JP2814703B2 - 毛髪化粧料 - Google Patents

毛髪化粧料

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は損傷した毛髪に対して優れたエアコンディシ
ョニング性(仕上り時のくし通り性、なめらかさ、しっ
とり感及び毛髪柔軟性)を付与する毛髪化粧料に関す
る。
〔従来の技術及び発明が解決しようとする課題〕 毛髪を傷める原因として、ブラッシングや毛髪間の摩
擦等の機械的原因、パーマネントウェーブ液、ヘアダイ
及びヘアブリーチ等の化学薬品による要因、及び日光や
熱等の物理化学的要因などが挙げられる。
機械的要因による毛髪の損傷は、近年の種々の毛髪化
粧料の技術開発に伴なって既に解決されている。しか
し、化学薬品や物理化学的要因による損傷毛に優れたヘ
アコンディショニング性を付与することは、未だ十分に
は解決されておらず、従ってこの点の解決が望まれる。
本発明は、上記事情に鑑みなされたもので、損傷した
毛髪に対し優れたヘアコンディショニング性を付与する
毛髪化粧料を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段及び作用〕
本発明者らは、上記目的を達成するため鋭意検討を行
なった結果、下記一般式(1) (但し、式中R1は炭素数1〜22の分岐状又は直鎖状のア
ルキル基又はアルケニル基であり、Aは炭素数1〜10の
分岐状又は直鎖状のアルキレン基又はアルケニレン基で
あり、mは0又は1である。また、nは1〜5の整数で
ある。) で示される分子内にアミド基を持つグアニジン誘導体及
びそれらの塩から選ばれる1種又は2種以上と、下記一
般式(2) R2−OH (2) (但し、式中R2は炭素数14〜22の分岐状又は直鎖状のア
ルキル基又はアルケニル基である。) で示される高級アルコールから選ばれる1種又は2種以
上とを併用することにより、仕上り時のくし通り性、な
めらかさ、しっとり感、毛髪柔軟性に優れ、コンディシ
ョニング性の向上した毛髪化粧料が得られることを知見
した。
即ち、本出願人は、先に有効成分の毛髪への吸着性が
高く、毛髪に優れた柔軟性や保湿性を付与した毛髪化粧
料として、上記一般式(1)の化合物を有効成分とした
毛髪化粧料を提案した(特願昭63−320075号)が、本発
明者らは更に検討を進めた結果、上記一般式(1)の化
合物に上記一般式(2)の高級アルコールを組み合せる
ことにより、毛髪化粧料がくし通り性、なめらかさ、し
っとり感、毛髪柔軟性付与効果を兼備し、上述した目的
が効果的に達成されることを見い出し、本発明をなすに
至ったものである。
以下、本発明について更に詳述する。
本発明の毛髪化粧料は、第1必須成分として下記一般
式(1) で示される分子内にアミド基を持つグアニジン誘導体や
それらの塩を有効成分として含有する。
ここで、(1)式中の置換基R1は、炭素数1〜22、好
ましくは11〜19の分岐状又は直鎖状のアルキル基又はア
ルケニル基であり、例えばC11H23−,C12H25−,C13H
27−,C14H29−,C15H31−,C16H33−,C17H35−,(C
8H172CH−,4−C2H5C15H30−などの基が好適である。
また、置換基Aは、炭素数1〜10、好ましくは2〜6
の分岐状又は直鎖状のアルキレン基又はアルケニレン基
であり、例えばメチレン基、エチレン基、プロピレン
基、ブチレン基、ペンチレン基、ヘキシレン基、イソプ
ロピレン基、2−ペンテニル基、2−エチルブチレン基
などが挙げられ、mは1又は0である。
なお、nは1〜5の整数である。
更に、(1)式のグアニジン誘導体は、通常、塩の形
で配合され、具体的には塩酸塩等の無機酸塩、グリコー
ル酸塩、酢酸塩、クエン酸塩、酸性アミノ酸塩等の有機
酸塩などとして用いることができるが、水への溶解性等
の点から無機酸塩とする場合は塩酸塩、有機酸塩とする
場合はグリコール酸塩が望ましい。
この場合、(1)式のグアニジン誘導体及びその塩
は、1種を単独で配合しても、2種以上を併用してもよ
く、また、その配合量は別に制限されないが、全体の0.
1〜8%(重量%、以下同様)、特に0.7〜5%とするこ
とが好ましい。配合量が0.1%未満では柔軟性付与効果
が十分でない場合があり、8%を越えると経済的に不利
であるばかりでなく、むしろべたついて重い仕上りにな
る場合がある。
本発明の毛髪化粧料の第2の必須成分は高級アルコー
ルであり、これは下記一般式(2) R2−OH …(2) で示される。
ここで、(2)式中の置換基R2は、炭素数14〜22の分
岐状又は直鎖状のアルキル基又はアルケニル基であり、
具体例として、セチルアルコール、ステアリルアルコー
ル、ミリスチルアルコール、ヘプタデカノール、ベヘニ
ルアルコール等の飽和一価アルコール、及び脂肪酸アル
コールが挙げられる。これらはその1種を単独で用いて
も2種以上を併用してもかまわないが、セチルアルコー
ルとステアリルアルコールとを重量比3:7〜7:3、特に2:
3〜3:2の配合割合で使用することが好ましい。
上記高級アルコールの配合量は、組成物全体の0.2〜1
0%、特に2〜8%となるようにすることが好ましく、
この配合量範囲とすることにより本発明の目的を確実に
達成することができる。これに対し、上記成分の合計配
合量が0.2%より少ない場合は本発明の効果が十分発揮
されない場合があり、また10%より多いとべたつきが生
じ、重い仕上り感となり易い。
本発明の毛髪化粧料中には、上記成分に加え、他の任
意成分を本発明の効果に影響のない範囲で配合すること
が可能である。そのような任意成分として以下の物質が
ある。
流動パラフィン、ワセリン、固形パラフィン、スクワ
ラン及びオレフィンオリゴマー等の炭化水素、イソプロ
ピルミリスチレート、イソプロピルパルミテート、ステ
アリルステアレート、ミリスチル酸オクチルドデシル、
オレイン酸オクチルドデシル及び2−エチルヘキサン酸
トリグリセライド等のエステル;ジメチルポリシロキサ
ン、メチルフェニルポリシロキサン等の疎水性ポリシロ
キサン;グリシン、プロリン、l−アスパラギン酸ナト
リウム、2−ピロリドン−5−カルボン酸ナトリウム等
のアミノ酸;グリセリンモノステアレート、ソルビタン
モノパルミテート、ポリオキシエチレンセチルエーテ
ル、ポリオキシエチレンステアリン酸エステル及びポリ
オキシエチレンソルビタンモノラウレート等の乳化剤;
水酸化アルカリ、トリエタノールアミン、クエン酸、ク
エン酸ナトリウム、リン酸、塩酸等のpH調整剤;メチル
セルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシ
プロピルセルロース及びカチオン化セルロース等のセル
ロース誘導体;天然高分子類等の増粘剤;エチレングリ
コール、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコ
ール、グリセリン及びソルビトール等の保湿剤;及びそ
の他の溶剤、殺菌剤、香料等の小量成分である。
本発明の毛髪化粧料は、ヘアーリンス剤、スプレー型
又はデイスペンサー型のヘアコンディショナー、ヘアー
トリートメント、ヘアーローション等として調製するこ
とができ、また形態としては、溶液状、均一分散状、不
均一分散状、乳化状等のいずれの剤型にも調製し得る。
〔発明の効果〕
本発明の毛髪化粧料は、上記第1,2成分の併用によ
り、毛髪に対し優れた仕上り時のくし通り性、なめらか
さ、しっとり感、毛髪柔軟性を付与し得るものである。
〔実施例〕 次に、本発明の実施例と比較例を示し、本発明の効果
をより具体的に説明する。なお、各例の説明に先立っ
て、各例で採用したヘアコンディショニング性の試験法
について説明する。
この場合、ヘアコンディショニング性は、くし通り
性、なめらかさ、しっとり感及び毛髪柔軟性の4項目に
ついて評価した。
また、被処理物としての損傷毛は以下の3つのものを
使用とた。
(1) ブリーチ処理毛 6%過酸化水素水にアンモニア水を加えてpH10.2に調
整して得たブリーチ液に毛束を30分間浸漬(ブリーチ液
と毛束の浴比=30倍)してブリーチ処理したのち、流水
でよくすすいだもの (2) アルカリ損傷毛 1%水酸化ナトリウム液に毛束を30分間浸漬したの
ち、流水でよくすすいだもの (3) 熱損傷毛 毛束を80℃で5時間減圧乾燥したもの 試 験 法 損傷処理された毛束(5g,20cm)をシャンプーしたの
ち、試料0.5gを直接塗布し、手で均一に伸ばし、次いで
25℃,65%RHの雰囲気で乾燥させ、一昼夜放置後の毛髪
のくし通り性、なめらかさ、しっとり感及び毛髪柔軟性
について官能評価した。評価基準は、上記損傷処理毛を
シャンプー処理したものを基準とする4段階評価であ
る。
◎ : 非常に優れる。
○ : やや良い △ : 同等 × : 悪い <実施例1〜5,比較例1〜5> 表−1に示す毛髪化粧料を調製し、その性能を評価し
た。結果を同表に示す 表−1から明らかな通り、比較例1〜4のようにグア
ニジン誘導体塩又は4級アンモニウム塩を単独で使用す
るだけでなく、くし通り性、なめらかさ、しっとり感、
毛髪柔軟性のいずれも不充分である。また、比較例5の
ように4級アンモニウム塩と高級アルコールとの組み合
わせは、くし通り、なめらかさなどである程度効果はあ
るものの、他の性能は劣る。これに対し、グアニジン誘
導体と高級アルコールとを併用した場合は、その評価項
目のいずれに対しても優れた性能を示すことが認められ
る。
<実施例6〜10> 表−2に示す組成を有する4種の毛髪化粧料を調製
し、それらの熱損傷毛に対する性能について試験した。
その結果を同表に示す。
<実施例11> 下記の表−3に示す配合組成のヘアーリンス組成物を
製造し、3種類の損傷毛(ブリーチ処理毛、アルカリ処
理毛、熱損傷毛)に対する性能を試験した。性能評価
は、40℃のヘアーリンス組成物の20%希釈液200に毛束
(8.5g、20cm)を5秒間浸漬し、40℃の温水200で30秒
間ずつ2回すすいで乾燥した後のものについて行なっ
た。
表−3から明らかなように、本発明のヘアーリンス組
成物は、損傷毛に対し優れたくし通り性、なめらかさ、
しっとり感及び毛髪柔軟性効果を有することがわかる。
<実施例12> 下記の表−4に示す配合組成のヘアーリンス組成物を
製造し、実施例11と同様の3種類の損傷毛に対する性能
を試験した。結果を同表に示す。
本発明のヘアークリーム組成物は、ブリーチ処理毛、
アルカリ処理毛及び熱処理毛に対し、優れたくし通り
性、なめらかさ、しっとり感及び毛髪柔軟性を付与する
効果を有していた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A61K 7/06 - 7/155 CA(STN) REG(STN)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記一般式(1) (但し、式中R1は炭素数1〜22の分岐状又は直鎖状のア
    ルキル基又はアルケニル基であり、Aは炭素数1〜10の
    分岐状又は直鎖状のアルキレン基又はアルケニレン基で
    あり、mは0又は1である。また、nは1〜5の整数で
    ある。) で示される分子内にアミド基を持つグアニジン誘導体及
    びそれらの塩から選ばれる1種又は2種以上と、下記一
    般式(2) R2−OH …(2) (但し、式中R2は炭素数14〜22の分岐状又は直鎖状のア
    ルキル基又はアルケニル基である。) で示される高級アルコールから選ばれる1種又は2種以
    上とを併用してなることを特徴とする毛髪化粧料。
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