JPS60120738A - 塩化ビニル系共重合体組成物 - Google Patents
塩化ビニル系共重合体組成物Info
- Publication number
- JPS60120738A JPS60120738A JP22701883A JP22701883A JPS60120738A JP S60120738 A JPS60120738 A JP S60120738A JP 22701883 A JP22701883 A JP 22701883A JP 22701883 A JP22701883 A JP 22701883A JP S60120738 A JPS60120738 A JP S60120738A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vinyl chloride
- copolymer
- plasticizer
- ester compound
- polymerization
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、塩化ビニル系共重合体組成物、さらに詳しく
は、塩化ビニルと、特定のアクリル酸エステル系化合物
よりなる塩化ビニル系共重合体と可塑剤を主成分とする
柔軟で、加工性耐油性、耐揮発性に優れる塩化ビニル系
共重合体組成物に関する。
は、塩化ビニルと、特定のアクリル酸エステル系化合物
よりなる塩化ビニル系共重合体と可塑剤を主成分とする
柔軟で、加工性耐油性、耐揮発性に優れる塩化ビニル系
共重合体組成物に関する。
従来より、塩化ビニル樹脂は、硬質用途ばかりでなく、
可塑剤を配合することによつ℃柔軟な、いわゆる軟質用
途、たとえば、レス−、フィルム、ホース、ガスケット
、パツキン、電線被覆、靴底などに広く利用されている
。しかし、これらの柔軟な塩化ビニル樹脂組成物は、ジ
ー2−エチルへキシルフタレート(以下、DOPと称す
)などのフタル酸エステルや、アジピン酸エステル、ト
リメリット酸エステル、りん酸エステルなどの分子量が
約300〜1000の低分子量可塑剤を配合して可塑化
するために耐油性、耐揮発性、非移行性が劣る欠点があ
った。
可塑剤を配合することによつ℃柔軟な、いわゆる軟質用
途、たとえば、レス−、フィルム、ホース、ガスケット
、パツキン、電線被覆、靴底などに広く利用されている
。しかし、これらの柔軟な塩化ビニル樹脂組成物は、ジ
ー2−エチルへキシルフタレート(以下、DOPと称す
)などのフタル酸エステルや、アジピン酸エステル、ト
リメリット酸エステル、りん酸エステルなどの分子量が
約300〜1000の低分子量可塑剤を配合して可塑化
するために耐油性、耐揮発性、非移行性が劣る欠点があ
った。
このため、ポリエステル系可塑剤のような分子量が10
00〜50DO程度の高分子系可塑剤や、エチレン−酢
酸ビニル共重合体、エチレン−アクリル酸エステル共重
合体、塩素化ポリオレフィン、アクリロニトリル−シタ
ジエン共重合体などの高分子量体を配合して、柔軟で、
耐油性や耐揮発性を改良する方法が知られている。また
、同様の高分子量体に、塩化ビニルをグラフト共重合さ
せる方法も数多く知られ、最近では、塩化ビニルに可溶
な熱可塑性4でリウレタンエラストマーニ塩化ビニルを
グラフト共重合して、透明性に優れる柔軟な樹脂を製造
する方法が、特開昭58−37019号公報等で提案さ
れている。
00〜50DO程度の高分子系可塑剤や、エチレン−酢
酸ビニル共重合体、エチレン−アクリル酸エステル共重
合体、塩素化ポリオレフィン、アクリロニトリル−シタ
ジエン共重合体などの高分子量体を配合して、柔軟で、
耐油性や耐揮発性を改良する方法が知られている。また
、同様の高分子量体に、塩化ビニルをグラフト共重合さ
せる方法も数多く知られ、最近では、塩化ビニルに可溶
な熱可塑性4でリウレタンエラストマーニ塩化ビニルを
グラフト共重合して、透明性に優れる柔軟な樹脂を製造
する方法が、特開昭58−37019号公報等で提案さ
れている。
しかし、ポリエステル系可塑剤のような高分子量可塑剤
を配合する場合は、本質的にはDOPなどを配合する場
合と同様の外部可塑化であるために、配合組成物からの
揮発性や、他の材料への移行性、耐油抽出性には限界が
あり、改良をめられていた。ブた、エチレン−酢酸ビニ
ル共重合体などの柔軟な高分子量体を、配合して可塑化
する場合は、塩化ビニル樹脂の方が溶融粘度が高いため
に、塩化ビニル樹脂の未溶融成分がフィッシュアイとな
り、製品の外観を損ねたり、強度低下の原因となったり
する欠点があった。またエチレン−酢酸ビニル共重合体
や、熱可塑性ポリウレタンエラストマーに塩化ビニルを
グラフト共重合した場合は、配合した場合に比べて、組
成が均一に、しかも分散しているために、フィッシュア
イも少な(さらに透明性が改良されるが、得られろグラ
フト共重合体粒子がグラスポール状に近くなるため、さ
らに可塑剤を添加して柔軟にしたいときは、配合物が湿
潤したままで、いわゆるドライプレンP性が劣るという
加工性上の欠点を有していた。
を配合する場合は、本質的にはDOPなどを配合する場
合と同様の外部可塑化であるために、配合組成物からの
揮発性や、他の材料への移行性、耐油抽出性には限界が
あり、改良をめられていた。ブた、エチレン−酢酸ビニ
ル共重合体などの柔軟な高分子量体を、配合して可塑化
する場合は、塩化ビニル樹脂の方が溶融粘度が高いため
に、塩化ビニル樹脂の未溶融成分がフィッシュアイとな
り、製品の外観を損ねたり、強度低下の原因となったり
する欠点があった。またエチレン−酢酸ビニル共重合体
や、熱可塑性ポリウレタンエラストマーに塩化ビニルを
グラフト共重合した場合は、配合した場合に比べて、組
成が均一に、しかも分散しているために、フィッシュア
イも少な(さらに透明性が改良されるが、得られろグラ
フト共重合体粒子がグラスポール状に近くなるため、さ
らに可塑剤を添加して柔軟にしたいときは、配合物が湿
潤したままで、いわゆるドライプレンP性が劣るという
加工性上の欠点を有していた。
公兇
これら諸々の欠点を解消するために、年意検討した結果
、塩化ビニルと、特定のアクリル酸エステル系化合物よ
りなる塩化ビニル系共重合体と可塑剤を主成分とする組
成物が、柔軟で、加工性、耐油性、耐揮発性に優れるこ
とを見出し本発明に到達した。
、塩化ビニルと、特定のアクリル酸エステル系化合物よ
りなる塩化ビニル系共重合体と可塑剤を主成分とする組
成物が、柔軟で、加工性、耐油性、耐揮発性に優れるこ
とを見出し本発明に到達した。
すなわち本発明は、塩化ビニル55〜98重量気と、下
記一般式のアクリル酸エステル系化合物45〜2重景気
よりなる塩化ビニル系共重合体と可塑剤を主成分とする
柔軟で、加工性、耐油性、耐揮発性に優れる新規な塩化
ビニル系共重合体組成物を提供することを特徴とする。
記一般式のアクリル酸エステル系化合物45〜2重景気
よりなる塩化ビニル系共重合体と可塑剤を主成分とする
柔軟で、加工性、耐油性、耐揮発性に優れる新規な塩化
ビニル系共重合体組成物を提供することを特徴とする。
(Rは、−H、または−CH,を、nは1〜6の整数を
表す) 以下、本発明を、さらに詳しく説明する。
表す) 以下、本発明を、さらに詳しく説明する。
本発明を構成する塩化ビニル系共重合体は、通常のラジ
カル懸濁重合法、にょって製造できる。
カル懸濁重合法、にょって製造できる。
重合開始剤としては、有機過酸化物や、ア・を系化合物
のような通常の懸濁重合で用いられるラジカル開始剤を
用いることができる。
のような通常の懸濁重合で用いられるラジカル開始剤を
用いることができる。
懸濁安定剤としては、部分ケン化ポリビニルアルコール
、アルキルセルロースなト、通常ノ塩化ビニル樹脂の懸
濁重合に使用される物質であれば区い。
、アルキルセルロースなト、通常ノ塩化ビニル樹脂の懸
濁重合に使用される物質であれば区い。
本発明で重要となるアクリル酸エステル系化合物は、具
体的には、ダイセル化学工業■製のPコaccel F
M−2(R= −CH3、n −2) 、Placce
lFM −5(R=−CH3、n=5 )、Placc
el FA −2(””’−”s ””’2 )などが
適切である。
体的には、ダイセル化学工業■製のPコaccel F
M−2(R= −CH3、n −2) 、Placce
lFM −5(R=−CH3、n=5 )、Placc
el FA −2(””’−”s ””’2 )などが
適切である。
さらに、共重合体の分子量を調節する必要のある場合は
、例えばn−ペンタン、D−ヘキサンなどの飽和炭化水
素、トリクロロエチレン、パークロロエチレンなどの塩
素含有系炭化水素、アセトアルデヒド、プロピオンアル
デヒドなどのアルデヒド、あるいはチオグリコール酸の
アルコールエステルなどが使用される。
、例えばn−ペンタン、D−ヘキサンなどの飽和炭化水
素、トリクロロエチレン、パークロロエチレンなどの塩
素含有系炭化水素、アセトアルデヒド、プロピオンアル
デヒドなどのアルデヒド、あるいはチオグリコール酸の
アルコールエステルなどが使用される。
重合温度は、任意で良いが、通常は25〜70℃位がく
ましい。反応器中に、純水、懸濁安定剤、特定のアクリ
ル酸エステル系化合物および、重合開始剤を添加し、脱
気後、塩化ビニルを仕込み、重合させれば良い。なお、
分子量調節剤、アクリル酸エステル系化合物などは反応
開始後、任意に分割添加しても良い。
ましい。反応器中に、純水、懸濁安定剤、特定のアクリ
ル酸エステル系化合物および、重合開始剤を添加し、脱
気後、塩化ビニルを仕込み、重合させれば良い。なお、
分子量調節剤、アクリル酸エステル系化合物などは反応
開始後、任意に分割添加しても良い。
このようにして製造した塩化ビニル系共重合体の平均重
合度は特に限定しないが、IO[][J〜4000が望
ましい。
合度は特に限定しないが、IO[][J〜4000が望
ましい。
本発明の塩化ビニル系共重合体組成物に用いられるヘヒ
記塩化ビニル系共重合体中の組成は、塩化ビニル55〜
98重量気と、一般式 1 %式% (Rは〜H1または一〇H3を表す。nは1〜乙の整数
。) で表されろアクリル酸エステル系化合物45〜2重阪チ
より構成されることが、重要であり、該アクリル酸エス
テル系化合物が、45重量%を越えると組成物の柔軟性
は太きいが、機械的強度が低く実用的でない。また、2
重量%未満では、柔軟性と、耐油性、耐揮発性が不十分
である。特に好ましい範囲は、塩化ビニル70〜95重
量%、該アクリル酸エステル系化合物30〜5重景気で
ある。
記塩化ビニル系共重合体中の組成は、塩化ビニル55〜
98重量気と、一般式 1 %式% (Rは〜H1または一〇H3を表す。nは1〜乙の整数
。) で表されろアクリル酸エステル系化合物45〜2重阪チ
より構成されることが、重要であり、該アクリル酸エス
テル系化合物が、45重量%を越えると組成物の柔軟性
は太きいが、機械的強度が低く実用的でない。また、2
重量%未満では、柔軟性と、耐油性、耐揮発性が不十分
である。特に好ましい範囲は、塩化ビニル70〜95重
量%、該アクリル酸エステル系化合物30〜5重景気で
ある。
可塑剤については、特に限定するものでは1ヨ<、従来
の軟質塩化ビニル樹脂での使用例と同様に、種類として
は、DOP、ジブチルフタレートなどの7タル酸エステ
ル類、ジー2−エチルへキシルアゾベートなどのアジピ
ン酸エステル類、ジブチルセバケートなどのセバシン酸
エステル類、トリー2−エチルヘキシルトリメリテート
などのトリメリット酸エステル類、エポキシ化太豆油な
どσ)エポキシ系化合物などを使用する。添加竜につい
ては、該塩化ビニル系共重合体100重量部に対して1
0〜200重量部が好ましい。該塩化ざニル系共重合体
自身がある程度、内部可塑化され壬いるために、通常の
塩化ビニル樹脂を使用する場合に配合する可塑剤量より
も、10〜50重量部程度の範囲で減量して、通常の塩
化ビニル樹脂の場合と同様の硬さ、柔軟性が得られる。
の軟質塩化ビニル樹脂での使用例と同様に、種類として
は、DOP、ジブチルフタレートなどの7タル酸エステ
ル類、ジー2−エチルへキシルアゾベートなどのアジピ
ン酸エステル類、ジブチルセバケートなどのセバシン酸
エステル類、トリー2−エチルヘキシルトリメリテート
などのトリメリット酸エステル類、エポキシ化太豆油な
どσ)エポキシ系化合物などを使用する。添加竜につい
ては、該塩化ビニル系共重合体100重量部に対して1
0〜200重量部が好ましい。該塩化ざニル系共重合体
自身がある程度、内部可塑化され壬いるために、通常の
塩化ビニル樹脂を使用する場合に配合する可塑剤量より
も、10〜50重量部程度の範囲で減量して、通常の塩
化ビニル樹脂の場合と同様の硬さ、柔軟性が得られる。
実用的には、製品の要求する硬さ、柔軟性、機械的性質
などの諸物件に応じて適量が使用される。
などの諸物件に応じて適量が使用される。
また、他の高分子系助剤、たとえば、エチレン−酢酸ビ
ニル共重合体、アクリル系樹脂、塩素化ポリオレフィン
、ポリウレタン、アクリロニトリル−ブタジェン共重合
体などを添加しても差しつかえない。
ニル共重合体、アクリル系樹脂、塩素化ポリオレフィン
、ポリウレタン、アクリロニトリル−ブタジェン共重合
体などを添加しても差しつかえない。
本発明の塩化ビニル系共重合体組成物には、上記のほか
に、通常の塩化ビニル樹脂で使用される熱安定剤、充填
剤、滑剤、発泡剤、難燃剤、顔料などを必要に応じて配
合して差しつかえない。
に、通常の塩化ビニル樹脂で使用される熱安定剤、充填
剤、滑剤、発泡剤、難燃剤、顔料などを必要に応じて配
合して差しつかえない。
本発明の塩化ビニル系共重合体組成物を製造するための
、塩化ビニル系共重合体、可塑剤を主成分とする配合剤
の混合、および成形は、それぞれの配合剤が実質的に均
一に、分散、混合、混練されればいかなる方法で実施し
ても良い。ヘンシェルミキサー、リボンゾレンダーなど
を使用するトライブレンド性も良好であり、ドライプレ
ンrした粉末組成物を直接、成形しても、一度、混線ペ
レット化してから成形しても良い。成形方法は、押出成
形、射出成形、プロー成形、カレンダー成形、真空成形
など望まれる製品の形状や性質に応じて採用すれば良い
。
、塩化ビニル系共重合体、可塑剤を主成分とする配合剤
の混合、および成形は、それぞれの配合剤が実質的に均
一に、分散、混合、混練されればいかなる方法で実施し
ても良い。ヘンシェルミキサー、リボンゾレンダーなど
を使用するトライブレンド性も良好であり、ドライプレ
ンrした粉末組成物を直接、成形しても、一度、混線ペ
レット化してから成形しても良い。成形方法は、押出成
形、射出成形、プロー成形、カレンダー成形、真空成形
など望まれる製品の形状や性質に応じて採用すれば良い
。
本発明の塩化ビニル系共重合体組成物の利用分野として
は、柔軟性、加工性、耐油性、耐揮発性を要求されるし
ず−、フィルム、ホース、ガスケット、パツキン、電線
被覆などである。
は、柔軟性、加工性、耐油性、耐揮発性を要求されるし
ず−、フィルム、ホース、ガスケット、パツキン、電線
被覆などである。
本発明の理解をさらに容5にするために、以下、実施例
、及び比較例をあげて具体的に説明する力t1これによ
って本発明は限定されろもので(まな(・0実施例1 内容積30 [1(lのステンレス製オートクレーブに
、純水180 (kg )、ケン化度80モル係、平均
重合度2400の部分ケン化ポリビニルアルコール54
(g)、第2表に示すメタアク1ノル酸エステル系化合
物A 5(kg)、ラジカル重合開始剤トシて、ジー2
−エチルへキシル7々−オキシジカーボネート15(、
?)を添加し、オートクレーブ内を真空にした後、塩化
ビニル55 (kg)を旧:込み、55°Cで約12時
間重合した。未反応単量体を回収し、スラリーを常法に
より脱水、乾燥した。収量は50.6(kli+)であ
った。こσ)共重合体の組成と、組成物の評価を第1表
に示す。
、及び比較例をあげて具体的に説明する力t1これによ
って本発明は限定されろもので(まな(・0実施例1 内容積30 [1(lのステンレス製オートクレーブに
、純水180 (kg )、ケン化度80モル係、平均
重合度2400の部分ケン化ポリビニルアルコール54
(g)、第2表に示すメタアク1ノル酸エステル系化合
物A 5(kg)、ラジカル重合開始剤トシて、ジー2
−エチルへキシル7々−オキシジカーボネート15(、
?)を添加し、オートクレーブ内を真空にした後、塩化
ビニル55 (kg)を旧:込み、55°Cで約12時
間重合した。未反応単量体を回収し、スラリーを常法に
より脱水、乾燥した。収量は50.6(kli+)であ
った。こσ)共重合体の組成と、組成物の評価を第1表
に示す。
実施例2〜4
仕込みアクリル酸エステル系化合物A 15(15g)
、塩化ビニル45Ckg)としたほか番ま実施9J 1
と同様の重合条件で共重合体を得た。共重合体σ)組成
と組成物の評価を第1表に示す。
、塩化ビニル45Ckg)としたほか番ま実施9J 1
と同様の重合条件で共重合体を得た。共重合体σ)組成
と組成物の評価を第1表に示す。
実施例5.6
第2表に示すアクリル酸エステル系化合物B15(#)
およびc15(#)を仕込んだほかは実施例2〜4と同
様の重合条件で、実施例5.6、それぞれの共重合体を
得た。共重合体の組成と組成物の評価を第1表に示す。
およびc15(#)を仕込んだほかは実施例2〜4と同
様の重合条件で、実施例5.6、それぞれの共重合体を
得た。共重合体の組成と組成物の評価を第1表に示す。
比較例1〜2
平均重合度1050の塩化ビニル樹脂、デンカビニール
5s−1108(電気化学工業■製)を使用して組成物
を評価した結果を第1表に示す。
5s−1108(電気化学工業■製)を使用して組成物
を評価した結果を第1表に示す。
比較例3〜6
エチレンー酢酸ビニル共重体(以下、EVAと称す)に
塩化ビニルをグラフト共重合した共重合体、デンカGC
−11(電気化学工業■製)を使用した場合を比較例3
〜4、熱可塑性ポリウレタンエラストマー(以−F、’
rpUと称す)に塩化ビニルをグラフト共重合した共重
合体、デンカG C−4140(電気化学工業(株制)
を使用した場合を比較例5〜6とし、その評価結果を第
3表に示す。
塩化ビニルをグラフト共重合した共重合体、デンカGC
−11(電気化学工業■製)を使用した場合を比較例3
〜4、熱可塑性ポリウレタンエラストマー(以−F、’
rpUと称す)に塩化ビニルをグラフト共重合した共重
合体、デンカG C−4140(電気化学工業(株制)
を使用した場合を比較例5〜6とし、その評価結果を第
3表に示す。
実施例及び比較例での塩化ビニル系共重合体及び七の組
成物の評価方法は次によった。
成物の評価方法は次によった。
(1) トライブレンド性
ヘンシエルスーパーミキザーにて、第1表、第3表中の
それぞれの重合体10D(重量部)、バリウム−亜鉛脂
肪酸塩複合安定剤2(重量部)を仕込み、5分間、低速
かくはん後、表に示す所定量のDOPを添加し高速かく
はんを続けた。約20分間後の配合物の状態を観察して
トライブレンド性を評価した。サラサラな状態が得られ
た場合をく○〉、DOP力曙合体に吸収されずにベトベ
トな状態の場合を〈×〉とした。
それぞれの重合体10D(重量部)、バリウム−亜鉛脂
肪酸塩複合安定剤2(重量部)を仕込み、5分間、低速
かくはん後、表に示す所定量のDOPを添加し高速かく
はんを続けた。約20分間後の配合物の状態を観察して
トライブレンド性を評価した。サラサラな状態が得られ
た場合をく○〉、DOP力曙合体に吸収されずにベトベ
トな状態の場合を〈×〉とした。
(2) 硬さ
く1)で得られたトライブレンドが良好だった配合物を
、表面温度150°Cの2本ロールで約5分間混練し、
そのシートを、厚さ6 rumになるようにプレス成形
し、その硬さを、JISA型スプリスプリング式硬度計
した。
、表面温度150°Cの2本ロールで約5分間混練し、
そのシートを、厚さ6 rumになるようにプレス成形
し、その硬さを、JISA型スプリスプリング式硬度計
した。
+31100%引張応力・引張強さ、伸び(2)と同様
に、ロールシートをプレス成形して厚さi amのシー
トを3号ダンベル試験片として打抜き、JIS K67
23の引張試験に準じてそれぞれ測定した。
に、ロールシートをプレス成形して厚さi amのシー
トを3号ダンベル試験片として打抜き、JIS K67
23の引張試験に準じてそれぞれ測定した。
(4) 揮発減量
(31と同様の6号ダンベル試験片を、1000Cに加
熱調整しであるギヤ一式加熱試験機中で、12゜IF#
1…加熱後取出し、その重量減(係)を揮発減量(%)
とした。
熱調整しであるギヤ一式加熱試験機中で、12゜IF#
1…加熱後取出し、その重量減(係)を揮発減量(%)
とした。
(5)耐油性
+31と同様に、JIS K6723に準じた。
第 2 表
第1表中、比較例1.2は通常の塩化ビニル樹脂組成物
であり、比較例1と本発明の実施例2、また、比較例2
と本発明の実施例4〜6のそれぞれの組合せで比較する
と、硬さ、1[JO%引張応力で表される柔軟性と、引
張強さ、伸びは同等であるけれども、比較例1.2は、
揮発減量が多く、耐油性も劣る。実施例4〜6はいずれ
も揮発減量が少なく、耐油性も改良されていることが判
る。
であり、比較例1と本発明の実施例2、また、比較例2
と本発明の実施例4〜6のそれぞれの組合せで比較する
と、硬さ、1[JO%引張応力で表される柔軟性と、引
張強さ、伸びは同等であるけれども、比較例1.2は、
揮発減量が多く、耐油性も劣る。実施例4〜6はいずれ
も揮発減量が少なく、耐油性も改良されていることが判
る。
実施例1、乙についても同様である。
第6表
*3 デンカGo−11(電気化学工業■製)*4 デ
ンカGo −4140(電気化学工業り、A45製)第
6表中、比較例3.4は、Ev八−塩化ビニルグラフト
共重合体、比較例5.6は、TPU−塩化ビニルグラフ
ト共重合体を使用した場合で、比較例6.5は、揮発減
量は少なく、耐油性も改良されているが、硬さがやや高
(、柔軟性を付与させろために、可塑剤を配合した比較
例4.6は、トライブレンド性で表される加工性が劣り
、好ましくない。
ンカGo −4140(電気化学工業り、A45製)第
6表中、比較例3.4は、Ev八−塩化ビニルグラフト
共重合体、比較例5.6は、TPU−塩化ビニルグラフ
ト共重合体を使用した場合で、比較例6.5は、揮発減
量は少なく、耐油性も改良されているが、硬さがやや高
(、柔軟性を付与させろために、可塑剤を配合した比較
例4.6は、トライブレンド性で表される加工性が劣り
、好ましくない。
特許出願人 電気化学工業株式会社
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 塩化ビニル55〜98重量気と下記一般式のアクリル酸
エステル系化合物45〜2重景気よりなる塩化ビニル系
共重合体と、可塑剤を主成分とする塩化ビニル系共重合
体組成物。 $ 0 0 (Rは、−Hまたは一〇H3を、nは1〜6の整数を表
す)
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22701883A JPS60120738A (ja) | 1983-12-02 | 1983-12-02 | 塩化ビニル系共重合体組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22701883A JPS60120738A (ja) | 1983-12-02 | 1983-12-02 | 塩化ビニル系共重合体組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60120738A true JPS60120738A (ja) | 1985-06-28 |
Family
ID=16854222
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22701883A Pending JPS60120738A (ja) | 1983-12-02 | 1983-12-02 | 塩化ビニル系共重合体組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60120738A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0467844A2 (en) * | 1990-07-19 | 1992-01-22 | Ciba-Geigy Ag | Prevention of oxidation in petrochemical extraction solvents |
CN106279489A (zh) * | 2015-06-29 | 2017-01-04 | 新疆石河子中发化工有限责任公司 | 一种含羟基氯乙烯-醋酸乙烯酯共聚树脂的制备方法 |
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1983
- 1983-12-02 JP JP22701883A patent/JPS60120738A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0467844A2 (en) * | 1990-07-19 | 1992-01-22 | Ciba-Geigy Ag | Prevention of oxidation in petrochemical extraction solvents |
CN106279489A (zh) * | 2015-06-29 | 2017-01-04 | 新疆石河子中发化工有限责任公司 | 一种含羟基氯乙烯-醋酸乙烯酯共聚树脂的制备方法 |
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