JPS60111072A - 密閉形回転圧縮機の騒音減衰装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、空気調和機等に使用するアキュムレータ等を
具備した密閉形回転圧縮機における騒音減衰装置に関す
るものである。

従来例の構成とその問題点 従来、この種の密閉形回転圧縮機は、第１図に示すよう
に、圧縮要素１と電動要素２を内蔵した密閉容器３に、
前記圧縮要素１の吸入ボート部４に曲管５を介してアキ
ュムレータ６を連結し、前記アキュムレータ６は、取り
付は金具７を用いて前記密閉容器３のアキュムレータ取
付台８に連結されている。

ところが、このような従来の密閉形回転圧縮機において
は、前記圧縮要素１および前記電動要素２から発生する
振動成分により、前記圧縮要素１と前記電動要素２を内
蔵した密閉容器３、前記圧縮要素１の吸入ポート部４に
連なる曲管部５．１１■記アキユム゛し・−夕６および
アキュムレータ６の内部へ延出した直管部９などは振動
系となり、前記直管部９において軸に対して直角の方向
に共振を起こし特定の周波数で異常騒音を発生させると
いう問題を有していた。

これを防雨するため、従来はこの直管部９の拐質、ある
いは設計寸法を変更することにより、まだは前記アキュ
ムレータ６の側壁部１ｏにダンピング利１１等を貼付け
ることにより、前記振動系の剛性等を調節し、異常騒音
が発生しにくいようにして、前記振動系が特定周波数域
で共振しないように考慮していた。

ところがこの構造は、圧縮機の性能および製造−１−１
あるいはコスト上の問題により、簡単にこれらを調節す
ることができない場合があり問題であった。

発明の目的 本発明は、上記従来の問題に鑑みてなされたもので、簡
単な調節によ−て、前記振動系の軸に対して直角方向に
発生する共振を特定周波数域から遠ざけ、騒音特性の向
上をはかることを目的とするＯ 発明の構成 この目的を達成するために本発明は、密閉容器の内部に
圧縮要素と電動要素を内蔵して密閉形回転圧縮機を構成
し、前記圧縮要素の吸入口に近接して前記密閉容器の外
方にアキュムレータを配設し、前記圧縮要素の吸入口と
アキュムレータ内部を連結する曲管を設け、うの曲管と
連結させた直管を前記アキ、ムレータ内に延出し、この
直管に筒状の金属体を周設したものである。

実施例の説明　− 以下本発明の一実施例について第２図を参考に説明する
。

同図において、３は密閉容器で、周知の構造からなる圧
縮要素１と電動要素２を内蔵している。

５は前記圧縮要素１に連なる曲管、６は周知の構成から
なるアキュムレータで、前記アキュムレータ６の内部は
、前記曲管らを介して前記圧縮機要素１の吸入口４と連
結されている。またこのアキュムレータ６は、前記密閉
容器３の外周部に溶接されているアキュムレータ取伺用
の台８ヘアキュムレータ取付用金具７を介して固定され
ている。

９は一端が前記曲管５と連結され、他端が前記アキュム
レータ６の内部へ延出しだ直管部で、その先端に筒状の
金属体が溶接あるいは圧入などの適宜手段によって接続
されている。

上記構成において、公称出力が６００ワットから１５０
ｏワツトの密閉形回転圧縮機を使用し、外径が約５０：
？ｌＪメートル、板厚が約０．８　ミＩＪメートル程度
で材質が鋼材からなるアキュムレータ６を使用し、捷だ
直管部９と接続用直管部１１を外径が約１４ミリメート
ル、板厚が約１ミリメートル程度で材質を銅とする管と
し、さらに前記直管部９と接続用直管１１の接続部に取
付ける金属体１０として、外径が約２０　ミＩＪメート
ル、高さが約２０ミリメートル程度で円筒状に形成され
た鋼材または銅合金材を使用した場合の前記振動系の振
動応答特性の実験を行った結果、第３図の実線で示す如
き特性が得られた。

これは、圧縮要素１と電動要素２を内蔵する密閉容器３
にて、圧縮要素１の吸入１コ４近傍を密閉容器３の軸に
対して、直角な半径方向に加振した場合の、加振方向と
同一方向のアキュムレータ側壁の振動応答特性である。

ここで破線は従来例を示し、縦軸に振動応答レベル（加
速度１カ）を、横軸に周波数をとっている。

この振動応答特性において、８０ｏＨ２がら１８００Ｈ
ｚ程度寸での周波数域および２２００Ｈｚから３６００
Ｈｚ程度までの周波数域は密閉形回転圧縮機を５０Ｈｚ
あるいは６０Ｈ’Ｚの電動周波数で運転した場合におい
て発生する密閉形回転圧縮機の加振力の６００Ｈｚ以上
の高周波成分で特に大きい周波数域であり、騒音特性と
して重要視されている周波数域である。

しかしながら、第３図から明らかなように、本実施例に
おいては上記周波数帯域で総体的に振動応答レベルが下
がり、しかも前記振動系の共振もそのレベルが大きく低
下している。

また第４図に示す密閉形圧縮機の騒音周波数特性におい
ても従来例を示す破線特性に比較して２５００　Ｈｚの
周波数成分が大きく減衰している。

すなわち、本実施例のごとく、圧縮要素１および電動要
素２を内蔵した密閉容器３、圧縮要素１の吸入口４に連
々る曲管５、アキュムレータ側壁およびアキュムレータ
６の内部へ延出した直管部９からなる振動系において、
前記直管部９の先端に金属体１０で接続用直管１１を接
続することにより、上記振動系で軸に直角な方向の共振
を特定の周波数域において調節することができる。

発明の効果 以Ｊ二のように本発明における密閉形回転圧縮機の騒音
減衰装置は、密閉容器の内部に圧縮要素と電動９素を内
蔵して密閉形回転圧縮機を構成し、前記圧縮要素の吸入
口に近接して前記密閉容器の外方にアキュムレータを配
設し、前記圧縮要素の吸入口とアキュムレータ内部を連
結する直管を設け、この直管を前記アキュムレータ内に
延出し、この直管に筒状の金属体を周設したもので、前
記圧縮要素および電動要素を内蔵した密閉容器と、前記
圧縮要素の吸入口からアキュムレータ内に延出した直管
と、アキュムレータからなる振動系の軸に直角方向の撮
動応答特性の向上がはかれ、よりｑｊＪｆ、かな騒音特
性が得られる。しかもアキュムレータに金属体および接
続用直管を内蔵しているため、アキュムレータ部が大形
化することもなく、さらに構造もきわめて簡素であるな
ど、優れた効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来例における騒音減衰装置を具備した密閉形
回転圧縮機の縦断面図、第２図は本発明の一実施例にお
ける騒音減衰装置を具備した密閉形回転圧縮機の縦断面
図、第３図は同圧縮機と従来例における振動応答レベル
の比較特性図、第４図は同圧縮機と従来例における密閉
形回転圧縮機の騒音比較特性図である。 １　・圧縮要素、２　電動要素、３・・・・密閉容器、
５　・・・曲管、６　・・・・アキュムレータ、９・直
管部、１０　・金属体、１１・・・・接続用直管。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名第３
図 周分に数　（にＪ−Ｊｚ） 第４図 周液数（Ｈ７）

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 密閉容器内に、電動機要素と、この電動機要素によって
   駆動される圧縮機要素をそれぞれ設けて密閉形圧縮機を
   構成し、さらに前記圧縮機要素の吸入１］に近接して前
   記密閉容器の外方にアキュムレータを配設し、前記圧縮
   要素の吸入口とアキュムレータ内部を連結する曲管を設
   け、この曲管と連結さぜた直管を前記アキュムレータ内
   に延出しこの直管に筒状の金属体を周設した密閉形回転
   圧縮機の騒音減衰装置。