JPS60136579A - 複素5員環グリオギザル酸ハロゲニド化合物 - Google Patents

複素5員環グリオギザル酸ハロゲニド化合物

Info

Publication number
JPS60136579A
JPS60136579A JP58244346A JP24434683A JPS60136579A JP S60136579 A JPS60136579 A JP S60136579A JP 58244346 A JP58244346 A JP 58244346A JP 24434683 A JP24434683 A JP 24434683A JP S60136579 A JPS60136579 A JP S60136579A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
acid
group
compound
general formula
organic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP58244346A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshihisa Suyama
敏尚 須山
Shozo Kato
加藤 祥三
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokuyama Corp
Original Assignee
Tokuyama Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokuyama Corp filed Critical Tokuyama Corp
Priority to JP58244346A priority Critical patent/JPS60136579A/ja
Publication of JPS60136579A publication Critical patent/JPS60136579A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Heterocyclic Compounds Containing Sulfur Atoms (AREA)
  • Furan Compounds (AREA)
  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は一般式 (但しRはハロゲン原子;アルキル基:ハロゲノアルキ
ル基;アルコキシ基;アルコキシアルキル基ニジアノア
ルキル基:アルコキシカルボニルアルキル基:ベンゼン
環が無置換モしくハアルキル基、ハロゲノアルキル基。
アルコキシ基、ハロゲン原子、ニトロ基、またはシアノ
基で置換されたフェニル基;又はベンゼン環力無置換も
しくはアルキル基、ハロゲノアルキル基、アルコキシ基
、ハロゲン原子、ニトロ基又はシアノ基で置換されたベ
ンジル基を示し7、Xけハロゲン原子、Zは酸素原子ま
たはイオウ原子を示す。)で表わされる複素5員環グリ
オギザル酸ハロゲニド化合物忙関する。
従来、農医薬品中間体あるいは有機合成試薬として重要
な化合物であるフランまたはチオフェンのグリオギザル
酸ハロゲニド化合物はそれらの有用性にもかかわらず合
成例は極めて少ないものであった。
その具体例について以下に示すと下式の通りである。
’IT]l−CH2CH3 フランまたはチオフェンのグリオギザル酸ハロゲ二ド化
合物の報告例がこのように極めて少ない理由としては次
のようなことが挙げられる。
すなわち前記(1)式に示した方法では製造途中で毒性
の強込シアン化水素を使用するため取り扱いが非常に雅
しいこと、また合成経路が非常に長いこと、また前記(
1)、(2)式に示したように合成途中で公害の原因と
なる重金属を含有するアルカリ性過−7ンガン酸カリウ
ム−や塩化チオニル等の反応性の高い試薬を用いるため
反応途中で分解しゃすいこと等が挙げられる。
以上のような理由で従来まではフラン環またはチオフェ
ン環に置換基が導入された項素5員環グリオギザル酸ハ
ロゲニド化合物の合成は非常に困雌なものであった。
本発明者らはフラン環またはチオフェン項九置換基が導
入された複素5員猿チオフ工ングリオギザル酸ハロゲニ
ド化合物を合成すべく鋭意研究を重ねて来た結果、下記
一般式(6)で表わされる新規化合物を独自に見い出し
本発明を完成するに至った。
即ち、本発明は一般式 (ωしRはハロゲン原子;アルキル基:ハロゲノアルキ
ル基;アルコキシ基:アルコキシアルキル基;シアノア
ルキル基:アルコキシカルボニルアルキル基:ベンゼン
環が無性1% ’k L、 (はアルキルノに、・・r
]ゲノアルギル基。
アルコキシ基、ハaゲン原子、ニトロ基、ま/こはシア
ノ基で置換されたフェニル基又はベンゼン項カ無置換も
l−、(tよアルキル基、ハロゲノアルキルa 、 °
rルコギン基、ハロゲン原子、ニトロ基叉(L−1シア
ノ基で(It良さトまたベンジル基を示1−1Xは・・
ロゲン原子、Zは酸素層rまたばイオウ原子を示す。)
で表わされる?、Q 素5 Q 3nグリオギザル酸ハ
ロゲニド化合物である。
本発明の上記一般式(3)で示される化合物のRのうら
・・ロゲン原子は特に制限されず、塩素、臭素、ヨウ素
、フッ素の各原子が好適に用いられる。
またRで示されるアルキル基は特に制限されず使用出来
ろ。一般に工業的には炭素原子数1〜6個の直鎖状又は
分枝状のものが好適である。特に好適な該アルキル基の
J1体例妃例示すると、メチル基、エチル基、n−プロ
ピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、イソブチル基
、t−プヂル基、n−ペンチル基。
n−へギシル基、シクロプロピルメチル基等が挙げられ
る。
捷たハロゲノアルキル基も特に制限されず用いることが
出来る。一般に工業的には炭素原子数1〜6個の直鎖状
又は分枝状のものが好適であり、・・ロゲン原子は塩素
、臭素、ヨウ、包、フッ素が結合したものが挙げられる
特に好適な該ハロゲノアルキル基の具体例を例示すると
、クロルメチル基、ブロムメチル基、1−クロルエチル
基、2−クロルエチル基、4−ヨードブチル基、フロム
シクロヘキシル基等が挙げられる。
またアルコキシ基も特に制限されず使用出来る。一般に
工業的には炭素原子数1〜6個の直鎖状又は分枝状のも
のが好適であり、特に好適な該アルコキシ基の具体例を
例示するとメトキシ基、エトキシ基、n−プロポキシ基
、t−ブトキシ基、n−ペントギシ基りn−ヘキンキシ
基、シクロプロピルメトキシ基等が挙げられる。
またアルコキシアルキル基も特に制限されず使用出来る
。一般に工業的には炭素原子数1〜6個の直鎖状又は分
枝状のものが好適でル)す、特に好適な該アルコキシア
ルキル基の具体例を例示すると−メトキシメチル基、エ
トキシメチル基、t−ブトキシメチル基、メトキシエチ
ル基、エトキシエチル基、インプロポキシエチル基、エ
ポキシメチル基、テトラヒドロフルフリルオキシメチル
基等が挙げられる。
またシアノアルキル基も特に制限されず使用出来る。一
般に工業的には炭素原子数1〜6個の直鎖状又は分枝状
のものが好適であり、壕だアルコキシカルボニルアルキ
ル基も特に制限されず使用出来る。一般に工業的には炭
素原子数」〜8個のものが好適であり、特に好適なもの
を具体例を分子式で例示すると、−CH2COOCH,
、−CH2COOC2H4、−CH2C(M’)C2H
5。
−CH2CH2(”H2CO0C2H5等が挙げられる
またベンゼン環が無置換もしくはアルギル基、ハロゲノ
アルキル基、アルコキシ基、ハロゲン原子、ニトロ基、
またはシアノ基で置換されたフェニル基および同無置換
又は置換ベンジル基も特に制限されず使用出来ろ。一般
に工業的には該アルキル基、ハロゲノアルキル基、また
はアルコキシ基は炭素原子数1〜6個の直鎖状又は分枝
状のものが好適であり、またこれらの置換位置または個
数も制限されない。特に好適に使用されるこれらのベン
ゼン環が無置換または置換されたフェニルKi−よびベ
ンジル基の具体例を例示すると、フェニル基、P−メチ
ルフェニル基、P−メトキシフェニル基、P−クロルフ
ェニル基。
O−ブロムフェニル基、 m −h リフルオaメチル
フェニル基、P−シアノフェニル基、P−ニトロフェニ
ル基、o−メチルベンジル基。
P−イソプロピルベンジル基、0−メトキシベンジル基
、P−フルオロベンジル基、]]Il−ニトロベンジル
M、In−シアノベンジル基等が挙げらオする。
本発明の前記一般式(3)で示される化合物は新規な化
合物であり、その構造は次の手段によって確認すること
ができる。
(イ)赤外吸収スペクトル(IR)を測定スルことによ
り、3100〜2800crn’付近にCH結合に基づ
く吸収、1760〜1780i’ 付近に酸ハロゲニド
のカルボニル結合(但し、ハロゲン原子かフッ素原子の
場合1800〜1880備 付近)に基づく吸収、16
50〜1700crn−’にα−位のケト基のカルボニ
ル結合に基づく特性吸収を観察することができる。
(ロ)質重スペクトル(ms)を測定し、観察される各
ピーク(一般にはイオン分子量mをイオンの荷電数θで
除したm / eで表わされる質量数)に相当する組成
式を算出することにより、測定に供した化合物の分子量
ならびに該分子内に於ける各原子団の結合様式を知るこ
とが出来る。即ち測定に供した試料を一般式 で表わした場合、一般に分子イオンピーク(以下M0と
略記する)が分子中に含有されるハロゲン原子の個数に
応じて同位体存在比忙従った強度比で観察されるため、
測定に供した化合物の分子量を決定することができる。
さらに前記一般式で示される本発明の化合物については
、例えばXを塩素原子で示せば、M兜C0Ct 、 M
”−COCOC4及びC0C!、。に相当する特徴的な
強いピークが観察され、該分子の結合様式を知ることが
できる。
(ハ)1■(−核磁気共鳴スペクトル(’H−nmr)
を測定することにより、前記一般式(6)で表わされる
本発明の化合物中に存在する水素原子の結合様式を知る
ことが出来る。前述の一般式(3)で示される化合物の
H−nmrの特徴を総括すると、フラン環またはチオフ
ェン環のプロトンは6.3〜8.0 ppmに特徴的な
ピークを示す傾向にある。
またフラン環またはチオフェン環の置換基1(中にプロ
トンが含まれる場合には、対応するプロトンのピークが
その性質に応じて現われる。例えばRがアルキル基の場
合、該アルキル基に含まれろプロトンの性質と数に応じ
てそれに相当する特徴的なピークを示し、例えばメチル
基の場合、2.2〜2.6ppln付近に特徴的なピー
クを示す。
前記一般式(6)で示される化合物の1H−nmr (
δppm :テトラメチルシラン基準。
Ji りoロホルム溶媒中)の代表例として、後述する
実施例1で得られた5−メチルフラングリオギザル酸ク
ロリドについての1H−nmr図を第2図に示す。
に) 150−核磁気共鳴スペクトル(”C−nmr)
を測定することにより、前記一般式(ロ)で表わされる
本発明の化合物中に存在する炭素原子の数および結合様
式を知ることが出来る。前述の一般式(3)で示される
化合物の”C−nmrの特徴を総括すると、酸・・ロゲ
ニドのカルボニル結合に基づく炭素原子の吸収とα−位
のケト基のカルボニル結合に基づく炭素原子の吸収が1
50−190r+p+nの間にそれぞれ分離して観察で
きる。
またフラン環またはチオフェン環の置換基R中に炭素原
子が存在する場合には、対応する炭素原子のピークがそ
の性質に応じて現われる。例えばRがメチル基の場合、
15〜17ppm付近に強いピークを示す。
前記一般式(3)で示される化合物15C−nmr(δ
ppm:テトラメチルシラン基準。
重クロロホルム溶媒中)の代表例として、後述する実施
例1で得た5−メチルフラングリオギザル酸クロリドに
ついての C−nmr図を第3図に示す。
Gf=) 前記一般式(3)で示される化合物は非常に
反応性が高く、例えば空気中の水分とすぐ反応するため
元素分析が難しいものがある。このような場合は、他の
安定な化合物とし、この安定な化合物を分析することに
より前記一般式(3)の化合物を決定出来る。
例えば前記一般式(3)で示される化合物をアルコール
類またはアミン類を作用させると簡単に反応が進み、そ
れぞれ対応するエステル化合物またはアミド化合物を得
ることができる。該エステル化合物またはアミド化合物
を元素分析することによりその組成式を決定することが
でき、またこれらの化合物の赤外吸収スペクトル、質量
スペクトル、’)lbよび13C−核磁気共鳴スペクト
ルの測定結果とも合わせて、それぞれ前記一般式(3)
で示される化合物の組成式および構造を決定することが
できる。
本発明の複素5員環グリオギザル酸ハロゲニド化合物は
前記一般式(6)中のR,X及び2の種類によってその
性状が多少異なるが、一般に常温常圧にお込ては淡黄色
または黄色の粘稠液体または固体であり、高沸点を有す
るものが多く、ある一定温度以上になると分解する傾向
にある。また本発明の化合物は非常に反応性に富み、例
えば水、アルコール類。
アミン類等ときわめて容易に反応し、それぞれ対応する
酸化合物、エステル化合物、アミド化合物等を生成する
。また本発明の化合物はベンゼン、エーテル、クロロホ
ルム、四塩化炭素等の不活性溶媒に可溶である。
本発明の前記一般式(3)で示される化合物の製造方法
は特に限定されるものではないが始めに述べたように一
般的な方法では合成経路が長く合成途中で分解しやすい
ため、次のような方法で製造するとよい。
即ち一般式 %式%(4) (但しR及びZは前記一般式(3)で示したものと同様
である。)で表わされる複素5員ン原子を示す。)で表
わされるオギザリル・・ロゲニドを有機酸または有機酸
無水物の存在下で反応させることによって、前記一般式
(6)で表わされる化合物を得ることができる。
原料とhる前記一般式(4)で表わされる複わされるオ
ギザリルノ10ゲニドにおしてXで示される・・ロゲン
原子は塩素原子、臭素原子。
ヨウ素原子、フッ素原子が使用できるが、特忙塩素原子
、臭素原子、フッ素原子が好ましい。
上記反応に用いる有機酸は特に制限されず例えば有機カ
ルボン酸化合物、有機スルホン酸化合物が使用され、ま
た有機酸無水物も特に制限されず、一般的な有機カルボ
ン酸無水物、有機スルホン酸無水物が好適に使用できる
。該有機カルボン酸化合物についてさらに具体例を例示
すると、ギ酸、酢酸、プロピオン酸、イソ酪酸、カプリ
ン酸等に代表される炭素原子数1〜10個の直鎖状まだ
は分枝状の脂肪族モノカルボン酸類;メトキシ酢酸。
メトキシプロピオン酸、エトキシカプリル酸等に代表さ
れる炭素原子数3〜10個のアルコキシ置換モノカルボ
ン酸類;モノクロル酢酸、2−ブロムプロピオン酸、5
−ヨウドカプリン酸、トリクロル酢酸、トリフルオロ酸
酸、ペンタフルオロプロピオン酸、へブタフルオロイソ
酪酸等に代表される炭素原子数2〜10個の直鎖状また
は分枝状のハロゲン置換脂肪族モノカルボン酸類:シュ
ウ酸、マロン酸、グルタル酸尋忙代表される炭素原子数
2〜10個の直鎖状または分枝状の脂肪族ジカルボン酸
類:モノクロルマロン酸、ジフルオロマロン酸、テトラ
フルオロコハク酸、ヘキサフルオログルタル酸等に代表
される炭素原子数3〜10個の直鎖状または分枝状の・
・ロゲン置換脂肪族ジカルボン酸類;安息香酸。
P−メチル安息香酸、P−ブロム安息香酸。
フェニル酢酸、o−メチルフェニル酢酸、p−フルオロ
フェニル酢W 等IC代表されるベンゼン環が無置換も
しくは低級アルキル基または・・ロゲン原子が置換した
安息香酸類またはフェニル酢酸類等である。特に価格、
入手の容易さ1反応収率等を考慮すると、酢酸、プロピ
オン酸、モノクロル酢酸、トリフルオロ酢酸が好適に使
用される。
また有機スルホン酸化合物について具体例ヲ例示すると
、メタンスルホン酸、エタンスルホン酸、デカンスルホ
ン酸等に代表される炭素数1〜10個の直鎖状または分
枝状の飽和脂肪族スルホン酸類;モノクロルメタンスル
ホン酸、トリフルオロメタンスルホン酸。
ヘプタフルオロエタンスルホン酸、ノく一フルオロデカ
ンスルホン酸等に代表される炭素原子数1〜10個の直
鎖状または分枝状の・・ロゲン置換脂肪族スルホン酸類
;ベンゼンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸、 p
 −り’。
ルベンゼンスルホン酸等に代表される無[換または低級
アルキル基あるいは)・ロゲン原子が置換した芳香族ス
ルホン酸類等が挙げらiする。
また有機カルボン酸無水物について具体例を例示すると
、無水モノクロル酢酸、無水トリフルオロ酢酸、無水ペ
ンタフルオロプロピオン酸、無水パーフルオロカブIJ
ン酸に代表される炭素原子数1〜20個の直鎖状または
分枝状のハロゲン置換脂肪族モノカルボン酸無水物類:
無水ジフルオロマロン酸、無水テトラフルオロコハクe
、無水へキサフルオログルタル酸等の炭素原千載1〜1
0個の無水パーフルオロ脂肪族ジカルボン酸等が挙げら
れる。特に価格、入手の容易さ1反応収率等を考慮する
と、無水モノクロル酢酸、無水トリフルオロ酢酸が好適
に使用される。
また有機スルホン酸無水物について具体例を例示すると
、無水メタンスルホン酸、無水エタンスルホン酸、無水
デカンスルホン酸等に代表される炭素数1〜20個の直
鎖状または分校状の無水飽和脂肪族スルホン酸類;無水
モノクロルメタンスルホン酸、無水トリフルオロメタン
スルホンi、m水ペンタフルオロエタンスルホン酸’m
 水パーフルオロデカンスルホン酸等に代表される炭素
原子数1〜20個の直鎖状または分枝状の−・ロゲン置
換脂肪族スルホン酸無水物:2−ヒドロキシテトラフル
オロエタンスルホン酸サルトン等のサルトン類:無水ベ
ンゼンスルホン酸、無水p−トルエンスルホン酸オよU
m水p−クロルベンゼンスルホン酸等に代表される無置
換または低級アルキル基あるいはハロゲン原子が置換し
た無水芳香族スルポン酸類等が挙げられる。特に価格、
入手の容易さを考慮すると無水メタンスルホン酸、無水
トリフルオロメタンy、ルホン酸、 m水−p −トル
エンスルホン酸が好適に使用される。
また有機カルボン酸化合物、有機スルホン酸化合物につ
いては、カルボン酸基、スルホン酸基を有するイオン交
換樹脂も使用できる。
例えばパーフルオロカルボンUH脂、ナフィオン(Na
fion商品名)に代表されるパーフルオロスルホン酸
樹脂等が好適に使用できる。
前記反応におじで原料である複素5員環化合物、オギザ
リルハロゲニド、有機酸4 rt n有機酸無水物の仕
込みモル比は必要に応じて適宜決定すればよいが、通常
複素5員環化合物1モルに対し有機酸または有機酸無水
物は0.1〜5モル、好ましくは0.1〜2モルの範囲
から選べば十分である。その際オギザリル・・ロゲニド
は複素5員環化合物に対し過剰モルを使用するのが一般
的である。ただし有機カルボン酸化合物を使用した際に
は複素5員項化合物と有機カルボン酸化合物の両モル比
を加えたよりやや過剰にオギザリル/・ロゲニドを使用
するのがよい。また複素5員項化合物を大量に使用し、
原料兼溶媒として使用することも可能である。
また前記反応に訃いて使用される原料の添加順序は特に
限定されないが、一般には溶媒に複素5員環化合物を加
えた後、オギザリルハロゲニドを加え、さらに有機酸ま
たは有機酸無水物を徐々に添加するのが良い。
更に前記反応における反応条件に関しては一概に限定す
ることはできないが、複素5員甲化合物の種類、有機酸
または有機酸無水物の種類により、反応時間2反応温度
、溶媒等に応じて適宜決定して実施するのが好ましい。
一般には例えば反応温度は広い範囲から適宜選択できる
が、一般には−70C〜250C1好ましくは一り0℃
〜1200の範囲から選べば十分である。また反応時間
は種々の条件によっても異なるが、通常5分〜10日間
、好ましくは60分〜5日間の範囲から選べば十分であ
る。また反応系は反応中攪拌を行なうのが好ましい。
前記反応に際しては溶媒を必ずしも必要としないが、一
般に有機溶媒を用いるのが好ましい。該有機溶媒は不活
性な溶媒が特に限定されず用いうるが、一般に好適に使
用されるものを例示すれば次の通りである。即ち、例エ
バベンゼン、トルエン、キシレン、モノクロルベンゼン
、ジクロルベンゼン、ニトロベンゼン、ヘキサン、ヘプ
タン、石油エーテル。
クロロホルム、塩化メチレン、塩化エチレン。
ジブロムテトラフルオロエタン等の脂肪族マたは芳香族
の炭化水素類あるいはノ・ロゲン化炭化水素類ニジエチ
ルエーテル、ジオキサン。
テトラヒドロフラン等のエーテル類1アセトン、メチル
エチルケトン等のケトン類;アセトニトリル等のニトリ
ル類:N、N−ジメチルホルムアミド等のN、N−ジア
ルキルアミド類ニジメチルスルホキシド類;N−メチル
ピロリドン:ニトロメタン;二硫化炭素等/l’ 挙1
’j’られる。
前記反応における目的生成物即ち複素5員環グリオギザ
ル酸・・ロゲニド化合物を単離精製する方法は公知の方
法、例えば蒸留、再結晶等が適用できる。しかしながら
、生成する複素5員環グリオギザル酸・・ロゲニド化合
物が不安定な場合には、反応終了後、必要に応じて減圧
下低沸点物を除去し、更に精製後又は精製することなし
に種々の反応に使用するとよい。
本発明において製造した複素5員環グリオギザル酸・・
ロゲニド化合物は、農医薬中間体あるいは有機合成試薬
として広範囲に利用できる極めてすぐれた化合物である
。例えば本発明の複素5員環グリオギザル酸ノ・ロゲニ
ド化合物を水と反応させることにより複素5員環グリオ
ギザル酸が得られるし、またアルコール類あるいはフェ
ノール類と反応させることにより複素5員環グリオギザ
ル酸エステルが得られる。これらの得られた酸類および
エステル類は殺菌剤として有用な化合物である。
また前記複素5員環グリオギザル酸・・ロゲニド化合物
をアミン類と反応させることにより複素5員環グリオギ
ザル酸アミド化合物が得\ 日られる。紋複素5員項グリオギザル酸アミド化合物は
、例えば除草剤あるいはセファロスポリン類等O碇菌剤
として多方面に使用される有用な化合物である。蒔に環
内に・・ロゲン原子、アルキル基、ノ・ロゲノアルキル
基、アルコキシ基、アルコキシアルキル基、シアノアル
キル基、アルコキシカルボニルアルキル基、マたはフェ
ニル基およびベンジル基等の置換基が結合した複素5員
環グリオギザル酸アミド化合物は置換基が導入されるこ
とにより極めて高い選択性を示し、除草剤としてすぐれ
た化合物である。
特に除草剤としてすぐ才した複素5員環グリオギザル酸
アミド化合物は一般式 (但しRはハロゲン原子:アルキル基;ハロゲノアルキ
ル基:アルコキシ基:アルコキシアルキル基;シアノア
ルキル基;アルコキシカルボニルアルキル基:ベンゼン
x カm 置換もしくはアルキル基、ハロゲノアルキル
基。
アルコキシ基、ハロゲン原子、ニトロ基マタはシアン基
で置換されたフェニル基:又はベンゼン環が無置換もし
くはアルキル基、ハロゲノアルキル基、アルコキシ基、
ハロゲン原子、ニトロ基又はシアノ基で置換されたベン
ジル基を示し、R,、R2およびR3はそれぞれ同種ま
たは異種の水素原子、メチル基、またはエチル基を示し
、R4* R5およびR6はそれぞれ同種または異種の
水素原子、炭素原子数1〜4個の直鎖状または分枝状の
アルキル基。
炭素原子数1〜4個の直鎖状または分枝状のハロゲノア
ルキル基、炭素原子数1〜4個のアルコキシ基、または
)・ロゲン原子を示し、2は酸素原子またはイオウ原子
を示し、nは0または1の整数を示す。)で表わされる
複素5員環グリオギザル酸アミド化合物である。
前述した複素5員環グリオギザル酸アミド化合物は新規
な化合物である。該複素5員環グリオギザル酸アミド化
合物の構造は、次の手段によって確認することができる
(イ)赤外吸収スペクトル(IR)を測定することによ
り、3150〜2800(7)−1付近にCH結合に基
づく吸収、1700〜163[]on付近に、α−ケト
基およびアミド基のカルボニル結合に基づく特性吸収を
観察することが出来る。
(ロ)質量スペクトル(m8)を測定し、観察される各
ピーク(一般にはイオン質量数mをイオンの荷電数eで
除したm / eで表わされる値)に相当する組成式ケ
算出することにより、測定に供した化合物の分子量なら
びに該分子内における各原子団の結合様式を知ることが
出来る。すなわち、測定に供した試料を一般式 で表わl−だ場合、一般に分子イオンピーク(以下M0
と略記する)が分子中に含有される・・ロゲン原子の個
数に応じて同位体存在比に従った強度比で観察されるた
め、測定に供した化合物の分子量を決定することが出来
る。さらに前記一般式で示される本発明の化合物につい
ては、 に相当する特徴的な強いピークが観察され、該分子の結
合様式を知ることが出来る。
(ハ)1H−核磁気共鳴スペクトル(’H−nmr)を
測定することにより、前記一般式で表わされる本発明の
化合物中に存在する水素原子の結合様式を知ることが出
来る。前述の一般式(5)で示される化合物のH−nm
rの特徴を総括するとフラン環またはチオフェン環のプ
ロトンは6.6〜8.0ppmに特徴的なピークを示す
傾向にある。
またフラン環またはチオフェン環の置換基R中にプロト
ンが含まれる場合には、対応するプロトンのピークがそ
の性質に応じて現われる。例えばRがアルキル基の場合
該アルギル基に含まれるプロトンの性質と数に応じてそ
れに相当する特徴的なピークを示し、例えばメチル基の
場合、2,2〜2,6ppm付近に特徴的なピークを示
す。またベンゼン環のプロトンは6.0〜7.7ppr
nに特徴的なピークを示す傾向がある。
に) 15c−核磁気共鳴スペクトル(13C−nmr
)を測定することにより、前記一般式(5)で表わされ
る化合物中に存在する炭素原子の数および結合様式を知
ることが出来る。前述の一般式(5)で示される化合物
の13C−nm’r の特徴を総括するとアミド基のカ
ルボニル結合に基づく炭素原子の吸収とα−位のケト基
のカルボニル結合に基づく炭素原子の吸収が150〜1
90 ppmの間にそれぞれ分離して観察できる。
まだフラン環またはチオフェン環の置換基R中に炭素原
子が存在する場合には、対応する炭素原子のピークがそ
の性質に応じて現われる。例えばRがメチル基の場合1
5〜17ppm付近に強いピークを示す。
←ン 元素分析によって炭素、水素、窒素、及びハロゲ
ンの各重量%をめ、さらに認知された各元素の重量%の
和を100から減じることにより、酸素の重量%を算出
することが出来、従って、該化合物の組成式を決定する
ことが出来る。
前記一般式(5)で示される複素5員環グリオギザル酸
アミド化合物はその置換基の種類によってその性状プ)
ζ多少界なるが、一般に常温常圧においては淡黄色また
は黄色の粘稠液体または固体であり、極めて高沸点な有
するものが多い。具体的には後述する実施例に示すが、
上記化合物は一般の有機化合物と同じように分子量が大
きくなる程沸点が高くなろ傾向がある。本発明の化合物
は、ベンゼン。
エーテル、アルコール、クロ【7ホルム、四塩化炭素、
アセトニトリル、N、N−ジメチルホルムアミド、ジメ
チルスルホキシドなどの一般有機溶媒に可溶であるが、
水にはHとんど溶けない。
前記一般式(5)で示される複素5β環グリオギザル酸
アミド什合物は、前記一般式(3)で示される複素5員
環グリオギザル酸ハロゲ二ド化合物と一般式 (但しR+ 、R2、R5、R41R51R6及びnは
前記一般式(5)と同様である。)で表わされる芳香族
アミン類とを反応させて得ることができる。
原料となる前記一般式(6)で表わされるアニリン誘導
体は如列なる方法で得られたものでも使用出来る。
前記一般式(6)で表わされる芳香族アミン類と前記一
般式(6)で示される複素5員環グリオギザル酸ハロゲ
ニド化合物との反応において、両化合物の仕込みモル比
は必要に応じて適宜決定すればよいが、通常等モルもし
くは芳香族アミン類をやや過剰モルを使用するのが一般
的である。
また前記反応においてはノ・ロゲン化水素が副生する。
この・・ロゲン化水素は反応系内で一般式(6)で表わ
される芳香族アミン類と反応し、生成物の収率を低下さ
せる原因になるので、通常は反応系内に・・ロゲン化水
素捕捉剤を共存させることが好ましい。該ノ・ロゲフ化
水素の捕捉剤は特に限定されず公知のものを使用するこ
とが出来る。一般に好適に使用される該捕捉剤としてト
リメチルアミン、トリエチルアミン、トリプロピルアミ
ン等のトリアルキルアミン:ピリジン;ナトリウムアル
コラード;炭酸ナトリウム等が挙げられる。
前記一般式(5)で示される複素5員環グリオギザル酸
アミド化合物を製造するに際しては一般に有機溶媒を用
いるのが好ましい。該溶媒として好適に使用されるもの
を例示すれば、ベンゼン、トルエン、キシレン、ヘキサ
ン、ヘフタン1石油エーテル、クロロホルム。
塩化メチレン、塩化エチレン等の脂肪族または芳香族の
炭化水素類あるいは・・ロゲン化炭化水素類ニジエチル
エーテル、ジオキサン。
テトラヒドロフラン等のエーテル類;アセトン、メチル
エチルケトン等のケトン類ニアセトニトリルなどのニト
リル類SN、N−ジメチルホルムアミド、N、N−ジエ
チルホルムアミド等のN、N−ジアルキルアミド類;ジ
メチルスルホキシド等が挙げられる。
前記一般式(5)で示される複素5員環グリオギザル酸
アミド化合物を製造するに際し、原料の添加順序は特に
限定されないカー、一般には溶媒に前記一般式(6)で
示される芳香族アミン類を溶解して反応器に仕込み、溶
媒に溶解した前記一般式(3)で示される複素5員環グ
リオギザル酸ハロゲニド化合物を攪拌下に添加するのが
よい。勿論、連続的に反応系に原料を添加し生成した反
応物を連続的に該反応系から取出すことも出来る。
前記反応における温度は広い範囲から選択出来、一般に
は−20C〜150℃好ましくは00〜120Cの範囲
から選べば十分である。反応時間は原料の種類によって
もちがうが、通常5分〜10日間、好ましくは1〜40
時間の範囲から選べば十分である。また反応中に訃いて
は、攪拌を行うのが好ましい。
反応系から目的生成物すなわち前記一般式(5)で示さ
れる化合物な単離精製する方法は特に限定されず公知の
方法を採用出来る。例えば反応液を冷却または自然放冷
で、室温虜たはその近くにもと17、反応溶媒が水に溶
けない場合は5%塩酸で水洗し、芒硝、塩化カルシウム
等の乾燥剤で乾燥した後、溶媒を留去し残渣を真空蒸留
または再結晶することにより目的物を取得する。壕だ他
の方法としては反応終了後反応溶媒、残存するノ・ロゲ
ン化水素捕捉剤を留去した後、残渣をベンゼン抽出する
。上記操作で、副生する・・ロゲン化水素と・・ロゲン
化水素捕捉剤とから生成する塩及び高分子量化合物を分
離する。該ベンゼン層については、芒硝、塩化カルシウ
ム等の乾燥剤で乾燥した後、ベンゼンを留去12、残渣
を真空蒸留または再結晶することによって目的物を取得
する。真空蒸留および再結晶により単離精製する他クロ
マトグラフィーによる精製、あるいは生成物が固体であ
る場合にはヘキサン等の溶媒から再結晶することにより
精製することも出来る。
前記一般式(5)で示される化合物は、除草剤として著
しくすぐれた効果を発揮する。例えばイネ科雑草、広葉
雑草、多年生雑草の発芽前及び発芽後の土壌処理にすぐ
れた除草効果を発揮する。特に、イネ科雑草およびカヤ
ツリグサ科雑草については著しい除草効果を示す。
寸だ畑地の除草剤とするときも選択的除草効果を発揮す
るので、大豆、ワタ、コウリャン等の広葉作物だけでな
く、小麦、大麦、とうもろこし、陸稲等のイネ科作物に
も損害なしに適用することが出来る。
前記一般式(5)で示さJする化合物を除草剤として用
いる場合の具体的態様の代表的なものについて以下説明
する。
前記一般式(5)で示される化合物を、水田土壌に同時
に播種されたノビエと水稲に対して使用するとき、10
アール当り150vの濃度で処理するとノビエの発芽は
完全に阻止されるが、水稲は100(11’処理した場
合でも全く影響がない。従って、一般に10アール当り
50r〜2000F、好才しくは1507〜5001の
有効成分ボーとして水口1に使用すればよい。
上記したようにノビエと水稲との間に選択的除草活性を
有するので、水稲の発芽期から生育期の長期間の生育段
階で適用出来、特に湛水直播水稲に対してきわめて安全
に適用出来る利点は、本発明の大きな特徴で)、る。
本発明の前記一般式(5)で示される化合物は、その官
能基の差異によって除草効果に若干の違いがあるが、イ
ネ科作物に対して薬害が少なく、特に水稲に対して極め
て薬害の小ない点は共通し/ζ特性である。本発明の化
合物が除草効果を発揮する雑草を例示すると次のとおり
である。
前記したようにイネ科雑草特にノビエに対しての除草効
果が高く、カヤツリグサ科特にタマガヤツリ、ミズガヤ
ツリ、ホタルイ等にも除草効果が著しい。これらに次い
で広葉雑草に対して除草効果を有するが、有効成分の使
用量を増加するとか公知の除草剤例えばフェノキシ系化
合物、アミド系化合物等を混合して使用すると、さらに
よ込結果が得られる場合がある。特に効果的に除草出来
る雑草は例えば、イヌビエ、タイヌビエ、タイヌビエ。
カズノコグサ、タマガヤツリ、ミズノ\ナビ。
ヒナガヤッリ、カワラスガナ、ホタルイ、ノ1リイ、テ
ンツキ、ヒメテンツキ、ヒデリコ。
ミズガヤツリ、ヒメクグ、クログワイ、マツバイ、コ富
ンギャガラ、オモダカ、アギナシ。
ヘラオモタ゛カ、ウリカワ、ヒルムシロ、デンジンウ、
セリ、ヤナギタデ、コナギ、イボクサ、ホシクサ、ミゾ
ハコベ、ヒメミソノ〜ギ。
キカシグサ、ミズマツバ、ヒメジン、チョウジタデ、ア
ゼムシロ、タカサブロウ、タウコギ、アメリカセンダン
グサ、アカヌマンウ。
サワトウガラシ、アブツメ、アゼナ、アゼトウガラシ等
の水1■維草である。オだ畑地雑草は例えば、メヒシバ
、エノコログサ、アカザ。
イヌタデ、カヤッリグザ、コゴメガヤッリ。
イヌビュ、スペリヒュ、アカッメクサ、カタバミ、スズ
メノテッボウ、スズメノカタビラ。
ヤエムグラ、ノアサガオ、カツラケッメイ。
カラスツエンドウ、カズナ等に適用出来る。
また本発明の前記一般式(5)で示される化合物は植物
の生育に影響を及ぼすので、落葉剤2発芽抑制剤、生育
調節剤とl−でも使用することが出来る。
本発明の前記一般式(5)の使用態様は特に限定されず
公知の除草剤の使用態様をそのまま利用出来るっ例えば
、不活性固体担体、液体担体、乳化分散剤等を用いて粒
剤、粉剤。
乳剤、水和剤2錠剤、油剤、エアゾール、(ん煙剤等任
意の剤形にして使用することが出来る。勿論、製剤上の
補助剤例えば、展着剤。
希釈剤、界面活性剤、溶剤などを適宜配合することも出
来る。
本発明の前記一般式(5)で示される化合物は、また膜
中剤、殺菌剤、他の農薬、肥料物質、土壌改良剤等と混
合して用いることも出来る。
本発明を更に具体的に説明するため以下実施例及び比較
例を挙げて説明するが、本発明はこれらの実施例に限定
されるものではない。
実施例1−1 200 meナス型フラスコに2−メチルフラン4.1
F、ベンゼン40 me 、オギザリルクロリド15F
を入れ、酢酸3fを加え、水冷下1時間、次に室温で2
時間攪拌した。室温下域圧で低沸物を除去した後残留物
を減圧蒸留し、淡黄色液体の5−メチルフラングリオギ
ザル酸クロリド7.14Mを得た。沸点77℃/ 0.
2 trMct 、単離収率77.8%。
このものの赤外吸収スペクトルを測定した結果は第1図
に示す通りであり、1780crn−’に酸クロリドの
カルボニル結合、1670cm−’にα−ケト基のカル
ボニル結合に基ツく強い吸収を示した。
また質量スペクトルを測定I−たところm/e172に
分子イオンピークMe、 m/e 109にM”−CO
Clに対応するピーク、 m/e 、53(100%)
に強いピークを示した。
さらに1H−核磁気共鳴スペクトル(δppm;テトラ
メチルシラン基準1重クロロポルム溶媒中)を測定した
結果を第2図に示した。
(a) ffll チ、2.53 ppm K 3個分のプロト
ンに相当する三重線が認められ、メチル基(a)による
ものと帰属できる。6.58 ppmに1個分のプロト
ンに相当する二重線、 7.60 ppmに1個分のプ
ロトンに相当する二重線が認められ、それぞれフラン環
に結合したプロh ン(b) 、 (c)によるものと
帰属できる。
さらにまた15C−核磁気共鳴スペクトル(δpH’m
 :テトラメチルシラン基準1重クロロホルム溶媒中)
を測定した結果を第3図に示した。その解析結果は次に
示す通りである。
即゛ら、 15.0 ppm 、1 1 1.9 pp
m 、129.2ppmに強いピークが認められ、それ
ぞれ(d)。
(e) 、 (f)の炭素原子によるものと帰属できる
146.6 ppm 、 164.6 ppm 、 1
65.4 ppm 。
167.3 ppmに弱いピークが認められ、それぞれ
(ロ)) 、 (h) 、 (i) 、 (j)の炭素
原子によるものと帰属できる。
以上の結果から、単離生成物が5−メチルフラングリオ
ギザル酸クロリドであることが確認された。
実施例1−2 酢酸のかわりにプロピオン酸3.7fを用いた以外は実
施例1−1と同様の操作を行ない、反応終了後減圧で低
沸物を除去し、5−メチルフラングリオギザル酸クロリ
ドを得た。続いて冷却下エタノール50mgをゆっくり
加え室温で2時間攪拌した後、減圧下エタノールを除去
し、減圧蒸留を行ない、5−メチルフラングリオギザル
酸エチル8.11fを得た。
沸点103 C10,5閣Hp、単離収率(2−メチル
フラン基準)89.1%。
その元素分析値は C59,27%、H5,53%であ
ってC9HI004 (182,17)に対する計算値
であるC 59.33’X 、 H5,54%に良く一
致した。
また赤外吸収スペクトルl ’H−113cm核磁気共
鳴スペクトル、質量スペクトルを測定した結果、上記単
離生成物が5−メチルフラングリオギザル酸エチルであ
ることを確認[。
た。
以上の結果から、エタノールと反応する前の化合物が5
−メチルフラングリオギザル酸クロリドであることが確
認できた。
実施例1−6 2−メチルフラン22.酢酸のかわりにトリフルオロ酢
酸を用いた以外は実施例1−1と同様の操作を行ない、
反応終了後減圧で低沸物を除去し、5−メチルフラング
リオギザル酸クロリドを得た。続いてこれに50m1.
のクロロホルムを加え、水冷下撹拌しなから4−t−ブ
チル−α−メチルペシジルアミン4.5 r 、 )リ
エチルアミン2.61を15−のクロロホルムに溶かし
た溶液を30分で滴下した。次に室温で1日攪拌した後
、反応溶液を分液ロートに移し水100m/!、5%塩
酸100rd、水100+iで洗浄し、硫酸ナトリウム
で乾燥した。1日放置後、硫酸ナトIJウムをろ別し、
減圧下クロロホルムを除去した後、減圧蒸留を行い、下
記に示す構造を有する粘稠な淡黄色液体5.62 fを
得た。
沸点 196 C/ 0−5 mmHy単離収率(2−
メチルフラン基鵡) ソノ元素分析値はC72,78%、H7,40X。
N 4.47%であってC1qH25NO5(613,
40)に対する計算値であるC72.82%、 H7,
40%、 N 4.47%に良く一致した。
また赤外吸収スペクトルは1640cr++−’にアミ
ド基のカルボニル結合、1680crn にα−ケト基
のカルボニル結合に基づ〈強い吸収を示した。
また質量スペクトルを測定したところm/e316に分
子イオンピーク、n」/θ 176にに対応するピーク
を示した。
また H−核磁気共鳴スペクトル(δ* p、pm:テ
トラメチルシラン基準1重クロロポルム溶媒)を測定し
た結果は次の通りであった。
但しく )内にはそれぞれ順にδ値(ppm)。
積分曲線から換算したプロトン数およびピークの分裂状
態を示した。
さらに+ 3c−核磁気共鳴スベクトル(δ:ppm 
:テトラメチルシラン基準、無溶i1 o。
℃)を測定した結果は次の通りであった。但し数値はδ
値(ppm)を示した。
上記の結果から生成物が5−メチルフラングリオギザル
酸−α−メチル−4′−t−ブチルベンジルアミドであ
ることが確認さftた。
実施例1−4 2−メチルフラン2グ、酢酸のかわりにトリフルオロ酢
酸を用いた以外は実施例1−1と同様の操作を行ない、
反応終了後減圧で低沸物を除去し、5−メチルフラング
リオギザル酸クロリドを得た。続いてこれに50 ml
のりo aホルムを加え氷冷下攪拌しなからα−ジメチ
ルベンジルアミン3.4 F 、 )リエチルアミン2
.6fを15meのクロロホルムに溶かした溶液を30
分滴下した。次に室温で1日1χ拝した後、反応溶液を
分液ロートに移し、水100yJ、5%塩酸1oorn
eI水100dで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥した。
1白放置後、硫酸ナトIJウムと濾別し、減圧下クロロ
ホルムを除去した後、残留固体をベンゼン−へキサンか
ら再結晶し、下記に示す構造を有する淡黄色プリズム状
結晶4.94 fを得た。
H5 融点 124〜125c 単離収率(2−メチルフラン基準)72.9Nその元素
分析値はC70,77X、H6,51N。
1(4,98%であってC16)h7NOs (271
,り3)IfC対すル計算値テj5>ルC70,829
g 、 H6,35%、N5.1+S%に良ぐ一致した
また赤外吸収スペクトルI ’H−1”C−核磁気共鳴
スペクトル、質量スペクトルヲ測定した結果、上記に示
す構造のアミドであることを確認した。
以上の結果から、α、α−ジメチルベンジルアミンと反
応する前の化合物が5−メチルフラングリオギザル酸ク
ロリドであることが確認できた。
実施例2−1 200 neナス型フラスコに2−メチルチオフェン9
.85’、ベンゼン60−、オキサリルクロリド25.
4 rを入れ、トリフルオロ酢酸11.4 fを加えた
後室温で6時間撹拌した。
室温で減圧下低沸物を除去し、残留物を減圧蒸留し、淡
黄色液体の5−メチルチオフエングリオギザル酸クロリ
ド5.02を得た。沸点93C/ 0.1 mar 、
単離収率26,5%。
このものの赤外吸収スペクトルを測定した結果は第4図
に示す通りである。1770cm−’に酸クロリドのカ
ルボニルtj 合、 1670 cm−’にα−ケト基
のカルボニル結合に基づく強い吸収を示した。
また1H−核磁気共鳴スペクトル(δ:ppm:テトラ
メチルシラン基準2重クロロホルム溶媒)を測定した結
果を第5図に示した。その力了析結果は次の通りであっ
た。
2.60 T)pmにプロトン3個分の単一線を示L 
(a’)のメチルプロトンに相当した。6.901’1
DInにプロトン1個分のニー重線、 7.801)p
mにプロトン1個分の二重線を示し、それぞれ(b’)
 、 (c’) L(:対応するチオフエン環のプロト
ンに相当17た。
さらに13C−核磁気共鳴スペクトル(δ:pp+n 
:テトラメチルシラン基準9重クロロホルL、溶礫)を
測定l−だ結果を第6図に示した。
その解析結果は次の通りであった。
(r’) (eつ 16.0ppmに(d′)の炭素、 12 B、3 T
)pmに(e′)の炭素、 158.9 ppmに(f
′)の炭素が強いピークで観察され、133.5 p’
pm 、 156.5ppm 、 166.4 ppm
 、 170−2 ppmに(〆)、(h)、 (1′
) 、 (j’) の炭素が観察された。
上記の結果から単離生成物が5−メチルチオフエングリ
オギザル酸クロリドであることが確認された。
実施例2−2 200+++1!ナス型フラスコに2−メチルフラン4
.9 f 、オキサリルクロリド19f、ベンゼン50
dを入れ、酢@6tを加えた。室温で2時間攪拌した後
24時間加熱還流を行い冷却後、室温下減圧で低沸物を
除去し、5−メチルチオフエングリオギザル酸クロリド
を得た。続いて冷却下エタノール50rnAをゆっくり
加え、室温で1日]W、拌した後−減圧下エタノールを
除去し減圧蒸留を行ない、5−メチルチオフエングリオ
ギザル酸エチル3.22を得た。沸点107 C/ 0
.3wnHf 、単離収率(2−メチルチオフェン基1
’A ) 32−396゜その元素分析値はC54,2
6%、H5,11XであってC’9HI、O,S (1
98,26)に対する計算値であるC54.52X、H
5,09X[、l<一致した。また赤外吸収スペクトル
、H−115cm核磁気共鳴スペクトル、質重スペクト
ルを測定した結果、得られた化合物が5−メチルチオフ
エングリオギザル酸エチルであることを確認した。
以上の結果より、エタノールと反応させる前の化合物が
5−メチルチオフりングリオキザル1夜クロリドで、払
ろことか確認できた。
実hイ+7911 ’l) −3 原石として2−メチルチオフェン4.99f用いた以外
をま実施例1−3と同様の操作を反応を行ない、下記に
示す構造を有する淡黄色物:pj 5.2 7 V ’
X 社k ’k。
H5 沸点 170 C10,77τ州7 単離収率(2−メチルチオフェン基阜)36.7% その元素分析値はC66,86%、H5,97%、 N
 4.87%であ−)てC16H17N02S(287
,39)に対する計算値であるC66.72%、 H5
,82%、 N 5.01% によく一致した。
このものの赤外吸収スペクトルを測定した結果、164
0m 、16901−mにそれぞれアミド基、卦よびα
−ケト基のカルボニル結合に基づく強い吸収を示した。
また質計スペクトルを測定(〜だところm/θ17だ。
また1H−核磁気共鳴スペクトル(δ: ppm 二テ
トラメチルシラン基草9重クロロホルム溶媒)を測定し
た結果は次の通りであった。但し、()内にはそれぞれ
δ値(ppm) 、積分曲線から換算したプロトン数お
よびピークの分裂状態を示した。
さらに13C−核磁気共鳴スペクトル(δ;ppm:テ
トラメチルシラン基準、無溶媒、 50 C)を測定l
−だ結果は次の通りであった。但し、数値はδ値(pp
m )を示した。
上記の結果から、5−メチルチオフエングリオギザル酸
−α、α′−ジメチルベンジルアミドであることが確認
された。
実施例 6 原料としてろ一メチルチオフェンを用いた以外は実施例
2−1と同様の操作を行ない、淡黄色液体の6−メチル
チオフニングリオギザル酸クロリド5.759を得た。
沸点84C10,2mmHy、単離収率3o、s’t。
このものの赤外吸収スペクトルを測定した結果は第7図
に示す通りである。1770y+’に酸クロリドのカル
ボニル結合、1660cm’にα−ケト基のカルボニル
結合に基づ〈強い吸収を示した。
また 1H−核磁気共鳴スペクトル(δ:ppm:テト
ラメチル基準1重ク基準1ルクロロホルL溶媒た結果を
第8図に示した。その解析結果は次の通りであった。
2.60 ppmにプロトン3個分の単一線を示1〜(
a″)のメチルプロトンに相当した。
7.04 ppmにプロトン1個分の二重線。
7.76 ppmにプロトン1個分の二重線を示し、そ
れぞれ(1(’) 、 <c″>に対応するチオフェン
環のプロトンに相当した。
さらに13C−核磁気共鳴□スペクトル(δ:ppm 
:テトラメチルシラン基準1重クロロホルム溶媒)を測
定した結果を第9図に示した。
その解析結果は次の通りであった。
17.3 ppmに(cf、’)/7)炭素、 132
.8 ppmに(e″)の炭素、 157.4 p’I
I)mに(f“)の炭素が強いピークで観察され、12
6.6ppm 、 152.8ppm 、 167.7
 ppm 、 171.Sppm ItC(ff)、(
IK)、 (i” ) 、 C+“)の炭素が観察され
た。
上記の結果から単離生成物が3−メチルチオフエングリ
オギザル酸クロリドであイ)ことが確認された。
実施例 4 100dナス型フラスコに5−メトキシチオフェン3f
、ベンゼン50 me、 、オキサリルクロリド14f
を入れ、トリフルオロ酢酸62を加え室温で30分間反
応させた後、減圧で低沸物を除去し、3−メトキシチオ
フエングリオギザル酸クロリド2.62を得た。収率5
2.4%。
このものについて赤外吸収スペクトルを測定し、177
0qn’、 1660rrn’にそれぞれ酸クロリド、
a−ケト基のカルボニル結合に基づく強い吸収を示すこ
とを確認した。
次にこの得られた5−メトキシチオフエングリオギザル
酸クロリド2.6fに水冷下エタノール50−をゆっく
り加え、室温で2時間攪拌後、減圧下エタノールを除去
し、減圧蒸留を行ない留出時は淡黄色であるが、すぐ赤
紫色に変化する液体1.369′を得た。
沸点144 C10,3咽Hp、収率(3−メトキシチ
オフェン基fm)24.1%、その元素分析値はC50
−25%、H4,69%であってC9H+oO4S (
214,23)に対する計算値テア7、)C50,46
9に、H4,71%に良く一致した。
また1)I−核磁気共鳴スペクトル(δ: ppm:テ
トラメチルシラン基準1重クロロホルム溶媒)を測定し
た結果は次の通りであった。
1.37 ppmにプロトン3個分の3重線を示しくI
′)のメチルプロトンに相当した3、95 ppmにプ
ロトン6個分の単一線を示し、(f′)のメトキシ基の
メチルプロトンに相当した。4.3611pmにプロト
ン2個分の4重線を示しく、:’>のメチレンプロトン
に相当した。また6、 91 ppmにプロトン1個分
の2重線、 7.79 ppmにプロトン1個分の2重
線を示し、そJ[それ<d″′)。
(f“′)に対応するチオフェン環のプロトンに相当し
た。
また赤外吸収スペクトル、13C−核磁気共鳴スペクト
ル、質喰スペクトルを測定した結果、得られた化合物が
5−メトキシチオフエングリオギザル酸エチルであるこ
とを確認lまたっ 以上の結果より、エタノールと反応させる以前の化合物
が6−メドキ゛シチオフエングリオギザル酸クロリドで
ル、ることが確認できた。
実施例 5 実施例4における6−メドキンブーオフエンの代りに、
2−ブロムチオフェン(El、 1 mc)!−θ)を
用いた以外は実施例4と同様に反応を行ったところ、生
成物として粘稠な液体5−プロムチオフエングリオギザ
ル酸クロリド2.81ヲ得た。収率11,1%。このも
のについては赤外吸収スペクトルを測定し、1775c
m’e1670am’にそれぞれ酸クロリド、α−ケト
基のカルボニル結合に基づく強い吸収を示すことを確認
した。
次にこの得られた5−プロムチオフエングリオギザル酸
クロリド2.81に、水冷下インブチルアルコール60
−をゆっくり加え、室温で一夜攪拌後減圧下インブチル
アルコールを除去し、減圧蒸留を行ない、淡黄色液体2
.62を得た。
沸点148 C/ 3mmHy 、収率(5−ブロムチ
オフェン基準) 10.5%。その元素分析値は(”3
8.72%、 H2,85%、 Br 3,2.15%
であってC9HIO04S (247,104S)に対
する計算値であるC 38.8896.H2,86X 
、 Br32.34%に良く一致した。
まだその他の機器分析の結果を勘案して、生成物が5−
プロムチオフエングリオギザル酸インブチルであること
を確認した。
この結果からも、インブチルアルコールと反応させる以
前の化合物が5−ブロムチオフエングリオギザル酸クロ
リドであることが確認できた。
実施例 6 実施例1における6−メドキシチオフエンの代りにβ−
(2−フリル)プロピオン酸メチルを用いた以外は実施
例1と同様に反応を行彦っだところ、生成物として粘稠
な液体5−2′−メトキシカルボニルエチルフラングリ
オギザルクロリド24?を得た。収率98.1%。
このものについては赤外吸収スペクトルを測定し、17
70m’に酸クロリドのカルボニル結合の強い吸収を示
すことを確認し、た。
次にこの得られた5−2’−メトキシ力ルポニルエチル
フラングリオギザル酸クロリド249K、水冷下エタノ
ール100+ngをゆっくり加え、室温で6時間攪拌後
メタノールを除去し、残留物をメタノールから再結晶し
、下記に示す構造を有する淡黄色結晶16.71を得た
融点 55〜56℃ 単離収率(β−(2−フリル)プロピオン酸メチル基準
) 69.6% その元素分析値はC!55.03%、H5,06%であ
ってC++HuO6(240,22)に対する計算値で
あるc55.0091H5,04% に良く一致した。
また、その他の機器分析の結果も生成物が上記の構造で
あることを示した。
この結果からも、メタノールと反応させる以前の化合物
b’−5−2’−メトキシ力ルポニルエチルフラングリ
オギザル酸クロリドであることが確認できた。
実施例 7 実施例1−1.2−1において詳細に記述したのと同様
な方法により 一般式 (6) で示される化合物(R,Xおよび2はそれぞれ第1表に
記載)を得た。得られた一般式(6)で示される複素5
員環ダリオギザル酸ノ・ロゲニド化合物は実施例1−3
と同様な操作を行ない 一般式 (5) で示される化合物(R,Z、R+〜R6hよびnはそれ
ぞれ第1表に記載)を得た。なお、第1表には一般式(
5)で示される化合物の元素分析値も併せて記載した。
製剤例1(水和剤) 実施例1−3で得られた5−メチルフラングリオギザル
酸−α、α−ジメチルベンジルアミド10部、ジ−クラ
イトとクニライト(商品名:国 社製、ともに粘度鉱物
)の2:1混合物85部、界面活性剤としてンルボール
800A(商品名:東邦化学工業製)5部を均一に混合
粉砕して10%水和剤を得た。
製剤例2(乳剤) 実施例2−6で得られた5−メチルチオフエングリオギ
ザル酸−α、α−ジメチルベンジルアミド20部、キシ
レン70部、界面活性剤としてンルボールElOOA1
0部を混合溶解し、20%乳剤を得た。
製剤例3(粒剤) 実施例2−3で得られた5−メチルチオフエングリオギ
ザル酸−α、α−ジメチルベンジルアミド5部、ベント
ナイト50部、ダニライト40部、界面活性剤としてノ
ルボール800A5部を均一に混合物粉した抜水を加え
て均一に攪拌しペースト状とした後、直径0.7調の節
穴から押し出乾燥後1〜2咽の長さに切断して5%粒剤
を得た。
実施例 9 1 /8850アールの磁製ポットに水を加えて攪拌し
た水田土壌(沖積壌土)を充填し、水田雑草を播種した
後ろ葉期のイネ苗(品種:アキニシキ)を深さ2cmに
移植し、水を加えて3−の湛水状態にした。次いで製剤
例1に準じて調整した各化合物の水和剤の水希釈液を雑
草発芽時に所定量滴下処理した。処理後平均気温25℃
の温室内で生育させ、3週間後に各供試化合物の除草効
果を調査した結果を比較例と共に第2表に示した。ただ
し、表中に示した広葉とはアゼナ、キカシグサ。
アゼトウガラシなどを言う。評価は6段階とし、表中の
数字において0は正常、1〜4は正常と完全枯死の中間
段階を、5は完全枯死を表示するものである。
第2表 実施例10 第1表の実施例番号で示す複素5員環グリオギザル酸ア
ミド化合物について、実施例9と同様の操作で除草効果
を調査し、それぞれの化合物の除草力に従ってA類およ
びB類の2種類九分類した結果を第1表の実施例番号で
第6表に示した。ただし、除草力の分類の基準は次の通
りである。
A類 : 50Or/10a以下の濃度でホタルイを8
0%以上抑制する化合物 B類 : 500f/10aから100Or/10aの
濃度でホタルイを80%以 上抑制する化合物 第3表
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図および第3図はそれぞれ実施例1−1で
得られた化合物のir、HnmrおよびlIC−nmr
 のチャートを示し、第4図、第5図および第6図はそ
れぞれ実施例2−1で得られた化合物のir、’H−n
mrおよび15C−nmrのチャートを示し、第7図、
第8図および第9図はそれぞれ実施例6で得られた化合
物のir 、’H−nmr および15C−nmrのチ
ャートを示す。 特許出願人 徳山曹達株式会社 第1図 第2図 9876543210 δ(PPM) 8(曲) 第4図 第5図 9876543210 第6図 150 100 50 0 δ(PPM ) 第7図 第 8 図 8 (PPM ) 第9図 150 100 50 0 S(PPM) 手続清17正−r!f: 昭和59年4月1(7日 特許庁長官 若 杉 和 夫 殿 1、事f’lの表示 特願昭58−244346号2、
発明の名称 複素5員環クリオギザル酸ハロゲニト化合物3、補正を
する者 事件との関係 特許出願人 住 所 LIJ 1.:]県徳山市卿影町1番1号5、
袖iにの対象 明細書の「発明の名称J、「特許請求の範囲」及びf−
発明の詳細な説明」の(1■ 6、補正の内容 (1)明細青第1頁〜第62頁を別紙のとおり補正する
。 以上

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 一般式 (但しRはハロゲン原子:アルキル基;ハロゲノアルキ
    ル基;アルコキシ基:アルコキシアルキル基;シアノア
    ルキル基:アルコキシカルボニルアルキル基;ベンゼン
    環が無置換モしくはアルギル基、ハロゲノアルキル基。 アルコキシ基、ハロゲン原子、ニトロ基またはシアン基
    で置換されたフェニル基;又はベンゼン環が無置換もし
    くはアルキル基、・・ロゲノアルキル基、アルコギシ基
    、ハロゲン原子、ニトロ基又はシアノ基で置換されたベ
    ンジル基を示し、又はハロゲン原子、2は酸素原子また
    はイオウ原子を示す。)で表わされる複素5員環グリオ
    ギザル酸ハロゲニド化合物
JP58244346A 1983-12-26 1983-12-26 複素5員環グリオギザル酸ハロゲニド化合物 Pending JPS60136579A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP58244346A JPS60136579A (ja) 1983-12-26 1983-12-26 複素5員環グリオギザル酸ハロゲニド化合物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP58244346A JPS60136579A (ja) 1983-12-26 1983-12-26 複素5員環グリオギザル酸ハロゲニド化合物

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6592084A Division JPS60139683A (ja) 1984-04-04 1984-04-04 複素5員環グリオギザル酸アミド化合物

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS60136579A true JPS60136579A (ja) 1985-07-20

Family

ID=17117330

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP58244346A Pending JPS60136579A (ja) 1983-12-26 1983-12-26 複素5員環グリオギザル酸ハロゲニド化合物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS60136579A (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
BE896054A (fr) * 1983-03-01 1983-07-01 Yomotov Baruch Preparation d'alpha-ceto-acides et d'alpha-ceto-esters de composes heterocycliques-aromatiques pentagonaux

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
BE896054A (fr) * 1983-03-01 1983-07-01 Yomotov Baruch Preparation d'alpha-ceto-acides et d'alpha-ceto-esters de composes heterocycliques-aromatiques pentagonaux

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS62153273A (ja) ピラゾ−ル化合物
CA1116620A (en) PROCESS FOR PRODUCING N-SUBSTITUTED.alpha.-KETOCARBOXYLIC AMIDES
JPS60136579A (ja) 複素5員環グリオギザル酸ハロゲニド化合物
JPS62153283A (ja) ピラゾ−ル化合物
BE898258A (fr) Dérivés de pyrimidine-4-one dotés d'une activité herbicide.
JPS62138475A (ja) ピラゾ−ル化合物
CA1132573A (en) N-(1,2-azolyl)alkyl-halogenoacetanilides, processes for their preparation and their use as herbicides
CA1084937A (en) Process for the manufacture of iso-imides or mixtures of iso-imides and imides
JPH0531546B2 (ja)
JPH03133969A (ja) チアゾールカルボキシアミド誘導体
JPH02229173A (ja) アゾリル誘導体
NZ199541A (en) Preparation of n-acyl amino acid derivatives and fungicidal compositions
US5298606A (en) Process for the preparation of substituted azoxycyanides
JPS61134371A (ja) 縮合複素五員環化合物
JPH0555489B2 (ja)
JPH0583536B2 (ja)
JPH0529027B2 (ja)
JPH0762007B2 (ja) 4−オキサゾリン−2−オン誘導体の製法
RU2038351C1 (ru) Производные бензола, содержащие гетероцикл, способы их получения и гербицидное средство
JPH0447668B2 (ja)
JPS61137859A (ja) シツフ塩基化合物
JPS61151161A (ja) シツフ塩基化合物
AU610015B2 (en) 3-(substituted phenyl) pyrazole derivatives, salts thereof, herbicides therefrom, and process for producing said derivatives or salts
JPS61126081A (ja) N−置換−クロロアセトアニリド及びこれを有効成分とする除草剤
JPS6165881A (ja) N−置換−クロロアセトアニリド