JP2771274B2 - 密閉形圧縮機 - Google Patents

密閉形圧縮機

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JP2771274B2
JP2771274B2 JP1224412A JP22441289A JP2771274B2 JP 2771274 B2 JP2771274 B2 JP 2771274B2 JP 1224412 A JP1224412 A JP 1224412A JP 22441289 A JP22441289 A JP 22441289A JP 2771274 B2 JP2771274 B2 JP 2771274B2
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compressor
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band
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和雄 池田
正庸 須藤
年 大木
厚 大塚
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Hitachi Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、アキュムレータを具備した密閉形圧縮機に
おいて、アキュムレータ部より発生する騒音を小さくし
て、より低騒音な密閉形圧縮機を提供するための構造に
関するものである。
〔従来の技術〕 従来のこの種の密閉形圧縮機は、第3図に示す如く、
圧縮要素1と電動要素2を内蔵した密閉容器3に、前記圧
縮要素1の吸込ボード部4に曲管5を介してアキュムレ
ータ6を接続し、前記アキュムレータ6の取り付け用バ
ンド7を用いて前記アキュムレータ6を前記密閉容器の
アキュムレータ取付座8に連結した構造であった。
このような従来の密閉形圧縮機においては、前記圧縮
要素1および前記電動要素2から発生する振動成分によ
り、前記アキュムレータ6は加振され、特定の周波数で
異常騒音を発生させる問題があった。これを防止するた
め従来はアキュムレータの側壁部にダンピング材9等を
貼付けることによりアキュムレータの振動系の固有振動
数を調節して、前記振動系が特定周波数域で共振が生じ
ることのないような設計が行われてきた。
〔発明が解決しようとする課題〕 上記従来技術は、圧縮機の回転数が一定である場合
は、有効であった。
しかし圧縮機の回転数が変化する容量可変形圧縮機に
於ては、有効な方策ではない。すなわち、回転数可変圧
縮機においては、回転数が変化するのでアキュムレータ
を加振する周波数が広範囲に変化する。
従ってアキュムレータ部の固有振動数を調整しても、
加振側である圧縮機の回転数も連続的に変化するので、
回転数のn倍の周波数とアキュムレータの固有値が合致
して共振を生じてしまう。例えば圧縮機の回転数が30Hz
から200Hzまで可変の圧縮機で、アキュムレータ部の固
有振動数が800Hzに存在している場合、アキュムレータ
は50Hz運転時(回転数の第16次の周波数を共振する。)
100Hz運転時(回転数の第8次の周波数と共振する。)2
00Hz運転時(回転数の第4次の周波数と共振する。)に
アキュムレータの固有振動数と合致し、騒音が問題とな
る。圧縮機の回転数が広範囲に変化する圧縮機の場合に
は、アキュムレータの固有振動数を多少変化させても、
加振側である圧縮機の回転数も変化するので、アキュム
レータ部の共振を回避することはできない。
本発明は回転数可変形圧縮機においては、アキュムレ
ータ部の共振による異常騒音を低減する構造を提供する
ことを目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するため、アキュムレータ部の振動モ
ードを分析し、アキュムレータの振動を小さくしてこの
部より発する騒音を低減するため、密閉容器内部に収納
された圧縮要素と電動要素とを有する密閉型圧縮機と、
前記圧縮要素の吸込口に接続され前記密閉容器の外側に
取り付けられたアキュムレータとを備えた密閉型圧縮機
において、前記密閉容器の外側に設けられた座と、この
座に係止され前記アキュムレータを拘束する係止部幅よ
りも広い幅のアキュムレータ取付バンドとを備えたもの
である。
〔作用〕
第4図は、ルームエアコン用圧縮機の騒音スペクトル
である。実線が従来圧縮機を示す。この騒音の中で80Hz
帯域の騒音は圧縮機のアキュムレータ部より発生してい
る騒音である。1KHz以下の騒音はしゃ音が難しく、従っ
てその音源を小さくする必要がある。第5図はアキュム
レータ部の800Hzの振動モード、第6図は振動応答特性
である。
回転数可変圧縮機においては、アキュムレータ部の固
有振動数をずらしても効果がない。本発明は、振動応答
レベルを下げることにより騒音を低下させようとするも
のである。第5図の振動モードより800Hzの振動は、ア
キュムレータ下部で大きく、アキュムレータ長手方向の
長さの上部約1/4付近に節がある。この振動を小さくし
て、この周波数の騒音を低減させるためには、アキュム
レータの下部に第1図の如く、バンドで密閉容器に設け
てある座に取りつけて拘束するのが有効である。
このようにすることにより、アキュムレータ部の振動
応答特性は、第6図の実線が点線の如くなり800Hz帯域
のレベルが低下する。
これによって、アキュムレータの振動音を防止するこ
とができる。
〔実施例〕
以下本発明の一実施例を図を用いて説明する。第1図
は本発明の一実施例を示す密閉形圧縮機の縦断面図であ
る。3は密閉容器で圧縮要素および電動要素を内蔵して
いる。5は前記圧縮要素に連なる曲管、6はアキュムレ
ータである。
前記密閉容器3の外周部には、アキュムレータ取付用
の座8が固着されており、アキュムレータ取付バンド7
を介してアキュムレータ6を密閉容器3に固定してい
る。このバンド7およびアキュムレータ取付座8は2個
設けてあり、一方のバンド及び座はアキュムレータ下部
に、もう一方はアキュムレータ上部に設けてある。第6
図は前記構造のアキュムレータ部の振動応答特性であ
り、アキュムレータを圧縮機の振動方向に加振したとき
の、加振方向と同一方向のアキュムレータ側壁の振動応
答特性である。ここで実線は従来例を示し、破線は前述
構造の特性を示す。この振動特性において800Hz帯域の
振動応答レベルは、大幅に低下している。これは下記理
由による。
第5図は従来例のアキュムレータ取付構造を有する圧
縮機の第1次振動モードおよ第2次振動モードを表す。
第1次の振動モードはアキュムレータ下部の曲管部を節
とした振動モードであり、アキュムレータ上部で振動が
大きい。従来の圧縮機は、アキュムレータの比較的頂部
に、アキュムレータ取付用のバンド7を設け、密閉容器
3に固定していたので、第1次モードの振動に対して
は、振動を拘束するのに有効な構造であった。しかし第
2次モードの振動はアキュムレータ下部が腹となり、ア
キュムレータの長手方向の長さの上部約1/4付近に節が
あるモードであるので、従来の構造のアキュムレータ構
造では、節の付近にアキュムレータ取付用のバンドがあ
り、第2次の振動をこのバンドで拘束することはできな
い。
本実施例のアキュムレータ取付け構造では、アキュム
レータの上部と下部で固定するようになるため800Hz帯
域の振動モードの腹となるアキュムレータの下部の曲管
2の動きを拘束できる。
第2図は、本発明の他の実施例に係る密閉形圧縮機で
ある。第2図の実施例は、アキュムレータ取付用のバン
ドの幅を軸方向の下方に伸ばし、800Hzの振動モードの
腹近傍まで伸ばして、振動を拘束させるようにしたもの
である。
第2図の実施例は、先の実施例と同様の効果が得られ
るほか、構成部品が少いので組み立てを簡単にできると
いう利点がある。
〔発明の効果〕
本発明によれば、アキュムレータの2次振動モードを
拘束する構造としたので、圧縮機の加振周波数とアキュ
ムレータ部の固有振動数が一致しても、アキュムレータ
部からは異常騒音が発生せず第4図の騒音スペクトルに
示す如く、実線が破線の特性になり、静音な圧縮機を提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例に係る密閉形圧縮機の外観
図、第2図は、本発明の他の実施例に係る密閉形圧縮機
の外観図、第3図は、従来の密閉形圧縮機の縦断面図、
第4図は、密閉形圧縮機の騒音スペクトルチャート、第
5図は、従来圧縮機のアキュムレータ部の振動モード
図、第6図は、アキュムレータ部の振動応答特性であ
る。1 ……圧縮要素、2……電動要素 3……密閉容器、4……吸込ポート部 4……曲管、6……アキュムレータ 7……アキュムレータ取付バンド 8……アキュムレータ取付座
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大塚 厚 栃木県下都賀郡大平町大字富田800番地 株式会社日立製作所栃木工場内 (56)参考文献 実開 昭62−25779(JP,U) 実開 昭62−167065(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F04B 39/00 F25B 43/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】密閉容器内部に収納された圧縮要素と電動
    要素とを有する密閉型圧縮機と、前記圧縮要素の吸込口
    に接続され前記密閉容器の外側に取り付けられたアキュ
    ムレータとを備えた密閉型圧縮機において、前記密閉容
    器の外側に設けられた座と、この座に係止され前記アキ
    ュムレータを拘束する係止部幅よりも広い幅のアキュム
    レータ取付バンドとを備えた密閉型圧縮機。
JP1224412A 1989-09-01 1989-09-01 密閉形圧縮機 Expired - Lifetime JP2771274B2 (ja)

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