JPS60131382A - 自動二輪車の防振装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野）　′ この発明は、自動二輪車の防振装置に関する。

（従来技術） 一般に自動二輪車の車体は、エンジンや前、後輪を支持
する主フレームと、この主フレームから後方に向って突
出するシートレールと、このシートレール上に取り付け
られるシートなどを有している。

」ニ記構成において、シートレールは主フレームに対し
片持構造とされ、かつ、このシートレール上のレートに
□う不グーの重量が負荷されるため、この部分は走行時
に一動の生じ易いところとなっている。

（発明の目的） この発明は、上記のような事情に注目してなされたもの
で、シートレールにおける振動を効果的に抑制し、乗心
地の向上を図ることを目的とする。

（発明の構Ｊ＆） 上記目的を達成するため２この発明の特徴とすると０ろ
は・主フレー±に連結された’ｉ　７　）　Ｉｙ　−ル
の振１動牽減衰させるよ、７′ｋ１．した点にある・（
実施例） 以下、この発明の実施例を図面により説明する。

第１図から第３図は第１実施例を示し、ｌは自動二輪車
で、その車体フレーム２はダブルクレードル形状とされ
ている。

上記車体フレーム２における主フレーム３は、その前部
に操向軸管４を有し、この操向軸管４にはフロントフォ
ーク５を介して前輪６が支持される。一方、上記主フレ
ーム３の後部にはリヤアーム７を介して後輪８が支持さ
れる。また、主フレーム３の枠内にはエンジン９が設け
られ、上記後輪８はこのエンジン９により駆動される。

１０は緩衝装置、１１は排気管、１２は燃料タンクであ
る。

」−肥土フレーム３は、操向軸管４の上部から後方に延
びるメインパイプ１６と、同上操向軸管４下部から後方
に延びるダウンチューブ１７と、これらメインパイプ１
６とダウンチューブ１７の各後端間に架設されるシート
ピラー１８とで形成される。また、上記メインパイプ１
６とシートピラー１８の連結部から後方に向ってシート
レール２Ｏが突設され、このシートレール２０の中途部
と、」上記ダウンチューブ１７とシートピラー１８の連
結部との間にはパイプ形状のバックステー２１が架設さ
れる。そして、上記シートレール２゜上にはシート２２
が取り付けられる。

上記構成において、メインパイプ１６、シートピラー１
８およびシートレール２０の相互の連結部に第１防振金
属２３が設けられる。また、ダウンチューブ１７、シー
トピラー１８およびバックステー２１の相互の連結部に
第２防振金属２４が設けられる。

上記第１防振金属２３は、縦向きの防振金属板２３ａと
、メインパイプ１６などの各連結されるべき端部をこの
防振金属板２３ａと共に挟んでねじ止めする押え板２３
ｂとを有している。この場合、メインパイプ１６などの
各連結されるべき端部は、防振金属板２３ａと押え板２
３ｂの各対面部にそれぞれ形成された嵌合凹溝２３ｃ　
、２３ｃｔこ嵌め込まれている。一方、上記第２防振金
属２４も上記第１防振金属２３と同様の構成であって、
防振金属板２４ａと押え板２４ｂとを有している。

上記各防振金属２３．２４は例えばＦｅ−Ｃｒ−Ａ１合
金でその合金名がサイレンタロイ（東芝金属の商標）と
されるもので、この合金はその減衰係数が約５０％とさ
れている。ここで、減衰係数とはねじり振動法により測
定された固有減衰能の値であり、この固有減衰能は次式
で示されるものである。

ここで１ｗは振動エネルギー、ΔＷは１サイクル中に失
われる振動エネルギー、Ａｒ＋、Ａｎ＋１は自由減衰振
動におけるｎ番目とｎ＋１番［１の振巾である。

また、上記の各防振金属板２３ａ、２４ａは。

縦方向の剛性が比較的大きくなるよう形成され、かつ、
横方向については許容応力内で十分の歪が生じて十分の
減衰能を発揮するよう形成される。

上記実施例構成によれば、メインパイプ１６、ダウンチ
ューブ１７、ジートビ□ラー１８、シートレール２０お
よびバックステー２１がそれぞれ独立に形成されてこれ
らが第１防振金属２３や第２防振金属２４により相互に
連結されたため、各部における横方向の振動は効果的に
減衰されることとなる。

特に、シートレール２０上にはシート２２が設けられて
ライダーの荷重が負荷されるため、その横方向の慣性力
によって、シートレール２０と、これを支えるバックス
テー２１には、横方向の振動が生じ易いが、このシート
レール２０およびバックステー２１と、主フレーム３と
は第１、第２防振金属２３，２．４により連結されたた
め、上記シートレール２０とバックステー２１の振動は
共に効果的に減衰される。

なお、第４図に示すように、第２防振金属２４の一部を
延長して、この延長部で排気管４１を支持し、この排気
管１１の振動を減衰させるよう構成してもよい。

第５図は他の実施例を示し、上記と異なる構成につき説
明する。メインパイプ１６とシートピラー１８とは一体
的に構成され、シートレール２Ｏ前端は横方向の剛性が
比較的低くなるように縦長に圧縮変形され、この前端が
主フレーム３後部に溶接されている。そして、これら主
フレーム３とパンクステ−２１の連結部に第１防振金属
２３が設けられる。

なお、上記と同様にダウンチューブ１７、シートピラー
１８およびバックステー２１を相互に一体的に連結し、
この連結部に第２防振金属２４を設けてもよい。

（発明の効果） この発明によれば次のような効果が発揮される。即ち、
シートレールは主フレームに対し片持支持され、かつ、
このシートレール上にはシートが設けられ、このシート
には重量の大きいライダーが載ることとなるため、この
シートレールは振動の生じ易いところとなっている。そ
こで、この発明によれば、上記シートレールに振動が生
じた際、主フレームに対するシートレールの連結部が最
大の曲げ応力を受ける部分であることに着目して、この
連結部に防振金属を設けたため、この防振金属は上記最
大の曲げ応力を受けて大きな歪を生じることとなる。こ
の結果、シートレールの振動は効果的に減衰され、乗心
地の向上、が達成される。

【図面の簡単な説明】

図はこの発明の実施例を示し、第１図は自動二輪車の全
体側面図、第２図は第１図のＩＩ　−ＩＩ線矢視部分図
、第３図はｆＪｒｊｌ防振金属の取り付は状態を示す太
めの分解斜視図、第４図は第２防振金属の他の実施例を
示す側面図、第５図は更に他の実施例を示し第１防振金
属の取り付は状態を示すための分解斜視図である。 ｌ＠・自動二輪車、３争・主フレーム、２０・・シート
レール、２２・・シート、２３φ・第１防振金属（防振
金属）。 特許出願人　ヤマハ発動機株式会社

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、車体の主フレームから後方に向って突出するシート
   レールが設けられ、このシートレール上にシートが設け
   られた自動二輪車において、上記主フレームに対するシ
   ートレールの連結部に防振金属が設けられたことを特徴
   とする自動二輪車の防振装置。