JPS6237969Y2 - - Google Patents

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JPS6237969Y2
JPS6237969Y2 JP9632581U JP9632581U JPS6237969Y2 JP S6237969 Y2 JPS6237969 Y2 JP S6237969Y2 JP 9632581 U JP9632581 U JP 9632581U JP 9632581 U JP9632581 U JP 9632581U JP S6237969 Y2 JPS6237969 Y2 JP S6237969Y2
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JP
Japan
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accumulator
electric compressor
vibration
airtight container
frequency range
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JP9632581U
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JPS582381U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はアキユムレータを備えた密閉型電動圧
縮機の騒音の減衰構造に関するものである。従来
のこの種の電動圧縮機を第1図について説明する
1は円筒状の密閉容器、2は電動機の固定子、3
はコイル、4は回転子である。5は圧縮機構でそ
の駆動軸6は回転子4と結合されており、固定子
2は密閉容器1の円筒状の内壁に圧着されてお
り、圧縮機構5は密閉容器1の円筒状の内壁に溶
接固定されている。7は密閉容器1と並列に配置
されたアキユムレータで、支持具8によつて密閉
容器1に支持されている。9は密閉容器1に水平
に設けた冷媒吸込口で、アキユムレータ7の底部
鏡板10に設けてある垂直方向の冷媒の出口と曲
管11によつて連結されている。12は圧縮され
た冷媒の吐出管である。
上記構造の密閉型電動圧縮機においては、電動
圧縮機の振動が密閉容器1および曲管11を介し
てアキユムレータ7に伝達され、曲管11と鏡板
10との結合部で軸方向と直角の方向(水平方
向)の共振を起し、特定の周波数で異常音を発生
する。この異常音の発生を防止するために、鏡板
10の材質および寸法を変更し、あるいは第1図
に示すようにアキユムレータ7の胴体にダンパー
13を貼着するなどの手段により振動系の剛性を
調整することによつて特定周波数域で共振が発生
するのを阻止することが行なわれているが十分な
成果がなく、かつ、実施する上で設計的にも、ま
たコストの点でもいろいろと困難な問題がある。
本考案はこの問題をきわめて簡単な手段によつて
解決することを目的とするものである。
本考案の実施例を第2図について説明する。同
図において1ないし12は第1図と同じものを示
している。14は曲管11と鏡板10との結合部
にはめこみ、これらと密接して固定した本考案の
金属製の防振リング(第3図)で、その直径およ
び厚さを適当に設定することによつて鏡板10と
曲管11との結合部における前記振動の共振周波
数を振動の大きい特定の周波数域から移動させる
ことができ、その結果騒音を減少させることがで
きる。
第4図は出力500w〜1500wの電動圧縮機を収
容した密閉容器1に外径75mm、板厚2mmの鋼板に
よつて形成したアキユムレータ7を図示のように
固定し、これを外径14mm、板厚1mmの銅板によつ
て形成した曲管11によつて結合した振動系にお
いて、直径30mm、厚さ5mmの鋼材よりなる本考案
の防振リング14を曲管11と鏡板10との結合
部に固定し、密閉容器1の吸込口9付近に密閉容
器の軸に対して直角に半径方向の加振をした場合
の、加振方向と同一方向のアキユムレータ側壁の
振動応答特性を示すグラフで縦軸に振動応答レベ
ル(加速度/力)、横軸に周波数をとつている。
図において実線は防振リング14を備えた本考案
の振動系の特性であり、点線は防振リング14の
ない従来の振動系を示している。この振動応答特
性において、800〜1500Hzの周波数域および2500
〜3500Hzの周波数域は、電動圧縮機を50Hz又は60
Hzの電源周波数で運転した場合に発生する加振力
の500Hz以上の高周波成分で、振動の特に大きい
周波数域であり、騒音発生の原因として重要視さ
れる部分である。そして本考案(実線)において
は、この周波数域の部分において振動応答レベル
が総体的に低下しており、かつ、振動応答レベル
の高い部分すなわち共振する部分が他の周波数域
(2000Hz付近)に移動していることがわかる。
第5図は密閉型電動圧縮機の騒音周波数特性を
示すグラフで、本考案(実線)の電動圧縮機は従
来(点線)の電動圧縮機に比し、周波数1250Hz付
近で音圧レベルの低下していることがわかる。
以上述べたように本考案の密閉型電動圧縮機
は、密閉容器1の内部に電動機およびこれと一体
に結合された圧縮機構5を収容し、前記密閉容器
1と並列に配置されたアキユムレータ7を該密閉
容器1によつて支持すると共に該アキユムレータ
7の底部の鏡板10の冷媒の出口を前記密閉容器
の冷媒の吸込口9と曲管11によつて連結した構
造において、前記アキユムレータ7の鏡板10と
前記曲管11との結合部にこれらと密接する金属
製の防振リング14をはめこんで固定したことを
特徴とするものであり、該防振リング14は、電
動圧縮機を駆動したとき、前記結合部における振
動の共振周波数が騒音の大きい周波数域から騒音
の小さい周波数域に移動するよう、その直径およ
び厚さが設定されている。したがつて防振リング
14の寸法を適当に定めるというきわめて簡単な
手段によつて密閉型電動圧縮機の騒音を低下させ
るすぐれた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図:従来の密閉型電動圧縮機の縦断面図、
第2図:本考案の密閉型電動圧縮機の縦断面図、
第3図:本考案の防振リングの実施例でイは平面
図、ロは側面図、第4図:アキユムレータの振動
応答特性を示すグラフ、第5図:密閉型電動圧縮
機の振動周波数と騒音との関係を示すグラフ。 記号、1……密閉容器、2……固定子、3……
コイル、4……回転子、5……圧縮機構、6……
駆動軸、7……アキユムレータ、8……支持具、
9……吸込口、10……鏡板、11……曲管、1
2……吐出管、13……ダンパー、14……防振
リング。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 密閉容器の内部に電動機およびこれと一体に
    結合された圧縮機構を収容し、前記密閉容器と
    並列に配置されたアキユムレータを該密閉容器
    によつて支持すると共に、該アキユムレータの
    底部の鏡板に設けた冷媒の出口を前記密閉容器
    の冷媒の吸込口と曲管によつて連結した構造に
    おいて、前記アキユムレータの鏡板と前記曲管
    との結合部にこれらと密接する金属製の防振リ
    ングをはめこんで固定したことを特徴とする密
    閉型電動圧縮機。 (2) 前記防振リングは、電動圧縮機を駆動したと
    き前記結合部における振動の共振周波数が騒音
    の大きい周波数域から騒音の小さい周波数域に
    移動するようその直径および厚さが設定されて
    いることを特徴とする実用新案登録請求の範囲
    (1)の密閉型電動圧縮機。
JP9632581U 1981-06-29 1981-06-29 密閉型電動圧縮機 Granted JPS582381U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9632581U JPS582381U (ja) 1981-06-29 1981-06-29 密閉型電動圧縮機

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JP9632581U JPS582381U (ja) 1981-06-29 1981-06-29 密閉型電動圧縮機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS582381U JPS582381U (ja) 1983-01-08
JPS6237969Y2 true JPS6237969Y2 (ja) 1987-09-28

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ID=29891197

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JP9632581U Granted JPS582381U (ja) 1981-06-29 1981-06-29 密閉型電動圧縮機

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Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100504908B1 (ko) * 2002-09-10 2005-07-29 엘지전자 주식회사 밀폐형 압축기의 어큐뮬레이터 진동 저감 장치
JP2011153525A (ja) * 2010-01-26 2011-08-11 Hitachi Appliances Inc アキュームレータ付回転式圧縮機
JP5352713B2 (ja) * 2012-06-11 2013-11-27 日立アプライアンス株式会社 アキュームレータ付回転式圧縮機

Also Published As

Publication number Publication date
JPS582381U (ja) 1983-01-08

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