JPS60143012A - 半導体集積回路装置 - Google Patents

半導体集積回路装置

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JPS60143012A
JPS60143012A JP59222173A JP22217384A JPS60143012A JP S60143012 A JPS60143012 A JP S60143012A JP 59222173 A JP59222173 A JP 59222173A JP 22217384 A JP22217384 A JP 22217384A JP S60143012 A JPS60143012 A JP S60143012A
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logic
gate
threshold voltage
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山城 治
Kanji Yo
陽 完治
Kotaro Nishimura
光太郎 西村
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成田 一孝
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は電子装置、特に基準電圧発生装置とその応用並
びに絶縁ゲート屋電界効果トランジスタとその製造方法
に関する。
各種の半導体電子回路において、基準となる電圧を発生
させるには電圧の次元を持った物理量を利用することが
必須の条件である。これまで、その物理量としてはもっ
ばらPN接合ダイオードの順方向電圧降下■、や逆方向
降伏電圧(ツェナ電圧)■2並びに絶縁ゲート型電界効
果トランジスタ(IGFET、MOSFETで代表され
ることが多い)のしきい値電圧Vth等が利用されてい
る。
これらの物理量は絶対的な電圧値を示すものでなく、そ
の電圧値はさまざまなファクターによって変動を受ける
。従って、これらの物理量を各種電子回路の基準電圧発
生装置として利用するためには、得られる電圧値の変動
要素と許容できる変動幅に注意を払わなければならない
まず、これら物理量の温度特性について言えば、上記v
FやVthは通常i〜3 m V / C程度の温度依
存性を持っており、この温度変化に伴なう基準電圧の温
度変化は用途によっては実用を断念せざるを得ない程の
大きさ及ぶ。
例えば公称1.5vの酸化銀電池を使用する電子時計に
おいて、電池の電圧の下がったことを警告する目的で作
られるバッテリー・チェッカーを実現しようとすれば、
1.4V程度を境(検出レベル)として電池電圧の高低
を判断する必要がある。
これを0.6V程度のMOSFETのしきい値電圧Vt
h又は、ダイオードの順方向降下電圧■。
を利用して構成しようとすれば、1.4vを目標とした
検出レベルは =4.67〜7.0 (mV/U ) の温度依存性を持ち、実用動作温度範囲をOC〜50 
Gト狭<J2Jッ”’(も、1.23V 〜1.57V
ト大きく変動することになり、実用的なバッテリーチェ
ッカーとはなり得ない。
次に、これら物理量の製造バラツキについては、MO8
FETV)Lきい値電圧vthハ±0.2V程度度のバ
ラツキがあり、このバラツキは温度変化よりも大きくな
る。従って、上述のバッテリ・チェッカをVth を利
用してIC(集積回路)化した場合基準電圧補正のため
の外部部品と接続ピン(端子)のみならず、IC製造後
の調整の手間が必要となる。
また半導体RAM等、MO5FET集積回路において、
基板(バック・ゲート)に逆バイアス電圧を印加して、
FETのしきい値電圧を制御したい場合、温度依存性お
よび製造バラツキに依存しない基準電圧源が必要であり
、しかも集積化が可能であることが必要であるが、上述
のvFやVthでは同様な理由で採用が難しい。また、
ツェナ電圧vzは低い電圧では3V程度が限度であり、
3V以下の低電圧範囲で使用する基準電圧としては不適
当であり、又、ツェナ電圧及びダイオードの順方向降下
電圧を基準電圧として使用するのKは、数mA〜数十m
A程度の電流を流す必要があり、低消費電力化という点
でも不適当である。
以上の説明から明らかなようIcVth、V、およびv
2を利用した従来の基準電圧発生装置は、温度特性、製
造バラツキ、消費電力および電圧レベル等を考えれば、
必ずしもあらゆる用途に適合するものではなく、極めて
厳しい特性が要求される用途に対しては実用化や量産化
を断念せねばならなくなるケースがしばしばであった。
本発明者らは、以上のような検討から従来の基準電圧発
生装置の改良には物理的に限界があると知り、新しい考
え、発想を持った基準電圧発生装置の研究、開発に踏み
切った。
なお、基準電圧発生回路としては、例えば特開昭48−
63257号公報に示されているものが公知である。
本発明の目的は従来忙はみられない全く新しい考えに基
すいた基準電圧発生回路を提供し、電子回路の設計、量
産化を容易にすることにある。
本発明の他の目的は温度変化の小さい基準電圧発生装置
を提供することである。
本発明の他の目的は得られる電圧値の変動が製造条件の
変動に対して小さい、例えばロット間の製造バラツキ(
偏差)が小さい基準電圧発生装置を提供することである
以下余白 本発明の他の目的は製造後の調整が不要な程に製造バラ
ツキを小さくできる集積回路化された基準電圧発生装置
を提供することである。
本発明の他の目的は目標仕様に対して大きい余裕度を持
って製造することが可能な基準電圧発生装置を含む集積
回路化された電子回路装置を提供することである。
本発明の他の目的は製造歩留りの高い基準電圧発生装置
を含む集積回路化された電子回路装置を提供することで
ある。
本発明の他の目的はIGFET集積回路に適した基準電
圧発生装置を提供することである。
本発明の更に他の目的は消費電力の少ない基準電圧発生
装置および電圧比較器を提供することである。
本発明の他の目的は精度の優れた低電圧(1,1V以下
)を得ることができる基準電圧発生装置を提供すること
である。
本発明の他の目的は比較的低い電圧(約1〜3V)の電
源、例えば1.5■の酸化銀電池や1.3vの水銀電池
に適合する基準電圧発生装置を提供することである。
本発明の他の目的は半導体集積回路に適合する基準電圧
発生装置を提供することである。
本発明の他の目的は高精度の電圧比較器、安定化電源装
置、定電流回路、バッテリ・チェッカを提供することで
ある。
本発明の他の目的は高精度のバッテリ・チェッカを内蔵
した、外部端子数の少ない電子時計用半導体集積回路装
置を提供することである。
本発明の他の目的はバック奉バイアスの印加さ/ れたIGFETのしきい値電圧を製造バラツキや温度変
化に依存しないほぼ一定の電圧に維持でき、もって製造
歩留りを向上できるIGFET集積回路を提供すること
である。
本発明の他の目的は相補型絶縁ゲート電界効果トランジ
スタ集積回路(CMO8IC)やNチャンネルMO8I
CやPチャンネルMO3ICとコンパチブルな基準電圧
発生装置とその製造方法を提供することである。
本発明は半導体や金属の物性の原点にたちかえり、%に
エネルギーギャップEg、仕事関数φ、フェルミ準位E
f等に着眼して成されたものである。
即ち、半導体がエネルギー・ギャップ8g1ドナー、ア
クセプタおよびフェルミ準位等の各種準位を持つことは
周知であるが、これら半導体の物性、特にエネルギー・
ギャップEgやフェルミ準位Efに着目した基準電圧発
生装置は、半導体が発見されて以来広範囲の分野に目覚
ましい発展を遂げた現在に至るまで、いまだ例をみない
結果論で言うと、本発明者らはこのエネルギm−ギャッ
プE 、仕事関数φ、フェルミ準位Ef等を基準電圧源
に利用することを考え、その実現に成功した。エネルギ
ー・ギャップEg、フ土ルミ準位Ef等を基準電圧源に
使用すること自体は決して難しい理論ではなく、その結
果はたやすく理解、納得できるところであろう。しかし
ながら、もはや浅い歴史ではなくなったこの半導体工業
の分野において、半導体物性の原点にたちかえり、本発
明者らがもたらした前人未到と信じられるこの成功例は
独創的かつ画期的なものであり、今後の電子回路や半導
体工業の一層の発展に太き(寄与できるものと期待され
る。
本発明の一実施例によれば、シリコン・ゲート電極の導
電型が異なる2つのIGFETがシリコン・モノリシッ
ク半導体集積回路チップ内に作られる。これらのFET
はゲート電極の導電型を除いてはぼ同じ条件で製造され
るので、両者のVthの差はほぼP型シリコン、N型シ
リコン、i型(真性半導体)シリコンのフェルミ準位の
差に等しくなる。P型、N型ゲート電極には飽和濃度付
近にそれぞれの不純物がドープされ、この差はシリコン
のエネルギー−ギャップEg(約i、 I V )もし
くはEg/2(0,55V)にほぼ等しくなり、これが
基準電圧源として利用される。
このような構成に基ずく基準電圧発生装置は温度依存性
が小さくまた製造偏差も小さいので、各種電子回路の基
準電圧発生装置として利用され得る。
本発明および本発明の東に他の目的は図面を参照した以
下の説明から一層明白に理解されるであろう。
半導体の結晶構造から始まり、半導体のエネルギー・バ
ンドおよびドナーとアクセプタ不純物が半導体にもたら
す現象などへと展開してい(半導体の物性論は数多くの
文献で説明されている。
組成の異なる半導体がそれぞれ固有のエネルギー・ギャ
ップEgを有し、eVで表わされるエネルギー・ギャッ
プEgが電圧の次元を持っていることは言うまでもなく
周知である。しかしながら、前述したように半導体が固
有のエネルギm−ギャップEgを持ち、この温度依存性
が小さいことに着目し、これを基準電圧源として利用し
た例はいまだ例をみない。
本実施例はこのような半導体物性の基礎から出発して成
されたものであるので、本発明の詳細な説明はまずは半
導体の物性を引き合い圧して本発明の原理的なところか
ら始める。なお、半導体の物性については、多くの文献
でかなり丁寧に説明されているので、以下その文献の一
つであるS・M−8ZE著、”physics of 
Sem1conductorDevices”、196
9年John Wi ley &5ons社発行、特に
Chapter 2 ”Physics andPro
pertiesof Sem1conductors 
−A Resume ” 11頁〜65頁の助けを借り
て簡単に説明する。
エネルギm−ギャップEgの応用 半導体の組成物としてはさまざまなものがあるが、その
うち現在工業的に利用されている半導体として代表的な
のがゲルマニウム(Ge)、シリコン(8i)の非化合
物半導体とガリュウム・ひ素(GaAs)化合物半導体
である。これらのエネルギー・ギャップEgと温度との
関係は前述の著書24頁で説明されており、これを第1
図に再掲する。
第1図から理解されるように、Ge 、 S iおよび
G a A sのEgは常温(300@K)で、それぞ
れ、0.80(eV)、1.12(eV)および1.4
3(eV)である。またその温度依存性は、それぞれ、
0.39(meV/”K)、0.24 (meV/’K
 )および0.43 (meV/”K)である。従って
、これらのエネルギー・ギヤ′ッグEgK相当する或い
はそれに近い値の電圧を取り出すことによって、前述し
たPN接合ダイオードの順方向電圧降下■1やIGFE
Tのしきい値電圧Vthが持つ温度依存性より1桁も小
さい温度依存性を持つ基準電圧発生装置が得られる。さ
らに、得られる電圧は半導体固有のエネルギー・ギャッ
プEgで決まり、例えばStでは常温で約1.12(至
)と他の要因とはほぼ無関係に定められ、製造条件等の
バラツキに左右されにくい基準電圧を得ることが可能で
ある。
では、この半導体のエネルギー・ギャップEgに相当す
る電圧はいかなる原理に基ずいて取り出すことができる
か、その−例を説明する。
半導体にドナーおよびアクセプター不純物をドーグした
場合のエネルギー準位の状態はよく知られている。なか
でも本発明で注目したところは、N型およびPffi半
導体の7エルミーエネルギーの位置するところが、真性
半導体のフェルミ・エネルギー準位E1を基準にして、
それぞれ伝導帯および価電子帯に向けて2分されるとい
う物性である。そし【、アクセプターおよびドナー不純
物の濃度が高ければ高い程、真性半導体の7工ルミ準位
Elから一層離れる傾向で、P型半導体のフェルミ準位
Bf、は価電子帯の最上限準位I8vに近づき、N型半
導体のフェルミ準位”fnは伝導帯の最下限準位E0に
近づき、両7エルミ単位の差(”fn7’F、f、 )
をとれば、これは半導体の持つエネルギー・ギャップE
gにより近づくことになり、その温度依存性もエネルギ
ー・ギャップB3gのそれに近くなる。また、P型半導
体と真性半導体、およびN型半導体と真性半導体の7工
ルミ準位の差(Efn−Ei)、(Ei−Efp)につ
いても同様であるが、この場合絶対値はB g/2に近
づく。以下真性半導体との差についてはPMとN型の差
の半分になるということで、説明を省略する。詳し′く
は後述するが不純物濃度が高ければ高い程(Eln−B
f、 )の温度依存性は小さくなり、飽和濃度にできる
だけ近い濃度にすることが好ましい。
フェルミ準位Efn 、Efpはドナーおよびアクセプ
ター不純物の濃度だけでなく、ドナーおよびアクセプタ
ー準位EdおよびEILにも関係し、この準位Ed、B
、は不純物材料によっ【異なる。準位EdおよびE&が
それぞれ伝導帯および価電子帯に近い程、フェルミ準位
”fdおよびEfaもそれぞれに近づく。言い換えれば
、ドナーおよびアクセプターの不純物準位Ed 、Ei
が浅い程、フェルミ準位の差(Efn−Efp)は半導
体のエネルギー・ギャップEgに近くなる。
ドナーおよびアクセプターの不純i[L位Ed。
Bfが真性半導体の7エルミ・レベルE1に近い程、す
なわち深い程7エルミ準位の差(Efn−Efp)は半
導体のエネルギー・ギャップEgからより離れる。しか
しながら、このことは必ずしも温度依存性が悪くなるこ
とを意味しているのではな、く、7工ルミ準位の差(’
Bfn−Bf、 )の絶対値が小さくなることを意味し
ている。従って、7工ルミ単位の差(Efn−Efp)
や仕事関数の差は、半導体材料および不純物材料等の材
料固有のものであり、別の見方をすれば半導体のエネル
ギー・ギャップEgとカテゴリを異にした、ギャップE
gと並ぶ基準電圧源と成り得る。すなわち、フェルミ単
位の差(Efn−Ef、)は、それ自体で、PN接合の
順方向電圧降下V、やIGFETのしきい値電圧Vth
よりも温度依存性が小さく、また製造バラツキに左右さ
れにくい基準電圧源となり得、浅いドナーおよびアクセ
プタ準位Ed、Efを示す不純物材料を使用してフェル
ミ準位の差(Efn−Efp)を取り出すことが、半導
体のエネルギー・ギャップEgにほぼ近い値の電圧を取
り出す一つの方法となり得る訳である。一方、得られる
電圧値の設定に関して言えば、半導体のエネルギー・ギ
ャップに相当するだけの比較的大きい基準電圧を得るこ
とを目的とする場合には、浅い準位を示す不純物を使用
し、比較的小さい基準電圧を得ることを目的とする場合
には深い準位を示す不純物を使用すれば嵐い。
不純物材料の選択の具体例 フェルミ準位Efとドナー準位Ed、アクセプタ準位E
c、ドナー濃度Nd、アクセプタ濃度N、および温度T
との関係については第2図および第3図を参照して更に
詳しく説明するが、それに先−立ち、Ge、Slおよび
GaAs半導体に対して各不純物がどのような単位を示
すかを理解し、本発明ではそれらの不純物ないかに利用
するかを理解するために、前述の文献第30頁のデータ
を第4図として再掲し、説明な′加・える。
第3図(a) 、 (b)および(c)は、それぞれ、
Ge。
SlおよびGaAsに対する各種不純物のエネルギー分
布を示す図であり、各図における数字は、破線で表わさ
れたギャップの中心Elから上側に位置する単位につい
ては伝導帯の最下限準位E0からのエネルギー差(Ec
−Bd)を示し、−t7側に位置する・単位については
価電子帯の最上限準位E かあのエネルギー差(E 、
 −E v)’を示す。
その゛単位はいずれも(eV)である。
従って、同図において小さい数値で示された不純物材料
はその単位が伝導帯の最下限準位E′。若しくは価電子
帯の最上限準位Evに近いことを表わしており、エネル
ギー・ギャップEgに近い電圧を得る不純物としてふさ
れしい。例えば現在量もひんばんに使用されているSl
に対しては、Li、8b、PtAsおよびBiのドナー
不純物およびB、AAおよびGaのアクセプター不純物
σ示す準位差(Ec−Ed)、(E’、−Ev)が最も
小さく、それぞれの準位差はいずれもSiのエネルギー
・ギャップEgの約6%以下である。
これらの不純物を使用したN屋S iおよびp ms 
iのフェルミ単位の差(Efd−Efa)は、00Kか
らの温度変化を無視すれば、S」のエネルギー・ギャッ
プE の約94%〜97%となり、はぼEgに等しい値
となる。また1、上・記不純物の次に小さい単位差(E
、−Ed)、(E、−Ev)を示すドナー不純物はS(
Egの約16%)で、アクセプター不純物はIn(Eg
の約14%)であり、各不純物を使用したNmS lお
よびP型S1.のフェルミ準位の差(Etrl−Eta
)は00Kにおいて約0.85Kgとなり、Siのエネ
ルギー・ギャップEgとのずれは約15%にも及び、上
述の不純物に対してずれは極端に開くことが判る。
従りて、Siのエネルギー・ギャップEgにほは等しい
電圧を得るためのP型およびN型S1の不純物材料とし
ては、Ll、Sb、P、A、静;およびBiのグループ
から選択された1つのドナー不純物およびB、A、−6
およびGaのグループから選択された1つのアクセプタ
ー不純物が好適であり、その他の不純物はStのエネル
ギー・ギャップEgよりかなり小さい電圧を得る目的に
好適であろう。
次に、フェルミ単位の差CEfn−Efp)について、
第2図を参照して物性的な説明をする。第2図は半導体
のエネルギー単位を示す図であり、同図(a)および(
b)はそれぞれNll半導体のエネルギー単位モデルと
その温度特性を示し、同図(e)および(ωはそれぞれ
P型半導体のエネルギー単位モデルとその温度特性を示
している。
半導体中のキャリアはドナーの不純物Ndの5ち、イオ
ン化して生じた電子ndと価電子帯より励起された電子
及びホールのペアーである。不純物Ndが十分大きい時
は励起された電子及びホールのペアーが無視でき、伝導
電子の数nはn + n d ・・・(1) となる。ndはドナー準位にトラップされる確率かう、
またnは、伝導帯に存在する電子数からめられ、各々 となる。ここで、 h;ブランク定数、m、電子の有効質量これより、 となり、 となる。
ここで、フェルミ・単位は、ECに接近した位置にある
場合を相定しているから(5)式の第一項は無視できて となる。
この式の示すところは温度が低い時はもちろん、フェル
ミ準位は伝導帯の下端とドナ一単位の中間に位置し、温
度の依存性は、Eeの温度特性にはぼ等しくなる。
以下余白 但し、温度が十分高くなった場合には、価電子帯から励
起された電子とホールのペアーから多数となり、不純物
の影響は少なくなり、フェルミ・準位は真性半導体の準
位Eiに近ずく。以上の関係を示したものが、第2図(
b)である。
第2図(C)のようなアクセプター不純物だけを含んだ
P型半導体の場合も全(同様で、低温の時及び、アクセ
プター不純物濃度が大きい場合には、フェルミ準位は、
低電子帯の上端とアクセプター準位の中間にほぼ位置し
温度が高くなると真性半導体の7工ルミー準位に近づい
ていく。
この関係を示したものが第2図(d)である。
関係−具体例 フェルミ準位Efp t Efnの温度依存性と不純物
濃度との関係について物性的な説明をしたが、次に、現
在最も多く実用されているSi半導体を具体例として、
前述の著書37頁のデータを参考にして、実用化する際
のフェルミ準位の差(Efn−Efp)とその温度依存
性)について説明する。
第3図にそのデータを昇揚する。
通常のSi半導体集積回路製造プロセスにおいて不純物
材料としてはもっばらボロンB 、 IJンPが使用さ
れ、その不純物濃度の高いところでは10 ” (at
oms/cm3 )であるが、不純物濃度をそれより2
桁低い10 ” (atoms/cm” )としても、
第3図から読み取れるよ5に、N型半導体とP型半導体
のフェルミ・準位の差(Ef、−Efp)は、300°
Kにおいて0.5−(−0,5)−1,0(eV )で
あり、同温度でのエネルギーギャンプEg” 1.1 
e Vニ比較的近い値となる。温度に対する変化は20
0°Kから400°K(−70C〜130C)の範囲で
、約1.04(eV)から0.86(eV)の変化で、
変化率は、0.9(mV/C)である。これは先に述べ
たIGFETのしきい値電圧vth及び、ダイオードの
順方向降下電圧vFの温度忙対する変化率が2〜3mV
ICであるのに対し約1/3の小さい値である。
不純物濃度が10”cW’以上であればシリコン・エネ
/’ キーヤ’r ッ:” (E g ) S l−1
,1(V ) Kほぼ等しくなり、温度の変化率は約0
.2mV/Cとなり、十分小さい値となる。
従って、不純物濃度は約I Q 1 g (@1以上で
あれば少くとも従来より1/2〜1/3に小さくされた
温度依存性を得ることができ、更に好ましくは10驚0
0風−3以上(約1/10に改善)、更に最も好ましく
は飽和濃度である。
フェルミ準位の差の取り出し原理と実例では、このフェ
ルミ準位の差(E(n −Efp ) e(EfnEi
) 、(Ei−Efp)に相当する電圧はいかなる原理
に基すいて取り出すことができるのか、その−例は、同
一半導体基体表面に形成された導電型の異なる半導体ゲ
ート電極を有する2つのMOSFETのしきい値電圧V
thの差を利用することである。以下その具体例を説明
する。
第5図は各FETの概念的な断面構造を表わしたもので
ある。以後簡単のため、P中型半導体をゲート電極とし
たMOS)?ンジスタをP+グー)MOS、N+型半導
体をゲート電極としたMOSトランジスタをN+lゲー
トO8i型半導体なゲート電極としたMOS)ランジス
タをiゲートMO8と言うこととする。同図において左
半分はP+、iおよびN+lゲートチャンネルMOSト
ランジスタであり、右半分はN+、iおよびP+ゲート
NチャンネルMOS)?ンジスタである。
第5図のMOSFET(Qs )〜(Qi)。
(Q4 )〜(Q6 )の相互のしきい値電圧の差は下
表のようになる。
表 第6図(a) 、 (b)ないし第11図(a) 、 
O))は、実際に回路構造上使用される平面パターンと
平面パターンのA−A部断面とを、P+ゲート、Nゲー
ト。
Nゲートの各P−チャンネルおよびNチャンネルMOS
)ランジスタを断面構造と合せて、表わしたものである
上記各図において、ソースおよびドレインのP型領域は
多結晶Siをマスクとして、不純物の拡散によって形成
される。P型不純物及びN型不純物を選択拡散するため
のマスクと上記ソースおよびドレイン領域とのマスク合
せの余裕をとるためにゲート電極のソース及び、ドレイ
ンに接した両端部には、P+ゲートMOS、N+lゲー
トO8の両者ともソース及びドレイン領域と同じ不純物
が拡散される。例えばPチャンネルMO8ではP型不純
物である硼素が拡散される。ゲート電極の中央には、P
+ゲートMOSはP型不純物が、N+ダグ−MOSはN
戯不純物が拡散される。
上記第6図、第7図及び第8図は各々PチャンネルのP
+ゲート、lゲート、N+lゲートO8の平面図と断面
図を表わしており、第9図、第10図及び、第11図は
各々NチャンネルのN+lゲートiグー)N+lゲート
O8の平面図と断面図を表わしている。
第6図〜第11図において、セルフ拳アジインのために
とりたゲートのソース及びドレイン領域と同じ不純物拡
散領域が、マスクの合わせの誤差により、製造時におい
て、左右(ソース側あるいはドレイン側)の一方に片寄
ったことによるMOSトランジスタの実効的なチャンネ
ル長のずれ(変化)が極力少なくなるように、ソース領
域とドレイン領域の列を交互に配置し、かつ全体的に左
半分と右半分がチャンネル方向に対して線対称となるよ
うに配置される。従りて、マスク合わせのチャンネル方
向に対する(左右)のズレが各列のFBTの実効チャン
ネル長に変化を及ぼしても、並列に接続された各列のP
+グー)MO8iO8ミグ−S、及びN+lゲートO8
の平均的な実効チャンネル長は、全体的にズレが相殺さ
れほぼ一定となる。
第12図は、通常のシリコンゲート0MO8製造プロセ
スにおいて、いかにしてP+グー)MOS及びN+lゲ
ートO8が宿成されるかを示したものである。
第12図(a)において、101は比抵抗1Ω備〜8Ω
国のN型シリコン半導体で、その上に熱酸化膜102を
4000A〜16000A程度に成長させ、ホトエツチ
ング技術により、選択的に拡散のための窓をあける。P
型不純物となるボロンを50 KeV 〜200 Ke
V (Dx、ネルdf−テ10”=l Q 1”C11
−”程度の量でイオン打込みを行い、その後8時〜20
時間程度熱拡散してNチャンネルMOS)ジンシスタの
基板であるP−ウェル103を形成する。
同図か)において、熱酸化膜102を除去し、熱酸化膜
404を1μm〜2μm程形成しMOS)2ンジスタの
ソース、ドレインおよびゲートとなる領域をエツチング
により除去する。その後300A〜1500A程度のゲ
ート酸化膜105を形成する。その上に多結晶Si 1
06をzoooi〜5oooA程成長させ、MOS)ジ
ンシスタのゲート部を残してエツチングにより除去する
同図(c)IICおいて、気相成長により酸化膜107
を形成し、P型不純物を拡散する領域なホトエツチング
技術により除去する。その後、1020〜l Q Hc
m’程の高濃度のP聾不純物となるボロンを拡散し、P
チャンネルMO8)ランシスターのソース、ドレイン領
域10gを形成し、同時にP厘半導体のゲート電極を形
成する。
同図(d)において、先と同様に気相成長により酸化膜
109を形成し、N型不純物を拡散する領域なホトエツ
チング技術により除去する。その後、1020〜10に
1811−”程度の高濃度のN型不純物となるリンを拡
散し、NチャンネルMOS)ジンシスターのソース、ド
レイン領域110を形成し、同時にNu半導体のゲート
電極を形成する。
次に、酸化膜109を除去し、気相成長により4000
A〜8000A程度の酸化膜を形成し、電極取り出し部
をホトエツチング技術により除去する。その後、金属(
Aiを蒸着し、ホト・エツチング技術により電極配線部
分を形成する。
次に、気相成長により1.am〜2μmの酸化膜で覆う
ここで、第12図(d) KおいてQs t Q4 バ
一般のCMOSインバータ“を構成するMOSであり、
Qs−Qtは基準電圧発生のためのP+ゲート。
N+ゲゲーMO8である。
第13図(a)ないしくd)は、Pチャンネル型のP+
ゲートMOSと1ゲ一トMO8の製造プロセスにおける
断面を示している。この例では同図(e)までは第12
図(C)まで2同じであるが、同図(d)においてMO
8FETQg’)ゲート上の酸化膜1096を除去しな
いでNm不純物を拡散する。
第14図(a)ないしくd)はNチャンネル型のP+ゲ
−)MOSとN+ゲゲーMO8の製造プロセスにおける
断面を示している。
第15図<a)ないしくd)はNチャンネル型のN+ダ
グ−MOS、iゲート酸化膜の製造プロセスにおける断
面を示している。
次に、ゲート電極として半導体を用いたMOSトランジ
スタのしきい値電圧について、第16図に従って説明す
る。まずP+ゲグーMOSの場合については、第16図
(a)のエネルギーバンド図よq C1VG+(lφFP ++−十qX−qVo +qφ
srfφM φS であることが示される。
但しここで VG s半導体基板とゲート電極(P千生
導体)との電位差 Xt電子親和力、Eg じ−オフ′/ ギーギャップ φs sN型半導体基板の表面ポテ ンシャル φFp j真性半導体のフェルぐ・ポ テンシャルを基準としたP 厘半導体のフェルミ・ボテ うムラムヤリレ ÷ φP 1真性半導体のフェルミ・ポテ ンシャルを基準としたN型半 導体基板のフェルミ・ポテン シャシ qg電子の単位電荷 ■。I絶縁物に加わる電位差 Ec を伝導帯のエネルギー準位の下 限 Evt価電子帯のエネルギー準位の 上限 EHを真性半導体のフェルミ・単位 (7)式におい【、ゲート電極の仕事関数をポテンシャ
ルで表わしてφMP+とし、又半導体の仕事関数を同様
にφ81とすると q であるから、 ■。−一■o+φM−φsi−φ8 ・・・・・・・・
・・・・・・・・・・顛9となる。
また第16図の)の電荷の関係より −COX ・Vo +Qss+Q1 +QB =O””
41)である。ここで C0X5単位面積当り、絶縁物の容 量 QB8 1絶縁物中の固定電荷 QB g半導体基板中不純物のイオ ン化による固定電荷 Qi Iチャンネルとして形成され たキャリア 顛、aカより −COX(−V、+φ軒十−φ8−φsrf ) ・・
・・・・0”Qs s +Qi十QB −0・・・・・
・・・・・・・・・・・・・(Lりとなる。
チャンネルQ、ができるときのゲート電圧VGが、しき
い値電圧であるから、P グー)MOSしきい値電圧を
Vthp+とすると cox cox この時φB−2φ、である。
以下同様にして、N+ゲゲーMOSトランジスタにおい
てはゲート電極の仕事関数φMN+のみの相違で q である。従ってそのしきい値電圧VtM+はここでφs
−2φF となる。
これよりP+ゲゲーMO8とN+ゲグーMOSのしきい
値電圧の差■thp+’thN+は、vthp十−■t
hN÷=φMP十−φMN’M’FP←φFN+ II
”Ile+mQ61となり、ゲート電極を構成している
半導体のフェルミ・ポテンシャルの差になる。これは第
16図において(姉、(C)を比較して、同じ電荷分布
になる時のゲート電圧が、ゲート電極の仕事関数差であ
り、フェルミ・準位の差になっていることで容易に理解
できる。
以上により、P+ゲゲーMO8とN+ゲゲーMO8のし
きい値電圧の差として、エネルギー、ギャップEgにほ
ぼ等しい電圧を取り出すことができるということが分っ
たが、その他の方法として、真性半導体をゲート電極と
したMOS(iゲートMO8と以下記す)のしきい値電
圧とP+ゲゲーMO8あるいはN+ダグ−MOSのしき
い値電圧との差によっても、エネルギm−ギャップEg
の電圧を取り出すことができる。
iグー)MOSのしきい値電圧なVthi とすると、
真性半導体の7エルぐ準位は0であ石から(真性半導体
の7工ルミ準位を基準としているため)lゲートMOS
とP+ゲゲーMO8’のしきい値電圧の差は であり、lゲートMOSとN+ゲゲーMO8のしきい値
電圧の差は 1Vthi vthN+ 1−1 φFN+ 01+ 
Eg messa・e(Isとなり、ちょうどエネルギ
ーギャップEgの半分の電圧になることが容易に分る。
このiグー)MOSとP+ゲートあるいはN+ダグ−M
OSのしきい値電圧の差によって得られる電圧は約o、
ssvと低い基準電圧源と適すること、また後述するよ
うに0MO8の製造工程だけでなく、ゲート電極への不
純物のドープ工程は1回でできるのでシングル惨チャネ
ルのMOSの製造工程でも容易に高精度の基準電圧源が
得られるといさことで非常に有用である。
次11cNチャネンネルMO8半導体集積回路でのプ四
セスな第17図(a)〜(e)に示した断面を用いて説
明する。
(1) 比抵抗8〜200cmを有する半導体基板10
1を用意し、この基板表面に厚さ1μmの熱酸化膜10
3を形成する。
(2)MISFETが形成されるべき部分の半導体基板
表面を露出するために熱酸化膜を選択的にエツチングす
る。
(3)シかる後、露出した半導体基板表面に厚さ750
〜1000A+7)ゲート酸化膜(Sift )103
を形成する(第17図a) (4)多結晶シリコン層と直接コンタクトを取るべき部
分のゲート酸化膜103を選択的にエツチングし、ダイ
レクトコンタクト穴103aを形成する。(第17図b
) (5)酸化膜102.ゲート酸化膜103.コンタクト
穴103aを有する半導体基板101主表面全体にシリ
コンをCV D (Chemical Vapor D
e−position )法によりデポジットし、厚さ
3000〜s o o’oλの多結晶シリコン層を形成
する。
(6)多結晶シリコン層104を選択的にエツチングす
る。(第17図C) (7)半導体基板101主表面全体にCVD法によりC
V D −S ion膜を2000〜3000Aの厚さ
にデポジットする。
(8)、メモリセル負荷抵抗等の高抵抗部分および、真
性準位ゲート部104aの多結晶シリコン層上のみ上記
CVD−8401膜105を選択的に残す。
(第17図d) (9)多結晶シリコン層をマスクとして半導体基板10
1内にリンを拡散し、不純物濃度10!Oatoms/
C1amのソース領域およびドレイン領域106を形成
する。この時多結晶シリコン層内にも不純物が導入され
【、ゲート電極104b、ダイレクトコンタクト104
Cおよび多結晶シリコン配線部104dを形成する。(
第17図d) al 牛導体M板101 生麦WJ全体FCP S G
 (Phosph。
S目1cate Glass )膜107を7000〜
9000Aの厚さに形成する。
al しかる後、AAを単導体基板101主表面に全面
蒸着し、厚さ1鵬の人!膜108を形成する。
@ 上記An膜を選択的にエツチングし、配線領域io
sを形成する。(第17図e) 以下に説明する回路は上述したフェルミ準位の差(Ef
n−Efp)(Efn−Ei)、(Ei−Efp)を取
り出すための一方法となり得るが、その他一般的に、異
なるVthを持つFETのVthの差に基ずく電圧 、
を基準電圧として利用する基準電圧発生装置として応用
できる。
第18図Φ)は、MOSトランジスタのしきい値電圧に
対応する電圧を発生する回路である。T、。
T、はドレインとゲートが共通に接続された、いわゆる
MOSダイオードを構成している。
Ioは定電流源、T、、T!は異なるしきい値電圧■t
hl * Vthz とほぼ等しい相互コンダクタンス
βを持つMOSFETであり、各々のドレイン電圧をV
m =’V’s とすれば 1・−m−β(Vs Vtht)” m−β(Vm Vth2)” ・・・・・・・・・・・
・・・・(17)であるから Vs −Vthl + 7Eπ刀 ・・・・・・・・・
・・・・・・・・・α枠V* −Vth2 + m ・
・・・・・・・・・・・・・・・・1埠となり、ドレイ
ン電圧の差をとれば、しきい値電圧の差を取り出すこと
ができる。
定電流源としては、十分大きな抵抗を使っても良く、特
性のそろったものであれば、拡散抵抗。
多結晶Si抵抗、イオン打込みによって作られた抵抗、
MOS)ランジスタによる抵抗を使用することができる
この回路で一例としてT、、T、として先に説明したN
+ゲゲーMO8及びP+ゲートMOSを使用すれば、し
きい値電圧の差とほぼ等しい値の、N型半導体とPi半
導体の7エルミ・準位の差(Efn−Efp)を取り出
すことができる。
第19図および第20図は、異なるしきい値電圧を持つ
FETをMOSダイオード形式に直列に接続して、しき
い値電圧の差を取り出す回W&舛である。T、はしきい
値電圧vthl e Tsはしきい値電圧Vth2を持
って〜1.ルとする。
抵抗R8がT、のインピーダンスに比較して十分大きく
、抵抗R3がT、のインピーダンスに比較して十分大き
い条件では v、−v、中■thl 訊・・・・曲・曲僧V、 +V
th2 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・(財)
ゆえに、V! ”vthi Vth2 ・・・・・曲・
曲間(ハ)となる。
第21図(a)は、容量の両端子にしきい値電圧に対応
する電圧を加え、容量に保持された電圧を差電圧として
取り出すものである。第21図(b)はその動作タイミ
ングを表わしたものである。クロックパルスφ1により
T、、T、をオンさせて容量へにTs 、Ttのしきい
値電圧Vth□I Vth2の差電圧をチャージする。
φlが切れた後、クロックφ、によりT、をオンさせ、
C1のノード■を接地する。この時C1にはしきい値電
圧の差電圧が保持されているから、ノード■にはその電
位をそのままでる。後に述べるような電圧検出回路に使
用する場合には、この時のノード■の電位をそのまま基
準電圧として使用することもできる。が、より一般的な
形で使用できるためには、り四ツクφ2が入っている時
間内にクロックφ、によってトランス・ミッシロンゲー
トT、、T、をオンさせて、容量C8にその電位をとり
込み、演算増幅器5の逆相入力(−)へ出力を全面帰還
した、いわゆるボルテージ・7オロワで受ければ、その
出力として、十分内部インピーダンスの低い状態で、’
r、#’r、のしきい値電圧の差が基準電圧として得ら
れる。
第22図は同様に容量C1を利用した基準電圧発生装置
である。クロックφ1によりT、をオンさせる。この時
T、はりt12ツクφ、によりオフ状態である。ノード
■の電位はノード■の電位よりT、のしきい値電圧Vt
h□だけ下がり、ノード■の電位はノード■の電位より
T、のしきい値電圧Vth2だけ下がり、容量Cの両端
には両者の差電圧がチャージされる。次にφ、によりT
8をオフし、φ、によりT、をオンさせるとノード■に
しきい値電圧の差電圧が得られる。
第23図は、第21図の回路で使用される演算増幅器を
示したものである。T、、T、は差動増幅回路を構成し
ている差動対であり、T、、T。
はその能動負荷である。T、は、T、、T4によるバイ
アス回路と共に定電流回路を構成している。
T、、T、はT、を定電流源負荷とするレベル・変換兼
出力バッファー回路である。図ではC−MOSでの回路
構成例を示したが、シングル・チャネルMO8でも構成
できることは言うまでもない。
第24図は、その差動部分のみを取り上げて一般的な演
算増幅器を概略的に表わしたものであるが、ここでMO
S):5ンジスタTl#T!は各々異なるしきい値電圧
■thi tvth2を持っており、それ以外の特性は
等しいものとする。また大刀側に表われた(−) 、 
(+)の記号は各々、出方に対して逆相、同相となるこ
とを意味するものである。
T、の入力をV、、T、の入力をV、とすれば、Vs 
Vthl −Vs −Vth2 ッ*すMl vt −
Vthl −Vth2 −−−−−−−−−−−−−−
−−−−mの条件を境として、出力レベルが変化する。
演算増幅器はしきい値電圧の差′電圧分の入力オフ・セ
ットを持たせ、入力のいずれか一方を接地あるいは、電
源に接続すれば、このオフ・セット電圧を基準電圧とす
るコンパレータとして動作させることができる。従りて
第24図に示すように、(−)入力端子に出力を接続し
く+)入力端子を接地すれば、出力outにはしきい値
電圧の差が得られる。この場合演算増幅器の動作をさせ
るためには、TIはデプレッション叱−ドであることが
必要である。例えばT1にP+グー)MOS。
T、にN+ゲグーMOSを使用する場合には、両方のM
OSFETのチャンネル部に同一の条件でイオン打込み
を行って、ディプレッション型とすれば良い。
第25図は、第24図における演算増幅器を使って、基
準電圧を任意に設定できるようにしたものである。出力
を分圧手段Rw pReを通して(−)入力に帰還させ
れば、その分圧比をrとすれば、出力電圧Voは となる。分圧手段Re −R1は線形抵抗が望ましいが
、許容できる程度に十分に特性のそろった抵抗であれば
何でもよい。
第24図、25図の回路はディプレッション型MO8を
使用するのが前提であるのに対し、第26図、第27図
の回路はエンノ1ンスメント型MO8でも動作可能なよ
うにしたものである。もちろん、ディプレッジ輩ン型で
ありても差しつかえない。
第26図の例は、第24図の例と同様出力を(ハ)入力
に直接帰還させたもので、出力■。は、電源電圧なVD
Dとすれば Ve −VDD −(Vtht Vtba ) ・・・
・・・・・・・・・・・・弼となる。第24.25図の
回路では差動対の少なく共一方をディプレジ1ン拳モー
ドにする必要があり、ケースによっては製造工程数を増
やさなければならないことがあるが、Vthの差電圧を
接地電位を基準にして取り出すことができる。
逆に、第26.27図の回路では得られる差電圧の基準
が接地電位でない方の電源電圧となるが、FETの動作
モードの条件は特に付かない。
いずれの回路形式を採用するかはどの長短所を重くみる
かによって決めれば良い。
第27図の例は第25図の例と同様分圧手段R,,R,
を通して出力を(−)入力に帰還させたもので、出力は vthl Vthz V、 −VDD−□ ・・・・・・・・・・・・・・・
翰となる。
次に以上にのべた基準電圧発生装置の応用について、回
路、ICチップの構造、等につ(・て説明する。
しきい値電圧の制御 MOS集積回路において個所素子であるMOSFETの
り、きい値電圧(vth)ハ、L S I +1’)4
1を決める重要なパラメータとなっている。このVth
は、製造プ四セスによるバラツキ、温度による変化が大
きく、Vthの制御がMOSLSI製造上の難点とな9
ている。
一方第28図に例として示す、MOSメモリにおいては
、基板にバイアス電圧をかけ、寄生若生を減少させてい
る。このバイアス電圧を得るために、基板バイアス発生
回路を用いている。基板バイアス発生回路は、第29図
で示す構成となっている。従来の基板バイアス発生回路
は発振部および波形整形部のみからなり、Vthによる
フィードバックがなされないのが一般的であった。この
ため、製造バラツキ、温度により発振周波数、波形整形
能力の差が生じ、安定なバックバイアス電圧VBBを得
られず、Vthの変動も大きいものであった。
本発明では、この基板バイアス発生回路に、前述したゲ
ート電極の仕事関数差を用いたコンパレーターを使用し
、Vthを一定の電圧にコントロールする。
Vthは、基板バイアスにより変化し、次の式で表わさ
れる。
Vth−Vtho十K(2%+IVnm l 2φr)
ここでVthOは、■BB−OVのvth、には基板効
果定数、φFはフェルミレベルを表ワス。
このためVthは基板バイアスVBIIを変化させるこ
とによりコン)Eff−ル可能である。第29図におい
て、発振回路部は、リングオンレータを使用している。
この発振回路は他の発振回路としてもよい。波形整形部
は2つのMOSダイオードQ1 。
Q、およびコンデンサCIより成り、VBBの電荷をポ
ンプ作用によりGNDに引き抜く作用をしている。この
ポンプ作用により% VBBは負電圧に引かれていくが
IVolの最大電圧VBBMは、このポンプ作用による
引き抜き電圧と基板リーク電流の□;′ 安定した点で決定される。発振回路へ動作しているかぎ
り、vおはこの安定点VBBMに保たれるが、発振が停
止すると、基板リーク電流により、基板の電荷はリーク
しGNDレベルに近づいていく。
VilBがGNDレベルに近づくとVthは低下する。
第29図のコンパレータ部は、前述したゲート電極の仕
事関数差を利用したものであり、Nチャンネルブ四セス
での例を第30図に示した。第301図でQlは、真性
レベルゲートMO8,Q!はNグー)MOSを用いてい
る。またこれらはディプレッジロンタイプMO8となっ
ている。このため、8g コンパレータは一人力部に一−0,55Vの電圧が入力
された時反転する。第29図のVthセンス部は一つの
抵抗およびM OS F E T Q sより成る。
ここで抵抗はポリシリコン抵抗拡散層抵抗、MOS抵抗
のいづれでもよいが、抵抗値は、Q、のVthが0.5
5Vとなった時、出力が0.55Vとなるよう設定され
ている。今VBBがGNDレベルに近<Q、のVthが
0.55V以下の時には、コンパレート部−入力端子は
0.55V以下となり、コンパレータの出力は′1# 
となり発振回路は動作を続けている。■。がVBBMに
近づきVthが上昇し、0.55Vを越えるとコンパレ
ータ出力は0#となり、発振は停止し、VIIBはリー
クによりGNDレベルに近づく。すなわち、フィードバ
ックループが形成され、この基板バイアス発生回路によ
りVthがコントo−,It/される。コンパレート部
で得られす る電圧0.55Vは、エネルギーギャップの−となり るため、前述した通り温度、製造バラツキ、電源電圧に
対し変化が少ないので、Vthをきわめて精″度よく制
御することが可能となり、温度マージン製造プ四セスマ
ージン、電源マージンの広いMOSLSIが得られる。
また後述するように、プiセス的にも第32図で示すメ
モリセルにおいて高抵抗Rを得るプロセスと全く同一プ
ロセスで真性レベルグー)MOSを得ることができるた
め、従来プロセスを用い容易に実現できる。
レベルシフト回路 MOSLSIにおいて電゛源として5■電源を用い、入
力としてTTLロジック回路からの信号を用いた場合、
高レベルとして2.OV、低レベルとして0.8Vの信
号となる。このTTL信号をMOSレベルに変換する場
合には、従来入力部インバータのレシオをとり、MOS
レベルへ変換していたが、Vthバラツキ、温度変化に
より、入力レベルマージンが小さくなる問題があった。
前述したゲート電極の仕事関数差を用いた基準電圧発生
回路を用いたTTL−+MO8変換回路の例を示す。第
32図にMOSメモリのアドレスバッファ回路に本方式
を用いた具体例を示す。
vrefとして前述第25図の回路により基準電圧1.
4■を発生する。アンプとして第33図の差動アンプを
用い入力のロジックvthヲ1.4 Vとなる入力バッ
7アを作成する。本方法によりTTL→MO8変換回路
が得られる。 ゛ また他の方法としてアンプに、第23図で示す路を用い
vrefすなわち第24図■をGND、■を入力として
もよい。この場合T1 、T、はデプレッション型MO
8を用いる。
論理Vth安定化回路 第34図はインバータを始めとする論理回路のロジック
轡スレッショールドを使用電源電圧、MOSトランジス
タのしきい値電圧、温度等の変化に対し、常に一定にし
ようとするものである。
Qs 、Qt 、Qsで構成されるインバータ1゜Q4
 −Qs 、Q−で構成されるインバータ2は各各、ロ
ジック・スレッシロールド制御用のMOSQ重 、Q4
を持っている。
Qy 、Qa −Qeは先に述べたインバータ1゜イン
バータ2と相似(MOSのパターンサイズ比が等しい)
になるように構成されており、インバータとしての入力
と出力が結合されて、ちょうどロジック・スレッシロー
ルド電圧が得られるようになっている。
CMPlは先に説明した基準電圧な差動回路のオン#セ
ットとして有する比較回路である。CMPlはこの四シ
ック・スレッショールドと自分の中に持っている基準電
圧とを比較し、両者の差がほぼ0となるようにQ4のゲ
ート電圧を制御する。
つまりロジック・スレッショールド〉基準電圧であれば
CMPlの出力はハイ・レベルになりQ。
の等価抵抗は大きくなり、ロジック・スレッショールド
を下げる方向に作用する。讃シック・スレッショールド
〈基準電圧の場合にはこの逆となり、両者は等しいとこ
ろで平衡状態となる。
Q=−Q4のゲートiE圧はQ、のゲート電圧と共通で
あり、前者と後者は相似の関係にあるから、これにより
インバータ1.インバータ2のロジック・スレッショー
ルドは基準電圧と等しくなり、非常に安定なインバータ
特性を有することになる。
始めに述べたように、これはインバータのみに必らず、
ナンド、ノア等の他の論理回路にも同様に適用できる。
0MO8構成でなくとも、通常のシングル・チャンネル
のインバータ等の論理回路の場合にも、容易に適用でき
る。
これらの回路は、特に入力レベル、論理振巾の範囲が狭
い場合にも確実に信号をデジタル処理できる入力のイン
ターフェース回路として有用である。
電圧検出器 第35図は、Vthの差を利用した基準電圧発生装置か
らの基準電圧を比較器の一人力に加え、他の一方の入力
に被検出電圧を加え、被検出電圧の基準電圧に対する高
低が区別できるようにした電圧検出回路である。
第36図の例は、Vthの差を利用した基準電圧発生装
置からの基準電圧を比較器の一人力に加え、他の一方の
入力に被検出電圧を分圧手段R,,R,・により分圧し
た電圧を加えた電圧検出回路である。
分圧比をr、基準電圧をvref 、検出レベルをvs
enseとすると vref vsense ”=□ ・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・(至)となり、分圧比rにより検出レベ
ルvsenseを任意に設定できる。
第37図の例は、 Vthの差に相当するオフ・セット
を持った演算増幅器を用いて、先に説明したよ51(オ
フ−セット電圧を基準電圧として利用した電圧検出回路
である。またR1.R3,は第36図の例と同じ分圧手
段である。
第36.36.37図の例において被検出電圧を電源電
圧とすればバッテリーを電源として使用するシステムに
おいては、バッテリーチェッカーとして利用で館る。第
37図の電圧検出回路を電子時計のバッテリ・チェッカ
ーに応用した具体例を第44図に示すが、詳しい説明は
後述する。
定電圧装置 第38図の例は、安定化電源回路に応用したものである
。基準電圧発生回路は先に述べたいくつかの方法で構成
したものであり、Rls e R14により安定化出力
の一部と基準電圧とを比較し、一致するようにT、。の
ゲート電圧を制御し、出力電圧を安定化する。演算増幅
器は、その特性が許容される範囲で何を使っても良い。
第39図の例は第38図の例でT、。にMOS)ランジ
スタを使用したのに代えてバイポーラ・トランジスタT
R,を使用したものである。
第40図の例は第24図の例で示したオフ・セット電圧
を持りた演算増幅器を使用したものであ ゛る。Tll
は当然MO8)ランジスタでありてもバイポーラトラン
ジスタであっても、接合製電界効果トランジスタであり
ても良い。
定電流装置 第41図の例は、T、とT、のしきい値電圧の差によっ
て決定される定電流回路である。
Tt−Ttは同一の相互コンダクタンスβを持ち、しき
い値電圧は各々異なる■th、 ’vth、である。抵
抗R3゜がT、のインピーダンスに比較して十分高けれ
ば、T1のドレイン電圧(−ゲート電圧)■−家■th
 1とほぼ等しくなる。
T、が飽和領域の時は、T、に流れる電流工。
は I−、β(■th1−■th2) ・・曲(31)とな
る。
第42図の例は、T!lに流れる電流Iによる電圧降下
工。utR□を基準電圧vr8fと比較し、常に両者が
等しくなるようにT1のゲート電圧を制御するようにし
た定電流回路である。
となる。
ここで基準電圧は、先の例にもあるように演算増幅器に
オフ・セットを持たせることによりて得【も良い。
第43図の例は、T□*’l’saを同一のトランジス
タとし、いわゆるカレント・ミラー回路を用いた定電流
回路である。
電子時計 第44図の例は、第37図の例のバッテリ・チェッカー
を電子時計に応用した例である。
’r、 e ’r、 s T41〜T49およびR4m
とR4,−は公称1.5■の水銀電池E1の電圧レベル
をチェックする回路を構成する。差動部のトランジスタ
対をP+ゲート・Nチャンネル−MOS、N+ゲゲー・
Nチャンネル−MO8T、、T、で構成し、両者のしき
い値電圧が電子時計の動作電源範囲である1、0V〜1
.5■以内になるように、チャンネル部分にイオン打込
みをほどこしている。
基準電圧となるしきい値電圧の差は、シリコン牛導体の
場合は、約1.IVであり、バッテリーの電圧が下った
ことを検出するレベルを1.4■近辺に合せるために抵
抗手段R,,R,の抵抗比で調整している。
このバッテリーチェッカーは、消費電流を実用上無視で
きる程度とするために1分周回路FDよりタイミング回
路TMを通して得られるクロック信号φにより1間欠的
に動作する。
バッテリーチェッカーの出力はNANDゲートゲー、、
NA、で構成されたラッチによりスタティックに保持さ
れ、このラッチ回路出力の論理レベルにより、タイミン
グ回路TMを制御し、それによってモータの駆動出力を
変えて、指針の運針の方法を変えて、バッテリー電圧の
低下を表示する。バッテリー電圧の低下は指針の動きを
変えず、別に液晶や発光ダイオード等の電気光学的素子
を点滅させる等して表示することも可能である。
なお同図において、O20はCMOSインバータで構成
され、IC外の部品水晶Xta□及び容量C,ICDを
一緒に含む水晶発振回路、WSはその発振出力を正弦波
からく形波に変換する波形成形回路、CMは秒針を駆動
するステップ・モータの励磁コイル、BF8.BF、は
CMOSインバータで構成され励磁コイルCMを1秒毎
に極性を反転して駆動するためのバッファーである。
IC内の全【の回路は公称1.5■の水銀電池E、で動
作する。またTMは分周回路FDの複数の周波数の異な
る分周出力およびNAi 、NA。
で構成されたラッチの制御出力を入力とし′″C1C1
任意およびパルス幅を持つパルスを発生するタイミング
パルス発生回路である。ICは第6図に示すS1ゲー)
CMOSプロセスで作られた指針式電子腕時計用モノリ
シックSi半導体チップである。
以上本発明について種々の実施例をもとに説明したが、
これに限定されず、ここに記載された技術思想はその他
色々な用途の電子機器に応用されるであろう。
次に本発明に係る基準電圧発生手段を電子装置の状態設
定回路、オートクリア回路等に応用した具体例につき説
明する。
第45図は状態設定回路の一例を示す回路図であり、4
個のMOSFETで構成さ訪ている。同図において、a
点、b点の電位が00場合、電源(−Vnn) 投入時
MO8FETT、、T、 はN−MOSFETであるの
で共に″’ON″状態となり。
a点、b点は電源の立下りと同時に電源側(−VDn)
に引り張られる。この時T、のN−MOSFETは半導
体のエネルギーバンド差を利用したもので、そのVth
NがMO8FETT1のそれに比べ約3倍(N TI 
Vth= 0.45V IT3v、h−1,25V)と
なりているので、電源の立下りの途中で、MO8FET
Tsは先に” OFF”となる。MO8FETT1は引
き続き’ON”状態となっているため、b点は−VDD
 e a点はGNDの電位で安定となる。
又、電源(−Vn+o)が切れた状態で、a点でOV。
b点で1■位に電荷が残った場合においては、電源の立
下り途中においてvDD−MoSFETTsのvthN
“まではT、は’OFF”状態となっており、MO8F
 E T Ts ハVI)n−’I’s VthH”Q
”ON”状態となるため、初期状態にa点がov、b点
がlV(又はT、のVthNまで)位でありても、安定
状態ではb点がvDD s a点がOvとなる。さらに
本回路では全てE−MOSFETで構成されているため
安定状態での消費電流は殆んど零である。
第・46図は従来提案されている状態設定回路の例を示
す回路図であり、同図において、ラッチ回路の安定度を
増すため、T、のNチャンネルD(デプリーシlン)−
MOSFETが挿入されてイル。コノD−MOS F 
E TKJ: ’) ’It源(−VDD)投入時、a
点は必ず電源と同時に立下り、又す点はMO8FETT
、のVthまで電源が立下がらないと、’ON”しない
ため安定状態ではb点がVDD e a点が0■となる
。しかし本回路ではa点とVDDとの間にD−MOSF
ETを使用しているため、次に何等かの形でa点VDD
 l b点0V(RESET)状態になりた時、P−M
O8FETTsが’ON”となりT、とTsによる直流
パスが生じ【消費電流穴となる。それに対して第45図
のような本発明の状態設定回路では上記したように状態
設定が確実にできると共に消費電流が極めて小さくてす
むので有効な状態設定手段を提供することができる。
次に本発明に係る電圧レギュレータ及びその応用例を説
明する。
第47図は本発明による電圧レギユレータであり、@4
8図はその特性図である。
第47図の比較微電圧レギュレータは公知のそれと類似
の構成となりているが、電圧比較器CPがプラス・マイ
ナス両入力端子からみて電圧レベルで非対称になってい
るところが通常の電圧比較器と異なっている。つまり、
この電圧比較器はプラス・マイナス両入力の電圧レベル
が等しいときにはバランスせず、マイナス側の方に所定
の高い入力電圧(絶対値で)が印加されたときバランス
する。言い換えればこの電圧比較器はプラス・マイナス
の入力レベルがバランス点に対してオフセットを持りて
いる。
このような電圧レギュレータによれば、入力電圧■in
が高い場合出力電圧■。utは基準電圧Vrefに依存
し”out −Vin lの差が大きくとられるが、入
力電圧■inが低い場合はV。utは専らVinに依在
し、l V i n −V o u t ’ の差は小
さくされる。両者の変化点Pは、入力電圧■inに関し
て言えば、■1n≧■1の点に設定される(Lはレギュ
レータ負荷/の最低動作電圧である)。
このように構成された電圧レギュレータによれば、負荷
/は、入力電圧■inが高いときは、最低動作電圧■、
よりも高いが入力電圧■inよりも低い出力電圧V。u
tで動作されるので、動作が保証されつつその消費電力
が低減される。また入力電圧■inが低いときは、負荷
/は入力電圧■inとほぼ同じかそれより若干小さい出
力電圧■。utで動作させられるので、負荷/の入力電
圧Winに対する最低動作電圧■1が保証され、高い入
力電圧■inに対しては負荷/に合った電圧に出力電圧
V。utを低減しているので、この電圧レギユレータは
負荷/に対して低消費電力及び広範囲な入力電圧v1n
の幅を持たせることができる。
このような効果を、オフセS・)を持たない電圧比較器
レギュレータに対比させて、第48図のグラフを用いて
詳述する。
同図において横軸は入力電圧vinを縦軸は出力■。u
tおよび基準電圧vrefを示している。曲線aはVi
nに等しいV。utを示しており、言い換えれば、電圧
レギユレータを用いないで、入力電圧vinで直接負荷
/を動作させた場合の仮想曲線を示している。
曲線Cは一般の基準電圧■ref1を示しており、通常
基準電圧発生回路Vre[GENFETのしきい値電圧
Vth%電流増幅係増幅3相互コンダク′タンスgm、
或はPN接合の順方向、逆方向電圧降下VF。
■2、双極トランジスタの電流増幅率hfeを利用して
いるため、vrefGENの出力電圧■、。fはその電
源電圧vinに依存する(■ref”(Vin) )。
電圧比較回路CPの基準電圧としてこのよ5な基準電圧
vr”efiを使用し、また前述したようなオフセット
を比較回路CPに持たせなかった場合、出力電圧V。u
tは基準電圧■ref1に等しくなり曲□線Cに一致す
る。そして、基準電圧■refxは入力電圧vinより
高くなることはないので、出力”電圧■outはどの範
囲においても入力電圧vinよりも低くなる。その結果
、出力電圧V。utが負荷/の最低動作電圧v1に等し
くなるとき(点R)の入力電圧vinはVz (V’s
 >Vt )となる。従りて、負荷/からみた入力電圧
■inの可能使用範囲はIV!−V、+に相当する電圧
分だけ、損失が生ずることになる。
この損失を小さくするために、第47図の電圧レギュレ
ータでは、マイナス入力がプラス入力よりもオフセット
電圧Δvoff高(なったとき平衡するよう比較器CP
を構成する。
また基準電圧としては、仮想の基準電圧■ref。
よりも小さく類似特性をもつ基準電圧vrefz (曲
線d)を用い、目標通常入力電圧■3における実質的な
比較電圧(■ref2+Δvoff)が仮想の基準電圧
■ref1に等しくなるよう、つまり目標動作点Sに一
致するよう■ref2とΔVoff の値を設定してい
る。
このよ5゛な構成によれば、電圧比較器CPは、vou
t−Vrefg+ΔVoffの条゛件で平衡し、この平
衡条件を満足する入力電圧■ム。は、vin≧Vout
なので、■in≧vref、+、Δ■offのときだけ
となる。
入力電圧vlnが(”ref!+Δvoff)より小さ
い場合、出力電圧vinもそれより小さくなるので比較
器CPは出力電圧V。utを高くしようと働くが、この
帰還制御は出力電圧V。utを入力電圧vinに等しく
したところで制限され【しま5 (’ Vou t =
Vinのため)。
従りて出力電圧V。utはVi””■ref2+ΔVo
ffを変曲点(P)として、入力電圧■inが変曲点P
よりも高いときは■ref2+Δ■off に低減(制
限)され(曲ibt )、Vinがそれより低いとき、
はほぼ入力電圧■in (曲f@a、)に等しくされる
そして、この変曲点Pが入力電圧Vin関して(横軸で
)最低動作電圧Vt(点Q)と同じかまたは高ければ前
述した損失を避けることができる。
これは、曲線すがΔVoff によって曲線aと交差点
を持つからであり、曲idのように曲iaと交点を持た
ない場合にはこのような効果は得られない。
なお、第47図のFETはソース・フォpワーとして働
くもののデプレッション・モードNチャンネルFETで
あるので、vout”inを可能とし、そのしきい値電
圧Vthの損失がない。従って、これは入力電圧■in
が小さい場合に有効である。
しかし、なから、このことはエンハンス・メントモード
のソース・フォロワFETの使用を否定スるものでな(
、入力電圧が太きく Vth損失が重大な問題でな(て
、デプレッション・モードFET製造プロセスを採用す
ることが困難な場合極めて有効である。この場合、低い
方の出力電圧■。ut(変化点Pより下)を決める曲1
fji a t (Vout =Vin)はVthだけ
下方の方へシフトする(Vout”1n−vth )だ
けであり、出力電圧V。ut に上述したような効果を
持たせることが可能なことに変わりはない。
また、図中NチャンネNFETをPチャンネルFETに
代えることもでき、この場合Pチャンネ#FETはソー
ス接地として働(ので、上述したVthの損失はない。
制御用17)FETとしてソース接地、ソースフォnワ
のいずれを採用するかに本質的な差異はないが、ソース
接地にした場合はデプレッション・モードFETにする
ようなしきい値電圧Vth損失に対する特別な配慮は必
要でない。また、ソース・フォロワにした場合は、電圧
比較の動作を割勘的にサンプリングする必要があるとき
(例えば比較器CPを低消費電力化のためにクロック・
ドライブするとき)、このFETはボルテージ・フォロ
ワとして働くので便利である。つまりこのFETの相互
コンダクタンスg nlが十分高ければ、出力電圧はゲ
ート電圧により一義的に決まるからである。
また制御用トランジスタとしてバイポーラ・トランジス
タを使用することも可能である。
オフセラ)V。ffは入力電圧vlnの関数になること
が必ずしも否定されることではないが、変曲点Pを設定
する上ではvinに対して一定であることが望ましい。
また基準電圧Vref2 として、負荷/と同様な変動
要素を持つ基準電圧を使用すれば、負荷/の特性に応じ
た出力電圧V。utを得ることができるのでこれまた便
利である。その場合■reDを負荷/を動作させる最低
の電圧の電圧に設定しておけば、Δvoffを一定のマ
ージン手段として利用することができる。
オフセットΔ■offを持たせる構成およびその応用回
路については後述するが、ここで出力電圧■outに変
曲点を持たせる他の方法を第49図の回路図と第50図
のグラフを用いて説明する。
以下の説明および第50図のグラフでは電圧値は全て絶
対値にする。
第49図においてQtoyはNチャンネル・デプレマシ
ョン・モードFETからなる制御用トランジスタである
o QIOIとQtoyおよびQl(14* Qtoe
はカレント・ミラー回路を構成しており、Ql。、のド
レイン電流とほぼ等しいドレイン電流がダイオード接地
されたF E T Q、。、とQIoaに流れる。ダイ
オード接続されたPチャンネルF E T Qs。4、
NチャンネルF E T Ql。、のソース・ドレイ/
間電圧降下VD8は、高インピーダンス負荷Q1゜6、
Q106によってほぼそれぞれのしきい値電圧Vthp
、■thnとなる。
従って、比較器OFのプラス・マイナス両入力端子にそ
れぞれ−VthJ)、(vin −■thn )の電圧
が加わる(第50図曲線d、b)。
比較器CPはオフセットを持たず、従クズ両入力が等し
いときバランスする。従って、その平衡条件は(■ou
t ”’−■thn )−■thns丁なわちvout
=vthp+vthnである。vin)■outの条件
より、出力電圧■outは、■!n≧vthp+■th
n のとき(Vthp+■thn )に制限され、■l
n≦vthp+■thnのときほぼvinに等しくなる
。従って、負荷/がCMO8で構成されている場合、そ
の動作下限電圧は通常(vthp十Vthn)になるの
で出力電圧Voutはそれを補償することができる。
なお、MOSダイオード回路によって取り出されるしき
い値電圧は本来のしきい値電圧に近いが等しい訳でなく
、そのドレイン電流に追従する。
平衡点の出力電圧■。utは勿論本来の(vthp+■
thn ) よりも大きめにした方が良く、そのために
は各MOSダイオードQ+oa、QIoaに流れる電流
を小さくするよ5 F E T Q、。、の相互コンダ
クタンスを小さくしておけば良い。
また、MOSダイオードによりて取り出す近以のしきい
値電圧はドレイン電流が流れることが前提となるので、
入力電圧vffinが低くなっても、両方のダイオード
に電流が流れるよう回路を構成しなければならない。
次に第49図の電圧レギユレータを電子時計に応用した
例を第51図を用いて説明する。
第51図において、O20は水晶発振器、WSは正弦波
発振出力をく形波に変換する波形成形回路、FDは分周
回路、TMは分局出力から所定の周期5幅を持つパルス
を作るタイミング・ノ(ルス発生回路、LFは低いレベ
ルの信号を高いレベルの信号に変換するレベルシフト回
路、BCは電池寿命検出器、VCは電圧比較器、■Rは
それを使用した電圧レギユレータ、Hはホールド回路、
DTは発振状態検出器、LMは秒針を駆動するステップ
・モータの励磁コイルである。
検出器DTは、O20が発振したことを分周器FD、タ
イミング回路TMを通して検出し、発振した場合電圧レ
ギュレータVRを働かせて、発振器o、scおよびWS
、FD、TM等の動作電源電圧を1.5■から落とす。
電池Eを入れた瞬間、インバータエ、の入力ノードは放
電抵抗R1゜4によって接地電位(論理゛0”)になっ
【いるのでNチャンネル・FE TQzot t’ON
状態にし、レギーレータの出力を電池電圧の1.5VK
する。このときQ、。、もONにされ、FET Qzo
tのゲート・ノードを充電してお(。これは次にF E
 T QtoyがOFFにスイッチングした瞬間、レギ
ュレータ出力が落ち込むことがないよう、レギーレータ
の負帰還ループを予め能動的にしておくためである。
発振器が動作し始めたとき、他の論理回路は既に動作状
態に入っているため、タイミング回路TMから検出器D
TにパルスφBが供給される。排他的論理和回路EX、
はこのパルスφB カ出タコとを検出するもので、一方
の入力には他方に対してインバータIn 、Is、It
分回路Cl0I 、R103によって遅延されたパルス
φ8が印加される。従クズ、パルスφBが出ると、ゲー
トEX□の出力には遅延時間に相当する幅のパルスが生
じる。このパルスはFETQ□3、インバータエ6、コ
ンデンサC1−Offiから成る整流回路で積分され、
φBが出始めてからしばら(経つとNチャンネル、 F
 E T Qyot、QzosをOFFにする。これに
よって、レギュレータVRは自身の制御ループのみによ
って、所定の出力電圧(1,5■未満)を発生し、低消
費電力に寄与する。
以下、このレギーレータ、特に電圧比較器■cの動作を
説明する。この比較器VCは第47回の原理図と第48
図の特性図で説明した比較器CPと同様な動作をするの
で簡単な説明にとどめておく。
PチャンネA/M OS F E T Qzoe、Qt
oyはオフセット電圧■。ffを得るために、Q206
のゲートは第5図のQ+、第6図のようなP型にされ、
Qtoyのゲートは第5図のQ!、第7図のようなN型
にされる。従って% Qto’r のしきい値電圧Vt
hはQ!06 より約0.55V高(なり、これが前述
したオフセット電圧V。tf となる。NチャンネルF
ETQ、。、と、PチャンネルFETQ*。、は共にダ
イオード接続されているので、比較器VCのプラス入力
であるQ!。7 のゲートには両Vthの和(Vthp
+■thn)が印加され、これが第48図および第50
図の曲線dに示しgVrefzの電圧となる。
従っ°−C,を圧レギュレータVRの出力電圧■。ut
は■。ut−■thp+vthn+Δ■off(■in
≧■thp+■thn+Δvoffの場合)となる。入
力電圧vink’低いときは前述と同様V。ut””■
inとなる。
この比較器は低消費電力化のためにタイミング信号φえ
によって動作時間が制限されている。勿論基準電圧Vr
ef2を得る回路もそうであり、そのため基準電圧■r
efzの電圧をホールドするようコンデンサC104か
又Qtotのグー)!圧をホールドするようにコンデン
サCl011 がゲート容量等の寄生容量とは別個に追
加されている。コンデンサCoos は帰還ループに幾
つかのFETが縦続接続されたことによって位相回りが
生じ、それに起因する発振を防止するためのものである
バッテリ・チェッカーBeは第44図とほぼ同様な構成
となっているのでその説明は省略する。
なお、ICの出力段で励磁コイルの駆動器工8、■、は
、駆動能力を太き(するため1.5■の電池を直接電源
にしている。
第52図は本発明による電圧レギュレータVRとバッテ
リ・チェッカーBeをディジタル表示電子時計に応用し
た例を示している。
同図において、O8C,WS、FDは第51図の例と同
様、1.5■より低い調整電圧を電源とし、またデコレ
ーダDC時刻修正回路TCのようなIC内部の論理回路
も低い電圧を電源としている。
DBは1.5Vの電圧を3.0■に昇圧する信電圧回路
であり、この電圧は液晶表示装置DPの駆動電圧として
使用される(駆動器は省略しである)。
/Sはレベルシフト回路であり、電源電圧の高い回路へ
低い信号レベルを直流的に高(変換して供給する。
このように、低い動作電圧で動作jるIC内部の通常の
論理回路は低い動作電源で、ICの入出力インター7エ
ースにおける高い動作電圧を必要とする表示駆動器等は
高い動作電源を使用すると、低消費電力化や使用電源範
囲の拡張に有効である。
【図面の簡単な説明】
第1図はGaAs、SiおよびGe半導体のエネルギー
・ギャップEgとその温度依存性を示す図である。第2
図は半導体のバンド構造と7工ルミ準位Efを示す図で
あり、同図(a) 、 (b)はN型半導体の、同図(
C) 、 (d)はP型半導体の夫々バンド構造とフェ
ルミ準位を示す図である。第3図はN型及びP型Stの
7工ルミ準位の、不純物濃度をパラメータにした温度特
性を示す図である。第4図(a)。 (b)および(c)はそれぞれGe、SiおよびGaA
s半導体と各種のドナーおよびアクセプタ不純物が持つ
エネルギー準位の分布を示す図である。 第5図はN型およびPa半導体の7工ルミ準位の差(E
fn−Efp )を取り出すために使用され得るP+ゲ
ートおよびN+ゲゲーMO8FETの断面構造を概略的
に示し、左半分がPチャンネルFET、右半分がNチャ
ンネルFETを示している。 第6図(a) 、 (b)は夫々P+ゲートPチャンネ
ルMO8FETの平面図と断面図を、第7図(a)メb
)は、8′iゲ一トPチヤンネルMO8FETの平面図
と断面図を、第8図(a) 、 (b)はN+ゲゲーP
チャ7ネ/I/MO8FETの平面図と断面図を、第9
図(a) 、 (b)はN+ゲグーNチャンネルMO8
FETの平面図と断面図を、第10図(a) 、 (b
)はiゲートNチロY〉・ネルMO8FETの平面図と
断面図を、第11図(a)。 (b)はP+ゲゲーNチャンネルMO8FETの平面図
と断面図を示している。 第12図(a)〜(d)、第13図(a)〜(d)、第
14図(a)〜(d)及び第15図(a)〜(d)は、
それぞれコンプリメンタリMO8を一緒に製造する場合
の主要工程における断面図である。 第16図(a) 、 (b)はそれぞれP”!牛導体−
絶縁物−N型牛導体構造のエネルギー状態と電荷の状態
を示し、同図(c) 、 (d)はそれぞれN+型半導
体−絶縁物−N型半導体構造のエネルギー状態と電荷の
状態を示す図である。 第17図(a)ないしくe)はNチャンネルMO8FE
Tの各製造工程における断面図である。 第18図(a) 、 (b)は夫々異なるしきい値電圧
Vthを持つ2つのFISTのVthの差を取り出すた
めのMOBダイオード回路の特性図とその回路を示す図
である。 第19図及び第20図は夫々Vthの差を利用した基準
電圧発生回路の一例を示し、第21図(a)は更に他の
基準電圧発生回路の一例を示し、同図(b)はそのタイ
ミング信号波形を示す。第22図乃至第27図は更に他
の実施例にもとすく基準電圧発生回路を示す。 第28図は半導体メモリのブロック図を示し、第29図
は第28図の基板バイアス発生回路の詳細な回路図を示
す。第30図、第31図、第32図、第33図はそれぞ
れコンパレータ回路、メモリセル回路、アドレスバッフ
ァ回路、差動アンプの回路図を示す。第34図は論理回
路の回路図を示す。 第35図〜第37図は基準電圧発生回路を電圧検出回路
に応用した例を、第38図〜第40図は電圧レギユレー
タに応用した例を、第41図〜第43図は定電流回路に
応用した例を、第44図は電子式腕時計用バッテリ・チ
ェッカーに応用した例を示している。 第45図及び第46図は夫々本発明及び従来の状態設定
回路の例を説明するための回路図である。 第47図は本発明による電圧レギュレータの一例を説明
するための回路図であり、第48図はその動作を説明す
るための電気的特性図である。 第49図は本発明による電圧レギュレータの他の例を説
明するための回路図であり、第50図はその動作を説明
するための電気的特性図である。 第51図は本発明を電子時計に応用した例を説明するた
めの回路図であり、第52図はディジタル表示電子時計
に応用した例を説明するための回路システム図である。 T・・・MOSFET、R・・・抵抗、C・・・コンデ
ンサ、Xta□・・・水晶振動子、O20・・・水晶発
振回路、WS・・・正弦波−(形波変換波形成形回路、
FD・・・2進力クンタ多段接続分周回路、TM・・・
タイミング回路%CM・・・秒針駆動用ステップモータ
の励磁コイル、BF・・・CMの駆動用バッファー、N
A・・・NANDゲゲー、IC・・・モノリシックSi
牛導体集積回路チップ、φ・・・クロックパルス、Eg
・・・牛導体のエネルギー・ギャップ、Ev・・・価電
子帯の最上限準位、EC・・・伝導帯の最下限準位、E
i・・・真性牛導体のフェルミ準位、E f n * 
E f p・・・N型、P警手導体のフェルミ準位、E
d、Ea・・・ドナー、アクセプタ準位。 第 1 図 ヶ53゜ ′1 1う 第 18 (a−) 0s 第22図 第24図 第25図 第26図 第27図 第28図 第29図 第30図 第31図 第32図 I/−r 第33図 第37図 第34図 I)ハ 、j 第35図 第36図 第 38 図 第39図 第40図 第 41 図 第 42 図 第43図 第 46 図 第 45 図 第47図 第48図 □−

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、論理回路と、ロジックしきい値電圧検出回路と、互
    いにしきい値電圧の異なる第1.第2IGFETのしき
    い値電圧の差にもとすいて形成された基準電圧と、上記
    ロジックしきい値電圧検出回路によって検出されたロジ
    ックしきい値電圧との差に応答して、上記論理回路とロ
    ジックしきい値電圧を変化させる電圧比較回路とを有す
    ることを特徴とする半導体集積回路装置。 2、上記電圧比較回路は、ソースが互いに結合された上
    記第1.第2IGFETと、上記第1IGFETのゲー
    トが結合された第1入力端子と、上記第2IGFETの
    ゲートが結合された第2入力端子と、少なくとも上記第
    1又は第2IGFETのドレイン出力にもとすいた信号
    が供給される出力端子とを持つ比較回路を有し、上記第
    1入力端子に上記ロジックしきい値電圧検出回路の出力
    信号が供給され、上記第2入力端子に所定の電位が供給
    され、上記出力端子から取り出された出力信号によって
    上記論理回路とロジックしきい値電圧検出回路のしきい
    値電圧を変化させることを特徴とする特許請求の範囲第
    1項記載の半導体集積回路装置。 3、上記論理回路は、論理段と、上記論理段と第1電位
    点との間に設けられ、上記比較回路の出力端子から取り
    出された出力信号により制御される第3IGFETを有
    し、上記ロジックしきい値電圧検出回路は、ロジックし
    きい値電圧検出段と、上記ロジックしきい値電圧検出段
    と第1電位点との間に設けられ、上記出力信号により制
    御される第4IGFETとを有することを特徴とする特
    許請求の範囲第2項記載の半導体集積回路装置。 4、上記第1.第2IGFETのしきい値電圧の差は、
    それらのゲート電極のフェルミ準位差に基すいているこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1゜第2又は第3項記
    載の半導体集積回路装置。 5、上記第1.第2IGFETのそれぞれのゲート電極
    は、互いに異なる導電型にされた半導体層部を有するこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第4項記載の半導体集積
    回路装置。 以下余白
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