JPS60111342A - カレンダ−装置 - Google Patents

カレンダ−装置

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JPS60111342A
JPS60111342A JP22001483A JP22001483A JPS60111342A JP S60111342 A JPS60111342 A JP S60111342A JP 22001483 A JP22001483 A JP 22001483A JP 22001483 A JP22001483 A JP 22001483A JP S60111342 A JPS60111342 A JP S60111342A
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JP
Japan
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roll
rolls
pair
elastic
rigid
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JP22001483A
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English (en)
Inventor
Seiichi Tobisawa
誠一 飛沢
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Publication date
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Publication of JPS60111342A publication Critical patent/JPS60111342A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C59/00Surface shaping of articles, e.g. embossing; Apparatus therefor
    • B29C59/02Surface shaping of articles, e.g. embossing; Apparatus therefor by mechanical means, e.g. pressing
    • B29C59/04Surface shaping of articles, e.g. embossing; Apparatus therefor by mechanical means, e.g. pressing using rollers or endless belts

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 1、産業上の利用分野 本発明は、ロール間にて被処理体を挾着せしめ、加熱、
加圧下でカレダー処理を行なうように構成されたカレン
ダー装置に関し、特に磁気テープ等の磁気記録媒体の製
造に使用するのに好適なカレンダーロールに関するもの
である。
2、従来技術 磁気記録媒体は一般に、磁性粉を含有した磁性塗料をベ
ースフィルム上に塗布し、乾燥後に加圧、加熱下でのカ
レンダー処理により磁性層表面を平滑化する工程を経て
製造される。これを第1図について説明すると、まず供
給ロール10から繰出されたフィルム状支持体1は、公
知のロールコータ−11により磁性塗料2を塗布後、乾
燥器12ヲ導入し、ここで上下に配したノズル13から
熱風14を導入して乾燥する。次に、乾燥された磁性層
付きの支持体1は一対のカレンダーローlレエ5に導び
かれ、ここでカレンダー処理された後に巻取ロー)v2
4に巻取られる。
ここで使用されるカレンダーロール15は、第2図に示
すように、内部にヒーター16を容した金属ロール17
と、ナイロン、コツトン等からなる弾性ロール18との
対で構成される。この場合、両ロール17と18とは相
当な圧力(20()−400#/1Yn)で圧接せしめ
られるために、弾性ロー)v18の方は図示の如くに弾
性変形して金属ロール17側に接当しながら逆回転する
。このため、両ロール間における支持体1(実際には磁
性層側)の金属ロール17に対する接触面積又は接触時
間がかせげるので、充分な抑圧と加熱とが可能である。
ところが、第2図に示す如く、弾性ロール18の弾性変
形によって、金属ロール17に対するロール18の半径
r□が本来の半径r2よりも小さくなる。
ロール18の回転速度は上記半径r0によって決められ
るが、上記した半径の差に基いて、半径r2の領域から
半径r1の領域にかけて弾性ロール18の周速度が次第
に小さくなってしまう。この結果、弾性ロール18と金
属ロール17との間で、支持体1を挾着しながら弾性ロ
ール18により金属ロール17側へ押し付けて処理する
際に、両ロール間にスリップ現象が発生するので、磁性
層の表面性を期待通り出すことが極めて困難となること
が判明した。
また、カレンダーロールとして、特開昭58−1002
30号公報に示された金属ロール・金属ロールの対が知
られているが、これは上記の弾性ロールによる欠点はな
いと思われるが、金属ロール同士の組合せであるから接
触を充分にとれず、却ってカレンダー効果が、それ程向
上しない。
3、発明の目的 本発明の目的は、上記した如き欠陥を解消して表面性に
優れた製品を確実に得ることのできるカレンダー装置を
提供することにある。
4、発明の構成及びその作用効果 即ち、本発明は、冒頭に記載したカレンダー装置におい
て、前記被処理体が第1のロール対と第2のロール対と
に順次通されるようになされ、かつ前記第1のロール対
と前記第2のロール対とのいずれか一方が表面性の良好
な剛性ロール(特に金属ロール)の組合せからなり、他
方のロール対が表面性の良好な剛性ロール(特に金属ロ
ール)と弾性ロール、(例えばナイロン製ロール)との
組合せからなっていることを特徴とするカレンダー装置
に係るものである。
このカレンダー装置によれば、第1のロール対と第2の
ロール対とのいずれか一方が上記の剛性ロールの組合せ
からなっているので、弾性ロールの場合にみられた如き
スリップ現象は生じず、剛性ロール間での被処理体に対
する押圧力を均一かつ充分にできるために製品の表面性
(平滑性)を向上させることが可能である。但し、この
剛性ロールのみでは、ロール間で゛の挟着面積が狭くな
って加熱が不足するが、本発明では他方のロール対とし
て弾性ロールと剛性ロールとの組を使用し、弾性ロール
により接触面積又は時間をかせぎ、抑圧を充分に保持し
ながら加熱による平担化効率を向上させることができる
のである。
5、実施例 以下、本発明を第3図〜第6図に示す実施例について更
に詳細に説明する。
本実施例によるカレンダー装置35は例えば第3図に示
す如く、内部にヒーター36を容した金属ロール37及
び金属ロール38の組と、内部にヒーター46を容した
金属ロール47及び弾性ロール48の組とを基本構成と
している。金属ロール37.3へ47は例えばステンレ
ススチール、構造用炭素鋼管をこ硬質クロムメッキを施
したものが使用可能であり、また弾性ロール48はナイ
ロンやコツトン等からなっていてよい。金属ロール3′
l538は共に0.2S程度の表面性を有していて、5
0〜300 kf/ / cmの圧力で圧接せしめられ
、またヒーター36 による加熱温度は60〜90℃に
設定される。一方、金属ロール47の表面性も0.2S
程度であってよ(嘱が、弾性ロール48との間の圧力は
200〜400 # / cm。
ヒーター46による加熱温度は60〜90℃に設定され
る。
このカレンダー装置35Gこよれば、第1図に示した如
く乾燥処理後の磁性層付きの支持体1をまず金属ロール
37−38間に入れ、ここで挾着して加熱、加圧しなが
ら処理する。この際両ロール3ス38 は共に金属ロー
ルからなっているので、表面性が良く、硬度ムラもなく
、剛性の良い材質であり、挾着された支持体1は単位面
積当りかりなり大きな押圧力を受ける。このため、ロー
ル37−38間から出た支持体1(実際には磁性層)の
表面性は極めて優れたものとなる。そして、この支持体
は更に、例えば8〜15秒後に次のロール対へ送られ、
ここで金属ロール47と弾性ロール48との組合せによ
って処理される。この際、弾性ロール48の弾性変形に
よって、両ロールに対する支持体の接触面積を大きくで
きるので、抑圧力の作用下で加熱を十二分に行なえる。
しかも、既述した如きスリップ現象が生じても、磁性層
の表面性は上記ロール37.38での処理によって既に
充分確保されているから問題はない。
こうして、カレンダー処理された磁気記録媒体は、第4
図に示す如く、支持体1上に平滑な表面を呈する磁性層
2を有したものとなり、実使用時に磁気ヘッドとの間の
スペーシングロスが少なくかつその変動も少ない高性能
な製品となる。
第5図は、上記した基本構成のカレンダー装置の実際の
例であって、上記した金属ロール37−38の対を2組
とし、上記した金属ロール47−弾性ロール48 の対
を2組としたものである。
金属ロール37−38の対を上記のようにカレンダー処
理の第1段に配した方が有利であるが、第6図のように
順次を逆にしても差支えない。また、各ロール対の数も
種々変化させてよい。
第6図の如く配置した場合、まず金属ロール47−弾性
ロール48間で充分な加熱下でカレンダーを行なえ、こ
のときに生じ得るスリップ現象による問題は次の金属ロ
ール37.38によるカレンダーによって解消され、表
面性の良い製品が得られる。
なお、第4図に示した磁性層2に使用される磁性粉末、
特に強磁性粉末としては、r Fe2O。
CO含有r F e 20 a、Fe3O4、CO含有
Fe3O4等の酸化鉄磁性粉; Fe、Ni、Co、F
e−Ni−Co合金、Fe−Mn−Zn合金、Fe−N
i−Zn合金、Fe−C。
−N i −Cr合金、Fe−Co−N1−P合金、C
o−Ni合金等Fe1NiXCo等を主成分とするメタ
ル磁性粉等各種の強磁性粉が挙げられる。
この磁性層2のバインダーとして、熱可塑性樹脂、熱硬
化性樹脂、反応型樹脂、電子線照射硬化型樹脂との混合
物が使用されてもよい。熱可塑性樹脂としては、軟化温
度が150℃以下、平均分子量がio、ooo〜200
,000、重合度が約200〜2,000程度のもので
、例えばアクリル酸エステル−アクリロニトリル共重合
体、アクリル酸エステル−塩化ビニリデン共重合体、ア
クリル酸エステル−スチレン共重合体、メタクリル酸エ
ステル−7クリロニトリル共重合体、メタクリル酸エス
テル−塩化ヒニリテン共重合体、メタクリル酸エステル
−スチレン共重合体、ウレタンエラストマー、ポリ弗化
ビニル、塩化ビニリデン−アクリロニトリル共重合体、
アクリロニトリル−ブタジェン共重合体、ポリアミド樹
脂、ポリビニルブチラール、スチレン−ブタジェン共重
合体、ポリエステル樹脂、クロロビニルエーテル−アク
リル酸エステル共重合体、アミノ樹脂、各種の合成ゴム
系の熱可塑性樹脂およびこれらの混合物等が使用される
熱硬化性樹脂または反応型樹脂としては、塗布液の状態
では200,000以下の分子量であり、塗布乾燥後に
は縮合、付加等の反応により分子量は無限大のものとな
る。また、これらの樹脂のなかで樹脂が熱分解するまで
の間に軟化または溶融しないものが好ましい。具体的に
は、例えばポリウレタン、ツーノール樹脂、エポキシ樹
脂、ポリウレタン硬化型樹脂、尿素樹脂、メラミン樹脂
、アルキッド樹脂、シリコン樹脂、アクリル系反応樹脂
、高分子量ポリエステル樹脂とイソシアネートプレポリ
マーの混合物、メタクリル酸塩共重合体とジイソシアネ
ートプレポリマーの混合物、ポリエステルポリオールと
ポリイソシアネートの混合物、尿素ホルムアルデヒド樹
脂、低分子量グリコール/高分子量デカール/トリフェ
ニルメタントリイソシアネートの混合物、ポリアミン樹
脂、及びこれらの混合物等である。電子線照射硬化型樹
脂とし°〔は、不飽和プレポリマー、例えば無水マンイ
ン酸タイプ、ウレタンアクリルタイプ、ポリエステルア
クリルタイプ、ポリエーテルアクリルタイプ、ポリウレ
タンアクリルタイプ、ポリアミドアクリルタイプ等、ま
たは多官能モノマーとして、エーテルアクリルタイプ、
ウレタンアクリルタイプ、リン酸エステルアクリルタイ
プ、アリールタイプ。ハイドロカーボンタイプ等が挙げ
られる。
バインダーとして、ポリウレタンを使用する場合、繊維
素系樹脂および/又は塩化ビニル系共重合体又はポリエ
ステル樹脂を含有せしめれば、磁性層との粘着を防ぐこ
とがで診る。ただし、繊維素系樹脂および/または塩化
ビニル系共重合体のみでは層が硬くなりすぎるが、これ
は上述の変性ポリウレタンの含有によって防止できる。
使用可能な繊維素系樹脂には、セルロースエーテル、セ
ルロース無機酸エステル、セルロース有機酸エステル等
が使用できる。セルロースエーテルとしては、メチルセ
ルロース、エチルセルロース、プロピルセルロース、イ
ソプロピルセルロース、フゝチルセルロース、メチルエ
チルセルロース、メチルヒドロキシエチルセルロース、
エチルヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチル
セルロース、カルボキシメチルセルロース・ナトリウム
塩、ヒドロキシエチルセルロース、ベンジルセルロース
、シアノエチルセルロース、ビニルセルロース、ニトロ
カルボキシメチルセルロース、ジエチルアミノエチルセ
ルロース、アミノエチルセルロース等が使用できる。セ
ルロース無機酸エステルとしては、ニトロセルロース、
硫酸セルロース、燐酸セルロース等が使用できる。また
、セルロース有機酸エステルとしては、アセチルセルロ
ース、プロピオニルセルロース、ブチリルセルロース、
メタクリロイルセルロース、クロルアセチルセルロース
、A−オキシプロピオニルセルロース、ベンゾイルセル
ロース、p−)ルエンスルホン酸セルロース、アセチル
プロピオニルセルロース、アセチルブチリルセルロース
等が使用できる。
これら繊維素系樹脂の中でニトロセルロースが好ましい
。ニトロセルロースの具体例としては、無化成■製のセ
ルツバBTH1,/ 2、ニトロセルロースS L −
1、ダイセル−製のニトロセルロースR81/2が挙げ
られる。ニトロセルロースの粘度(J I S、 K 
−6703(1975)に規定されているもの)は2〜
1/64秒であるのが好ましく、特に1〜1/4秒が優
れている。この範囲外のものは、磁性層の膜付及び膜強
度が不足する。
また、使用可能な上記の塩化ビニル系共重合体としては
、 一般式: で表わされるものがある。この場合、 におけるtおよびmから導き出されるモル比は、前者の
ユニットについては95〜50モル%であり、後者のユ
ニットについては5〜50モル%である。
また、Xは塩化ビニルと共重合しうる単量体残基を表わ
し、酢酸ビニル、ビニルアルコール、無水マレイン酸、
無水マレイン酸エステル、マレイン酸、マレイン酸エス
テル、塩化ビニリデン、アクリロニトリル、アクリル酸
、アクリル酸エステル、メタクリル酸、メタクリル酸エ
ステル、プロピオン酸ビニル、グリシジルメタクリレー
ト、グリシジルアクリレートからなる群より選ばれた少
なくとも1種を表わす。(を十m)として表わされる重
合度は好ましくは100〜600であり、重合度が10
0未満になると磁性層等が粘着性を帯びやすく、600
を越えると分散性が悪くなる。上記の塩化ビニル系共重
合体は、部分的に加水分解されていてもよい。塩化ビニ
ル系共重合体として、好ましくは、塩化ビニル−酢酸ビ
ニルを含んだ共重合体(以下、「塩化ビニル−酢酸ビニ
ル系共重合体」という。)が挙げられる。塩化ビニル−
酢酸ビニル系共重合体の例としては、塩化ビニル−酢酸
ビニルアルコール、塩化ビニル−酢酸ビニル−無水マレ
イン酸、塩化ビニル−酢酸ビニル−ビニルアルコール−
無水マレイン酸、塩化ビニル−酢酸ビニル−ビニルアル
コール−無水マレイン酸−マレイン酸の各共重合体等が
挙げられ、塩化ビニル−酢酸ビニル系共重合体の中でも
、部分加水分解された共重合体が好ましい。上記の塩化
ビニル−酢酸ビニル系共重合体の具体例としては、ユニ
オンカーバイト社製の「■AGH」、「VYHHJ、「
VMCH」、積木化学■製の「エスレククA」、「エス
レックA−5」、「エスレックC」、「工ヌレツクM」
、電気化学工業■製の[デンカビニル1000 G J
、「デンカビニル1ooo W J 等が使用できる。
また、上記の塩化ビニル系共重合体と繊維素系樹脂をと
もに併用する場合は任意の配合比で使用されてよいが、
重量比にして塩化ビニル系樹脂:繊維素系樹脂を90/
10〜5/95とするのが望ましく、80/20〜10
/90が更に望ましいことが確認されている。この範囲
を外れて、繊維素系樹脂が多くなると(上記重量比が5
/95未満)、べた付きが発生し易くなって表面性が悪
くなることがあり、ドロップアウトを起し易くなること
がある。
また、塩化ビニル系共重合体が多くなると(上記重量比
が90/10を越えると)、非磁性粉の分散不良を生じ
易くなることがある。
また、バインダー組成全体については、上述のポリウレ
タンと、その他の樹脂(繊維素系樹脂および/または塩
化ビニル系共重合体との合計量)との割合は、重量比で
90/10〜50150であるのが望ましく、85/1
5〜60/40が更に望ましいことが確認されている。
この範囲を外れて、ポリウレタンが多いと分散不良が生
じ易くなってジッターが大きくなり易く、またその他の
樹脂が多くなると表面性不良となり易く、特に60重量
%を越えると塗膜物性が総合的にみてあまり好ましくな
くなる。
強磁性粉末とバインダーとの混合割合は、該強磁性粉末
1.00重量部に対してバインダー5〜400重量部、
好ましくは10〜200重量部の範囲で使用される。バ
インダーが多すぎると磁気記録媒体としたときの記録密
度が低下し、少なすぎると磁性層の強度が劣り、耐久性
の減少、粉落ち等の好ましくない事態が生じる。
さらに耐久性を向上させるために、磁性層に各種硬化剤
を含有させることができ、例えば上述したと同様のイン
シアネートを含有させることができる。
上記磁性層塗料を形成するのに使用される塗料には必要
に応じて分散剤、潤滑剤、研磨剤、帯電防止剤等の添加
剤を含有させてもよい。
使用される分散剤としては、レシチン、リン酸エステル
、アミン化合物、アルキルサルフーート、脂肪酸アミド
、高級アルコール、ポリエチレンオキサイド、スルホコ
ハク酸、スルホコハク酸エステル、公知の界面活性剤等
及びこれらの塩があり、又、陰性有機基(例えば−〇〇
OH,−PO3H)を有する重合体分散剤の塩を使用す
ることも出来る。これら分散剤は1種類のみで用いても
、あるいは2種類以上を併用してもよい。これらの分散
剤は磁性粉100重量部に対し1〜20重量部の範囲で
添加される。また、潤滑剤としては、シリコーンオイル
、グラファイト、カーボンブラック、二硫化モリブデン
、二硫化タングステン、ラウリル酸、ミリスチン酸等の
高級脂肪酸、炭素原子数12〜16の一塩基性脂肪酸と
該脂肪酸の炭素原子数と合計して炭素原子数が21〜2
3個の一価のアルコールから成る脂肪酸エステル等も使
用できる。これらの潤滑剤は磁性粉100重量部に対し
て0.2〜20重量部の範囲で添加される。使用しても
よい研磨材としては、一般に使用される材料で溶融アル
ミナ、炭化ケイ素、酸化クロム、コランダム、人造コラ
ンダム、ダイヤモンド、人造ダイヤモンド、ザクロ石、
エメリー(主成分:コランダムと磁鉄鉱)等が使用され
る。これらの研磨材は平均粒子径0.05〜5μの大き
さのものが使用され、特に好ましくは、0.1〜2/u
である。これらの研磨材は磁性粉100重量部に対して
1〜20重量部の範囲で添加される。使用してもよい帯
電防止剤としては、上述した如きカーボンブラックをは
じめ、グラファイト、酸化スズ−酸化アンチモン系化合
物、酸化チタン−酸化スズ−酸化アンチモン系化合物な
どの導電性粉末;サポニンなどの天然界面活性剤;アル
キレンオキサイド系、グリセリン系、グリシドール系な
どのノニオン界面活性剤;高級アルキルアミン類、第4
級アンモニウム塩類、とリジン、その他の複素環類、ホ
スホニウムまたはスルホニウム類などのカチオン界面活
性剤;カルボン酸、スルホン酸、燐酸、硫酸エステル基
、燐酸エステル基等の酸性基を含むアニオン界面活性剤
;アミノ酸類、アミノヌルホン酸類、アミノアルコール
の硫酸または燐酸エステル類等の両性活性剤などがあげ
られる。
なお、上記の分散剤、潤滑剤等は、上述し、た80層中
に含有せしめることができる。
磁性塗料の溶媒または磁性塗料塗布の際に使用する溶媒
としては、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソ
ブチルケトン、シクロヘキサノン等のケトン類;メタノ
ール、エタノール、プロパツール、ブタノール等のアル
コール類;酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸ブチル、乳酸
エチル、エチレングリコールモノアセテート等のエステ
ル類:エチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレ
ングリコールモノエチルエーテル、ジオキサン、テトラ
ヒドロフラン等のエーテル類;ベンゼン、トルエン、キ
シレン等の芳香族炭化水素;メチレンクロライド、エチ
レンクロライド、四塩化炭素、クロロホルム、ジクロル
ベンゼン等のハロゲン化炭化水素等のものが使用できる
また、上述した支持体1の素材としては、ポリエチレン
テレフタレート、ポリエチレン−2,6−ナフタレート
等のポリエステル類、ポリプロピレン等のポリオレフィ
ン類、セルローストリアセテート、セルロースダイアセ
テート等のセルロース誘導体、ポリカーボネートなどの
プラスチック、AA、Znなとの金属、ガラス、窒化珪
素、炭化珪素、磁器、陶器等のセラミックなどが使用さ
れる。
これら支持体の厚みはフィルム、シート状の場合は約3
〜100μm程度、好ましくは5〜5Q、umであり、
ディスク、カード状の場合は、30μm〜10皿程度で
あり、ドラム状の場合は円筒状とし、使用するレコーダ
ーに応じてその型は決められる。
支持体上へ前記磁性塗料を塗布し磁性層を形成するため
の塗布方法としては、エアーナイフコート、ブレードコ
ート、エアーナイフコート、スクイスコ−)、含浸コー
ト、リバースロールコート、トランスファーロールコー
ト、グラビアコート、キヌコート、キャストコート、ス
プレィコート等が利用でき、その他の方法も可能である
。このような方法により支持体上に塗布された磁性層は
必要により層中の強磁性粉末を配向させる処理を施した
のち、形成した磁性層を乾燥する。また必要により表面
平滑化加工を施したり所望の形状に裁断したりして、本
発明の磁気記録体を製造する。
なお、支持体1の裏面側には公知のバックコート層を施
してもよい。
以上に述べた説明は、本発明を磁気記録媒体に適用した
場合についてのものであるが、本発明のカレンダー装置
は他の用途にも適用可能であり、一般にフィルム状、或
いは場合をこよっては他の材質の支持体にも使用するこ
とかできる。
以下、本発明を具体的な実施例につき説明する。
以下に示す成分、割合、操作順序等は、本発明の精神か
ら逸脱しない範囲において種々変更しうる。
なお、下記の実施例において「部」はすべて「重量部」
を表わす。
下記組成からなる磁性塗料を調製した。
CO含有Y Fe2es 100部 ポリウレタン(グツトリッチ社製ニスタン5701 )
 40部 ニトロセルロース(ダイセル社製セルラインR8I/2
 20部 塩化ビニル−酢酸ビニル興亜合体(U、C1C社製VA
GH) 10部 レシチン 2部 ミリスチン酸 1部 ラウリン酸 1部 メチルエチルグトン 72部 1゛ルエン 50部 シクロヘキサノン 80部 カーボンブラック(コンダクテックス975)2部 この組成物をポル−ミルで充分に攪拌混合し、更に多官
能イソシアネート(日本ポリウレタン社製コロネー)L
)を10部添加した後、平均孔径1/u rrlのフィ
ルターで濾過した。次いで第1図の装置を用い、磁性塗
料を厚さ12J1 mのポリエチレンテレフタレートベ
ースの表面に乾燥厚さ57u mとなるように塗布した
。そして乾燥後に第5図又は第6図の装置でカレンダー
処理した。
しかる後、巻取ロールに巻取り、更に公知のスリッティ
ング方法で所定幅(例えば12.7mm幅)に切断し、
磁気テープを得た。
一方、比較のために、カレンダー装置として金属ロール
−弾性ロールの対を4組使用したもので構成し、上記と
同様にして磁気テープを作成した。
この結果、各テープについて下記表−1に示すデータが
得られた。
表−1 中クロマS/N、:色信号AM性ノイズをVHSデツキ
で測定した。
**オーディオS /N、オーディオ感度:感度は、I
 K Hzの規準入力レベルに対する出力を測定したも
のである。
Sハは、JISの聴感補正フィルター使用時のオーディ
オS/Nである。
この結果から、本発明に基くカレンダー装置の使用によ
って各出力特性が向上若しくは良好となることが明らか
である。特に、第5図のカレンダー装置を用いるのが望
ましいことが分る。
一方、比較のために更に、カレンダー装置として、金属
ロール−金属ロールの対を4組使用した場合、 オーディオ感度 =−1,OdB オーディオS/N=−1,odB となり、特性が劣化することが確認された。
また、本発明に基いて第3図のカレンダー装置を使用し
た場合と、金属ロール−弾性ロールの対を2組使用した
場合とで、下記表−2に示す結果が夫々得られた。
表−2 中グロス:光の入射角60″ とLlその反射率を測定
したものである。
x*RF出カニ4MHzのRF出力をVHSデツキで測
定したものである。
但し、表−2における各数値は磁性粉として、C0−r
−Fe203を使用した場合のものであり、に)内はF
eを主成分(80%以上含有)とするメタル系磁性粉を
使用した場合のものである。
この結果からも、カレンダーロールを2組使用した場合
にも本発明の優位性が認められる。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図は従来例を示すものであって、第1図は
磁気記録媒体の製造プロセスフロー図、第2図はカレン
ダーロールの正面図 である。 第3図〜第6図は本発明の実施例を示すものであって、 第3図はカレンダー装置の基本構成を示す正面図、 第4図はカレンダー処理された磁気記録媒体の断面図、 第5図はカレンダー装置の一具体例の正面図、第6図は
カレンター装置の他の具体例の正面図である。 なお、図面に示した符号において、 1・・・・・・・・・・・・支持体 2・・・・・・・・・・・・磁性層 35・・・・・・・・・・・・カレンダー装置36、4
6・・・・・・・・・・・・ ヒーター37.3ξ47
・・・・・・・・・・・・金属ロール48・・・・・・
・・・・・・弾性ロールである。 代理人 弁理士 逢 坂 宏(他1名)第1図 第3図 第4図 第5図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、 ロール間にて被処理体を挾着せしめ、加熱、加圧
    下でカレンダー処理を行なうように構成されたカレンダ
    ー装置において、前記被処理体が第1のロール対と第2
    のロール対とに順次通されるようになされ、かつ前記第
    1のロール対と前記第2のロール対とのいずれが一方が
    表面性の良好な剛性ロールの組合せからなり、他方のロ
    ール対が表面性の良好な剛性ロールと弾性ロールとの組
    合せからなっていることを特徴とするカレンダー装置。
JP22001483A 1983-11-21 1983-11-21 カレンダ−装置 Pending JPS60111342A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5123340A (en) * 1988-11-11 1992-06-23 Valmet Paper Machinery Inc. Roll for use in calendering a web
US5156086A (en) * 1988-11-11 1992-10-20 Valmet Paper Machinery Inc. Method of calendering a paper web

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