JPH0113024B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0113024B2 JPH0113024B2 JP23820783A JP23820783A JPH0113024B2 JP H0113024 B2 JPH0113024 B2 JP H0113024B2 JP 23820783 A JP23820783 A JP 23820783A JP 23820783 A JP23820783 A JP 23820783A JP H0113024 B2 JPH0113024 B2 JP H0113024B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- accumulator
- electric compressor
- end plate
- frequency range
- vibrations
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000003507 refrigerant Substances 0.000 claims description 5
- 230000006835 compression Effects 0.000 claims description 4
- 238000007906 compression Methods 0.000 claims description 4
- 238000013016 damping Methods 0.000 claims description 4
- 230000000149 penetrating effect Effects 0.000 claims description 3
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 2
- 230000002159 abnormal effect Effects 0.000 description 2
- 230000005284 excitation Effects 0.000 description 2
- 239000010959 steel Substances 0.000 description 2
- 230000001133 acceleration Effects 0.000 description 1
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 1
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
- 238000003466 welding Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Compressor (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は空気調和機等に用いられるアキユムレ
ータを備えた密閉型電動圧縮機の騒音の減衰装置
に関するものである。
ータを備えた密閉型電動圧縮機の騒音の減衰装置
に関するものである。
従来例の構成とその問題点
従来この種電動圧縮機を第1図について説明す
る。
る。
同図において、1は円筒状の密閉容器、2は電
動機の固定子、3はコイル、4は回転子である。
5は圧縮機構で、その駆動軸6は回転子4と結合
され、また固定子2は密閉容器1の円筒状の内壁
に圧着され、さらに、圧縮機構5は密閉容器1の
円筒状の内壁に溶接固定されている。7は密閉容
器1と並列に配置されたアキユムレータで、支持
具8によつて密閉容器1に支持されている。9は
密閉容器1へ水平に設けた冷媒吸込口で、アキユ
ムレータ7の底部鏡板10に設けてある垂直方向
の冷媒の出口と曲管11によつて連結されてい
る。12は圧縮された冷媒の吐出管である。
動機の固定子、3はコイル、4は回転子である。
5は圧縮機構で、その駆動軸6は回転子4と結合
され、また固定子2は密閉容器1の円筒状の内壁
に圧着され、さらに、圧縮機構5は密閉容器1の
円筒状の内壁に溶接固定されている。7は密閉容
器1と並列に配置されたアキユムレータで、支持
具8によつて密閉容器1に支持されている。9は
密閉容器1へ水平に設けた冷媒吸込口で、アキユ
ムレータ7の底部鏡板10に設けてある垂直方向
の冷媒の出口と曲管11によつて連結されてい
る。12は圧縮された冷媒の吐出管である。
上記構造の密閉型電動圧縮機においては、電動
圧縮機の振動が密閉容器1および曲管11を介し
てアキユムレータ7に伝達され、曲管11と鏡板
10との結合部で軸方向と直角の方向(水平方
向)の共振を起し、特定の周波数で異常音を発生
する。
圧縮機の振動が密閉容器1および曲管11を介し
てアキユムレータ7に伝達され、曲管11と鏡板
10との結合部で軸方向と直角の方向(水平方
向)の共振を起し、特定の周波数で異常音を発生
する。
この異常音の発生を防止するために、従来は鏡
板10の材質および寸法を変換し、あるいは第1
図に示すようにアキユムレータ7の胴体にダンパ
ー13を貼着するなどの手段を講じて振動系の剛
性あるいは振動系のダンピングを調整し、これに
よつて特定周波数域で共振が発生するのを阻止し
ていた。
板10の材質および寸法を変換し、あるいは第1
図に示すようにアキユムレータ7の胴体にダンパ
ー13を貼着するなどの手段を講じて振動系の剛
性あるいは振動系のダンピングを調整し、これに
よつて特定周波数域で共振が発生するのを阻止し
ていた。
しかしこれらの手段は、十分な成果がなく、か
つ実施する上で設計的にも、またコストの点でも
種々困難な問題がある。
つ実施する上で設計的にも、またコストの点でも
種々困難な問題がある。
発明の目的
そこで本発明は上記欠点に鑑み、きわめて簡単
な手段によつてサキユムレータから発生する騒
音、振動を低減することを目的とするものであ
る。
な手段によつてサキユムレータから発生する騒
音、振動を低減することを目的とするものであ
る。
発明の構成
この目的を達成するために本発明は、アキユム
レータの底部の鏡板に、曲管の貫通部を中心とす
る同心円状の階段状の絞りを設けたものである。
そしてさらにアキユムレータから発生する振動の
共振周波数が振動の大きい周波数域から振動の小
さい周波数域に移行するように、絞りの径、深さ
を設定したものである。
レータの底部の鏡板に、曲管の貫通部を中心とす
る同心円状の階段状の絞りを設けたものである。
そしてさらにアキユムレータから発生する振動の
共振周波数が振動の大きい周波数域から振動の小
さい周波数域に移行するように、絞りの径、深さ
を設定したものである。
この構成によつてアキユムレータの鏡板とこの
アキユムレータを密閉容器に接続する曲管とから
なる振動率の共振周波数をきわめて簡単な手段に
より振動の小さい周波数域へ移行し、アキユムレ
ータから発生する騒音、振動が低減できる。
アキユムレータを密閉容器に接続する曲管とから
なる振動率の共振周波数をきわめて簡単な手段に
より振動の小さい周波数域へ移行し、アキユムレ
ータから発生する騒音、振動が低減できる。
実施例の説明
以下、本発明の一実施例を第2図について説明
する。
する。
第2図において、1ないし12は第1図と同じ
ものを示しており、説明を省略する。本発明の特
徴は、アキユムレータ7の鏡板に階段状の絞り1
4を中心から同心円状に設けた点にある。この絞
り14の径、および深さを適当に設定することに
よつて鏡板10と曲管11との結合部における振
動の共振周波数を振動の大きい特定の周波数域か
ら移動させることができ、その結果、騒音を減少
させることができる。
ものを示しており、説明を省略する。本発明の特
徴は、アキユムレータ7の鏡板に階段状の絞り1
4を中心から同心円状に設けた点にある。この絞
り14の径、および深さを適当に設定することに
よつて鏡板10と曲管11との結合部における振
動の共振周波数を振動の大きい特定の周波数域か
ら移動させることができ、その結果、騒音を減少
させることができる。
第3図は出力500W〜1500Wの電動圧縮機を収
容した密閉容器1に外径75mm、板厚2mmの鋼管に
よつて形成されたアキユムレータを第2図示のよ
うに固定し、これを外径14mm、板厚1mmの鋼管に
よつて形成した曲管11によつて結合して振動系
を構成し、さらにアキユムレータ7の鏡板10
に、直径20mm、深4mmの絞り14を曲管11の貫
通部を中心にして同心円状に設け、密閉容器1の
吸入口9付近に密閉容器の軸に対して直角に半径
方向に加振をした場合の、加振方向と同一方向の
アキユムレータ側壁の振動応答特性を示すグラフ
である。この図は縦軸に振動応答レベル(加速
度/力)を示し、横軸に周波数を示している。ま
た同図において実線は鏡板10に絞り14を設け
た本発明の振動系の特性であり、点線は絞り14
のない従来の振動系を示している。
容した密閉容器1に外径75mm、板厚2mmの鋼管に
よつて形成されたアキユムレータを第2図示のよ
うに固定し、これを外径14mm、板厚1mmの鋼管に
よつて形成した曲管11によつて結合して振動系
を構成し、さらにアキユムレータ7の鏡板10
に、直径20mm、深4mmの絞り14を曲管11の貫
通部を中心にして同心円状に設け、密閉容器1の
吸入口9付近に密閉容器の軸に対して直角に半径
方向に加振をした場合の、加振方向と同一方向の
アキユムレータ側壁の振動応答特性を示すグラフ
である。この図は縦軸に振動応答レベル(加速
度/力)を示し、横軸に周波数を示している。ま
た同図において実線は鏡板10に絞り14を設け
た本発明の振動系の特性であり、点線は絞り14
のない従来の振動系を示している。
この振動応答特性において、800〜1500Hzの周
波数域および2500Hz〜3500Hzの周波数域は、電動
圧縮機50Hzまたは60Hzの電動周波数で運転した場
合に発生する加振力の500Hz以上の高周波成分で、
特に振動の大きい周波数域であり、騒音発生の原
因として重要視されている部分である。
波数域および2500Hz〜3500Hzの周波数域は、電動
圧縮機50Hzまたは60Hzの電動周波数で運転した場
合に発生する加振力の500Hz以上の高周波成分で、
特に振動の大きい周波数域であり、騒音発生の原
因として重要視されている部分である。
そして本発明(実線)においては、この周波数
域の部分において振動応答レベルが総体的に低下
しており、かつ、振動応答レベルの高い部分、す
なわち共振する部分が他の周波数域(1800Hz付
近)に移動していることがわかる。
域の部分において振動応答レベルが総体的に低下
しており、かつ、振動応答レベルの高い部分、す
なわち共振する部分が他の周波数域(1800Hz付
近)に移動していることがわかる。
第4図は密閉型電動圧縮機の騒音周波数特性を
示すグラフで、本発明(実線)の電動圧縮機は、
従来(点線)の電動圧縮機に比して周波数1250Hz
付近で音圧レベルが低下していることがわかる。
示すグラフで、本発明(実線)の電動圧縮機は、
従来(点線)の電動圧縮機に比して周波数1250Hz
付近で音圧レベルが低下していることがわかる。
発明の効果
以上の説明から明らかなように本発明は、アキ
ユムレータの鏡板に中心から同心円状に階段状の
絞りを設けたもので、前記階段状の絞りにより、
圧縮機を駆動したとき、アキユムレータに発生す
る振動の共振周波数が振動の大きい周波数域から
振動の小さい周波数域に移行するため、騒音の低
減化がはかれ、しかも構成が簡単となる効果を奏
する。
ユムレータの鏡板に中心から同心円状に階段状の
絞りを設けたもので、前記階段状の絞りにより、
圧縮機を駆動したとき、アキユムレータに発生す
る振動の共振周波数が振動の大きい周波数域から
振動の小さい周波数域に移行するため、騒音の低
減化がはかれ、しかも構成が簡単となる効果を奏
する。
第1図は従来の密閉型電動圧縮機の縦断面図、
第2図は本発明の一実施例における騒音減衰装置
を備えた密閉型電動圧縮機の縦断面図、第3図は
同圧縮機におけるアキユムレータの振動応答特性
を示すグラフ、第4図は同密閉型電動圧縮機の周
波数と騒音との関係を示すグラフである。 1……密閉容器、2……固定子、3……コイ
ル、4……回転子、5……圧縮機構、6……駆動
軸、7……アキユムレータ、8……支持具、9…
…吸込口、10……鏡板、11……曲管、12…
…吐出管、14……絞り。
第2図は本発明の一実施例における騒音減衰装置
を備えた密閉型電動圧縮機の縦断面図、第3図は
同圧縮機におけるアキユムレータの振動応答特性
を示すグラフ、第4図は同密閉型電動圧縮機の周
波数と騒音との関係を示すグラフである。 1……密閉容器、2……固定子、3……コイ
ル、4……回転子、5……圧縮機構、6……駆動
軸、7……アキユムレータ、8……支持具、9…
…吸込口、10……鏡板、11……曲管、12…
…吐出管、14……絞り。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 密閉容器の内部に電動機およびこれと一体に
結合された圧縮機構を収容し、前記密閉容器と並
列に配置されたアキユムレータを前記密閉容器に
よつて支持するとともに、前記アキユムレータの
底部の鏡板に設けた冷媒の出口を前記密閉容器の
冷媒の吸込口と曲管によつて連結し、さらに前記
アキユムレータの鏡板に、前記曲管の貫通部を中
心として同心円状に階段状の絞りを設けた密閉型
電動圧縮機の騒音減衰装置。 2 電動圧縮機の駆動時にアキユムレータに発生
する振動の共振周波数が振動の大きい周波数域か
ら振動の小さい周波数域に移行するよう、階段状
に絞りの径および深さを設定した特許請求の範囲
第1項に記載の密閉型電動圧縮機の騒音減衰装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23820783A JPS60129575A (ja) | 1983-12-16 | 1983-12-16 | 密閉型電動圧縮機の騒音減衰装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23820783A JPS60129575A (ja) | 1983-12-16 | 1983-12-16 | 密閉型電動圧縮機の騒音減衰装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60129575A JPS60129575A (ja) | 1985-07-10 |
JPH0113024B2 true JPH0113024B2 (ja) | 1989-03-03 |
Family
ID=17026739
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23820783A Granted JPS60129575A (ja) | 1983-12-16 | 1983-12-16 | 密閉型電動圧縮機の騒音減衰装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60129575A (ja) |
-
1983
- 1983-12-16 JP JP23820783A patent/JPS60129575A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60129575A (ja) | 1985-07-10 |
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