JPS6012824Y2 - 開閉式トツプライト - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は開閉式トップライト、特に、枠体の一方に枢支
した透光板を、この枢支部を中心に上下に回動して開閉
する開閉式トップライトに関するもので、足場の悪い高
所でも施工が容易で、しかも上下部の二重の透光板の一
体性が良い開閉式トップライトを提案することを目的と
する。

、すなわち、本考案に係る開閉式トップライトは、家屋
に開設した開口部に枠体を取りつける一方、該枠体内に
収納される上下部の透光板をそれぞれ独立に框組みする
とともに上部の框組み透光板の下部に形成された凹部内
に気密材を介して下部の框組み透光板を納め、且つ上下
部の框組み透光板を一体的にネジ止め連結し、上部の框
組み透光板を上記枠体に回動自在に枢支したことを特徴
とする。

□以下、図面によって本考
案の＝実施態様について・説明する。

−・・まず、第１図において符号Ｗは開口
部を示す。

この開口部Ｗは屋根に開設され、その周縁には周縁枠１
が設けられている。

符号Ａ、 Ｂ及びＣそれぞれ開口部傾斜面の上部に配置
される枠部材（以下、上枠という。

）、下部ｉこ配置される枠部材（以下、下枠という）・
及びとめ傾斜面に沿う側部に配置される枠部材（以下く
・縦枠といモ゛）を宗ずＪこれら上下及び縦枠Ａ、 Ｂ
及びＣはそれぞれ枠底を構成する底部Ａ１↓Ｂｌｌ Ｃ
１と枠壁杢構成する側壁部Ａ２．Ｂ２．Ｃ２とを備え、
底部ＡＩ、Ｂ１、・Ｃ１にはそれぞれ気密材・７を嵌着
した支持縁４、５．．６：が突設され、支持縁５と底部
Ｂｌの基部には排水溝８１１が形成されている。

・上記各枠部材Ａ、 Ｂ、 Ｃは方形に枠組みされて枠
体を構成し、底部Ａ１．Ｂｌ、ＣＩは開口部Ｗ＾周縁枠
１上にネジ止めされている。

２８は防虫網である。

また、枠体の側壁部Ａ２．Ｂ２及びＣ２の上端に受は溝
１８ａ、１８ｂ、及び１８ｃを開口する。

・ ・Ｄ′は枢
支部は部材であり、この枢支部は部材りは上梓側壁部Ａ
’２の外側面の形状に對応した本体Ｄ１の外側方に円珍
溝状の枢支部は部Ｄ２を備えたもので、゛通常は本体Ｄ
１ Ｇ’こ各ｌ対の脚片２３゜２３′を設け、これら
脚片２３，２３’間に嵌合したシール材２４を介して、
本体Ｄ１を側壁部Ａ２にネジ止め子る。

□２５ば雨除は縁である。次に、上記枠体内には框組み
透光板３が配設される。

この框組み透光板３は、それぞれ独立に框組みされた上
下部透光板３ｂ、３ａを一体にネジ止め連結したもので
ある。

上部の框組み透光板３ｂの傾斜上部の横框９ａ１下部の
横框９ｂ及び縦框９ｃの外側から連結縁１０ａ、１０ｂ
及び１０ｃを垂下し、これによって上部の框組み透光板
３ｂの下部に凹部を形成する。

そして、上記各框９ａ、９ｂ、９ｃの下面に形成したＲ
１３ａ、１３ｂ、１３ｃに気密材１４を嵌着し、該気密
材１４を介して上記凹部内に下部の框組み透光板３ａを
納め、さらに下部の框組み透光板３ａの上下横框１２ａ
、１２ｂ及び縦框１２ｃを上部の框組み透光板３ｂの連
結縁１０ａ、１０ｂｔ １０ｃにネジ止めして両框組
み透光板３ａ、３ｂを連結し、これによって一体の透光
板３が構成される。

なお、ネジ止め部には断熱材１１を介在させるのが好ま
しい。

また、框９ａ。９ｂ＊９ｃの内側方にシール材取りつけ
縁２９を突出し、保持部材１５の外側に、さらにシール
材１６を取りつけるのが好ましい。

また、上部の框組み透光板３ｂの上下横框及び縦框９ａ
、９ｂ及び９ｃの外側方に張出縁１７ａ、１７ｂ及び１
７Ｃを張出し形成し、上部横框９ａの張出縁１７ａの先
端を膨突させ、枢支部１９を形成する。

また、上下横框９ａｔ９ｂにおける上枠Ａ１下枠Ｂの受
は溝１８ａ、１８ｂに対応する位置に溝２０ａ、２０ｂ
を形成するとともに、これら溝２０ａ、２０ｂに気密材
２１を嵌着する。

縦框９ｃの張出縁１７ｃの先端下部にも縦枠Ｃの中空部
２の上面に位置する部分に溝２０ｃを形成して気密材２
２を嵌着する。

このように、上下部の透光板をそれぞれ独立に框組みす
る構成とすることにより、足場の悪い場所や高所でも、
框組み作業は別個に行なうことができるから、施工は楽
である。

また、下部の框組み透光板３ａは上部の框組み透光板３
ｂの凹部内に納める構成とすることにより、上下部の框
組み透光板の間の間隙が、連結された框組み透光板の外
周に露出しないので、体裁と防水性が良い。

また、上下部の框組み透光板が位置ずれすることがない
。

次に、上記のように一体に連結された框組み透光板３を
、枠体の一側に開閉自在に取りつける。

この場合、まず、框組み透光板３の膨突部１９を枢支部
は部材りの受は部Ｄ２に側力から嵌入させ、框組み透光
板３を支持縁４，５．６の気密材７上に載置する。

このとき、框組み透光板３の下面は枠体の気密材７上に
載置され、また、框組み透光板２の張出縁１７ａ、１７
ｂは気密材２１を介して枠体の上端受は溝１８ａｖ１８
ｂ上に、また張出縁１７ｃは縦枠Ｃの中空部２の上面に
当接する。

上述のように取りつけると、框組み透光板３は膨出部１
９を中心に回動して開閉することができる。

また、上記透光板３が閉じ状態にあるとき、上下枠Ａ、
Ｂは上部の溝１８ａ、１８ｂ上に透光板框の張出縁１
７ａ、１７ｂ下部の気密材２１を受けるので、溝なしの
ままで受けるよりも、受は部面が大きいので、気密材２
１がより確実に当接するとともに、水密、気密よりも効
果的である。

なお、下部の框組み透光板３ａの下部横框１２ｃに開閉
操作棒２７を取りつけると、適当な手段によって操作棒
２７を上下動して一体の框組み透光板３を開閉できるだ
けでなく、操作棒２７を屋内に固定しておくと、框組み
透光板３は枠体に固定されるので、框組み透光板３が風
等にあおられることを防止することができる。

以上詳しく説明したように、本考案に係る開閉式トップ
ライトによれば、二重の透光板はそれぞれ独立に枠組み
する構成としたので、足場の悪い場所や高所においては
框組み作業を別個に行なうことができ、施工が楽である
。

これに対して、従来は二重の透光板を予め一体に結合す
るものであったから、このような場所では施工が困難で
あった。

また、下部の框組み透光板は上部の框組み透光板の凹部
に納めてネジ止めするので、二重構成であっても上下部
の透光板間の間隙が外部に露出しないので、体裁が良く
、さらに上下部の框組み透光板をずれることなく安定に
固定できる。

したがって、実用上の効果は非常に大きい。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案に係るトップライトの側面の断面図であ
り、第２図はその正面の一部の断面図である。 符号Ａ・・・・・・上枠、Ｂ・・・・・・下枠、Ｃ・・
・・・・縦枠、Ｄ・・・・・・枢支部は部材、１・・・
・・・周縁枠、３・・・・・・透光板、４．５．６・・
・・・・支持縁、７・・・・・・気密材、９ａ、 ９
ｂｙ ９ Ｃ１１ｌｌｌｌｌｌｌｌｌｌ框、１０ａｔ
１０ｂｔ １０ｃ・・・・・・連結縁、１２ａｗ
１２ｂｙ １２ｃ・・・・・・框、１７ ａｙ １
７ ｂｅ １７ ｃ””張出縁、１８ａ、１８ｂ、１８
ｃ・・・・・・受は溝、１９・・・・・・膨突部。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 家屋に開設した開口部、に枠体を取りつける一方、該枠
   体内に収納される上下部の透光板をそれぞれ独立に框組
   みするとともに上部の框組み透光板の下部！こ形成され
   た凹部内に気密材を介して下部の框組み透光板を納め、
   且つ上下部の框組み透光板を一体的にネジ止め連結し、
   上部の框組み透光板を上記枠体に回動自在に枢支したこ
   とを特徴とする開閉式トップライト。