JPH0415884Y2 - - Google Patents

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JPH0415884Y2
JPH0415884Y2 JP10920187U JP10920187U JPH0415884Y2 JP H0415884 Y2 JPH0415884 Y2 JP H0415884Y2 JP 10920187 U JP10920187 U JP 10920187U JP 10920187 U JP10920187 U JP 10920187U JP H0415884 Y2 JPH0415884 Y2 JP H0415884Y2
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JP
Japan
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sunroom
opening
roof body
window frame
roof
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、建造物の壁体に開設した開口部の
屋外側に附設するサンルームに関する。
(従来の技術) 従来、この種のサンルーム21は第6図に示す
ように建造物の壁体22に開設された開口部の屋
外側に膨出状に形成されたもので、前面窓枠体2
3と左右の側面窓枠体24とが平面略方形状に枠
組みされ、その上部には屋根体25が閉蓋状に取
付けられてサンルーム21が形成されていた。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、この従来のサンルーム21は各
窓枠体23,24および屋根体25は溶着手段あ
るいは締結部材等により固設されたものであるか
ら、例えば冬期等においてはサンルーム21とし
て極めて有用であるが、例えば夏期には同サンル
ーム21内に熱気がこもり、このためその熱が壁
面を伝つて室内の温度が上昇して居住者に不快感
を与えるとともに、夏期等のサンルーム不要の時
にその立設スペースを有効利用することができな
い等の問題点があつた。
本考案は、上記従来の問題点を解決すべくなさ
れたもので、サンルームの必要な時期には壁体に
開設した開口部の屋外側に組立てることができ、
サンルームの不要な時期には容易に分解すること
でテラスとしてその立設スペースを有効利用する
ことのできるサンルームを提供することを目的と
するものである。
(問題点を解決するための手段) 本考案は上記問題点を解決するため、建造物の
壁体に開設した開口部に開閉可能に開き戸を装着
するとともに、前記開口部の上部には屋外側へ所
定の張出幅で張出す屋根体を設け、該屋根体の屋
外端には同屋根体の屋外側下部を閉鎖可能に、か
つ屋根体の下面側に重ね折り可能に前面窓枠体を
設け、前記開口部を開放して前記開き戸により前
記屋根体の下部側面を閉鎖可能とする側面窓枠体
としてなるサンルームに存する。
(実施例) 次に、本考案の一実施例を図面にしたがつて説
明すると、図中1は建造物の壁体2に開設された
開口部Wの屋外側に膨出状に附設されたサンルー
ムであつて、該サンルーム1は左右の側面窓枠体
3と前面窓枠体12と屋根体7とより構成されて
いる。
このサンルーム1の左右の側面窓枠体3は壁体
2に開設された所定の間口幅を有する開口部Wに
ヒンジ6を介して観音開き状に取付けられた開き
戸3が兼用されるもので、該開き戸3は框部材4
により所定の大きさの方形状に框組みされてガラ
ス、合成樹脂板等の透過部材5が嵌着されてヒン
ジ6を介して屋外側へ観音開き状に開閉可能に設
けられて、同開き戸3を屋外側へ開いて壁面に対
し直角状とした場合、例えばテラス16の左右側
縁に形成された凸縁16aに当接されるととも
に、図示はしないがテラス16側に設けた落し込
み孔に召合せ側(自由端側)の框部材4に取付け
た落し込み錠を係合して直角状に位置設定可能に
設けられている。なお、開き戸3の上框4aおよ
び下框4bには屋根体7の側面部11の内側面下
部に、また、テラス16の凸縁16aにそれぞれ
弾性的に当接する気密部材17が取付けられてい
る。
7は上記した屋根体であつて、該屋根体7はそ
の屋外側下部を閉鎖する前面窓枠体12と重ね折
り可能に設けられて、開口部Wの上部側より所定
の張出幅で水平状に張出し形成され、その屋外側
の左右端はテラス16に立設した支柱15により
支持されている。
この屋根体7はその幅寸法は開口部Wの間口幅
相当あるいは若干広い幅で屋外側への張出し幅は
壁面より開き戸3の建付幅より若干長い張出し長
さで装着されるもので、該屋根体7は例えばアル
ミニウム等を押出成形した枠部材8により、例え
ば天板部9とやや下傾状に設けられた前縁部10
と左右の側面部11とにより下方開放の略箱形状
に形成され、天板部9側および左右の側面部11
にはガラスあるいは合成樹脂板等からなる透過部
材5が嵌着されている。このように形成された屋
根体7の基部側には図示はしないが取付片が形成
されて、該取付片を介して開口部Wの上部壁面に
止着されるとともに、屋外側の左右端は支柱15
により支持されている。
12は前面窓枠体であつて、例えばアルミニウ
ム等を押出成形した枠部材13により、ほぼ開口
部W相当の略方形状の枠組体に形成され、同枠組
体にはガラスあるいは合成樹脂板等の透過部材が
嵌着され、同前面窓枠体12の上枠13a側は例
えばヒンジピン14を介して回動可能に屋根体7
の前縁部10側に枢着されて屋根体7の屋外側下
方の柱15間を閉鎖可能に設けられている。ま
た、同枠体12の上下枠13a,13bの屋外面
長手方向には同枠体12を垂直状にした時、前縁
部10の屋内面およびテラス16の凸縁16aに
弾性的に当接する気密部材17が取付けられてい
る。また、同枠体12の左右の縦枠13cには屋
内側へ突出して側面窓枠体(開き戸)3の框部材
4に凹部4cと召合せ状に当接する突縁13dが
形成されている。このように形成された前面窓枠
体12はヒンジピン14を介して屋根体7の下面
側に重ね折り状にして図示はしないが掛け止め手
段により係止することで屋根体7下面に収納状に
折畳まれる。
次に、上記のように構成された本実施例の作用
および効果について説明する。
さて、本例サンルーム1は建造物の壁体2に開
設した開口部Wに観音開き状に開き戸3を装着す
るとともに、開口部Wの上部には屋外側へ所定の
張出幅で張出す屋根体7を設け、該屋根体7の屋
外端には同屋根体7の屋外側下部を閉鎖可能に、
かつ屋根体7の下面側に重ね折り可能に前面窓枠
体12を設け、開口部Wを開放して開き戸3によ
り屋根体7の下部側面を閉鎖可能とする側面窓枠
体3としたものである。したがつて、先ず、開口
部Wの屋外側にサンルーム1を形成する場合に
は、屋根体7の下面に収納された前面窓枠体12
の掛け止めを解除して同窓枠体12を下方へ回動
して同下枠13bをテラス16の突縁16aに当
接して垂直状に立設する。しかる後、開口部Wを
開放して開き戸3を屋外側へ回動してその凹部4
cを前面窓枠体12の突縁13dに召合せ状に当
接して落し込み錠を施錠することで、開口部Wの
屋外側にサンルーム1を組立てることができる。
また、サンルーム1を分解する場合には上記とは
逆の手順で、側面窓枠体3は通常の開き戸3とし
て開口部Wへ開閉可能に納め前面窓枠体12を屋
根体7の下面へ折畳み状に納めることで分解する
ことができる。
このように、本例サンルーム1によれば、屋根
体7の下面に収納係止した前面窓枠体12の回動
操作と開き戸3の開閉操作によりサンルーム1の
組立と分解を容易に行うことができるものである
から、需要者においてサンルーム1の必要な時期
および不必要の時期に容易に対処して組立、分解
を行うことができるとともに、不必要な時期には
前面窓枠体12を屋根体の下面に収納することで
屋根付きテラスとしてその立地面積(テラス)を
有効利用することができる。
なお、サンルーム1より屋外側への出入を可能
に破線で示すように前面窓枠体12あるいは側面
窓枠体(開き戸)3に潜り戸18を設ける構成で
あつてもよい。また、開き戸3は屋外側へ観音開
きするように例示したが、これに限定するもので
はなく、屋内外に開く開き戸3であつてもよい。
また、サンルーム1を入隅部に形成する場合には
入隅壁を利用して開口部Wに片開き戸3を附設し
て屋根体7の一方の側部下方を閉鎖する構成とし
てもよい。また、開き戸3の上框4aを屋根体7
の側面部11の内側面下部に当接するように例示
したが、これに限定するものではなく、例えば側
面部11の下面側に開き戸3が入り込む構成であ
つてもよく、この場合気密部材17は開き戸3の
上框4aの上面に取付ければよい。
(考案の効果) さて、本考案は建造物の壁体に開設した開口部
に開閉可能に開き戸を装着するとともに、前記開
口部の上部には屋外側へ所定の張出幅で張出す屋
根体を設け、該屋根体の屋外端には同屋根体の屋
外側下部を閉鎖可能に、かつ屋根体の下面側に重
ね折り可能に前面窓枠体を設け、前記開口部を開
放して前記開き戸により前記屋根体の下部側面を
閉鎖可能とする側面窓枠体としたことにより、屋
根体7の下面に収納した前面窓枠体の回動操作と
開き戸3の開閉操作によりサンルーム1の組立と
分解を容易に行うことができるものであるから、
需要者においてサンルーム1の必要な時期および
不必要の時期に容易に対処して組立、分解を行う
ことができるとともに、不必要な時期には前面窓
枠体を屋根体の下面に収納することで屋根付きテ
ラスとすることができて、その立地面積(テラ
ス)を有効利用することができるので、サンルー
ムとして極めて実用性に優れた考案である。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示し、第1図はサン
ルームの斜視図、第2図はサンルームを分解した
場合の斜視図、第3図はサンルームの正面図、第
4図は同じく側面図、第5図は同じく平面図、第
6図は従来例である。 1……サンルーム、2……壁体、3……側面窓
枠体(開き戸)、7……屋根体、12……前面窓
枠体、W……開口部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 建造物の壁体に開設した開口部の上部に設けら
    れて屋外側へ所定の張出幅で張出す屋根体と、前
    記開口部の両側に回動可能に取付けられ、該開口
    部を閉鎖可能であり、かつ回動して前記屋根体の
    左右下部側面を閉鎖してサンルーム側面を構成す
    る左右1対の開き戸と、前記屋根体の屋外端に回
    動可能に取付けられサンルームの前面を閉鎖可能
    であり、かつ回動して前記屋根体の下面に収納可
    能な前面窓枠体とより構成したサンルーム。
JP10920187U 1987-07-16 1987-07-16 Expired JPH0415884Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10920187U JPH0415884Y2 (ja) 1987-07-16 1987-07-16

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JP10920187U JPH0415884Y2 (ja) 1987-07-16 1987-07-16

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Publication Number Publication Date
JPS6414858U JPS6414858U (ja) 1989-01-25
JPH0415884Y2 true JPH0415884Y2 (ja) 1992-04-09

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JP10920187U Expired JPH0415884Y2 (ja) 1987-07-16 1987-07-16

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