JPS60130583A - 不飽和カルボン酸エステルおよびその製造法 - Google Patents

不飽和カルボン酸エステルおよびその製造法

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JPS60130583A
JPS60130583A JP58238923A JP23892383A JPS60130583A JP S60130583 A JPS60130583 A JP S60130583A JP 58238923 A JP58238923 A JP 58238923A JP 23892383 A JP23892383 A JP 23892383A JP S60130583 A JPS60130583 A JP S60130583A
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Minoru Yokoshima
実 横島
Tetsuo Okubo
大久保 哲男
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、新規な不飽和カルボン酸エステル及びその製
造方法に関するものである。
近年、紫外線硬化型あるいは電子線硬化型印刷インキ及
び塗料には、ビヒクルとして多くの種類のアクリル酸エ
ステルが使用されている。
本発明者らは、鋭意研究の結果、紫外線硬化型あるいは
、電子線硬化型印刷インキ及び途料のビヒクルとして有
用な硬化速度が速い新規な不飽和カルボン酸エステルを
得るに至った。
すなわち本発明は、 (式中、I(、+ ハ、I−1又It’!、 Cl−1
3: R2ハ、C2I4S 、 CHaで表わされる不
飽和カルボン酸エステル。
(2)下記構造式〔1〕 (式〔1〕中、T% ハC2I−15又ハCH2(M−
1ヲ示ス。)で表わされる化合物をアクリル酸もしくは
メタクリル酸でエステル化する事を特徴とする下記式[
JI〕で表わされを不飽和カルボン酸二(但し、式〔■
〕中、Iも、は−、I−1又ハCH3: IL2ハを示
す。)。
更に詳しく説明するならば、本発明に用いる一般式CT
Iを有する化合物は、2,2−ジメチル−3−オキシプ
ロパナールとジペンタエリスリトール又は、ジトリメチ
ロールプロパンとの縮合によって得られたものである。
またアクリル酸またはメタクリル酸は化学童論比以上に
使用されるのが通常である。一般にアルコールに対する
カルボン酸のモル比は1.0〜2,0であるが好ましく
は1J〜1,5である。
反応は触媒を使用し生成する水は蒸留する事によって促
進される。この様な触媒は、硫酸、p −)ルエンスル
ホン酸等の酸性触媒でありその使用量はアクリル酸また
はメタクリル酸に対して01〜10モル%、好ましくは
1〜5モル%使用される。反応により生成した水を蒸留
するのには共沸溶剤を用いるのが有利である。このよう
な共沸溶剤は、60°C〜130℃の沸点を有し、水と
分離し易いものなら使用できるが、n−ベキサン、1]
−ベプクンのような脂肪族炭化水素ベンゼン、トルエン
のような芳番族炭化水素、シクロヘキサンのような脂環
式炭化水素が適している。その使用量は、通常、反応混
合物の5〜70重量%である。反応温度は、60〜13
0℃の範囲でよいが、反応時間の短縮と重合防止の点か
ら、75〜120℃で行われるのが有利である。アクリ
ル酸またはメタクリル酸には既に重合防止剤が添加され
ているのが普通であるが、反応時に改めて重合防止剤を
添加してもよい。そのような重合防止剤には、ハイドロ
キノン、l)−メトキシフェノール、2.4−ジメチル
−6−1−ブチルフェノール、3−ヒドロキシチオフェ
ノール、α−ナフトキノン、p−ベンゾキノン、α−ニ
トロソ−β−ナフトール、フェノチアジン、N−ニトロ
ンジフェニルアミン、銅塩等が挙げられる。
その使用量は通常反応混合物に対してて)01〜1重量
%である。
本発明の不飽和カルボン酸エステルは、必要ならば、水
若しくはアルカリ水溶液等で洗浄したり、減圧蒸留のよ
うな方法で溶剤と分離する事によって、工業的用途に使
用される。
この不飽和カルボン酸エステルは、コーティング及びイ
ンキ組成物のビヒクルとして有用であり、それらは、放
射線処より、または熱的手段により硬化させることがで
きる。放射硬化はイオン化もしくは電子線のような微粒
子放射により、または紫外線放射のような化学線により
行うことができる。
化学線により硬化を行う場合には一般的に当業者に公知
の多くの種類の光増感剤または光重合開始剤を包含させ
る。放射線硬化技術及び熱硬化技術は当業者に周知であ
り、それらのそれぞれにより硬化を行うことができる。
該不飽和カルボン酸エステルは、それ自体単独で、また
は他の単量体、引責げ、16−へキサンジオールジアク
リレート、ポリエチレングリコールジアクリレート、ト
リメチロ・−/I/ フロパントリアクリレート、ペン
タエリスリトールトリアクリレート等、もしくは、不飽
和基含有樹脂、例えば、不飽和ポリエステル、ポリエス
テルアクリレート、エポキシアクリレート、ウレタンア
クリレート等ノm 脂と混合してビヒクルとして使用す
ることができる。この新規な不飽和カルボン酸エステル
は、有機過酸化物の添加によっても重合させることがで
きる。
以下実施例を以って説明する。例中、部とは重量部を示
す。
実施例1 攪拌機、温度調節装置、温度計、凝縮器及び分離器を備
えた2石反応器に、2,2−ジメチル−37−オキシプ
ロパナールとジトリメチロールプロパンの縮合体である
下記の構造を有する化合物5346部 アクリル酸4151部、硫酸14部、ハイドロキノン3
2部、ベンゼン448部、シクロヘキサン112部を仕
込み、加熱し、生成水は溶剤と共に蒸留し、凝縮させ分
離器で水のみ系外に取り除き溶剤は反応器に戻す。水が
864部生成した時点で冷却した。反応温度80〜87
℃であった。反応混合物をベンゼン1040部及びシク
ロヘキサン260部に溶解し、20%NaOH水溶液で
中和した後、20%Na C1水300部で3回洗浄す
る。溶剤を減圧留去して液体6432部を得た。このも
のは、下記の性質を有する。
比 重 (25℃) 1.090 粘 度 (25℃) 2178 CPS鹸化価 335
.5 mt2KOH/P酸 価 0.03 mgKOJ
(/g。
屈折率(20°C) ’1.4750 元素分析値 0(%)■■(%) 62.79 、 8.10 得られた生盛物の高分解能核磁気共鳴(NMR)による
吸収周波数の測定を行った結果を下記に示す。
N 吸収周波数(I−IZ ) 1 11241.6 2 11226.2 3 11219.6 4 8857、5 5 8853、1 6 8822.3 7 8712.1 8 8683.5 9 7081、6 10 7072.8 11 5261.6 12 5228.6 13 5197.7 14、 4928.9 15 4.917.9 16 4895.9 17 4878.3 Nu 吸収周波数(Ilz ) 18 4860.6 19 4829.8 20 4816.6 21 4783.5 22 4697、 6 23 4382.5 24、 4364.9 25 4054、 2 26 2831、 3 27 2617.6 28 2509.6 29 2489.8 30 2291.5 31 ’ 1650.3 32 1637.1 33 1584、 2 34 1571.0 35 1324、 2 36 131’7.6 先 吸収周波数(1−1z ) 37 542.0 38 511.2 39 506、8 40 469、3 4.1 464.9 42 ’ 2.2 猶、上記測定には、基準物質としてテトラメチルシラン
を用い、溶媒としてクロロホルムを用い1−11・Cl
3−1−1のカップリングさせた測定をして最終的にC
l3のDカップルの同定結果を示した。上記吸収のうち
Nn11.12.13は溶媒の吸収ピーク位置を示す。
実施例2゜ 実施例1と同一の反応器に2,2−ジメチル−3−オキ
シプロパナールとジトリチロールプロノくンの縮合体で
ある下記の構造式を有する化合物534.6部、 メタクリル酸486.4部、p −)ルエンスルホン酸
30部、ハイドロキノン5部、トルエン560部を仕込
み、生成水が86.4部になるまで、実施例1と同様に
反応を行った。反応温度は105〜115℃であった。
反応混合物をトルエン1500部に溶解し、20%苛性
ソーダ水溶液で中和した後、20%NaCl水400部
で3回洗浄する。溶剤を減圧留去して液体709部を得
た。このものは下記の性質を有する。
比 重 (25℃) 1.063 粘 度 (25℃) 1432 CP8鹸化価 309
5 n碇J<0f−1部g、酸 価 0.02 m9K
OI−17’7’屈折率(20℃) 1.47/I0 元素分析値 C(%) l−1(%) 65.21 7.93 NMI’(による測定結果 N 吸収周波数(Ilz ) 1 11318.7 2 11305.5 隔 吸収周波数(l−1z ) 3 、.11294.5 4 9247.5 5 9218.9 6 8498.4 7 ’ 8465.3 8 7090、4 9 7079、4 10 5261.6 11 .5228.6 12 5197.7 13 4931.1 14 4898.1 15 4878.3 16 4862.8 17 4825.4 18 4783.5 19 /1719.6 20 4710.8 N 吸収周波数(Hz) 22 4371.5 23 28/I4.5 24 2622.0 25 25(+9.6 26 2489.8 27 1650.3 28 1634.9 29 1595.2 30 1582.0 31 1330.8 32 1326.4 33 1238、:3 34 5イ2.0 35 513.4 36 506、8 37 469、3 38 4(5(1,5 39Q、Q ピーク位置を示す。
実施例3 実施例1と同一の反応器に、2,2−ジメチル−3−オ
キシプロパナールとジペンタエリスリトールの縮合体で
ある下記の構造を有する化合物3381部、 アクリル酸432.4@L p−トルエンスルホン酸2
0部、ハイドロキノン5部、ベンゼン320部、シクロ
ヘキサン80部を仕込み、加熱し、生成水が90部にな
るまで実施例1と同様に反応を行った。反応温度は81
〜88℃であった。反応混合物をベンゼン1120部及
びシクロ−\キサ7280部に溶解し、20%苛性ソー
ダ水溶液で中和した後、20%Na C1水300部で
3回洗浄する。溶剤を減圧留去して液体517部を得た
。このものは下記の性質を有する。
比 −重 (256C) 1.1670粘 度 (25
°G) 22500 CPS鹸化価 459.2 m9
KO11,/!7−酸 価 0. (17m2KOf−
1/ P屈折率(20℃) 1.4865 元素分析値 C(%)1[(%) 59.03 6.59 部M几による測定結果 N 吸収周波数(1−1z ) 1 ’ 3283.203 2 2824.218 3 2494.140 4 2486.328 5 1972.656 6 H158,984 7192!□)、687 8 1919.921 9 1572.265 10 1451.171 11 118!J、453 12 1158.203 1I!I 吸収周波数(1−(z ) 13 1126゜953 14 1066.406 15 1048.828 113 1.039.062 17 1027.343 18 955.078 19 941.406 20 900.390 21 669.921 22 646.484 23 58O0o78 24 574.218 25 289.062 26 269.531 27 66.406 28 54.687 29 −1.553 上記の吸収のうち、ff1ll、12.13は溶媒の吸
収ピーク位置を示す。
実施例4゜ 実施例1と同一の反応器に、2.2−ジメチル−3−オ
キジグロバナールとジペンタエリスリトールの縮合体で
ある下記の構造を有する化合物338.1部、 メタクリル酸5J66部、硫酸14.3部、ハイドロキ
ノン3部、トルエン/l 00部を仕込み、加熱し、生
成水が90部になるまで実VX[i例1と同様に反応を
行った。反応温度は106〜117℃であった。反応混
合物をトルエン150 (1部に溶解し。
20部苛(<1gソーダ水浴液で中和した後、20%N
aC1300部で3回洗浄する。溶剤を減圧留去して液
体587部を得た。このものは、下記の性質を有する。
比 重 (25℃) 1.1250 粘 度 (25℃) 237(10CPS鹸化価 40
9.7 m9KO1(/g−酸 価 0.03 myK
OH/P 屈折率(20°C) 1..4845 元素分析値 C(%)、 l−1(係)61.51 7
.59 部M几による測定結果 N 吸収周波数(Hz ) 1 2511.718 2 2503、 9(’16 3 .2500.000 4 2048.828 5 2046、 875 6 2044.921 7 2042、 968 8 2O39,062 91892,578 101878、906 II 1572. 265 1.2 1189.453 13 1158.203 14 1126、 953 N 吸収周波数(1−IZ ) 15 1041、.015 16 943.359 17 671.875 18 650.390 19 580、(178 20574,218 212i’19.062 22 271.484 23 251.953 上記の吸収のうち、N112,13.14は溶謀の吸収
ピーク位置を示す。
応用例1〜4゜ 実施例1〜4で得らhた新規な不飽和カルボン酸エステ
ル70部に対して、エポキシアクリレート樹脂(エピコ
ート828(シェル石油化学社製ビスフェノール型エポ
キシ樹脂)をアクリル酸でエステル化して得られた樹脂
)30部、光増感剤としてクロキューア−1173(メ
ルク社製)を3部加え、鋼製パネル上に塗布し、高1f
水銀灯(来夏社製、2KW)により紫外線硬化させた。
結果を下表1に示す。
表 1 注)の指触乾燥するまでの秒数

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1) 一般式 で表わされる不飽和カルボン酸エステル。
  2. (2)下記一般式〔1〕 CTJ+ (式〔1〕中、几ハC21−15又ハCl42 OHヲ
    示ス。)で表わされる化合物をアクリル酸もしくはメタ
    クリル酸でエステル化する事を特徴とする下記一般式〔
    ■〕で表わされる不飽和カルボン酸エステルの製造方法
    。 (但し、式〔■J〕中、R11i’i、J−1又ハCl
    −13: L+ ハ0 を示す。)
JP58238923A 1983-12-20 1983-12-20 不飽和カルボン酸エステルおよびその製造法 Granted JPS60130583A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6534618B1 (en) 2000-11-27 2003-03-18 Corning Incorporated Methods of drying optical fiber coatings

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US6534618B1 (en) 2000-11-27 2003-03-18 Corning Incorporated Methods of drying optical fiber coatings

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