JPS589488B2 - ジキキロクタイノセイホウ - Google Patents

ジキキロクタイノセイホウ

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JPS589488B2
JPS589488B2 JP50118541A JP11854175A JPS589488B2 JP S589488 B2 JPS589488 B2 JP S589488B2 JP 50118541 A JP50118541 A JP 50118541A JP 11854175 A JP11854175 A JP 11854175A JP S589488 B2 JPS589488 B2 JP S589488B2
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undercoat layer
magnetic recording
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山田泰之
北本達治
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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/62Record carriers characterised by the selection of the material
    • G11B5/73Base layers, i.e. all non-magnetic layers lying under a lowermost magnetic recording layer, e.g. including any non-magnetic layer in between a first magnetic recording layer and either an underlying substrate or a soft magnetic underlayer
    • GPHYSICS
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    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
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    • G11B5/739Magnetic recording media substrates
    • G11B5/73923Organic polymer substrates
    • G11B5/73927Polyester substrates, e.g. polyethylene terephthalate

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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はピデオテープ、オーディオテープ、電子計算機
用テープ、磁気シート、計測用テープ等の磁気記録体の
製法に関するものであって、特に磁性層の支持体に対す
る密着の優れた、かつ製造工程に於で広巾ロールの耳部
のブロッキング現象を発生しない下塗層を設けた磁気記
録体の製法に関するものである。
最近のこれらの磁気記録体の支持体は大部分がポリエチ
レンテレフタレートを使用している。
ポリエチレンテレフタレートは2軸延伸し、、高度に結
晶化している為に有機溶剤に対して強い耐久性と機械的
強度が優れている。
しかしーこれらに対して強磁性微粉末を結合剤中に分散
せしめて塗着して作る磁気記録体では支持体とこの磁性
層が強固に接着していることが必要で、種々の工夫が凝
らされている。
過去にこれらの下塗に関しては特公昭47−22071
号、同49−10243号、特開昭49−46406号
、同49−46407号、同50−32905号、同5
0−32906号、同50−32907号などが知られ
ているが、これらはいずれも一長一短があり、必らずし
も下塗剤として充分に満足のゆくものではなかった。
そこで本発明は新規で、かつポリエステル用、特にポリ
エチレンテレフタレート用に有効な密着性を与える磁気
記録体の製法を提供しようとするものである。
すなわち、本発明は非磁性支持体上に下塗り層を設け、
更にこの上に強磁性微粉末とバインダーを含む磁性層を
設ける磁気記録体の製法において、前記非磁性支持体が
2軸延伸されたポリエステルであり、且つ前記下塗層が
芳香族ジカルボン酸を含む無定形線状飽和ポリエンテル
樹脂と該ポリエステル樹脂に対して10〜50wt%の
塩化ビニリデン付加重合性二トリル共重合体をメチルエ
チルケトンを主体とする有機溶剤に固形分で0.8〜5
wt%の濃度の溶液とし、温度100℃以下で乾燥厚味
0.03〜2.0μmになるように塗布、乾燥した後、
磁気記録層を塗布することを特徴とする磁気記録体の製
法である。
本発明に使用される無定形線状飽和ポリエステルとして
は平均分子量10.000〜30.000、溶解度パラ
メーター8.9〜11.1、引張り破断度20〜100
0kg/cm2軟化点100〜200℃、溶融温度12
0°〜250℃のポリエステルが使用される。
このポリエステルは芳香族ジカルボン酸類とグリコール
類を主要な構成成分とする無定形線状飽和ポリエステル
である。
芳香族ジカルボン酸類は炭素数8〜18個のものが好ま
しく、例えば、テレフタル酸、イソフタル酸、p−β−
オキシエトキシ安息香酸、ジフエニルスルホンジカルボ
ン酸、ジフエノキシエタンジカルボン酸、5−ナトリウ
ムスルホイソフタル酸、ジフエニレンジカルボン酸、2
・6−ナフタレンジカルボン酸等があり、グリコール類
は炭素数2〜10個のものが好ましく、例えばエチレン
グリコール、プロピレングリコール、ブタンジオール、
ネオペンチレングリコール、1・4−シクロヘキサンジ
オール、1・4−シクロヘキサンジメタノール、1・4
−ビスオキシベンゼン、ビスフェノールA、ジエチレン
グリコール、ポリエチレングリコール等がある。
これらのポリエステルの合成法については英国特許57
8079号:P.J.Flory著、Journalo
f the American Chemical S
ociety, 6 1、3334(1939)及び
62、2261(1940);R,W,Doak及びH
,N,Campbell著、Joumal of th
e PolymerScience,18、215(1
955)等に記載がある。
本発明における塩化ビニリデン付加重合性二トリル共重
合体は塩化ビニリデンとアクリロニトリルまたはメタク
リロニトリルの共重合体であり、軟化点が120〜15
0℃の範囲で、窒素含有量が1.0〜6.0%の範囲(
平均分子量は約8000〜約40000)のものが好ま
しい。
付加重合性ニトリルの共重合比は上記の窒素含有量によ
って規定でき、共重合体の分子量は上記の軟化点によっ
てある程度予測できる。
これ等の共重合体の合成法については特公昭31−94
95号、同32−7791号、米国特許2906721
号、同2956047号、同3002956号、同30
09207号、同3018197号、同3039986
号、同3053806号、同3053870号、同30
58846号、同3058949号、英国特許9281
14号、同952075号、西ドイツ特許(DT−PS
)1102400号、同1116901号等に記載があ
る。
本発明の下塗層の組成は無定形線状ポリエステル樹脂に
対して塩化ビニリデン付加重合性ニトリル共重合体が1
0〜50wt.%であることが好ましい。
本発明の下塗層は有機溶媒を用いて非磁性支持体上に塗
布、乾燥される。
下塗層の乾乾厚は約0.03〜2.0μm程度、好まし
くは0.2〜1.5μmが好ましい。
本発明に於いて要求される接着力は温度が−20℃〜7
0℃、温度が80%RHの雰囲気中にて有効な接着強度
を有していることで、TOM引張り試験器で20cml
分の速度で30℃に於て引張り強度100g/cm以上
、−20℃〜0℃で20g/cm以上を有することであ
る。
更に本発明に於では塩素系有機溶剤を使用しない事が望
まれる。
更に本発明は水を使用しない乾燥速度の早い事が望まれ
る。
更に本発明は加熱等によって有害物質が放出されないこ
とが望まれる。
又、本発明の下塗層には必要に応じて分散剤、潤滑剤、
研磨剤、帯電防止剤等の後述する磁性層への添加剤が混
入されていても良い。
これらの添加剤は下塗層の10wt%以下であることが
好ましい。
塗布の際に使用する有機溶媒としては、メチルエチルケ
トンを主体としてアセトン、メチルイソブチルケトン、
シクロヘキサノン等のケトン系;メタノール、エタノー
ル、プロパノール、ブタノール等のアルコール系;酢酸
メチル、酢酸エチル、酢酸ブチル、乳酸エチル、酢酸グ
リコールモノエチルエーテル等のエステル系;エーテル
、グリコールジメチルエーテル、グリコールモノエチル
エーテル、ジオキ丈ン等のグリコールエーテル系;ベン
ゼン、トルエン、キシレン等のタール系(芳香族炭化水
素)等が混合可能である。
上記有機溶媒はメチルエチルケトンの割合が50−10
0wt%、好ましくは80〜95wt%で混合し、使用
するのが好ましい。
非磁性支持体上へ本発明の下塗層を塗布する方法として
はエアードクターコート、ブレードコート、エアナイフ
コート、スクイズコート、含浸コート、リバースロール
コート、トランスファーロールコート、グラビヤコート
、キスコート、キャストコート、スグレイコート等が利
用でき、その他の方法も可能であり、これらの具体的説
明は朝倉書店発行の「コーティング工学」253頁〜2
77頁(昭和46.3.20発行)に詳細に記載されて
いる。
下塗層を塗布した後の乾燥の条件は100℃以下、好ま
しくは70〜100℃、特に好ましくは80〜90℃の
温度で、1〜5kl/m2、好ましくは2〜3kl/m
2の空気流量で、2〜10秒程の時間で行なう。
この非磁性支持体(二軸延伸されたポリエステル)は素
材としてはポリエチレンテレフタレート、ポリエチレン
−2・6−ナフタレート、ポリブチレンテレフタレート
等のポリエステル類などが使用される。
これらの非磁性支持体の厚みはフイルム、テープ、シー
ト状の場合は約3〜100μm程度好ましくは5〜50
μmであり、ディスク、カード状の場合は0.5〜10
mm程度であり、ドラム状の場合は円筒状とし、使用す
るレコーダーに応じてその型は決められる。
本発明の下塗層はフイルム、テープ、シート状の非磁性
支持体の場合が特に良い。
上記の非磁性支持体は、帯電防止、転写防止等の目的で
、磁性層を設けた側の反対の面がいわゆるバツクコート
(backcoat)されていてもよい。
バツクコートに関しては、例えば米国特許280440
1号、同3293066号、同3617378号、同3
062676号、同3734772号、同347659
6号、同2643048号、同2803556号、同2
887462号、同2923642号、同299745
1号、同3007892号、同3041196号、同3
115420号、同3166688号、同376131
1号等に示されている。
本発明の磁気記録層の形成に使用する磁性塗料の製法に
関しては特公昭35−15、39−26794号、43
−186号、47−28043号、47−28045号
、47−28046号、47−28048号、47−3
1445号、48−11162号、48−21331号
、48−33683号、ソ連特許明細書308033号
等の公報等にくわしく述べられている。
これらに記載されている磁気塗料は強磁性体粉末、バイ
ンダー、塗布溶媒を主成分とし、この他に分散剤、潤滑
剤、研磨剤、帯電防止剤等の添加剤を含む場合もある。
本発明に使用されるバインダーとしては従来公知の熱可
塑性樹FW,熱硬化性樹脂又は反応型樹脂やこれらの混
合物が使用される。
本発明に使用する強磁性微粉末としては、γ−Fe2O
3、Co含有のγ−Fe2O3、Fe3O4、Co含有
のFe3O4、γ−Fe2O3とFe3O4のベルトラ
イド化合物(FaOX,1.33<X<1.50)、C
o含有のγ−Fe2O3とFe3O4のベルトライド化
合物(FeOX.1.33<X<1.50)、CrO2
、Co−Ni合金、Co−Ni−P合金、Co−Ni−
B合金、Co−Ni−Fe合金、Co−Ni−Fe−P
合金、Co−Ni−Fe−B合金、Co−Ni−Zn合
金、Co−Ni−Cr−P合金、Co−Ni−Cr−B
合金、Fe−Mn−Zn合金、Fe−Co−Ni−Cr
合金など、公知の強磁性微粉末が使用でき、具体的には
、特公昭39−5009号、特公昭39−10307号
、特公昭44−14090号、特公昭45−18372
号、特公昭47−22062号、特公昭47−2251
3号、特公昭46−2,8466号、特公昭46−38
755号、特公昭47−4286号、特公昭47−12
422号、特公昭47−17284号、特公昭47−1
8509号、特公昭47−18573号、特公昭48−
39120号、特公昭48−39639号、米国特許第
3026215;同第 3031341号;同第3100194号;同第324
2005号、同第3389014号;英国特許第752
659号;同第782762号:同第1007323号
;フランス特許第 1107654号;西ドイツ公開特許第OLS1281
334号等の明細書及び公報に記載されている。
これらの強磁性微粉末の粒子サイズは約0.2〜2ミク
ロンの長さで、長さ/巾の比は1/1〜20/1程度で
ある。
本発明に使用されるバインダーとしては従来公知く熱可
塑性樹脂、熱硬化性樹脂又は反応型樹脂やこれらの混合
物が使用される。
熱可塑性樹脂として軟化温度が150℃以下、平均分子
量が10000〜200000、重合度が約200〜2
000程度のもので、例えば塩化ビニル酢酸ビニル共重
合体、塩化ビニル塩化ビニリデン共重合体、塩化ビニル
アクリロニトリル共重合体、アクリル酸エステルアクリ
ロニトリル共重合体、アクリル酸エステル塩化ビニリデ
ン、共重合体、アクリル酸エステルスチレン共重合体、
メタクリル酸エステルアクリロニトリル共重合体、メタ
クリル酸エステル塩化ビニリデン共重合体、メタクリル
酸エステルスチレン共重合体、ウソタンエラストマー、
ポリ弗化ピニル、塩化ビニリデンアクリロニトリル共重
合体、ブタジエンアクリロニトリル共重合体、ポリアミ
ド樹脂、ポリビニルブチラール、セルロース誘導体(セ
ルロースアセテートブチレート、セルロースダイアセテ
ート、セルローストリアセテート、セルロースプロピオ
ネート、ニトロセルロース等)、スチレンブタジエン共
重合体、ポリエスゲル樹脂、クロロビニルエーテルアク
リル酸エステル共重合体、各種の合成ゴム系の熱可塑性
樹脂及びこれらの混合物等が使用される。
これらの樹脂の例示は特公昭37−6877号、39−
12528号、39−19282号、40−5349号
、40−20907号、41−9463号、41−14
059号、41−16985号、42−6428号、4
2−11621号、43−4623号、43−1520
6号、44−2889号、44−17947号、44−
18232号、45−14020号、45−14500
号、47−18573号、47−22063号、47一
22064号、47−22068号、47−22069
号、47−22070号、48−27886号、49−
3121号、米国特許3144352号:同34194
20号;同3499789号;同3713887号に記
載されている。
熱硬化性樹脂又は反応型樹脂としては塗布液の状態では
200000以下の分子量であり、塗布、乾燥後に添加
することにより、縮合、付加等の反応により分子量は無
限大のものとなる。
又、これらの樹脂のなかで、樹脂が熱分解するまでの間
に軟化又は溶融しないものが好ましい。
具体的には例えばフェノール樹脂、エポキシ樹脂、ポリ
ウレタン硬化型樹脂、尿素樹脂、メラミン樹脂、アルキ
ツド樹脂、シリコン樹脂、アクリル系反応樹脂、エポキ
シーポリアミド樹脂、高分子量ポリエステル樹脂とイソ
シアネートプレポリマーの混合物、メタクリル酸塩共重
合体とジイソシアネートプレポリマーの混合物、ポリエ
ステルポリオールとポリイソシアネートの混合物、尿素
ホルムアルデヒド樹脂、低分子量グリコール/高分子量
ジオール/トリフエニルメタントリイソシアネートの混
合物、ポリアミン樹脂及びこれらの混合物等である。
これらの樹脂の例示は特公昭39−8103号、40−
9779号、41−7192号、41−8016号、4
1−14275号、42一18179号、43−120
81号、44−28023号、45−14501号、4
5−24902号、46−13103号、47−220
65号、47−22066号、47−22067号、4
7−22072号、47−22073号、47−280
45号、47−28048号、47−28922号、米
国特許3144353号;同3320090号一同34
37510号;同3597273号;同3781210
号;同3781211号に記載されている。
これらの結合剤の単独又は組合わされたものが使われ、
他に添加剤が加えられる。
強磁性粉末と結合剤との混合割合は重量比で強磁性粉末
100重量部に対して結合剤10〜200重量部の範囲
で使用される。
磁気記録層には、前記のバインダー、強磁性微粉末の他
に添加剤として分散剤、潤滑剤、研磨剤、帯電防止剤等
が加えられてもよい。
分散剤としてはカプリル酸、カブリン酸、ラウリン酸、
ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン
酸、エライジン酸、リノール酸、リノレン酸、ステアロ
ール酸等の炭素数12〜18個の脂肪酸(R1COOH
,R1は炭素数11〜17個のアルキルまたはアルケニ
ル基);前記の脂肪酸のアルカリ金属(Li,Na,K
等)またはアルカリ土類金属(Mg,Ca,Ba)から
成る金属石鹸;前記の脂肪酸エステルの弗素を含有した
化合物;レシチン;トリアルキルポリオレフインオキシ
第四アンモニウム塩(アルキルは炭素数1〜5個、オレ
フィンはエチレン など);等が使用される。
この他に炭素数12以上の高級アルコール、およびこれ
らの他に硫酸エステル等も使用可能である。
これらの分散剤は結合剤100重量部に対して0.5〜
20重量部の範囲で添加される。
これらについては特公昭39−28369号、同44−
17945号、同48−7441号、同48−1500
1号、同48−15002号、同48−16363号、
同50−4121号、米国特許3387993号;同3
470021号等に記載がある。
潤滑剤としてはジアルキルポリシロキサン(アルキルは
炭素数1〜5個)、ジアルコキシポリシロキサン(アル
コキシは炭素数1〜4個)、モノアルキルモノアルコキ
シポリシロキサン(アルキルは炭素数1〜5個、アルコ
キシは炭素数1〜4個) ポリシロキサン(アルキルは炭素数1〜5個)などのシ
リコンオイル;グラファイト、などの導電性微粉末;二
硫化モリブデン、二硫化タングステンなどの無機微粉末
;ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレン塩化ビ
ニル共重合体、ポリテトラフルオロエチレンなどのプラ
スチック微粉末;α−オレフイン重合物;常温で液状の
不飽和脂肪族炭化水素(n−オレフィン二重結合が末端
の炭素に結合した化合物、炭素数約20);炭素数12
〜20個の一塩基性脂肪酸と炭素数3〜12個の一価の
アルコールから成る脂肪酸エステル類などが使用できる
これらの潤滑剤は結合剤100重量部に対して0.2〜
20重量部の範囲で添加される。
これらについては特公昭43−23889号、同46−
40461号、同47−15621号、同47−184
82号、同47−28043号、同47−30207号
、同47−32001号、同48−7442号、同49
−14247号、同50−5042号、米国特許347
0021号;同3492235号:同3’497411
号;同3523086号;同36257’60号;同3
630772号:同3634253号;同364253
9号;同368772’5号;■IBM Techni
cal Disclosure Bulletin■V
ol,9、No.7、Page 779(1966年1
2月);■ELEK TRONIK■1961年、N
o.12、page380等に記載されている。
研磨剤としては一般に使用される材料で溶融アルミナ、
炭化ケイ素酸化クロム、コランダム、人造コランダム、
ダイアモンド、人造ダイアモンド、ザクロ石、エメリー
(主成分:コランダムと磁鉄鉱)等が使用される。
これらの研磨剤は平均粒子径が0.05〜5μの大きさ
のものが使用され、特に好ましくは0.1〜2μである
これらの研磨剤は結合剤100重量部に対して0.5〜
20重量部の範囲で添加される。
これらについては特公昭47−18572号、同48−
15003号、同48−15004号(米国特許361
7378号)、同49−39402号、同50−940
1号、米国特許3007807号;同3041196号
;同3293066号;同3630910号;同368
7725号;英国特許1145349号;西ドイツ特許
(DT−PS)853211号;同1101000号に
記載されている。
帯電防止剤としてはカーボンブラック、カーボンブラッ
クグラフトポリマーなどの導電性微粉末:サポニンなど
の天然界面活性剤;アルキレンオキサイド系、グリセリ
ン系、グリシドール系などのノニオン界面活性剤;高級
アルキルアミン類、第4級アンモニウム塩類、ピリジン
その他の複素環類、ホスホニウム又はスルホニウム類な
どのカチオン界面活性剤:カルボン酸、スルホン酸、燐
酸、硫酸エステル基、燐酸エステル基等の酸性基を含む
アニオン界面活性剤;アミノ酸類、アミノスルホン酸類
、アミノアルコールの硫酸または燐酸エステル類等の両
性活性剤などが使用される。
これら帯電防止剤として使用し得る界面活性剤化合物例
の一部は特公昭46−22726号、同47−2488
1号、同47−26882号、同48−15440号、
同48−26761号、米国特許2271623号、同
2240472号、同2288226号、同26761
22号、同2676924号、同2676975号、同
2691566号、同2727860号、同27304
98号、同2742379号、同2739891号、同
3068101号、同3158484号、同32012
53号、同3210191号、同3294 540号、
同3415649号、同3441413号、同3442
654号、同3475174号、同3545974号、
西ドイツ特許公開(OLS)1942665号、英国特
許1077317号、同1198450号等をはじめ、
小田良平他著、「界面活性剤の合成とその応用」(槙書
店1964年版);A,M,シュワルツ&J,W.ペイ
リ著「サーフエスアクティブエージエンッ ターサイエンス・パブリケーション・インコーポレテイ
ド1958年版);J.P.シスリー著「エンサイクロ
ペディアオブサーフエスアク ヴエージエンッ、第2巻」(ケミカルパブリッンユカン
パニー1964年版);「界面活性剤便覧」第6刷(産
業図書株式会社、昭和41年12月20日)などの成書
に記載されている。
これらの界面甜剤は単独または混合して添加してもよい
これらは帯電防止剤として用いられるものであるが、時
としてその他の目的、たとえば分散、磁気特性の改良、
潤滑性の改良、塗布助剤として適用される場合もある。
磁気記録層の形成は上記の組成で有機溶媒に溶解し、塗
布溶液として非磁性支持体上に設けられた本発明の下塗
層の上に塗布する。
磁性塗布液の混練分散にあたっては各種の混練機が使用
される。
例えば二本ロールミル、三本ロールミル、ボールミル、
ペブルミル、トロンミル、サンドグラインダー、Sze
gvariアトライター、高速インペラー分散機、高速
ストーンミル、高速度.衝撃ミル、ディスパー、ニーダ
ー、高速ミキサー、ホモジナイザー、超音波分散機など
である。
混線分散に関する技術は、T.C.PATTON著の■
PaintFlowandPigmentDisper
sion■(1964年、John Wiley&So
ns社発行)に,述べられている。
又米国特許2581414号;同2855156号にも
述べられている。
支持体上へ前記の磁気記録層を塗布する方法としてはエ
アードクターコート、ブレードコート、エアナイフコー
ト、スクイズコート、含浸コート、リバースロールコー
ト、トランスファーロールコート、グラビヤコート、キ
スコート、キャストコート、スプレイコート等が利用出
来、その他の方法も可能であり、これらの具体的説明は
朝倉書店発行の「コーティング工学」253頁〜277
頁・(昭和46.3.20発行)に詳細に記載されてい
る。
塗布の際に使用する有機溶媒としては、アセトン、メチ
ルエチルケトン、メチルイソプチルケトン、シクロヘキ
サノン等のケトン系;メタノール、エタノール、プロパ
ノール、ブタノール等のアルコール系;酢酸メチル、酢
酸エチル、酢酸ブチル、乳酸エチル、酢酸グリコール、
モノエ ル等のエステル系;エーテル、グリコールジメチルエー
テル、グリコールモノエチルエーテル、ジオキサン等の
グリコールエーテル系;ベンゼン、トルエン、キシレン
等のタール系(芳香族炭化水素)等が単独または混合し
て使用できる。
この様な方法により、非磁性支持体上の下塗層の上に塗
布された磁性層は必要により層中の磁性粉末を配向させ
る処理を施したのち、形成した磁性層を乾燥する。
又必要により表面平滑化加工を施したり、所望の形状に
裁断したりして、本発明の磁気記録体を製造する。
特に本発明に於ては磁気記録層の表面平滑化処理をほど
こすと、表面が平滑で、且つ耐摩耗性にすぐれた磁気記
録体が得られることが判明した。
この場合、配向磁場は交流または直流で約500〜20
00ガウス程度であり、乾燥温度は約50〜100℃程
度、好ましくは70〜100℃、特に好ましくは80〜
90℃で、空気流量は1〜5kl/m2、好ましくは2
〜3kl/m2で、乾燥時間は約30秒〜10分間程度
、好ましくは1〜5分である。
磁性体の配向方向は、その用途により定められる。
即ち、サウンドテープ、小型ピデオテープ、メモリーテ
ープなどの場合にはテープの長さ方向に平行であり、放
送用ビデオテープなどの場合には長さ方向に対して、3
0°乃至90°の傾きをもって配向される。
磁性粉末の配向方法は下記の特許中にも述べられている
例えば米国特許1949840号; 2796359号;3001891号; 3172776号;3416949号; 3473960号;3681138号;特公昭32−3
427号;39−28368号;40−23624号;
40−23625号;41−13181号;48−13
043号:48−39722号などである。
表面平滑化処理はカレンダリング、スムースニングシー
トなどで行なわれ、これらについては米国特許2688
567号;同2998325号;同3783023号;
西独公開特許(OLS)2405222号;特開昭49
−53631号、同50−10337号などに記載され
ている。
以上に説明した本発明の製法による磁気記録体は、下塗
層によりポリエステル支持体と磁気記録層を強固に接着
させることができ、又、広巾での塗布工程において、広
巾シ一トの耳部にプロツキング現象、およびタツキネス
の発生しない製法を提供することが確認された。
以下に本発明を実施例および比較例により更に具体的に
説明する。
ここに示す成分、割合、操作順序等は、本発明の精神か
ら逸脱しない範囲において変更しうるものであることは
本業界に携わるものにとっては容易に理解されることで
ある。
従って、本発明は、下記の実施例に制限されるべきでは
ない。
尚、以下の実施例および比較例において部はすべて重量
部を示す。
実施例 I JFf味22μmのポリエチレンテレフタレートフイル
ム上に下記の下塗液Iを乾燥厚味0.4μmとなるよう
に均一に塗布し、80℃、2,5kl/m2/sec,
の空気流で7秒間乾燥を行ない下塗層を形成した。
下塗液I(濃度2wt.%溶液) 無定形線状飽和ポリエステル 70部(イソフ
タル酸、セバシン酸、 エチレングリコールのターポリ マー、平均分子量:17000、 極限粘度(30℃、フエノール/ テトラクロルエタン=6/4の 065%溶液):0.54) 塩化ビニリデンアクリロニトリル 30部共重合体 (窒素含有量:5.1%、溶液粘 度(25℃、2wt.%ジメチル フォルムアミド溶液):2.2セ ンチポイズ) メチルエチルケトン/シクロヘキ 5000部サン(9
/1)混合溶剤 上記の下塗層を有するポリエチレンテレフタレートフイ
ルムを4種製造し、それぞれの下塗層の上に充分に混練
、分散した下記の4種の磁性塗布液A,B,CおよびD
を乾燥厚味8μmとなるように塗布し、1500Gau
ssの直流磁場により配向処理し、90〜95℃、3k
l/m2/sec,の空気量で3分間乾燥した後、1/
4インチの巾にスリットして磁気テープを得た。
これらのサンプルをNos,I一A、I−B,I−Cお
よびI−Dとする。
磁性塗布液A マグヘマイト(γ−Fe203、 100 部Hc
=2950e,粒子サイズ: 0.03×0.03×0.5μm) 塩化ビニル酢酸ビニル共重合体 25 部(共
重合比:75/25 (wt.%)、分子量:450) ポリブチルアクリレート 5 部カー
ボンブラック 7 部ジメチル
ポリンシロキサン 0.3 部メチルエチル
ケトン/メチルイソ 300 部プチルケトン(1
/1)混合溶剤 磁性塗液B 強磁性Fe−Co−Ni合金粉末 100 部(H
c=6000e,粒子サイ ズ:0.03×0.03×0.3μm) ポリウレタン樹脂 15 部(ポリ
エチレンアジペートとメ タキシリレンジイソシアネート の反応生成物、分子量 130000) アルキツド樹脂 7 部(グリセ
リン、テレフタル酸お よび不乾性油の反応生成物、水 酸基価:130、油長:29%) ポリイソンアネート 7 部(1モル
のトリメチロールプロ パンと3モルの2・4−トリレ ンジイソシアネートの反応生成 物の75wt,%ブチルアセテー ト溶液、Desmodur L−75、Bayer
A.G.製) レシチン 1 部三弗化塩
化エチレン 0.5部ブチルアセテー
ト 320 部磁性塗液C CO含有マグネタイト(Hc= 100 部500
0e,粒子サイズ:0.04 ×0.04×0.6μm) 塩化ビニル酢酸ビニル共重合体 10 部(共重合
比:75/25 (wt.%)、重合度:450) プチルアクリレートアクリロニト 26 部リル共重
合体 (共重合比: 78/22 (wt.%)、重合度:900) ポリイソシアネート 5 部(磁性塗
液Bと同じ) レシチン 1 部オレイ
ン酸 1.5部カーボンブラ
ック 7 部プチルアセテート/
トルエン 300 部(1/1)混合溶剤 磁性塗液D マグヘマイト(γ−Fe2O3、 100 部Hc
=2950e,粒子サイズ: 0.03×0.03×0.5μm) ニトロセルロース 10 部(粘度
:RS1/2、窒素含有 量:11.8〜12.20、分子量: 30000) ポリエーテル型ポリウレタンプレ 20 部ポリマー (1・4−オキシブチレングリ コールとトルエンジイソシアネ ートの反応生成物で末端に 一NCO基を有する、分子量: 2000) レンチン 1 部アミルス
テアレート 0.3部カーボンブラッ
ク 5 部ポリアミン (4・4′−メチレンビス−2− 2 部クロロア
ニリン) ブチルアセテート/メチルエチル 280 部ケトン(
1/1)混合溶剤 比較例 1 下塗液CI(濃度2wt.%溶液) 無定形ポリエステル樹脂 97部(テレフタ
ル酸、エチレングリ コール、トリエチンングリコー ルのターポリマー、軟化点: 65℃) ポリカーボネート樹脂 3部(ビスフ
ェノールA型、分子量: 40000) メチルエチルケトン/シクロヘキ 5000部,サン(
9/1)混合溶液 上記の組成の下塗液CIを実施例1と同様にして厚味2
2μmのポリエチレンテレフタレートフイルム上に塗布
、乾燥し、更にその上に磁性塗液A実施例lと同様を塗
布、配向処理、乾燥し、1/4巾にスリットして磁気テ
ープを得た。
これをサンプルACI一Aとする。
実施例1および比較例1のサンプルNo.I−A、I−
B,I−C,I−DおよびCI一Aについて、1/4イ
ンチ巾の磁気テープの磁性層側にセロハン粘着テープ(
JIS Z1522)を均一に貼り着けて、TOM引張
り試験機を用いて180度剥離試験〔JIS K674
4−1963、ASTM D903−49(1965)
〕を行ない、各温度における180度剥離強度(g/m
m)を測定した。
第1表にその結果を示す。上記の結果より実施例1のサ
ンプル(Nos.I−A,I−B,I−CおよびI−D
)は各温度において良好な180度剥離強度、すなわち
良好な接着性を示したが、比較例1のサンプル(No.
CI−A)は接着性は全体的に劣り、特に低温において
劣っていることが判明した。
実施例2 実施例1で使用した下塗液Iにおいて無定形線状ポリエ
ステルおよび塩化ビニリデンアクリロニトリル共重合体
の割合を下記の第2表に示す如く変更して実施例Iと同
様にして乾燥厚味0.4μmの下塗層を形成した。
これらの下.塗層の上に磁性塗液Cを乾燥厚味10μm
となるように均一に塗布し、1500Gaussの直流
磁場により配向処理し、90℃、2.5kl/m2/s
ec.の空気気量で8分間乾燥した後、1/4インチの
巾にスリットして磁気テープを得た。
これらのサンプルをNos,■−C,■−C、■−C,
V−C、VI−Cおよび■−Cとする。
実施例1と同様にして各サンプルの180度剥離強度を
25℃の温度で測定し、下記の第3表にその結果を示す
上記の結果より、サンプルNos.■−C、■−C、お
よびV−Cと比較してサンプルNos,■−C、■−C
および■−Cはかなり劣っており、無定形線状ポリエス
テル樹脂に対して混合する塩化ビニリデンアクリロニト
リル共重合体の割合は10〜50wt.%が良いことが
判明した。
実施例3 下塗液■(濃度約3wt,%溶液) 無定形線状飽和ポリエステル85部 (テレフタル酸、エチレングリコー ル、トリエチレングリコールのター ポリマー、平均分子量:19000、 軟化点:120℃、溶解度パラメー ター:9.1) 塩化ビニリデンアクリロニトリル共重15部合体 (窒素含有量:1.5%、比粘度 (25℃、1wt.%テトラヒドロフ ラン溶液):1.5) メチルエチルケトン/テトラヒドロフ ラン(8/2)混合溶剤 厚味36μmのポリエチレンテレフタレートフイルム上
に上記の下塗液■を乾燥厚味1.5μmとなるように均
一に塗布し、85℃、2.5kl/m2/sec.の空
気流で5秒間乾燥を行なった後、磁性塗布液A(実施例
1参照)を乾燥厚味8μmとなるように塗布し、150
0Gaussの直流磁場により配向処理し、90〜95
℃、34kl/m2/sec.の空気量で3分間乾燥し
た。
これを1/4インチの巾にスリットして磁気テープを得
た。
これをサンプル■−Aとする。比較例2 下塗液C■(濃度約3wt.%溶液) 無定形線状飽和ポリエステル 85部(下塗液
■と同じ) 塩化ビニル酢酸ビニル共重合体 15部(共重合
比:87/13 (wt.%)、重合度420) メチルエチルケトン/テトラヒド 3000部ロフラン
(8/2)混合溶剤 上記の下塗液C2を用いて実施例3と同様にして磁気テ
ープを製造した。
サンプルCII−Aとする。
比較例 3 下塗液C■(濃度約3wt.%溶液) 無定形線状ポリエステル 85部(実施例
3と同じ) エポキシ樹脂 15部(エビク
ロルヒドリンとジフエ ニルプロパンの反応生成物、エ ポキン当量:470、分子量 1000) メチルエチルケトン/テトラヒド 3000部ロフラン
(8/2)混合溶剤 上記の下塗液C3を用いて実施例3と同様にして磁気テ
ープを製造した。
サンプルC■−Aとする。
比較例 4 下塗液CIV(濃度約3wt.%溶液) 無定形線状ポリエステル 85部(実施例
3と同じ) 真鎖状ポリウレタン 15部(アジピ
ン酸、1・4−ブタン ジオールおよびジイソシアネー トのターポリマー、分子量 36000) メチルエチルケトン/テトラヒド 3000部ロフラン
(8/2)混合溶液 上記の下塗液C4を用いて実施例3と同様にして磁気テ
ープを製造した。
サンプルC■−Aとする。
以上の実施例3、比較例2、3および4のサンプル■一
A、C2−A、C3−AおよびC4−Aについて、各温
度における180度剥離強度(g/cm)を測定し、そ
の結果を第4表に示す。
測定方法は実施例1と同じである。
以上の結果から判明する如く、サンプル■−Aはサンプ
ルI−A、I−B、I−CおよびI−Dと同じように−
20℃〜70℃の温度範囲において接着力があまり低下
することなく、安定な接着力を示した。
これに対してサンプルCI−A,C■−AおよびCrV
−Aは室温(30℃)においても接着力が40〜60g
/cmと低く、サンプル■−Aの1/2しかなく、特に
サンプルC■−Aでは低温(−20〜0℃)において2
〜10g/cmと異常に低く、本発明の製法による下塗
層の如き、良好な接着力は得られなかった。
これらの結果から本発明の下塗層の組成、すなわち無定
形線状飽和ポリエステルと塩化ビニリデン付加重合性二
トリル共重合体の二成分の混合したものは、無定形線状
飽和ポリエステルと他の樹脂から成る組成と比較して、
格段に優秀な特性を有することが確認された。
比較例 5 下塗液CV(濃度約5.3wt.%溶液)塩化ピニリデ
ンアクリロニトリル 15 部共重合体(実施例1と
同じ) ポリエステル樹脂 35 部(商品名
:Desmophen 2200、Bayer A.G
.製;アジピン酸、 ジエチレングリコールおよびト リオールの反応生成物、常温 (25℃)で粘稠な液体、粘度 (75℃):約1000センチ ポイズ) パルミチン酸 0.5部メチルエ
チルケトン 190 部メチルイソブチル
ケトン 380 部トルエン
380 部上記の下塗液C■を調液したところ
白濁した溶液が得られた。
厚味23μmのポリエチレンテレフタレートフイルム上
に乾燥厚味1.5μmとなるように塗布し、90℃、2
.5kl/m2/sec.の空気流で10秒間乾燥させ
たが、この下塗層C■は厚味が不均一で、厚目に塗布さ
れた所はタッキネスが残り、巻き取りの際にパスロール
に付着が起こり、テープの一貫生産時に適していなかっ
た。
一方、本発明の実施例1、2および3で使用した芳香族
ジカルボン酸を含む無定形線状飽和ポリエステル樹脂を
下塗層に使用した場合は上記の下塗層CVの場合の如き
タツキネスが見られず、磁気テープ用の下塗層として適
していることが判明した。
比較例 6 下塗液CVI(濃度約5.3wt.%溶液)塩化ビニリ
デンアクリルニトリル 15 部共重合体(実施例1
と同じ) ポリウレタン樹脂 35 部(商品名
:Desmocoll 176、Bayer A.G.
製;−OH基含 有量が約0.1%のポリエステル ポリウレタン、比重(20℃): 1.23g/cm3、溶液粘度(20 ℃、15wt.%メチルエチルケ トン溶液):2〜8ポイズ) パルミチン酸 0.5部メチルエ
チルケトン 190 部メチルイソブチル
ケトン 380 部トルエン
380 部上記の下塗液C■を用いて厚味21
μmのポリエチレンテレフタレートフイルム上に乾燥厚
味1.5μmとなるように塗布し、90℃、2.5kl
/m2/sec,の空気量で10秒間乾燥した。
この下塗層C■の上に磁性塗液Aを乾桑厚味4μmとな
るように塗布したところ、磁性塗液のハジキ現象が認め
られ、均一な磁気記録層が得られなかった。
一方、実施例1、2および3の下塗液I、■および■の
場合には上記の如きハジキ現象は見られなかった。
又、上記の下塗液C■からパルミチン酸を除いた組成に
ついても同様なハジキ現象が認められた。
すなわち、上記の結果から、塩化ビニリデンアクリロニ
トリル共重合体とポリウレタン樹脂に高級脂肪酸のパル
ミチル酸を加えたもの、および加えない下塗液組成では
本発明の場合より磁性塗液の塗布がうまく出来ず、平滑
な、磁気記録層表面が得られないことが確認された。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 非磁性支持体上に下塗り層を設け、更にこの上に強
    磁性微粉末とバインダーを含む磁性層を設ける磁気記録
    体の製法において、前記非磁性支持体が2軸延伸された
    ポリエステルであり、且つ、前記下塗層が芳香族ジカル
    ボン酸を含む無定形線状飽和ポリエステル樹脂と該ポリ
    エステル樹脂に対して10〜50wt%の塩化ビニリデ
    ン付加重合性二トリル共重合体をメチルエチルケトンを
    主体とする有機溶剤に固形分で0.8〜5wt%の濃度
    の溶液とし、温度100℃以下で乾燥厚味0.03〜2
    .0μmになるように塗布、乾燥した後、磁気記録層を
    塗布することを特徴とする磁気記録体の製法。
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