JPS6013524Y2 - 可変クラウンロ−ル - Google Patents

可変クラウンロ−ル

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Publication number
JPS6013524Y2
JPS6013524Y2 JP9435880U JP9435880U JPS6013524Y2 JP S6013524 Y2 JPS6013524 Y2 JP S6013524Y2 JP 9435880 U JP9435880 U JP 9435880U JP 9435880 U JP9435880 U JP 9435880U JP S6013524 Y2 JPS6013524 Y2 JP S6013524Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roll
gap
sleeve
oil
gaps
Prior art date
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Expired
Application number
JP9435880U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5716201U (ja
Inventor
敏二 滝川
栄司 広岡
健 益居
和夫 近藤
Original Assignee
住友金属工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 住友金属工業株式会社 filed Critical 住友金属工業株式会社
Priority to JP9435880U priority Critical patent/JPS6013524Y2/ja
Publication of JPS5716201U publication Critical patent/JPS5716201U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6013524Y2 publication Critical patent/JPS6013524Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

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  • Reduction Rolling/Reduction Stand/Operation Of Reduction Machine (AREA)
  • Rolls And Other Rotary Bodies (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、ロールクラウン量が調節できる可変クラウン
ロール(以下、VCロールという。
)に関する。
VCロールは、例えば第1図に示すようにアーμ1とス
リーブ2との間に環状の間隙3を設け、その間隙内に外
部から圧油4等をロークリジヨイント5を介し供給して
スリーブ2の脹み方向の撓みを加減し所定クラウンをつ
けるようにしたものであって、第2図に示すようにロー
ルプロフィルがロール軸方向中央に関して対称(以下、
単に左右対称という。
)である単一正弦曲線形状のクラウンしか得られなかっ
た。
このような単一凸状ロールプロフィルを採る従来のVC
ロールは2重式圧延機、4重式圧延機に組込み使用して
形状制御等に効果をあげていたが、しかしながら次のよ
うな問題点があった。
すなわち、 ■ 胴長が長いロールの場合、間隙のロール軸方向長さ
を長くとっても、第3図に実線で示すようにクラウン量
が期待する程増加しない。
、また、大きい単一間隙では異常荷重によってスリーブ
が割損したとき間隙内圧油が大きくロスする。
■ 4重式圧延機のバックアップロールにVCロールを
組込み使用した場合、第4図に実線で示すようにワーク
ロール端近傍のロールプロフィルを改善できず、圧延板
のエツジドロップが大きくなってしまい圧延板の品質向
上に限度がある。
■ ロール軸方向中央に関し対称な単一凸状ロールプロ
フィルでは複雑な断面形状を呈する圧延板の圧延はでき
ない。
本考案は、前記従来の問題点を解決するために創案され
たもので、アーμとスリーブ間の環状間隙をロール軸方
向に複数分離して設けることにより、各間隙内媒体圧を
適宜調節するだけで圧延条件にマツチした左右対称ある
いは非対称なロールプロフィルを得ることがどき、また
バックアップロールとして用いた場合ワークロール端近
傍のロールプロフィルを改善して圧延板のエツジドロッ
プを小さくしその品質向上を図ることができ、さらにス
リーブの割損による媒体ロスをその割損箇所における間
隙内のものにとどめることができる可変クラウンロール
を提供することを目的とするものである。
以下、本考案を第5図〜第13図に示す実施例により説
明すると、このVCロールはアーμ1とスリーブ2との
間にロール軸方向に分離された2または3以上の環状間
隙3を設け、各間隙内に外部から圧油4をロータリジヨ
イントを介し供給できるようにしたものであって、間隙
内油圧を同一とするまたは異ならすかその油圧負荷の仕
方で各間隙3に通じる油道6が異なっているものである
このVCロールにおいて、間隙3の個数および配置と油
道6の選定とを行なうのは、次に述べるように圧延条件
にマツチしたロープフィルを得るためである。
すなわち、第5図はロール軸方向長さが1□? 12で
ある2個の間隙A、Bを11=1□として間隙13をお
いて左右対称に配置するとともに、両間隙への油道を直
結した場合を示す。
この場合に油圧4を供給すると、13が十分大きいとき
には、第6図に示す如くロール軸方向中央に脹みのない
左右対称なロールプロフィルが得られる。
また、13が小さいと、第7図に示す如くロール軸方向
中央が多少脹んだ左右対称なロールプロフィルが得られ
る。
また、第8図は前記場合と異なり間隙A、 Bへの油道
を独立させた場合を示す。
この場合、圧油4の供給圧を間隙A、 B毎に調節する
ことができる。
間隙A、 B内油圧が等しければ、第9図に示すように
油道を直結した第8図の例と同じ左右対称なロールプロ
フィルが得られるし、また、間隙A、 B内油圧が異な
れば第10図に示すように左右非対称なロールプロフィ
ルが得られる。
さらに、第11図はロール軸方向長さが1141□、1
3である3個の間隙A、B、Cを1□”12,13>1
1.1□とし間隙Cを中央に左右対称に配置するととも
に、全間隙への油道を直結した場合を示す。
この場合に圧油4を供給すれば、第12図に示すように
ロール軸方向中央が両側より脹んだ左右対称なロールプ
ロフィルが得られる。
第13図は前記第11図の場合と異なり間隙A、 Bへ
の油道は直結するが、間隙Cへの油道は独立させた場合
を示す。
この場合、胴長が長くても第12図に示す如きロールプ
ロフィルが得られるよう中央の間隙C内油圧を両側の間
隙A、 B内油圧より大きくすることができる。
このVCロールは、以上の如く圧延条件にマツチしたロ
ールプロフィルを得ることができるばかりでなく、第4
図に破線で示したようにワークロール端近傍のロールプ
ロフィルを同図に実線で示した従来のものに比し、改善
し圧延板のエツジドロップを小さくすることができ、圧
延品質の向上が図れる。
また、胴長が長いロールの場合、前述の如〈従来ではク
ラウン量が期待する程増加せず、むしろ単一の間隙でス
リーブの割損時における圧油ロスが大きいというデメリ
ットがあるが、このVCロールにおいては第3図に破線
で示したようにスリーブの割損時における圧油ロスを小
さくして、従来と同等のクラウン量を得るとかできる。
しかも、このVCロールは従来の単一間隙を有するもの
と同じ方法(基本的にはアーμ1とスリーブ2の焼嵌め
)によって組立てることができる。
以上の通り本考案は、アーμとスリーブ間に、ロール軸
方向に分離された複数の環状間隙を設け、該間隙内に外
部から高圧媒体を供給して前記スリーブの間隙対応部分
を媒体圧に応じて撓ませることによってクラウンをつけ
るため、圧延条件にマツチしたロールプロフィルを迅速
かつ確実に得ることができる。
バックアップロールとして用いた場合はワークロール端
近傍のロールプロフィルを改善できるから、圧延板のエ
ツジドロップを小さくできる。
従で、圧延品質を確実に向上させうる。
またスリーブの割損に対しては、間隙がロール軸方向に
複数分離されているため、単一の間隙に比べて媒体の流
出に容易かつ迅速に対処できるから、媒体ロスを割損箇
所における間隙内のものにとどめることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のVCロールを示す上半分縦断面の正面図
、第2図は同VCロールのロールプロフィルを示す線図
、第3図は胴長が長い同VCロールのロールプロフィル
を示す線図、第4図は/(’/クアツプロールとして同
VCロールを使用した場合のワークロールのロールプロ
フィルヲ示ス線図で第3図、第4図は本考案の場合のロ
ールプロフィルを破線で併示している。 第5図、第8図、第11図、第13図は本考案のVCロ
ールを下半分を省略して示した縦断正面図、第6図、第
7図は第5図に示すVCロールの異なるロールプロフィ
ルを示す線図、第9図、第10図は第8図に示すVCロ
ールの異なるロールプロフィルを示す線図、第12図は
第11図に示すVCロールのロールプロフィルを示す線
図である。 1・・・・・・アーμ、2・・・・・・スリーブ、3.
A、B。 C・・・・・・間隙、4・・・・・・圧油、5・・・・
・・ロータリジヨイント、6・・・・・・油道。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. アーμとスリーブとの間に環状の間隙を設け、該間隙内
    に外部から高圧媒体を供給することにより該スリーブを
    撓ませて所定のクラウンをつけるようにした可変クラウ
    ンロールにおいて、前記間隙をロール軸方向に複数分離
    して設けたことを特徴とする可変クラウンロール。
JP9435880U 1980-07-04 1980-07-04 可変クラウンロ−ル Expired JPS6013524Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9435880U JPS6013524Y2 (ja) 1980-07-04 1980-07-04 可変クラウンロ−ル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9435880U JPS6013524Y2 (ja) 1980-07-04 1980-07-04 可変クラウンロ−ル

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Publication Number Publication Date
JPS5716201U JPS5716201U (ja) 1982-01-27
JPS6013524Y2 true JPS6013524Y2 (ja) 1985-04-30

Family

ID=29456285

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JP9435880U Expired JPS6013524Y2 (ja) 1980-07-04 1980-07-04 可変クラウンロ−ル

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5739006A (en) * 1980-08-21 1982-03-04 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd Four-stage mill

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5716201U (ja) 1982-01-27

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