JPS60137875A - ろう付け用治具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は金属とセラミックスあるいは金属とをろう付け
する際に支持固定に用いるろう付は用治具に関する。

〔発明の技術的背景とその間踊点〕

マダイ・トロン等の電子管の封着部品である金属とセラ
ミックスあるいは金属とをろう伺けにより結合させる際
には、これらの金属。

セラミックスを支持固定するためにろう付は用治具が用
いられている。

ろう伺は用治具は熱膨張係数が小さく、加工性に優れ製
造が比較的容易であること等により従来カーボン製のも
のか多く用いられていた。

しかしながらカーボン製油具は表面が柔かいため繰り返
し使用すると摩耗し易く、摩耗によりカーボン製治具の
寸法が変化していた。

したがって摩耗したカーボン製治具を用いてろう付けす
ると所望の正確な位置に支持固定しにくく精度の充分で
ない封着部品が製造され易いという欠点を有していた。

またカーボン製治具は摩擦、酸化等により表面にカーボ
ン粉末か発生し易いため、この治具を用いてろう伺けを
行なうと封着部品にもこのカーボン粉末が付着して封着
部品の内面汚れを発生させるという欠点も有している。

特に最近では電子管等のメタライズ製品の小型化、高品
質化に伴ない、これらに用いる封着部品のろう付は位置
の高精度化が要求され、上記欠点を有しないろう付は用
治具の開発が強く要望されていた。

〔発明の目的〕

本発明は上記欠点を除去するためになされたもので、耐
摩耗性が高く表面に粉末等が発　−生しないろう付は用
治具を提供することを目的とする。

〔発明の概要〕

即ち本発明は金属とセラミックスあるいは金属とをろう
付けする際に用いるろう付は用治具において、カーホン
製治具の少なくとも金属あるいはセラミ、クスと接触す
る表？ｒｏ　＆こ金属被覆を施したことを特徴とするろ
う伺は用治具である。

本発明において金属被覆の内側を構成するカーホン製治
具は、カーボンを９０重量％以上含有する材質であるこ
とが好ましい。カーボンが９０重量−以上であると機能
劣化が少なく加工性も優れたものとなる。

また、上記カーホン製治具を被覆する金属はメッキ等に
よる被覆が可能なものであればよいか、特にＮｉ、Ｃｕ
、Ｕｒ等の金属が実用的であり、とりわけＮｌか耐摩耗
性、カーボン製治具への付着性等の効果が高い。

また、上記金属被覆の層厚は１〜１０μｍであることか
望ましい。上記金属はカーボンに比べ比較的熱膨張係数
が大きいため層厚かおよそ１０μｍを超えると、ろう付
は用治具が高温下では金属被覆の層がカーボン製治具か
ら剥離し易くなる。他方、逆に金属被覆の層が博すざる
と、ろう付は用治具が使用時に金属。

セラミックスと接触する際に比較的弱い力でも剥離し易
くなるためである。尚、層厚は３〜６μｍであることが
実用的である。

本発明をこおける金属被覆はろう付けする際に金属ある
いはセラミックスと接触する表面の・一部、特に摩耗性
、あるいはカーボン粉末の発生の著しい表面のみを被覆
しても、接触する表面全体を被覆しても良い。本発明に
よる効果をより高めるためにはろう付は用治具の表面全
体を被椋することが好ましい。

以上本発明のろう付は用治具はカーボン製治具、に電気
メッキ等にまり客易に製造することができる。

１発明の実施例〕 本発明の実施例を図面に基づいて説明する。

カーボン製の半径２．Ｑｃｍ、高さ９．０ｃｍの円柱を
切削加工して第１図の（１）に示すようなカーホン製治
具を製作した。このカーボン製治具（１）はマダイ・ト
ロン用封着部品として金属とセラミックスとをろう付け
する際に、支持固定のために、用いる本実施例のろう付
は用治具（２）の内部を構成するものである。このカー
ボン製治具（１）にはマグオ・トロンの電極を支持固定
する電極支持孔（３，３）が設けられている。

このカーボン製治具（１）に脱脂、水洗、酸洗等の前処
理を行なった後、硫酸二、ケルれ電流密度６Ａ／ｄｍ２
にて電気ニッケルメッキを施こし、第１図にニッケルか
らなる金属被＆ＪＷ（４）を拡大して示す本実施例のろ
う伺は用治具（２）を製作した。このろう付は用治具（
２）の金属被Ｊ＆層（４）の）ｆｊ厚は約５μｍである
。

以上のようにして製作した本実施例のろうイ」け用治具
（２）を用いて第２図に示すようなマダイ・トロン用封
着部品である金属環（５）とセラミ、クス蓋体（６）、
セラミ、クス蓋体（６）と電極棒（７，７）のろうイ」
けを行なった。まず、カーボン製治具（１）上に金属環
（５）を挿入し、金属環（５）の上に銀ろう（８）を介
してメタライズされたセラミックス蓋体（６）を載せた
。

（９）はセラミックス蓋体（６）のメタライズ部を示す
。

次にセラミックス蓋体（６）の電極支持部（１０，１０
）に設けられた貢通孔（１１，１１）を通して電極棒（
７，７）を電極支持孔（１２，１２）に挿入した。

以上のように組み立てた後、本実施例のろう付は用治具
（２）と共をこ金属環（５）、セラミックス蓋体（６）
、電極棒（７，７）をろう付は炉（図示せず）に入れ加
熱してろう付けを行なった。

このようにして本実施例のろう利は用治具（２）を用い
てろうイリは作業を繰り返し実施したところ、３００［
１，＋１にてもろう付は用治具の摩耗が殆んど生じず、
ろう付は位置の精度がほとんど低下しなかった。また、
金属環（５）およびセラミックス蓋体（６）にカーボン
粉末が付着するということもなかった。

これに対し、カーボン製で金属被覆の施こｔ、−（いな
い治具を用いた場合、カーボンの摩耗量が大きいため、
治具の寸法が変化し、およそ１２０同日以後は所定の寸
法公差の封着部品を製作することが困難となり、不良率
が１０−以上となった。また、金Ｊｇ環（５）、セラミ
ックス蓋体（６）へカーホン粉末が付着し、ろう付は後
取り除かなければならなかった４゜〔発明の効果〕 本発明によれば、熱膨張係数が小さいために高温時にも
位置精度が高く、耐摩耗性に缶れ、ろう付は用治具の粉
末が金属やセラミックスからなる封着部品に付着するこ
との極め１少ないろう伺は用治具を得ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本実施例のろう付は用治具の！Ｈｉ　ｉｆｎ図
、第２図は本実施例のろう付は用治具を用いて金属環、
セラミックス蓋体等を組立てた状態を示す断面図である
。 １：カーボン製治具、２：ろう付は用治具。 ４：金属被覆層、５：金Ｊｉ４環、６：セラミツクス蓋
体。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、金属とセラミックスあるいは金属とをろう付けする
   際に用いるろう付は用治具において、カーボン製治具の
   少なくとも金属あるいはセラミックスと接触する表面に
   、金属被覆を施したことを特徴とするろう付は用治具。 ２、　カーボン製治具がカーボンを９０重量％以上含有
   するものであることを特徴とする特許・請求の範囲第１
   項記載のろう付は用治具。 ３、金属被覆が層厚１〜１０μｍの被覆であることを特
   徴とする特許請求の範囲第１項あるいは第２項記載のろ
   う伺は用治具。 ４、金属被覆がＮｉ被覆であることを特徴とする特許請
   求の範囲第１項記載のろう付は用治具。