JPS60144460A

JPS60144460A - 足場装置の設置方法および足場装置

Info

Publication number: JPS60144460A
Application number: JP24833483A
Authority: JP
Inventors: 晃増田; 勉佐野
Original assignee: Nisso Sangyo Co Ltd
Current assignee: Nisso Sangyo Co Ltd
Priority date: 1983-12-30
Filing date: 1983-12-30
Publication date: 1985-07-30
Also published as: JPH0211708B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】本発明はビルの外壁工事等に於いて用いられる作業用の
足場装置の設置方法および足場装置に関する。

足場装置は作業者や外壁部材あるいは工具等を搭載して
、ビル外壁の敷設、施工、塗装に当る場合に必要であり
、作業するに当って外壁の周囲に足場を組むために、こ
の外壁付近の道路を占拠して通行を妨げ、また、足場組
み差ひに解体に多大の労力と時間を要する。また、かか
る足場装置には、外壁工事落下物が地上に飛散しない様
に、屋上から吊下した防護ネット下端を保持させる様に
なっている。さらに、外壁と接する前面以外の足場板の
三方縁には、足場板上を作業者が安全に歩行できる様な
手すりがめぐらされている。

しかしながら、かかる従来の足場装置にあっては、組立
てや解体に時間がかかり過ぎるなどの上記欠点を有し、
これを改善するために、その足場装置をゴンドラ構造と
なし、屋上から吊り下げたワイヤロープに支承させ、足
場装置に設置した専用のウィンチにより昇降位置を自由
に選択できる様にしたものが提供されるに及んでいる。

また、かかる足場装置のみでは、小回りの効く作業がで
きないので、この壁面工事のために小回りの効く作業用
ゴンドラが並設されるのが一般である。

かかる作業用ゴンドラは四周が手摺りやフェンスで囲ま
れ、自身が屋上から吊下したワイヤロープを巻き上げて
自由に昇降できる様に、専用ウィンチを有する。

しかしながら、かかる足場装置およびゴンドラがそれぞ
れ専用のウィンチを持つことは、作業性□の〕点で有利
であるものの極めて不経済である。特に、大形ビルでは
多数の足場装置およびゴンドラが同時に使われるため極
めて問題である。また、一般に足場装置は頻ばんに昇降
させる必要がなく、ゴンドラ上の作業者が足場装置へ往
復するのみで、足”揚装置はむしろ一定の位置に長い間
保持されるものである。

一方、従来の足場装置はその堅牢性による安全確保のた
め、足場板、これを支持するビームあるいは手すりなど
が、予め一体形成されていたため、全体形状および重量
が過大となり、格納、運搬が困難となっている。

本発明はかかる従来の問題点に着目して成されたもので
あり、足場装置の所定位置への吊持および設置を、安全
、廉価に実施するとともに、この足場装置を、分解、組
立が容易な構成とした足場装置の設置方法および足場装
置を提供することを目的とする。

そして、この目的を達成するために、本発明は足場装置
の設置方法および建築物の上方よりワイヤロープによっ
て吊持した作業用ゴンドラを外壁に沿って昇降自在に設
け、該ゴンドラを地上に設置した足場装置上部に接近さ
せ、該足場装置を補助ワイヤロープによってゴンドラに
連繋し、該ゴンドラにより上昇させた足場装置を、上記
建築物の所定高さ位置に於いて、建築物の上方より吊り
下げた他のワイヤロープに吊持結合させた後、上記補助
ワイヤロープを取り外す足場装置の設置方法および左右
一対のビームと、該各ビーム端に固着した結合板と、上
記各ビーム上に載置されるステージ板と、該ステージ板
をこれの上方から押える様に、上記結合板間に取り付け
られるステージ押えと、上記ステージ板端上部に設置さ
れる中本枠と、該中本枠に着脱自在に支持される手すり
および吊木枠杆とを備えてなり、これら各部材を人が持
ち運べる大きさ、形状とした足場装置としたのである。

以下に、本発明の実施例を図面について説明する。牙１
図、矛２図および牙３図は足場装置の吊持状態を示すそ
れぞれ透視図、正面図および側面図である。

同図に於いて、（１）はビルなどの建築物であり、この
ビル（１）の屋上の２箇所には、取付部材（２）＋３１
およびこれらに摺動自在に支持されるアーム（４）が図
示の如く設けられている。つまり、取付部材（２１＋３
１は屋上壁面を両側から挾持し、この挾持状態をアーム
（４）が保持する様に、互いにボルト等によって結合さ
れている。

また、アーム（４）先端と取付部材（２）下端とには、
アーム（４）の座屈、折損を防止する補強杆（５）端が
枢着されている。（６）は枢着用ヒンジピンである。

゛　さらに、取付部材（２）の取付基部に於けるアーム
（４）側面およびアーム（４）先端の側面には、吊持板
（７）　（８）がボルトなどによって着脱自在に取り付
けられて、これらに設けた係止片（９）および係止孔（
１０）には略等しい長さのワイヤロープ旧）α２の一端
が固着されている。

上記一対のアーム（４Ｈ４）先端間にはネット取付用パ
イプ０３）が着脱自在に横架固定されている。

０４）は２本ずつのワイヤロープ旧１　（１２１Ｋよっ
て吊持される足場装置本体である。この本体０４）は、
１４図１．！５図に示す様な一対のビーム（１ｍと、こ
れらのビーム（１５１端に溶接などにより固着した、ワ
イヤロープ係止板な兼ねる結合板（ｌηと、上記各ビー
ム（■ω上に載置される複数枚のステージ板（１８）と
、上記ビーム（丙との間にステージ板（Ｉ８）を挾持す
る如く、上記結合板（１ηに連繋されるステージ押え（
１６）と、ステージ板（１８）のうち最外端にあるもの
の上部にあって、上記ステージ押え帥に貫通される如く
取り付けられた断面コ字状の一対の中本枠（１９）と、
各中本枠（１９）の外側に固定した複数の略ユ状の取付
ブラケット（２０）と、これらの取付ブラケット（２■
内に支杆（２］１　（２２１が挿入支持されている手す
り（２３）、巾木枠杆（２４）とから構成されている。

なお、支杆（２１１（２２１の下端はステージ板（１８
１１に予め穿設した透孔（図示しない）に挿通せしめる
ことができる。また、これら支杆（２０＋　（２］＋端
には抜は止め用のトグルピン等が差し込まれる。

（２５１は各結合板（ｌηの上部中央に穿設されたワイ
ヤロープの係止孔、（２６）は係止孔（２５）下部の対
称部位に穿設したリンク取付孔である。リンク取付孔（
２６）は他の足場装置本体を隣接結合するときに用いる
リンク（２７）の一端をボルト止めするのに用いられる
ほか、後述の補助ワイヤロープな係止したりするのに用
いられる。

なお、リンク（２７）の他端には長孔（２８）が設けら
れ、他の足場装置本体の中本枠（図示しない）の取付孔
に合わせて、これらにボルトが確実に挿入固定できる様
になっている。

矛１図に於いて、（２９＋は内側に養生ネット（迩を張
設したネット枠で、これがパイプ０３）に吊金具（３］
）などによって保持されている。

なお、ステージ押え（１６）は結合板（ｌηに貫通する
様に取り付けることができ、この貫通端と結合板（１７
）外側に突設した取付板（１７α）との間にボルト（１
７ｂ）を結合することで、ステージ押え効果を強くする
ことができる。

嬢は建築物側の巾木枠杆（２４）に、Ｕボルトなどによ
って取り付けられたダストシート枠で、これには工作用
などの落下防止用のダストシート（３３１が張設されて
いる。

このダストシート（３３）は回動操作して、壁面側に開
いたりステージ板α印側にたたんだりできる。

なお、上記した各構成部材は互いに取外し自在となって
おり、これらの単体を、人が持ち運べる大きさ、重量お
よび形に作られる。

、ｔ１図に於いて、（３４）は足場装置本体０４）の揺
れ止めで、建築物（１）の壁面に取り付けられている。

矛６図はその詳細を示すもので、壁内に一端を嵌入した
アンカーボルト０５１に係止されたアンプル材（３６）
と、このアングル材（３６）に溶接によって固着した、
両端が開放せるコイルばね状リング（３７］とからなる
。このリング０′？）内には、建築物（１）側のワイヤ
ロープα２）が挿通されて、ワイヤロープαＺが外方へ
偏位しない様にしている。

この様に、足場装置本体０４）はビーム（１５１および
上にステージ板（１８１を載せて、さらにこの上へステ
ージ押え（１６）を設置したり、手すり（２３）を取付
ブラケット翰に差し込んだりするだけで、極めて簡単に
組み付けることができるとともに、分解が容易な構成と
なっている。しかし、ウィンチなどを持たないので自刃
で持ち上げることができない。

一方、牙２図および牙３図に於いて、　（４１１は上記
の足場装置本体（１４１上を自由に昇降できる作業用ゴ
ンドラで、ビルの屋上の壁に、上記足場装置本体（１４
１の場合と同様に、２箇所以上でワイヤロープ（４りに
より吊持される。ごのコ゛ンドラ（４１）にはワイヤロ
ープ（４２１を巻き上げたり巻き戻したりして、このゴ
ンドラ（４１）本体を昇降するウインチ（朽が設置され
ており、作業者が作業姿勢を自由に選べる様に、操作自
在となっている。

（４４）は手すり、　（４５）は防護ネット、（４８）
はワイヤロープ（４乃土端を屋上に保持する保持部材で
ある。

上記の様に、足場装置本体０４）はウィンチなどを持た
ないので、自刃で壁面に沿って上昇することができない
。このため、地上に於いて、ビーム（丙およびステージ
押え（１６１間にステージ板（１８１を組み付け、中本
枠（１９）に手すり（２２＋を組み付けるなどして足場
装置本体を構成し、この足場装置の上方近傍にまで、ゴ
ンドラ（４１）を降ろす。この状態を牙２図に鎖線で示
しである。

次に、この状態に於いて、ゴンドラ（４１）の手すり（
４４）の両端に固定したブラケット（４ηと、上記結合
板αＤに穿設したリンク取付孔（２６）とに、補助ワイ
ヤロープ（４６）の両端を結び、ウィンチ（４３）を駆
動して、ゴンドラ（４１）を上昇せしめる。足場装置本
体は上記補助ワイヤロープ（４６）を介してゴンドラ（
４１）の下部に吊り下がりながら同時に上昇し、外壁面
の所定部位まできたら、矛１図にも示す様に、屋上のア
ーム（４）から吊り下げである４本のワイヤロープ（１
１１１１２１端を、結合板０７）の係止孔（２６）に結
合する。次に、ゴンドラ（４１）および足場装置本体０
４１間の補助ワイヤロープ（４６）を取り外して、ゴン
ドラ（４４）の昇降を自由に行わしめ、う・る様にする
とともに、足場装置をワイヤロープ旧１（１２＋に吊持
させる。

この様にして、足場装置本体０４）は自刃で昇降するこ
とができないものの、ゴンドラ（４１）の力を借りて、
外壁の所定位置に持ち上げることかでき、逆におろすこ
とも同様にして可能となる。

なお、足場装置本体（１４１を設定位置に吊持させ　−
た後は、ワイヤロープ（１２）を揺れ止め（３４）に挾
み込ませ、風圧などを受けて足場装置本体０４）が前後
左右に揺れるのを防止しておく。

また、上記足場装置の吊持作業を安全に行うために、足
場装置本体０４）をゴンドラ（４１）Ｋよってワイヤロ
ープ（Ｉｌｌ（ｉ２＋端が十分届く位置まで持ち上げ、
ワイヤロープ（１１１（１２１下端を足場装置本体（１
４１に結合した後、このワイヤロープ（Ｉｌｌ（１２＋
が吊持力によって伸び切るまでゴンドラ（４１）を下降
させ、足場装置自体圓がワイヤロープ圓（１２）によっ
て完全に吊持されていることを確認した上で、上記ワイ
ヤロープ（４Ｇ）を取り外し、ゴンドラ（４１）の昇降
を自由にする。こうすればワイヤロープ（４６）の取り
外し時にショックを生じることなく、足場装置本体α４
）を安全に所望位置に設置することができるものである
。

以上説明した様に、本発明にあっては、足場装置のピル
外壁上方への持ち上げおよび設置を、作業用ゴンドラの
力を借りて行う様にしたため；従来の様に、足場装置に
もウィンチなど自刃昇降手段を設置するコスト上の無駄
を省くことができるとともに、足場装置自体は、人の持
ち運びうる構成部品の現場組立によって構成できるため
、格納や運搬などが容易であり、これの運搬にクレーン
などを要しない。かくして、足場装置の組付けから外壁
上への設置までの作業が容易かつ安全に、しかも大損り
な手段を講じることな〈実施できるという実用上の効果
が得られるものである。

【図面の簡単な説明】

牙１図は本発明の足場装置の吊持状況を示す斜視図、矛
２図は足場装置の吊持方法を示す概略正面図、矛３図は
足場装置の吊持状況を示す側面図、矛４図は足場装置要
部の拡大側面図、矛５図は同じく正面図、矛６図は揺れ
止め構造の断面図である。（１）・・・建築物、（４）・・・アーム、旧１０３・
・・ワイヤロープ、α滲・・・足場装置、ｆ１５１−−
−ビーム、（１６）・・・ステージ押え、ａ７）・・・
結合板、０８）・・・ステージ板、（１９＋・・・中本
枠、（２３）・・・手すり、（２４１・・・中水枠杆、
（３０）・・・養生ネット。代理人弁理士大野　泉？８開昭ＧＯ−１４４４６０（８）

Claims

【特許請求の範囲】

（１）建築物の上方よりワイヤロープによって吊持した
作業用ゴンドラを外壁に沿って昇降自在に設け、該ゴン
ドラを地上に設置した足場装置上部に接近させ、該足場
装置を補助ワイヤロープによってゴンドラに連繋し、該
ゴンドラにより上昇させた足場装置を、上記建築物の所
定高さ位置に於いて、建築物の上方より吊り下げた他の
ワイヤロープに吊持結合させた後、上記補助ワイヤロー
プな取り外す様にしたことを特徴とする足場装置の設置
方法。
（２）補助ワイヤロープは、足場装置を吊持する、ワイ
ヤロープな完全に緊張させた後に、足場装置またはゴン
ドラから取り外す様にした特許請求の範囲子１項に記載
の足場装置の設置方法。
（３）左右一対のビームと、該各ビｉム端に固着した結
合板と、上記各ビーム上に載置されるステージ板と、該
ステージ板をこれの上方から押える様に、上記結合板間
に取り付けられるステージ押えと、上記ステージ板端上
部に設置される中本枠と、該中本枠に着脱自在に支持さ
れる手すりおよび中本枠杆とを備えてなり、これら各部
材を人が持ち運べる大きさ１、形状としたことを特徴と
する組立分解自在の足場装置。
（４）　ステージ板は複数枚に分割されてなる特許請求
の範囲子３項に記載の足場装置。
（５）　ステージ押えの両端は結合板に貫通させ、この
貫通端と結合板下部とをボルト結合する様にした特許請
求の範囲子３項に記載の足場装置。