JPS60120807A - 毛髪化粧料組成物 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は勝れたリンス効果とセット性を提供する毛髪
化粧料組成物に関する。

従来の毛髪化粧料組成物は、ジアルキルジメチルアンモ
ニウムクロライドやアルキルトリメチルアンモニウムク
ロライドに代表される第４級アンモニウム塩を主要付効
成分とするものが主であった。このような組成物は、毛
髪のアニオン部に吸着されて毛髪の帯電性を少なくし、
櫛通し時の毛髪のフライングを抑制して櫛通り性を改善
する作用を有する。しかし、近年の傾向として、ナチー
ラルであシながら好みのセットを演出するようになって
きており、上記の第４級アンモニウム塩を主侠有効成分
と−１る毛髪化粧料組成物によると、毛髪に柔軟性を付
与するがために、かえって毛彎の「腰」がなくなシ、猫
毛状になってしまい、その結果、その後の毛髪処理（セ
ット、ウェービング）性が悪化してしまうという不都合
が生じる。

この発明は、このような事情の下になされたものであっ
て、従来の毛髪化粧料組成物におけるセット性金向上す
るとともに毛髪の「腰」の弱さを大幅に改善し、「櫛通
シ性」、「なめらかさ」、「しっとり感」及び「帯電防
止性」の点でも優れた性能を有する毛髪化粧料組成物を
提供することを目的とする。

すなわち、この発明は下記一般式（１）で表わされるリ
ン酸エステル又は塩基性物質によるその部分中和物と、
カチオン界面活性剤とＩリシロキサンとを含む毛髪化粧
料組成物を提供する。

一般式（１） ％式％（） ） （ただし、Ｒは炭素数１ないし２２のアルキル基、ｎは
５ないし１００の整数、Ｘは１ないし３の整数、ＹはＯ
ないし２の整数を示し、かつＸ＋Ｙ＝３である） この発明の第１の必須成分は、一般式（１）で表わされ
るリン酸エステル又は有機又は無機塩基性物質によるそ
の部分中和物である。

一般式（ＩＪ ＣＲ２０ ここで、Ｒは炭素数１ないし２２のアルギル基、ｎは５
ないし１００、好ましくは５ないし６゜の整数、Ｘは１
．２又は３、Ｙは０．１又は２を示し、かつＸ十Ｙ＝３
である。また、このリン酸エステルの部分中和に用いら
れる塩基性物質の好ましい例として、モノエタノールア
ミン、ジェタノールアミン、トリエタノールアミン、水
酸化ナトリウム、水酸化カリウム、アンモニア、塩基性
アミノ酸等の有機・無機の塩基を挙げることができる。

上記リン酸エステル又はその部分中和物の配合量は、毛
髪化粧料組成物全量に対し０．１ないし１０重量％が好
ましい。０．１　ｌｉ鼠饅未満であるとこの発明の効果
はｌ’ｔとんど得られず、１０重量％を超えると仕」＝
シがべたつくので好ましくない。

仁の発明の第２の必須成分はカチオン界面活性剤である
。好ましいカチオン界面活性剤の例として下記一般式（
ＩＩ）で表わされる８ｇ４級アンモニツム塩とアミノ酸
系カチオン界面活性剤を挙げることができる。

一般式（ｎ） ただし、式中、Ｒ１は炭素数１０ないし２４のアルキル
基、炭素数１０ないし２４のヒドロキシアルギル基、又
はＲ５（ＯＣＨ２ＣＨ２）１−１０　（ただし、Ｒ５は
炭素数１０ないし２４のアルギル基又は炭素数１０ない
し２４のヒドロキシアルキル基）、Ｒ２は炭素ｅｌｏな
いし２４のアルキル基、炭素数１０ないし２４のヒドロ
キシアルギル基、又はＲ５（ＯＣＨ２ＣＨ２）１〜１ｏ
（ただ□しＲ５は上記のものと同じ）、炭素数１ないし
３のアルキル基、モＣＨＣＨ２０＋、〜５Ｈ（ただしＲ
６は水素又はメチル基）、６ ベンジル基、又はシンナミル基、　Ｒ５及ヒＲ４１ｄ互
いに独立に炭素数１ないし３のアルギル基、＋ＣＨＣＨ
２０＋１〜５Ｈ（ただし、Ｒ６は」二６己のものと同６ じ）、ベンジル基、又Ｑ、［シンナミル基、Ｘｌはハロ
ダン原子又は炭素数１若しくは２のアルキル硫酸基を示
す。一般式（ｎ）で表わされる代表的な第４級アンモニ
ウム塩としで、ステアリルト→′メチルアンモニウムク
ロライド及ヒノステアリルジメチルアンモニウムクロラ
イドヲ挙ケることができる。

アミノ酸系カチオン界面活性剤の代表例として、モノＮ
−長鎖アシル塩基性アミノ酸低級アルキルエステル塩を
挙げることができる。

モノＮ−長鎖塩基性アミノ酸低級アルギルエステル塩の
塩基性アミノ酸成分は、オルニチン、リジン、アルギニ
ン等の天然のものの他、α、ｒ−ジアミノ酪酸のような
合成アミノ酸も同様に用いることができ、これらは光学
活性体又はラセミ体のいずれであってもよい。

モノＮ−長鎖アシル塩基性アミノ酸低級アルキルエステ
ル塩のアシル基は、炭素数８ないし２２の飽和又は不飽
和の天然又は合成脂肪酸残基であり、例えばラウロイル
基、ミリストイル基、ステアロイル基などの単一脂肪酸
残基の他ヤシ油脂肪酸残基、牛脂脂肪酸残基などの天然
系の混合脂肪酸残基であってもよい。

モノＮ−長鎖アシル塩基性アミノ酸低級アルキルエステ
ル塩の低級アルキルエステル成分トシテハ、メチルエス
テル、エチルエステル、フロピロエステル、ブチルエス
テル、ペンチルエステル、ヘキシルエステル、ヘキシル
エステル、オクチルエステルが適当である。

また、モノＮ−長鎖アシル塩基性アミノ酸エステルの塩
としては、例えば塩酸塩、硫酸塩のような無機酸塩、購
償例えば酢酸塩、酒石酸塩、クエンＷＲ塩、ｐ−１ルエ
ンスルホン酸塩、脂肪酸塩、酸性アミノ酸塩、ぎログル
タミン酸塩、ｅロリドンカル？ン酸塩のような有機酸塩
が用いられ、これらの中でも酸性アミノ酸塩、塩酸塩及
びＬ又はＤＬ−ピロリドンカルがン酸塩が好ましい。

カチオン界面活性剤の配合量は、この発明の毛髪化粧料
組成物全量に対し、０１ないし５重量、チが好ましい。

０．１重量％未満では、この発明の効果がほとんど得ら
れず、５重量％を超えると、本発明の目的である毛髪ｖ
ｃ　Ｗｃｗ与えるという点が劣ってくる。

この発明の組成物の第３の必須成分であるポリシロキサ
ンは、２５℃における粘度が１ない１．１０００センチ
ストークス、好ましくは５ないし５００センチストーク
スの範囲のものである。

好ましいシリコーンは、下記（イ）ないし財のものを包
含する。

（ロ）一般式 ％式％） （ただし、ａは３ないし３５０の整数を示す）で表わさ
れ、２５℃において１ないし１０００センチストークス
の粘度を有するメチルポリシロキサン。

（ロ）一般式 （ただし、ａ、ｂ、ｃはその合計が１ないし２５０の整
数を示す） で表わされ、２５℃において１０ないし１０００センチ
ストークスの粘度を有するメチルフェニルポリシロキサ
ン。

（−）一般式 （ただし、ａ、ｂ、ｃはその合計が１ないし２００の整
数、ｘＩ　ｒ　”Ｑ　＃　”ａは互いに独立に０ないし
５の整数、Ｆｔ＋ＦｇｔＦｇは互いに独立に１ないし５
０の整数、Ｍｌ、Ｍｌ、Ｍｌは互いに独立に水素、メチ
ル基若しくはエチル基、町１ｍ２゜ｍ３　は互いに独立
に工ないし４の整数を示す）で表わされ、２５℃におい
て１０ないし１０００センチストークスの粘度を有する
ポリオキシアルキレン変性＝ｔ＝リシロキザン。

ｙｔ２　Ｕシロキサンの配合量は、毛髪化粧料組成物全
ｌ°に対し、０．１ないし１０重重量％好ましい。０．
１重量％未満ではこの発明の効果が十分に得られず、１
０重ｆｔ％を超えると、毛髪が油ぎった仕上り感となり
好ましくない。

ポリシロキサンは、毛髪の臨界表面張１ノに極めて近い
か又はそれ以下の表面張力を有するため、毛髪表面に均
一に拡張し、べたついたり重くならない仕上シは勿論の
こと、なめらかで光沢のある仕上シ効果を顕著に示す。

本発明の毛髪化粧料組成物は上述した必須成分の他に下
記の任意成分が本発明の効果に影響のない範囲で配合さ
れてもよい。即ち、任意成分としては流動ノやラフイン
、ワ七リン、固１ｔ／＃ラフイン、スクワラン及びオレ
フィンオリゴマー等の炭化水素；イソプロピルミリステ
ート。

イソプロピルミリステート、ステアリルステアレート、
ミリスチン酸オクチルドデシル、オレイン酸オクチルド
デシル及び２−エチルヘキサン酸トリグリセライド等の
エステル：ポリオキシエチレンセチルエーテル、＆リオ
キシエチレンステアリン酸エステル及びポリオキシエチ
レンソルピクンモノラウレート等の乳化剤；Ｎ−（２−
ヒドロキシエチル）−Ｎ−（ビス（２−カルボキシエチ
ル）アミノエチルクラウリルアマイドジナトリウム塩、
２−ココイル−Ｎ−カル＆（ジノチル−Ｎ−ヒドロキシ
エチルイミダゾリ９ムベタイン等の両性界面活性剤；高
級アルコールサルフェート、アルコールエーテルサルフ
ェート、α−オレフィンスルホネート”？＞のアニオン
界面活性剤；ラウリルアルコール、セチルアルコール、
ステアリルアルコール。

ベヘニルアルコール等の高級アルコール；ツクルミチン
酸、ステアリン酸、ベヘニン酸等の高級脂肪Ｗ；エチレ
ングリコール、プロピレングリコール、１，３−ブチレ
ングリコール、グリセリン及びソルビトール等の保湿剤
；及びエタノール溶剤、防腐剤、ｐＨ調整剤、養毛料、
紫外線吸収剤、酸化防止剤、安定化剤、香料等の小量成
分である。

本発明の毛髪化粧料は、ヘアーリンス剤、ヘアコンディ
ショナー、ヘアローション等の各柚用途に利用すること
が出来る。

次に本発明の実施例と比較例を示し、本発明の効果をよ
シ具体的に説明する。なお、各側の説明に先立って、試
験法について説明する。

セット性 長さ２０ｃ／ｒＬ１重さ１．５１の毛束に試料を１．５
２塗布し、ロット（φ二２ｃＩＩＬ）に巻きつけ５０℃
にて３０分間熱風乾燥した。このようにしてカールした
毛束をロフトからはずし、温度３０℃、８５４　ＲＨの
観察箱内に入れて吊るし、カールの伸びる状態を観察し
た。観察箱に入れた山稜の毛束の長さをカール保持力１
００％、カールしていない元の毛束の長さく２０ｃＩＩ
Ｌ）をカール保持力０％として算出した。

判定は、観察箱に入れて２時間後に行ない、カール保持
率　５０％以上のものを０ ４０〜５０％のものを０ ３０〜４０％のものをへ ２０％以下のものを×とした。

櫛通り性 ポリエチレン製の櫛に毛束（７ｆ１１８ｃＩＩＬ）を通
した後、一定速度（４０ｍ／分）で櫛を下げる。その時
毛束の櫛Ｋかかる最大荷重（抵抗値）ラテンシロンメー
ターの記録針から読みとる。同一毛束についてのリンス
処理前とリンス処理後の最大荷重の減少率をもって櫛通
シ性とした。なお、測定条件は２５℃、６５チＲＩ（で
ある。

ＣＢニリンス処理前の最大荷重（め （：’Ｔ：＋７ンス処理後の最大荷重（め櫛通り性の評
の評価は、次の基準による。

５０チ以上：◎良い ４０〜５０チ二〇やや良い ３０〜４０％：△普通 ２０〜３０チ：×やや劣る ２０チ以下；××劣る 静摩擦係数 摩擦係数測定器（ｆｒｉｃ目ｏｎ　ｃｏｅｆｆｉｃｉｅ
ｎｔｍｅｔｅｒ　）のプーリーに、両端に４０ｆの荷重
がかけられた毛髪１本をかけ、プーリーを２　ｒｐｍの
回転速度で回転させたときの摩擦係数を測定し、これを
静摩擦係数とした。静摩擦係数の評価は次の基準による
。

Ａ：静摩擦係数０．１２未満 Ｂ：静摩擦係数０６１２〜０．１４未満Ｃ：　／／　０
，１４以上 帯電防止性 毛束（８，５ｆ、２０＝、Ｘ）　ｆポリエステル製の櫛
を用いて２０秒ｎ１］で１０回櫛通しした後、ファラデ
ーはックスに入れ、櫛通しによシ毛束に生じた電気量全
電位計により測定する。帯電防止性は、同・−毛束ｆ：
０．５１の試料によりリンス処理する前と処理した後の
毛束の電気量の減少率とした。

Ｑｎ　：　’）ンス処理前の電気量（クーロン）Ｑ、：
リンス処理後の電気量（クーロン）帯電防止性の評価は
、次の基準による。

９０チ以上：◎良い ７０〜９０チ二〇やや良い ５０〜７０チ：△普通 ３０〜５０チ：×やや劣る ３０チ以下：××劣る なお、各実験例において配合量は重量％で示される。

※−１ （Ｒ＝工ｆルｇ、ｐｏ二３０モル、モーエステル／ジエ
ステル＝５０１５０） ※−２ 表−１よシ明らかなように、比較例−１〜６の組成物は
、本発明の必須成分のうち１つ又は２つしか含有してい
ないため、本発明の目的を達成できない。

実施例２ 下記表−２に示すヘア・トリートメント組成物を調製し
、その性能′ｋＦＦ価した。

表−２ ※−３ （Ｒ＝ニブチル　ＰＯ二１５モルモノエステル／ゾエス
テル＝７０／３０） ※−４ 上記ヘア・トリートメントは優れた性能を示した。

実施例３ 下記表−３に示すヘア・ロークヨン組成物を調製し、そ
の性能を評価した。

表−３ ※−５ （ＲＯ（ＣＨ２ＣＨＯ）ｎ）ＸＰ（Ｏｌ（）。

１１ ＣＨ５０ （Ｒニブチル基ＰＯ二２５モル、モノエステル／ジエス
テル＝６５７３５） 実施例４ 下記表−４に示すヘア・ブラッシング剤組成物を調製し
、その性能を評価した。

表−４ ※−″６ （Ｒ＝エチル、ＰＯ＝１０モル、モノエステル／ジエス
テル＝３０／７０） ※−７ 上記ヘアブラッシング剤は優れた性能を示した。

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. （１）　下記一般式（１）で表わされるリン酸エステル
   又は有機又は無機塩基性物質によるその部分中和物と、
   カチオン界面活性剤とポリシロキサンとを含む毛髪化粧
   料組成物。 一般式〔１〕 （ただし、Ｒは炭素数１ないし２２のアルギル基、ｎは
   ５ないし１００の整数、Ｘは１ないし３の整数、Ｙは０
   ないし２の整数を示し、かつＸ十Ｙ：３である）
2. （２）　前記カチオン界面活性剤は第４級アンモニウム
   塩又はアミノ酸系カチオン界面活性剤である特許請求の
   範囲第１項記載の組成物。
3. （３）　前記ポリシロキサンは、一般式％式％） （ただし、ａは３ないし３５０の整数を示す）で表わさ
   れ、２５℃において１ないし１０００士ンチストークス
   の粘度を有するメチルｉｆリシロキサン、 一般式 （ただし、ａ、ｂ、ｃはその金言１が１ないし２５０の
   整数を示す） で表わされ、２５℃において１０ないしｔｏｏ。 センチストークスの粘度を有するメチルフェニルチリシ
   ロキサン、又は 一般式 （ただし、ａ、ｂ、ｃ９よその合計が１ないし２００の
   整数、Ｘｌ　ｒ　”２　ａ　ｘ３は互いに独立にＯない
   し５の整数、ＹｒｅＹＲｍＹｓは互いに独立に１ないし
   ５０の整数、Ｍｌ、Ｍ、、Ｍ、は互いに独立に水素、メ
   チル基若しくはエチル基、ｍｌ　ｓ　ｍｌ　ａ町　は互
   いに独立に１ないし４の整数を示す）で表わされ、２５
   ℃において１０ないし１０００センチストークスの粘度
   を有するポリオキシアルギレン袈性ポリシロキサンであ
   る特許請求の範囲第１項記載の組成物。
4. （４）　前＝ａミリンエステル、カチオン界面活性剤１
   ．Ｉ？ＩＪシロキサンの配合量がそれぞれ０．１ないし
   １０重量％、０．１ないし５重量％、０．１ないし１０
   ｔｆＪ：：％である特許請求の範囲第１項ないし第３項
   のいずれかに記載の組成物。