JPS60120879A - 早蓮草より止血活性物質を製造する方法、及び該成分を含む止血剤 - Google Patents

早蓮草より止血活性物質を製造する方法、及び該成分を含む止血剤

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JPS60120879A
JPS60120879A JP58228353A JP22835383A JPS60120879A JP S60120879 A JPS60120879 A JP S60120879A JP 58228353 A JP58228353 A JP 58228353A JP 22835383 A JP22835383 A JP 22835383A JP S60120879 A JPS60120879 A JP S60120879A
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JP
Japan
Prior art keywords
hemostatic
eclipta prostrata
water
substance
extract
Prior art date
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Pending
Application number
JP58228353A
Other languages
English (en)
Inventor
Takuo Kosuge
小菅 卓夫
Kinji Ishida
均司 石田
Yasuo Ito
伊藤 安夫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Abbott Japan Co Ltd
Original Assignee
Hokuriku Pharmaceutical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Hokuriku Pharmaceutical Co Ltd filed Critical Hokuriku Pharmaceutical Co Ltd
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  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Heterocyclic Carbon Compounds Containing A Hetero Ring Having Oxygen Or Sulfur (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、早蓮華から止血作用を有するウニゾロラクト
ン誘導体を製造する方法及び該化合物を有効成分として
含有する医薬組成物に関する0 本発明の原料である早蓮草は、オトギリソウ科オトギリ
ソウ(Hypericum erectum Thun
b、 )の全草を言い、止血及び収れん作用を有してお
り、漢方では小連髄とも呼び、寧血湯として、眼底出血
や眼科手術後の出血等をこ用いられている。
しかしながら、早蓮草に含まれる止血及び収れん作用物
質については未だ解明されておらず、わずかに早蓮草中
の微量成分として、到来ら(薬学雑誌、73(2)、2
04(1953))により、ヒペリチンが検出されてい
るにすぎない。しかも、ヒペリチンは抗うつ作用を有す
る物質であり、早蓮草の止血及び収れん作用物質ではな
い。従って本発明の目的は、早蓮草の止血活性物質を抽
出することtこより製造し、有用な医薬組成物を提供す
ることにある。
本発明の抽出方法は、早蓮草を熱時、水にて抽出し、得
られた抽出エキスを向流分配で処理し脂溶性物質を除去
し、次いで得られた分画をゲルp過カラムクロマトグラ
フィーにて分離精製することを特徴とする。
本発明の方法を更に詳しく述べれば、まず前記水抽出エ
キスを、n−ブタノール・水の溶媒系で下層移動の向流
分配を行うこと【こより、大部分の脂溶性物質を除去す
る。次いで得られた水溶性物質を、メタノールを溶出溶
媒とし、ゲルPiカラムクローマドグラフィーにて溶出
させ、薬理的に活性な分画を得ることができる。次いで
得られた活性な分画な再結晶により精製することtこよ
り、次の式(1) で示されるウニゾロラクトンを得ることができる。更に
、メタノール母液に含まれている次の式(n) で示されるデスメチルウェブロラクトンは、常法により
アセチル化して、デスメチルウェブロラクトンテトラア
セテートとして単離した後、常法により脱アセチル化す
ることにより得ることができる。
精製された薬理活性物質(1)及び(II )は、イン
ディアン・ジャーナル・オブ・ケミストリー(工ndi
an Journal of Ohemistry )
 + 4 (3) +120(1966)、8(7)、
664<1970)lジャーナル・オプ・ザ・ケミカル
・ソサエテ4 (Journal of the Ch
emical 5ociety ) +1956.62
9.ヒエミシェ、ベリヒテ(OhemischeBer
ichte )+ 91x 305 (1963)等に
既tこ開示されている公知の物質である。
しカルながら、これらの文献には、薬理活性物質である
ウニゾロラクトン誘導体(1)aび(n)が早蓮草の止
血活性成分であることは全く記載されておらず、オトギ
リソウ科(Hypericum )とは全く異なるWe
4eLia calendulacea、Kclipt
aalha (タカサブロウ科)の葉から単離されてい
るtこすぎない。
本発明者らが鋭意研究の結果、該化合物を摂取した場合
に、強力な止血作用を示すことが明らかとなり、本発明
を完成するに致った。
即ち、本発明は更に、ウニゾロラクトン誘導体(1)又
は(II)を有効成分として含有する医薬組成物に関す
るものである。即ち、該化合物は強力な止血作用を有し
、肺出血、脳出血。
鼻出血、網膜出血、紫斑病、再生不良性貧血等の治療剤
として極めて有用である。
式(1)又は(11)で示される化合物は、常法により
錠剤、散剤、カプセル剤、注射剤又は外用剤等の製剤と
することができ、経口又は非経口投与することにより臨
床に供される。投与量は治療すべき症状及び投与方法を
こより左右されるが成人tこ経口投与する場合で、通常
1回0゜5〜29である。
尚、実施例で行った止血活性試験は、下記の方法により
測定し、算出した。
〔止血活性試験方法〕
体重20gのaayJ雄性マウスに1%メチルセルロー
ス・生理食塩水溶液0.5 mlを腹腔的投与し、10
分後にマウスを固定箱に固定し、尾の中間付近の左足静
脈をメスで傷っけ出血させる。その後3o秒間隔で傷口
にp紙片を軽くあて、血液がp紙tこ付着しなくなるま
での時間を計測する。この時間を対照の出血時間とする
4時間後、同一マウスに、被検試料を1%メチルセルロ
ース・生理食塩水溶液0.5 ml tこ懸濁させた被
検試料懸濁液を腹腔的投与する。そして10分後にマウ
スを固定し、尾の中間付近の右足静脈をメスで傷っけ、
対照の場合と同様にして出血時間を計測する。同一試料
につき2回試験を行い、その平均値を用いる。
止血活性の算出法 ; ここで、被検試料投与後の出血短縮時間は(対照の出血
時間)−(被検試料投与後の出血時間)を意味する◇ 以下、本発明を実施例によって説明する。
実施例 早蓮草(広東省産)の乾燥した全草500gを粉砕し、
水51を加えて60分間加熱還流して、今後遠心分離(
2000rpm+ 15分間)にて抽出液を分取する。
水抽出残渣に水51を加えて同様の操作にて抽出を行い
、抽出液を合する。抽出液を凍結乾燥し、水抽出エキス
93゜2gを得る。この抽出エキスについて、n−ブタ
ノール・水(1:1)の溶媒系を用い、上下理容180
g/ずつによる、移行回数2回の下層移動の向流分配を
行った。各分画(r−0〜r=2)ごとに止血活性を測
定し、箔1表の−如き結果を得、最も止血活性の強いr
=2の分画3゜243gを得た。
液を、ゲルー過カラムクロマトグラフィー(セフ1デッ
クスLH−20,4,3X81.5CIA)により分画
した。溶出溶媒としてメタノールを用い、溶出液の各分
画(A1〜A6)を得た。各分画について止血活性を測
定し、最も止血活性の強い分画A5,127■を得る〇 分画&5の止血活性:45.6%(投与量5.0〜/#
) この分画(A5)をメタノールから再結晶し、融点32
7〜328°の無色板状晶としてウニゾロラクトン32
ダを得る。
高分解能質量スペクトル(’16HIO07)計算値 
314.0440 実測値 314.0443 本品は、ヒエミシェ・ベリヒテ(ahθm1sch。
Berichte) 、 96.305 (1963)
に記載されている方法に従9て合成した標品と、各種機
器データにより一致した。
メタノール再結晶母液の溶媒を留去する。得られた残渣
な、常法により無水酢酸及びピリジンを用いてアセチル
化し、融点271〜272゜の無色板状晶として、デス
メチルウニゾロラクトン1,3,8.9−テトラアセテ
ート4ダを得る。
高分解能質量スペクトル(Gg3H1aQ11 )計算
値 4S8.0561 実測値 468.0573 本品は、インディアン・ジャーナル・オブ・ケミス計り
−(Indian Journal of Chemi
stry ) 。
4.120(196S)に記載されている方法に従って
合成した標品と、各種機器データにより一致した。
デスメチルウニゾロラクトン1,5.8.9−テトラア
セテート49を、常法により濃硫酸を用いて加水分解し
、融点360°以上の緑色結晶として、デスメチルウニ
ゾロラクトン2ダを得る。
本品は、インディアン・ジャーナル・オプ・ケミス1リ
−(工naian Journal of Oheml
stry ) +4.120(19S6)に記載されて
いる方法に従って合成した標品と、各種機器データによ
り一致した。
本願発明化合物と、市販の止血剤エタンンラート及びト
ラネキサム酸との止血活性を比較し、その結果を第2表
に示す。
第 2 表

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、 早蓮草より、一般式 (式中、Rは水素原子又はメチル基を表わす。)で示さ
    れるウニゾロラクトン誘導体を、水抽出後、向流分配処
    理で分画し、次いでゲルp過カラムクロマトグラフィー
    にて分離スることにより製造する方法。 2、一般式 (式中、Rは水素原子又はメチル基を表わ′tel)で
    示されるウニゾロラクトン誘導体を有効成分として含有
    する止血剤。
JP58228353A 1983-12-05 1983-12-05 早蓮草より止血活性物質を製造する方法、及び該成分を含む止血剤 Pending JPS60120879A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010520933A (ja) * 2007-03-09 2010-06-17 ビーエーエスエフ ソシエタス・ヨーロピア クメスタン様抗酸化剤およびuv吸収剤
CN102670821A (zh) * 2011-03-17 2012-09-19 辽宁中医药大学 一种治疗过敏性紫癜的中药复方制剂及制备方法
CN111718356A (zh) * 2019-03-20 2020-09-29 山东中医药大学 一种分离制备墨旱莲单体的方法

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