JPS60127644A

JPS60127644A - 偏向ヨ−ク装置

Info

Publication number: JPS60127644A
Application number: JP23411483A
Authority: JP
Inventors: Korehisa Maruta; 丸田　惟久
Original assignee: Denki Onkyo Co Ltd
Current assignee: Denki Onkyo Co Ltd
Priority date: 1983-12-12
Filing date: 1983-12-12
Publication date: 1985-07-08

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】本発明はテレビジョン受像機の陰極線管ネック部上に装
着される偏向ヨーク装置に関する。

近来、モニター等の普及に伴い、画面上で静止画像を見
る機会が増し、これにより、動画像時では特別目立たな
かった画面上での細編模様・つまり・リンギング現象が
目立つようになるもので、これは、ピックアップコイル
を介し゛て垂直・水平偏向磁界の磁束の状態を電圧とし
て測定した場合、第１図に示す如く、垂直偏向電圧波形
■、及び水平偏向電圧波形■２　にリンギング成分が現
われることからも明らかであり、このリンギング現象を
除去することが、高品位、高品質の画像を得る上で強く
望まれるものである。

従来、偏向ヨークの分野においては、第２図に示す如く
、コア１に対してトロイダルに巻回された上下一対の垂
直偏向コイル２．６のそれぞれの中点（多層に巻回され
ている場合は中間層の中点）を、抵抗４．コンデンサ５
からなるダンピング手段６を介して接続し、垂直偏向コ
イル２．３の電圧をダンピング手段６によりダンピング
（制動）することにより、画面上のリンギング現象を除
去するものが提案されている。しかしながら、この場合
、垂直偏向コイル２．５と共にコア１に沿って巻装され
る水平偏向コイル（図示せず）と垂直偏向コイル２，６
との間の分布容量が、上側に位置する垂直偏向フィル２
と下側に位置する垂直偏向フィル３とで異なり、また、
第６図（Ａ−）、　（Ｂ）に示す如く、垂直偏向コイル
２．乙の各中点に発生する誘起フライバックパルストＰ
後の電圧波形■。

■、が異なるもので、垂直偏向コイル２．乙の電圧（リ
ンギング分）をダンピング手段６により完全に打ち消す
（ダンピングする）ことができず、加えて、ダンピング
手段６を接続する点（ダンピング点）　Ｉ）、　、］）
、　が垂直偏向コイル２．３の各中間に存在し、かつ、
電圧的にダンピングを行なうため、ダンピング点り、　
、Ｄｔ　から離れるに従いダンピング効果が薄れる傾向
にあり、結果として、電圧波形にリンギング成分が残り
（第３図参照）、画面上のリンギング現象を完全に除去
することができず、特に水平周波数が高くなると目視に
てリンギング現象が測定（観測）できる、という欠点を
有する他、垂直偏向コイル２．６の中点の電位が巻数に
より大幅に上下し、この結果、ダンピング手段６が異常
に発熱して、使用困楚となる、という欠点も有するもの
であった。

本発明は上記欠点を除去することを目的とした偏向ヨー
ク装置に関し、特に、偏向コイルによって発生する磁束
自体をダンピング（制動）することにより、画面上のリ
ンギング現象を除去してなる構成を備えた偏向ヨーク装
置に関するものである。

以下、本発明偏向ヨーク装置の一実施例を図面を用いて
詳細に説明する。第４図において、１１はコアであり、
コア１１上には上下に位置して一対の垂直偏向コイル１
２．１３がトロイダルに巻回され、コア１１の内面には
ポヒン１４を介して一対の水平偏向コイル１５．１６が
くら型に巻回装着される。コア１１にトロイダルに巻回
された垂直偏向コイル１２．１３の外周には、ダンピン
グフィル１７．１Ｂ、１９．２０が巻回される。

ダンピングコイル１７．１Ｂ、１９．２０はそれぞれ１
〜ｒ１１１０ターンのコイルからなり、垂直偏向コイル
１２．１３によって発生する磁束Ｆ、。

Ｆ、に鎖交させるように、垂直偏向コイル１２゜１６の
巻回角θに対してθ／４　の位置にコア１１に対してト
ロイダル状に巻回される。そして、各ダンピングコイル
１７．１８，１９．２０の両端Ｓ、Ｆ間には抵抗、或は
抵抗とコンデンサの直列回路からなる制動素子２１が接
続されるものである。

斯かる構成の偏向ヨーク装置において、垂直偏向フィル
１２．１３によって発生する磁束ｌＩＮ　、　、　Ｆ。

は、磁束ｉ、’ｌ、ｐ、自体が磁束Ｆ　Ｉ、　Ｆ！に鎖
交させて巻回されたダンピングコイル１７．１Ｂ、１９
゜２Ｏによりダンピング（制動）がなされ、この結果、
垂直偏向コイル１２．１３全体にわたって垂直偏向電圧
（リンギング分）をダンピングした状態と等価となるも
ので、ピックアップコイルを介して磁束の状態を電圧と
して測定した場合、第５図に示す如く、垂直偏向電圧波
形■、、水平偏向電圧波形■６　にリンギング成分が殆
ど現われなくなり（第１図と比較して大幅の減少がなさ
れ）、画面上のリンギング現象は除去され、高品位、高
品質の画像を得ることができるものである。

尚、本発明偏向ヨーク装置の一実施例においては、垂直
偏向コイルによって発生する磁束に鎖交させるように、
コアに４個のダンピングコイルを垂直偏向コイルの巻回
角θに対してθ／４　の位置に巻装するものについて述
べたが・水平偏向コイルによって発生する偏向１！田に
リンギング成分が存在する場合は、水平偏向コイルによ
って発生する磁束に鎖交させるようにダンピングコイル
を設けるものであり、ダンピングフィルの設ｆｆ；戸、
ｙ：ｙ砂位置は実施例に限定されるものではない。また
、本発明の一実施例においては、乎ｉＹ］偏向コイルを
トロイダルに、水平偏向コイルをくら型に巻回するもの
について述べたが、垂直、水平偏向コイルの巻回形状に
関しても実極例に限定されることはなく、必要に応じて
適宜変更できるものである。

さらに、本発明の一実施例においては、ダンピングコイ
ルの両端間に制動素子として、抵抗（必要に応じて抵抗
に直列にコンデンサ）を接続するものについて述べたが
、リンギング成分を軽減するものであれば、抵抗、コン
デンサに限らず共振系の回路素子を接続しても良く、或
は、ダンピング量（リンギング量）に応じてダンピング
コイルの両端間を直接接続しても良いもので、斯かる構
成においても、磁束のダンピング（リンギング成分の除
去）に関しては抵抗（或は抵抗とコンデンサ）を接続し
た構成と同様になされるものであり、垂直偏向コイルの
分布容量を加減するために、ダンピングコイルの一方の
端部を接地して構成しても良いものである。

以上述べた如く、本発明の偏向ミーク装置によれば、コ
アと、コアに沿って巻装される水平・垂面偏向コイルと
を備え、水平・垂直偏向フィルの少なくとも一方の偏向
コイルによって発生する磁束に鎖交させるようにコアに
少なくとも１個のダンピングコイルを巻装したものであ
り、以下に示す効果を生じるものである。つまり、偏向
フィルによって発生ずる磁束自体をダンピングコイル、
及び必要に応じてダンピングコイルの両端間に接続され
た制動素子によりダンピングして偏向電圧のリンギング
成分を除去するもので、コイル全体にわたって偏向電圧
のリンギング分をダンピングした状態となり、回路の発
熱も殆どなく、画面上のリンギング現象も殆ど除去され
、常に高品位。

高品質の画像を得ることができるものである。また、ダ
ンピングコイルを偏向コイルの発生する磁束に鎖交させ
るようにコアに巻装して設けるもので、従来の如く、偏
向フィルの中点を設定し、中点からリードを引出したり
巻線を中断する必要がなくなり、作業効率が著しく増す
ものである。このように、本発明の偏向ヨーク装置は、
画質９発熱（消費パワー）に優れ、特に、高周波用の偏
向ヨーク装置に適用して極めて有効なものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の垂直・水平偏向磁界の磁束の状態をピッ
クアップコイルにより電圧として測定した場合の波形図
、第２図は従来のリンギング対策用偏向ヨーク装置の要
部断面正面図、第６図は第２図のり、、　Ｄ、点におけ
る電圧波形図、第４図は本発明偏向ヨーク装置の一実施
例における要部断面正面図、第５図は第４図における垂
直・水平偏向磁界の磁束の状態をピックアップコイルに
より電圧として測定した場合の波形図である。１１・・・コア、１２．１３・・・垂直偏向コイル、１
４．１５．水平偏向コイル、１７．　１８．　１９．　
２Ｏ・・・ダンピングコイル、２１・・ｆｆ１ｉｌ　動
素子特許出願人電気音響株式会社第１図　第２゜第３図第４図第５ｒＸＪ量

Claims

【特許請求の範囲】

（１）コアと、該コアに沿って巻装される水平・垂直偏
向コイルとを備え、前記水平・垂直偏向コイルの少なく
とも一方の偏向フィルによって発生する磁束に鎖交させ
るように前記コアに少なくとも１個のダンピングコイル
を巻装したことを特徴とする偏向ヨーク装置。
（２）ダンピングコイルの両端間に制動素子を接続した
ことを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の偏向ヨー
ク装置。
（３）ダンピングコイルの一端を接地したことを特徴と
する特許請求の範囲第１項記載の偏向ヨーク装置。