹脂内に埋設され、碇止状態で、強固に接合され
ている。
一方、後者連結部Bにあっては、編針後端部2内に可撓
線材3の先端連結端部が挿入され、その先端部には拡部
4が形成されて、これを含め、編針後端部2内の樹脂内
に埋入されて一体に固着されている。
線材3の先端連結端部が挿入され、その先端部には拡部
4が形成されて、これを含め、編針後端部2内の樹脂内
に埋入されて一体に固着されている。
この場合、可撓線材3の軸まわりの回動が許容されるこ
とは前述した通りである。
とは前述した通りである。
かくして、編針と可撓線材3とが連結され、1対の編針
を可撓線材2で連結せしめた輪針を得るが、各接合部A
及び連結部Bではあり状突起6と可撓線材3の拡部4が
、夫々後端部2の樹脂内で、くさび作用を呈して解離す
ることなく、長くその接合、連結を保持する。
を可撓線材2で連結せしめた輪針を得るが、各接合部A
及び連結部Bではあり状突起6と可撓線材3の拡部4が
、夫々後端部2の樹脂内で、くさび作用を呈して解離す
ることなく、長くその接合、連結を保持する。
従って、この編針を用いて編成するときは、従来同様の
操作によっても既編成の編物が編物後端部2と可撓線材
3の境界部Bにおいて何ら引っ掛りを起すことなしに滑
りよく編成操作を行なうことができる。
操作によっても既編成の編物が編物後端部2と可撓線材
3の境界部Bにおいて何ら引っ掛りを起すことなしに滑
りよく編成操作を行なうことができる。
・以上の如く本考案は、特に輪針においてその編針本体
と編針後端部との接合、編針後端部と可撓線材との連結
を所要形状の編針後端部内に注入充填した樹脂を利用し
て一体的ならしめたものであり、編物後端部と可撓線材
との境界部には段差が存在しないため、編成したものが
該境界部に引掛って編成を阻害するようなことがなく、
しかかも編針後端部内は中空で樹脂が充填され、これに
よって可視線材の連結端部は強固に固定されて可撓線材
がその軸の周りに回動することがあっても、軸方向には
極めて安定し、編成操作に楽であると共に、編針後端部
と編針本体とは別体で種々の素材の組合せが可能であり
、しかも、あり状突起を介して樹脂により固着されてい
るため、長期使用に際してもがたを生ずることがな(、
安全、確実な編針として手編能率の向上に頗る実際的効
用を有している。
と編針後端部との接合、編針後端部と可撓線材との連結
を所要形状の編針後端部内に注入充填した樹脂を利用し
て一体的ならしめたものであり、編物後端部と可撓線材
との境界部には段差が存在しないため、編成したものが
該境界部に引掛って編成を阻害するようなことがなく、
しかかも編針後端部内は中空で樹脂が充填され、これに
よって可視線材の連結端部は強固に固定されて可撓線材
がその軸の周りに回動することがあっても、軸方向には
極めて安定し、編成操作に楽であると共に、編針後端部
と編針本体とは別体で種々の素材の組合せが可能であり
、しかも、あり状突起を介して樹脂により固着されてい
るため、長期使用に際してもがたを生ずることがな(、
安全、確実な編針として手編能率の向上に頗る実際的効
用を有している。
第1図は従来の編針の1例を示す一部断面図概要図、第
2図は本考案に係る編針の1例を示す一部断面図概要図
、第3図は第2図における編針後端部と可撓線材との連
結部の変形実施例を示す図である。 1・・・・・・編針本体、2・・・・・・編針後端部、
3・・・・・・可撓線材、4・・・・・・拡部、5・・
・・・・充填樹脂、6・・・・・・あり状突起。
2図は本考案に係る編針の1例を示す一部断面図概要図
、第3図は第2図における編針後端部と可撓線材との連
結部の変形実施例を示す図である。 1・・・・・・編針本体、2・・・・・・編針後端部、
3・・・・・・可撓線材、4・・・・・・拡部、5・・
・・・・充填樹脂、6・・・・・・あり状突起。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 11対の編針の後端部を可撓線材にて連結しである輪針
において、前記編針と可視線材との連結部における上記
編針の後端部を編針本体と別体の中空素材で、該編針後
端部を可撓線材との境界部外径が可撓線材外径と略同径
か又は僅かに大きい径をなし、漸次先端部に向ってゆる
やかな勾配をなして径大化する外形形状に形成すると共
に該中空後端部内に樹質を充填し、可撓線材の連結端部
を該充填樹脂により固着一体化せしめ、一方、前記編針
後端部と編針本体とを編針本体後尾に突設せしめたあり
状突起を前記編針後端部の充填樹脂内に埋入せしめるこ
とにより一体に接合してなることを特徴とする編物用輪
針。 21対の編針が双方共に棒針である実用新案登録請求の
範囲第1項記載の編物用輪針。 31対の編針が、一方は棒針、他方は鉤針である実用新
案登録請求の範囲第1項記載の編物用輪針。 4編針本体が竹製又は合成樹脂製であり、編針後端部分
材が金属製である実用新案登録請求の範囲第1項、第2
項又は第3項記載の編物用輪針。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10756983U JPS6014779Y2 (ja) | 1983-07-11 | 1983-07-11 | 編物用輪針 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10756983U JPS6014779Y2 (ja) | 1983-07-11 | 1983-07-11 | 編物用輪針 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6016781U JPS6016781U (ja) | 1985-02-04 |
JPS6014779Y2 true JPS6014779Y2 (ja) | 1985-05-10 |
Family
ID=30251298
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10756983U Expired JPS6014779Y2 (ja) | 1983-07-11 | 1983-07-11 | 編物用輪針 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6014779Y2 (ja) |
-
1983
- 1983-07-11 JP JP10756983U patent/JPS6014779Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6016781U (ja) | 1985-02-04 |
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